JPH0559578A - 鋼板の酸洗方法 - Google Patents
鋼板の酸洗方法Info
- Publication number
- JPH0559578A JPH0559578A JP21291991A JP21291991A JPH0559578A JP H0559578 A JPH0559578 A JP H0559578A JP 21291991 A JP21291991 A JP 21291991A JP 21291991 A JP21291991 A JP 21291991A JP H0559578 A JPH0559578 A JP H0559578A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pickling
- accelerator
- tank
- recovered
- steel plate
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- Pending
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- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 酸洗促進剤による鋼板の酸洗効率を向上させ
る。 【構成】 酸洗ラインの複数個に分割された酸洗槽内
に、酸洗促進剤を供給して、鋼板２の酸洗効率を向上さ
せる、鋼板の酸洗方法において、鋼板進行方向下流側の
酸洗槽内に回収酸洗液とともに酸洗促進剤を供給し、酸
洗促進剤の酸洗槽内への供給量は、回収酸洗液量に対し
て0.10から0.20vol.% の範囲内に限定する。
る。 【構成】 酸洗ラインの複数個に分割された酸洗槽内
に、酸洗促進剤を供給して、鋼板２の酸洗効率を向上さ
せる、鋼板の酸洗方法において、鋼板進行方向下流側の
酸洗槽内に回収酸洗液とともに酸洗促進剤を供給し、酸
洗促進剤の酸洗槽内への供給量は、回収酸洗液量に対し
て0.10から0.20vol.% の範囲内に限定する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、鋼板の酸洗方法、特
に、酸洗促進剤による鋼板の酸洗効率を一層向上させる
ことができる、鋼板の酸洗方法に関するものである。
に、酸洗促進剤による鋼板の酸洗効率を一層向上させる
ことができる、鋼板の酸洗方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】熱延コイルは、酸洗ラインにおいて、鋼
板表面に付着したスケールが除去された後、即ち、脱ス
ケールされた後、冷間圧延され、そして、例えば、亜鉛
メッキラインに送られる。
板表面に付着したスケールが除去された後、即ち、脱ス
ケールされた後、冷間圧延され、そして、例えば、亜鉛
メッキラインに送られる。
【０００３】上述した酸洗ラインにおいては、酸洗能率
の向上を図るために、近年、酸洗促進剤を酸洗槽内に供
給することが行われている。特に、高温巻取コイルを酸
洗する場合には、コイルトップ部においてライン速度
を、最大ライン速度の半分程度に低下させる必要があ
り、これが酸洗能率の低下の原因となっている。従っ
て、このような場合に、酸洗促進剤の使用は、酸洗の能
率向上に効果を発揮する。
の向上を図るために、近年、酸洗促進剤を酸洗槽内に供
給することが行われている。特に、高温巻取コイルを酸
洗する場合には、コイルトップ部においてライン速度
を、最大ライン速度の半分程度に低下させる必要があ
り、これが酸洗能率の低下の原因となっている。従っ
て、このような場合に、酸洗促進剤の使用は、酸洗の能
率向上に効果を発揮する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】酸洗促進剤を使用し
た、鋼板の酸洗方法には、以下の条件が必要とされる。 酸洗促進剤の添加濃度、 酸洗促進剤の供給方法、 酸洗液中のHCl およびFe2+濃度、 酸洗液の温度。 上記およびの条件は、酸洗ライン固有のものである
ので、およびの条件が重要である。
た、鋼板の酸洗方法には、以下の条件が必要とされる。 酸洗促進剤の添加濃度、 酸洗促進剤の供給方法、 酸洗液中のHCl およびFe2+濃度、 酸洗液の温度。 上記およびの条件は、酸洗ライン固有のものである
ので、およびの条件が重要である。
【０００５】しかしながら、酸洗促進剤の最適添加濃度
および最適供給方法を特定して、鋼板を効率良く酸洗す
る方法は、未だ提案されていない。従って、この発明
は、酸洗促進剤の最適添加濃度および最適供給方法を特
定して、酸洗促進剤による鋼板の酸洗効率を一層向上さ
せることができる、鋼板の酸洗方法を提供することにあ
る。
および最適供給方法を特定して、鋼板を効率良く酸洗す
る方法は、未だ提案されていない。従って、この発明
は、酸洗促進剤の最適添加濃度および最適供給方法を特
定して、酸洗促進剤による鋼板の酸洗効率を一層向上さ
せることができる、鋼板の酸洗方法を提供することにあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、酸洗ライン
の複数個に分割された酸洗槽内に、酸洗促進剤を供給し
て、鋼板の酸洗効率を向上させる、鋼板の酸洗方法にお
いて、鋼板進行方向下流側の酸洗槽内に回収酸洗液とと
もに酸洗促進剤を供給し、前記酸洗促進剤の前記酸洗槽
内への供給量は、前記回収酸洗液量に対して0.10から0.
