JPH03114708A - 多層パリソンの押出成形装置 - Google Patents
多層パリソンの押出成形装置Info
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- JPH03114708A JPH03114708A JP1255991A JP25599189A JPH03114708A JP H03114708 A JPH03114708 A JP H03114708A JP 1255991 A JP1255991 A JP 1255991A JP 25599189 A JP25599189 A JP 25599189A JP H03114708 A JPH03114708 A JP H03114708A
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Landscapes
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、複数の樹脂層が積層された多層パリソンを押
出成形するための押出成形装置に関するものである。
出成形するための押出成形装置に関するものである。
(従来の技術)
一般に、樹脂製の中空容器は、成形型に挿入されたパリ
ソン内に加圧気体を吹込んで成形するブロー成形により
形成することが行われているが、このブロー成形におい
ては、単一の樹脂では足りない特性を補うために複数の
樹脂層を積層してなる多層パリソンが用いられることが
ある。例えば、高密度ポリエチレンからなる燃料タンク
の場合、タンク内のガソリンが外部にしみ出てくるとい
うガソリン透過の問題があるため、高密度ポリエチレン
からなる主材樹脂層にガソリンが透過しないナイロン樹
脂からなる副材樹脂層としてのバリヤ樹脂層を接着剤層
により接着してなる多層パリソンでタンクをブロー成形
し、タンク壁部が内側から順に主材樹脂層、接着剤層、
バリヤ樹脂層、接着剤層および主材樹脂層の3種5層に
より構成されるようにしている(特開昭58−2207
38号公報等参照)。
ソン内に加圧気体を吹込んで成形するブロー成形により
形成することが行われているが、このブロー成形におい
ては、単一の樹脂では足りない特性を補うために複数の
樹脂層を積層してなる多層パリソンが用いられることが
ある。例えば、高密度ポリエチレンからなる燃料タンク
の場合、タンク内のガソリンが外部にしみ出てくるとい
うガソリン透過の問題があるため、高密度ポリエチレン
からなる主材樹脂層にガソリンが透過しないナイロン樹
脂からなる副材樹脂層としてのバリヤ樹脂層を接着剤層
により接着してなる多層パリソンでタンクをブロー成形
し、タンク壁部が内側から順に主材樹脂層、接着剤層、
バリヤ樹脂層、接着剤層および主材樹脂層の3種5層に
より構成されるようにしている(特開昭58−2207
38号公報等参照)。
一方、上述の如き多層パリソンを押出成形するだめの押
出成形装置としては、例えば特公昭52−37026号
および特公昭55−39448号公報に開示されるよう
に、ヘッド内に、押出機がら押出された樹脂が各々流通
する複数の環状の樹脂通路を同心状に形成するとともに
、該各樹脂通路内の樹脂を押出すリングピストン等から
なる加圧手段を配設してなるものが知られている。
出成形装置としては、例えば特公昭52−37026号
および特公昭55−39448号公報に開示されるよう
に、ヘッド内に、押出機がら押出された樹脂が各々流通
する複数の環状の樹脂通路を同心状に形成するとともに
、該各樹脂通路内の樹脂を押出すリングピストン等から
なる加圧手段を配設してなるものが知られている。
(発明が解決しようとする課題)
ところで、上記のような多層パリソンを用いてブロー成
形する場合、多層パリソンの上下両端部および周方向の
一部分は、通常、それぞれ成形型の閉じ面に挾まれて相
互に接若することによりピンチオフ部を構成することに
なるが、このピンチオフ部は、主材樹脂(高密度ポリエ
チレン等)とバリヤ樹脂(ナイロン樹脂等)とが層状と
なり、かつバリヤ樹脂が外方に露出するため、特に低温
時においてこの露出部にクラックが生じゃすく、接合強
度が不十分であるという問題がある。また、上記ピンチ
オフ部のパリ廃材は資源の有効利用および製造コストの
低減化を図る等の観点がら再生材としてリサイクルする
のが望ましいが、このパリ廃材に主材樹脂とバリヤ樹脂
の2種類が混在しているので、再生利用が困難であると
いう問題があった。
形する場合、多層パリソンの上下両端部および周方向の
一部分は、通常、それぞれ成形型の閉じ面に挾まれて相
互に接若することによりピンチオフ部を構成することに
なるが、このピンチオフ部は、主材樹脂(高密度ポリエ
チレン等)とバリヤ樹脂(ナイロン樹脂等)とが層状と
なり、かつバリヤ樹脂が外方に露出するため、特に低温
時においてこの露出部にクラックが生じゃすく、接合強
度が不十分であるという問題がある。また、上記ピンチ
オフ部のパリ廃材は資源の有効利用および製造コストの
低減化を図る等の観点がら再生材としてリサイクルする
のが望ましいが、このパリ廃材に主材樹脂とバリヤ樹脂
の2種類が混在しているので、再生利用が困難であると
いう問題があった。
ソコで、このような問題点を解決するための手段として
、上記記載の特公昭55−39448号公報においては
、多層パリソンを押出成形するに当り、パリソンのピン
チオフ部に対応する部分では、バリヤ樹脂の樹脂通路か
らの押出しを停止し、主材樹脂のみを押出して形成する
ことが開示されている。そして、通常、上記樹脂の押出
しは、例えば特開昭62−284721号公報に開示さ
れているように、押出圧力を管理することによりコント
ロールされている。しかし、この押出圧力を管理するや
り方では、設定圧力をかけても、例えば樹脂の温度が変
化すると所期の目的とする設定圧力が発生せず、バリヤ
樹脂の樹脂通路がらの押出しを確実に停止させることが
できないという問題があった。
、上記記載の特公昭55−39448号公報においては
、多層パリソンを押出成形するに当り、パリソンのピン
チオフ部に対応する部分では、バリヤ樹脂の樹脂通路か
らの押出しを停止し、主材樹脂のみを押出して形成する
ことが開示されている。そして、通常、上記樹脂の押出
しは、例えば特開昭62−284721号公報に開示さ
れているように、押出圧力を管理することによりコント
ロールされている。しかし、この押出圧力を管理するや
り方では、設定圧力をかけても、例えば樹脂の温度が変
化すると所期の目的とする設定圧力が発生せず、バリヤ
樹脂の樹脂通路がらの押出しを確実に停止させることが
できないという問題があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、特に、パリソンの周方向におけるピ
ンチオフ部に対応する部位にバリヤ樹脂層のない多層パ
リソンを確実に押出成形することかできる押出成形装置
を提供し、もって、多層パリソンをブロー成形して形成
される樹脂製の中空容器におけるピンチオフ部の接合強
度の向上およびパリ廃材の再生利用を可能とするもので
ある。
的とするところは、特に、パリソンの周方向におけるピ
ンチオフ部に対応する部位にバリヤ樹脂層のない多層パ
リソンを確実に押出成形することかできる押出成形装置
を提供し、もって、多層パリソンをブロー成形して形成
される樹脂製の中空容器におけるピンチオフ部の接合強
度の向上およびパリ廃材の再生利用を可能とするもので
ある。
(課題を解決するための手段)
上記の目的を達成するため、本発明の解決手段は、パリ
ソンの周方向におけるピンチオフ部に対応する部位にバ
リヤ樹脂層のない多層パリソンを押出成形する押出成形
装置として、パリソンの内外層を形成する主材樹脂が流
通する環状の第1樹脂通路と、上記主材樹脂の内外層間
に押出されるバリヤ樹脂が流通する環状の第2樹脂通路
とを設ける。さらに、上記第1樹脂通路に主材樹脂を押
出す第1押出手段と、上記第2樹脂通路にバリヤ樹脂を
押出す第2押出手段とを設ける。また、該第2押出手段
