JPH0239894Y2 - - Google Patents
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- JPH0239894Y2 JPH0239894Y2 JP6905285U JP6905285U JPH0239894Y2 JP H0239894 Y2 JPH0239894 Y2 JP H0239894Y2 JP 6905285 U JP6905285 U JP 6905285U JP 6905285 U JP6905285 U JP 6905285U JP H0239894 Y2 JPH0239894 Y2 JP H0239894Y2
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- Japan
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- slide plate
- pusher
- plate
- claw
- chain
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 52
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 6
- 230000032258 transport Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 2
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 2
- 241001397809 Hakea leucoptera Species 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Pusher Or Impeller Conveyors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、台車などを連続的に搬送するチエー
ンコンベヤの搬送物けい引用のプツシヤドグに関
する。
ンコンベヤの搬送物けい引用のプツシヤドグに関
する。
〔従来の技術〕
チエーンコンベヤ用プツシヤドグは、搬送物の
けい引部であるプツシヤプレートを押す後爪とプ
ツシヤプレートの逸走を防止する前爪とによつて
構成されているが、従来のプツシヤドグの構造で
はプツシヤドグとプツシヤプレート間の間隙、チ
エーンとチエーンレール間の間隙およびチエーン
自身の波打ちなどのために、チエーンコンベヤに
よる搬送物の搬送中に速度変動が発生していた。
この搬送物の速度変動は、連続搬送中に搬送物に
作業を行なう生産ラインの作業内容の緻密化、自
動化が進む傾向にある現在においては、作業能率
を低下させたり、作業の自動化の障害となつてい
た。 上記問題点を解消するものとして、第6図
及び第7図に示すプツシヤドグの構造が提案され
ている。(実願昭59−93493号、(実開昭61−8618
号)、実願昭59−122749号(実開昭61−37070号)、
第6図のものは、プツシヤドグを構成する前爪1
と後爪2の、プツシヤプレート22と当接する係
合面の形状が特徴づけられている。すなわち、前
爪1は該前爪1の回転中心3を中心とした円筒面
状とし、一方後爪2にはプツシヤプレート22と
当接する係合面2aの下部にチエーン浮き上り時
の回転中心であるチエーンローラ19のサイドロ
ーラ軸31を中心とした円筒面状の下顎2bが形
成されている。
けい引部であるプツシヤプレートを押す後爪とプ
ツシヤプレートの逸走を防止する前爪とによつて
構成されているが、従来のプツシヤドグの構造で
はプツシヤドグとプツシヤプレート間の間隙、チ
エーンとチエーンレール間の間隙およびチエーン
自身の波打ちなどのために、チエーンコンベヤに
よる搬送物の搬送中に速度変動が発生していた。
この搬送物の速度変動は、連続搬送中に搬送物に
作業を行なう生産ラインの作業内容の緻密化、自
動化が進む傾向にある現在においては、作業能率
を低下させたり、作業の自動化の障害となつてい
た。 上記問題点を解消するものとして、第6図
及び第7図に示すプツシヤドグの構造が提案され
ている。(実願昭59−93493号、(実開昭61−8618
号)、実願昭59−122749号(実開昭61−37070号)、
第6図のものは、プツシヤドグを構成する前爪1
と後爪2の、プツシヤプレート22と当接する係
合面の形状が特徴づけられている。すなわち、前
