JPH0225142Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0225142Y2
JPH0225142Y2 JP1984198703U JP19870384U JPH0225142Y2 JP H0225142 Y2 JPH0225142 Y2 JP H0225142Y2 JP 1984198703 U JP1984198703 U JP 1984198703U JP 19870384 U JP19870384 U JP 19870384U JP H0225142 Y2 JPH0225142 Y2 JP H0225142Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable
fixed
frames
pair
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984198703U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61115934U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984198703U priority Critical patent/JPH0225142Y2/ja
Publication of JPS61115934U publication Critical patent/JPS61115934U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0225142Y2 publication Critical patent/JPH0225142Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は物体の重量を測定する際に使用される
台秤装置に関するものである。
「従来の技術」 第11図イ,ロは、従来の台秤装置の構成を示
す図であり、これらの図において、1は枠体1a
〜1dを略ロ字状に配して構成された固定側枠組
であり、枠体1a,1bの各端部に各々取り付けら
れた支持脚2,…によつて支持されている。一
方、3は固定側枠組1の上方に配置された可動側
枠組であり、枠組3a,3dを略ロ字状に配して
構成されている。この可動側枠組3上には緩衝用
の弾性部材4,…を介して計量皿5が載置されて
いる。前記枠体1cと1dの間及び枠体3cと3
dの間には各々板体6及び7が設けられており、
これらの板体6と7との間にはロードセル8が設
けられている。そして、被計量物を計量皿5上に
載置すると、その被計量物の重量に対応した量だ
けロードセル8が歪み、この歪みをロードセル8
に設けられたストレンゲージによつて検出するこ
とにより被計量物の重量が測定されるようになつ
ている。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、上述した従来の台秤装置は、固定側
枠組1及び可動側枠組3が略ロ字状の枠組を用い
た構造であつたので次のような欠点があつた。
枠組1及び3が各々枠体1a〜1d及び3a
〜3dによつて構成されているため部品点数が
多く、したがつて台秤装置全体の重量が大であ
り設置時及び設置場所の変更時における移動が
不便である。
枠組1及び3を作製する過程において、溶接
を施す箇所が多いため製作工程が煩雑であり、
したがつて製作コストが高く、製品が高価とな
つてしまう。
枠組1,3は略ロ字状に組まれて構成されて
いるため撓む余地が少なく、例えば計量皿5の
四隅の一箇所に衝撃的な荷重が作用した場合ま
たは計量皿5の中央部に衝撃的な荷重が作用し
た場合、枠組1,3が撓んで衝撃荷重を吸収す
るいわゆる緩衝効果が有効に作用しないため、
これに起因してロードセル8が破壊してしまう
恐れがある。
本考案は上述した事情に鑑みてなされたもの
で、部品点数を最小限に抑え、簡単かつ安価な構
成で、外部からロードセルに伝達される衝撃荷重
を有効に緩和し得る構造の台秤装置を提供するこ
とを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 本考案は、両端部に各々取り付けられた支持脚
によつて各々水平に支持された一対の固定フレー
ムと、前記一対の固定フレームの各中央部を相互
に連結する固定連結部材と、前記一対の固定フレ
ームの上方に配置され各端部が自由端となつてい
るとともに、これら自由端付近に皿受部材を設け
た一対の可動フレームと、前記一対の可動フレー
ムの各中央部を相互に連結する可動連結部材と、