と上記第2樹脂通路とを接続する供給通路に通路開閉手
段を介設するようにする。
ソンの周方向におけるピンチオフ部に対応する部位にバ
リヤ樹脂層のない多層パリソンを押出成形する押出成形
装置として、パリソンの内外層を形成する主材樹脂が流
通する環状の第1樹脂通路と、上記主材樹脂の内外層間
に押出されるバリヤ樹脂が流通する環状の第2樹脂通路
とを設ける。さらに、上記第1樹脂通路に主材樹脂を押
出す第1押出手段と、上記第2樹脂通路にバリヤ樹脂を
押出す第2押出手段とを設ける。また、該第2押出手段
と上記第2樹脂通路とを接続する供給通路に通路開閉手
段を介設するようにする。
(作用)
上記の構成により、本発明では、パリソンの内外層を形
成する主材樹脂が環状の第1樹脂通路に第1押出手段に
より押出され、かつバリヤ樹脂が環状の第2樹脂通路に
第2押出手段により上記主材樹脂の内外層間に押出され
る。そして、上記第2押出手段と第2樹脂通路とを接続
する供給通路に介設された通路開閉手段により、上記供
給通路が遮断されて上記バリヤ樹脂の第2樹脂通路への
押出しが確実に停止されることから、パリソンの周方向
におけるピンチオフ部に対応する部位にバリヤ樹脂層の
ない多層パリソンが確実に押出成形され、もって、多層
パリソンをブロー成形して形成される樹脂製の中空容器
におけるピンチオフ部の接合強度の向上およびパリ廃材
の再生利用が可能となされることとなる。
成する主材樹脂が環状の第1樹脂通路に第1押出手段に
より押出され、かつバリヤ樹脂が環状の第2樹脂通路に
第2押出手段により上記主材樹脂の内外層間に押出され
る。そして、上記第2押出手段と第2樹脂通路とを接続
する供給通路に介設された通路開閉手段により、上記供
給通路が遮断されて上記バリヤ樹脂の第2樹脂通路への
押出しが確実に停止されることから、パリソンの周方向
におけるピンチオフ部に対応する部位にバリヤ樹脂層の
ない多層パリソンが確実に押出成形され、もって、多層
パリソンをブロー成形して形成される樹脂製の中空容器
におけるピンチオフ部の接合強度の向上およびパリ廃材
の再生利用が可能となされることとなる。
(第1実施例)
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第7図ないし第9図は本発明の実施例に係る多層パリソ
ンの押出成形装置を用いて製造された樹脂製の燃料タン
ク1を示し、この燃料タンク1は、天壁2aと底壁2b
と側壁2Cとからなる略直方体状の密閉容器であり、四
方に面した側壁2Cのうち三方に面した部分の中央部は
周回り方向に延びるピンチオフ部3となっている。そし
て、第9図に示すように、上記6壁2a〜2Cのピンチ
オフ部3を除く部分は、タンク内側から順に高密度ポリ
エチレンからなる第1主祠樹脂層4 a s第1接着剤
層4b、ナイロン樹脂からなる副材樹脂層としてのバリ
ヤ樹脂層4c、第2接着剤層4dおよび高密度ポリエチ
レンからなる第2主材樹脂層4eの3種5層により構成
されている。また、上記ピンチオフ部3は、主材樹脂た
る高密度ポリエチレンのみにより構成されており、該ピ
ンチオフ部3には上記タンク壁部の如くバリヤ樹脂層た
るナイロン樹脂層4Cおよび接着剤層4b、4dは存在
しない。5はピンチオフ部3に形成された給油通路であ
る。
ンの押出成形装置を用いて製造された樹脂製の燃料タン
ク1を示し、この燃料タンク1は、天壁2aと底壁2b
と側壁2Cとからなる略直方体状の密閉容器であり、四
方に面した側壁2Cのうち三方に面した部分の中央部は
周回り方向に延びるピンチオフ部3となっている。そし
て、第9図に示すように、上記6壁2a〜2Cのピンチ
オフ部3を除く部分は、タンク内側から順に高密度ポリ
エチレンからなる第1主祠樹脂層4 a s第1接着剤
層4b、ナイロン樹脂からなる副材樹脂層としてのバリ
ヤ樹脂層4c、第2接着剤層4dおよび高密度ポリエチ
レンからなる第2主材樹脂層4eの3種5層により構成
されている。また、上記ピンチオフ部3は、主材樹脂た
る高密度ポリエチレンのみにより構成されており、該ピ
ンチオフ部3には上記タンク壁部の如くバリヤ樹脂層た
るナイロン樹脂層4Cおよび接着剤層4b、4dは存在
しない。5はピンチオフ部3に形成された給油通路であ
る。
第1図は本発明の第1実施例に係る多層パリソンの押出
成形装置を示し、この押出成形装置は、上記3種5層の
タンク壁を有する燃料タンク]を製造する工程のブロー
成形に用いられる多層パリソン、詳しくは、燃料タンク
1のピンチオフ部3に対応して、パリソンの上下両端部
および周方向の一部にバリヤ樹脂層(ナイロン樹脂層)
および接着剤層のない多層パリソンを押出成形するもの
である。
成形装置を示し、この押出成形装置は、上記3種5層の
タンク壁を有する燃料タンク]を製造する工程のブロー
成形に用いられる多層パリソン、詳しくは、燃料タンク
1のピンチオフ部3に対応して、パリソンの上下両端部
および周方向の一部にバリヤ樹脂層(ナイロン樹脂層)
および接着剤層のない多層パリソンを押出成形するもの
である。
第1図において、11は押出ヘッドであり、該押出ヘッ
ド11は主として、下部はど外径が段階的に大きくなっ
た筒状のヘッド本体12と、該ヘッド本体12の下端に
固着された環状のダイ13と、該ダイ13およびヘッド
本体12の中心部にこれらの軸方向に挿入された棒状の
コア14とにより構成されている。上記コア14の下端
部には円錐状の押出口形成部14aが形成されており、
該押出口形成部14aの外周面と上記ダイ13の内周面
とで環状の押出口15が形成されている。
ド11は主として、下部はど外径が段階的に大きくなっ
た筒状のヘッド本体12と、該ヘッド本体12の下端に
固着された環状のダイ13と、該ダイ13およびヘッド
本体12の中心部にこれらの軸方向に挿入された棒状の
コア14とにより構成されている。上記コア14の下端
部には円錐状の押出口形成部14aが形成されており、
該押出口形成部14aの外周面と上記ダイ13の内周面
とで環状の押出口15が形成されている。
また、上記コア14の柱状部14bの外周面と上記ヘッ
ド本体12の内周面との間隙は環状ないし筒状の第1ポ
リエチレン樹脂収容室16になっており、さらにヘッド
本体12には、中心から外方に向って順に第1接着剤収
容室17、ナイロン樹脂収容室18、第2接着剤収容室
19および第2ポリエチレン樹脂収容室20が、隔壁に
より相互に同心円状に配置された状態で形成されている
。
ド本体12の内周面との間隙は環状ないし筒状の第1ポ
リエチレン樹脂収容室16になっており、さらにヘッド
本体12には、中心から外方に向って順に第1接着剤収
容室17、ナイロン樹脂収容室18、第2接着剤収容室
19および第2ポリエチレン樹脂収容室20が、隔壁に
より相互に同心円状に配置された状態で形成されている
。
これらの収容室17〜20は、それぞれ上記第1ポリエ
チレン樹脂収容室16と同様に上記押出口15に連通し
ている。
チレン樹脂収容室16と同様に上記押出口15に連通し
ている。
上記第1および第2ポリエチレン樹脂収容室16.20
は、供給通路21.21を介して第1押出手段としての
第1押出機22に連通され、該第1押出機22から連続
して押出された溶融状態の高密度ポリエチレン(パリソ
ンの内外層を形成する主材樹脂)が押出口15へ向けて
流動する環状の第1樹脂通路23を構成しているととも
に、上記高密度ポリエチレンの流動途中において一旦貯
蔵するようになっている。また、上記ナイロン樹脂収容
室18は供給通路24を介して第2押出手段としての第
2押出機25に、上記第1および第2接着剤収容室17
.19は2股に分岐した供給通路26を介して第3押出
機27にそれぞれ連通されており、このナイロン樹脂収
容室18、第1および第2接着剤収容室17.19によ
って上記第2および第3押出機25.27から連続して
押出された溶融状態のナイロン樹脂(主材樹脂たる高密
度ポリエチレンの内外層間に押出されるバリヤ樹脂)お
よび変成ポリエチレン等の接着剤が押出口15へ向けて
