JP3410962B2 - トラクタ - Google Patents

トラクタ

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JP3410962B2 JP13228698A JP13228698A JP3410962B2 JP 3410962 B2 JP3410962 B2 JP 3410962B2 JP 13228698 A JP13228698 A JP 13228698A JP 13228698 A JP13228698 A JP 13228698A JP 3410962 B2 JP3410962 B2 JP 3410962B2
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史朗 都野
睦 嘉名
勝志 丸山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタに係り、
より具体的には、セミクローラを走行装置としているト
ラクタに関する。
【0002】
【従来の技術】トラクタ、特に、農用トラクタを走行装
置によって分類すると、車輪形(ホイール形と履帯形
(クローラ形)に大別でき、車輪形は2軸4車輪で四輪
駆動形、後輪駆動形、前輪駆動形等に細分類とすること
ができ、クローラ形はフルクローラ形及びセミクローラ
形とに細分類することができる(新版農業機械ハンドブ
ック第257ページ〜259ページ参照)。車輪形トラ
クタは、三点リンク、PTO軸及び油圧制御装置等を装
備させることによって、耕耘、播種、中耕、除草、収
穫、運搬等の広範囲に使用可能であって、季節を問わず
各作業の動力作業機とされて農業機械化の主流である。
また、フルクローラ形トラクタは、接地面積が大きいた
め接地圧が車輪形トラクタに比べて小さく、柔軟地など
不整地での走行が可能で、また、重量が大きく粘着係数
も大きいため、牽引力を必要とする重作業に適し、例え
ば、車輪形トラクタで作業不能な湿田等における排水性
確保のためのサブソイラー等による農地造成、土地改良
として専ら使用される所謂季節限定形の専用機である。
【0003】一方、セミクローラ形トラクタは、後輪と
交換して履帯ユニットを装着した車輪形トラクタの補助
装置であって柔軟地では車輪形とフルクローラ形の中間
性能をもっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】車輪形トラクタは、機
動性に富み、広範囲な作業に適するけれども、秋の天候
不順と春先の雪の影響等によって耕耘時期(春耕しとい
われ、作物の成育、収穫等を加味すればその時期はほぼ
春の一定期間となる)に、圃場が乾かなければ、該車輪
形トラクタが圃場に入ることが実質的に不可能となって
耕耘ができなくなるという課題があった。一方、フルク
ローラ形トラクタは、前述の事態のとき、すなわち、悪
条件下や各地の強湿田において威力を発揮するけれど
も、機動性に欠け、しかも専用機であることから、限ら
れた作業にしか適用できず、乾田等での収穫作業に用い
ると過度に圃場を荒らすことになり、結局、車輪形トラ
クタとフルクローラ形トラクタの双方を用意しなければ
ならず、これでは農業経営上における投資が甚大となる
という課題がある。
【0005】このような理由から、本件出願人は、特開
平10−45060号公報によって、「ハンドルの操作
で操向可能な左右の前輪を備え、トラクタ車体に内蔵し
ている変速装置と後輪デフ装置とを備えている後輪走行
伝動系により駆動される左右の後車軸に、左右の後輪と
左右のセミクローラとを履き替え自在に備え、該左右の
セミクローラは、後車軸に取着される回転駆動とトラ
ックフレームに軸架されている前後の回動従動体と前記
回転駆動体と前後の回転従動体に掛装されている無端回
走体とを備え、前記トラックフレームは、揺動支軸を介
して上下方向に揺動自在としてトラクタ車体に支持され
ていることを特徴とするトラクタ。」を提案している
(従来例の1)。
【0006】しかしながら、この従来例の1におけるト
ラクタの走行装置(セミクローラ)は、トラクタ車体の
下面に方形状に枠組した取付フレームを取着し、この取
付フレームの左右後部に支軸を設けてこの支軸を介して
セミクローラ(トラックフレーム)を上下揺動自在に装
着していた。この従来例の1では大形のトラクタに適用
して有用ではあるものの、中形、小形のトラクタに採用
すると、取付フレームの存在によって地上スキマが狭く
なって畝跨ぎ性において課題が発生するとともに、湿田
走行中の泥土、ワラクズ等の長尺異物が付着成長し易く
なるという課題の他、部品点数が多くなって装着作業が
困難になる等々の課題があった。
【0007】そこで本発明は、トラクタの左右後車軸凾
を利用してセミクローラを装着することによって、前述