爪1は該前爪1の回転中心3を中心とした円筒面
状とし、一方後爪2にはプツシヤプレート22と
当接する係合面2aの下部にチエーン浮き上り時
の回転中心であるチエーンローラ19のサイドロ
ーラ軸31を中心とした円筒面状の下顎2bが形
成されている。
また、第7図のものは、チエーンコンベヤ7の
チエーンカバー6上で、スライドプレート32を
介して前爪1をコンベヤ進行方向に摺動可能に支
持するとともに、スライドプレート32を移動さ
せ、前爪1の位置を調節する前爪調整機構が設け
られている。
チエーンカバー6上で、スライドプレート32を
介して前爪1をコンベヤ進行方向に摺動可能に支
持するとともに、スライドプレート32を移動さ
せ、前爪1の位置を調節する前爪調整機構が設け
られている。
第6図に示す改良型によれば、上述のプツシヤ
ドグとプツシヤプレート22との間隙を大幅に縮
少することができるが、プツシヤドグの製作時の
仕上がり精度のばらつきおよび使用中の摩耗によ
つてプツシヤドグとプツシヤプレート22との間
隙が変動し、搬送物の速度変動を十分におさえる
ことができないという問題があつた。
ドグとプツシヤプレート22との間隙を大幅に縮
少することができるが、プツシヤドグの製作時の
仕上がり精度のばらつきおよび使用中の摩耗によ
つてプツシヤドグとプツシヤプレート22との間
隙が変動し、搬送物の速度変動を十分におさえる
ことができないという問題があつた。
また第7図に示す改良型によれば、プツシヤド
グの製作時の仕上がり精度のばらつきや使用中の
摩耗によりプツシヤドグとプツシヤプレート22
との間の間隙に変動が生じても、簡単な調整によ
りこの間隙を最小限にすることができるが前爪調
整機構がプツシヤドグ上部に露出しており、前爪
調整機構に塗料が付着したり又は異物が衝突する
などにより調整機能が損われるという問題があつ
た。
グの製作時の仕上がり精度のばらつきや使用中の
摩耗によりプツシヤドグとプツシヤプレート22
との間の間隙に変動が生じても、簡単な調整によ
りこの間隙を最小限にすることができるが前爪調
整機構がプツシヤドグ上部に露出しており、前爪
調整機構に塗料が付着したり又は異物が衝突する
などにより調整機能が損われるという問題があつ
た。
本考案は、このような問題点を解決し、プツシ
ヤドグの製作精度や使用中の摩耗に関係なくプツ
シヤドグとプツシヤプレートとの間隙を最小限に
することができるとともに、前爪調整機構を前爪
の下部にコンパクトに設置できるようにしたチエ
ーンコンベヤ用プツシヤドグを提供することを目
的とするものである。
ヤドグの製作精度や使用中の摩耗に関係なくプツ
シヤドグとプツシヤプレートとの間隙を最小限に
することができるとともに、前爪調整機構を前爪
の下部にコンパクトに設置できるようにしたチエ
ーンコンベヤ用プツシヤドグを提供することを目
的とするものである。
かかる目的達成のため、本考案は、搬送台車に
設けられたプツシヤプレートを伸す後爪をチエー
ンコンベヤに回動自在に支持し、かつ前記プツシ
ヤプレートの逸走を防止するための前爪を、前記
チエーンコンベヤに前記搬送台車の進行方向に沿
つて摺動可能に取り付けられたスライドプレート
に回動自在に支持し、前記プツシヤプレートに対
する前記前爪の係合面と後爪の係合面との間隔を
前記スライドプレートの移動によつて調整すると
ともに、該スライドプレートに係止する係止部材
を、前記スライドプレートの摺動方向と平行な該
スライドプレートの中心線上に配置された枢軸に
より前記チエーンコンベヤに回動自在に支持し、
前記スライドプレートと係止部材との接触点が、
常に前記スライドプレートの中心線上に位置する
ように設定したものである。
設けられたプツシヤプレートを伸す後爪をチエー
ンコンベヤに回動自在に支持し、かつ前記プツシ
ヤプレートの逸走を防止するための前爪を、前記
チエーンコンベヤに前記搬送台車の進行方向に沿
つて摺動可能に取り付けられたスライドプレート
に回動自在に支持し、前記プツシヤプレートに対
する前記前爪の係合面と後爪の係合面との間隔を
前記スライドプレートの移動によつて調整すると
ともに、該スライドプレートに係止する係止部材
を、前記スライドプレートの摺動方向と平行な該
スライドプレートの中心線上に配置された枢軸に
より前記チエーンコンベヤに回動自在に支持し、
前記スライドプレートと係止部材との接触点が、
常に前記スライドプレートの中心線上に位置する
ように設定したものである。
上述の構成によれば、製作時の仕上がり精度の
誤差や使用中の摩耗によりプツシヤドグとプツシ
