JPS622885B2 - - Google Patents
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- JPS622885B2 JPS622885B2 JP11021881A JP11021881A JPS622885B2 JP S622885 B2 JPS622885 B2 JP S622885B2 JP 11021881 A JP11021881 A JP 11021881A JP 11021881 A JP11021881 A JP 11021881A JP S622885 B2 JPS622885 B2 JP S622885B2
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- Japan
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- rolling
- scale
- pickling
- hot
- steel plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B45/00—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B45/04—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for de-scaling, e.g. by brushing
- B21B45/06—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for de-scaling, e.g. by brushing of strip material
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
本発明は、熱延鋼板のスケール除去方法に関す
るものである。 従来から、低炭素鋼熱延鋼板のスケール除去に
当つては、熱延鋼板を予め冷間圧延した後、酸洗
することが行われている。 熱延鋼板を予め冷間圧延することは、熱延鋼板
のスケールに割れが生じ、酸洗時間が短縮される
からである。 ところで、冷間圧延では圧延油を使用するが、
圧延油が鋼板に付着していると、油膜によつてス
ケールと酸洗液との接触が妨げられ、酸洗性が悪
化し、かつ酸洗液中に圧延油が蓄積し、酸洗液が
汚染されるので、冷間圧延された鋼板を脱脂洗浄
した後に酸洗する必要があり、脱脂洗浄工程分だ
けスケール除去に要する全体の処理時間が長くな
り、かつ脱脂洗浄設備およびその操業費を含める
と、生産性の低下を来たしている。 そこで、脱脂洗浄工程を省略すべく、熱延鋼板
の冷間圧延に圧延油を使用しないて、少量の水を
使用するか、あるいは無潤滑で熱延鋼板を冷間圧
延することが行われているが、この場合、圧下率
は5%未満であるため、冷間圧延による熱延鋼板
のスケール割れ率が小さく、従つて酸洗槽を長く
するか、あるいは通板速度を遅くするかしなけれ
ばならず、スケール除去に要する全体の処理時間
が長くなり、生産性の低下を来たしている。 本発明は、かくの如き従来の熱延鋼板のスケー
ル除去における諸問題を解決すべく開発されたも
のであつて、その方法を以下に説明する。 すなわち、低炭素鋼熱延鋼板を、圧下率5〜30
%にて、かつ圧延油を使用することなく、冷却兼
潤滑用水を、圧延機の入側およびまたは出側にお
ける圧延ロールと鋼板とにわたり、鋼板幅1mm当
り0.1/分〜3/分噴射しながら冷間圧延し
た後、酸洗する。 ここで、圧下率を5〜30%にした理由は、圧下
率5%以下ではスケールの剥離効果が少なく、ま
た圧下率30%以上ではスケールの剥離効果が飽和
するからである。 また冷却兼潤滑用水を鋼板幅1mm当り0.1/
分〜3/分にした理由は、圧下率5%以上の冷
間圧延を行うためには、冷却兼潤滑用水の噴射量
が不足すると、冷却不充分となつてヒートスクラ
ツチが発生し、極端な噴射量不足の場合には剥離
したスケールが圧延ロールに付着するので、これ
等を防止するために、冷却兼潤滑用水の噴射量は
少なくとも鋼板幅1mm当り0.1/分以上必要で
ある。 しかも熱延鋼板の冷間圧延速度を500mpm以下
とする場合、冷却兼潤滑用水の噴射量を鋼板幅1
mm当り3/分程度にすると、ヒートスクラツチ
の発生なしに圧延が可能である。 冷却兼潤滑用水としては、水道水、工業用水を