した課題を解決するとともに、上下方向にコンパクトに
できるトラクタを提供することが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、セミクローラ
を上下揺動自在に装着しているトラクタであって、前述
の目的を達成するたに次の技術的手段を講じている。す
なわち、第1に、トラクタ車体の左右に固定の後車軸凾
に支持された後車軸にセミクローラ用回転駆動体を設
け、前記後車軸凾にセミクローラ用支持具を取着し、こ
の支持具の後車軸凾下方にセミクローラ用揺動支軸を設
け、この揺動支軸にセミクローラ用トラックフレームを
上下揺動自在に支持し、このトラックフレームにセミク
ローラ用前後回転従動体及び転輪を支持し、前記回転駆
動体、前後回転従動体及び転輪にクローラを巻き掛けて
おり、前記左右各支持具を左右各後車軸凾に対して独立
して着脱可能に取着しいることを特徴とするものであ
る。
【0009】このような構成を採用したことによって、
従来例の1で開示の取付フレームをトラクタ車体の下面
に取着する必要はなく、これ故、構成(構造)が簡素と
なるし、地上スキマを充分にとることが可能となったの
である。第2に、前記トラックフレームの回転駆動体左
右方向対向位置に窓を形成していることを特徴とするす
るものである。 第3に 回転駆動体の外周をトラックフ
レームの前記窓に臨入させてを形成していることを特徴
とするするものである。
【0010】第4に、前記揺動支軸を後車軸の下方でか
セミクローラの略々中心位置に備えていることを特徴
とするものである。第5に、セミクローラの上下揺動量
牽制手段を、前記支持具とトラックフレームとの間でか
左右後車軸凾の前後のいずれか一方又は双方に備えて
いることを特徴とするものである。このような構成を採
用したことによって圃場の凹凸にセミクローラが追従
し、湿田・乾田・荒地等を走行するときの走破性が確実
となるのである。
【0011】第6に、クローラの張力調節手段をトラッ
クフレームの左右に振分けて配置しており、前記左右張
力調節手段の振分け間に、回転駆動体の外周を臨入させ
ていることを特徴とするものである。このような構成を
採用したことによって、セミクローラであっても後輪と
同等に上下方向をコンパクトにできながら、牽引力を向
上できるものである。第7に、左右後車軸凾に前記支持
具と安全フレーム等の取付台とを挟着していることを特
徴とするものである。
【0012】このような構成を採用したことによって、
後車軸凾を例えば上下から挟着して支持具と取付台とを
挟着(共着)できて、互いに補強し合うかたちとなって
強度上有利となるのである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
るトラクタの実施の形態、特に、全駆動形走行装置につ
いて説明する。図1(1)(2)は、前側の左右の前輪
2と後側の左右のセミクローラ3とで全駆動形走行装置
(前輪2とセミクローラ3とを駆動するものをいう)を
構成しているトラクタ1の側面図を背面図をそれぞれ示
している。トラクタ1はその後側に備えられているリン
ク装着手段、例えば三点リンク4を介して図ではロータ
リ耕耘装置で示す作業機5を昇降自在として装着可能で
ある。
【0014】トラクタ1は搭載エンジン6をボンネット
7で覆っており、操縦ハンドル8Aと座席8Bとを前後
に備えて構成した運転操縦装置は、キャビン9によって
取囲まれているが、キャビン9に代替して後述する安全
フレームを具備したものであっても良く、勿論これらを
具備しないトラクタであっても構わない。左右の前輪2
は、駆動輪であるとともに、操縦ハンドル8Aの操作に
よって操向可能な操向車輪であり、前輪推進軸装置10
からの動力によって図示省略した前輪デフおよび増・減
速装置等を経由して前進方向及び後進方向に駆動可能で
ある。
【0015】左右のセミクローラ3は、図3で示してい
る後車軸11に取着されている回転駆動体12とトラッ
クフレーム13に軸架されている前後の回転従動体1
4,15とを側面視にて三角配置で備え、前記回転駆動
体12と前後の回転従動体14,15に掛装されている
無端回走体16とで構成されていて、図1(1)で示す
ようにほぼおむすび形状とされている。左右のセミクロ
ーラ3における無端回走体16はゴムクローラ(弾性履
帯)で構成されていて、帯長手方向の所定間隔をおいて
芯金が埋設されているとともに、外周面(接地面側)に
は横一文字形、八の字形等のラグ16Aが帯長手方向の
間隔をおいて膨隆形成されていて、大きな牽引力を確保
可能である。
【0016】更に、後車輪11の軸芯を通る鉛直線V−
Vを基準として図1(1)で示すように前後接地長L
1,L2が異なっており、図1(1)では前接地長L1
が大で、後接地長L2が小とされており、ここに、トラ
