JPH03109957A - 防錆ワックスの塗布装置 - Google Patents

防錆ワックスの塗布装置

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JPH03109957A
JPH03109957A JP24946589A JP24946589A JPH03109957A JP H03109957 A JPH03109957 A JP H03109957A JP 24946589 A JP24946589 A JP 24946589A JP 24946589 A JP24946589 A JP 24946589A JP H03109957 A JPH03109957 A JP H03109957A
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野崎 仁義
Toshihiko Satake
佐竹 利彦
Hirobumi Hara
博文 原
Masaji Sato
政次 佐藤
Tadayoshi Ota
太田 直敬
Goro Uchida
内田 吾郎
Keiichi Shimazaki
恵一 島崎
Hiroshi Kikuchi
菊地 弘
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は加熱されて溶融状態で使用される所謂ホットワ
ックス等の防錆ワックスを自動車の車体等に塗布する装
置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の塗布装置としては、例えば特開昭62−
87270号公報に開示されているように、防錆ワック
スを溶融状態で貯蔵する貯蔵タンクから該ワックスをポ
ンプによりマニホールドに供給し、さらに該マニホール
ドから供給通路を介して塗布ノズルに供給し、該塗布ノ
ズルにより該ワックスを霧化して車体等に噴射するもの
が一般に知られている。そして、この種の塗布装置では
、一般に、非塗布時等に貯蔵タンクから塗布ノズルに至
る途中において該ワックスが冷却されて固化する虞れが
あるために、該ワックスを前記ポンプにより高圧で塗布
ノズルに供給するようにしている。
しかしながら、かかる塗布装置では、ワックスを高圧で
塗布ノズルに供給するために、ポンプや塗布ノズルの作
動及び非作動の切り換えに伴い、前記供給通路等におい
てワックスの脈流が生じて該ワックスの塗布ノズルから
の噴出量が不安定になり易いと共に、前記供給通路とし
て高圧用の比較的硬質の管体等を用いなげればならず、
このため、塗布ノズルをロボット等により移動させる場
合に、該供給通路の取り回し等が困難なものとなってい
た。
また、特開昭62−87270号公報に開示されている
塗布装置では、ワックスが冷却しないようにマニホール
ドを保温しているものの、該マニホールドから塗布ノズ
ルに至る供給通路は保温されておらず、このため、該供
給通路でワックスが固化し易くなっていると共に、該塗
布装置の停止時に、該供給通路の洗浄が可能な構成とな
っていないため、該供給通路内のワックスを排出できる
ようにしても、該塗布装置を長時間停止しておくと残留
したワックスが固化し、次に作動させる際に支障が生じ
る虞れがあった。
(解決しようとする課題) 本発明ばかがる不都合を解消し、塗布ノズルへの防錆ワ
ックスの供給を低圧で支障無く行うことができると共に
、該ワックスの固化を確実に防止することができる塗布
装置を提供することを目的とする。
(課題を解決する手段) 本発明の防錆ワックスの塗布装置はかかる目的を達成す
るために、防錆用ワックスを略一定の溶融温度に加熱し
て貯蔵する貯蔵タンクと、該貯蔵タンクにワックス供給
通路を介して接続された塗布ノズルと、該塗布ノズルか
ら該ワックス供給通路に連通して貯蔵タンクに接続され
たワックス返送通路と、前記ワックス供給通路の途中に