一端部が前記固定連結部材に取り付けられると共
に他端部が前記可動連結部材に取り付けられたロ
ードセルと、前記皿受部材を介して前記一対の可
動フレーム上に載置された計量皿とを具備し、前
記可動フレームおよび固定フレームを上下対称の
断面形状を有する中空材で構成したことを特徴と
している。
「作用」 一対の固定フレーム及び固定連結部材によつて
ロードセルの一端部が支持されていると共に、一
対の可動フレーム及び可動連結部材によつて計量
皿に加わる荷重がロードセルの他端部へ伝達され
る。この場合、各可動フレーム及び各固定フレー
ムの各端部が自由端となつていて、いわゆる片持
ばり構造となつており、さらに各フレームが上下
対称の断面形状を有する中空材から成る事から、
計量皿の端部に上方から衝撃荷重が作用した場
合、各可動フレームが効率的に撓む事によりロー
ドセルへ伝達される衝撃荷重が充分に緩和され、
さらに、計量皿の中央部に上方から衝撃荷重が作
用した場合、各固定フレームが撓む事によりロー
ドセルに作用する衝撃荷重が充分に緩和される。
「実施例」 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図〜第3図は本考案の一実施例の構成を示
す図である。これらの図において、10a,10
bは断面ロ字状の同一長さ寸法のパイプ材によつ
て構成される一対の固定フレームであり、互いに
中央部が平行となるように配置されている。各固
定フレーム10a,10bは、各々両端部が円弧
状に直角に折り曲げられて略コ字状をなしてい
る。また、各固定フレーム10a,10bの各端
面にはゴムキヤツプ11が取り付けられていると
共に支持ナツト12,…が各々溶接によつて固着
されており、各支持ナツト12の雌ねじ孔には支
持脚14の雄ねじが形成された脚軸14aが各々
ねじ込まれている。そして、支持脚14を回すこ
とにより固定フレーム10a,10bの高さ及び
傾きが調整できるようになつている(第3図参
照)。固定フレーム10a,10bはそれらの中
央部の間に溶接によつて取り付けられた固定連結
部材16によつて相互に連結されている。固定連
結部材16は水平板部16aと垂直板16bとか
らなるL字状の板体によつて構成されており、垂
直板部16bはその上部の幅寸法が狭くなるよう
に略凸字状に形成されている。この垂直板部16
bにはロードセル18の固定側(支点側)端部1
8aがボルト20,…によつて固定されており、
水平板部16aがロードセル18の下面を保護す
るカバーとしての機能を有している。また、固定
フレーム10a,10bの下面には板体によつて
構成されるカバー21(第3図参照)が取り付け
られている。一方、固定フレーム10a,10b
の上方には固定フレーム10a,10bと同様に
断面ロ字状の同一寸法のパイプ材を各々コ字状に
折り曲げてなる一対の可動フレーム22a,22
bが配置されており、これらの可動フレーム22
a,22bはそれらの中央部の間に溶接によつて
取り付けられた可動連結部材24によつて相互に
連結されている。可動連結部材24は前記固定連
結部材16と同様に水平板部24aと垂直板部2
4bとからなるL字状の板体によつて構成されて
おり、その垂直板部24bには前記ロードセル8
の可動側(荷重側)端部8bがボルト20,…に
よつて固定されており、水平板部24aがロード
セル18の上面を保護するカバーとしての機能を
有している。この場合、第2図に示すように可動
連結部材24の水平方向の幅寸法laは固定連結部
材16の幅寸法lbよりも小となつており、その幅
寸法の差分だけ各可動フレーム22a,22bが
各固定フレーム10a,10bの上方よりも内方
へずれて配置されている。このずれを利用して各
可動フレーム22a,22bにはストツパー26
が各々設けられている。このストツパー26は可
動フレーム22a,22bの各外側面に溶接によ
つて固着されたナツト26aと、このナツト26
aの雌ねじ孔にねじ込まれた調整螺子26bとか
ら構成されている。そして、この調整螺子26b
の下端が固定フレーム10a,10bの各上端面
に当接する位置で可動フレーム22a,22bの
下方への移動が規制されロードセル18を過秤量
から保護するようになつており、調整螺子26b
を回動することにより、前記可動フレーム22
a,22bの下方への移動可能な範囲を調整する
ことができるようになつている。また、各可動フ
レーム22a,22bの上面には、その両端部と
中央部の3箇所に緩衝用のゴム板28,…が各々
取り付けられており、これらのゴム板28,…を
介して計量皿30が載置されている。さらに、各
可動フレーム22,22bの両端部には、緩衝用