ヤプレートとの間の間隙に変動が生じても、スラ
イドプレートを移動させることにより、間隙を最
小限にすることができる。またスライドプレート
は常に係止部材により係止され、前爪に大きな力
が加わつても移動することがない。
誤差や使用中の摩耗によりプツシヤドグとプツシ
ヤプレートとの間の間隙に変動が生じても、スラ
イドプレートを移動させることにより、間隙を最
小限にすることができる。またスライドプレート
は常に係止部材により係止され、前爪に大きな力
が加わつても移動することがない。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。
明する。
第1図から第5図は本考案の実施例に係り、プ
ツシヤドグは前爪1と後爪2とによつて構成され
ている。前爪1と後爪2とは、それぞれピン3に
よりブラケツト4に回動自在に取付けられてお
り、ピン3は割りピン5で抜け止めされている。
また前爪1と後爪2とは、ともに自重により爪が
起き上がる方向に重心が形成されており、これら
の自重は、チエーンコンベヤ7と一体的なチエー
ンカバー6に固定されたストツパ8に支承されて
いる。
ツシヤドグは前爪1と後爪2とによつて構成され
ている。前爪1と後爪2とは、それぞれピン3に
よりブラケツト4に回動自在に取付けられてお
り、ピン3は割りピン5で抜け止めされている。
また前爪1と後爪2とは、ともに自重により爪が
起き上がる方向に重心が形成されており、これら
の自重は、チエーンコンベヤ7と一体的なチエー
ンカバー6に固定されたストツパ8に支承されて
いる。
ブラケツト4は、後爪2側では直接チエーンカ
バー6に固定されているが、前爪1側ではスライ
ドプレート10に固定されている。スライドプレ
ート10は、スライドプレート10に形成された
長穴10aを介してチエーンカバー6に形成され
たねじ穴に螺合するボルト11によりチエーンカ
バー6に取付けられており、スライドプレート1
0の左右両側は、チエーンカバー6に固定された
一対のガイドバー12に挾持され、このガイドバ
ー12により形成された摺動溝12aに案内され
てスライドプレート10がチエーンカバー6上を
摺動し得るようになつている。
バー6に固定されているが、前爪1側ではスライ
ドプレート10に固定されている。スライドプレ
ート10は、スライドプレート10に形成された
長穴10aを介してチエーンカバー6に形成され
たねじ穴に螺合するボルト11によりチエーンカ
バー6に取付けられており、スライドプレート1
0の左右両側は、チエーンカバー6に固定された
一対のガイドバー12に挾持され、このガイドバ
ー12により形成された摺動溝12aに案内され
てスライドプレート10がチエーンカバー6上を
摺動し得るようになつている。
スライドプレート10の中心線、すなわち摺動
溝12aの中心線X−X上には、枢軸13により
平板状の係止部材14がチエーンカバー6に回動
自在に取付けられている。係止部材14の後端部
に形成された湾曲面14aは、スライドプレート
10の前端部に形成された傾斜面10bに接触す
るようになつており、その接触点Pは常に中心線
X−X上に位置するように設定され、また接触点
Pの逃げ角は、摩擦角の範囲内になるように小さ
く設定されている。ここで、スライドプレート1
0および係止部材14は、前爪1の位置を調整す
る前爪調整機構を構成する。
溝12aの中心線X−X上には、枢軸13により
平板状の係止部材14がチエーンカバー6に回動
自在に取付けられている。係止部材14の後端部
に形成された湾曲面14aは、スライドプレート
10の前端部に形成された傾斜面10bに接触す
るようになつており、その接触点Pは常に中心線
X−X上に位置するように設定され、また接触点
Pの逃げ角は、摩擦角の範囲内になるように小さ
く設定されている。ここで、スライドプレート1
0および係止部材14は、前爪1の位置を調整す
る前爪調整機構を構成する。
チエーンカバー6はチエーンリンク16に固定
されており、このチエーンリンク16の下部には
二又部16aが形成され、その二又部16aの中
間にはセンタピンブツシユ18、両側にはフラン
ジ付サイドローラ19がそれぞれ同軸上に回動自
在に支承されており、サイドローラ19はチエー
ンレール20に案内されている。
されており、このチエーンリンク16の下部には
二又部16aが形成され、その二又部16aの中
間にはセンタピンブツシユ18、両側にはフラン
ジ付サイドローラ19がそれぞれ同軸上に回動自
在に支承されており、サイドローラ19はチエー