設けられてワックスの非塗布時に該貯蔵タンク内のワッ
クスを該ワックス供給通路からワックス返送通路を経て
循環させる循環ポンプと、Ml記塗布ノズル及び循環ポ
ンプ間でワックス供給通路の途中に設けられてワックス
の塗布時に貯蔵タンク内のワックスを該ワックス供給通
路から該塗布ノズルに供給する定圧ポンプと、両ポンプ
間で該ワックス供給通路の途中に設けられてワックスの
塗布時に両ポンプ間でワックス供給通路を閉塞する第1
の弁と、前記ワックス返送通路の途中に設けられてワッ
クスの塗布時に該ワックス返送通路を閉塞する第2の弁
とを備えていることを特徴とする。
さらに、少なくとも前記塗布ノズルの近傍で、前記ワッ
クス供給通路及びワックス返送通路が柔軟性を有するチ
ューブ材料により形成されていることを特徴とする。
また、少なくとも前記塗布ノズルの近傍で、前記ワック
ス供給通路及びワックス返送通路に沿って加熱された流
体が供給される加熱流体通路が配設されていることを特
徴とする。
また、前記ワックス供給通路の前記循環ポンプの下流側
の位置に、前記非塗布時に前記循環ポンプが停止された
状態で加圧気体を該ワックス供給通路に供給する気体供
給通路が接続されていることを特徴とする。
さらに、前記ワックス供給通路の前記第1の弁の下流側
の位置に、前記非塗布時に該第1の弁及び前記第2の弁
を閉塞した状態で前記ワックスの溶剤を該ワックス供給
通路から前記ワックス返送通路まで供給する溶剤供給通
路が接続されると共に、該ワックス返送通路の第2の弁
の上流側の位置に、前記溶剤の供給後に該溶剤を排出す
る溶剤排出通路が接続されていることを特徴とする。
(作用) かかる手段によれば、前記防錆ワックスの非塗布時には
、前記貯蔵タンク内の溶融状態のワックスは、該貯蔵タ
ンクから前記循環ポンプにより前記ワックス供給通路、
塗布ノズル及びワックス返送通路を順に通って常時循環
され、これによって該ワックスの固化が防止される。そ
して、該ワックスの塗布時には、前記第1及び第2の弁
によりそれぞれ該ワックス供給通路及びワックス返送通
路が閉塞されて該ワックスの循環が停止され、この状態
で該ワックス供給通路内の第1の弁及び塗布ノズル間の
ワックスが前記定圧ポンプにより該塗布ノズルに供給さ
れる。この時、該ワックスの固化は、該ワックスの前記
した循環により防止されているので、該ワックスを該定
圧ポンプにより低圧で塗布ノズルに供給することが可能
となる。
さらに、少なくとも前記塗布ノズルの近傍で、前記ワッ
クス供給通路及びワックス返送通路が柔軟性を有するチ
ューブ材料により形成されているときには、前記塗布ノ
ズルをロボット等により容易に移動させることが可能と
なる。このとき、該塗布ノズルに前記ワックスを低圧で
供給することによって、前記ワックス供給通路及びワッ
クス返送通路が柔軟性を有しても支障がない。
また、少なくとも前記塗布ノズルの近傍で、前記ワック
ス供給通路及びワックス返送通路に沿って前記加熱流体
通路が配設されているときには、該塗布ノズルの近傍で
、冷却され易い該ワックス供給通路及びワックス返送通
路内のワックスが常時加熱され、その固化が確実に防止
される。
また、前記ワックス供給通路の前記循環ポンプの下流側
の位置に、前記気体供給通路が接続されているときには
、前記塗布装置の停止時に、該ワックス供給通路に該気
体供給通路から前記加圧気体が供給されることによって
、該ワックス供給通路及び前記ワックス返送通路内のワ
ックスが前記貯蔵タンク内に戻される。
さらに、前記ワックス供給通路の前記第1の弁の下流側
の位置に前記溶剤供給通路が接続されると共に、前記ワ
ックス返送通路の第2の弁の上流側の位置に前記溶剤排
出通路が接続されているときには、前記塗布装置の停止
時に、前記加圧気体によりワックス供給通路及びワック
ス返送通路内の防錆ワックスを前記貯蔵タンクに戻した
