JP2003286593A - ステンレス鋼の酸洗設備及び同設備の酸洗液制御方法 - Google Patents

ステンレス鋼の酸洗設備及び同設備の酸洗液制御方法

Info

Publication number
JP2003286593A
JP2003286593A JP2002094713A JP2002094713A JP2003286593A JP 2003286593 A JP2003286593 A JP 2003286593A JP 2002094713 A JP2002094713 A JP 2002094713A JP 2002094713 A JP2002094713 A JP 2002094713A JP 2003286593 A JP2003286593 A JP 2003286593A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pickling
amount
pickling solution
tank
solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002094713A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3881924B2 (ja
Inventor
Tsukasa Shimakawa
司 島川
Shizuo Iida
静男 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2002094713A priority Critical patent/JP3881924B2/ja
Publication of JP2003286593A publication Critical patent/JP2003286593A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3881924B2 publication Critical patent/JP3881924B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステンレス鋼の焼鈍酸洗設備のスラッジ堆積
によるストリップへの干渉、スラッジ排出のためのライ
ン停止などの問題点を解消した新規な酸洗設備及び酸洗
方法を提供する。 【解決手段】予めストリップの鋼種及び走行速度等から
1バッチ当たりの基準酸洗処理量と基準排出量を定めて
基準酸洗処理量記憶手段223と基準排出量記憶手段2
24に記憶し、各基準値と積算酸洗処理量及び積算排出
量を処理量比較手段233及び排出量比較手段243で
比較し、比較値が所定の値に到達したときに排出バルブ
17と供給ポンプ14を制御してスラッジを含んだ酸洗
液の酸洗タンクへの排出と供給を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステンレス鋼の酸
洗設備及び同設備における酸洗液制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】冷間又は熱間圧延されたステンレス鋼の
ストリップは、焼鈍処理後、表面のスケールを除去する
ため酸洗を行う。
【0003】図3に酸洗タンクの一例を、図4に酸洗液
の循環系の一例を示す。ステンレスのストリップ1は、
焼鈍後酸洗タンク2に搬送される。酸洗タンク2への搬
送前に図示しないベンディング、ショットブラスト、ソ
ルトバス処理等の事前処理をされることもある。
【0004】図3のストリップ1は酸洗タンク2の上流
側に設置されたピンチロール7で酸洗タンク2内に導か
れて浸漬ロール9により酸洗液中に浸漬され、ストリッ
プ1の表面の図示しないスケールが酸洗除去された後、
酸洗タンク2の下流側に設置された水切りロール8で引
き上げられ、次の図示しない酸洗タンクあるいは図示し
ない水洗タンクに搬送される。酸洗液は酸洗タンク2の
側面に複数個設けられた酸洗液供給口4から供給され、
酸洗タンク2の底部に設けられた酸洗液排出口5又はオ
ーバーフロー排出口11から排出される。一点鎖線で示
す6は酸洗液の液面、点の集合で示す18はスケールと
酸洗液の反応により生じたスラッジである。
【0005】図4の排出バルブ17の操作により酸洗液
排出口5から排出された酸洗液及びオーバーフロー排出
口11から排出された酸洗液は、酸洗循環タンク12に
集められ、酸洗液中に懸濁しているスラッジ18を酸洗
循環タンク12底部に沈殿させ底部より排出し除去す
る。酸洗液排出口5からの排出は定期的に又は必要に応
じて、また、オーバーフロー排出口11からの排出は常
時行われている。スラッジ18を除去した上澄み液であ
る酸洗液は酸洗循環タンク12で図示しない酸供給配管
により新たな酸が加えられて濃度が調整され、酸洗循環
タンク12より熱交換器15で酸洗液の液温が調整され
ながら供給ポンプ14により再度酸洗タンク2へ送られ
る。16は酸洗タンク2や配管の洗浄等に使用される工
業用水である。
【0006】上記のような酸洗装置において、ストリッ
プ1のスケールと酸洗液との反応により生じたスラッジ
18は酸洗タンク2の底部に泥状に堆積し、これを放置
すると徐々に蓄積してストリップパスラインに干渉し、
ストリップ1との接触、あるいはストリップ1の搬送に
より巻き上げられてストリップ1の随伴流と共にロール
とストリップ間に挟み込まれて、ストリップ1に押し傷