流動する環状の第2樹脂通路28が構成されており、ま
た、ナイロン樹脂収容室18は上記ナイロン樹脂を、第
1および第2接着剤収容室17.19は上記接着剤をそ
れぞれ流動途中において一旦貯蔵するようになっている
。
は、供給通路21.21を介して第1押出手段としての
第1押出機22に連通され、該第1押出機22から連続
して押出された溶融状態の高密度ポリエチレン(パリソ
ンの内外層を形成する主材樹脂)が押出口15へ向けて
流動する環状の第1樹脂通路23を構成しているととも
に、上記高密度ポリエチレンの流動途中において一旦貯
蔵するようになっている。また、上記ナイロン樹脂収容
室18は供給通路24を介して第2押出手段としての第
2押出機25に、上記第1および第2接着剤収容室17
.19は2股に分岐した供給通路26を介して第3押出
機27にそれぞれ連通されており、このナイロン樹脂収
容室18、第1および第2接着剤収容室17.19によ
って上記第2および第3押出機25.27から連続して
押出された溶融状態のナイロン樹脂(主材樹脂たる高密
度ポリエチレンの内外層間に押出されるバリヤ樹脂)お
よび変成ポリエチレン等の接着剤が押出口15へ向けて
流動する環状の第2樹脂通路28が構成されており、ま
た、ナイロン樹脂収容室18は上記ナイロン樹脂を、第
1および第2接着剤収容室17.19は上記接着剤をそ
れぞれ流動途中において一旦貯蔵するようになっている
。
さらに、上記第1および第2ポリエチレン樹脂収容室1
6.20にはそれぞれリングピストン29.30が上下
摺動自在に嵌挿されているとともに、該リングピストン
29.30には油圧シリンダ31が接続されており、こ
の油圧シリンダ31およびリングピストン29.30に
より第1およ0 び第2ポリエチレン樹脂収容室16.20つまり第1樹
脂通路23内に貯蔵された高密度ポリエチレンを加圧し
て押出す第1加圧手段32が構成されている。また、上
記ナイロン樹脂収容室18、第1および第2接着剤収容
室17.19にはそれぞれリングピストン3B、34.
35が上下摺動自在に嵌挿されているとともに、ナイロ
ン樹脂室18内のリングピストン33には油圧シリンダ
36が、第1および第2接着剤収容室1.7.19内の
各リングピストン34.35には油圧シリンダ37がそ
れぞれ接続されており、これによって、ナイロン樹脂収
容室18、第1および第2接着剤収容室17.19つま
り第2樹脂通路28内に貯蔵されたバリヤ樹脂たるナイ
ロン樹脂および接着剤を加圧して押出す第2加圧手段3
8が構成されている。
6.20にはそれぞれリングピストン29.30が上下
摺動自在に嵌挿されているとともに、該リングピストン
29.30には油圧シリンダ31が接続されており、こ
の油圧シリンダ31およびリングピストン29.30に
より第1およ0 び第2ポリエチレン樹脂収容室16.20つまり第1樹
脂通路23内に貯蔵された高密度ポリエチレンを加圧し
て押出す第1加圧手段32が構成されている。また、上
記ナイロン樹脂収容室18、第1および第2接着剤収容
室17.19にはそれぞれリングピストン3B、34.
35が上下摺動自在に嵌挿されているとともに、ナイロ
ン樹脂室18内のリングピストン33には油圧シリンダ
36が、第1および第2接着剤収容室1.7.19内の
各リングピストン34.35には油圧シリンダ37がそ
れぞれ接続されており、これによって、ナイロン樹脂収
容室18、第1および第2接着剤収容室17.19つま
り第2樹脂通路28内に貯蔵されたバリヤ樹脂たるナイ
ロン樹脂および接着剤を加圧して押出す第2加圧手段3
8が構成されている。
また、上記第2樹脂通路28たるナイロン樹脂収容室1
8、第1および第2接着剤収容室17゜19には、それ
ぞれ上記燃料タンク1のピンチオフ部3のうち給油通路
5が形成された一側辺部1 (パリソンの周方向の一部分)に対応した部位に溶融状
態の主材樹脂たる高密度ポリエチレンを供給する押出機
39.40が供給通路41または42.42を介して接
続されており、この押出機39.40から第2樹脂通路
28への主材樹脂供給の中心位置(供給通路41または
42.42が第2樹脂通路28に連通する位置)は、第
2および第3押出機25.27から第2樹脂通路28へ
のバリヤ樹脂(ナイロン樹脂)および接着剤の供給中心
位置と第2樹脂通路28における中心線を挾んでほぼ反
対側に位置している。したがって、上記第2樹脂通路2
8に供給された主材樹脂は、該第2樹脂通路28内のバ
リヤ樹脂および接着剤と互いに混り合うことなく、上記
第2加圧手段38により、バリヤ樹脂と共に加圧して押
出されるようになっている。
8、第1および第2接着剤収容室17゜19には、それ
ぞれ上記燃料タンク1のピンチオフ部3のうち給油通路
5が形成された一側辺部1 (パリソンの周方向の一部分)に対応した部位に溶融状
態の主材樹脂たる高密度ポリエチレンを供給する押出機
39.40が供給通路41または42.42を介して接
続されており、この押出機39.40から第2樹脂通路
28への主材樹脂供給の中心位置(供給通路41または
42.42が第2樹脂通路28に連通する位置)は、第
2および第3押出機25.27から第2樹脂通路28へ
のバリヤ樹脂(ナイロン樹脂)および接着剤の供給中心
位置と第2樹脂通路28における中心線を挾んでほぼ反
対側に位置している。したがって、上記第2樹脂通路2
8に供給された主材樹脂は、該第2樹脂通路28内のバ
リヤ樹脂および接着剤と互いに混り合うことなく、上記
第2加圧手段38により、バリヤ樹脂と共に加圧して押
出されるようになっている。
さらに、本発明の特徴として、上記第2および第3押出
機25.27と第2樹脂通路28とを接続する供給通路
24.26には、通路開閉手段としての開閉弁43.4
3がそれぞれ介設され、該2 両開閉弁43.43を閉弁操作することにより、上記供
給通路24.26を遮断して上記バリヤ樹脂および接着
剤の第2樹脂通路28への押出しを停止するようになさ
れている。
機25.27と第2樹脂通路28とを接続する供給通路
24.26には、通路開閉手段としての開閉弁43.4
3がそれぞれ介設され、該2 両開閉弁43.43を閉弁操作することにより、上記供
給通路24.26を遮断して上記バリヤ樹脂および接着
剤の第2樹脂通路28への押出しを停止するようになさ
れている。
次に、上記多層パリソンの押出成形装置を用いて燃料タ
ンク1を製造する工程について説明する。
ンク1を製造する工程について説明する。
(1)多層パリソンの押出成形工程の開始前、押出成形
装置においては、第1加圧手段32のリングピストン2
9.30および第2加圧手段38のリングピストン33
〜35はいずれも上昇位置にあり、第1および第2ポリ
エチレン樹脂収容室16.20内には第1押出機22か
ら押出された高密度ポリエチレンが充満して貯蔵されて
いる。また、ナイロン樹脂収容室18内には、第2押出
機25から押出されたナイロン樹脂と押出機39から押
出された高密度ポリエチレンとが互いに混り合わずに貯
蔵され、第1および第2接着剤収容室17.19内には
、第3押出機27から押出された接着剤と押出機40か
ら押出された高密度ポリエチレンとが互いに混り合わず
に貯蔵されている。
装置においては、第1加圧手段32のリングピストン2
9.30および第2加圧手段38のリングピストン33
〜35はいずれも上昇位置にあり、第1および第2ポリ
エチレン樹脂収容室16.20内には第1押出機22か
ら押出された高密度ポリエチレンが充満して貯蔵されて
いる。また、ナイロン樹脂収容室18内には、第2押出
機25から押出されたナイロン樹脂と押出機39から押
出された高密度ポリエチレンとが互いに混り合わずに貯
蔵され、第1および第2接着剤収容室17.19内には
、第3押出機27から押出された接着剤と押出機40か
ら押出された高密度ポリエチレンとが互いに混り合わず
に貯蔵されている。
3
この場合、上記ナイロン樹脂室18、第1および第2接
着剤収容室17.19内の周方向における高密度ポリエ
チレンの占める割合は、押出機25゜39または27.
