JPH04100972U - セミクローラ型乗用作業機の転輪支持構造 - Google Patents
セミクローラ型乗用作業機の転輪支持構造Info
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- JPH04100972U JPH04100972U JP1114491U JP1114491U JPH04100972U JP H04100972 U JPH04100972 U JP H04100972U JP 1114491 U JP1114491 U JP 1114491U JP 1114491 U JP1114491 U JP 1114491U JP H04100972 U JPH04100972 U JP H04100972U
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- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 6
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
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- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Agricultural Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 機体1後方に左右一対の転輪15,15を配
設して、この転輪15,15と後輪13,13に掛装し
た左右一対のクローラベルト17,17を備えてなるセ
ミクローラ型乗用作業機において、左右の転輪15,1
5を両端部に有する転輪車軸32を設けるとともに、こ
の転輪車軸32を機体1後部に対し略水平な車軸支持フ
レーム33を介して結合する。 【効果】 機体1後方の転輪車軸32とその車軸支持フ
レーム33により形成される略水平面上を荷台スペース
Sとして有効に利用でき、この荷台スペースSに作業機
や作業に必要な機器を積んで運搬できる。
設して、この転輪15,15と後輪13,13に掛装し
た左右一対のクローラベルト17,17を備えてなるセ
ミクローラ型乗用作業機において、左右の転輪15,1
5を両端部に有する転輪車軸32を設けるとともに、こ
の転輪車軸32を機体1後部に対し略水平な車軸支持フ
レーム33を介して結合する。 【効果】 機体1後方の転輪車軸32とその車軸支持フ
レーム33により形成される略水平面上を荷台スペース
Sとして有効に利用でき、この荷台スペースSに作業機
や作業に必要な機器を積んで運搬できる。
Description
【0001】
本考案は、後輪とその後方の転輪にクローラベルトを掛装してなるセミクロー
ラ型乗用作業機に関し、特にその転輪の支持構造に関するものである。
【0002】
農用トラクタ等の後輪駆動の乗用作業機において、後輪の後方に離間して転輪
を設け、この転輪及び後輪にクローラベルトを掛装したものは、米国特許第2,
722,280号明細書により公知となっている。
【0003】
このような後輪側にクローラベルトを設けたセミクローラ型のものを含め従来
の乗用作業機においては、荷台がなく、作業機や作業に必要な機器を積んで運搬
することができないものとなっていた。
【0004】
そこで本考案の目的は、前記の如く後輪とその後方の転輪にクローラベルトを
掛装してなるセミクローラ型乗用作業機において、機体後方に荷台設置スペース
が設けられて、作業機や作業に必要な機器の運搬が行なえる転輪支持構造を提供
することにある。
【0005】
以上の課題を解決すべく本考案は、機体後方に左右一対の転輪を配設して、こ
の転輪と後輪に掛装した左右一対のクローラベルトを備えてなるセミクローラ型
乗用作業機において、前記左右の転輪を両端部に有する転輪車軸を設けるととも
に、この転輪車軸を前記機体後部に対し略水平な車軸支持フレームを介して結合
したことを特徴とする。
【0006】
【作用】
機体後方において、クローラベルト用の左右の転輪を両端部に有する転輪車軸
を設けて、この転輪車軸と機体後部との間を結合する略水平な車軸支持フレーム
を設けたので、転輪車軸とその車軸支持フレームにより形成される略水平面上を
荷台スペースとして利用でき、この荷台スペースに作業機や作業に必要な機器を
積んで運搬できる。
【0007】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明を適用したセミクローラ型乗用作業機の一例を示す図1乃至図3におい
て、1はトラクタ機体、11は前輪、13は後輪、15は転輪、17はクローラ
ベルトである。
トラクタ機体1は、その機体フレーム2の前部にエンジン3を搭載して、機体
フレーム2後部にミッションケース4を設置するとともに、その上方に座席5を
配置して、その前方に配設したハンドル6を備えてなり、7はボンネット、8は
フロア、9はミッションケース4後面に突出する動力取出軸(図5参照)である
。このトラクタ機体1には、座席5部分を覆う図略のキャビンを設けても良い。
エンジン3のクランク軸とミッションケース4の入力軸との間に第1推進軸2
1が架設され、ミッションケース4の出力軸に連結して前方に延出した第2推進
軸22は、機体フレーム2前部に設置したフロントデフケース23の入力軸に連
結されている。このフロントデフケース23の左右に組み込んだ図略の駆動軸に
前輪車軸24が連結されており、従って前輪11は駆動輪をなす。この前輪11
には、超低圧タイヤやラグタイヤ等の不整地走行用タイヤ12が装着されている
。
更に前輪車軸24はナックル25に支持されており、ハンドル6のステアリン
グシャフト26が組み込まれたステアリングギヤボックス27の下方にステアリ
ングアーム28が配設され、このステアリングアーム28に左右のタイロッド2
9,29が連結されている。このタイロッド29にナックル25が連結されてお
り、従って前輪11は転舵輪でもある。
【0008】
そしてミッションケース4内にはリヤデフが内蔵されており、このミッション
ケース4の左右には、図4及び図5にも示すように、後輪車軸31,31が組み
込まれている。従って後輪13も駆動輪をなす。
また左右の転輪15,15は、左右方向に延びる転輪車軸32の両端部に回転
自在に支持されており、この転輪車軸32は、車軸支持フレーム33後部に長さ
調整自在に組み込んだ車軸支持アーム34に中間部で固設されている。この車軸
支持アーム34に調整ボルト35が設けられている。
車軸支持フレーム33の前部には連結プレート36が固設されており、この連
結プレート36はミッションケース4後面にボルト結合されている。これにより
車軸支持フレーム33は略水平状態に保持されている。
更に車軸支持フレーム33の前部と転輪車軸32の両端部との間には、左右一
対のターンバックル37,37が架設されている。
ここで、後輪13は大径のものが採用されており、その外周にはスプロケット
