JP2002294476A - 酸洗工程における鋼板の変色防止方法及び酸洗設備 - Google Patents

酸洗工程における鋼板の変色防止方法及び酸洗設備

Info

Publication number
JP2002294476A
JP2002294476A JP2001096275A JP2001096275A JP2002294476A JP 2002294476 A JP2002294476 A JP 2002294476A JP 2001096275 A JP2001096275 A JP 2001096275A JP 2001096275 A JP2001096275 A JP 2001096275A JP 2002294476 A JP2002294476 A JP 2002294476A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid solution
pickling
steel sheet
tank
recovered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001096275A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Iwanaga
和久 岩永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP2001096275A priority Critical patent/JP2002294476A/ja
Publication of JP2002294476A publication Critical patent/JP2002294476A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23GCLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
    • C23G1/00Cleaning or pickling metallic material with solutions or molten salts
    • C23G1/02Cleaning or pickling metallic material with solutions or molten salts with acid solutions
    • C23G1/08Iron or steel
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23GCLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
    • C23G3/00Apparatus for cleaning or pickling metallic material
    • C23G3/02Apparatus for cleaning or pickling metallic material for cleaning wires, strips, filaments continuously
    • C23G3/024Apparatus for cleaning or pickling metallic material for cleaning wires, strips, filaments continuously by a combination of dipping and spraying

