JPH0311604Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0311604Y2 JPH0311604Y2 JP1985192347U JP19234785U JPH0311604Y2 JP H0311604 Y2 JPH0311604 Y2 JP H0311604Y2 JP 1985192347 U JP1985192347 U JP 1985192347U JP 19234785 U JP19234785 U JP 19234785U JP H0311604 Y2 JPH0311604 Y2 JP H0311604Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner casing
- wall
- steamer
- stainless steel
- cooking chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 11
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 9
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Landscapes
- Cookers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案はスチームオーブントースタ等の蒸し器
に関するものである。
に関するものである。
従来の技術
従来のこの種の蒸し器は第4図に示すように調
理庫1を形成する内筐体2の側壁に、前記調理庫
1内に摺動自在に設けられた網体3を前記内筐体
2の側壁間で支持する網体支持金具4を前記調理
庫1外に蒸気が漏れないように密着して取付けて
いた。
理庫1を形成する内筐体2の側壁に、前記調理庫
1内に摺動自在に設けられた網体3を前記内筐体
2の側壁間で支持する網体支持金具4を前記調理
庫1外に蒸気が漏れないように密着して取付けて
いた。
考案が解決しようとする問題点
このような従来の構成では、調理庫1を形成す
る内筐体2の側壁に網体支持金具4を密着して取
付けているため、この密着部に生ずるわずかな隙
間から、蒸し調理によつて調理庫1内に生成する
水分中に含まれる塩素イオンの影響により、隙間
腐食が起こり、また、隙間内外の電位差により隙
間腐食が成長するといつた問題があつた。
る内筐体2の側壁に網体支持金具4を密着して取
付けているため、この密着部に生ずるわずかな隙
間から、蒸し調理によつて調理庫1内に生成する
水分中に含まれる塩素イオンの影響により、隙間
腐食が起こり、また、隙間内外の電位差により隙
間腐食が成長するといつた問題があつた。
本考案はこのような問題点を解決するもので、
調理庫を形成する内筐体の側壁に取付けた網体支
持金具の腐食を防止することができる蒸し器を提
供することを目的とするものである。
調理庫を形成する内筐体の側壁に取付けた網体支
持金具の腐食を防止することができる蒸し器を提
供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段
上記問題点を解決するために本考案は、調理庫
と、この調理庫を形成するステンレス材からなる
内筐体と、この内筐体の内側壁に取付けた断面コ
字状のステンレス材からなる網体支持金具とを備
え、前記網体支持金具と前記内筐体の内側壁との
間に前記内筐体の内側壁に露結した水滴が通り得
る最小の間隙を形成したものである。
と、この調理庫を形成するステンレス材からなる
内筐体と、この内筐体の内側壁に取付けた断面コ
字状のステンレス材からなる網体支持金具とを備
え、前記網体支持金具と前記内筐体の内側壁との
間に前記内筐体の内側壁に露結した水滴が通り得
る最小の間隙を形成したものである。
作 用
上記構成とすることにより、網体支持金具と内
筐体の内側壁との間に形成した間隙を水滴が通り
抜けるため、この部分に水滴が残るということは
なく、その結果、この部分に酸化物皮膜が形成さ
れて不動態化されるため、孔食や隙間腐食を確実
に防ぐことができるものである。
筐体の内側壁との間に形成した間隙を水滴が通り
抜けるため、この部分に水滴が残るということは
なく、その結果、この部分に酸化物皮膜が形成さ
れて不動態化されるため、孔食や隙間腐食を確実
に防ぐことができるものである。
実施例
以下、本考案の一実施例を添付図面にもとづい
て説明する。
て説明する。
第1図〜第3図において、5は調理庫、6は前
記調理5を形成するステンレス材からなる内筐
体、7は前記内筐体6の側壁に設けられ、かつ前
記調理庫5内に向けて突出した突出部で突出部の
高さは、内筐体6の側壁に露結した水滴が通り得
る最小の高さで約1mmから2mmに設定されてい
る。8はリンク金具9を介して扉体10と連結し
た網体で、この網体8は前記調理庫5内に摺動自
在に配設される。11は前記網体8を前記内筐体
6の側壁間で支持するための断面コ字状をなす網
体支持金具で、この網体支持金具11はステンレ
ス材よりなり、かつ前記突出部7上に接着により
取付けられている。12は蒸し器本体である。
記調理5を形成するステンレス材からなる内筐
体、7は前記内筐体6の側壁に設けられ、かつ前
記調理庫5内に向けて突出した突出部で突出部の
高さは、内筐体6の側壁に露結した水滴が通り得
る最小の高さで約1mmから2mmに設定されてい
る。8はリンク金具9を介して扉体10と連結し
た網体で、この網体8は前記調理庫5内に摺動自
在に配設される。11は前記網体8を前記内筐体
6の側壁間で支持するための断面コ字状をなす網
体支持金具で、この網体支持金具11はステンレ
ス材よりなり、かつ前記突出部7上に接着により
取付けられている。12は蒸し器本体である。
上記したような構成とすることにより、前記網
体支持金具11に接着面と前記内筐体6の内側壁
との間には前記突出部7が突き出ている分だけ間
隙13が形成されるため、この間隙13を、蒸し
調理により前記内筐体6の内側壁に露結した水滴
は通り抜ける。
体支持金具11に接着面と前記内筐体6の内側壁
との間には前記突出部7が突き出ている分だけ間
隙13が形成されるため、この間隙13を、蒸し
調理により前記内筐体6の内側壁に露結した水滴
は通り抜ける。
一般に孔食、隙間腐食等は水溶液中の塩素イオ
ンと酸化剤の存在により発生し、そのて金属表面
の状態等により成長を続ける。そこで、これらの
腐食を防止するにはいくつかの方法が考えられる
が、その一つの方法として、腐食が急激に停心す
る状態、すなわち不動態とすることが上げられ
る。
ンと酸化剤の存在により発生し、そのて金属表面
の状態等により成長を続ける。そこで、これらの
腐食を防止するにはいくつかの方法が考えられる