ンレール20に案内されている。
前爪1と後爪2の間には、通常プツシヤプレー
ト22と呼ばれる搬送物のけい引部が挾持されて
おり、このプツシヤプレート22は、第5図に搬
送物の一例として示す如く台車本体フレーム23
に固定されており、、このフレーム23の上面に
はマウンテイング24が、また下面には車輪25
が設けられている。マウンテイング24の上に
は、例えば車のボデイ26が載置され、車輪25
はレール28に案内されて台車本体フレーム23
を搬送するようになつている。
ト22と呼ばれる搬送物のけい引部が挾持されて
おり、このプツシヤプレート22は、第5図に搬
送物の一例として示す如く台車本体フレーム23
に固定されており、、このフレーム23の上面に
はマウンテイング24が、また下面には車輪25
が設けられている。マウンテイング24の上に
は、例えば車のボデイ26が載置され、車輪25
はレール28に案内されて台車本体フレーム23
を搬送するようになつている。
前爪1の係合面の形状は、前爪1の回転中心で
ある枢軸3を中心とした半径R1の円筒面状の係
合面1aを形成しており、、プツシヤプレート2
2と係合している。また後爪2のプツシヤプレー
ト22との垂直な係合面2aの下部に、サイドロ
ーラ19の回転中心31を中心とした半径R2の
円筒面状の下顎2bが形成されている。
ある枢軸3を中心とした半径R1の円筒面状の係
合面1aを形成しており、、プツシヤプレート2
2と係合している。また後爪2のプツシヤプレー
ト22との垂直な係合面2aの下部に、サイドロ
ーラ19の回転中心31を中心とした半径R2の
円筒面状の下顎2bが形成されている。
つぎに、本考案の実施例の作用を説明する。
チエーンの運動がチエーンリンク16、チエー
ンカバー6、ブラケツト4、枢軸3を順次介して
後爪2に伝達され、さらに、この後爪2の垂直な
係合面2aを介してプツシヤプレート22に伝達
される。前爪1は搬送中の搬送物の逸走防止のた
め、後爪2との間にプツシヤプレート22を挾持
する作用をする。ここで、後爪2とプツシヤプレ
ート22と正規の相対位置は第6図で実線で示す
位置にある。この状態では、ローラ19とレール
20との間には間隙があるため、プツシヤプレー
ト22を介して外力が後爪2に加わると、後爪2
はローラ19の回転中心31を中心として回動
し、二点鎖線で示すAの位置まで引き起こされ
る。そのときプツシヤプレート22が後爪2との
相対位置を維持したまま移動したとすると、プツ
シヤプレート22は二点鎖線で示すBの位置まで
引き上げられることになるが、このことは搬送物
自体を持ち上げることになるので現実にはあり得
ない。仮に、起こつたとしてもプツシヤプレート
22はすみやかにBの位置から実線で示す正規の
位置まで滑り落ちる。すなわちプツシヤプレート
22は実線の位置から移動しない。このことはロ
ーラ19とレール20の間の間隙に影響されず搬
送物の位置が常に一定であることを意味する。
ンカバー6、ブラケツト4、枢軸3を順次介して
後爪2に伝達され、さらに、この後爪2の垂直な
係合面2aを介してプツシヤプレート22に伝達
される。前爪1は搬送中の搬送物の逸走防止のた
め、後爪2との間にプツシヤプレート22を挾持
する作用をする。ここで、後爪2とプツシヤプレ
ート22と正規の相対位置は第6図で実線で示す
位置にある。この状態では、ローラ19とレール
20との間には間隙があるため、プツシヤプレー
ト22を介して外力が後爪2に加わると、後爪2
はローラ19の回転中心31を中心として回動
し、二点鎖線で示すAの位置まで引き起こされ
る。そのときプツシヤプレート22が後爪2との
相対位置を維持したまま移動したとすると、プツ
シヤプレート22は二点鎖線で示すBの位置まで
引き上げられることになるが、このことは搬送物
自体を持ち上げることになるので現実にはあり得
ない。仮に、起こつたとしてもプツシヤプレート
22はすみやかにBの位置から実線で示す正規の
位置まで滑り落ちる。すなわちプツシヤプレート
22は実線の位置から移動しない。このことはロ
ーラ19とレール20の間の間隙に影響されず搬
送物の位置が常に一定であることを意味する。
プツシヤプレート22がプツシヤドグの前方、
すなわち第6図の左方から進入し、プツシヤプレ
ート22が前爪1を倒して二点鎖線で示すCの位
置まで進むと、前爪1は同じくDの位置まで倒
れ、さらに実線で示す位置まで進むと後爪2に当
たる。同時に前爪1はDの位置から実線で示す位
置まで起き上るが、プツシヤプレート22との係
合面1aが枢軸3を中心として円筒面状のため、
