JPH0643165Y2 - ランスの離型剤塗布装置 - Google Patents
ランスの離型剤塗布装置Info
- Publication number
- JPH0643165Y2 JPH0643165Y2 JP3545890U JP3545890U JPH0643165Y2 JP H0643165 Y2 JPH0643165 Y2 JP H0643165Y2 JP 3545890 U JP3545890 U JP 3545890U JP 3545890 U JP3545890 U JP 3545890U JP H0643165 Y2 JPH0643165 Y2 JP H0643165Y2
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- JP
- Japan
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- release agent
- pipe
- opening
- container
- nozzle
- Prior art date
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- Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は精錬用ランス及び測温サンプリング用ランスの
操業中における該ランス先端に付着する地金の付着防止
あるいは剥離促進を目的とした離型剤を搬送、塗布する
ための装置に関する。
操業中における該ランス先端に付着する地金の付着防止
あるいは剥離促進を目的とした離型剤を搬送、塗布する
ための装置に関する。
(従来の技術) 精錬容器に用いる精錬用ランス及び測温サンプリング用
ランス先端には操業中地金が付着し、該ランスの寿命低
下に大きく起因している。地金付着防止対策は種々検討
実施されている。
ランス先端には操業中地金が付着し、該ランスの寿命低
下に大きく起因している。地金付着防止対策は種々検討
実施されている。
例えば、ランス先端に離型剤を手作業でハケ塗りした
り、例えば実開昭50−31203号公報、特開昭52−120903
号公報及び特公昭62−8485号公報には、複数の離型剤吹
き付けノズルをランスソケット上周辺に固定配設し、ラ
ンス昇降時に離型剤を塗布する方法が開示されている。
またノズル及び配管内の離型剤が固化するのを防止する
ため実開昭50−31203号公報、特開昭52−120903号公報
には離型剤塗布完了後ノズル及び配管内をエアーパージ
する方法が、また特公昭62−8485号公報にはエアーパー
ジ後さらにノズル部を洗浄水にて洗浄する方法が開示さ
れている。
り、例えば実開昭50−31203号公報、特開昭52−120903
号公報及び特公昭62−8485号公報には、複数の離型剤吹
き付けノズルをランスソケット上周辺に固定配設し、ラ
ンス昇降時に離型剤を塗布する方法が開示されている。
またノズル及び配管内の離型剤が固化するのを防止する
ため実開昭50−31203号公報、特開昭52−120903号公報
には離型剤塗布完了後ノズル及び配管内をエアーパージ
する方法が、また特公昭62−8485号公報にはエアーパー
ジ後さらにノズル部を洗浄水にて洗浄する方法が開示さ
れている。
或いは、実開昭60−5474号公報には、当該ランスを定位
置に固定し複数の離型剤吹き付けノズルを設けた筒状体
を昇降させることにより離型剤を塗布する方法が開示さ
れている。該考案では離型剤は当該塗布装置の機側に配
置された離型剤補充容器(塗布剤タンク)に補充されて
いる。
置に固定し複数の離型剤吹き付けノズルを設けた筒状体
を昇降させることにより離型剤を塗布する方法が開示さ
れている。該考案では離型剤は当該塗布装置の機側に配
置された離型剤補充容器(塗布剤タンク)に補充されて
いる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら実開昭60−5474号公報による塗布方法で
は、離型剤補充容器は通常作業者がいる範囲から遠方、
高位置に設置されており、且つ精錬容器からの火炎、熱
等により離型剤補充の作業条件が悪いという問題があっ
た。