後に、該第1の弁及び第2の弁を閉塞した状態で、前記
ワックスの溶剤を両弁間で該ワックス供給通路及びワッ
クス返送通路に該溶剤排出通路から供給することによっ
て、該ワックス供給通路及びワックス返送通路が洗浄さ
れ、その後にこの溶剤は、該溶剤排出通路から排出され
る。
(実施例) 本発明の防錆ワックスの塗布装置の一例を第1回及び第
2図(a)、 (b)に従って説明する。第1図は該塗
布装置のシステム構成図、第2図(a)、 (b)はそ
の要部の説明的斜視図、第3図は防錆ワックスの粘度の
温度特性の一例を示す線図である。
第1図で、1は例えば自動車の車体(図示しない)の防
錆に使用されるH S 700等の防錆ワックス2を溶
融状態で貯蔵する貯蔵タンク、3は防錆ワックス2を霧
化して車体等に噴射する塗布ノズル、4.5はそれぞれ
塗布ノズル3を貯蔵タンク1に接続して該塗布ノズル3
を介して連通されたワックス供給通路及びワックス返送
通路、6ば温水7を貯蔵する温水タンクである。塗布ノ
ズル3はロボット8のアーム部8aに装着されている。
貯蔵タンク1ばその外周囲に湯室9を備え、該0 湯室9は温水供給通路10及び温水還流通路IIを介し
て温水タンク6に接続されている。温水供給通路10の
上流位置には温水タンク6側から順に温水供給ポンプ1
2及び三方バルブ13が設けられ、該温水供給ポンプ1
2の作動により温水タンク6内の温水7を、温水供給通
路10において温水供給ポンプ12から三方バルブ13
を介して湯室9に供給し、さらに該湯室9から温水返送
通路11を介して温水タンク6に返送し、これによって
該温水7を温水タンク6から温水供給通路10、湯室9
及び温水返送通路11を順に循環させるようにしている
温水タンク6内の温水7ば、ヒータ14により所定の温
度に加熱され、該温水タンク7がら温水供給通路IQを
介して前記湯室9に供給される温水7により貯蔵タンク
1内の防錆ワックス2を加熱して溶融状態で略一定の温
度に保温するようにしている。
尚、温水タンク6は、前記三方バルブ13に温水還流通
路15を介して接続されており、該三方バルブ13の操
作により前記温水供給通路10を閉塞した時に、該温水
タンクG内の温水マを前記温水供給ポンプ12から三方
バルブ13及び温水還流通路15を順に介して循環させ
、これによって該温水タンク6内の温水7の温度が均一
になるようにしている。
また、貯蔵タンク1内にはスクリュー16が設けられ、
該貯蔵タンク1に固定された駆動モータ17により該ス
クリュー16を回すゴさせ、これによって該貯蔵タンク
1内の防錆ワックス2の温度が均一になるようにしてい
る。
ワックス供給通路4の途中には、その上流側から順に循
環ポンプ18、第1の弁である電磁バルブ19、定圧ポ
ンプ20、逆1に弁21、バルブ22、逆止弁23及び
減圧弁24が設けられ、ワックス返送通路5の途中には
、その上流側から順にバルブ25、可変絞り弁26、逆
止弁27、バルブ28及び第2の弁である電磁バルブ2
9が設げられている。また、ワックス供給通路4の上記
バルブ22の両端位置には分岐通路30が接続され、該
分岐通路30にはその上流位置から順にフィルター31
及びフロータ〜り32が設けられている。
循環ポンプ18は、貯蔵タンク1寄りの位置に設けられ
、両電磁バルブ1.9.29が開かれ、且つ定圧ポンプ
20が停止された状態で作動され、防錆ワックス2の非
塗布時に貯蔵タンク1内の防錆ワックス2を、ワックス
供給通路4から塗布ノズル3及び前記ワックス返送通路
5を順に介して循環させるようにしている。
定圧ポンプ20ば、両電磁バルブ1.9.29が閉じら
れた状態で作動され、防錆ワックス2の塗布時にワック
ス供給通路4内の防錆ワックス2をワックス供給通路4
から塗布ノズル3に定圧で供給するようにしている。
また、ワックス供給通路4の前記逆止弁21及びバルブ
