JPH0728064Y2 - セミクローラ型乗用作業機の転輪支持構造 - Google Patents

セミクローラ型乗用作業機の転輪支持構造

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JPH0728064Y2
JPH0728064Y2 JP1991011144U JP1114491U JPH0728064Y2 JP H0728064 Y2 JPH0728064 Y2 JP H0728064Y2 JP 1991011144 U JP1991011144 U JP 1991011144U JP 1114491 U JP1114491 U JP 1114491U JP H0728064 Y2 JPH0728064 Y2 JP H0728064Y2
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JP
Japan
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wheel
axle
support frame
semi
crawler type
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JP1991011144U
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JPH04100972U (ja
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孝 源
正人 山岸
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、後輪とその後方の転輪
にクローラベルトを掛装してなるセミクローラ型乗用作
業機に関し、特にその転輪の支持構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】農用トラクタ等の後輪駆動の乗用作業機
において、後輪の後方に離間して転輪を設け、この転輪
及び後輪にクローラベルトを掛装したものは、米国特許
第2,722,280号明細書により公知となってい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような後輪側にク
ローラベルトを設けたセミクローラ型のものを含め従来
の乗用作業機においては、荷台がなく、作業機や作業に
必要な機器を積んで運搬することができないものとなっ
ていた。
【0004】そこで本考案の目的は、前記の如く後輪と
その後方の転輪にクローラベルトを掛装してなるセミク
ローラ型乗用作業機において、機体後方に荷台設置スペ
ースが設けられて、作業機や作業に必要な機器の運搬が
行なえる転輪支持構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
本考案は、トラクタ機体の後部に上面が平坦で概ね水平
な車軸支持フレームを取付け、この車軸支持フレームに
車幅方向へ延びた転輪車軸を機体走行方向にのみ位置調
整可能に取付け、この転輪車軸に取付けた転輪とその転
輪の前方に配置した後輪との間にクローラベルトを掛け
渡し、前記トラクタ機体の後部と前記転輪車軸の一端部
との間にターンバックルを架設し、前記トラクタ機体の
後部と前記転輪車軸の他端部との間に別のターンバック
ルを架設し、前記車軸支持フレームと前記転輪車軸と前
記1対のターンバックルとによる略水平面上に荷台スペ
ースを設けたことを特徴とするセミクローラ型乗用作業
機の転輪支持構造である。
【0006】
【作用】トラクタ機体の後方において、上面が平坦で概
ね水平な車軸支持フレームと転輪車軸と1対のターンバ
ックルとにより略水平面上に設けられた荷台スペース
に、作業機や作業に必要な機器を積んで運搬できる。ク
ローラベルトを交換する際、又はクローラベルトが伸び
た際には、転輪車軸を調整してクローラベルトの張り量
を調整する。後輪車軸と機体走行方向に位置調整された
転輪車軸とが平行になるように、1対のターンバックル
で、調整する。
【0007】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明を適用したセミクローラ型乗用作業機の一
例を示す図1乃至図3において、1はトラクタ機体、1
1は前輪、13は後輪、15は転輪、17はクローラベ
ルトである。トラクタ機体1は、その機体フレーム2の
前部にエンジン3を搭載して、機体フレーム2後部にミ
ッションケース4を設置するとともに、その上方に座席
5を配置して、その前方に配設したハンドル6を備えて
なり、7はボンネット、8はフロア、9はミッションケ
ース4後面に突出する動力取出軸(図5参照)である。