40の相互の押出圧力により定まる。
着剤収容室17.19内の周方向における高密度ポリエ
チレンの占める割合は、押出機25゜39または27.
40の相互の押出圧力により定まる。
(2)そして、多層パリソンの押出成形工程においては
、先ず、上記第1加圧手段32の作動により第1および
第2ポリエチレン樹脂収容室16゜20内の高密度ポリ
エチレンが押出口15へ押出され、これにより、高密度
ポリエチレンのみからなる下端部単層パリソン部50a
(第2図および第3図参照)が押出成形される。
、先ず、上記第1加圧手段32の作動により第1および
第2ポリエチレン樹脂収容室16゜20内の高密度ポリ
エチレンが押出口15へ押出され、これにより、高密度
ポリエチレンのみからなる下端部単層パリソン部50a
(第2図および第3図参照)が押出成形される。
(3)上記下端部単層パリソン部50aが所定長さにな
ると、第1加圧手段32による高密度ポリエチレンの押
出しを続けたまま、第2加圧手段38の作動によりナイ
ロン樹脂収容室18からナイロン樹脂および高密度ポリ
エチレンが、また第1および第2接着剤収容室17,1
.9から接着剤および高密度ポリエチレンがそれぞれ押
出され、これにより、上記下端部単層パリソン部50a
に続4 けて、パリソンの周方向の大部分において内側から順に
第1主材樹脂層4a、第1接着剤層4b。
ると、第1加圧手段32による高密度ポリエチレンの押
出しを続けたまま、第2加圧手段38の作動によりナイ
ロン樹脂収容室18からナイロン樹脂および高密度ポリ
エチレンが、また第1および第2接着剤収容室17,1
.9から接着剤および高密度ポリエチレンがそれぞれ押
出され、これにより、上記下端部単層パリソン部50a
に続4 けて、パリソンの周方向の大部分において内側から順に
第1主材樹脂層4a、第1接着剤層4b。
バリヤ樹脂層4c、第2接着剤層4dおよび第2主祠樹
脂層4eの3種5層からなる多層パリソン部50bと、
パリソンの周方向の残り一部分において高密度ポリエチ
レンのみからなる央部単層パリソン部50cとが押出成
形される。
脂層4eの3種5層からなる多層パリソン部50bと、
パリソンの周方向の残り一部分において高密度ポリエチ
レンのみからなる央部単層パリソン部50cとが押出成
形される。
(4)上記多層パリソン部50bおよび央部単層パリソ
ン部50cが所定長さになると、両開閉弁43.43が
閉弁操作されて上記供給通路24゜26が遮断されると
ともに、上記第2加圧手段38による樹脂(ナイロン樹
脂、接着剤および高密度ポリエチレン)の押出しが停止
され、第1加圧手段32により第1および第2ポリエチ
レン樹脂収容室16.20から押出された高密度ポリエ
チレンのみからなる上端部単層パリソン部50dが押出
成形される。
ン部50cが所定長さになると、両開閉弁43.43が
閉弁操作されて上記供給通路24゜26が遮断されると
ともに、上記第2加圧手段38による樹脂(ナイロン樹
脂、接着剤および高密度ポリエチレン)の押出しが停止
され、第1加圧手段32により第1および第2ポリエチ
レン樹脂収容室16.20から押出された高密度ポリエ
チレンのみからなる上端部単層パリソン部50dが押出
成形される。
尚、第2加圧手段38によるバリヤ樹脂(ナイロン樹脂
)および接着剤の押出しにおいては、接着剤層の長さが
ナイロン樹脂層の長さよりも上下5 両方に若干長くなるよう第2加圧手段38の構成部材た
る油圧シリンダ36.37の作動開始時点および作動停
止時点は相違して設定されている。
)および接着剤の押出しにおいては、接着剤層の長さが
ナイロン樹脂層の長さよりも上下5 両方に若干長くなるよう第2加圧手段38の構成部材た
る油圧シリンダ36.37の作動開始時点および作動停
止時点は相違して設定されている。
(5)上記上端部単層パリソン部50dが所定長さにな
ると、第1加圧手段32による高密度ポリエチレンの押
出しが停止される。以上によって、パリソンの上下両端
部および央部周方向の一部にバリヤ樹脂層および接着剤
層のない多層パリソン50が押出成形される。
ると、第1加圧手段32による高密度ポリエチレンの押
出しが停止される。以上によって、パリソンの上下両端
部および央部周方向の一部にバリヤ樹脂層および接着剤
層のない多層パリソン50が押出成形される。
(6)次に、上記多層パリソン50を燃料タンク1の形
状にブロー成形するには、先ず、第2図および第3図に
示すように、押出成形装置における押出ヘッド11(ダ
イ13)の下方に配設されたブロー成形用金型60にお
いて、その左・右型61.62により押出ヘッド11か
ら押出される多層パリソン50を挾んで型閉じをする。
状にブロー成形するには、先ず、第2図および第3図に
示すように、押出成形装置における押出ヘッド11(ダ
イ13)の下方に配設されたブロー成形用金型60にお
いて、その左・右型61.62により押出ヘッド11か
ら押出される多層パリソン50を挾んで型閉じをする。
この場合、多層パリソン50の上、下端部単層パリソン
部50d、50aおよび央部単層パリソン部50cは、
それぞれ左・右型61,62の型閉じ面61a。
部50d、50aおよび央部単層パリソン部50cは、
それぞれ左・右型61,62の型閉じ面61a。
62aにより挾まれて相互に接着し、この接着部6
がピンチオフ部3となる。尚、第2図、第3図における
央部単層パリソン部50cの位置は、該央部単層パリソ
ン部50cの存在を図面上明示するために、型閉じ面6
1a、62aとは約90度ずれた状態で描かれている。
央部単層パリソン部50cの位置は、該央部単層パリソ
ン部50cの存在を図面上明示するために、型閉じ面6
1a、62aとは約90度ずれた状態で描かれている。
そして、このような型閉じをした状態において、ブロー
ノズル63から加圧気体を多層パリソン50内部に吹込
むと、この多層パリソン50は金型60の内面に沿って
所定の形状に成形される。このブロー成形されたタンク
層材のピンチオフ部3からパリを切断したりすれば燃料
タンク1が得られる。尚、ブローノズル63による加圧
気体吹込口はガソリンの給油通路5として利用される。
ノズル63から加圧気体を多層パリソン50内部に吹込
むと、この多層パリソン50は金型60の内面に沿って
所定の形状に成形される。このブロー成形されたタンク
層材のピンチオフ部3からパリを切断したりすれば燃料
タンク1が得られる。尚、ブローノズル63による加圧
気体吹込口はガソリンの給油通路5として利用される。
このように、本実施例では、パリソンの内外層を形成す
る主材樹脂(高密度ポリエチレン)を環状の第1樹脂通
路23に第1押出機22により押出し、かつバリヤ樹脂
を環状の第2樹脂通路28(ナイロン樹脂収容室18、
第1および第2接着剤収容室17.19)に第2および
第3押出機25.27により押出す。そして、上記第2
および7 第3押出機25.27と第2樹脂通路28とを接続する
供給通路24.26に介設された開閉弁43.43によ
り、上記供給通路24.26を遮断して上記バリヤ樹脂
および接着剤の第2樹脂通路28への押出しを確実に停
止することから、パリソンの周方向におけるピンチオフ
部3に対応する部位にバリヤ樹脂層および接着剤のない
多層パリソン50を確実に押出成形することができる。
る主材樹脂(高密度ポリエチレン)を環状の第1樹脂通
路23に第1押出機22により押出し、かつバリヤ樹脂
を環状の第2樹脂通路28(ナイロン樹脂収容室18、
第1および第2接着剤収容室17.19)に第2および
第3押出機25.27により押出す。そして、上記第2
および7 第3押出機25.27と第2樹脂通路28とを接続する
供給通路24.26に介設された開閉弁43.43によ
り、上記供給通路24.26を遮断して上記バリヤ樹脂
および接着剤の第2樹脂通路28への押出しを確実に停
止することから、パリソンの周方向におけるピンチオフ