は、離型剤補充容器は通常作業者がいる範囲から遠方、
高位置に設置されており、且つ精錬容器からの火炎、熱
等により離型剤補充の作業条件が悪いという問題があっ
た。
また実開昭50−31203号公報、特開昭52−120903号公報
及び特公昭62−8485号公報による塗布方法では、離型剤
供給配管に配設された自動開閉弁を開くことにより塗布
を開始している。該自動開閉弁はランスソケットからの
火炎、熱影響等から保護する為、ランスソケット周辺に
設置されたノズルから離れた位置に設置されている。こ
の為自動開閉弁を開いてから、実際にノズルから塗布す
るまでには遅れ時間が発生する。この遅れ時間を考慮の
上、ランスの昇降速度、レベルと自動開閉弁を開くタイ
ミングを調製しておく必要がある。しかしこの様にあら
かじめ自動開閉弁を開くタイミングを調製しておいて
も、離型剤の温度変化等により粘度が変化し、配管中を
移動する時の抵抗が変化する事により、自動開閉弁を開
いてから実際にノズルから塗布し始めるまでの遅れ時間
も当然変化する。この為、遅れ時間が延びた場合は、最
も塗布を必要とするランス最先端部に塗布できないとい
う問題があった。
及び特公昭62−8485号公報による塗布方法では、離型剤
供給配管に配設された自動開閉弁を開くことにより塗布
を開始している。該自動開閉弁はランスソケットからの
火炎、熱影響等から保護する為、ランスソケット周辺に
設置されたノズルから離れた位置に設置されている。こ
の為自動開閉弁を開いてから、実際にノズルから塗布す
るまでには遅れ時間が発生する。この遅れ時間を考慮の
上、ランスの昇降速度、レベルと自動開閉弁を開くタイ
ミングを調製しておく必要がある。しかしこの様にあら
かじめ自動開閉弁を開くタイミングを調製しておいて
も、離型剤の温度変化等により粘度が変化し、配管中を
移動する時の抵抗が変化する事により、自動開閉弁を開
いてから実際にノズルから塗布し始めるまでの遅れ時間
も当然変化する。この為、遅れ時間が延びた場合は、最
も塗布を必要とするランス最先端部に塗布できないとい
う問題があった。
また塗布完了後の残液がノズル及び配管内に残り、精錬
容器からの火炎、熱等により離型剤がノズル及び配管内
で固化する等の問題があるため、実開昭50−31203号公
報、特開昭52−120903号公報では、塗布完了後離型剤の
供給を止めた後もアトマイズ用エアーを一定時間流すこ
とにより、ノズル及び配管内のパージを行っている。し
かしエアーパージだけではノズル及び配管内の残液は完
全に除去できず、精錬容器からの火炎、熱等により固
化、固着し徐々に成長し、ノズル及び配管内が閉塞する
という問題があった。この問題を解決する為、特公昭62
−8485号公報ではエアーパージ後ノズル部に洗浄水を流
すことにより、ノズル部の閉塞を防止している。しかし
ノズル部のみに限られており、離型剤供給配管に配設さ
れた自動開閉弁とノズル間の配管中はエアーパージだけ
であり、完全な問題解消とは言えない。またランスソケ
ットの上で多量の水を使用することは危険な為、精錬容
器内へ多量の水が侵入しないように考慮する必要があ
り、設備費が高くなる等の問題があった。
容器からの火炎、熱等により離型剤がノズル及び配管内
で固化する等の問題があるため、実開昭50−31203号公
報、特開昭52−120903号公報では、塗布完了後離型剤の
供給を止めた後もアトマイズ用エアーを一定時間流すこ
とにより、ノズル及び配管内のパージを行っている。し
かしエアーパージだけではノズル及び配管内の残液は完
全に除去できず、精錬容器からの火炎、熱等により固
化、固着し徐々に成長し、ノズル及び配管内が閉塞する
という問題があった。この問題を解決する為、特公昭62
−8485号公報ではエアーパージ後ノズル部に洗浄水を流
すことにより、ノズル部の閉塞を防止している。しかし
ノズル部のみに限られており、離型剤供給配管に配設さ
れた自動開閉弁とノズル間の配管中はエアーパージだけ
であり、完全な問題解消とは言えない。またランスソケ
ットの上で多量の水を使用することは危険な為、精錬容
器内へ多量の水が侵入しないように考慮する必要があ
り、設備費が高くなる等の問題があった。
本考案の目的は、離型剤補充作業を容易にし、且つ塗布