このトラクタ機体1には、座席5部分を覆う図略のキャ
ビンを設けても良い。エンジン3のクランク軸とミッシ
ョンケース4の入力軸との間に第1推進軸21が架設さ
れ、ミッションケース4の出力軸に連結して前方に延出
した第2推進軸22は、機体フレーム2前部に設置した
フロントデフケース23の入力軸に連結されている。こ
のフロントデフケース23の左右に組み込んだ図略の駆
動軸に前輪車軸24が連結されており、従って前輪11
は駆動輪をなす。この前輪11には、超低圧タイヤやラ
グタイヤ等の不整地走行用タイヤ12が装着されてい
る。更に前輪車軸24はナックル25に支持されてお
り、ハンドル6のステアリングシャフト26が組み込ま
れたステアリングギヤボックス27の下方にステアリン
グアーム28が配設され、このステアリングアーム28
に左右のタイロッド29,29が連結されている。この
タイロッド29にナックル25が連結されており、従っ
て前輪11は転舵輪でもある。
【0008】そしてミッションケース4内にはリヤデフ
が内蔵されており、このミッションケース4の左右に
は、図4及び図5にも示すように、後輪車軸31,31
が組み込まれている。従って後輪13も駆動輪をなす。
また左右の転輪15,15は、左右方向(車幅方向)
延びる転輪車軸32の両端部に回転自在に支持されてお
り、この転輪車軸32は、車軸支持フレーム33後部に
長さ調整自在に組み込んだ車軸支持アーム34に中間部
で固設されている。この車軸支持アーム34に調整ボル
ト35が設けられている。車軸支持フレーム33の前部
には連結プレート36が固設されており、この連結プレ
ート36はミッションケース4後面にボルト結合されて
いる。これにより車軸支持フレーム33は略水平状態に
保持されている。更に車軸支持フレーム33の前部と転
輪車軸32の両端部との間には、左右一対のターンバッ
クル37,37が架設され、これらのターンバックル3
7,37で後輪車軸31と転輪車軸32とが平行になる
ように調整できる。すなわち、セミクローラ型乗用作業
機は、図2に示すようにトラクタ機体1の後部に上面が
平坦で概ね水平な車軸支持フレーム33を取付け、図4
に示すように車軸支持フレーム33に車幅方向へ延びた
転輪車軸32を機体走行方向にのみ位置調整可能に取付
け、この転輪車軸32に取付けた転輪15,15とその
転輪15,15の前方に配置した後輪13,13との間
にクローラベルト17,17を掛け渡し、トラクタ機体
1の後部と転輪車軸32の一端部との間にターンバック
ル37を架設し、トラクタ機体1の後部と転輪車軸32
の他端部との間に別のターンバックル37を架設し、図
3に示すように車軸支持フレーム33と転輪車軸32と
1対のターンバックル37,37とによる略水平面上に
荷台スペースSを設けてなる。ここで、後輪13は大径
のものが採用されており、その外周にはスプロケット状
の歯部が形成されている。また転輪15は小径のものが
採用されており、その外周にもスプロケット状の歯部が
形成されている。この後輪13と転輪15にゴム製のク
ローラベルト17が掛装されており、このクローラベル
ト17は外周にラグ状突部18…を有している。尚、後
輪車軸31と転輪車軸32の外端部間には、図1の如く
長さ調整可能な連結ロッド38が架設されている。
【0009】更にミッションケース4上には、油圧シリ
ンダ41が設置されており、この油圧シリンダ41は左
右一対のリフトアーム42,42を備えている。この左
右のリフトアーム42,42は、図示しないが、ミッシ
ョンケース4側面に枢着した左右一対のヒッチアームに
連結ロッドを介して夫々連結されている。また図2の如
く機体フレーム2の前端部にも、油圧シリンダ45、リ
フトアーム46、ヒッチアーム47及び連結ロッド48
が備えられている。
【0010】以上の構成によるセミクローラ型乗用作業
機によれば、先ず後輪13,13側にクローラベルト1
7,17を設けたので、前輪11,11の転舵によりか
じ取りが滑らかに行なえるとともに、クローラベルト1
7,17による駆動力に加え、前輪11,11にも駆動
力が得られ、即ち前輪11,11に装着した不整地走行
用タイヤ12,12とクローラベルト17,17による
駆動力が得られるため、農地や雪道等の軟弱地走行の際
の走破性が向上する。また後輪13,13とその後方に
配設した転輪15,15とにクローラベルト17,17
を掛装してなるので、前輪11,11とクローラベルト
17,17との間が大きくとれ、即ちセミクローラ型で
ありながら、ホイールベースが大きくとれるため、斜面
等での安定性が向上する。
【0011】そしてトラクタ機体1後方のクローラ走行
装置は、その左右の転輪15,15が、左右方向に延び
る転輪車軸32の両端部に回転自在に支持されるととも