のゴムブロツク32が各々設けられている。この
場合、本実施例においては第4図イに示すように
してゴムブロツク32が設けられている。この図
において、ゴムブロツク32はその一部が可動フ
レーム22a,22bの端部の開口部に嵌入され
ており、その上面及び側面が計量皿30の四隅の
コーナー部の内側面に当接している。また、各ゴ
ムブロツク32にはブツシユ33が埋め込まれ、
各計量皿30のブツシユ33に対応した箇所には
丸孔30aが形成され、そして、計量皿30の外
方から丸孔30aの径より細い螺子34がブツシ
ユ33にねじ込まれている。これにより、ゴムブ
ロツク32は緩衝材としての機能を担うと共に可
動フレーム22a,22bの中空部への水分の侵
入を防止する防錆用の蓋体としての機能を担つて
いる。また、可動フレーム22a,22bの各端
部に設けたゴムブロツク32およびゴム板28で
計量皿30を支持するので、計量皿30に印加さ
れた衝撃を可動フレーム22a,22bの撓みに
より効果的に緩衝させることができる。また、ロ
ードセル18を支持する固定フレーム10a,1
0bにあつても、各端部近傍に支持脚14を取り
付けたので、衝撃に対して固定フレーム10a,
10bが有効に撓み、緩衝効果を得ることができ
る。
前記固定フレーム10aの外側面には、L字状
の取付板36の垂直板部が溶接によつて取り付け
られ、この取付板36の水平板部の先端部には、
表示部ケース38が螺子によつて取り付けられて
いる。表示部ケース38にはロードセル18から
ケーブル40(第2図参照)によつて導かれて供
給される信号にもとずいて表示器42に重量を表
示させる表示器駆動回路基板44が収納されてい
ると共にこの駆動回路をオン・オフするスイツチ
のレバー46が突出して設けられている。そし
て、計量皿30の表示部ケース38を覆う部分に
は表示器42の表示を外部から目視することがで
きるように開口部30b(第3図参照)が形成さ
れており、この部分に表示窓48が取り付けられ
ている。また、計量皿30の前記表示部ケース3
8を覆う部分の側面にはレバー46が挿通される
孔30cが形成されており、この孔30cから突
出したレバー46を覆うと共に、計量皿30の下
端縁を覆うゴムカバー50が取り付けられてい
る。さらに、表示部ケース38の前下部には凹部
38aが設けてられており、持ち運ぶ際に手を差
し込んで取つ手とすることができるようになつて
いる。
次に、上述した一実施例の各部の変形例につい
て説明する。まず、可動フレーム22a,22b
の各端部にゴムブロツク32を介して計量皿30
を取り付ける部分の構成としては前述した第4図
イに示すもの以外に第4図ロ〜ニに示すいずれの
構造でもよい。第4図ロ及びハにおける符号34
aは螺子34がねじ込まれている係止部材であ
り、第4図ニにおける符号32aはゴムブロツク
32と別に設けられたゴム材であり、33は円筒
状のスペーサである。これらの図に示すように、
要するに計量皿30に対して横方向のいずれの方
向から衝撃が加わつた場合においても、この衝撃
を効果的に緩衝する構造であればいずれの構造で
も構わない。
固定フレーム10a,10b及び可動フレーム
22a,22bの断面形状はロ字状に限らず、例
えば円環状等でもよい。すなわち、これらのフレ
ームは、上下対称であれば、いかなる形状であつ
てもよい。この場合、各フレームの上下面のうち
の一方に引張応力がかかり、他方に圧縮応力がか
る。フレームの断面形状が上下対称であれば、こ
れら引張応力および圧縮応力の絶対値が等しい。
ところで、一般的に金属構造材料の許容引張応力
σTと許容圧縮応力σCは、前者に対する後者の比と
して、1.4倍程度の比較的近い比にあるため、許
容引張応力σTと許容圧縮応力σCの絶対値が等しい
事は両者に対して許容応力に近い材料強度を選定
でき、それだけたわみ量を大きくすることができ
る。すなわち、ロードセル18に対して顕著な緩
衝効果を与える事ができる。また、中空材を採用
することによつて、所定の材料強度を得るための
重量比を小さくでき、それだけ軽量かつ安価な秤
を実現できる。その具体例を第14図を参照して
説明する。同図ロの様な断面形状は鋳物などに見
られるが、この場合には中立軸Zが上端面側に極
端に近くなり、最大許容引張応力σTと最大許容圧
縮応力σCの比がアンバランスとなる。従つて、引
張応力または圧縮応力の一方が許容応力のぎりぎ
りの値であつても他方は余裕がありすぎ、たわみ
量が小さく緩衝効果が得にくい。このため、図示
の寸法bを減らして行けば、実際の許容引張応
力、圧縮応力に合わせた最大許容引張応力σTおよ
び最大許容圧縮応力σCを設定する事が可能となる