タイミングのずれ、変化をなくすると共に、ノズル及び
配管内での離型剤の固化及び閉塞を防止し、ランスソケ
ットの上で多量の水を使用する必要がなく、精錬容器内
へ多量の水が侵入しないよう特別な設備を設ける必要の
ない精錬用ランス及び測温サンプリング用ランスの離型
剤塗布装置を提供するものである。
タイミングのずれ、変化をなくすると共に、ノズル及び
配管内での離型剤の固化及び閉塞を防止し、ランスソケ
ットの上で多量の水を使用する必要がなく、精錬容器内
へ多量の水が侵入しないよう特別な設備を設ける必要の
ない精錬用ランス及び測温サンプリング用ランスの離型
剤塗布装置を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は上述した問題点を解決するために次のように構
成してなる。
成してなる。
すなわち、その構成は第1図〜第5図に示す如く、ラン
スに地金離型剤を吹き付けるランスの離型剤塗布装置に
おいて、離型剤の循環流路20及び開閉用シリンダー21を
有した吹き付けノズル3a、3bと、該吹き付けノズルと補
充容器2とを連絡する離型剤供給配管23と、前記吹き付
けノズルに接続したエアー配管26と、該エアー配管に配
設したアトマイズ用エアー開閉弁22と、前記吹き付けノ
ズルの開閉用シリンダーに接続した操作用エアー配管25
と、該エアー配管に配設したノズル開閉弁15と、前記吹
き付けノズルから補充容器へ連結した離型剤循環配管24
と、該離型剤循環配管に配設したノズル出側開閉弁10と
を具備し、更に、主補充容器1と、吹き付けノズル3a、
3bを有した塗布装置本体16の近くに設置した補充容器2
と、主補充容器1と補充容器2を連結した離型剤搬送配
管11と、該離型剤搬送配管の主補充容器出側に配設した
出側三方切替弁6と、前記離型剤搬送配管の補充容器入
側に配設した入側三方切替弁9と、前記出側三方切替弁
の一方上流側に配設した配管と、配管パージ媒体開閉弁
7と、配管洗浄媒体開閉弁8とを具備して成る。
スに地金離型剤を吹き付けるランスの離型剤塗布装置に
おいて、離型剤の循環流路20及び開閉用シリンダー21を
有した吹き付けノズル3a、3bと、該吹き付けノズルと補
充容器2とを連絡する離型剤供給配管23と、前記吹き付
けノズルに接続したエアー配管26と、該エアー配管に配
設したアトマイズ用エアー開閉弁22と、前記吹き付けノ
ズルの開閉用シリンダーに接続した操作用エアー配管25
と、該エアー配管に配設したノズル開閉弁15と、前記吹
き付けノズルから補充容器へ連結した離型剤循環配管24
と、該離型剤循環配管に配設したノズル出側開閉弁10と
を具備し、更に、主補充容器1と、吹き付けノズル3a、
3bを有した塗布装置本体16の近くに設置した補充容器2
と、主補充容器1と補充容器2を連結した離型剤搬送配
管11と、該離型剤搬送配管の主補充容器出側に配設した
出側三方切替弁6と、前記離型剤搬送配管の補充容器入
側に配設した入側三方切替弁9と、前記出側三方切替弁
の一方上流側に配設した配管と、配管パージ媒体開閉弁
7と、配管洗浄媒体開閉弁8とを具備して成る。
(作用) 離型剤の循環流路20及び開閉用シリンダー21を有した吹
き付けノズル3a、3bと、ノズル開閉弁15と、ノズル出側
開閉弁10を設けて、補充容器用ポンプ5を駆動し離型剤
を吹き付けノズル3a、3bに送る。離型剤吹き付け時以外
にはノズル出側開閉弁10を開、ノズル開閉弁15閉により
開閉用シリンダー21が閉となり、離型剤は循環流路20を
経由して吹き付けノズル3a、3bから離型剤循環配管24を
通って補充容器2に循環し、ノズルおよび配管内の離型
剤の固化を防止する。
き付けノズル3a、3bと、ノズル開閉弁15と、ノズル出側
開閉弁10を設けて、補充容器用ポンプ5を駆動し離型剤
を吹き付けノズル3a、3bに送る。離型剤吹き付け時以外
にはノズル出側開閉弁10を開、ノズル開閉弁15閉により
開閉用シリンダー21が閉となり、離型剤は循環流路20を
経由して吹き付けノズル3a、3bから離型剤循環配管24を
通って補充容器2に循環し、ノズルおよび配管内の離型
剤の固化を防止する。
また離型剤吹き付け時にはノズル出側開閉弁10を閉、ノ
ズル開閉弁15開により開閉用シリンダー21が開となり、
