JPH0640070Y2 - 補助車輪を有する車輪組立体 - Google Patents

補助車輪を有する車輪組立体

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JPH0640070Y2
JPH0640070Y2 JP15425688U JP15425688U JPH0640070Y2 JP H0640070 Y2 JPH0640070 Y2 JP H0640070Y2 JP 15425688 U JP15425688 U JP 15425688U JP 15425688 U JP15425688 U JP 15425688U JP H0640070 Y2 JPH0640070 Y2 JP H0640070Y2
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JP
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wheels
wheel
carrier
traveling
wheel assembly
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JP15425688U
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JPH0274292U (ja
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俊市 山上
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Tsubakimoto Chain Co
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Tsubakimoto Chain Co
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、補助車輪を有することにより、凹所を円滑に
通過できるような車輪組立体に関する。
従来技術及びその課題 台車は、普通、一対の前輪及び一対の後輪を有する。重
量物を載荷する場合には、その荷重に耐え得るように、
車輪を大きくしたり、また、地上高を抑えなければなら
ないものでは、各取付位置における車輪を複数にしたり
して対応している。ところが、後者の場合では、各車輪
に荷重が均等に作用せず、特定の車輪だけが消耗する。
これは、各車輪の支持位置調整により対処可能である
が、このような調整をすることは面倒である。
そこで、第8図に示すように、台車本体30に対して揺動
可能にキャリヤ31を支持し、このキャリヤ31に2つの走
行車輪32を軸支して、荷重を支えるようにした構造の台
車がある。このような構造であれば、路面に多少の起伏
があっても、各走行車輪32,32には台車からの荷重が均
等に作用し、起伏にならって走行できる。
しかしながら、その反面、路面に溝や凹所があると、一
方の走行車輪がその中に陥落し、その振動によって載荷
物が荷崩れを起こしたり、凹所から脱出が不可能になっ
たりする問題がある。各取付位置に車輪が1つしかない
台車にも同様の問題がある。
課題を解決するための手段 本考案は、台車に対して揺動可能に支持されたキャリヤ
を有し、該キャリヤの支持位置の前方及び後方におい
て、路面に常時接地する走行車輪と路面からわずかに浮
上して常時は路面に接地しない補助車輪とを前記キャリ
ヤにそれぞれ軸支し、それぞれの前記走行車輪の前方又
は後方に前記補助車輪を取付けた車輪組立体により、前
記課題を解決した。
作用 2つの走行車輪によって、それぞれが均等に荷重を支
え、さらに地上高を抑えて、平坦でない路面であっても
円滑に走行できることは従来と同様である。
本考案の車輪組立体は、実際に荷重を受ける走行車輪の
一方が溝に差し掛ったときでも、他方の走行車輪及び2
つの補助車輪は溝に差し掛っていないか、すでに溝を跨
いでいるので、キャリヤに軸支されたこれら車輪が、一
方の車輪の溝への陥落を防止する。台車の走行によって
それぞれの車輪は溝上を通過するが、キャリヤの支持位
置の前部後部で各々1つ以上の車輪が接地可能であるか
ら、台車は凹所等に陥落することなく通過することがで
きる。
通過中においても、キャリヤは路面と略々平行に保た
れ、しかもその支持位置も急激に変化することはない。
実施例 第1図は本考案の車輪組立体10の実施例の一部断面の正
面図、第2図はその2−2線断面図である。本実施例
は、このような車輪組立体10を、第3図のように無人フ
ォークリフト12に適用した例である。
フォークリフト12はレッグ13を有し、レッグ13内にはフ
ォーク14の中心の鉛直下において車輪組立体10が取り付
