JPH0311090Y2 - - Google Patents

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JPH0311090Y2
JPH0311090Y2 JP1985013200U JP1320085U JPH0311090Y2 JP H0311090 Y2 JPH0311090 Y2 JP H0311090Y2 JP 1985013200 U JP1985013200 U JP 1985013200U JP 1320085 U JP1320085 U JP 1320085U JP H0311090 Y2 JPH0311090 Y2 JP H0311090Y2
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bumper
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connecting rod
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、緩衝性に優れかつ構造簡易な搬送車
のバンパ装置に関する。
〔従来の技術〕
各種の有人、無人の搬送車には、障害物との衝
突による衝撃を緩衝するバンパ装置が用いられて
いる。
しかし従来のバンパ装置としては、例えば第8
図に示すごとく、く字に屈曲可能にアーム片A,
Bを接続した一対の連結杆を用いてバンパCを取
付けるもの、又第9図に示すごとく、バンパCに
直角なガイド軸Dを設けたものなどが知られてい
る。なおバンパCは、夫々バネE1,E2,E3
によつて、バンパCが車体から所定の長さ突出す
るごとく付勢している。
他方、とくに無人の搬送車のばあいには、障害
物との衝突によるバンパの移動を検知する検知器
Fを設け、その出力によつて搬送車を停車させる
ごとく形成している。このため、第8図に示すも
のでは、車体に取付くアーム片Aの回動を検知す
るごとく検知器Fを取付けている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、第8図に示すものは、連結杆がアーム
片A,Bの枢着体であり、構造が複雑となる他、
第8図に一点鎖線で示すごとく、バンパCは、ア
ーム片Bの回動のみによつても移動でき、このと
き検知器Fにより衝突検知ができないという欠点
がある。従つて、アーム片AのバネE1をバネE
2に較べて弱く設定することが必要となるが、こ
のときバンパCが不安定となりがちである。又第
8図に示すものでは、バンパCを傾動によつてそ
の端部は車体の幅から突出するという問題点もあ
る。
なお第9図に示すものは、構造簡易であるとは
いえ、ガイド軸DはバンパCの移動量分、車体内
部に突出する。従つてガイド軸Dと車体の内部構
造との干渉を防ぐため、車体自体の構造に制約を
加える。又かかる制約のためにバンパの移動量を
減じることは、緩衝性能を低下させる。
本考案は、バンパを、一端が車体進行面に沿い
移動する連結杆を用いて取付けることを基本とし
て、緩衝効果に優れかつ簡易に構成しうる搬送車
のバンパ装置の提供を目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
以下、前記した目的を達成でき、問題点を解決
しうる本考案の手段の一実施例を図面に基づき説
明する。
図において、搬送車のバンパ装置1は、車体進
行面2に、バンパ3と、案内軸4と、連結杆5と
を配するとともに、ストツパ7を付勢しかつバネ
手段9を用いて、バンパ3を、搬送車10の車体
11から遠ざかる方向に付勢している。
前記搬送車10は、本実施例では、レール2
1,21上を転動する車輪を有する台車状の前記
車体11を有し、搬送車10は、荷役装置22を
具え、各ステーシヨンとの間で荷物を受け渡しか
つ搬送しうる無人搬送車を形成している。なお搬
送車10には、レール21に沿つて配した架線2
4に当接するトロリ25の他、走行、停止、前記
荷役装置22等を制御する制御装置が配され、該
制御装置によつて搬送車10は前後に進行すると
ともに、進行方向に向く前後面が前記車体進行面
2,2を形成する。
前記バンパ3は、本実施例では、角鋼管を用い
た基体29の前面に、両端を斜めに切り落とした
ゴムなどからなる緩衝材30を添設している。又
バンパ3は、車体11の幅に亘る長さを有すると
ともに、前記基体29の背面には、その両端から
等しい距離を隔てて、支持具31をボルト止めす
る。なお緩衝材30と基体29の前片とには、ボ
ルト挿通用貫通孔32を透設する。
前記案内軸4は、車体11の下部両側に配し
た、車体進行面2に沿いのびる凹部34に納設さ
れる。
凹部34は、その両側に、車体11の側面と同
一面に配した側板36と、内方側に配する側板3
7とを具え、前記案内軸4は側板36,37の下
方に架設される。なお案内軸4は、本実施例で
は、丸軸からなり、車体進行面2と平行かつ水平
に配される。なお案内軸4は車体進行面2に対し
て傾斜させることもできる。
案内軸4には、前記側板37で一端が当接する
筒状の位置決め片39が外挿されるとともにスラ
イド片13が摺動可能に配される。
前記支持具31は、半円状の円弧部を具えた柱
片であり、その中心線を上下方向に合わせてボル
ト止めされるとともに、該支持具31には、前記
連結杆5の一端が枢支される。
連結杆5は、広巾の帯体であり、その上下の突
片33,33を夫々具え、該突片33によつて、
その一端を、前記支持具31に回動可能に枢支さ
れる。又連結杆5の一端近傍のバンパ3には、連
結杆5を、本例では、約45度の傾きで維持させる
扇形片からなる前記ストツパ7が取付けられる。
なおストツパ7は、支持具31の各内方位置か
ら支持具31に沿い延設され、連結杆5の各内側
を位置決めする。従つて、ストツパ7は、バンパ
3が車体11から遠ざかる方向への、該バンパ3
と連結杆5との相対的な回動を阻止でき、従つて
連結杆5,5は、車体11に向かつて開くハ字に
配される。なおストツパ7は支持具31と一体に
形成することもでき、連結杆5自体に設けること
もできる。
スライド片13は、基部41に前記連結杆5の