起き上つた後も前爪1とプツシヤプレート22と
の間の間隙は拡がらない。このように、後爪2お
よび前爪1は、常にプツシヤプレート22に当接
しているため、プツシヤドグ内の搬送物の遊びを
最小限に押えることができる。
すなわち第6図の左方から進入し、プツシヤプレ
ート22が前爪1を倒して二点鎖線で示すCの位
置まで進むと、前爪1は同じくDの位置まで倒
れ、さらに実線で示す位置まで進むと後爪2に当
たる。同時に前爪1はDの位置から実線で示す位
置まで起き上るが、プツシヤプレート22との係
合面1aが枢軸3を中心として円筒面状のため、
起き上つた後も前爪1とプツシヤプレート22と
の間の間隙は拡がらない。このように、後爪2お
よび前爪1は、常にプツシヤプレート22に当接
しているため、プツシヤドグ内の搬送物の遊びを
最小限に押えることができる。
さらに使用中の各部の摩耗および製作時の仕上
り精度の誤差のためプツシヤプレート22と前爪
1および後爪2との間の間隙が拡がつた場合に
は、前爪1を取り付けたチエーンカバー6上に設
けたスライドプレート10を、このスライドプレ
ート10に形成した長穴10aの範囲内でボルト
11を緩めて摺動させることにより、前爪1とプ
ツシヤプレート22の間の間隙を調整し、この間
隙を再び最小限に抑えることができる。調整後は
再びボルト11を締めスライドプレート10をチ
エーンカバー6に固定する。
り精度の誤差のためプツシヤプレート22と前爪
1および後爪2との間の間隙が拡がつた場合に
は、前爪1を取り付けたチエーンカバー6上に設
けたスライドプレート10を、このスライドプレ
ート10に形成した長穴10aの範囲内でボルト
11を緩めて摺動させることにより、前爪1とプ
ツシヤプレート22の間の間隙を調整し、この間
隙を再び最小限に抑えることができる。調整後は
再びボルト11を締めスライドプレート10をチ
エーンカバー6に固定する。
ここで、前爪1にプツシヤプレート22を介し
て大きな力が加わつた場合、スライドプレート1
0の傾斜面10bと係止部材14の湾曲面14a
との接触点Pが、常に係止部材14の回転中心で
ある枢軸13を通る直線X−X上に位置している
ので、係止部材14を回転させる力は作用せず、
従つてスライドプレート10が移動することな
く、前爪1の位置は変化しない。
て大きな力が加わつた場合、スライドプレート1
0の傾斜面10bと係止部材14の湾曲面14a
との接触点Pが、常に係止部材14の回転中心で
ある枢軸13を通る直線X−X上に位置している
ので、係止部材14を回転させる力は作用せず、
従つてスライドプレート10が移動することな
く、前爪1の位置は変化しない。
第3図は、スライドプレート10を最後方位置
に移動させたときのスライドプレート10と係止
部材14との係止状態を示す平面図、第4図は、
スライドプレート10をほぼ中立位置に移動させ
たときのスライドプレート10と係止部材14と
の係止状態を示す平面図である。
に移動させたときのスライドプレート10と係止
部材14との係止状態を示す平面図、第4図は、
スライドプレート10をほぼ中立位置に移動させ
たときのスライドプレート10と係止部材14と
の係止状態を示す平面図である。
上述のとおり、本考案によれば、前爪および後
爪とプツシヤプレートとの間隙をスライドプレー
トの移動によつて調整することができるので、簡
単な調整で常に前爪および後爪とプツシヤプレー
トとの間隙を最小限に維持でき、搬送物の搬送速
度の変動を極めて小さく押えることができる。ま
たスライドプレートは係止部材により係止されて
いるので、前爪に大きな力が加わつてもスライド
プレートが移動することがなく、前爪とプツシヤ
プレートとの係合は、常に正常な状態に保持され
る。さらに、係止部材が平板状に形成され、前爪
の下部にコンパクトに設置されているので、塗料
付着したり又は異物が衝突することはなく係止機
能が損なわれることはない。
爪とプツシヤプレートとの間隙をスライドプレー
トの移動によつて調整することができるので、簡
単な調整で常に前爪および後爪とプツシヤプレー
トとの間隙を最小限に維持でき、搬送物の搬送速
度の変動を極めて小さく押えることができる。ま
たスライドプレートは係止部材により係止されて
いるので、前爪に大きな力が加わつてもスライド
プレートが移動することがなく、前爪とプツシヤ
プレートとの係合は、常に正常な状態に保持され
る。さらに、係止部材が平板状に形成され、前爪
の下部にコンパクトに設置されているので、塗料