けられている。
車輪組立体10は、キャリヤ21、走行車輪22,23及び補助
車輪24,25を有してなる。キャリヤ21は、中空の枠体で
あって、フォーク14の中心の鉛直下において、レッグ13
に対し揺動できるようにピン26で支持されている。キャ
リヤ21の中空部分には、ピン26の支持位置から均等な軸
間距離をもって走行車輪22,23が前方及び後方に軸支さ
れ、走行車輪22,23はレッグ13から下方に突出して常時
接地している。フォーク14上の正しい位置に物品が載荷
されると、その荷重はピン26上に作用し、路面に多少の
起伏があっても各々の走行車輪22,23は荷重を均等に受
ける。
走行車輪22,23のさらに前方及び後方には、ピン26の支
持位置から均等な軸間距離をもって補助車輪24,25がキ
ャリヤに軸支されている。補助車輪24,25は、走行車輪2
2,23が平坦な路面に接地しているときは接地せず、わず
かに浮いている。すなわち、補助車輪24,25は常時は路
面に接地しない。この隙間は、路面の凹凸と干渉しない
ように、その平坦さに応じて決めればよいが、通常、2m
m程度あればよい。
次に、第4図乃至6図を参照し、動作を説明する。車輪
組立体10が凹所28に差し掛ると、先頭の補助車輪24はそ
の上を通過する。荷重を支持しているのは走行車輪22,2
3で、キャリヤ21は路面と平行である。前側の走行車輪2
2が凹所28上にくると、キャリヤ21が揺動して先頭の補
助車輪24が接地する。荷重を受けているのは先頭の補助
車輪24と後側の走行車輪23である。前側の走行車輪22が
凹所28を通過すると、両走行車輪22,23で再び全荷重を
受け、キャリヤ21は平行姿勢に復帰する。フォークリフ
ト12が進行に伴い、最後尾の補助車輪25が同様に作用
し、フォークリフト12は凹所28を円滑に通過する。
跨いで通過できる凹所の理論的な大きさは、走行車輪と
補助車輪の軸間距離に対応する。
また、本考案の車輪組立体10はフォークリフト12がコン
ベヤ16に移乗する場合に好適である。第7図のように、
コンベヤ16への移乗部は凹所29になっており、コンベヤ
16のスラット17及びチェーン(図示せず)が多角形運動
をしている。この部分へのフォークリフト12の移乗によ
り、図示しないスプロケット及びその軸に直接負担がか
かるが、本考案の車輪組立体10が装備されたフォークリ
フト12では、スラット17が平坦になっている部分に補助
車輪24が移乗するので、スプロケット等に衝撃が加わる
ことはない。
なお、補助車輪を走行車輪の内側に設けたものやキャリ
ヤの支持位置より前後において、走行車輪と補助車輪が
互い違いに各1つずつ設けられた構造の台車でも同様の
機能を有する。
考案の効果 本考案は以上の構成であるから、走行車輪と補助車輪の
軸間距離以下の凹所であれば、凹所に差し掛った車輪以
外の車輪のいずれか2つが接地し、キャリヤの軸支位置
はほとんど沈むことはない。従って、台車は、相当大き
い幅の凹所があっても円滑な走行が可能であり、載荷さ
れる物品の荷崩れも防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の車輪組立体を装着したフォークリフト
のレッグの一部断面正面図、第2図は第1図の2−2線
断面図、第3図はフォークリフトの側面図、第4図乃至
第6図は凹所を通過する車輪組立体の動作説明図、第7
図はコンベヤの凹所を通過する車輪組立体の側面図、第
8図は従来の車輪の構造を示す一部断面図である。 10……車輪組立体 21……キャリヤ 22,23……走行車輪 24,25……補助車輪

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】台車に対して揺動可能に支持されたキャリ
    ヤを有し、該キャリヤの支持位置の前方及び後方におい
    て、路面に常時接地する走行車輪と路面からわずかに浮
    上して常時は路面に接地しない補助車輪とを前記キャリ
    ヤにそれぞれ軸支し、それぞれの前記走行車輪の前方又
    は後方に前記補助車輪を取付けたことを特徴とする、 車輪組立体。
JP15425688U 1988-11-29 1988-11-29 補助車輪を有する車輪組立体 Expired - Lifetime JPH0640070Y2 (ja)

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JPH0274292U JPH0274292U (ja) 1990-06-06
JPH0640070Y2 true JPH0640070Y2 (ja) 1994-10-19

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