離型剤を吹き付けノズル3a、3bから塗布することによ
り、塗布タイミングのずれ、変化をなくすることが可能
である。
ズル開閉弁15開により開閉用シリンダー21が開となり、
離型剤を吹き付けノズル3a、3bから塗布することによ
り、塗布タイミングのずれ、変化をなくすることが可能
である。
また精錬容器からの火炎、熱等の影響を受ける事がなく
通常作業者が常駐している作業床に設置した主補充容器
1に離型剤を補充し、出側三方切替弁6および入側三方
切替弁9を搬送方向に切替え、主補充容器用ポンプ4を
駆動し、離型剤搬送配管11を通して機側の補充容器2に
離型剤を搬送することにより、安全容易な条件下での離
型剤の補充作業が可能である。
通常作業者が常駐している作業床に設置した主補充容器
1に離型剤を補充し、出側三方切替弁6および入側三方
切替弁9を搬送方向に切替え、主補充容器用ポンプ4を
駆動し、離型剤搬送配管11を通して機側の補充容器2に
離型剤を搬送することにより、安全容易な条件下での離
型剤の補充作業が可能である。
また配管パージ媒体開閉弁7を設け、出側三方切替弁6
をパージ洗浄方向に切替え、パージ媒体を配管パージ媒
体開閉弁7、出側三方切替弁6、離型剤搬送配管11、入
側三方切替弁9、補充容器2の順に流し、離型剤搬送配
管11内の離型剤をパージ圧送することにより離型剤の無
駄を少なくすることが可能である。
をパージ洗浄方向に切替え、パージ媒体を配管パージ媒
体開閉弁7、出側三方切替弁6、離型剤搬送配管11、入
側三方切替弁9、補充容器2の順に流し、離型剤搬送配
管11内の離型剤をパージ圧送することにより離型剤の無
駄を少なくすることが可能である。
また配管洗浄媒体開閉弁8を設け、出側三方切替弁6と
入側三方切替弁9を洗浄方向に操作し、洗浄媒体を配管
洗浄媒体開閉弁8、出側三方切替弁6、離型剤搬送配管
11、入側三方切替弁9、ドレン受け14の順に流し離型剤
搬送配管11内の残留離型剤を洗浄することにより離型剤
の配管内での固化を防止するという作用をなす。
入側三方切替弁9を洗浄方向に操作し、洗浄媒体を配管
洗浄媒体開閉弁8、出側三方切替弁6、離型剤搬送配管
11、入側三方切替弁9、ドレン受け14の順に流し離型剤
搬送配管11内の残留離型剤を洗浄することにより離型剤
の配管内での固化を防止するという作用をなす。
(実施例) 以下図面に基づいて本考案の1実施例を説明する。
第1図は、本考案の1実施例の離型剤塗布装置の離型剤
搬送フロチャート図、第2図は、本考案の1実施例の離
型剤塗布装置を設置した精錬容器の全体正面説明図であ
る。第3図は、本考案の1実施例の吹き付けノズルの断
面図である。第4図〜第5図は本考案の他の実施例にお
ける離型剤塗布装置の離型剤搬送フローチャート図で、
第4図は主補充容器〜補充容器間を循環式とした離型剤
搬送フローチャート図で、第5図は精錬容器が複数個有
する場合の離型剤搬送フローチャート図である。
搬送フロチャート図、第2図は、本考案の1実施例の離
型剤塗布装置を設置した精錬容器の全体正面説明図であ
る。第3図は、本考案の1実施例の吹き付けノズルの断
面図である。第4図〜第5図は本考案の他の実施例にお
ける離型剤塗布装置の離型剤搬送フローチャート図で、
第4図は主補充容器〜補充容器間を循環式とした離型剤
搬送フローチャート図で、第5図は精錬容器が複数個有
する場合の離型剤搬送フローチャート図である。
本実施例は第1図〜第3図に示す如く、離型剤の循環流
路20及び吹き付け時に開、吹き付け時以外に閉となる開
閉用シリンダー21を有した吹き付けノズル3a、3bと、該
吹き付けノズルに補充容器2から離型剤を供給するため
の離型剤供給配管23と、前記吹き付けノズルにアトマイ
ズ用エアーを供給するためのエアー配管26と、該エアー
配管に配設された吹き付け時に開、吹き付け時以外に閉
となるアトマイズ用エアー開閉弁22と、前記吹き付けノ
ズルの開閉用シリンダー操作用エアーを供給するための
エアー配管25と、該エアー配管に配設された吹き付け時
に開、吹き付け時以外に閉となるノズル開閉弁15と、離
型剤を前記吹き付けノズルから補充容器に戻すための離
型剤循環配管24と、該離型剤循環配管に配設された吹き