等の品質不良を発生させる。
【0007】従って、このような問題を回避するため、
従来は、酸洗液をオーバーフロー排出口11から常時オ
ーバーフローさせてスラッジ18を排出すると共に、定
期的にラインを停止させ又はラインの操業停止時に酸洗
タンク2の酸洗液排出口5から泥状になったスラッジ1
8を手作業で排出除去していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ライン停
止によるスラッジ18の酸洗液排出口5からの除去作業
は、ライン停止期間が1週間程度の長期間となるため、
ラインの操業効率を低下させ、手作業によるスラッジ1
8の除去は酸を使う作業のため作業効率や安全性に問題
があった。また常時酸洗液をオーバーフローさせること
は無効な酸洗液を多量に循環させることになり、ランニ
ングコスト上からもエネルギー消費からも問題があっ
た。
【0009】本発明は、上記した点に鑑み、酸洗設備の
スラッジ堆積によるストリップへの干渉、スラッジ排出
のためのライン停止などの問題点を解消した新規な酸洗
設備及び酸洗方法を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、冷間又は熱間圧延されたストリ
ップの表面のスケールを除去するための酸洗タンクを有
するステンレス鋼の酸洗設備において、予め定めた基準
酸洗処理量を記憶する基準酸洗処理量記憶手段と、該ス
トリップの通過量を計測する通過量計測手段と、該通過
量より酸洗処理量を演算する酸洗処理量演算手段と、該
酸洗処理量より積算酸洗処理量を演算する積算酸洗処理
量演算手段と、該基準酸洗処理量と該積算酸洗処理量と
の処理量比較値を演算する処理量比較手段と、該処理量
比較値が所定の値に達したことにより該酸洗タンクの底
部に蓄積するスラッジを含んだ酸洗液の排出を開始する
酸洗液排出手段と、スラッジを含んだ酸洗液の排出に伴
い該積算酸洗処理量をリセットする積算酸洗処理量リセ
ット手段と、を備えたことを特徴とするステンレス鋼の
酸洗設備に係るものである。
【0011】上記構成によれば、酸洗処理を開始する前
に酸の種類とストリップの鋼種、走行速度及び板幅等を
入力し、その入力値を基に演算を行い予め1バッチ当た
りの酸洗処理量を演算し基準酸洗処理量として設定して
おく。酸洗処理の開始後、酸洗処理量をストリップの通
過量より積算し、積算酸洗処理量が基準酸洗処理量にな
るまで酸洗タンクにスラッジを蓄積させ、積算酸洗処理
量が基準酸洗処理量と同値になるか超えたときにスラッ
ジを含んだ酸洗液の排出を開始することにより、無効な
酸洗液を循環しない効率のよいスラッジのバッチ処理に
よる排出作業を自動化することができる。積算酸洗処理
量はバッチ処理毎に初期値にリセットされる。
【0012】また、請求項2の発明は、前記ストリップ
の通過量が、前記ストリップの走行速度より演算される
ことを特徴とする請求項1に記載のステンレス鋼の酸洗
設備に係るものである。
【0013】ストリップは薄板状であるので酸洗処理量
はストリップの通過面積に略比例する。よって、酸洗処
理量をストリップの走行速度より演算される走行距離と
板幅で比例演算することができるが、板幅が一定の場合
はストリップの走行距離を積算酸洗処理量として演算す
ることが可能であり、その場合、計算が単純になり演算
効率が良くなる。
【0014】また、請求項3の発明は、予め定めた前記
酸洗タンクより排出する前記スラッジを含んだ酸洗液の
基準排出量を記憶する基準排出量記憶手段と、前記酸洗
タンクより排出する酸洗液の排出量を計測する排出量計
測手段と、前記酸洗タンクより排出する酸洗液の積算排
出量を演算する積算排出量演算手段と、該基準排出量と
該積算排出量との排出量比較値を演算する排出量比較手
段と、該排出量比較値が所定の値に達したことによりス
ラッジを含んだ酸洗液の排出を停止する酸洗液制御手段
と、酸洗液の排出停止に伴い該積算排出量をリセットす
る積算排出量リセット手段と、を備えたことを特徴とす
る請求項1又は2に記載のステンレス鋼の酸洗設備に係
るものである。
【0015】上記構成によれば、酸洗タンクに蓄積され
るスラッジの量に基づく酸洗液のバッチ当たりの排出量
をストリップの鋼種、酸の種類、ストリップの走行速度
及び板幅等より演算し予め定めることにより、酸洗液の
排出を所定の基準排出量になるまで排出し、積算排出量
が基準排出量になった時点で排出を停止するため、排出
の流量制御を必要とせず作業の効率よい自動化と排出装
置の簡略化が可能となる。排出が一時的に多量になり液
面が低下し過ぎる等の問題が生じる場合は排出の流量制
御を行うことも可能である。積算排出量はバッチ毎に初
期値にリセットされる。
【0016】また、請求項4の発明は、予め定めた前記
酸洗タンク内の酸洗液の基準液面高さを記憶する基準液
面高さ記憶手段と、前記酸洗タンク内の酸洗液の液面高
さを計測する液面高さ計測手段と、該基準液面高さと計
測された該液面高さとの液面比較値を演算する液面比較
手段と、該液面比較値が所定の値になるように前記酸洗
タンクへの酸洗液の供給及び排出を制御する液面制御手
段と、を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいず
れか一に記載のステンレス鋼の酸洗設備に係るものであ
る。
【0017】上記構成によれば、酸洗タンク内のスラッ
ジを伴う酸洗液の排出により低下する酸洗液の液面を常
に必要な範囲のレベルに保つように酸洗液の供給を行う