が、その場合ほとんど同図ハの様な形状に近くな
り、所定の強度を得るために重量比を増加する
か、あるいは寸法hを極端に大きくしたければな
らない。従て、同図ハに示すフレームを使用する
と、秤の重量が不必要に増大し、あるいは秤の高
さが不必要に高くなり、きわめて不便である。し
たがつて、上下対称の断面形状を有する中空部材
をフレームに使用することがきわめて好適である
ことが判る。また、その外観形状は第5図イ〜ハ
に示すいずれの形状でもよい。要は中央部が固定
連結部材16及び可動連結部材24によつて連結
され、各端部が自由端となつて片持ばり構造とな
り、可動フレーム22a,22bの自由端および
固定フレーム10a,10bの自由端が過秤量に
よつてたわんだ際にそれぞれの対応する自由端に
設けられたストツパーが過負荷で差動するように
なつていればいずれの形状でもよい。
固定連結部材16及び可動連結部材24の形状
はL字状に限らず第6図イ及びロに示すように垂
直板部16c,24cを設けてコ字状としてもよ
い。このようにすることにより、ロードセル18
に対する防水(防滴)・防塵効果が一段と向上す
る。また、固定連結部材16、可動連結部材24
をL字状またはコ字状に形成してロードセル8を
取り付けたので、固定フレーム10a,10bと
可動フレーム22a,22bの前記固定連結部材
16、可動連結部材24の水平板部近傍が補強さ
れる。さらに、第12図に示すように、フレーム
の連結部材によつて補強されない部分の長さlS
等しくしたため、フレームの強度が何れの端にお
いても適切に設定でき、同一の重量の対して等し
い撓みを得ることができるとともにロードセル1
8の緩衝に対しても効果的な撓みを得ることがで
きる。すなわち、計量皿30のいずれのコーナー
の偏重量に対しても、等しくロードセル18を保
護することができるとともに、正確な荷重の検出
が行われる。ロードセル18に対する防水・防塵
がさほど必要ない場合においては、第7図イ及び
ロに示すように水平板部16a,24aを省略し
てもよい。第7図ロのフレームの敷設方向におけ
る断面図を第13図に示す。この図において、フ
レームの連結部材によつて補強されない部分の長
さは、lS1およびlS2となつているが、斜めに対向
する該部分の長さを等しくしたため、第12図と
同様の効果が得られる。
支持脚14の取り付け位置は第8図に示すよう
に固定フレーム10a,10bの端面近傍の側面
に取り付けてもよい。そして、固定フレーム10
a,10bの中空部内面の防錆用の固定フレーム
10a,10bの各端面をゴムキヤツプ52で塞
ぐようにしてもよい。また、第8図ロに示すよう
に固定フレーム10a,10bの各端面に、これ
らの端面と同じ大きさの支持ナツト12を溶接に
よつて固定して塞いでもよい。逆に防錆を行う必
要がない場合で、台秤装置の精度が低い場合にお
いては、第9図に示すように単に固定脚54を取
り付けるように構成してもよい。
各固定フレーム10a,10b、可動フレーム
22a,22bはパイプ材の曲げ加工によつて作
製する以外に、第10図に示すように別々のパイ
プ材56a〜56cを溶接によつて接合して作製
することも勿論可能である。
上述した実施例によれば、固定フレーム10
a,10bと可動フレーム22a,22bが中空
のパイプ材の曲げ加工のみによつて構成されてい
る共に、各固定フレーム10a,10b相互間及
び各可動フレーム22a,22b相互間が各々一
枚の固定連結板16及び可動連結板24のみによ
つて連結されている、固定フレーム10a,1
0bと可動フレーム22a,22bを略同一形状
のコ字状とすることにより固定連結板16の幅寸
法lb及び可動連結板24の幅寸法laをロードセル
18を取り付けるために必要な最小限の寸法とし
ている、固定連結板16及び可動連結板24が
連結材としての機能のみならずロードセル18の
上下面を保護するカバーとしての機能を兼備して
いる、ゴムブロツク32が緩衝材と蓋体を兼ね
ている、固定フレーム10a,10bに対して
可動フレーム22a,22bを内方へずらして配
置したため、固定フレーム10a,10bの上面
がストツパー26の当て板の役割を担つている、
などの理由により、部品点数、溶接箇所及び組立
用の螺子類の削減が図られ、また各部品の形状が
簡素化される。これにより、各部品の製造工程に
おける各種加工作業及び部品管理が簡略化され、
また製品の組み立て時における溶接作業や螺子止
め作業が簡略化され、さらに、製品の軽量化が図
られて、この結果、製造コストの低減化を図りつ
つ軽量化が図られる。また、可動フレーム22
a,22bの各端部が自由端となつており、片持