付け時に閉、吹き付け時以外に開となるノズル出側開閉
弁10とから成り、更に、通常作業床に設置された主補充
容器1と、吹き付けノズル3a、3bを有した塗布装置本体
16の近くに設置された補充容器2と、主補充容器1から
補充容器2へ離型剤を補充搬送するための離型剤搬送配
管11と、該離型剤搬送配管の主補充容器出側に配設され
た離型剤搬送時とパージ、洗浄時とで流路方向を切替え
る出側三方切替弁6と、前記離型剤搬送配管の補充容器
入側に配設された離型剤搬送、パージ時と、洗浄時とで
流路方向を切替える入側三方切替弁9と、前記出側三方
切替弁の一方上流側に配設された配管パージ時に開、配
管パージ時以外に閉となる配管パージ媒体開閉弁7と、
配管洗浄時に開、配管洗浄時以外に閉となる配管洗浄媒
体開閉弁8とから構成したものである。
路20及び吹き付け時に開、吹き付け時以外に閉となる開
閉用シリンダー21を有した吹き付けノズル3a、3bと、該
吹き付けノズルに補充容器2から離型剤を供給するため
の離型剤供給配管23と、前記吹き付けノズルにアトマイ
ズ用エアーを供給するためのエアー配管26と、該エアー
配管に配設された吹き付け時に開、吹き付け時以外に閉
となるアトマイズ用エアー開閉弁22と、前記吹き付けノ
ズルの開閉用シリンダー操作用エアーを供給するための
エアー配管25と、該エアー配管に配設された吹き付け時
に開、吹き付け時以外に閉となるノズル開閉弁15と、離
型剤を前記吹き付けノズルから補充容器に戻すための離
型剤循環配管24と、該離型剤循環配管に配設された吹き
付け時に閉、吹き付け時以外に開となるノズル出側開閉
弁10とから成り、更に、通常作業床に設置された主補充
容器1と、吹き付けノズル3a、3bを有した塗布装置本体
16の近くに設置された補充容器2と、主補充容器1から
補充容器2へ離型剤を補充搬送するための離型剤搬送配
管11と、該離型剤搬送配管の主補充容器出側に配設され
た離型剤搬送時とパージ、洗浄時とで流路方向を切替え
る出側三方切替弁6と、前記離型剤搬送配管の補充容器
入側に配設された離型剤搬送、パージ時と、洗浄時とで
流路方向を切替える入側三方切替弁9と、前記出側三方
切替弁の一方上流側に配設された配管パージ時に開、配
管パージ時以外に閉となる配管パージ媒体開閉弁7と、
配管洗浄時に開、配管洗浄時以外に閉となる配管洗浄媒
体開閉弁8とから構成したものである。
以下に各装置の動きについて説明する。
まず補充容器2〜吹き付けノズル3a、3b間の循環式の搬
送、塗布について説明する。補充容器用ポンプ5を駆動
し吹き付けノズル3a、3bに離型剤を送る。ノズルから塗
布を行っていない時は、ノズル出側開閉弁10を開き、ノ
ズル開閉弁15により吹き付けノズル3a、3bの開閉用シリ
ンダー21を閉じることにより、離型剤は補充容器用ポン
プ5、離型剤供給配管23、吹き付けノズル3a、3bと送ら
れ、循環流路20を経由、離型剤循環配管24を通って補充
容器2に循環返送される。ノズルから塗布を行なう時
は、ノズル出側開閉弁10を閉じ、ノズル開閉弁15を開き
操作用エアーをエアー配管25を通して流し、吹き付けノ
ズル3a、3bの開閉用シリンダー21を開くことにより塗布
を行う。この時、アトマイズ用エアー開閉弁22を開きエ
アー配管26を通してアトマイズ用エアーを吹き付けノズ
ル3a、3bに流し、ノズルから塗布される離型剤を霧化し
て被塗布体のランスに塗布する。
送、塗布について説明する。補充容器用ポンプ5を駆動
し吹き付けノズル3a、3bに離型剤を送る。ノズルから塗
布を行っていない時は、ノズル出側開閉弁10を開き、ノ
ズル開閉弁15により吹き付けノズル3a、3bの開閉用シリ
ンダー21を閉じることにより、離型剤は補充容器用ポン
プ5、離型剤供給配管23、吹き付けノズル3a、3bと送ら
れ、循環流路20を経由、離型剤循環配管24を通って補充
容器2に循環返送される。ノズルから塗布を行なう時
は、ノズル出側開閉弁10を閉じ、ノズル開閉弁15を開き
操作用エアーをエアー配管25を通して流し、吹き付けノ
ズル3a、3bの開閉用シリンダー21を開くことにより塗布
を行う。この時、アトマイズ用エアー開閉弁22を開きエ
アー配管26を通してアトマイズ用エアーを吹き付けノズ