使用する。 本発明による実施例を下記第1表に示す。
るものである。 従来から、低炭素鋼熱延鋼板のスケール除去に
当つては、熱延鋼板を予め冷間圧延した後、酸洗
することが行われている。 熱延鋼板を予め冷間圧延することは、熱延鋼板
のスケールに割れが生じ、酸洗時間が短縮される
からである。 ところで、冷間圧延では圧延油を使用するが、
圧延油が鋼板に付着していると、油膜によつてス
ケールと酸洗液との接触が妨げられ、酸洗性が悪
化し、かつ酸洗液中に圧延油が蓄積し、酸洗液が
汚染されるので、冷間圧延された鋼板を脱脂洗浄
した後に酸洗する必要があり、脱脂洗浄工程分だ
けスケール除去に要する全体の処理時間が長くな
り、かつ脱脂洗浄設備およびその操業費を含める
と、生産性の低下を来たしている。 そこで、脱脂洗浄工程を省略すべく、熱延鋼板
の冷間圧延に圧延油を使用しないて、少量の水を
使用するか、あるいは無潤滑で熱延鋼板を冷間圧
延することが行われているが、この場合、圧下率
は5%未満であるため、冷間圧延による熱延鋼板
のスケール割れ率が小さく、従つて酸洗槽を長く
するか、あるいは通板速度を遅くするかしなけれ
ばならず、スケール除去に要する全体の処理時間
が長くなり、生産性の低下を来たしている。 本発明は、かくの如き従来の熱延鋼板のスケー
ル除去における諸問題を解決すべく開発されたも
のであつて、その方法を以下に説明する。 すなわち、低炭素鋼熱延鋼板を、圧下率5〜30
%にて、かつ圧延油を使用することなく、冷却兼
潤滑用水を、圧延機の入側およびまたは出側にお
ける圧延ロールと鋼板とにわたり、鋼板幅1mm当
り0.1/分〜3/分噴射しながら冷間圧延し
た後、酸洗する。 ここで、圧下率を5〜30%にした理由は、圧下
率5%以下ではスケールの剥離効果が少なく、ま
た圧下率30%以上ではスケールの剥離効果が飽和
するからである。 また冷却兼潤滑用水を鋼板幅1mm当り0.1/
分〜3/分にした理由は、圧下率5%以上の冷
間圧延を行うためには、冷却兼潤滑用水の噴射量
が不足すると、冷却不充分となつてヒートスクラ
ツチが発生し、極端な噴射量不足の場合には剥離
したスケールが圧延ロールに付着するので、これ
等を防止するために、冷却兼潤滑用水の噴射量は
少なくとも鋼板幅1mm当り0.1/分以上必要で
ある。 しかも熱延鋼板の冷間圧延速度を500mpm以下
とする場合、冷却兼潤滑用水の噴射量を鋼板幅1
mm当り3/分程度にすると、ヒートスクラツチ
の発生なしに圧延が可能である。 冷却兼潤滑用水としては、水道水、工業用水を
使用する。 本発明による実施例を下記第1表に示す。
【表】
使用した熱延鋼板は、いずれも低炭素鋼であ
り、板厚は3mm〜8mmである。 また酸洗は、4槽からなる酸洗槽を使用した塩
酸酸洗であり、入側槽における塩酸濃度は約1
%、出側槽における塩酸濃度は約7%である(カ
スケード方式)。 上記第1表における実施例No.1〜5では、いず
れもスケール残り、ヒートスクラツチは全くな
く、良好な酸洗面が得られた。 実施例No.6では、スケール残り、ヒートスクラ
ツチの両方が観察され、実施例No.7では、ヒート
スクラツチは発生しなかつたが、スケール残りが
観察された。 前記の如く、冷却兼潤滑用水を鋼板幅1mm当り
0.1/分〜3/分噴射することにより、剥離
したスケールを吹き飛ばす効果があるが、冷間圧
延された鋼板の板面における剥離したスケール
を、酸洗に先立つて予めロール状ブラシにより除
去するがよい。 本発明は上述の如く、低炭素鋼熱延鋼板を、圧
下率5〜30%にて、かつ圧延油を使用することな
く、冷却兼潤滑用水を、圧延機の入側およびまた
は出側における圧延ロールと鋼板とにわたり、鋼
板幅1mm当り0.1/分〜3/分噴射しながら
冷間圧延した後、酸洗するので、熱延鋼板の冷間
圧延工程におけるスケール剥離効果および剥離し
たスケールの吹き飛ばし効果が大きく、従つて酸
洗槽を短かくするか、あるいは通板速度を早くす
ることができるので、酸洗時間を大幅に短縮でき
ると共に、酸洗槽内に蓄積するスケールが減少す
るので、酸洗液の原単位を向上できる。 しかも圧延油を使用しないので、脱脂洗浄工程
を省略して直ちに酸洗することができ、従つて脱
脂洗浄設備費およびその操業費を節減できると共
に、生産性の向上に著しく寄与できる。 なお、一般に、冷間圧延において冷却兼潤滑用
水を用いると、鋼板に錆を生じ、製品価値が低下
するが、本発明方法の場合、冷間圧延後、直ちに