22間の位置には、ケロシン等の溶剤33を貯蔵する溶
剤タンク34が溶剤供給通路35を介して接続されてい
る。この溶剤供給通路35には、その上流位置から順に
溶剤供給ポンプ36及び電磁バルブ37が設けられ、塗
布装置の停止時に前記両電磁バルブ19.29が閉じら
れた状態で、溶剤タンク34内の溶剤33を溶剤供給ポ
ンプ36から電磁バルブ37を3 介してワックス供給通路4に供給し、さらに該ワックス
供給通路4から前記ワックス返送通路5に供給するよう
にしている。そして、該溶剤33を該ワックス供給通路
4及びワックス返送通路5から排出するための溶剤排出
通路38がワックス返送通1路5の前記電磁バルブ29
及びバルブ28間に位置に電磁バルブ39を介して接続
されている。
さらに、ワックス供給通路4の前記逆止弁23及び減圧
弁24の位置には、気体供給装置40が気体供給通路4
1を介して接続されている。この気体供給通路41には
、その−に流位置から順にバルブ42及び逆止弁43が
設げられ、塗布装置の停止時に気体供給装置40からバ
ルブ42及び逆止弁43を順に介してワックス供給通路
4に加圧気体を供給するようにしている。
一方、ワックス供給通路4及びワックス返送通路5は、
それぞれ前記逆止弁23の下流位置及び前記バルブ25
の上流位置から塗布ノズル3にかけて互いに沿うように
配設され、さらに、これらに沿って前記温水7を流すだ
めの加熱流体通路44が配4 設されている。
この加熱流体通路44ば、前記温水供給通路10の三方
バルブ13の下流位置から分岐されてワックス供給通路
4及びワックス返送通路5に沿って塗布ノズル3の近傍
位置まで延び、さらに該塗布ノズル3の近傍位置から再
びワックス供給通路4及びワックス返送通路5に沿って
戻されて前記温水返送通路11に合流されている。
そして、ワックス供給通FIlf4、ワックス返送通路
5及び加熱流体通路44ば、塗布ノズル3の付近におい
ては、それぞれ第2図(a)示のように柔軟性を有する
チューブ体4χ、5X、44Xにより形成され、これに
よって、前記ロボット8の作動により塗布ノズル3と共
に移動自在とされている。また、これらのデユープ体4
x、5x、44χは、第1図仮想線示及び第2図(a)
示のように大径デユープ体45内に互いに接触した状態
で収納され、該加熱流体通路44内に温水7を流すこと
によって、これに沿ったワックス供給通路4及びワック
ス返送通路5内の防錆ワックス2を加熱するようにして
5 いる。
次に、かかる構成の塗布装置の作動を第1図及び第3図
に従って説明する。
まず、この塗布装置の始動に際してば、前記ヒータ14
により渇水タンク6内の温水7が所定の温度に加熱され
た後に、前記温水供給ポンプ12の作動により温水供給
通路10を介して前記湯室9に該温水7が供給され、さ
らにこの温水7は温水返送通路11を介して温水タンク
6内に戻される。そして、該湯室9内の温水7により貯
蔵タンク1内の防錆ワックス2が加熱されて溶融状態と
なり、この状態で略一定の温度に保温される。また、こ
の時、温水供給通路10から前記加熱流体通路44にも
温水7が供給され、この温水7は該加熱流体通路44を
流れた後に温水返送通路11に合流して渇水タンク6内
に戻される。
次いで、前記電磁バルブ1.9.29が開かれた状態で
前記循環ポンプ18が作動され、これによって貯蔵タン
ク1内の防錆ワックス2が該循環ポンプ18からワック
ス供給通路4を通って塗布ノズル3に】 供給され、さらに該塗布ノズル3からワックス返送通路
5を通って貯蔵タンク1内に戻される。この時、前記定
圧ポンプ20は停止されていると共に塗布ノズル3もオ
フ状態となっており、該防錆ワックス2は塗布ノズル3
から噴射されることなく循環する。
次に、該防錆ワックス2を車体等に塗布する際には、塗
布ノズル3がオン状態とされると共に前記電磁バルブ1
9.29が閉じられ、これと同時に前記定圧ポンプ20