ル3a、3bに流し、ノズルから塗布される離型剤を霧化し
て被塗布体のランスに塗布する。
次に主補充容器1〜補充容器2間の離型剤の補充、搬送
について説明する。離型剤は、作業者が手作業により通
常作業者が常駐している作業床に設置した主補充容器1
に補充する。補充容器2の離型剤充填量をレベル低ゲー
ジ13にて検出し、主補充容器用ポンプ4が駆動し離型剤
を主補充容器1から離型剤搬送配管11を通して補充容器
2に搬送する。この時、出側三方切替弁6及び入側三方
切替弁9は離型剤搬送方向を向いている。補充容器2に
離型剤が必要量搬送されるとレベル高ゲージ12の検出に
より主補充容器用ポンプ4を停止し、出側三方切替弁6
を洗浄側に切り替え、配管パージ媒体開閉弁7を開き、
パージ媒体により配管内の離型剤を補充容器2に圧送す
る。圧送完了後、入側三方切替弁9をドレン側に切り替
え、配管パージ媒体開閉弁7を閉じ、配管洗浄媒体開閉
弁8を開き、洗浄媒体により離型剤搬送配管11内に付着
した離型剤を洗浄し、ドレン受け14に排出する。
について説明する。離型剤は、作業者が手作業により通
常作業者が常駐している作業床に設置した主補充容器1
に補充する。補充容器2の離型剤充填量をレベル低ゲー
ジ13にて検出し、主補充容器用ポンプ4が駆動し離型剤
を主補充容器1から離型剤搬送配管11を通して補充容器
2に搬送する。この時、出側三方切替弁6及び入側三方
切替弁9は離型剤搬送方向を向いている。補充容器2に
離型剤が必要量搬送されるとレベル高ゲージ12の検出に
より主補充容器用ポンプ4を停止し、出側三方切替弁6
を洗浄側に切り替え、配管パージ媒体開閉弁7を開き、
パージ媒体により配管内の離型剤を補充容器2に圧送す
る。圧送完了後、入側三方切替弁9をドレン側に切り替
え、配管パージ媒体開閉弁7を閉じ、配管洗浄媒体開閉
弁8を開き、洗浄媒体により離型剤搬送配管11内に付着
した離型剤を洗浄し、ドレン受け14に排出する。
次に別実施例として主補充容器〜補充容器間を循環式と
した離型剤搬送について説明する(第4図参照)。主補
充容器用ポンプ4は連続的に駆動する。補充容器2に設
置したレベル低ゲージ13が補充容器2内の離型剤減少を
検出すると、入側三方切替弁9が補充容器2側に切り替
わり、主補充容器1内の離型剤を主補充容器用ポンプ
4、離型剤搬送配管11、入側三方切替弁9、補充容器2
の順に流し離型剤を補充容器2に補充する。補充容器2
に離型剤が必要搬送されるとレベル高ゲージ12の検出に
より、入側三方切替弁9が主補充容器1側に切り替わ
り、主補充容器用ポンプ4、離型剤搬送配管11、入側三
方切替弁9、離型剤搬送循環配管28、主補充容器1の順
に離型剤を循環する。
した離型剤搬送について説明する(第4図参照)。主補
充容器用ポンプ4は連続的に駆動する。補充容器2に設
置したレベル低ゲージ13が補充容器2内の離型剤減少を
検出すると、入側三方切替弁9が補充容器2側に切り替
わり、主補充容器1内の離型剤を主補充容器用ポンプ
4、離型剤搬送配管11、入側三方切替弁9、補充容器2
の順に流し離型剤を補充容器2に補充する。補充容器2
に離型剤が必要搬送されるとレベル高ゲージ12の検出に
より、入側三方切替弁9が主補充容器1側に切り替わ
り、主補充容器用ポンプ4、離型剤搬送配管11、入側三
方切替弁9、離型剤搬送循環配管28、主補充容器1の順
に離型剤を循環する。
更に他の実施例として精錬容器が複数個有する場合の離
型剤搬送について説明する(第5図参照)。精錬容器が
複数個有る場合、その全てが稼働していることはほとん
ど無く、少なくとも1台は待機状態にあるのが常であ
る。稼動している炉を選択することにより、炉切替用三
方弁19が稼働炉側に切り替わり、該方向に離型剤を搬送
する。詳細な各機器の動作については、前記の説明と同
じである。
型剤搬送について説明する(第5図参照)。精錬容器が
複数個有る場合、その全てが稼働していることはほとん
ど無く、少なくとも1台は待機状態にあるのが常であ
る。稼動している炉を選択することにより、炉切替用三
方弁19が稼働炉側に切り替わり、該方向に離型剤を搬送
する。詳細な各機器の動作については、前記の説明と同
じである。
(考案の効果) 以上説明した様に、吹き付けノズルに離型剤循環流路及
