JPH06329044A - 作業車の操向装置 - Google Patents
作業車の操向装置Info
- Publication number
- JPH06329044A JPH06329044A JP11808193A JP11808193A JPH06329044A JP H06329044 A JPH06329044 A JP H06329044A JP 11808193 A JP11808193 A JP 11808193A JP 11808193 A JP11808193 A JP 11808193A JP H06329044 A JPH06329044 A JP H06329044A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering
- tie rod
- steering wheels
- body side
- wheels
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Guiding Agricultural Machines (AREA)
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 左右の操向用車輪を取付けた車軸ケースの左
右中間部を、前後の機体側取付け部に各別に付設した一
対の軸受け部にローリング自在に取付け、両操向用車輪
に一体的に付設したナックルアームどうしをタイロッド
で連動連結し、両操向用車輪にステアリングハンドルを
連動連結した作業車において、タイロッドが地上の隆起
や石などとの衝突による損傷するのを防止する。 【構成】 左右操向用車輪4の車軸フレーム11をロー
リング自在に取付けた軸受け部23a,23bの上方
で、軸受け部23a,23bを取付けた前後の機体側取
付け座22a,22bの間を通る状態に、ステアリング
ハンドルに連動連結したタイロッド15を配置する。
右中間部を、前後の機体側取付け部に各別に付設した一
対の軸受け部にローリング自在に取付け、両操向用車輪
に一体的に付設したナックルアームどうしをタイロッド
で連動連結し、両操向用車輪にステアリングハンドルを
連動連結した作業車において、タイロッドが地上の隆起
や石などとの衝突による損傷するのを防止する。 【構成】 左右操向用車輪4の車軸フレーム11をロー
リング自在に取付けた軸受け部23a,23bの上方
で、軸受け部23a,23bを取付けた前後の機体側取
付け座22a,22bの間を通る状態に、ステアリング
ハンドルに連動連結したタイロッド15を配置する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、左右の操向用車輪を取
付けた車軸ケースあるいは車軸フレームの左右中間部
を、前後の機体側取付け座に各別に付設した一対の軸受
け部にローリング自在に取付け、両操向用車輪に一体的
に付設したナックルアームどうしをタイロッドで連動連
結し、両操向用車輪にステアリングハンドルを連動連結
した作業車の操向装置に関する。
付けた車軸ケースあるいは車軸フレームの左右中間部
を、前後の機体側取付け座に各別に付設した一対の軸受
け部にローリング自在に取付け、両操向用車輪に一体的
に付設したナックルアームどうしをタイロッドで連動連
結し、両操向用車輪にステアリングハンドルを連動連結
した作業車の操向装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すように、機体フレーム
に固設した左右のブラケット31に前後の機体側取付け
座32を形成し、車軸ケース33の左右中間部をローリ
ング自在に支持する前後一対の軸受け部34を前後の機
体側取付け座32に各別に取付け、機体側取付け座32
及び軸受け部34の前方又は後方に外れた位置において
ステアリングリンク機構のタイロッド35全体を下方に
露出する状態で配置していた〔例えば実開昭4−713
05号公報参照〕。
に固設した左右のブラケット31に前後の機体側取付け
座32を形成し、車軸ケース33の左右中間部をローリ
ング自在に支持する前後一対の軸受け部34を前後の機
体側取付け座32に各別に取付け、機体側取付け座32
及び軸受け部34の前方又は後方に外れた位置において
ステアリングリンク機構のタイロッド35全体を下方に
露出する状態で配置していた〔例えば実開昭4−713
05号公報参照〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、作業車は不整
地で使用されることが多く、タイロッドが全長にわたり
下方に露出しているために地上の隆起や石などに衝突す
るおそれがあり、操向装置の故障防止の面から改良の余
地があった。本発明の目的は、簡単な改造でもってタイ
ロッドが地上の隆起や石などと衝突して損傷するのを効
果的に防止できるようにする点にある。
地で使用されることが多く、タイロッドが全長にわたり
下方に露出しているために地上の隆起や石などに衝突す
るおそれがあり、操向装置の故障防止の面から改良の余
地があった。本発明の目的は、簡単な改造でもってタイ
ロッドが地上の隆起や石などと衝突して損傷するのを効
果的に防止できるようにする点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、左
右の操向用車輪を取付けた車軸の左右中間部を、前後の
機体側取付け座に各別に付設した一対の軸受け部にロー
リング自在に取付け、両操向用車輪に一体的に付設した
ナックルアームどうしをタイロッドで連動連結し、両操
向用車輪にステアリングハンドルを連動連結した作業車
において、軸受け部の上方で両機体側取付け座の間を通
る状態にタイロッドを配置したことにある。
右の操向用車輪を取付けた車軸の左右中間部を、前後の