クタ車体1Aよりセミクローラ3が後方に大きく突出さ
れるのを防止して該トラクタ車体1Aの後部に備えてい
る三点リンク手段を介しての作業機(ロータリ,プラ
ウ,サブソイラー,ブロードキャスタ尚)の装着を容易
とするとともに前後重量バランスを確保して作業機を持
上げての旋回操向(小廻り性能)を良好にし、かつ、作
業機を降下しての作業時において充分な接地長を確保し
ての傾斜地での横滑りを阻止し、大きな牽引力を約束し
ている。
【0017】また、操向輪でありかつ駆動輪でもある前
側の左右の前輪2は、そのトレッド部に横一文字形、ハ
の字形等の配列のラグ2A、特に、ハイラグを有する空
気入りゴムタイヤで構成されており、後側の左右のセミ
クローラ3との駆動力、すなわち、前後駆動力のバラン
スが確保されていて、ここに、トラクタ前方の浮上りを
防止して前輪2の駆動力を充分に活かすようにされてい
る。図2〜図5を参照すると、セミクローラ3の詳細が
例示されている。左右のセミクローラ3における回転駆
動体12は、ドラム形、ローラ形、スプロケット形等を
採択できるが図示の例ではゴムクローラの長手方向間隔
をおいて形成した係合孔に係脱するスプロケット形であ
り、図3で示すように後車軸11の軸端フランジ11A
に複数本のボルト等によって後車軸11の軸心と合致さ
れて取着されている。
【0018】なお、左右の後車軸11はトラクタ車体1
A内に内蔵した走行形伝動装置によって回転駆動される
ものであり、具体的には後部デフ装置およびこの出力軸
並びに終減速装置等を経由して変速下で回転駆動される
とともに左右独立ブレーキ装置によって制動可能であ
る。左右の後車軸11は、トラクタ車体1Aの左右側面
から外方に突出された後車軸凾17に内挿されて図示省
略した軸受によって回転自在に支持されており、この左
右の後車軸凾17のそれぞれに左右のセミクローラ3に
おけるトラックフレーム13が揺動支軸18を支点に上
下揺動自在に装着されている。
【0019】すなわち、図2および図3で示すように、
後車軸凾17の下面に支持具(トラックフレーム支持
部)19が、該凾17の前後に配置したボルト締結具2
0、該凾17の下面からのボルト締結具21および後面
からのボルト締結具22によって取着されており、該支
持具19は、後車軸凾17の下方に揺動支軸18の軸受
部23を有しており、該軸受部23は左右の支持片23
A,23B間に円筒体23Cを固着してなり、この円筒
体23Cに揺動支軸18が挿通されて抜け止体23Dで
位置決めされており、円筒体23Cには三点リンクのロ
ワーリンクチェックチェーンのための取付片23Eが一
体に形成されている。
【0020】先に例示した従来例(特開平10−450
60号公報)では左右のセミクローラを上下揺動自在に
装着するに当たって、トラクタ車体の下面に方形状に枠
組された取付フレームを取着し、この取付フレームの左
右に揺動支軸を備えたものであり、これではトラクタ車
体下面に突起物が形成されて地上スキマが低くなって畝
跨ぎ作業時に不利であるとともに、部品点数が多くコス
ト高であって仕様の変更(後輪とセミクローラの履き替
え)が面倒等であったのを、本実施の形態の構成を採用
することで解消しているのである。
【0021】なお、特開平10−45060号公報は所
謂大形トラクタを対象としたものであるから取付フレー
ムを採用しても問題は少ないが、本発明が対象とする中
形乃至小形トラクタでは前述した問題を誘発するのであ
る。セミクローラ3のトラックフレーム13は、図3で
示すように断面倒立溝形に形成されており、このトラッ
クフレーム13の上面には左右の間隔を有してゴムクロ
ーラの張力調節手段24が備えられているとともにこの
左右の張力調節手段24間に回転駆動体12が位置する
ことによって上下方向にコンパクトな構成とされてお
り、このため、トラックフレーム13の上面には回転駆
動体12の外周一部が臨入する窓13Aが形成されてい
る。
【0022】更に、トラックフレーム13の内側には揺
動支軸18の取付板25が固着されているとともに、こ
の取付板25と揺動支軸18の前後に側面視にて鞍形の
前後補強板26が固着され、揺動支軸18をしっかりと
支持しており、このように支持された揺動支軸18が軸
受23の外方から内方に向かって挿通されて該挿通端に
て抜け止体23Dで位置決めされ、このさい、取付板2
5と円筒体23Cとの間にはダストシールを有する円板
形カラー27が介在されている。トラックフレーム13
の下縁には下方開口状として支持部28がフレーム長手
方向で間隔をおいて形成されており、この支持部28に
は長手方向で間隔を有して備えられている転輪29の支
軸30が嵌装されており、前後において位置決めされて
いる。
【0023】このような構成を採用したことによって転
輪29の組立分解が容易となるのであり、支持部28は