付着したり又は異物が衝突することはなく係止機
能が損なわれることはない。
第1図から第5図は本考案の実施例に係り、第
1図はチエーンコンベヤ用プツシヤドグの正面
図、第2図は第1図に示すものを側面からみた一
部縦断面図、第3図はスライドプレートを最後方
位置に移動させたときのスライドプレートと係止
部材との係止状態を示す拡大平面図、第4図はス
ライドプレートをほぼ中立位置に移動させたとき
のスライドプレートと係止部材との係止状態を示
す拡大平面図、第5図はチエーンコンベヤにより
台車をけい引する状態を示す概略図、第6図はプ
ツシヤドグの動作図、第7図は従来例に係るチエ
ーンコンベヤ用プツシヤドグの正面図である。 1……前爪、2……後爪、7……チエーンコン
ベヤ、8……スライドプレート、13……枢軸、
14……係止部材、22……プツシヤプレート、
P……接触点、X−X……スライドプレート8の
中心線。
1図はチエーンコンベヤ用プツシヤドグの正面
図、第2図は第1図に示すものを側面からみた一
部縦断面図、第3図はスライドプレートを最後方
位置に移動させたときのスライドプレートと係止
部材との係止状態を示す拡大平面図、第4図はス
ライドプレートをほぼ中立位置に移動させたとき
のスライドプレートと係止部材との係止状態を示
す拡大平面図、第5図はチエーンコンベヤにより
台車をけい引する状態を示す概略図、第6図はプ
ツシヤドグの動作図、第7図は従来例に係るチエ
ーンコンベヤ用プツシヤドグの正面図である。 1……前爪、2……後爪、7……チエーンコン
ベヤ、8……スライドプレート、13……枢軸、
14……係止部材、22……プツシヤプレート、
P……接触点、X−X……スライドプレート8の
中心線。
Claims (1)
- 搬送台車に設けられたプツシヤプレートを押す
後爪をチエーンコンベヤに回動自在に支持し、か
つ前記プツシヤプレートの逸走を防止するための
前爪を、前記チエーンコンベヤに前記搬送台車の
進行方向に沿つて摺動可能に取り付けられたスラ
イドプレートに回動自在に支持し、前記プツシヤ
プレートに対する前記前爪の係合面と後爪の係合
面との間隔を前記スライドプレートの移動によつ
て調整するとともに、該スライドプレートに係止
する係止部材を、前記スライドプレートの摺動方
向と平行な該スライドプレートの中心線上に配置
された枢軸により前記チエーンコンベヤに回動自
在に支持し、前記スライドプレートと係止部材と
の接触点が、常に前記スライドプレートの中心線
上に位置するように設定したことを特徴とするチ
エーンコンベヤ用プツシヤドグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6905285U JPH0239894Y2 (ja) | 1985-05-10 | 1985-05-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6905285U JPH0239894Y2 (ja) | 1985-05-10 | 1985-05-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61183768U JPS61183768U (ja) | 1986-11-15 |
JPH0239894Y2 true JPH0239894Y2 (ja) | 1990-10-25 |
Family
ID=30604366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6905285U Expired JPH0239894Y2 (ja) | 1985-05-10 | 1985-05-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0239894Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0645409Y2 (ja) * | 1988-12-07 | 1994-11-24 | トヨタ車体株式会社 | 台車搬送用チエンコンベアにおける牽引アタッチメント係脱装置 |
-
1985
- 1985-05-10 JP JP6905285U patent/JPH0239894Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61183768U (ja) | 1986-11-15 |
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