ばり構造となつているため、計量皿30の四隅の
コーナー部に上方から衝撃荷重が作用した際に各
可動フレーム22a,22bが撓むことにより、
ロードセル18へ伝達される衝撃荷重が充分に緩
和され、同様に、固定フレーム10a,10bの
各端部が支持脚14によつて各々独立して支持さ
れているため、計量皿30の中央部に上方から衝
撃荷重が作用した際に各固定フレーム10a,1
0bがに撓むことにより、ロードセル18に作用
する衝撃荷重が充分に緩和される。
また、可動フレーム22a,22bは上述のよ
うに各端部が曲げられており計量皿30の中心部
から四方へ広がつているため、計量皿30を効果
的に保持し固定連結部材16と可動連結部材24
の幅を狭くすることができ、したがつて、従来の
ように、重い被計量物を計量する際に計量皿が変
形してしまうことを防ぐために計量皿を厚板で構
成したり、計量皿の下面に補強フレームを配置す
る必要がなくなり、各構成部品の板厚も薄くする
ことができ、このことからも製造コストの低減化
と軽量化が図られる。
さらに、計量皿30の裏面の保持面積を増やし
たい場合は、ゴム板28を可動フレーム22a,
22bのみならず可動連結板24の上面にも取り
付ければより効果的に保持することができる。
加えて、各可動フレーム22a,22bの各端
部と計量皿30との間にゴムブロツク32が介在
しているので、計量皿30に横方向から加えられ
る衝撃に対しても充分な緩衝効果が得られ、ま
た、計量皿30の内部空間が充分に確保できるの
で、上述した表示部ケース38以外にも電源装置
や、プリンタ装置などのオプシヨン類も収納する
ことが可能となり、この場合、計量皿30の内部
は防滴・防水効果が大であるから、別途オプシヨ
ン類の保護ケースを設ける必要がない。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案によれば、両端部
に各々取り付けられた支持脚によつて各々水平に
支持された一対の固定フレームと、前記一対の固
定フレームの各中央部を相互に連結する固定連結
部材と、前記一対の固定フレームの上方に配置さ
れ各端部が自由端となつているとともに、これら
自由端付近に皿受部材を設けた一対の可動フレー
ムと、前記一対の可動フレームの各中央部を相互
に連結する可動連結部材と、一端部が前記固定連
結部材に取り付けられると共に他端部が前記可動
連結部材に取り付けられたロードセルと、前記皿
受部材を介して前記一対の可動フレーム上に載置
された計量皿とを設けたので、部品点数を最小限
に抑え、簡単かつ安価な構成で、外部からロード
セルに伝達される衝撃荷重を有効に緩和すること
ができる。さらに、本願は、前記可動フレームお
よび固定フレームを上下対称の断面形状を有する
中空材で構成したので、計量皿の中央部および隅
部の衝撃に対しても十分な強度を確保するととも
に有効な弾性効果を得ることができ、また、高秤
量の台秤でも軽量になるので、台秤の移動が容易
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示す斜視
図、第2図イ及びロは同実施例の構成を示す一部
裁断平面図及び正面図、第3図は同実施例の構成
を示す側断面図、第4図イは同実施例におけるゴ
ムブロツク32の構成を示す一部裁断平面図、第
4図ロ〜ニはゴムブロツク32のその他の構成例
を示す一部裁断平面図、第5図イ〜ハは固定フレ
ーム10a,10b及び可動フレーム22a,2
2bのその他の構成例を示す平面図、第6図イ及
びロは固定連結板16及び可動連結板24のその
他の構成例を示す断面図、第7図イ,ロは固定連
結板16及び可動連結板24のその他の構成例を
示す斜視図、第8図イ及びロは支持脚14のその
他の取り付け例を示す一部裁断平面図、第9図は
支持脚14のその他の構成例を示す断面図、第1
0図は固定フレーム10a,10b及び可動フレ
ーム22a,22bのその他の構成例を示す平面
図、第11図イ及びロは従来の台秤装置の構成を
示す平面図及び側面図、第12図は固定連結板1
6および可動連結板24その他の構成例を示す断
面図、第13図は第7図ロの固定連結板16およ
び可動連結板24その他の断面図、第14図イ〜
ハは、各種のフレームの断面図である。 10a,10b……固定フレーム、14……支
持脚、16……固定連結部材、18……ロードセ
ル、22a,22b……可動フレーム、24……
可動連結部材、30……計量皿。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 両端部に各々取り付けられた支持脚によつて
    各々水平に支持された一対の固定フレームと、 前記一対の固定フレームの各中央部を相互に連