図2で示すように開口縁を下方拡開とすることにより支
軸(実質的には支軸30の筒カラー)30の嵌装された
支軸30はその左右をボルトナット等の締結具31によ
って締め上げることで不測に外れないように装着されて
いる。なお、前回転縦動体14および後回転縦動体15
についても支持部28、支軸14A,15A、締結具3
1等は転輪29と同じ構成とされている。
【0024】左右のセミクローラ3は、そのトラックフ
レーム13が左右独立して揺動支軸18を支点に上下方
向に揺動することによって圃場等の凹凸に倣った(追従
した)したピッチイング動作し、湿田走行、荒地走行等
を円滑にするが、その上下揺動量はある範囲で牽制する
必要がある。このため、図2〜図7で示す実施に形態で
は、揺動支軸18よりも前方側に揺動量牽制手段32が
具備されている。なお、該手段32について以下詳述す
るが、該手段32は後方側に具備させるものであっても
前後双方側に具備させるものであっても良い。
【0025】図2〜図7において揺動量牽制手段32
は、支持具19より前方(後方又は前後双方であっても
良いが以下では前方のみで説明する)に取付板33が固
着延伸されており、この取付板33の外面に前後対のL
形フランジ34がボルト止めされており、この対のフラ
ンジ34間に前下り(後方のときは後下り)の前後方向
軸心廻りに回転するローラ体35が軸架されている。一
方、トラックフレーム13側からは、ローラ体35の外
側面に位置する外取付板36が立設固着されるとともに
ローラ体35の内側面に位置する内取付板37が上下の
ボルト締結具38,39によって固着連結され、このボ
ルト締結具38,39にはディスタンスカラーを兼ねて
ローラ体35の上下ストッパ40,41が外装されてい
る。
【0026】図2及び図6において、回転駆動体12が
矢示Fの方向に回転することでゴムクローラ16が循環
回走してトラクタが前進しているとき、前側の凸隆部に
遭遇するとセミクローラ3は、後車軸11の真下に位置
する揺動支軸28を支点にローラ体35が上ストッパ4
0に当接するまで上向に揺動可能であり、一方、前側の
凹陥部に遭遇するとセミクローラ3は揺動支軸18を支
点にローラ体35が下ストッパ41に当接するまで下向
に揺動可能であり、この揺動のとき、左右のセミクロー
ラ3が左右独立して揺動して所謂捻れ走行しようとする
のをローラ体35が内外取付板36,37に規制されて
過度の捻じれを阻止し、ここに、凹凸圃場であっても乾
・湿田等を問わず安定した走行が可能となるのである。
【0027】なお、ローラ体35に代替してスライド体
であっても良く、上下ストッパ40,41はその上下位
置を調節可能にすることで上下揺動量の範囲が調節可能
である。回転駆動体12がF方向に回転するときのゴム
クローラ16の弛み側である前回転従動体14は、テン
ション(張力)調節装置24にて緊張調整自在である
が、このテンション(張力)調節装置24は、従動体支
持具42の軸部(ピストン)をコイルバネ43を内蔵し
た筒体44に摺動自在に嵌挿し、ネジ送り可能な当板を
有する調整具45のネジ送り量によって強弱調整可能と
されている。
【0028】図2に示した第1実施例形態では筒体44
を長尺に形成することによって強弱を微細に調節可能と
しており、このようにしても筒体44を左右に振り分け
てその間に回転駆動体12を臨入することで上下方向に
コンパクトにしており、図2に示した第2実施形態では
トラックフレーム13の左右方向中央かつ前部に張力調
節装置24を設けていずれの場合も、前回転従動体14
を介してゴムクローラの幅方向中央部を緊張調整可能と
しているのである。また、図6および図7で示す実施の
形態では、後車軸凾17の断面を上下面が傾斜する矩形
状に形成して、該凾17の下面に支持具19を配置し上
面に安全フレーム(キャビン支柱を含む)の支柱43の
下部に取着した取付台44を配置し、後車軸凾17の上
下面で挟着した状態でボルト止めすることによってお互
いに補強し合うかたちとなって取着力が強固になるので
ある。
【0029】なお、図6および図7において、図2およ
び図3と共通する部分、部品等は共通符号で示してい
る。また、張力調節手段(装置)24はバネ式に代替し
て流体圧式とすることもできる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、左右
のセミクローラをトラクタ車体に簡易に装着できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトラクタを示し、(1)は側面
図、(2)は背面図である。
【図2】第1の実施形態によるセミクローラの全体側面
図である。
【図3】図2の要部背面図である。
【図4】図5のA−A矢視図である。
【図5】揺動量牽制手段の平面図である。