ことにより、酸洗液の排出中も酸洗作業を連続して行
い、スケール除去性能も均一になる。また、酸洗液の液
面は酸洗液の排出時に低下するのみならず、酸洗液の温
度調整又は濃度調整の際に酸洗液が供給され液面が上昇
する場合もあり、その場合は酸洗液の排出を行い液面を
必要な範囲のレベルに保つ。酸洗液の基準液面高さはあ
る幅を持って設定してもよい。
【0018】また、請求項5の発明は、前記酸洗タンク
に供給する酸洗液を調温する熱交換手段と、予め定めた
前記酸洗タンク内の酸洗液の基準温度を記憶する基準温
度記憶手段と、前記酸洗タンク内の酸洗液の温度を計測
する温度計測手段と、該基準温度と計測された該温度と
の温度比較値を演算する温度比較手段と、該温度比較値
が所定の値になるように熱交換手段を制御して前記酸洗
タンクに供給する酸洗液を調温する温度制御手段と、を
備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に
記載のステンレス鋼の酸洗設備に係るものである。
【0019】酸洗タンク内の酸洗液の温度低下は酸洗効
率及び酸洗性能に悪影響があり、酸洗液の温度は一定の
範囲に保持する必要がある。上記構成によれば、常時、
酸洗液の温度を計測し温度低下があれば温度の調整され
た酸洗液を酸洗タンクに供給することができる。また、
スラッジを伴う酸洗液の排出中も、酸洗タンク内の酸洗
液の温度を所定の範囲に保持することができる。
【0020】また、請求項6の発明は、前記酸洗タンク
に酸洗液を供給する酸洗液供給手段と、予め定めた前記
酸洗タンク内の酸洗液の基準濃度を記憶する基準濃度記
憶手段と、前記酸洗タンク内の酸洗液の濃度を計測する
濃度計測手段と、該基準濃度と計測された該濃度との濃
度比較値を演算する濃度比較手段と、該濃度比較値が所
定の値になるように該酸洗液供給手段により前記酸洗タ
ンクに酸洗液を供給し前記酸洗タンク内の酸洗液の濃度
を制御する濃度制御手段と、を備えたことを特徴とする
請求項1乃至5のいずれか一に記載のステンレス鋼の酸
洗設備に係るものである。
【0021】酸洗中の酸洗液の濃度低下は酸洗効率及び
酸洗性能に悪影響があり、酸洗液の濃度は一定の範囲に
保持する必要がある。上記構成によれば、常時、酸洗液
の濃度を計測し濃度低下があれば濃度の調整された酸洗
液を供給し濃度を制御することができる。また、スラッ
ジを伴う酸洗液の排出中も、酸洗タンク内の酸洗液の濃
度を所定の範囲に保持することができる。
【0022】また、請求項7の発明は、予め定めた基準
酸洗処理量とストリップの通過量から演算した積算酸洗
処理量との処理量比較値を演算し、該処理量比較値が所
定の値に達したことにより酸洗タンクより酸洗液の排出
を開始する工程と、予め定めた酸洗液の基準排出量と前
記酸洗タンクより排出された酸洗液の積算排出量との排
出量比較値を演算し、該排出量比較値が所定の値に達し
たことにより酸洗液の排出を停止する工程と、を備えた
ことを特徴とするステンレス鋼の酸洗設備の酸洗液制御
方法係るものである。
【0023】上記方法によれば、酸洗処理量をストリッ
プの通過量より積算し、積算酸洗処理量が予め定めた基
準酸洗処理量になるまで酸洗タンクにスラッジを蓄積
し、積算酸洗処理量が基準酸洗処理量と同じになるか超
えたときにスラッジを含んだ酸洗液の排出を開始し、積
算排出量がスラッジの排出が必要なくなる予め定めた基
準排出量と同じになるか超えたときにスラッジを含んだ
酸洗液の排出を停止する、効率のよいスラッジのバッチ
処理による排出作業を自動化することができる。
【0024】また、請求項8の発明は、予め定めた前記
酸洗タンクの基準液面高さと計測された液面高さとの液
面比較値を演算し、該液面比較値が所定の値になるよう
に前記酸洗タンクへの酸洗液の供給及び排出を制御する
ことを特徴とする請求項7に記載のステンレス鋼の酸洗
設備の酸洗液制御方法に係るものである。
【0025】上記方法によれば、酸洗タンク内のスラッ
ジを伴う酸洗液の排出により低下する酸洗液の液面を常
に必要な範囲のレベルに保ち、酸洗液の排出中も酸洗作
業を連続して行い、スケール除去性能も均一になる。ま
た、酸洗タンク内の酸洗液の温度調整又は濃度調整の際
に供給される酸洗液により液面が上昇する場合は酸洗液
を排出し、液面を常に必要な範囲のレベルに保つ。
【0026】また、請求項9の発明は、予め定めた前記
酸洗タンク内の酸洗液の基準温度と計測された温度との
温度比較値を演算し、該温度比較値が所定の値になるよ
うに酸洗液の温度を制御することを特徴とする請求項7
又は8に記載のステンレス鋼の酸洗設備の酸洗液制御方
法に係るものである。
【0027】上記方法によれば、常時酸洗液の温度を計
測し酸洗タンク内の酸洗液の温度を一定に保つのみなら
ず、特にスラッジを伴う酸洗液の排出中も、酸洗タンク
内の酸洗液の温度を所定の範囲に保持することができ
る。
【0028】また、請求項10の発明は、予め定めた前
記酸洗タンク内の酸洗液の基準濃度と計測された濃度と
の濃度比較値を演算し、該濃度比較値が所定の値になる
ように前記酸洗タンクへの酸洗液の供給を制御すること
を特徴とする請求項7乃至9のいずれか一に記載のステ
ンレス鋼の酸洗設備の酸洗液制御方法に係るものであ
る。
【0029】上記方法によれば、常時酸洗液の濃度を計
測し酸洗タンク内の酸洗液の濃度を一定に保つのみなら
ず、特にスラッジを伴う酸洗液の排出中も、酸洗タンク