他端を回動可能に支持する突部42を設け、又基
部41には、その上面に、案内ローラ43を枢着
する一方、基部41の側面に外向きに前記案内軸
4と平行に延びるカム片44を突設している。又
スライド片13は、前記位置決め片31とその内
側面が当接した状態において、連結杆5を前記の
ごとく45度の角度で保持している。従つて連結杆
5,5は、バンパ3に向かつて巾狭となるハ字状
に配されることとなる。
又スライド片13は、前記案内ローラ43が、
側板36,37を跨る支持板46下面に設ける案
内軸47の条溝49に嵌り合うことにより、廻り
止めされる。
又案内軸4には、スライド片13の外側面と側
板36との間に配するコイルバネからなるバネ手
段9が外挿される。該バネ手段9は、スライド片
13を内側、従つて連結杆5を起立させバンパ3
を車体11から遠ざける方向に付勢している。
なお前記カム片44は、その先端が、側板36
内面の取付片に固定するリミツトスイツチなどか
らなる検知器16の動作端に臨んでおり、スライ
ド片13の移動は該検知器16によつて直ちに検
出される。なお検知器16の出力は、前記制御装
置に伝達され、搬送車10の走行を停止させう
る。
〔作用〕
然して、バンパ3は、前記バネ手段9によつ
て、スライド片13を介して内向きに付勢されか
つストツパ7によつてハ字に開脚する連結杆5の
一端で枢支されることにより、該バンパ3は車体
と離れてその車体進行面2に位置する。又該バン
パ3は車体11の巾寸度に亘り配設される。
従つて、第5図に示すごとく、バンパ3の中央
で障害物Xや衝合する際には、連結杆5を前記一
端の枢支点を中心として外向きに傾動する。又傾
動とともにスライド片13は外側に移動しバネ手
段9を圧縮することによつて、その衝撃を緩和す
る。又スライド片13の移動は前記カム片44を
介して検知器16を出力させ制御装置により搬送
車10を停止させる。
又第6図に示すように、バンパ3の一端部で衝
合するときには、該一端部が車体に近づく側に各
連結杆5を傾動し、又スライド片13がバネ手段
9を押し縮めることによつて緩衝し、同様に検知
器16を動作させる。
又連結杆5は、1本の棒体であり、従つて第8
図に示したアーム片A,Bをく字に配する従来構
造に較べて構造を簡易化できる。又バンパ3への
衝撃は直ちにスライド片13を移動させることに
より、検知器16を確実に作動させうる。
又連結杆5は例えば45度などハ字に配すること
によつて、バンパ3の保持を強固とし走行に伴う
揺れ等を防止できる。又バンパ3が車体11に近
接するまでの移動距離Lとスライド片13の移動
距離は連結杆5を45度と設定した際には、1:約
0.4程度となり、スライド片13の移動距離を減
じうることにより、装置を小型化できかつバンパ
3の移動量を増加することによつて緩衝効果を増
大できる。
又連結杆5は、夫々傾動することによつて、障
害物Xとの衝合時での車体11からも側方へのは
み出し量を低減できる。
なお本考案の搬送車のバンパ装置1は、前記ハ
字状に連結杆5,5を配しているため、第7図に
示すごとく、連結杆5を逆ハ字に配する場合に比
してバンパ3の取付けの安定性を向上できる。又
本考案の搬送車のバンパ装置1は、無人搬送車の
他、有人搬送車にも採用でき、又無軌道の搬送車
をも利用できる。
〔考案の効果〕
叙上のごとく本考案の搬送車のバンパ装置は、
バンパを支持する連結杆をハ字に配しかつその一
端を、案内軸を摺動するスライド片に取付けるこ
とを基本として、構成を簡易化できかつバンパの
移動距離を増し緩衝効果を向上する他、バンパの
車体側方へのはみ出し量を制限しうるなど、多く
の効果を奏しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2
図はその正面図、第3図はその要部を拡大して示
す一部を断面した平面図、第4図はその正面図、
第5〜6図は作用を示す線図、第7図は他のバン
パ装置を例示する線図、第8〜9図は従来の装置
を示す線図である。 2……車体進行面、3……バンパ、4……案内
軸、5……連結杆、7……ストツパ、9……バネ
手段、10……搬送車、11……車体、13……
スライド片、16……検知器、44……カム片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 搬送車の進行方向に向く車体進行面の両側に車
    体進行面と略平行にのびる案内軸を設けるととも
    に、この案内軸と、車体とは離れてかつ略車体巾
    に亘る長さのバンパとを、各一端が前記バンパの
    両端から距離を隔てて枢支されるとともに他端が
    前記案内軸をスライドするスライド片に支持され
    かつバンパに向かつて巾狭となるハ字状に配され
    る一対の連結杆を用いて連係するとともに、バン
    パが車体から遠ざかる方向への連結杆の回動を阻
    止するストツパと、前記バンパを該バンパが車体
    から遠ざかる向きに付勢するバネ手段とを設ける
    一方、前記バネ手段は、案内軸に外挿されたコイ
    ルバネからなりかつコイルバネはスライド片を押
    圧することによりバンパを、該バンパが車体から
    遠ざかる前記方向に付勢してなる搬送車のバンパ
    装置。
JP1985013200U 1985-01-31 1985-01-31 Expired JPH0311090Y2 (ja)

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JPS61129665U JPS61129665U (ja) 1986-08-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5992902U (ja) * 1982-12-11 1984-06-23 株式会社ダイフク 運搬車の障害物検出装置

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JPS61129665U (ja) 1986-08-14

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