部3に対応する部位にバリヤ樹脂層および接着剤のない
多層パリソン50を確実に押出成形することができる。
そして、上記多層パリソン50のブロー成形により形成
される燃料タンク1は、側壁2Cのピンチオフ部3を除
く部分、天壁2aおよび底壁2bにおいては高密度ポリ
エチレンの内外層4a、4e間にガソリンを透過させな
いバリヤ樹脂層4Cが配設されているので、ガソリンの
外方への透過量を大幅に低減でき、またピンチオフ部3
にはバリヤ樹脂層4c、第1および第2接着剤層4b。
される燃料タンク1は、側壁2Cのピンチオフ部3を除
く部分、天壁2aおよび底壁2bにおいては高密度ポリ
エチレンの内外層4a、4e間にガソリンを透過させな
いバリヤ樹脂層4Cが配設されているので、ガソリンの
外方への透過量を大幅に低減でき、またピンチオフ部3
にはバリヤ樹脂層4c、第1および第2接着剤層4b。
4dは存在しないので、側壁2Cの上部と下部とは強固
に接合されており、低温時においてもこの接合強度が不
足するということはない。また、上記ピンチオフ部3を
切断してなるパリ廃材も勿論8 高密度ポリエチレンのみからなり、バリヤ樹脂層および
接着剤層は存在しないので、このパリ廃材の再生利用を
容易に行うことができる。
に接合されており、低温時においてもこの接合強度が不
足するということはない。また、上記ピンチオフ部3を
切断してなるパリ廃材も勿論8 高密度ポリエチレンのみからなり、バリヤ樹脂層および
接着剤層は存在しないので、このパリ廃材の再生利用を
容易に行うことができる。
尚、上記第1実施例では、第1および第2接着剤収容室
17,1.9に高密度ポリエチレンを供給する押出機3
9.40を設けて、パリソン央部の周方向におけるピン
チオフ3に対応する部位にバリヤ樹脂層と共に接着剤層
のない多層パリソン50を押出成形するように構成した
が、この種の多層パリソンを成形するに当っては、上記
押出機39.40の設置を省き、パリソン央部の周方向
におけるピンチオフ部3に対応する部位に接着剤が存在
するようにしてもよい。これは、接着剤層の厚さがタン
ク壁部ないしピンチオフ部3の厚さに比べて著しく薄く
、また接着剤自体が主材樹脂と同質の変性ポリエチレン
であるため、接着剤によりピンチオフ部3の接合強度の
低下を招いたり、パリ廃材の再生利用に支障を来たすこ
とがほとんどないからである。さらには、このことは、
パリソンの上下端部においても同様のことがいえるこ9 とから、供給通路26に介設した開閉弁43を省略し、
パリソンの上下端部に接着剤を存在するようにしてもよ
い。
17,1.9に高密度ポリエチレンを供給する押出機3
9.40を設けて、パリソン央部の周方向におけるピン
チオフ3に対応する部位にバリヤ樹脂層と共に接着剤層
のない多層パリソン50を押出成形するように構成した
が、この種の多層パリソンを成形するに当っては、上記
押出機39.40の設置を省き、パリソン央部の周方向
におけるピンチオフ部3に対応する部位に接着剤が存在
するようにしてもよい。これは、接着剤層の厚さがタン
ク壁部ないしピンチオフ部3の厚さに比べて著しく薄く
、また接着剤自体が主材樹脂と同質の変性ポリエチレン
であるため、接着剤によりピンチオフ部3の接合強度の
低下を招いたり、パリ廃材の再生利用に支障を来たすこ
とがほとんどないからである。さらには、このことは、
パリソンの上下端部においても同様のことがいえるこ9 とから、供給通路26に介設した開閉弁43を省略し、
パリソンの上下端部に接着剤を存在するようにしてもよ
い。
(第2実施例)
第4図は本発明の第2実施例に係る多層パリソンの押出
成形装置の全体構成を示し、この押出成形装置は、上記
第1実施例における押出成形装置と同様、上述の燃料タ
ンク1のピンチオフ部3に対応して、パリソンの上下両
端部および周方向の一部にバリヤ樹脂層および接着剤層
のない多層パリソン50を押出成形するものである。
成形装置の全体構成を示し、この押出成形装置は、上記
第1実施例における押出成形装置と同様、上述の燃料タ
ンク1のピンチオフ部3に対応して、パリソンの上下両
端部および周方向の一部にバリヤ樹脂層および接着剤層
のない多層パリソン50を押出成形するものである。
第4図において、71は押出ヘッドであって、該押出ヘ
ッド71の下半部にはシリンダ72と該シリンダ72の
内周面に沿って上下に摺動するリングピストン73とが
設けられているとともに、押出ヘッド71の中心部には
、上記リングピストン73を貫通しかつシリンダ72に
固着された中子74が設けられている。上記シリンダ7
2の内部には、リングピストン73によって区画され、
シリンダ72および中子74によって囲まれた樹0 指紋容室75が形成されており、該樹脂収容室75には
、第1押出機76から連続して押出された溶融状態の高
密度ポリエチレンが、第1押出機76に接続された環状
の供給通路77を通して供給されるようになっている。
ッド71の下半部にはシリンダ72と該シリンダ72の
内周面に沿って上下に摺動するリングピストン73とが
設けられているとともに、押出ヘッド71の中心部には
、上記リングピストン73を貫通しかつシリンダ72に
固着された中子74が設けられている。上記シリンダ7
2の内部には、リングピストン73によって区画され、
シリンダ72および中子74によって囲まれた樹0 指紋容室75が形成されており、該樹脂収容室75には
、第1押出機76から連続して押出された溶融状態の高
密度ポリエチレンが、第1押出機76に接続された環状
の供給通路77を通して供給されるようになっている。
また、上記シリンダ72の下端部には、環状のダイア8
が同心状に固着されている一方、上記中子74の下端部
には環状のコアサポート79が固着され、該コアサポー
ト79の中心部には、上記ダイア8と同心のコア80が
上下方向に摺動可能に嵌合されている。上記ダイア8の
下端部内周面およびコア80の下端部外周面はそれぞれ
円錐面状に形成されており、その間に環状の押出口81
が形成されるようになっている。この押出口81は、シ
リンダ72およびダイア8と中子74およびコアサポー
ト79との間に形成された環状の第1樹脂通路82を通
して、上記樹脂収容室75に連通している。
が同心状に固着されている一方、上記中子74の下端部
には環状のコアサポート79が固着され、該コアサポー
ト79の中心部には、上記ダイア8と同心のコア80が
上下方向に摺動可能に嵌合されている。上記ダイア8の
下端部内周面およびコア80の下端部外周面はそれぞれ
円錐面状に形成されており、その間に環状の押出口81
が形成されるようになっている。この押出口81は、シ
リンダ72およびダイア8と中子74およびコアサポー
ト79との間に形成された環状の第1樹脂通路82を通
して、上記樹脂収容室75に連通している。
上記コア80は、ロッド83を介して油圧シリンダ(図
示せず)により上下動され、それによっ1 て、ダイア8との間に形成される押出口81の幅、7す
なわち半径方向の厚さが調整されるようになっている。
示せず)により上下動され、それによっ1 て、ダイア8との間に形成される押出口81の幅、7す
なわち半径方向の厚さが調整されるようになっている。
また、上記リングピストン73は、ロッド84を介して
油圧シリンダ85により下降されるようになっており、
この油圧シリンダ85およびリングピストン73により
樹脂収容室75内の高密度ポリエチレンを第1樹脂通路
82を通して押出口81側へ加圧して押出す第1加圧手
段86が構成されている。
油圧シリンダ85により下降されるようになっており、
この油圧シリンダ85およびリングピストン73により
樹脂収容室75内の高密度ポリエチレンを第1樹脂通路
82を通して押出口81側へ加圧して押出す第1加圧手
段86が構成されている。
さらに、上記第1樹脂通路82内には、第5図および第
6図に詳示するように、断面がほぼ長六角形状のリング
部tt87がその第1樹脂通路82と同心状に配設され