鋼板を酸洗するので、何等問題はない。
り、板厚は3mm〜8mmである。 また酸洗は、4槽からなる酸洗槽を使用した塩
酸酸洗であり、入側槽における塩酸濃度は約1
%、出側槽における塩酸濃度は約7%である(カ
スケード方式)。 上記第1表における実施例No.1〜5では、いず
れもスケール残り、ヒートスクラツチは全くな
く、良好な酸洗面が得られた。 実施例No.6では、スケール残り、ヒートスクラ
ツチの両方が観察され、実施例No.7では、ヒート
スクラツチは発生しなかつたが、スケール残りが
観察された。 前記の如く、冷却兼潤滑用水を鋼板幅1mm当り
0.1/分〜3/分噴射することにより、剥離
したスケールを吹き飛ばす効果があるが、冷間圧
延された鋼板の板面における剥離したスケール
を、酸洗に先立つて予めロール状ブラシにより除
去するがよい。 本発明は上述の如く、低炭素鋼熱延鋼板を、圧
下率5〜30%にて、かつ圧延油を使用することな
く、冷却兼潤滑用水を、圧延機の入側およびまた
は出側における圧延ロールと鋼板とにわたり、鋼
板幅1mm当り0.1/分〜3/分噴射しながら
冷間圧延した後、酸洗するので、熱延鋼板の冷間
圧延工程におけるスケール剥離効果および剥離し
たスケールの吹き飛ばし効果が大きく、従つて酸
洗槽を短かくするか、あるいは通板速度を早くす
ることができるので、酸洗時間を大幅に短縮でき
ると共に、酸洗槽内に蓄積するスケールが減少す
るので、酸洗液の原単位を向上できる。 しかも圧延油を使用しないので、脱脂洗浄工程
を省略して直ちに酸洗することができ、従つて脱
脂洗浄設備費およびその操業費を節減できると共
に、生産性の向上に著しく寄与できる。 なお、一般に、冷間圧延において冷却兼潤滑用
水を用いると、鋼板に錆を生じ、製品価値が低下
するが、本発明方法の場合、冷間圧延後、直ちに
鋼板を酸洗するので、何等問題はない。
Claims (1)
- 1 低炭素鋼熱延鋼板を、圧下率5〜30%にて、
かつ圧延油を使用することなく、冷却兼潤滑用水
を、圧延機の入側およびまたは出側における圧延
ロールと鋼板とにわたり、鋼板幅1mm当り0.1
/分〜3/分噴射しながら冷間圧延した後、
酸洗することを特徴とする熱延鋼板のスケール除
去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11021881A JPS5813408A (ja) | 1981-07-14 | 1981-07-14 | 熱延鋼板のスケ−ル除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11021881A JPS5813408A (ja) | 1981-07-14 | 1981-07-14 | 熱延鋼板のスケ−ル除去方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5813408A JPS5813408A (ja) | 1983-01-25 |
JPS622885B2 true JPS622885B2 (ja) | 1987-01-22 |
Family
ID=14530063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11021881A Granted JPS5813408A (ja) | 1981-07-14 | 1981-07-14 | 熱延鋼板のスケ−ル除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5813408A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60242131A (ja) * | 1984-04-27 | 1985-12-02 | Kobe Steel Ltd | 長尺棒状材群の整形装置 |
CN1079303C (zh) * | 1995-10-11 | 2002-02-20 | 日新制钢株式会社 | 去除重载轧制钢带氧化皮的方法 |
-
1981
- 1981-07-14 JP JP11021881A patent/JPS5813408A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5813408A (ja) | 1983-01-25 |
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