が、その一つの方法として、腐食が急激に停心す
る状態、すなわち不動態とすることが上げられ
る。
つまり、上記したように、網体支持金具11と
内筐体6の内側壁との間に、酸素が供給されると
ともに、水滴が通り得る間隙13を形成すること
により、前記内筐体6の内側には金属と酸素との
結合による酸化物皮膜ができ、不動態化される。
この酸化物は熱力学的には安定して存在できず、
水分が常時存在する場合は、液中に溶けて金属イ
オンとなるため、不動態はこわれる。しかし、本
考案の一実施例においては、水滴は通り抜け、そ
の部分が乾燥されるため、不動態はこわれず、そ
の結果、孔食、隙間腐食等を確実に防止すること
ができるものである。また突起部の高さを必要最
小限としているため、外観的にも突起が見えて見
苦しくなく、また庫内幅もできる限り小さくコン
パクトにできるものである。
内筐体6の内側壁との間に、酸素が供給されると
ともに、水滴が通り得る間隙13を形成すること
により、前記内筐体6の内側には金属と酸素との
結合による酸化物皮膜ができ、不動態化される。
この酸化物は熱力学的には安定して存在できず、
水分が常時存在する場合は、液中に溶けて金属イ
オンとなるため、不動態はこわれる。しかし、本
考案の一実施例においては、水滴は通り抜け、そ
の部分が乾燥されるため、不動態はこわれず、そ
の結果、孔食、隙間腐食等を確実に防止すること
ができるものである。また突起部の高さを必要最
小限としているため、外観的にも突起が見えて見
苦しくなく、また庫内幅もできる限り小さくコン
パクトにできるものである。
考案の効果
上記実施例から明らかなように本考案によれ
ば、調理庫と、この調理庫を形成するステンレス
材からなる内筐体と、この内筐体の内側壁に取付
けた断面コ字状のステンレス材からなる網体支持
金具とを備え、前記網体支持金具と前記内筐体の
内側壁との間に前記内筐体の内側壁に露結した水
滴が通り得る最小の間隙を形成しているため、こ
の間隙に酸素が供給され、かつ蒸し調理により前
記内筐体の内側壁に露結した水滴はこの間隙を通
り抜けることになり、その結果、内筐体の内側壁
には金属と酸素との結合による酸化物皮膜がで
き、腐食が急激に停止する状態、つまり不動態化
されるため、孔食や隙間腐食等を確実に防止する
ことができるものである。また突起部の高さを必
要最小限としているため、外観的にも突起が見え
て見苦しくなく、また庫内幅もできる限り小さく
コンパクトにできるものである。
ば、調理庫と、この調理庫を形成するステンレス
材からなる内筐体と、この内筐体の内側壁に取付
けた断面コ字状のステンレス材からなる網体支持
金具とを備え、前記網体支持金具と前記内筐体の
内側壁との間に前記内筐体の内側壁に露結した水
滴が通り得る最小の間隙を形成しているため、こ
の間隙に酸素が供給され、かつ蒸し調理により前
記内筐体の内側壁に露結した水滴はこの間隙を通
り抜けることになり、その結果、内筐体の内側壁
には金属と酸素との結合による酸化物皮膜がで
き、腐食が急激に停止する状態、つまり不動態化
されるため、孔食や隙間腐食等を確実に防止する
ことができるものである。また突起部の高さを必
要最小限としているため、外観的にも突起が見え
て見苦しくなく、また庫内幅もできる限り小さく
コンパクトにできるものである。
第1図は本考案の一実施例を示す蒸し器の要部
断面図、第2図は同蒸し器全体の縦断面図、第3
図は同蒸し器の全体斜視図、第4図は従来の蒸し
器の要部断面図である。 5……調理庫、6……内筐体、7……突出部、
11……網体支持金具、13……間隙。
断面図、第2図は同蒸し器全体の縦断面図、第3
図は同蒸し器の全体斜視図、第4図は従来の蒸し
器の要部断面図である。 5……調理庫、6……内筐体、7……突出部、
11……網体支持金具、13……間隙。
Claims (1)
- 調理庫と、この調理庫を形成するステンレス材
からなる内筐体と、この内筐体の内側壁に取付け
た断面コ字状のステンレス材からなる網体支持金
具とを備え、前記網体支持金具と前記内筐体の内
側壁との間に前記内筐体の内側壁に露結した水滴
が通り得る最小の間隙を形成した蒸し器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985192347U JPH0311604Y2 (ja) | 1985-12-13 | 1985-12-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985192347U JPH0311604Y2 (ja) | 1985-12-13 | 1985-12-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62100401U JPS62100401U (ja) | 1987-06-26 |
JPH0311604Y2 true JPH0311604Y2 (ja) | 1991-03-20 |
Family
ID=31147340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985192347U Expired JPH0311604Y2 (ja) | 1985-12-13 | 1985-12-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0311604Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2505316Y2 (ja) * | 1992-07-31 | 1996-07-31 | 株式会社マルゼン | スチ―ムコンベクションオ―ブンの棚受けレ―ル構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5621113B2 (ja) * | 1974-04-06 | 1981-05-18 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5621113U (ja) * | 1979-07-26 | 1981-02-25 |
-
1985
- 1985-12-13 JP JP1985192347U patent/JPH0311604Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5621113B2 (ja) * | 1974-04-06 | 1981-05-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62100401U (ja) | 1987-06-26 |
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