内の酸洗液の濃度を所定の範囲に保持することができ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って詳細に説明する。なお、図1、図2において、
図3、図4に示す装置と同じ構成の部分には同一の符号
を付し、それらについての重複する説明は省略する。
【0031】図1は請求項1乃至3及び請求項7乃至8
の発明に係る一実施形態の、酸洗タンクの底部に泥状に
堆積したスラッジの排出を制御する設備の構成及びその
制御方法を示す図である。図1において実線の矢印は作
業又は制御の順序を示し、破線の矢印は機械制御のため
の信号の流れを示す。
【0032】図1において、22は基準値設定制御部を
示し、基準値設定制御部22は初期値入力手段221と
基準値演算記憶手段222よりなり、初期値入力手段2
21にてストリップ1の鋼種、走行速度、板幅及び酸の
種類等演算に必要な諸元を入力し、基準値演算記憶手段
222にて基準酸洗処理量Lo、基準排水量Vo及び基
準液面高さHoを演算し基準酸洗処理量Loを基準酸洗
処理量記憶手段223に、基準排水量Voを基準排出量
記憶手段224に及び基準液面高さHoを基準液面高さ
記憶手段225に各々記憶する。基準酸洗処理量記憶手
段223、基準排出量記憶手段224及びに基準液面高
さ記憶手段225は基準値設定制御部22に備えても良
く、また、別の制御部に備えることも可能である。
【0033】また、23は排出開始制御部を示し、排出
開始制御部23では、酸洗タンク2を通過するストリッ
プ1の通過量を計測する通過量計測手段235より送ら
れるデータより酸洗処理量演算手段231で酸洗処理量
を演算し、積算酸洗処理量演算手段232により酸洗処
理量を積算して積算酸洗処理量Lを求め、基準酸洗処理
量記憶手段223に記憶されている基準酸洗処理量Lo
と積算酸洗処理量Lとを処理量比較手段233により比
較し積算酸洗処理量Lが基準酸洗処理量Loと同値にな
るか積算酸洗処理量Lが基準酸洗処理量Loを上回った
ときに、酸洗液の排出を開始するために酸洗液排出手段
234により排出バルブ17が開けられる。積算酸洗処
理量Lが基準酸洗処理量Loを下回るときは酸洗処理の
積算を続ける。ストリップ1の板幅が一定の場合は走行
速度の積算値である走行距離を積算酸洗処理量Lに置き
換えることも可能であり、また、走行速度も一定の場合
は処理時間の積算値を積算酸洗処理量Lに置き換えるこ
とも可能である。その場合は基準酸洗処理量Loも走行
距離又は処理時間の関数とする。
【0034】また、24は排出停止制御部を示し、排出
停止制御部24では、酸洗液排出量計測手段241によ
り計測した排出量を積算排出量演算手段242にて積算
して積算排出量Vを演算し、基準排出量記憶手段224
に記憶されている基準排出量Voと積算排出量Vとを排
出量比較手段243にて比較し積算排出量Vが基準排出
量Voと同値になるか積算排出量Vが基準排出量Voを
上回ったときに酸洗液制御手段244により排出バルブ
17が閉じられ酸洗液の排出を停止する。積算排出量V
が基準排出量Voを下回るときは排出量の積算を続け
る。25はリセット制御部を示し、リセット制御部25
では酸洗液の排出停止後、積算酸洗処理量Lと積算排出
量Vを初期値である零にリセットする。積算酸洗処理量
Lのリセットは必ずしも酸洗液の排出停止後に行われる
ものではなく、排出開始後で酸洗液排出停止前の間に行
われてもよい。積算酸洗処理量Lと積算排出量Vが初期
値である零にリセットされると、制御の流れは次のバッ
チ処理の排出開始制御部に移る。
【0035】また、26は液面保持制御部を示す。液面
保持制御部26においては、酸洗処理が行われる間は液
面高さ計測手段261にて酸洗液面高さHを計測し液面
比較手段262にて基準液面高さ記憶手段225に記憶
された基準液面高さHoと計測された酸洗液面高さHを
比較して酸洗液面が常に基準液面高さHoになるように
酸洗タンク2へ酸洗液を酸洗液供給手段である供給ポン
プ14により供給する。基準液面高さHoに上下の幅を
持った値を設定し酸洗液面高さHがその範囲に入るよう
制御してもよい。図1には常に供給ポンプ14と排出バ
ルブ17を操作しているように記載しているが、基準液
面高さHoが上下の幅を持った値を設定している場合で
酸洗液面高さHがその範囲に入っているときは、通常、
排出バルブ17は閉止し供給ポンプ14は停止してい
る。酸洗液の排出が供給酸洗液を上回り、酸洗液面高さ
Hが予定を上回って下降する場合は排出バルブ17を閉
止して酸洗液の排出を停止し、酸洗液面高さHが回復す
るのを待って排出バルブ17を開けて酸洗液の排出を行
ってもよい。また、酸洗液の排出中でなくとも、酸洗液
面高さHが基準液面高さHoを上回る場合は、排出バル
ブ17を操作して酸洗液を排出するようにしてもよい。
酸洗液面高さHが基準液面高さHoを下回る場合は、供
給ポンプ14を操作して酸洗液を供給するようにしても
よい。
【0036】図2は請求項4乃至6及び請求項9乃至1
0の発明に係る一実施形態の、酸洗タンクの酸洗液の温
度及び濃度を制御する設備の構成及びその制御方法を示
す図である。図2において実線の矢印は作業又は制御の
順序を示し、破線の矢印は機械制御のための信号の流れ
を示す。
【0037】図2より、29は酸洗タンク2内の酸洗液
の基準温度と基準濃度を演算して記憶する基準酸洗液制
御部である。基準酸洗液制御部29は基準値設定制御部
22の初期値入力手段221にて入力されたストリップ