び開閉用シリンダーを設けたことにより、塗布指令後即
時塗布可能となると共に、塗布タイミングのずれ、変化
をなくすることが可能となる。塗布していない時には常
時離型剤を循環することにより、ノズル及び配管内での
固化及び閉塞を防止出来ると共に、洗浄不要となりラン
スソケットの上で多量の水を使用する必要がなく、精錬
容器内へ多量の水が侵入しないような特別な設備を設け
る必要がなく設備費が安価になる。
び開閉用シリンダーを設けたことにより、塗布指令後即
時塗布可能となると共に、塗布タイミングのずれ、変化
をなくすることが可能となる。塗布していない時には常
時離型剤を循環することにより、ノズル及び配管内での
固化及び閉塞を防止出来ると共に、洗浄不要となりラン
スソケットの上で多量の水を使用する必要がなく、精錬
容器内へ多量の水が侵入しないような特別な設備を設け
る必要がなく設備費が安価になる。
また離型剤の補充については、通常作業者が常駐してい
る作業床に設置した主補充容器に離型剤を補充すること
により、主補充容器用ポンプで機側の補充容器に補充で
きるので作業者は精錬容器からの火炎、熱等の影響を受
ける事なく、作業条件が非常に良くなると共に、配管パ
ージ媒体開閉弁を設け配管内に残存した離型剤をパージ
媒体により圧送することにより離型剤の無駄を少なく
し、且つ配管洗浄媒体開閉弁を設け配管内に付着した離
型剤を洗浄することにより、離型剤の主補充容器〜補充
容器間配管内での固化及び閉塞を防止出来るという効果
を奏する。
る作業床に設置した主補充容器に離型剤を補充すること
により、主補充容器用ポンプで機側の補充容器に補充で
きるので作業者は精錬容器からの火炎、熱等の影響を受
ける事なく、作業条件が非常に良くなると共に、配管パ
ージ媒体開閉弁を設け配管内に残存した離型剤をパージ
媒体により圧送することにより離型剤の無駄を少なく
し、且つ配管洗浄媒体開閉弁を設け配管内に付着した離
型剤を洗浄することにより、離型剤の主補充容器〜補充
容器間配管内での固化及び閉塞を防止出来るという効果
を奏する。
第1図は、本考案の1実施例の離型剤塗布装置の離型剤
搬送フローチャート図、第2図は、本考案の1実施例の
離型剤塗布装置を設置した精錬容器の全体正面説明図で
ある。第3図は、本考案の1実施例の吹き付けノズルの
断面図である。第4図〜第5図は本考案の他の実施例に
おける離型剤塗布装置の離型剤搬送フローチャート図
で、第4図は主補充容器〜補充容器間を循環式とした離
型剤搬送フローチャート図で、第5図は精錬容器が複数
個有る場合の離型剤搬送フローチャート図である。 1…主補充容器、2…補充容器 3a,3b…吹き付けノズル、4…主補充容器用ポンプ 5…補充容器用ポンプ、6…出側三方切替弁 7…配管パージ媒体開閉弁、8…配管洗浄媒体開閉弁 9…入側三方切替弁、10…ノズル出側開閉弁 11…離型剤搬送配管、12…レベル高ゲージ 13…レベル低ゲージ、14…ドレン受け 15…ノズル開閉弁、16…塗布装置本体 17…精錬用ランス又はサンプリング用ランス 18…精錬容器、19…炉切替用三方弁、20…循環流路 21…開閉用シリンダー、22…アトマイズ用エアー開閉弁 23…離型剤供給配管、24…離型剤循環配管 25…エアー配管、26…エアー配管 27…ランスソケット、28…離型剤搬送循環配管。
搬送フローチャート図、第2図は、本考案の1実施例の
離型剤塗布装置を設置した精錬容器の全体正面説明図で
ある。第3図は、本考案の1実施例の吹き付けノズルの
断面図である。第4図〜第5図は本考案の他の実施例に
おける離型剤塗布装置の離型剤搬送フローチャート図
で、第4図は主補充容器〜補充容器間を循環式とした離
型剤搬送フローチャート図で、第5図は精錬容器が複数