ている。該リング部材87は、支柱88.88.・・・
によってシリンダ72の内周面から所定の間隔を置いて
支持されているとともに、支柱89.89.・・・によ
って中子74の外周面から所定の間隔を置いて支持され
ており、第1樹脂通路82は、このリング部材87によ
って内側の環状通路82aと外側の環状通路82bとに
分割されている。上記リング部材87の内部には、2 そのほぼ中心に位置する環状の第2樹脂通路90と、該
第2樹脂通路90の両側に位置する2本の環状の第3樹
脂通路91.91とが形成されており、これらの樹脂通
路90,91.91は、それぞれ環状のスリット92,
93.93を通して、リング部材87の下面に形成され
た3本の同心状の環状ノズル94,95.95に連通し
ている。
6図に詳示するように、断面がほぼ長六角形状のリング
部tt87がその第1樹脂通路82と同心状に配設され
ている。該リング部材87は、支柱88.88.・・・
によってシリンダ72の内周面から所定の間隔を置いて
支持されているとともに、支柱89.89.・・・によ
って中子74の外周面から所定の間隔を置いて支持され
ており、第1樹脂通路82は、このリング部材87によ
って内側の環状通路82aと外側の環状通路82bとに
分割されている。上記リング部材87の内部には、2 そのほぼ中心に位置する環状の第2樹脂通路90と、該
第2樹脂通路90の両側に位置する2本の環状の第3樹
脂通路91.91とが形成されており、これらの樹脂通
路90,91.91は、それぞれ環状のスリット92,
93.93を通して、リング部材87の下面に形成され
た3本の同心状の環状ノズル94,95.95に連通し
ている。
そして、上記第2樹脂通路90には、該第2樹脂通路9
0内に溶融状態のナイロン樹脂を供給する第2押出機9
6が供給通路97を介して連通されているとともに、第
2樹脂通路90内のピンチオフ部3(つまり、第2およ
び第3図における多層ハリソン50の央部単層パリソン
部50c)に対応する部位に溶融状態の高密度ポリエチ
レンを供給する押出機98が供給通路99を介して連通
されており、上記押出機96.98から第2樹脂通路9
0への樹脂供給の中心位置は、互いに第2樹脂通路90
の中心を挾んでほぼ反対側に位置している。上記各押出
機96.98の先端には、それぞれ該押出機96.98
から連通して押出され3 る樹脂(高密度ポリエチレンまたはナイロン樹脂)を−
旦貯蔵し、ピストン100a、101aを作動させるこ
とによってその樹脂を射出するアキュムレータ100,
101か設けられており、この両アキュムレータ100
,101の押出圧力により第2樹脂通路90内における
ナイロン樹脂と高密度ポリエチレンとの占める割合が決
定され、また両アキュムレータ100,101により第
2樹脂通路90内のナイロン樹脂および高密度ポリエチ
レンをノズル94側へ加圧して押出す第2加圧手段10
2が構成されている。
0内に溶融状態のナイロン樹脂を供給する第2押出機9
6が供給通路97を介して連通されているとともに、第
2樹脂通路90内のピンチオフ部3(つまり、第2およ
び第3図における多層ハリソン50の央部単層パリソン
部50c)に対応する部位に溶融状態の高密度ポリエチ
レンを供給する押出機98が供給通路99を介して連通
されており、上記押出機96.98から第2樹脂通路9
0への樹脂供給の中心位置は、互いに第2樹脂通路90
の中心を挾んでほぼ反対側に位置している。上記各押出
機96.98の先端には、それぞれ該押出機96.98
から連通して押出され3 る樹脂(高密度ポリエチレンまたはナイロン樹脂)を−
旦貯蔵し、ピストン100a、101aを作動させるこ
とによってその樹脂を射出するアキュムレータ100,
101か設けられており、この両アキュムレータ100
,101の押出圧力により第2樹脂通路90内における
ナイロン樹脂と高密度ポリエチレンとの占める割合が決
定され、また両アキュムレータ100,101により第
2樹脂通路90内のナイロン樹脂および高密度ポリエチ
レンをノズル94側へ加圧して押出す第2加圧手段10
2が構成されている。
また、上記第3樹脂通路91.91には、該第3樹脂通
路91.91内に溶融状態の接着剤を供給する第3押出
機103が2股に分岐した供給通路104を介して連通
されている。該第3押出機103の先端にも、アキュム
レータ105が設けられており、このアキュムレータ1
05により第3押出機103から連続して押出された接
着剤が一旦貯蔵され、かつピスト105aの作動によっ
てその樹脂が射出されるようになっている。
路91.91内に溶融状態の接着剤を供給する第3押出
機103が2股に分岐した供給通路104を介して連通
されている。該第3押出機103の先端にも、アキュム
レータ105が設けられており、このアキュムレータ1
05により第3押出機103から連続して押出された接
着剤が一旦貯蔵され、かつピスト105aの作動によっ
てその樹脂が射出されるようになっている。
4
さらに、本発明の特徴として、上記第2および第3押出
機96,103と第2樹脂通路9oとを接続する供給通
路97,104には、開閉弁106.106がそれぞれ
介設され、該両開閉弁106.106を閉弁操作するこ
とにより、上記供給通路97,104を遮断して上記バ
リヤ樹脂および接着剤の第2および第3樹脂通路90,
91゜91への押出しを停止するようになされている。
機96,103と第2樹脂通路9oとを接続する供給通
路97,104には、開閉弁106.106がそれぞれ
介設され、該両開閉弁106.106を閉弁操作するこ
とにより、上記供給通路97,104を遮断して上記バ
リヤ樹脂および接着剤の第2および第3樹脂通路90,
91゜91への押出しを停止するようになされている。
次に、上記多層パリソンの押出成形装置の作動について
説明するに、多層パリソンの押出成形工程の開始前には
、押出ヘッド71のリングピストン73およびアキュム
レータ100,101,105の各ピストン100a、
101a、105aは、いずれもフリーの状態とされて
いる。これにより、押出ヘッド71においては、第1押
出機76から押出されてポリエチレン樹脂収容室75に
導かれた高密度ポリエチレン樹脂は、リングピストン7
3を押上げながら、その樹脂収容室75内に貯蔵される
。また、押出機96,98,103から各々押出された
ナイロン樹脂、高密度ポリエ5 チレンおよび接着剤は、それぞれアキュムレータ100
.101,105のピストン100a、101a、、1
05aを押上げながら該アキュムレタ100,101,
105内に貯蔵される。
説明するに、多層パリソンの押出成形工程の開始前には
、押出ヘッド71のリングピストン73およびアキュム
レータ100,101,105の各ピストン100a、
101a、105aは、いずれもフリーの状態とされて
いる。これにより、押出ヘッド71においては、第1押
出機76から押出されてポリエチレン樹脂収容室75に
導かれた高密度ポリエチレン樹脂は、リングピストン7
3を押上げながら、その樹脂収容室75内に貯蔵される
。また、押出機96,98,103から各々押出された
ナイロン樹脂、高密度ポリエ5 チレンおよび接着剤は、それぞれアキュムレータ100
.101,105のピストン100a、101a、、1
05aを押上げながら該アキュムレタ100,101,
105内に貯蔵される。
そして、多層パリソンの押出成形工程においては、先ず
、押出ヘッド71のリングピストン73の下降動(第1
加圧手段86の作動)により樹脂収容室75内の高密度
ポリエチレンが第1樹脂通路82を通して押出口81へ
押出され、これにより、高密度ポリエチレンのみからな
る下端部単層パリソン部50aが押出成形される。
、押出ヘッド71のリングピストン73の下降動(第1
加圧手段86の作動)により樹脂収容室75内の高密度