が作動され、これによって、ワックス供給通路4の電磁
バルブ19の下流側の防錆ワックス2が定圧で塗布ノズ
ル3に供給され、さらに該塗布ノズル3から霧化されて
車体等に噴射される。そして、該防錆ワックス2の塗布
後には両電磁バルブ19.29が開かれると共に、定圧
ポンプ20が停止され、この状態で前記循環ポンプ18
の作動により防錆ワックス2が再びワックス供給通路4
及びワックス返送通路5を上記のように循環される。
ここで、防錆ワックス2がワックス供給通路47 を通って塗布ノズル3に供給される途中、或いは該塗布
ノズル3からワックス返送通路5を通って貯蔵タンク1
に戻される際に、特に冬季等に該防錆ワックス2が冷却
されることがあるが、上記のように防錆ワックス2の非
塗布時には該防錆ワックス2を循環させるようQこして
いると共に、塗布ノズル3の近くにおいては、前記加熱
流体通路44を流れる温水7によってワックス供給通路
4及びワックス返送通路5内の防錆ワックス2を常時加
熱するようにしているので、前記温水タンク6内の温水
7及び貯蔵タンク1内の防錆ワックス2を適切な温度に
加熱しておけば、該防錆ワックス2が固化することはな
く、適切な溶融状態に維持することができる。
例えば、防錆ワックス2が前記1−1 S 700から
成る場合には、第3図示のように、防錆ワックス2を略
固化状態から加熱して溶融状態とした後に冷却していく
と、該防錆ワックス2の冷却時の粘度の温度変化は加熱
時のそれに較べて急激に上昇し、このため、該防錆ワッ
クス2が冷却された時8 に固化し易くなるが、本実施例において温水タンク6内
の温水7を約60°Cに加熱した場合には、貯蔵タンク
1内の防錆ワックス2が約50°Cに保温され、この時
、ワックス供給通路4及びワックス返送通路5内の防錆
ワックス2の温度が、前記加熱流体通路44内の温水7
によって加熱される位置において約45°Cとなり、従
って、塗布ノズル3の付近において、ワックス供給通路
4及びワックス返送通路5内の防錆ワックス2を低粘度
の溶融状態に維持することができた。
このように、かかる塗布装置によれば、ワックス供給通
路4及びワックス返送通路5内の防錆ワックス2を確実
に低粘度の溶融状態に維持することができるので、防錆
ワックス2の前記の塗布時に、前記定圧ポンプ20によ
り該防錆ワックス2を塗布ノズル3に低圧で容易に供給
することができ、例えば、前記H3700においては、
定圧ポンプ20により約3 kg / c+flの低圧
で該防錆ワックス2を塗布ノズル3に供給しても支障な
く該防錆ワックス2の塗布を行うことができた。
そして、このように防tj!Iワックス2を塗布ノズル
3に低圧で供給するごとによって、塗布ノズル3の付近
において、ワックス供給通路4及びワックス返送通路5
を前記したように柔軟性を有するチューブ体4x、5x
で形成することができ、これらを前記ロボッl−8によ
り塗布ノズル3と共に容易に移動させることができると
共に、これらの取り回しを容易に行うことができる。
次に、かかる塗布装置を、例えば夜間等において長時間
停止させる際の作動を第1図に従って説明する。
塗布装置を長時間停止させる際には、まず、循環ポンプ
18や定圧ポンプ20等が停止され、この状態で前記気
体供給通路41のバルブ42が開かれ、次いで前記気体
供給装置40により該気体供給装置旧を介してワックス
供給通路4内に加圧気体が供給される。この時、ワック
ス供給通路4及びワックス返送通路5内には、前記の循
環によって防錆ワックス2が残留しているが、この防錆
ワンクス2は、該ワックス供給通路4内に供給された加
圧気0 体により貯蔵タンク1内に押し戻され、これによってワ
ックス供給通路4及びワックス返送通路5が空にされる
次いで、該加圧気体の供給が停止された後に、ワックス
供給通路4及びワックス返送通路5の電磁バルブ19.