個有る場合の離型剤搬送フローチャート図である。 1…主補充容器、2…補充容器 3a,3b…吹き付けノズル、4…主補充容器用ポンプ 5…補充容器用ポンプ、6…出側三方切替弁 7…配管パージ媒体開閉弁、8…配管洗浄媒体開閉弁 9…入側三方切替弁、10…ノズル出側開閉弁 11…離型剤搬送配管、12…レベル高ゲージ 13…レベル低ゲージ、14…ドレン受け 15…ノズル開閉弁、16…塗布装置本体 17…精錬用ランス又はサンプリング用ランス 18…精錬容器、19…炉切替用三方弁、20…循環流路 21…開閉用シリンダー、22…アトマイズ用エアー開閉弁 23…離型剤供給配管、24…離型剤循環配管 25…エアー配管、26…エアー配管 27…ランスソケット、28…離型剤搬送循環配管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 力久 邦彦 福岡県北九州市戸畑区大字中原46―59 日 鐵プラント設計株式会社内 (72)考案者 白谷 明 福岡県北九州市戸畑区大字中原46―59 日 鐵プラント設計株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】ランスに地金離型剤を吹き付けるランスの
離型剤塗布装置において、離型剤の循環流路20及び開閉
用シリンダー21を有した吹き付けノズル3a、3bと、該吹
き付けノズルと補充容器2とを連絡する離型剤供給配管
23と、前記吹き付けノズルに接続したエアー配管26と、
該エアー配管に配設したアトマイズ用エアー開閉弁22
と、前記吹き付けノズルの開閉用シリンダーに接続した
操作用エアー配管25と、該エアー配管に配設したノズル
開閉弁15と、前記吹き付けノズルから補充容器 へ連結した離型剤循環配管24と、該離型剤循環配管に配
設したノズル出側開閉弁10とを具備したことを特徴とす
るランスの離型剤塗布装置 - 【請求項2】請求項第1項記載のランスの離型剤塗布装
置において、主補充容器1と、吹き付けノズル3a、3bを
有した塗布装置本体16の近くに設置した補充容器2と、
主補充容器1と補充容器2を連結した離型剤搬送配管11
と、該離型剤搬送配管の主補充容器出側に配設した出側
三方切替弁6と、前記離型剤搬送配管の補充容器入側に
配設した入側三方切替弁9と、前記出側三方切替弁の一
方上流側に配設した配管と、配管パージ媒体開閉弁7
と、配管洗浄媒体開閉弁8とを具備したことを特徴とす
るランスの離型剤塗布装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3545890U JPH0643165Y2 (ja) | 1990-04-03 | 1990-04-03 | ランスの離型剤塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3545890U JPH0643165Y2 (ja) | 1990-04-03 | 1990-04-03 | ランスの離型剤塗布装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03128644U JPH03128644U (ja) | 1991-12-25 |
JPH0643165Y2 true JPH0643165Y2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=31540839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3545890U Expired - Lifetime JPH0643165Y2 (ja) | 1990-04-03 | 1990-04-03 | ランスの離型剤塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0643165Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102150947B1 (ko) * | 2018-10-08 | 2020-09-02 | 권희수 | 마사지 기능을 갖는 휴대폰 케이스 |
KR102150946B1 (ko) * | 2018-10-08 | 2020-09-02 | 권희수 | 지압 기능을 갖는 휴대폰 케이스 |
-
1990
- 1990-04-03 JP JP3545890U patent/JPH0643165Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03128644U (ja) | 1991-12-25 |
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