ポリエチレンが第1樹脂通路82を通して押出口81へ
押出され、これにより、高密度ポリエチレンのみからな
る下端部単層パリソン部50aが押出成形される。
しかる後、アキュムレータ100,101,105の各
ピストン100a、101a、105aの下降動により
該アキュムレータ100,101内のナイロン樹脂およ
び高密度ポリエチレンがリング部材87の第2樹脂通路
9oに、アキュムレータ105内の接着剤がリング部材
87の第2樹脂通路91.91にそれぞれ供給される。
ピストン100a、101a、105aの下降動により
該アキュムレータ100,101内のナイロン樹脂およ
び高密度ポリエチレンがリング部材87の第2樹脂通路
9oに、アキュムレータ105内の接着剤がリング部材
87の第2樹脂通路91.91にそれぞれ供給される。
上記第2樹脂通路90に供給されたナイロン樹脂および
高密度ポリエチレンは、該樹脂通路9o内で相互6 に混り合イっずにそのままノズル94がら、パリソンの
内外層を形成する高密度ポリエチレンが流通する第1樹
脂通路82に押出される。また、上記第3樹脂通路91
.91に供給された接着剤もノズル95.95から上記
第1樹脂通路82に押出される。
高密度ポリエチレンは、該樹脂通路9o内で相互6 に混り合イっずにそのままノズル94がら、パリソンの
内外層を形成する高密度ポリエチレンが流通する第1樹
脂通路82に押出される。また、上記第3樹脂通路91
.91に供給された接着剤もノズル95.95から上記
第1樹脂通路82に押出される。
この場合、上記第1樹脂通路82は、リング部材87に
よって内側の環状通路82aと外側の環状通路82bと
に分割されているので、この第1樹脂通路を流通する高
密度ポリエチレンは、リング部材87により内層と外層
とに分割されることになる。そして、この高密度ポリエ
チレンの内層と外層との間に、リング部材87下面のノ
ズル94からナイロン樹脂および高密度ポリエチレンが
押出され、またリング部材87下面の上記ノズル94の
内・外側側に位置するノズル9595から接着剤が押出
され、これにより、押出口81からは、上記下端部単層
パリソン部50aに続けて、内側から順に第1主材樹脂
層4a、第1接着剤層4b、バリヤ樹脂層4c、第2接
着剤層4dおよ7 び第2主材樹脂層4eの3種5層からなる多層パリソン
部50bと、高密度ポリエチレン樹脂のみ(若干の接着
剤を含む)からなる央部単層パリソン部50cとが押出
成形される。
よって内側の環状通路82aと外側の環状通路82bと
に分割されているので、この第1樹脂通路を流通する高
密度ポリエチレンは、リング部材87により内層と外層
とに分割されることになる。そして、この高密度ポリエ
チレンの内層と外層との間に、リング部材87下面のノ
ズル94からナイロン樹脂および高密度ポリエチレンが
押出され、またリング部材87下面の上記ノズル94の
内・外側側に位置するノズル9595から接着剤が押出
され、これにより、押出口81からは、上記下端部単層
パリソン部50aに続けて、内側から順に第1主材樹脂
層4a、第1接着剤層4b、バリヤ樹脂層4c、第2接
着剤層4dおよ7 び第2主材樹脂層4eの3種5層からなる多層パリソン
部50bと、高密度ポリエチレン樹脂のみ(若干の接着
剤を含む)からなる央部単層パリソン部50cとが押出
成形される。
その後、両開閉弁106,106が閉弁操作されて上記
供給通路97,104が遮断されるとともに、アキュム
レータ100,1.01,105による樹脂の押出しが
停止され、第1加圧手段86の作動により樹脂収容室7
5内から押出された高密度ポリエチレンのみからなる上
端部単層パリソン部50dが押出成形される。
供給通路97,104が遮断されるとともに、アキュム
レータ100,1.01,105による樹脂の押出しが
停止され、第1加圧手段86の作動により樹脂収容室7
5内から押出された高密度ポリエチレンのみからなる上
端部単層パリソン部50dが押出成形される。
このように、本実施例でも、第1実施例における押出成
形装置と同様に、パリソンの上下端部のみならず、パリ
ソン央部の周方向の一部にもバリヤ樹脂層(ナイロン樹
脂層)および接着剤層のない多層パリソン50を容易に
かつ確実に押出することかでき、また、この多層パリソ
ン50をプロ成形することにより、タンク壁部は多層構
造で、ピンチオフ部3は単層構造の燃料タンク1を製造
でき、ピンチオフ部3の接合強度を向上できると8 ともに、パリ廃材の再生利用を容易化することができる
。
形装置と同様に、パリソンの上下端部のみならず、パリ
ソン央部の周方向の一部にもバリヤ樹脂層(ナイロン樹
脂層)および接着剤層のない多層パリソン50を容易に
かつ確実に押出することかでき、また、この多層パリソ
ン50をプロ成形することにより、タンク壁部は多層構
造で、ピンチオフ部3は単層構造の燃料タンク1を製造
でき、ピンチオフ部3の接合強度を向上できると8 ともに、パリ廃材の再生利用を容易化することができる
。
しかも、上記第2実施例の押出成形装置においては、パ
リソンの内外層を形成する主材樹脂(高密度ポリエチレ
ン)を貯蔵する樹脂収容室75および該樹脂収容室75
から主材樹脂を押出すためのリングピストン73は、内
外層毎に設ける必要がなく、単に1つずつで足りるので
、装置の小型化を図ることができる。また、バリヤ樹脂
(ナイロン樹脂)および接着剤が貯蔵されるアキュムレ
ータ100,105は、主材樹脂が貯蔵される押出ヘッ
ド71(樹脂収容室75)の外部に設けられているため
、これらの樹脂の貯蔵温度調整を各々容易に行い得ると
いう効果を併せ有する。
リソンの内外層を形成する主材樹脂(高密度ポリエチレ
ン)を貯蔵する樹脂収容室75および該樹脂収容室75
から主材樹脂を押出すためのリングピストン73は、内
外層毎に設ける必要がなく、単に1つずつで足りるので
、装置の小型化を図ることができる。また、バリヤ樹脂
(ナイロン樹脂)および接着剤が貯蔵されるアキュムレ
ータ100,105は、主材樹脂が貯蔵される押出ヘッ
ド71(樹脂収容室75)の外部に設けられているため
、これらの樹脂の貯蔵温度調整を各々容易に行い得ると
いう効果を併せ有する。
尚、本発明は上記第1および第2実施例に限定されるも
のではなく、その他種々の変形例を含むものである。例
えば、上記各実施例では、本発明を、燃料タンク1のブ
ロー成形に用いられる多層パリソンを成形する場合に適
用したが、その他各種の中空容器のブロー成形に用いら
れる多層パリ9 ソン、特にパリソンの周方向におけるピンチオフ部に対
応する部位にバリヤ樹脂層のない多層パリソンを成形す
る場合にも同様に適用できる。この場合、バリヤ樹脂自
体が主材樹脂との接着性を有するものであれば、多層パ
リソンとしては、接着剤層のない2種3層の構成とする
ことができる。
のではなく、その他種々の変形例を含むものである。例
えば、上記各実施例では、本発明を、燃料タンク1のブ
ロー成形に用いられる多層パリソンを成形する場合に適
用したが、その他各種の中空容器のブロー成形に用いら
れる多層パリ9 ソン、特にパリソンの周方向におけるピンチオフ部に対
応する部位にバリヤ樹脂層のない多層パリソンを成形す
る場合にも同様に適用できる。この場合、バリヤ樹脂自
体が主材樹脂との接着性を有するものであれば、多層パ
リソンとしては、接着剤層のない2種3層の構成とする
ことができる。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明によれば、主材樹脂の内外
層間に押出されるバリヤ樹脂が流通する環状の第2樹脂
通路と、該第2樹脂通路にバリヤ樹脂を押出す第2押出
手段とを接続する供給通路に通路開閉手段を介設したの
で、該通路開閉手段による閉操作により、上記供給通路
を遮断して上記バリヤ樹脂の第2樹脂通路への押出しを
確実に停止し、パリソンの周方向におけるピンチオフ部
に対応する部位にバリヤ樹脂層のない多層パリソンを確