状の歯部が形成されている。また転輪15は小径のものが採用されており、その
外周にもスプロケット状の歯部が形成されている。この後輪13と転輪15にゴ
ム製のクローラベルト17が掛装されており、このクローラベルト17は外周に
ラグ状突部18…を有している。
尚、後輪車軸31と転輪車軸32の外端部間には、図1の如く長さ調整可能な
連結ロッド38が架設されている。
【0009】
更にミッションケース4上には、油圧シリンダ41が設置されており、この油
圧シリンダ41は左右一対のリフトアーム42,42を備えている。この左右の
リフトアーム42,42は、図示しないが、ミッションケース4側面に枢着した
左右一対のヒッチアームに連結ロッドを介して夫々連結されている。
また図2の如く機体フレーム2の前端部にも、油圧シリンダ45、リフトアー
ム46、ヒッチアーム47及び連結ロッド48が備えられている。
【0010】
以上の構成によるセミクローラ型乗用作業機によれば、先ず後輪13,13側
にクローラベルト17,17を設けたので、前輪11,11の転舵によりかじ取
りが滑らかに行なえるとともに、クローラベルト17,17による駆動力に加え
、前輪11,11にも駆動力が得られ、即ち前輪11,11に装着した不整地走
行用タイヤ12,12とクローラベルト17,17による駆動力が得られるため
、農地や雪道等の軟弱地走行の際の走破性が向上する。
また後輪13,13とその後方に配設した転輪15,15とにクローラベルト
17,17を掛装してなるので、前輪11,11とクローラベルト17,17と
の間が大きくとれ、即ちセミクローラ型でありながら、ホイールベースが大きく
とれるため、斜面等での安定性が向上する。
【0011】
そしてトラクタ機体1後方のクローラ走行装置は、その左右の転輪15,15
が、左右方向に延びる転輪車軸32の両端部に回転自在に支持されるとともに、
この転輪車軸32の中間部を、トラクタ機体1後部に連結した略水平な車軸支持
フレーム33に固設して、更に車軸支持フレーム33の前部と転輪車軸32の両
端部との間に左右一対のターンバックル37,37を架設してなる転輪支持構造
によって、図3に示すように、転輪車軸32と車軸支持フレーム33及びターン
バックル37,37による略水平面上に荷台スペースSが得られるため、この上
に荷台を設置する等して、各種作業機やその作業に必要な機器を積んで運搬する
ことが可能である。
【0012】
尚、トラクタ機体1後方において、図示せぬロータリー耕耘機等の各種作業機
を、ヒッチアームに結合して動力取出軸9に連結することにより、各種の作業に
も勿論対応できるものである。
【0013】
以上のように本考案によれば、後輪とその後方の転輪にクローラベルトを掛装
してなるセミクローラ型乗用作業機において、機体後方に、クローラベルト用の
左右の転輪を両端部に有する転輪車軸を設けて、この転輪車軸と機体後部との間
を結合する略水平な車軸支持フレームを設けたため、機体後方の転輪車軸とその
車軸支持フレームにより形成される略水平面上を荷台スペースとして有効に利用
することができ、従ってこの荷台スペースに作業機や作業に必要な機器を積んで
運搬することができる。
【図1】本発明を適用したセミクローラ型乗用作業機の
一例を示す概略側面図
一例を示す概略側面図
【図2】その前後輪駆動系を示す破断側面図
【図3】本発明を適用したセミクローラ型乗用作業機の
概略平面図
概略平面図
【図4】その車体後部を含み本発明に係る転輪支持構造
を有するクローラ走行装置部分の構成を示す一部破断の
平面図
を有するクローラ走行装置部分の構成を示す一部破断の
平面図
【図5】同じく斜視図
1…トラクタ機体、11…前輪、13…後輪、15…転
輪、17…クローラベルト、31…後輪車軸、32…転
輪車軸、33…車軸支持フレーム、34…車軸支持アー
ム、36…連結プレート、37…ターンバックル、S…
荷台スペース。
輪、17…クローラベルト、31…後輪車軸、32…転
輪車軸、33…車軸支持フレーム、34…車軸支持アー
ム、36…連結プレート、37…ターンバックル、S…
荷台スペース。
Claims (1)
- 【請求項1】 機体後方に左右一対の転輪を配設して、
この転輪と後輪に掛装した左右一対のクローラベルトを
備えてなるセミクローラ型乗用作業機において、前記左
右の転輪を両端部に有する転輪車軸を設けるとともに、
この転輪車軸を前記機体後部に対し略水平な車軸支持フ
レームを介して結合したことを特徴とするセミクローラ
型乗用作業機の転輪支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991011144U JPH0728064Y2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | セミクローラ型乗用作業機の転輪支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991011144U JPH0728064Y2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | セミクローラ型乗用作業機の転輪支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04100972U true JPH04100972U (ja) | 1992-09-01 |
JPH0728064Y2 JPH0728064Y2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=31744506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991011144U Expired - Lifetime JPH0728064Y2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | セミクローラ型乗用作業機の転輪支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0728064Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60143189A (ja) * | 1983-12-29 | 1985-07-29 | スズキ株式会社 | 不整地走行用車輌 |
-
1991
- 1991-02-07 JP JP1991011144U patent/JPH0728064Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60143189A (ja) * | 1983-12-29 | 1985-07-29 | スズキ株式会社 | 不整地走行用車輌 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0728064Y2 (ja) | 1995-06-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19951211 |