【図6】第2の実施形態によるセミクローラの全体側面
図である。
【図7】図6の要部背面図である。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 前輪 2A ラグ 3 セミクローラ 16 ゴムクローラ 16A ラグ 17 後車軸凾 18 揺動支軸
フロントページの続き (72)発明者 都野 史朗 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 嘉名 睦 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 丸山 勝志 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 坪倉 哲 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 平10−45051(JP,A) 特開 平9−315244(JP,A) 実開 昭51−60037(JP,U) 実開 昭54−157330(JP,U) 実開 昭59−137878(JP,U) 実開 昭62−145757(JP,U) 実開 平5−92000(JP,U) 実開 昭63−70484(JP,U) 実開 昭63−72178(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 55/104 B62D 55/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ車体の左右に固定の後車軸凾に
    支持された後車軸にセミクローラ用回転駆動体を設け、
    前記後車軸凾にセミクローラ用支持具を取着し、この支
    持具の後車軸凾下方にセミクローラ用揺動支軸を設け、
    この揺動支軸にセミクローラ用トラックフレームを上下
    揺動自在に支持し、このトラックフレームにセミクロー
    ラ用前後回転従動体及び転輪を支持し、前記回転駆動
    体、前後回転従動体及び転輪にクローラを巻き掛けてお
    り、前記左右各支持具を左右各後車軸凾に対して独立し
    て着脱可能に取着し、前記トラックフレームの回転駆動
    体左右方向対向位置に窓を形成していることを特徴とす
    るトラクタ。
  2. 【請求項2】 前記回転駆動体の外周をトラックフレー
    ムの前記窓に臨入させていることを特徴とする請求項1
    に記載のトラクタ。
  3. 【請求項3】 トラクタ車体の左右に固定の後車軸凾に
    支持された後車軸にセミクローラ用回転駆動体を設け、
    前記後車軸凾にセミクローラ用支持具を取着し、この支
    持具の後車軸凾下方にセミクローラ用揺動支軸を設け、
    この揺動支軸にセミクローラ用トラックフレームを上下
    揺動自在に支持し、このトラックフレームにセミクロー
    ラ用前後回転従動体及び転輪を支持し、前記回転駆動
    体、前後回転従動体及び転輪にクローラを巻き掛けてお
    り、前記左右各支持具を左右各後車軸凾に対して独立し
    て着脱可能に取着し、クローラの張力調節手段をトラッ
    クフレームの左右に振分けて配置しており、前記左右張
    力調節手段の振分け間に、回転駆動体の外周を臨入させ
    ていることを特徴とするトラクタ。
  4. 【請求項4】 トラクタ車体の左右に固定の後車軸凾に
    支持された後車軸にセミクローラ用回転駆動体を設け、
    前記後車軸凾にセミクローラ用支持具を取着し、この支
    持具の後車軸凾下方にセミクローラ用揺動支軸を設け、
    この揺動支軸にセミクローラ用トラックフレームを上下
    揺動自在に支持し、このトラックフレームにセミクロー
    ラ用前後回転従動体及び転輪を支持し、前記回転駆動
    体、前後回転従動体及び転輪にクローラを巻き掛けてお
    り、前記左右各支持具を左右各後車軸凾に対して独立し
    て着脱可能に取着し、左右後車軸凾に前記支持具と安全
    フレーム等の取付台とを挟着していることを特徴とする
    トラクタ。
  5. 【請求項5】 前記揺動支軸を後車軸の下方でかつセミ
    クローラの略々中心 位置に備えていることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載のトラクタ。
  6. 【請求項6】 セミクローラの上下揺動量牽制手段を、
    前記支持具とトラックフレームとの間でかつ左右後車軸
    凾の前後のいずれか一方又は双方に備えていることを特
    徴とする請求項1〜のいずれかに記載のトラクタ。
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