機体側取付け座に各別に付設した一対の軸受け部にロー
リング自在に取付け、両操向用車輪に一体的に付設した
ナックルアームどうしをタイロッドで連動連結し、両操
向用車輪にステアリングハンドルを連動連結した作業車
において、軸受け部の上方で両機体側取付け座の間を通
る状態にタイロッドを配置したことにある。
【0005】
【作用】つまり、タイロッドの中間部を軸受け部と両機
体側取付け座で囲んで地上の隆起や石などと衝突しにく
い状態にできるから、不整地走行に際しての隆起や石な
どとの衝突によるタイロッドの損傷を十分に防止でき
る。しかも、単にタイロッドの配置を変更するだけの簡
単な改造で済み、製作面及びコスト面でも有利である。
体側取付け座で囲んで地上の隆起や石などと衝突しにく
い状態にできるから、不整地走行に際しての隆起や石な
どとの衝突によるタイロッドの損傷を十分に防止でき
る。しかも、単にタイロッドの配置を変更するだけの簡
単な改造で済み、製作面及びコスト面でも有利である。
【0006】
【発明の効果】その結果、不整地走行に際しての地上の
隆起や石などとの衝突による操向装置の損傷を十分に防
止でき、しかも改造が簡単な、操向トラブル防止面、製
作性及びコスト面で優れた作業車を提供できるようにな
った。
隆起や石などとの衝突による操向装置の損傷を十分に防
止でき、しかも改造が簡単な、操向トラブル防止面、製
作性及びコスト面で優れた作業車を提供できるようにな
った。
【0007】
【実施例】図1ないし図3に示すように、ステアリング
ハンドル1aや運転座席1bを有する搭乗運転部1、原
動部2、左右の前車輪3、操向操作自在な左右の後車輪
4などを有する車体に、芝刈り装置5を前車輪3の前方
に配置して昇降操作自在に設けて乗用型芝刈り機を構成
してある。原動部2に装備したエンジン2aと静油圧式
無段変速装置7とを伝動軸6で連動させ、静油圧式無段
変速装置7の変速出力を、ミッシヨンケースMに内装し
た前車輪用差動装置Dfを介して左右の前車輪3に伝達
するとともに、ミッシヨンケースMからの分岐出力を伝
動軸10を介して車軸ケース11に伝達し、この車軸ケ
ース11に内装した後車輪用差動装置Drを介して左右
の後車輪4を駆動し、また、静油圧式無段変速装置7の
入力軸を延長した定速の出力軸部8に芝刈り装置5への
伝動軸12を連結してある。左右の後車輪4を車軸ケー
ス11の両端にキングピン軸心P周りで向き変更自在に
取付け、両後車輪4に対するナックルアーム14どうし
をタイロッド15で連動連結してステアリングリンク機
構13を構成し、このステアリングリンク機構13とス
テアリングハンドル1aとを、ギヤ減速機構16、ドラ
ッグリンク17a,17b、連係リンク18を介して連
動連結してある。図2ないし図5に示すように、左右の
機体フレーム20に溶接した左右のブラケット21の下
端を屈曲して前後の機体側取付け座22a,22bを形
成するとともに、各機体側取付け座22a,22bに前
後水平軸心Xを有する一対の軸受け部23a,23bを
同軸心状にそれぞれ付設し、これら軸受け部23a,2
3bに亘って車軸ケース11を前後水平軸心X周りにロ
ーリング自在に取付けてある。又、伝動軸10と後車輪
用差動装置12の間に介装した二駆・四駆切換え用クラ
ッチ25を前方の軸受け部23a内に設け、常時はクラ
ッチ25を切り状態にして前車輪3のみを駆動する二駆
走行し、運転部ステップに備えたペダル26を踏み込む
ことでクラッチ25を入れて四駆走行できるようになっ
ている。前方の軸受け部23aの上方で両機体側取付け
座22a,22bの間を通る状態にタイロッド15を配
置し、タイロッド15の中間部を軸受け部23a,23
bと両機体側取付け座22a,22bで囲んで地上の隆
起や石などと衝突しにくい状態にしてある。
ハンドル1aや運転座席1bを有する搭乗運転部1、原
動部2、左右の前車輪3、操向操作自在な左右の後車輪
4などを有する車体に、芝刈り装置5を前車輪3の前方
に配置して昇降操作自在に設けて乗用型芝刈り機を構成
してある。原動部2に装備したエンジン2aと静油圧式
無段変速装置7とを伝動軸6で連動させ、静油圧式無段
変速装置7の変速出力を、ミッシヨンケースMに内装し
た前車輪用差動装置Dfを介して左右の前車輪3に伝達
するとともに、ミッシヨンケースMからの分岐出力を伝
動軸10を介して車軸ケース11に伝達し、この車軸ケ
ース11に内装した後車輪用差動装置Drを介して左右
の後車輪4を駆動し、また、静油圧式無段変速装置7の
入力軸を延長した定速の出力軸部8に芝刈り装置5への
伝動軸12を連結してある。左右の後車輪4を車軸ケー
ス11の両端にキングピン軸心P周りで向き変更自在に
取付け、両後車輪4に対するナックルアーム14どうし
をタイロッド15で連動連結してステアリングリンク機
構13を構成し、このステアリングリンク機構13とス
テアリングハンドル1aとを、ギヤ減速機構16、ドラ
ッグリンク17a,17b、連係リンク18を介して連
動連結してある。図2ないし図5に示すように、左右の
機体フレーム20に溶接した左右のブラケット21の下
端を屈曲して前後の機体側取付け座22a,22bを形
成するとともに、各機体側取付け座22a,22bに前
後水平軸心Xを有する一対の軸受け部23a,23bを
同軸心状にそれぞれ付設し、これら軸受け部23a,2
3bに亘って車軸ケース11を前後水平軸心X周りにロ
ーリング自在に取付けてある。又、伝動軸10と後車輪
用差動装置12の間に介装した二駆・四駆切換え用クラ
ッチ25を前方の軸受け部23a内に設け、常時はクラ
ッチ25を切り状態にして前車輪3のみを駆動する二駆
走行し、運転部ステップに備えたペダル26を踏み込む
ことでクラッチ25を入れて四駆走行できるようになっ
ている。前方の軸受け部23aの上方で両機体側取付け
座22a,22bの間を通る状態にタイロッド15を配