1の鋼種、走行速度、板幅及び酸の種類等演算に必要な
諸元から基準温度To及び基準濃度Coを演算し基準温
度Toを基準温度記憶手段291に、基準濃度Coを基
準濃度記憶手段292に各々記憶する。
【0038】30は酸洗タンク2内の酸洗液の温度と濃
度を制御する温度・濃度制御部である。温度・濃度制御
部30は予め設定された基準温度Toと温度計測手段3
04で計測された酸洗タンク2内の酸洗液温度Tを温度
比較手段302で比較演算し熱交換手段である熱交換器
15及び供給ポンプ14を制御し、また、予め設定され
た酸洗液の濃度Coと濃度計測手段303で計測された
酸洗タンク2内の酸洗液の濃度Cを濃度比較手段301
で比較演算し供給ポンプ14を制御する。
【0039】次に酸洗液の温度及び濃度の制御方法を説
明する。まず、基準酸洗液制御部29で酸洗液の基準温
度Toを設定して基準温度記憶手段291に記憶し、酸
洗タンク2に設置した温度計測手段304により酸洗液
の温度Tを測定する。ついで、基準温度Toと測定した
酸洗液温度Tを温度比較手段302で比較演算し、温度
Tが基準温度Toを下回る間は熱交換器15に信号を出
してパイプ内を流動する酸洗液を加熱すると共に供給ポ
ンプ14に温度制御手段305より信号を出して供給ポ
ンプ14を駆動し、ストレージタンク13から酸洗タン
ク2へ加熱された酸洗液を供給して温度を上昇させる。
基準温度Toが範囲を持って設定されている場合はTが
その範囲に入るように制御を行うこともできる。
【0040】また、酸洗液の濃度は、鋼種等によって定
まる基準濃度Coを設定し基準濃度記憶手段292に記
憶し、酸洗タンク2に設置した濃度計測手段303によ
り酸洗液の濃度Cを測定する。次いで、基準濃度Coと
測定した酸洗液の濃度Cを濃度比較手段301で比較演
算し、濃度Cが基準濃度Coを下回るに間は供給ポンプ
14に濃度制御手段306より信号を出して供給ポンプ
14を駆動させ、ストレージタンク13から酸洗タンク
2へ酸洗液を供給して濃度を上昇させる。基準濃度Co
が範囲を持って設定されている場合は濃度Cがその範囲
に入るように制御を行うこともできる。ストレージタン
ク13は酸洗循環タンク12に加えて設けたもので、ス
トレージタンク13内にて酸洗液の濃度をチェックし図
示しない酸供給配管より酸を供給し設定濃度Coよりも
高めの濃度に調整しておくことも可能である。また、ス
トレージタンク13は酸洗循環タンク12で兼用しても
良い。
【0041】また、酸洗液の供給中は図1に示す液面保
持制御部26により酸洗タンク2の液面高さHを監視
し、予め設定した所定の基準液面高さHoと液面高さ計
測手段261で測定した液面高さHとを液面比較手段2
62で比較演算して、供給ポンプ14とバルブ17を制
御して液面を所定の高さに保持することができる。基準
液面高さHoがある範囲を持ち、液面高さHがその範囲
に入るように制御しても良い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、酸洗処理の開始後、酸洗処理量をストリップの
通過量より積算し、積算酸洗処理量が基準酸洗処理量に
なるまで酸洗タンクにスラッジを蓄積させ、積算酸洗処
理量が基準酸洗処理量と同値になるか超えたときにスラ
ッジを含んだ酸洗液の排出を開始することにより、無効
な酸洗液を循環しないので、エネルギーの消費を低減で
きる。また、効率のよいスラッジのバッチ処理による排
出作業を自動化することができる。
【0043】また、請求項2の発明によれば、酸洗処理
量をストリップの走行速度より演算される走行距離と板
幅で比例演算することができるが、板幅が一定の場合は
ストリップの走行距離を積算酸洗処理量として演算する
ことが可能であり、その場合演算効率が良くなる。
【0044】また、請求項3の発明によれば、酸洗液の
排出を所定の基準排出量になるまで排出し、積算排出量
が基準排出量になった時点で排出を停止するため、余分
なエネルギーの消費を防止し、また、排出の流量制御を
必要とせず作業の効率よい自動化と排出装置の簡略化が
可能となる。
【0045】また、請求項4の発明によれば、酸洗タン
ク内のスラッジを伴う酸洗液の排出により低下する酸洗
液の液面を常に必要な範囲のレベルに保つように酸洗液
の供給を行うので、酸洗液の排出中も酸洗作業を連続し
て行うことが可能となり、スケール除去性能も均一にな
る。また、オーバーフローさせる酸洗液をなくし、調整
した酸洗液を有効に使用することが可能となる。
【0046】また、請求項5の発明によれば、スラッジ
を伴う酸洗液の排出中も、酸洗タンク内の酸洗液の温度
を所定の範囲に保持することができるのでストリップの
酸洗処理が安定して行われる。
【0047】また、請求項6の発明によれば、スラッジ
を伴う酸洗液の排出中も、酸洗タンク内の酸洗液の濃度
を所定の範囲に保持することができるのでストリップの
酸洗処理が安定して行われる。
【0048】また、請求項7の発明によれば、無効な酸
洗液を循環しないので、エネルギーの消費を低減でき
る。また、効率のよいスラッジのバッチ処理による排出
作業を自動化することができる。また、排出の流量制御
を必要とせず作業の効率よい自動化と排出装置の簡略化
が可能となる。
【0049】また、請求項8の発明によれば、酸洗液の
排出中も酸洗作業を連続して行うことが可能となり、ス
ケール除去性能も均一になる。また、オーバーフローさ
せる酸洗液をなくし、調整した酸洗液を有効に使用する
