JPH03111584A - サブタンクを有する酸洗装置における酸洗方法 - Google Patents

サブタンクを有する酸洗装置における酸洗方法

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JPH03111584A
JPH03111584A JP25019289A JP25019289A JPH03111584A JP H03111584 A JPH03111584 A JP H03111584A JP 25019289 A JP25019289 A JP 25019289A JP 25019289 A JP25019289 A JP 25019289A JP H03111584 A JPH03111584 A JP H03111584A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pickling
tank
acid solution
vessels
acid
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Pending
Application number
JP25019289A
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English (en)
Inventor
Kinji Minami
南 謹二
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、帯鋼表面に発生した酸化皮膜を、例えば5〜
20%濃度の酸液によって連続的に除去するための酸洗
方法に間するものである。
〔従来の技術とその課題〕
一般に、複数の並設された酸洗槽からなる連続式酸洗装
置では、帯鋼の進行方向と逆行して、いわゆるカウンタ
ーフロに酸液がカスケード式に流れている。
ところが、かかる連続式酸洗装置では、酸洗能力を増大
させるために酸洗槽のライン全長が長くなり、したがっ
て、酸洗槽の設備費が嵩むとともに、ライン内に大量の
酸液を貯存することになった。
そのため、ライン内酸洗槽での貯酸量を低減する目的で
、サブタンクを設置することが提案されている。すなわ
ち、第2図に示すように、第1から第4の酸洗槽1a、
lb、Ic、ldが並置され、これらの各酸洗槽1を帯
鋼2が第1から第4に向は懸垂曲線をなして進行するよ
うになっている。そして、各酸洗槽では、帯鋼2の浸漬
初期には化学反応が激しく酸液中に溶解金属イオンが増
加し、酸が消費されることからそれだけ酸洗能力が低下
してくる。そこで、消費された酸を補うため、各酸洗槽
の帯鋼入口側底部には濃度の高い酸液を供給するために
供給流路3を、また、その供給流路3から供給された酸
液の量だけ、帯鋼出口側に、濃度の低下した酸液を排出
するためのオーバフロー流路4をそれぞれ連通し、この
供給流路3を循環ポンプ5を介して、また、このオーバ
フロー流路4をそのままサブタンク6にそれぞれ連通し
ている。そして、例えば、サブタンク6dとその下流側
のサブタンク6cとは、酸液を流下させるための、カス
ケード送りポンプ7を介在したカスケード送り流路8で
連通している。
なお、9は酸液最上流側のサブタンク6dに連通した新
酸液供給流路、10は酸回収装置(図示せず)に連通し
た廃酸流路を示す。
したがって、帯鋼2は入口側ピンチロール11および絞
りロール12によって第1から第4の酸洗槽1a、lb
、lc、ldを通過し、その間に酸化皮膜が徐々に除か
れていく。つまり、酸洗される。
そして、例えば第3の酸洗槽1cの酸液と、サブタンク
6Cの酸液とを供給流路3Cおよびオーバフロー流路4
cで循環し、酸洗槽1cでの貯存酸液を少なくしている
。したがって、酸洗槽1cで濃度の低下した酸液は、こ
のサブタンク6c内において、酸液上流側の隣接のサブ
タンク6dがら高濃度の酸液を供給し、消費された酸を
補い、酸洗槽1cにおける当初の濃度にまで回復させて
いる。
これを実験例で述べれば、例えば、第3の酸洗槽ICへ
、7%濃度の酸液を貯存しているサブタンク6Cから供
給するとすれば、この酸洗槽1cでは1、帯鋼2の出口
側では、酸化皮膜を除去したことにより酸が消費されて
6%濃度の酸液となる。この酸液をオーバフロー流a4
cからサブタンク6cに戻す。したがって、サブタンク
6cでは濃度が平均化され、6.5%のものとなる。そ
の結果、この酸洗槽1cでは常時、6.5%濃度の酸液
で帯鋼2を処理することになる。
したがって、かかる連続式酸洗装置における酸洗槽では
、サブタンク6からの供給流路3を流れる酸液の濃度と
、サブタンク6へ戻すオーバフロー流路4を流れる酸液
の濃度との平均値の酸液で帯鋼2は処理されることにな
る。
そのため、従来のサブタンク付の連続酸洗装置において
は酸洗能力を向上させようとすれば、新酸液の濃度やそ
の温度に制限がある以上、酸洗槽の全長が長くなり、酸
洗槽の設備費が嵩むことになる。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本発明は、かかる問題点を解消するために創作さ
れたもので、その要旨とするところは、複数の酸洗槽が
並設され、これらの各酸洗槽を帯鋼が懸垂曲線状になっ
て進行して酸洗するとともに、これらの酸洗槽ごとにサ
ブタンクをそれぞれ付設して酸洗槽とサブタンクとに酸
液を循環させ、かつ、各酸洗槽に対し帯鋼の反進行方向
から新酸液を供給するようにした連続式酸洗装置におい
て、前記各酸洗槽に直接、酸液上流側の各酸洗槽のサブ