    結する固定連結部材と、 前記一対の固定フレームの上方に配置され各端
    部が自由端となつているとともに、これら自由端
    付近に皿受部材を設けた一対の可動フレームと、 前記一対の可動フレームの各中央部を相互に連
    結する可動連結部材と、 一端部が前記固定連結部材に取り付けられると
    共に他端部が前記可動連結部材に取り付けられた
    ロードセルと、 前記皿受部材を介して前記一対の可動フレーム
    上に載置された計量皿と を具備し、前記可動フレームおよび固定フレーム
    を上下対称の断面形状を有する中空材で構成した
    ことを特徴とする台秤装置。
JP1984198703U 1984-12-29 1984-12-29 Expired JPH0225142Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984198703U JPH0225142Y2 (ja) 1984-12-29 1984-12-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984198703U JPH0225142Y2 (ja) 1984-12-29 1984-12-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61115934U JPS61115934U (ja) 1986-07-22
JPH0225142Y2 true JPH0225142Y2 (ja) 1990-07-11

Family

ID=30757940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984198703U Expired JPH0225142Y2 (ja) 1984-12-29 1984-12-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0225142Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH079058Y2 (ja) * 1989-02-28 1995-03-06 株式会社寺岡精工 台秤装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59166143U (ja) * 1983-04-20 1984-11-07 株式会社 石田衡器製作所 電子秤

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61115934U (ja) 1986-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5510581A (en) Mass-produced flat multiple-beam load cell and scales incorporating it
JP2006284539A (ja) ロードセル及び秤
JPS6328249B2 (ja)
US20160138961A1 (en) Parallelogram Linkage Structure for a Scale
WO2002014807A1 (fr) Balance
US2901235A (en) Platform supporting structure for weighing scales
JP2012117909A (ja) 複合ロードセル秤
JPH025387Y2 (ja)
JPH0225142Y2 (ja)
US4261428A (en) Platform weighing apparatus
US4350218A (en) Weigh-platform, resting on load measuring support points
JPH025380Y2 (ja)
JPH0325149Y2 (ja)
JP5764402B2 (ja) 台秤
JP2507076Y2 (ja) バ−型秤
JPH0229179B2 (ja) Denshibakari
JPH0743619Y2 (ja) 過負荷防止計量システムを備えた秤
EP1275943B1 (en) Device for weighing a load
JPH0222653Y2 (ja)
KR20000055483A (ko) 전자저울용 로드셀
JPH0311710Y2 (ja)
JPS6316980Y2 (ja)
JPH059625Y2 (ja)
JPH0128430Y2 (ja)
JPH0524021Y2 (ja)