ことが可能となる。
【0050】また、請求項9の発明によれば、常時、酸
洗タンク内の酸洗液の温度を一定に保つのみならず、特
にスラッジを伴う酸洗液の排出中も、酸洗タンク内の酸
洗液の温度を所定の範囲に保持することができる。
【0051】また、請求項10の発明によれば、常時、
酸洗タンク内の酸洗液の濃度を一定に保つのみならず、
特にスラッジを伴う酸洗液の排出中も、酸洗タンク内の
酸洗液の濃度を所定の範囲に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるスラッジ排出を制御する設備の
構成及びその制御方法を示す制御流れ図。
【図2】本発明における酸洗液の温度及び濃度を制御す
る設備の構成及びその制御方法を示す制御流れ図。
【図3】酸洗タンクの断面図。
【図4】従来の酸洗液の循環を示す流れ図。
【符号の説明】
1 ストリップ 2 酸洗タンク 14 供給ポンプ 15 熱交換器 22 基準値設定制御部 223 基準酸洗処理量記憶手段 224 基準排出量記憶手段 225 基準液面高さ記憶手段 23 排出開始制御部 231 酸洗処理量演算手段 232 積算酸洗処理量演算手段 233 処理量比較手段 234 酸洗液排出手段 235 通過量計測手段 24 排出停止制御部 241 酸洗液排出量計測手段 242 積算排出量演算手段 243 排出量比較手段 244 酸洗液制御手段 25 リセット制御部 251 積算酸洗処理量リセット手段 252 積算排出量リセット手段 26 液面保持制御部 261 液面高さ計測手段 262 液面比較手段 263 液面制御手段 29 基準酸洗液制御部 291 基準温度記憶手段 292 基準濃度記憶手段 30 温度・濃度制御部 301 濃度比較手段 302 温度比較手段 303 濃度計測手段 304 温度計測手段 305 温度制御手段 306 濃度制御手段
フロントページの続き Fターム(参考) 4K053 PA03 PA12 QA01 RA14 SA06 TA02 TA03 TA16 TA24 XA14 XA46 YA02 YA03 YA04 YA18 YA23

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷間又は熱間圧延されたストリップの表
    面のスケールを除去するための酸洗タンクを有するステ
    ンレス鋼の酸洗設備において、予め定めた基準酸洗処理
    量を記憶する基準酸洗処理量記憶手段と、該ストリップ
    の通過量を計測する通過量計測手段と、該通過量より酸
    洗処理量を演算する酸洗処理量演算手段と、該酸洗処理
    量より積算酸洗処理量を演算する積算酸洗処理量演算手
    段と、該基準酸洗処理量と該積算酸洗処理量との処理量
    比較値を演算する処理量比較手段と、該処理量比較値が
    所定の値に達したことにより該酸洗タンクの底部に蓄積
    するスラッジを含んだ酸洗液の排出を開始する酸洗液排
    出手段と、スラッジを含んだ酸洗液の排出に伴い該積算
    酸洗処理量をリセットする積算酸洗処理量リセット手段
    と、を備えたことを特徴とするステンレス鋼の酸洗設
    備。
  2. 【請求項2】 前記ストリップの通過量が、前記ストリ
    ップの走行速度より演算されることを特徴とする請求項
    1に記載のステンレス鋼の酸洗設備。
  3. 【請求項3】 予め定めた前記酸洗タンクより排出する
    前記スラッジを含んだ酸洗液の基準排出量を記憶する基
    準排出量記憶手段と、前記酸洗タンクより排出する酸洗
    液の排出量を計測する排出量計測手段と、前記酸洗タン
    クより排出する酸洗液の積算排出量を演算する積算排出
    量演算手段と、該基準排出量と該積算排出量との排出量
    比較値を演算する排出量比較手段と、該排出量比較値が
    所定の値に達したことによりスラッジを含んだ酸洗液の
    排出を停止する酸洗液制御手段と、酸洗液の排出停止に
    伴い該積算排出量をリセットする積算排出量リセット手
    段と、を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載
    のステンレス鋼の酸洗設備。
  4. 【請求項4】 予め定めた前記酸洗タンク内の酸洗液の
    基準液面高さを記憶する基準液面高さ記憶手段と、前記
    酸洗タンク内の酸洗液の液面高さを計測する液面高さ計
    測手段と、該基準液面高さと計測された該液面高さとの
    液面比較値を演算する液面比較手段と、該液面比較値が
    所定の値になるように前記酸洗タンクへの酸洗液の供給
    及び排出を制御する液面制御手段と、を備えたことを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のステンレ
    ス鋼の酸洗設備。
  5. 【請求項5】 前記酸洗タンクに供給する酸洗液を調温
    する熱交換手段と、予め定めた前記酸洗タンク内の酸洗
    液の基準温度を記憶する基準温度記憶手段と、前記酸洗
    タンク内の酸洗液の温度を計測する温度計測手段と、該
    基準温度と計測された該温度との温度比較値を演算する
    温度比較手段と、該温度比較値が所定の値になるように
    熱交換手段を制御して前記酸洗タンクに供給する酸洗液