タンクから酸液を供給して、当該酸洗槽で消費された酸
を補填することを特徴とする酸洗方法にある。
〔実施例〕
本発明の構成を作用とともに、添付図面に示す実施例に
より詳細に述べる。
第1図は本発明の実施例の模式図である。なお、従来例
を示す第2図と共通する部分は同一符号で示している。
並置された第1から第4の酸洗槽1a、1blc、ld
には、帯![2が懸垂曲線状で浸漬されて進行するよう
になっている。各酸洗槽1の帯鋼入口側底部は供給流路
3でもつてサブタンク6と連通され、この供給流路3に
は循環ポンプ5が介在している。また、各酸洗槽lの帯
鋼出口側にはオーバフロー流路4を臨ませ、このオーバ
フロ流路4はそのまま前記サブタンク6に連通している
ここにおいて、各酸洗槽の中央底部には、複数に分岐さ
れた分岐管13が連通され、この分岐管13にはそれぞ
れ、制御バルブ14が付設され、しかも、酸液最上流側
の分岐管13dは新酸液供給流路9と連通し、それ以外
の分岐管13a、13b13cはそれぞれ、カスケ=F
式送り流路8に連通している。
したがって、従来例のように消費された酸をサブタンク
6で補い回復させ、この酸液を酸洗槽へ供給するのでは
なく、酸液上流側の酸洗槽のサブタンクから濃度の高い
酸液をそのまま下流側の酸洗槽1へ分岐管13により供
給して酸洗槽で消費された酸を直ちに補填するので、酸
洗槽では酸液の濃度は従来例に比べ高くなる。ひいては
、酸洗時間が短縮し、またはライン全長が短縮できる。
これを実験例で述べれば、例えば、第3の酸洗槽1cへ
7%濃度の酸液を貯存しているサブタンク6Cから供給
して循環させるとずれば、この酸洗槽1cにおいては帯
82の浸漬により消費された酸は、分岐管13により、
酸液上流側のサブタンク6dから10%濃度の酸液を直
ちに補填するので、この酸洗槽ICの酸液濃度は依然と
して7%に維持できるものである。勿論、サブタンク6
Cの濃度も7%に維持される。
次に、本実施例と従来例のものとを数値的に比べてみる
と、 脱スケ 少時間(酸洗時間) Tと、 酸洗槽1での酸(塩酸)?a度HC1との関係は、般に
、 T= (HCf)ρ ・・・■ 但し、α。
βは実験値 0式を前述の従来例で表せば り。
(6,5)β ・・・■ 0式を本実施例で表せば む 〔7〕β ・・・■ となるから、 この■、 0式による差異の比をみると、 (6,5)” β−〇、85とすれば、 この0式により明らかなように、酸洗時間は従来例では
20秒であったのが、本実施例では18.8秒、つまり
、1.2秒短縮し、また、ライン長からみれば従来例で
は100mであったのが、本実施例では94m、つまり
、6m短縮される。したがって、一般の連続式酸洗装置
ではその能力を向上させるために160mにも及ぶこと
から、本実施例による短縮は特段の効果を発揮すること
になる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、酸洗槽で消費された酸を、それより高
濃度の酸液で直ちに当該酸洗槽に補填すにようにしたの
で、酸洗槽における酸液濃度は、従来例のものに比べ高
くなることから、酸洗ラインの全長、または酸洗時間を
短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の模式図、第2図は従来例の模
式図である。 1・・・酸洗槽、2・・・帯鋼、6・・・サブタンク、
13・・・分岐管。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数の酸洗槽が並設され、これらの各酸洗槽を帯
    鋼が懸垂曲線状になって進行して酸洗するとともに、こ
    れらの酸洗槽ごとにサブタンクをそれぞれ付設して酸洗
    槽とサブタンクとに酸液を循環させ、かつ、各酸洗槽に
    対し帯鋼の反進行方向から新酸液を供給するようにした
    連続式酸洗装置において、 前記各酸洗槽に直接、酸液上流側の酸洗槽のサブタンク
    から酸液を供給して、当該酸洗槽で消費された酸を補填
    することを特徴とする酸洗方法。
JP25019289A 1989-09-26 1989-09-26 サブタンクを有する酸洗装置における酸洗方法 Pending JPH03111584A (ja)

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JP (1) JPH03111584A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5803981A (en) * 1997-01-13 1998-09-08 Danieli Wean, A Division Of Danieli Corporation Method and apparatus for continuous pickling of metal strip
KR20190067462A (ko) * 2017-12-07 2019-06-17 주식회사 포스코 산세 장치 및 방법

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US5803981A (en) * 1997-01-13 1998-09-08 Danieli Wean, A Division Of Danieli Corporation Method and apparatus for continuous pickling of metal strip
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