20vol.% の範囲内に限定することに特徴を有するもので
ある。
の複数個に分割された酸洗槽内に、酸洗促進剤を供給し
て、鋼板の酸洗効率を向上させる、鋼板の酸洗方法にお
いて、鋼板進行方向下流側の酸洗槽内に回収酸洗液とと
もに酸洗促進剤を供給し、前記酸洗促進剤の前記酸洗槽
内への供給量は、前記回収酸洗液量に対して0.10から0.
20vol.% の範囲内に限定することに特徴を有するもので
ある。
【０００７】次に、この発明の、鋼板の酸洗方法の一実
施態様を図面を参照しながら説明する。図１は、この発
明の、鋼板の酸洗方法の一実施態様を示す概略断面図、
図２は、この発明における酸洗促進剤の供給方法を示す
ブロック図である。図１において、1Aから1Fは、酸洗ラ
インの６個に分割された酸洗槽である。酸洗槽内の酸洗
液は、鋼板２の進行方向下流側の酸洗槽1Fから上流側の
酸洗槽1Aに流される。これは、酸洗液を有効に利用する
ためである。従って、酸洗液の酸濃度は、酸洗槽1Aから
酸洗槽1Fに向かうにつれて高くなっている。鋼板２は、
酸洗槽1Aから1F内を順次通る過程で酸洗され脱スケール
される。脱スケールされた鋼板２は、酸洗槽1Fからスプ
レータンク３および温水タンク４内を通り、ここで鋼板
２に付着した酸洗液が除去される。このようにして、酸
洗液が除去された鋼板２は、ドライヤー５によって表面
の水分が乾燥され、次工程に送られる。
施態様を図面を参照しながら説明する。図１は、この発
明の、鋼板の酸洗方法の一実施態様を示す概略断面図、
図２は、この発明における酸洗促進剤の供給方法を示す
ブロック図である。図１において、1Aから1Fは、酸洗ラ
インの６個に分割された酸洗槽である。酸洗槽内の酸洗
液は、鋼板２の進行方向下流側の酸洗槽1Fから上流側の
酸洗槽1Aに流される。これは、酸洗液を有効に利用する
ためである。従って、酸洗液の酸濃度は、酸洗槽1Aから
酸洗槽1Fに向かうにつれて高くなっている。鋼板２は、
酸洗槽1Aから1F内を順次通る過程で酸洗され脱スケール
される。脱スケールされた鋼板２は、酸洗槽1Fからスプ
レータンク３および温水タンク４内を通り、ここで鋼板
２に付着した酸洗液が除去される。このようにして、酸
洗液が除去された鋼板２は、ドライヤー５によって表面
の水分が乾燥され、次工程に送られる。
【０００８】この実施態様においては、酸洗促進剤は、
第５番目の酸洗槽1E内に、酸洗槽1Aから回収された回収
酸洗液とともに供給される。酸洗促進剤は、下流側の酸
洗槽に供給するほどその添加効果があがる。これは、上
述したように、酸洗液は、この有効利用を図るために下
流側の酸洗槽から上流側の酸洗槽に順次流れているから
である。
第５番目の酸洗槽1E内に、酸洗槽1Aから回収された回収
酸洗液とともに供給される。酸洗促進剤は、下流側の酸
洗槽に供給するほどその添加効果があがる。これは、上
述したように、酸洗液は、この有効利用を図るために下
流側の酸洗槽から上流側の酸洗槽に順次流れているから
である。
【０００９】酸洗促進剤の酸洗槽1E内への供給方法を、
図２を参照しながら説明する。酸洗槽1Aから回収された
回収酸洗液は、塩酸回収工場による処理後、回収酸洗液
タンク６内に溜められている。酸洗促進剤は、酸洗促進
剤タンク７に溜められている。回収酸洗液タンク６内の
回収酸洗液の流量は、流量計８によって計測される。そ
して、酸洗促進剤は、回収酸洗液の流量に対して、0.10
から0.20vol.%の範囲内で酸洗槽1E内に供給される。酸
洗促進剤の供給量を、この範囲内に限定したのは、酸洗
促進剤の供給量が0.10vol.% 未満では、酸洗促進剤の供
給効果が十分に現れず、一方、0.20vol.% を超えると、
酸洗促進剤の供給効果の向上が望めないばかりか、コス
ト高となるからである。回収酸洗液の流量に対する酸洗
促進剤の供給量は、公知の比例演算器９によって演算さ
れる。このように、酸洗促進剤を鋼板進行方向下流側の
酸洗槽内に、回収酸洗液の流量に対して0.10から0.20vo
l.% の範囲内で回収酸洗液とともに供給することによっ
て、酸洗促進剤による鋼板の酸洗効率を一層向上させる
ことができる。
図２を参照しながら説明する。酸洗槽1Aから回収された
回収酸洗液は、塩酸回収工場による処理後、回収酸洗液
タンク６内に溜められている。酸洗促進剤は、酸洗促進
剤タンク７に溜められている。回収酸洗液タンク６内の
回収酸洗液の流量は、流量計８によって計測される。そ
して、酸洗促進剤は、回収酸洗液の流量に対して、0.10
から0.20vol.%の範囲内で酸洗槽1E内に供給される。酸
洗促進剤の供給量を、この範囲内に限定したのは、酸洗
促進剤の供給量が0.10vol.% 未満では、酸洗促進剤の供
給効果が十分に現れず、一方、0.20vol.% を超えると、