29が閉じられる一方、前記溶剤供給通路35の溶剤供
給ポンプ36が作動されると共に前記電磁バルブ37が
開かれ、これによって前記溶剤タンク34内の溶剤33
が溶剤供給通路35を介してワックス供給通路4内に供
給され、さらに該溶剤33は該ワックス供給通路4から
ワックス返送通路5にかけて充填される。この時、例え
ばワックス供給通路4及びワックス返送通路5の下方に
湾曲しているような部分には、防錆ワックス2が上記の
加圧気体によって貯蔵タンク1に押し戻されずに残留し
ていることがあるが、このような防錆ワックス2や、ワ
ックス供給通路4及びワックス返送通路5の壁面等に付
着している防錆ワックス2等が溶剤33に溶は込み、こ
れによってワックス供給通路4及びワックス返送通路5
内が洗浄される。
1 そして、該溶剤33をワックス供給油fi’l)4及び
ワックス返送通路5内に充填したままで放置される。
その後に、塗布装置を作動させる際には、前記溶剤排出
通路38の電磁バルブ39を開くことによって、ワック
ス供給通路4及びワックス返送通路5内に充填された溶
剤33が該溶剤排出通路38から排出され、さらに該電
磁バルブ39を開いたままで前記したように循環ポンプ
18を作動させて貯蔵タンク1内の防錆ワックス2をワ
ックス供給通路4からワックス返送通路5に供給するこ
とによってワックス供給通路4及びワックス返送通路5
内の溶剤33が防錆ワックス2と共に完全に排出される
そして、該排出後に溶剤排出通路38の電磁バルブ39
が閉じられ、これによって防錆ワックス2が前記したよ
うに循環される。
このように、かかる塗布装置では、これを長時間停止さ
せる際に、ワックス供給通路4及びワックス返送通路5
内の防錆ワックス2が前記加圧気体及び溶剤33により
完全に除去されるので、該停止時にワックス供給通路4
及びワックス返送通路2 5内で防錆ワックス2が固化するようなことばなく、従
って該停止後に支障無く前記したように作動させること
ができる。
尚、本実施例では、塗布ノズル3の付近において、ワッ
クス供給通路4、ワックス返送通路5及び加熱流体通路
44をそれぞれ第2図(a)示のようにチューブ体4 
x、5 x、44xにより形成したが、第2図(b)示
のようにワックス供給通路4のチューブ体4X及びワッ
クス返送通路5のチューブ体5Xのみを大径チェーブ体
45内に収納すると共に、これらを互いに接触させ、こ
の状態で該チューブ体4x、5xと大径チューブ体45
との間に形成される空間を加熱流体通路44として形成
することも可能である。
(効果) 上記の説明から明らかなように、本発明の防錆ワクスの
塗布装置によれば、防錆ワックスの非塗布時に、該防錆
ワックスが循環ポンプにより貯蔵タンクからワックス供
給通路、塗布ノズル及びワックス返送通路を順に介して
常時循環されること3 によって、該防錆ワックスの冷却による固化を防止して
溶融状態に保つことができ、従って、該防錆ワックスの
塗布時に該防錆ワックスを定圧ポンプにより低圧で塗布
ノズルに支障無く供給することができる。
そして、該塗布ノズルに防錆ワックスを低圧で供給する
ことによって、少なくとも塗布ノズルの近傍でワックス
供給通路及びワックス返送通路を柔軟性を有するチュー
ブ材料により形成することができ、これによって、塗布
ノズルをロボッI・等により移動させながら該防錆ワッ
クスの塗布を容易に行うことができると共に、該ワック
ス供給通路及びワックス返送通路の取り回しを容易に行
うことができる。
また、少なくとも塗布ノズルの近傍で、ワックス供給通
路及びワックス返送通路に沿って加熱流体通路を配設し
たときには、該塗布ノズルの近傍では防錆ワックスが常
時加熱されるので、該防錆ワックスの固化を確実に防止
して適切な熔融状態に維持することができる。
4 また、ワックス供給通路の前記循環ポンプの下流位置に
気体供給通路を接続したときには、前記塗布装置を停止
させる際に、該気体供給通路からワックス供給通路及び
ワックス返送通路内に加圧気体を供給することによって
、これらの内部に残存する防錆ワックスを貯蔵タンク内
に戻すことができ、該塗布装置の停止時にワックス供給