置し、タイロッド15の中間部を軸受け部23a,23
bと両機体側取付け座22a,22bで囲んで地上の隆
起や石などと衝突しにくい状態にしてある。
【0008】〔別実施例〕左右の操向用車輪4は前車輪
でもあるいは非駆動式でもよい。操向用車輪4が非駆動
式の場合、図5に示すように、前後の機体側取付け座2
2a,22bに各別に付設した一対の軸受け部23a,
23bにわたって支軸27を架設し、車軸フレーム28
の左右中間部に付設のボス部28aを支軸27に前後水
平軸心X周りにローリング自在に取付け、タイロッド1
5をボス部28a、つまり軸受け部23a,23bの上
方で両機体側取付け座22a,22bの間を通る状態に
配置してもよい。両操向用車輪4にステアリングハンド
ル1aを連動連結する具体構成は機械式、油圧式などに
おいて適当に変更できる。又、本発明は農機や建機など
の各種作業車に適用できる。
でもあるいは非駆動式でもよい。操向用車輪4が非駆動
式の場合、図5に示すように、前後の機体側取付け座2
2a,22bに各別に付設した一対の軸受け部23a,
23bにわたって支軸27を架設し、車軸フレーム28
の左右中間部に付設のボス部28aを支軸27に前後水
平軸心X周りにローリング自在に取付け、タイロッド1
5をボス部28a、つまり軸受け部23a,23bの上
方で両機体側取付け座22a,22bの間を通る状態に
配置してもよい。両操向用車輪4にステアリングハンド
ル1aを連動連結する具体構成は機械式、油圧式などに
おいて適当に変更できる。又、本発明は農機や建機など
の各種作業車に適用できる。
【0009】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】芝刈り機の全体側面図
【図2】芝刈機のステアリング系を示す平面図
【図3】伝動系を示す一部切欠き側面図
【図4】図2のA−A矢視図
【図5】図2のB−B矢視図
【図6】別実施形態の要部側面図
【図7】従来例の要部側面図
1a ステアリングハンドル 4 操向用車輪 11 車軸ケース 14 ナックルアーム 15 タイロッド 22a,22b 機体側取付け部 23a,23b 軸受け部 28 車軸フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸越 義和 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内
Claims (1)
- 【請求項1】 左右の操向用車輪(4)を取付けた車軸
ケース(11)あるいは車軸フレーム(28)の左右中
間部を、前後の機体側取付け座(22a),(22b)
に各別に付設した一対の軸受け部(23a),(23
b)にローリング自在に取付け、前記両操向用車輪
(4)に対するナックルアーム(14)どうしをタイロ
ッド(15)で連動連結し、前記両操向用車輪(4)に
ステアリングハンドル(1a)を連動連結した作業車に
おいて、前記軸受け部(23a),(23b)の上方で
前記両機体側取付け座(22a),(22b)の間を通
る状態に前記タイロッド(15)を配置してある作業車
の操向装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11808193A JPH06329044A (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 作業車の操向装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11808193A JPH06329044A (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 作業車の操向装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06329044A true JPH06329044A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=14727528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11808193A Pending JPH06329044A (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 作業車の操向装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06329044A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102941806A (zh) * | 2012-11-15 | 2013-02-27 | 华南农业大学 | 一种适用于山地果园的轻简化轮式运输机 |
JP2013048612A (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-14 | Mamiya Op Co Ltd | 作業車 |
-
1993
- 1993-05-20 JP JP11808193A patent/JPH06329044A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013048612A (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-14 | Mamiya Op Co Ltd | 作業車 |
CN102941806A (zh) * | 2012-11-15 | 2013-02-27 | 华南农业大学 | 一种适用于山地果园的轻简化轮式运输机 |
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