酸洗促進剤の供給効果の向上が望めないばかりか、コス
ト高となるからである。回収酸洗液の流量に対する酸洗
促進剤の供給量は、公知の比例演算器９によって演算さ
れる。このように、酸洗促進剤を鋼板進行方向下流側の
酸洗槽内に、回収酸洗液の流量に対して0.10から0.20vo
l.% の範囲内で回収酸洗液とともに供給することによっ
て、酸洗促進剤による鋼板の酸洗効率を一層向上させる
ことができる。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、酸洗促進剤の最適添加濃度および最適供給方法を特
定することによって、酸洗促進剤による鋼板の酸洗効率
を一層向上させることができるといった有用な効果がも
たらされる。
ば、酸洗促進剤の最適添加濃度および最適供給方法を特
定することによって、酸洗促進剤による鋼板の酸洗効率
を一層向上させることができるといった有用な効果がも
たらされる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の、鋼板の酸洗方法鋼板の一実施態様
を示す概略断面図である。
を示す概略断面図である。
【図２】この発明における酸洗促進剤の供給方法を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
1A、1B、1C、1D、1E、1F：酸洗槽、 ２：鋼板、 ３：スプレータンク、 ４：温水タンク、 ５：ドライヤー、 ６：回収酸洗液タンク、 ７：酸洗促進剤タンク、 ８：流量計、 ９：比例演算器。
Claims (1)
- 【請求項１】 酸洗ラインの複数個に分割された酸洗槽
内に、酸洗促進剤を供給して、鋼板の酸洗効率を向上さ
せる、鋼板の酸洗方法において、鋼板進行方向下流側の
酸洗槽内に回収酸洗液とともに酸洗促進剤を供給し、前
記酸洗促進剤の前記酸洗槽内への供給量は、前記回収酸
洗液量に対して0.10から0.20vol.% の範囲内に限定する
ことを特徴とする、鋼板の酸洗方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21291991A JPH0559578A (ja) | 1991-06-27 | 1991-07-30 | 鋼板の酸洗方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18295791 | 1991-06-27 | ||
| JP3-182957 | 1991-06-27 | ||
| JP21291991A JPH0559578A (ja) | 1991-06-27 | 1991-07-30 | 鋼板の酸洗方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0559578A true JPH0559578A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=26501559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21291991A Pending JPH0559578A (ja) | 1991-06-27 | 1991-07-30 | 鋼板の酸洗方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0559578A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018117541A1 (ko) * | 2016-12-22 | 2018-06-28 | 주식회사 포스코 | 산세 장치 |
| CN114807954A (zh) * | 2022-04-29 | 2022-07-29 | 常熟科弘材料科技有限公司 | 一种具有防锈效果的带钢酸洗方法及其带钢酸洗线 |
-
1991
- 1991-07-30 JP JP21291991A patent/JPH0559578A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018117541A1 (ko) * | 2016-12-22 | 2018-06-28 | 주식회사 포스코 | 산세 장치 |
| CN114807954A (zh) * | 2022-04-29 | 2022-07-29 | 常熟科弘材料科技有限公司 | 一种具有防锈效果的带钢酸洗方法及其带钢酸洗线 |
| CN114807954B (zh) * | 2022-04-29 | 2023-11-21 | 常熟科弘材料科技有限公司 | 一种具有防锈效果的带钢酸洗方法及其带钢酸洗线 |
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