JPH033105Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は通常使用されている二輪管理機の車軸
の部分を延長車軸により延長することにより、取
付可能とした二輪管理機用取付運搬台に関する。

(ロ) 従来技術 従来から二輪管理機に取付ける荷台の取付方法
として、本体の上に荷台を取付ける方法、本体の
前部に荷台を取付ける方法があつたが、これらは
専用運搬車に比べて荷台が狭く、バランスが悪い
などの欠点があつたのである。

(ハ) 考案が解決すべき課題 本考案は、これらの欠点を除き管理機として汎
用性を失わず、経済的で専用機に劣らぬ運搬車や
移動作業車、又は自走式防除機などを提供しよう
とするものである。

(ニ) 課題を解決する手段 本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、
次に該課題を解決する手段を説明する。

二輪管理機１の一方の車軸に、延長車軸７を付
設し、該延長車軸７の端部に走行タイヤ９を付設
し、延長しない側の走行タイヤ１０と走行タイヤ
９の間の轍間距離を拡大し、該二輪管理機１の後
部に配置した後方取付ヒツチ２より、前記延長車
軸７と平行に、主フレーム４を進行方向と直角に
突出し、該主フレーム４より前方へ荷台フレーム
５を突出し、該荷台フレーム５の下方に車軸軸受
１２を設け、前方に安定車輪６を枢支し、前記延
長車軸７を車軸軸受１２により軸受支持し、荷台
フレーム５の上に荷台１１を設けたのである。

(ホ) 実施例 本考案の解決すべき課題及び解決する手段は以
上の如くであり、次に添付の図面に示した実施例
の構成を説明する。

以下には本考案を図示の実施例を参照して詳細
に説明する。

二輪管理機１は通常量産されているものであ
り、左右に左走行タイヤ１０と右走行タイヤ９を
同じ幅で配置している。そして該右走行タイヤ９
や左走行タイヤ１０を外して、該ミツシヨンケー
スから左右に突出した多角形の短い車軸に対し
て、花形ローターやデイスクプラウ等の車軸形作
業機を装着可能としているのである。

また該多角形の短い車軸に対して延長車軸７等
をピンにより装着可能としており、本考案におい
ては、該短い車軸の左右の一方のみに、延長車軸
７を付設し、右走行タイヤ９を二輪管理機１の機
体から離した位置に配置している。

該二輪管理機１の後部には通常から後方取付ヒ
ツチ２が設けられており、本考案においては該後
方取付ヒツチ２にヒツチピンにより主フレーム４
の作業機取付結合ヒツチ３の部分を装着可能とし
ている。

そして該主フレーム４は延長車軸７と平行し
て、機体の進行方向とは直角方向に突出されてお
り、該主フレーム４より、前方へ荷台フレーム５
を突出し、該荷台フレーム５の途中部分より下方
へ軸受支持体８を突出し、該軸受支持体８により
車軸軸受１２を支持し、該車軸軸受１２により二
輪管理機１のミツシヨンケースから延長車軸７に
より延長した部分を軸受支持している。

また荷台フレーム５の前端に安定車輪６を枢支
し、二輪管理機１のハンドルから手を離しても、
機体が前後へ転倒することの無いように構成して
いる。

更に、荷台フレーム５の上に、荷台１１を載置
し、該荷台１１の上には運搬物を搭載可能として
いる。

また作業の種類によつては安定車輪６を２個取
付することも考えられる。更に走行タイヤを管理
タイヤとし、荷台上に農薬タンクと防除に附帯す
る機具を取付すると、自走式防除機となり、荷台
上に各作業機をセツトすれば自走形作業車となる
など応用範囲が広く、管理機の汎用性が拡大され
経済的な農具を広く提供できるものである。

(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するのである。

第１に、延長車軸７を荷台フレーム５の車軸軸
受１２の部分により軸受支持するので、二輪管理
機１の本体に重量が掛かることがなく、車軸を広
げ荷台を広く取れ、前後のバランスを考え自由に
取付できるのである。

第２に、荷台が駆動輪上にあるため走行抵抗が
少なく、運転走行中に前が見やすいため運転がし
やすいなど、運搬車として優れた性能を発揮する
のである。

第３に、二輪管理機１のハンドルと逆の側にエ
ンジンが位置する、通常の前進走行の状態で、本
考案の荷台１１が付設出来るので、二輪管理機１
の前進速度により運搬が可能であり、従来、エン
ジンの側にハンドルを振り替えて、後方取付ヒツ
チの側に荷台を取り付けた場合の、後進で運搬す
る場合に速度が遅いという不具合いを解消するこ
とが出来たのである。

第４に、前後の重量バランスが自由であり、二
輪管理機１の左走行タイヤ１０と右走行タイヤ９
に重心が掛かる為に、軟弱地の走行が可能とな
り、荷台寸法は自由に選択でき、積載量も従来の
後進走行型の運搬車の３倍以上の積載が可能とな
つたのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は管理機に取付した斜視図、第２図は運
搬車の斜視図、第３図は車軸軸受１２の取付状態
を示す背面図である。 １……管理機、２……後方取付ヒツチ、３……
作業取付結合ヒツチ、４……主フレーム、５……
荷台フレーム、６…安定車輪、７……延長車軸、
８……軸受支持体、９……右走行タイヤ、１０…
…左走行タイヤ、１１……荷台、１２……車軸軸
受。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 二輪管理機１の一方の車軸に、延長車軸７を付
   設し、該延長車軸７の端部に走行タイヤ９を付設
   し、延長しない側の走行タイヤ１０と走行タイヤ
   ９の間の轍間距離を拡大し、該二輪管理機１の後
   部に配置した後方取付ヒツチ２より、前記延長車
   軸７と平行に、主フレーム４を進行方向と直角に
   突出し、該主フレーム４より前方へ荷台フレーム
   ５を突出し、該荷台フレーム５の下方に車軸軸受
   １２を設け、前方に安定車輪６を枢支し、前記延
   長車軸７を車軸軸受１２により軸受支持し、荷台
   フレーム５の上に荷台１１を設けたことを特徴と
   する二輪管理機用取付運搬台。