に、この転輪車軸32の中間部を、トラクタ機体1後部
に連結した略水平な車軸支持フレーム33に固設して、
更に車軸支持フレーム33の前部と転輪車軸32の両端
部との間に左右一対のターンバックル37,37を架設
してなる転輪支持構造によって、図3に示すように、転
輪車軸32と車軸支持フレーム33及びターンバックル
37,37による略水平面上に荷台スペースSが得られ
るため、この上に荷台を設置する等して、各種作業機や
その作業に必要な機器を積んで運搬することが可能であ
る。
【0012】尚、トラクタ機体1後方において、図示せ
ぬロータリー耕耘機等の各種作業機を、ヒッチアームに
結合して動力取出軸9に連結することにより、各種の作
業にも勿論対応できるものである。
【0013】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、トラクタ
機体の後部に上面が平坦で概ね水平な車軸支持フレーム
を取付け、この車軸支持フレームに車幅方向へ延びた転
輪車軸を機体走行方向にのみ位置調整可能に取付け、ト
ラクタ機体の後部と転輪車軸の一端部との間にターンバ
ックルを架設し、トラクタ機体の後部と転輪車軸の他端
部との間に別のターンバックルを架設し、車軸支持フレ
ームと転輪車軸と1対のターンバックルとによる略水平
面上に荷台スペースを設けたことにより、この荷台スペ
ースに作業機や作業に必要な機器を積んで運搬すること
ができる。また、トラクタ機体の後部に車軸支持フレー
ムを取付け、この車軸支持フレームに車幅方向へ延びた
転輪車軸を機体走行方向にのみ位置調整可能に取付け、
この転輪車軸に取付けた転輪とその転輪の前方に配置し
た後輪との間にクローラベルトを掛け渡したことによ
り、クローラベルトを交換する際、クローラベルトが伸
びた際に、クローラベルトの張り量を簡単に調整でき
る。更に、トラクタ機体の後部と転輪車軸の一端部との
間にターンバックルを架設し、トラクタ機体の後部と転
輪車軸の他端部との間に別のターンバックルを架設した
ことにより、これらのターンバックルで後輪車軸と機体
走行方向に位置調整された転輪車軸とが平行になるよう
に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したセミクローラ型乗用作業機の
一例を示す概略側面図
【図2】その前後輪駆動系を示す破断側面図
【図3】本発明を適用したセミクローラ型乗用作業機の
概略平面図
【図4】その車体後部を含み本発明に係る転輪支持構造
を有するクローラ走行装置部分の構成を示す一部破断の
平面図
【図5】同じく斜視図
【符号の説明】
1…トラクタ機体、11…前輪、13…後輪、15…転
輪、17…クローラベルト、31…後輪車軸、32…転
輪車軸、33…車軸支持フレーム、34…車軸支持アー
ム、36…連結プレート、37…ターンバックル、S…
荷台スペース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ機体の後部に上面が平坦で概ね
    水平な車軸支持フレームを取付け、この車軸支持フレー
    ムに車幅方向へ延びた転輪車軸を機体走行方向にのみ位
    置調整可能に取付け、この転輪車軸に取付けた転輪とそ
    の転輪の前方に配置した後輪との間にクローラベルトを
    掛け渡し、前記トラクタ機体の後部と前記転輪車軸の一
    端部との間にターンバックルを架設し、前記トラクタ機
    体の後部と前記転輪車軸の他端部との間に別のターンバ
    ックルを架設し、前記車軸支持フレームと前記転輪車軸
    と前記1対のターンバックルとによる略水平面上に荷台
    スペースを設けたことを特徴とするセミクローラ型乗用
    作業機の転輪支持構造。
JP1991011144U 1991-02-07 1991-02-07 セミクローラ型乗用作業機の転輪支持構造 Expired - Lifetime JPH0728064Y2 (ja)

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JPH04100972U JPH04100972U (ja) 1992-09-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60143189A (ja) * 1983-12-29 1985-07-29 スズキ株式会社 不整地走行用車輌

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JPH04100972U (ja) 1992-09-01

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Effective date: 19951211