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸洗後の鋼板に酸液を供給して鋼板を保護す
る際に、鋼板の変色防止を確実に達成する手法について
提案する。 【解決手段】 鋼板の酸洗工程において、酸洗槽を出た
鋼板に酸液を供給して鋼板の変色を防止するに当り、該
酸液として、酸洗槽からの回収液とは別に新規の酸液を
混合して濃度調整したものを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸洗後の鋼板表面
に変色が発生するのを防止する方法及び酸洗設備に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼板の酸洗工程においては、酸洗
後の鋼板が搬送される間に、該鋼板が変色するのを防止
するために、酸洗後の鋼板表面に酸液を塗布することに
より、酸洗後の鋼板が大気中の酸素に触れないように処
理して変色を防止することとしている。
【0003】例えば、図1に示すように、酸洗槽1を出
た鋼板2は、該酸洗槽1の出側において、複数のスプレ
ーヘッダー3a〜3dを介して、その表・裏面に酸液を
スプレーして塗布することにより、酸化による変色を防
止するようにしている。ここで、酸液の供給は、図1に
示すように、酸洗槽1から回収した回収酸液4をフィル
ター5に通してから、ポンプ6及び電磁弁7の操作の下
に、スプレーヘッダー3a〜3dに送り出して行われ
る。なお、符号8は、酸洗槽1の次工程の酸洗槽または
洗浄槽へ鋼板を導くロール群であり、スプレーヘッダー
3a及び3dは、これらロールのキス部及びロール間に
向けて酸液を吹き付ける位置に設けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来技
術の下で鋼板の表面に供給する酸液としては、少なくと
も一度は酸洗槽において使用された汚れた回収酸液、す
なわちHClにFeやCl2などが溶解した組成のもの
であることから、次のような問題を抱えていた。それ
は、酸洗槽からの回収液におけるHClおよびFeCl
2等の濃度が鋼板の種類などに応じて変化するため、た
とえば、前記回収酸液の濃度を浄水の添加、酸洗抑制剤
(インヒビター)の添加のみによって調整するだけで
は、HClおよびFeCl2等の濃度が適切に調整し切
れないために、最終的には鋼板の変色を防止することが
できない場合があった。
【0005】また、フィルター5を使うだけでは不純物
の除去が不十分になるため、 酸洗槽からの回収酸液中の
混入物によって、スプレーヘッダーが目詰まりを起こ
し、そのスプレーヘッダーから酸液の供給が適切に行わ
れない結果、酸洗後の鋼板に変色による不良が発生する
ことがあった。
【0006】そこで、本発明は、酸洗後の鋼板に酸液を
供給して鋼板の保護を図る際に、鋼板の変色防止を確実
に達成する方法およびその装置について提案することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明者は、酸洗後の鋼板
の変色防止に関して鋭意実験を重ねたところ、スプレー
ヘッダーから鋼板の表面へ供給する酸液中に、少なくと
も一定量の新しい酸液(以下、単に「新酸液」という)
が含まれていると、鋼板に変色が発生し難いことを見出
した。また、発明者らの研究によると、酸洗槽内の酸液
を排出したところ、図2に示すように、酸洗槽1の底部
にはヘドロ状の堆積物9が不可避に生成し、これが回収
液4中に取り込まれた結果、フィルター5で除去しきれ
ない堆積物9がスプレーヘッダーの目詰まりの原因とな
っていたことも判明した。
【0008】本発明は、以上の知見に基づいて開発され
たものである。すなわち、本発明は、鋼板の酸洗工程に
おいて、酸洗槽を出た鋼板に酸液を塗布して鋼板の変色
を防止するに当り、該酸液として、酸洗槽からの回収液
とは別に新しい酸液を、少なくとも5%程度混合してな
る調合酸液を用いることを特徴とする酸洗工程における
鋼板の変色防止方法である。ここで、前記調合酸液の濃
度調整は、回収酸液と新しい酸液の他に、必要に応じ
て、さらに浄水ならびに酸洗抑制剤を添加して行うこと
が有利である。
【0009】また、前記の鋼板の変色防止方法には、酸
洗槽の出側に、鋼板に酸液を吹き付けるスプレーヘッダ
ーを配置し、このスプレーヘッダーに向う管路の途中
に、酸洗槽からの回収酸液及び新しい酸液が所定濃度の
下に混合される濃度調整タンクを接続してなる、ことを
特徴とする酸洗設備を用いることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の鋼板の変色防止方
法について、図面を参照して詳しく説明する。図3に示
す酸洗設備は、先に図1に示したところと同様に、酸洗
槽1を出た鋼板2の表・裏面に、該酸洗槽1の出側に設
置した、複数のスプレーヘッダー3a〜3dを介して酸
液の供給を行って塗布することにて、酸化による変色を
防止するものである。
【0011】ここで、本発明にかかる酸液の供給は、酸
洗槽1から回収した回収酸液4をスプレーヘッダー3a
〜3dに直接、導くのではなく、まず、新たに設置した
濃度調整タンク10に一時的に溜め、その後このタンク
内貯留酸液を、フィルター5、ポンプ6及び電磁弁7を
介して、スプレーヘッダー3a〜3dに送り出すように
したところに特徴がある。
【0012】この濃度調整タンク10には、前記酸洗槽
1から回収した回収酸液4が配管11を介して導かれる
とともに、この配管11とは別の配管12〜14によっ
て、それぞれ新規酸液15、酸洗抑制剤16及び浄水1
7が導入可能である。そして、この濃度調整タンク10
で濃度調整された調合酸液は、主として回収酸液4と新
酸液15とによって構成されており、さらには必要に応
じて、酸洗抑制剤16及び浄水17を添加することによ
って得られるものであり、濃度調整したその調合酸液が
前記タンク内に貯溜される。なお、この濃度調整タンク
10において、調合酸液の濃度調整を行うために新しい
酸液としては、例えば塩酸を、少なくとも5.0%、好
ましくは5.0〜10.0%程度添加する。
【0013】以上説明したように、本発明では、回収酸
液4からスプレーヘッダー3a〜3dに向う、管路中の
好ましくはフィルター5の上流側に、濃度調整タンク1
0を設置し、このタンク10内部でスプレー酸液の濃度
を調整したのち、適切な濃度に調整した調合酸液をスプ
レーヘッダー3a〜3dから鋼板に向けて噴射して塗布
することによって、酸洗後の鋼板の変色を確実に防止す
るようにしたのである。
【0014】ここで、スプレーヘッダー3a〜3dから
鋼板2に向けて噴射供給し、塗布する調合酸液は、鋼板
1cm2当たり、0.1875cc以上の量を塗布して被膜の厚み
で200〜300μm程度の塗布量とすることが好まし
い。この程度の塗布量に限定する理由は、ランニングコ
ストと効果を最適にすることにある。
【0015】なお、濃度調整タンク10には、回収酸液
4が連続的または、間歇的に供給され、一方、新酸液が
浄水や酸洗抑制剤と共に、主として間歇的に供給され
て、適切な調合酸液となるが、好ましい調合例として
は、回収酸液:新酸液:浄水:酸洗抑制剤=80:9.
5:10:0.5程度とすることがが好ましい実施形態
である。
【0016】
【実施例】低炭素の鋼板(幅:1200mm)を速度:3
0、40、50m/min で通板する酸洗工程において、
酸洗槽出側の鋼板の表裏面に、下記の条件に濃度調整を
施した酸液を、図3に示した4個のスプレーヘッダーか
ら各150ml/minで供給し、鋼板の表・裏面に下記、
調合酸液を表1に示す条件で塗布する処理を行った。こ
のような処理を経た鋼板No.1〜No.3は、いずれも酸洗
の終了後に変色が発生するようなことはなかった。
【0017】
【表1】
【0018】なお、使用した前記酸洗抑制剤の成分組成
は、C:9.3mass%、H:10.5mass%、N:7.
8mass%、O:72.1mass%、S:0.1mass%及び
Cl:0.2mass%である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
酸洗工程において、酸洗後の鋼板の変色が確実に防止さ
れるから、酸洗処理時の不良品の発生を抑制することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の酸洗設備を示す図である。
【図2】 従来の酸洗設備を示す図である。
【図3】 本発明の酸洗設備を示す図である。
【符号の説明】
1:酸洗槽 2:鋼板 3a〜3d:スプレーノズル 4:回収酸液 5:フィルター 6:ポンプ 7:電磁弁 8:ロール群 9:堆積物 10:濃度調整タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K053 PA02 PA12 QA01 RA14 RA63 XA01 XA22 XA26 YA01 YA03 ZA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板の酸洗工程において、酸洗槽を出た
    鋼板に酸液を塗布して鋼板の変色を防止するに当り、該
    酸液として、酸洗槽からの回収酸液とは別に新しい酸液
    を混合してなる調合酸液を用いることを特徴とする酸洗
    工程における鋼板の変色防止方法。
  2. 【請求項2】 調合酸液の濃度調整は、回収酸液と新し
    い酸液の他に、さらに必要に応じて浄水ならびに酸洗抑
    制剤を添加して行うことを特徴とする酸洗工程における
    鋼板の変色防止方法。
  3. 【請求項3】 酸洗槽の出側に、鋼板に酸液を吹き付け
    るスプレーヘッダーを配置し、このスプレーヘッダーに
    向う管路中に、酸洗槽からの回収酸液及び新しい酸液が
    所定濃度の下に混合される濃度調整タンクを接続してな
    ることを特徴とする酸洗設備。
JP2001096275A 2001-03-29 2001-03-29 酸洗工程における鋼板の変色防止方法及び酸洗設備 Pending JP2002294476A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001096275A JP2002294476A (ja) 2001-03-29 2001-03-29 酸洗工程における鋼板の変色防止方法及び酸洗設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001096275A JP2002294476A (ja) 2001-03-29 2001-03-29 酸洗工程における鋼板の変色防止方法及び酸洗設備