実に押出成形することができる。そして、上記多層パリ
ソンのブロー成形により形成される樹脂製の中空容器は
、ピンチオフ部が主材樹脂のみからなるため、接合強度
に優れ、また、パリ廃0 材の再生利用か可能となり、コスト面で有利なものとす
ることができる。
層間に押出されるバリヤ樹脂が流通する環状の第2樹脂
通路と、該第2樹脂通路にバリヤ樹脂を押出す第2押出
手段とを接続する供給通路に通路開閉手段を介設したの
で、該通路開閉手段による閉操作により、上記供給通路
を遮断して上記バリヤ樹脂の第2樹脂通路への押出しを
確実に停止し、パリソンの周方向におけるピンチオフ部
に対応する部位にバリヤ樹脂層のない多層パリソンを確
実に押出成形することができる。そして、上記多層パリ
ソンのブロー成形により形成される樹脂製の中空容器は
、ピンチオフ部が主材樹脂のみからなるため、接合強度
に優れ、また、パリ廃0 材の再生利用か可能となり、コスト面で有利なものとす
ることができる。
第1図は本発明の第1実施例に係る多層パリソンの押出
成形装置の全体構成図であり、第2図は多層パリソンの
斜視図、第3図は同断面図である。 第4図ないし第6図は本発明の第2実施例を示し、第4
図は多層パリソンの押出成形装置の全体構成を示す縦断
側面図、第5図は第4図の■−V線における拡大断面図
、第6図は第4図の要部拡大図である。第7図ないし第
9図は本発明の実施例に係る多層パリソンの押出成形装
置を用いて製造された燃料タンクを示し、第7図は平面
図、第8図は右側面図、第9図は第7図のIX−IX線
における拡大断面図である。 3・・・ピンチオフ部 50・・・多層パリソン 23.82・・・第1樹脂通路 28.90・・・第2樹脂通路 22、.76・・・第1押出機(第1押出手段)1 25゜ 24゜ 43゜ 6・・・第2押出機(第2押出手段) 7・・・供給通路 06・・・開閉弁(通路開閉手段) 2 −7へ−
成形装置の全体構成図であり、第2図は多層パリソンの
斜視図、第3図は同断面図である。 第4図ないし第6図は本発明の第2実施例を示し、第4
図は多層パリソンの押出成形装置の全体構成を示す縦断
側面図、第5図は第4図の■−V線における拡大断面図
、第6図は第4図の要部拡大図である。第7図ないし第
9図は本発明の実施例に係る多層パリソンの押出成形装
置を用いて製造された燃料タンクを示し、第7図は平面
図、第8図は右側面図、第9図は第7図のIX−IX線
における拡大断面図である。 3・・・ピンチオフ部 50・・・多層パリソン 23.82・・・第1樹脂通路 28.90・・・第2樹脂通路 22、.76・・・第1押出機(第1押出手段)1 25゜ 24゜ 43゜ 6・・・第2押出機(第2押出手段) 7・・・供給通路 06・・・開閉弁(通路開閉手段) 2 −7へ−
Claims (1)
- (1)パリソンの周方向におけるピンチオフ部に対応す
る部位にバリヤ樹脂層のない多層パリソンを押出成形す
る押出成形装置であって、パリソンの内外層を形成する
主材樹脂が流通する環状の第1樹脂通路と、上記主材樹
脂の内外層間に押出されるバリヤ樹脂が流通する環状の
第2樹脂通路と、上記第1樹脂通路に主材樹脂を押出す
第1押出手段と、上記第2樹脂通路にバリヤ樹脂を押出
す第2押出手段と、該第2押出手段と上記第2樹脂通路
とを接続する供給通路に介設された通路開閉手段とを備
えたことを特徴とする多層パリソンの押出成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1255991A JPH03114708A (ja) | 1989-09-28 | 1989-09-28 | 多層パリソンの押出成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1255991A JPH03114708A (ja) | 1989-09-28 | 1989-09-28 | 多層パリソンの押出成形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03114708A true JPH03114708A (ja) | 1991-05-15 |
Family
ID=17286382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1255991A Pending JPH03114708A (ja) | 1989-09-28 | 1989-09-28 | 多層パリソンの押出成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03114708A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003165524A (ja) * | 2001-11-30 | 2003-06-10 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ブロー成形容器およびその製造方法ならびに多層押出し成形用ダイス |
JP2003165523A (ja) * | 2001-11-30 | 2003-06-10 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ブロー成形容器およびその製造方法ならびに多層押出し成形装置 |
CN100423930C (zh) * | 2003-04-02 | 2008-10-08 | 凯晟塑胶工业股份有限公司 | 异色共押出安全器材的制法与模具 |
JP2018012210A (ja) * | 2016-07-19 | 2018-01-25 | 三菱瓦斯化学株式会社 | ポリオレフィン系中空容器及びその製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60168625A (ja) * | 1984-02-13 | 1985-09-02 | Ekuseru Kk | 複合材質を備えた中空成形品の製造方法とその装置 |
JPS61249736A (ja) * | 1985-04-29 | 1986-11-06 | Mazda Motor Corp | プラスチックタンクの製造方法 |
JPS63260425A (ja) * | 1987-04-17 | 1988-10-27 | Mazda Motor Corp | 多層中空成形容器の製造方法 |
-
1989
- 1989-09-28 JP JP1255991A patent/JPH03114708A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS60168625A (ja) * | 1984-02-13 | 1985-09-02 | Ekuseru Kk | 複合材質を備えた中空成形品の製造方法とその装置 |
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Cited By (4)
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JP2003165524A (ja) * | 2001-11-30 | 2003-06-10 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ブロー成形容器およびその製造方法ならびに多層押出し成形用ダイス |
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JP2018012210A (ja) * | 2016-07-19 | 2018-01-25 | 三菱瓦斯化学株式会社 | ポリオレフィン系中空容器及びその製造方法 |
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