通路及びワックス返送通路が防錆ワックスの固化により
詰まるのを防止することができる。
さらに、ワックス供給通路の第1の弁の下流位置に溶剤
供給通路を接続すると共に、ワックス返送通路の第2の
弁の上流位置に溶剤排出通路を接続したときには、上記
のように加圧気体によりワックス供給通路及びワックス
返送通路内の防錆ワックスを貯蔵タンクに戻した後に、
該ワックス供給通路及びワックス返送通路に溶剤供給通
路から該防錆ワックスの溶剤を供給することによって、
該ワックス供給通路及びワックス返送通路内の防錆ワッ
クスを確実に除去してこれらを洗浄することができる。
そして、該塗布装置を始動する際に5 は、前記溶剤排出通路から該溶剤を排出することによっ
て、該塗布装置を支障なく作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は防錆ワックスの塗布装置の一例のシステム構成
図、第2図(a)、 (b)はその要部の説明的斜視図
、第3図は防錆ワックスの粘度の温度特性を示す線図で
ある。 1・・・貯蔵タンク 3・・・塗布ノズル 5・・・ワックス返送通路 18・・・循環ポンプ 20・・・定圧ポンプ 33・・・溶剤 38・・・溶剤排出通路 44・・・加熱流体通路 2・・・防錆ワックス 4・・・ワックス供給通路 7・・・加熱流体(温水) 19・・・第1の弁 29・・・第2の弁 35・・・溶剤供給通路 41・・・気体供給通路 6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、防錆用ワックスを略一定の溶融温度に加熱して貯蔵
    する貯蔵タンクと、該貯蔵タンクにワックス供給通路を
    介して接続された塗布ノズルと、該塗布ノズルから該ワ
    ックス供給通路に連通して貯蔵タンクに接続されたワッ
    クス返送通路と、前記ワックス供給通路の途中に設けら
    れてワックスの非塗布時に該貯蔵タンク内のワックスを
    該ワックス供給通路からワックス返送通路を経て循環さ
    せる循環ポンプと、前記塗布ノズル及び循環ポンプ間で
    ワックス供給通路の途中に設けられてワックスの塗布時
    に貯蔵タンク内のワックスを該ワックス供給通路から該
    塗布ノズルに供給する定圧ポンプと、両ポンプ間で該ワ
    ックス供給通路の途中に設けられてワックスの塗布時に
    両ポンプ間でワックス供給通路を閉塞する第1の弁と、
    前記ワックス返送通路の途中に設けられてワックスの塗
    布時に該ワックス返送通路を閉塞する第2の弁とを備え
    ていることを特徴とする防錆ワックスの塗布装置。 2、少なくとも前記塗布ノズルの近傍で、前記ワックス
    供給通路及びワックス返送通路が柔軟性を有するチュー
    ブ材料により形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の防錆ワックスの塗布装置。 3、少なくとも前記塗布ノズルの近傍で、前記ワックス
    供給通路及びワックス返送通路に沿って加熱された流体
    が供給される加熱流体通路が配設されていることを特徴
    とする請求項1記載の防錆ワックスの塗布装置。 4、前記ワックス供給通路の前記循環ポンプの下流側の
    位置に、前記非塗布時に前記循環ポンプが停止された状
    態で加圧気体を該ワックス供給通路に供給する気体供給
    通路が接続されていることを特徴とする請求項1記載の
    防錆ワックスの塗布装置。 5、前記ワックス供給通路の前記第1の弁の下流側の位
    置に、前記非塗布時に該第1の弁及び前記第2の弁を閉
    塞した状態で前記ワックスの溶剤を該ワックス供給通路
    から前記ワックス返送通路まで供給する溶剤供給通路が
    接続されると共に、該ワックス返送通路の第2の弁の上
    流側の位置に、前記溶剤の供給後に該溶剤を排出する溶
    剤排出通路が接続されていることを特徴とする請求項4
    記載の防錆ワックスの塗布装置。
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