    を調温する温度制御手段と、を備えたことを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれか一に記載のステンレス鋼の酸
    洗設備。
  6. 【請求項6】 前記酸洗タンクに酸洗液を供給する酸洗
    液供給手段と、予め定めた前記酸洗タンク内の酸洗液の
    基準濃度を記憶する基準濃度記憶手段と、前記酸洗タン
    ク内の酸洗液の濃度を計測する濃度計測手段と、該基準
    濃度と計測された該濃度との濃度比較値を演算する濃度
    比較手段と、該濃度比較値が所定の値になるように該酸
    洗液供給手段により前記酸洗タンクに酸洗液を供給し前
    記酸洗タンク内の酸洗液の濃度を制御する濃度制御手段
    と、を備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    か一に記載のステンレス鋼の酸洗設備。
  7. 【請求項7】 予め定めた基準酸洗処理量とストリップ
    の通過量から演算した積算酸洗処理量との処理量比較値
    を演算し、該処理量比較値が所定の値に達したことによ
    り酸洗タンクより酸洗液の排出を開始する工程と、予め
    定めた酸洗液の基準排出量と前記酸洗タンクより排出さ
    れた酸洗液の積算排出量との排出量比較値を演算し、該
    排出量比較値が所定の値に達したことにより酸洗液の排
    出を停止する工程と、を備えたことを特徴とするステン
    レス鋼の酸洗設備の酸洗液制御方法。
  8. 【請求項8】 予め定めた前記酸洗タンクの基準液面高
    さと計測された液面高さとの液面比較値を演算し、該液
    面比較値が所定の値になるように前記酸洗タンクへの酸
    洗液の供給及び排出を制御することを特徴とする請求項
    7に記載のステンレス鋼の酸洗設備の酸洗液制御方法。
  9. 【請求項9】 予め定めた前記酸洗タンク内の酸洗液の
    基準温度と計測された温度との温度比較値を演算し、該
    温度比較値が所定の値になるように酸洗液の温度を制御
    することを特徴とする請求項7又は8に記載のステンレ
    ス鋼の酸洗設備の酸洗液制御方法。
  10. 【請求項10】 予め定めた前記酸洗タンク内の酸洗液
    の基準濃度と計測された濃度との濃度比較値を演算し、
    該濃度比較値が所定の値になるように前記酸洗タンクへ
    の酸洗液の供給を制御することを特徴とする請求項7乃
    至9のいずれか一に記載のステンレス鋼の酸洗設備の酸
    洗液制御方法。
JP2002094713A 2002-03-29 2002-03-29 ステンレス鋼の酸洗設備及び同設備の酸洗液制御方法 Expired - Fee Related JP3881924B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002094713A JP3881924B2 (ja) 2002-03-29 2002-03-29 ステンレス鋼の酸洗設備及び同設備の酸洗液制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002094713A JP3881924B2 (ja) 2002-03-29 2002-03-29 ステンレス鋼の酸洗設備及び同設備の酸洗液制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003286593A true JP2003286593A (ja) 2003-10-10
JP3881924B2 JP3881924B2 (ja) 2007-02-14

Family

ID=29238579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002094713A Expired - Fee Related JP3881924B2 (ja) 2002-03-29 2002-03-29 ステンレス鋼の酸洗設備及び同設備の酸洗液制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3881924B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017197808A (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 Primetals Technologies Japan株式会社 酸洗装置およびその酸洗一時停止時運転方法
CN109594086A (zh) * 2018-12-29 2019-04-09 佛山市诚德新材料有限公司 一种不锈钢带的酸洗设备
CN109628944A (zh) * 2018-12-29 2019-04-16 佛山市诚德新材料有限公司 一种不锈钢带的退火酸洗系统
BE1026906B1 (nl) * 2018-12-20 2020-07-22 Aperam Stainless Belgium Werkwijze voor het produceren van op ten minste drie verschillende manieren afgewerkt roestvast plaatstaal
BE1026907B1 (nl) * 2018-12-20 2020-07-22 Aperam Stainless Belgium Werkwijze voor het produceren van op ten minste drie verschillende manieren afgewerkt roestvast plaatstaal