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002294476A true JP2002294476A (ja) 2002-10-09

Family

ID=18950206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001096275A Pending JP2002294476A (ja) 2001-03-29 2001-03-29 酸洗工程における鋼板の変色防止方法及び酸洗設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002294476A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5482968B2 (ja) * 2012-01-18 2014-05-07 Jfeスチール株式会社 酸洗後の鋼板表面の黄変防止方法
CN114622214A (zh) * 2022-03-07 2022-06-14 盐城市星凯环保科技股份有限公司 一种镍铁铬电热合金酸洗处理装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5482968B2 (ja) * 2012-01-18 2014-05-07 Jfeスチール株式会社 酸洗後の鋼板表面の黄変防止方法
JPWO2013108785A1 (ja) * 2012-01-18 2015-05-11 Jfeスチール株式会社 酸洗後の鋼板表面の黄変防止方法
CN114622214A (zh) * 2022-03-07 2022-06-14 盐城市星凯环保科技股份有限公司 一种镍铁铬电热合金酸洗处理装置
CN114622214B (zh) * 2022-03-07 2023-09-05 盐城市星凯环保科技股份有限公司 一种镍铁铬电热合金酸洗处理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3938214A (en) Cascade rinsing system and method
KR101249167B1 (ko) 강판의 산세 처리 방법 및 산세 처리 장치
RU2691688C2 (ru) Способ и система для обработки полосы из углеродистой стали, прежде всего для травления
JP2002294476A (ja) 酸洗工程における鋼板の変色防止方法及び酸洗設備
US5904157A (en) Copper surface pickling system
EP0633071A1 (en) Method and apparatus for cleaning shutter members
US2228836A (en) Rust-proofing process
US5958147A (en) Method of treating a metal
JP3648833B2 (ja) 鋼帯の噴流酸洗方法
JP2006028574A (ja) 酸洗鋼帯の水洗浄処理方法
RU2131484C1 (ru) Способ обработки металла
JP2000140929A (ja) 熱延コイルのスケール飛散防止法およびその装置
JP4857793B2 (ja) ステンレス鋼帯の酸洗方法及び酸洗設備
JP2000178775A (ja) 鋼帯の変色防止方法及び装置
JP2001152376A (ja) メカニカルデスケーリングした鋼帯の酸洗方法及び廃酸タンク
JPH059787A (ja) ロ−ル洗浄装置
JP2966991B2 (ja) 帯鋼板の酸洗装置
JPS622885B2 (ja)
JP2003213466A (ja) 酸洗槽に浸漬している熱交換器の汚れ防止方法
JPH05212430A (ja) 圧延油の浄化方法及びそれを用いた圧延方法
JPS6332871B2 (ja)
JP2705365B2 (ja) 連続酸洗ラインにおける変色防止方法および装置
KR101008043B1 (ko) 과산세 방지가 가능한 산세 장치
JPH01246384A (ja) 鋼板の変色防止方法
JP2004353031A (ja) スラッジ除去方法及び装置