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017197808A (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 Primetals Technologies Japan株式会社 酸洗装置およびその酸洗一時停止時運転方法
WO2017187737A1 (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 Primetals Technologies Japan株式会社 酸洗装置およびその酸洗一時停止時運転方法
US10711353B2 (en) 2016-04-27 2020-07-14 Primetals Technologies Japan, Ltd. Pickling device and pickling pause operation method
BE1026906B1 (nl) * 2018-12-20 2020-07-22 Aperam Stainless Belgium Werkwijze voor het produceren van op ten minste drie verschillende manieren afgewerkt roestvast plaatstaal
BE1026907B1 (nl) * 2018-12-20 2020-07-22 Aperam Stainless Belgium Werkwijze voor het produceren van op ten minste drie verschillende manieren afgewerkt roestvast plaatstaal
CN109594086A (zh) * 2018-12-29 2019-04-09 佛山市诚德新材料有限公司 一种不锈钢带的酸洗设备
CN109628944A (zh) * 2018-12-29 2019-04-16 佛山市诚德新材料有限公司 一种不锈钢带的退火酸洗系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP3881924B2 (ja) 2007-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007031791A (ja) 連続酸洗処理ラインにおける酸洗鋼帯の洗浄方法及び洗浄装置
CN111316400A (zh) 基板处理装置、基板处理装置的清洗方法
JP2003013268A (ja) 連続酸洗方法および連続酸洗装置
JP2003286593A (ja) ステンレス鋼の酸洗設備及び同設備の酸洗液制御方法
CN108368611B (zh) 用于对线或线部件酸洗和磷化的处理设备和用于对线或线部件覆层的处理方法以及处理设施
CN110820001A (zh) 一种降低酸洗工序中酸耗及铁损的控制方法及其设备
CN117286505A (zh) 一种酸洗装置及酸洗方法
KR100823608B1 (ko) 산세척설비의 롤 클리닝장치
JP5050410B2 (ja) 酸洗プロセスの酸濃度制御方法・装置、及びこれらを用いた鋼板製造方法
KR20110000393A (ko) 철근 침적장치
KR100778742B1 (ko) 산세척설비의 디스케일러
JP2004091856A (ja) 酸洗鋼板の製造方法及び酸洗装置
JP6290691B2 (ja) 酸洗液の投入量決定方法
JPS6032117Y2 (ja) ストリツプの連続スプレ−酸洗装置
JP3648833B2 (ja) 鋼帯の噴流酸洗方法
JPH11269679A (ja) 鋼板の連続焼鈍・酸洗方法及びその設備
JP2004342822A (ja) 液処理装置および液処理方法
JP3959991B2 (ja) 金属帯のアルカリ性脱脂液の処理方法
JP2003342764A (ja) 酸洗装置及び方法
JP2004156073A (ja) 酸洗装置および酸洗鋼板の製造方法
JP3103263B2 (ja) 噴流酸洗設備の循環タンク内の液質制御方法
CN110158006A (zh) 一种用于连退热镀锌双用生产线的最终水冷系统
JPH04361821A (ja) 循環水系における補給水制御装置
JPS6035995B2 (ja) 硝ふつ酸酸洗浴の濃度管理法
JP2005248272A (ja) ステンレス鋼帯の硝弗酸酸洗液の弗酸濃度調整方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060725

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061017

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061113

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3881924

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131117

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees