JP3016920B2 - 連続塗装ラインにおける脱脂設備の操業方法 - Google Patents
連続塗装ラインにおける脱脂設備の操業方法Info
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- JP3016920B2 JP3016920B2 JP3231273A JP23127391A JP3016920B2 JP 3016920 B2 JP3016920 B2 JP 3016920B2 JP 3231273 A JP3231273 A JP 3231273A JP 23127391 A JP23127391 A JP 23127391A JP 3016920 B2 JP3016920 B2 JP 3016920B2
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- roll
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23G—CLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
- C23G3/00—Apparatus for cleaning or pickling metallic material
- C23G3/02—Apparatus for cleaning or pickling metallic material for cleaning wires, strips, filaments continuously
- C23G3/023—Apparatus for cleaning or pickling metallic material for cleaning wires, strips, filaments continuously by spraying
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- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、亜鉛めっき鋼帯の連続
塗装ラインにおける脱脂設備の操業方法に関する。
塗装ラインにおける脱脂設備の操業方法に関する。
【0002】
【従来の技術】亜鉛めっき鋼帯に連続的に塗装を行う連
続塗装ラインにおいて、受入れる亜鉛めっきコイルは表
面に塗油を施されているのが通常であり、鋼帯表面の清
浄化ならびに活性化により塗料の付着を強固なものとす
るため、塗装に先立って脱脂処理を行う脱脂設備を有す
るのが普通である。図3にこのような連続塗装ラインの
全体配置の一例を示す。1は亜鉛めっき鋼帯、2は入側
払出しリール、3はコイル接続手段、4は脱脂設備、5
は入側ルーパ、6は1次コータ、7は1次乾燥炉、8は
2次コータ、9は2次乾燥炉、10は出側ルーパ、11はコ
イル分割手段、12は出側巻取りリールである。
続塗装ラインにおいて、受入れる亜鉛めっきコイルは表
面に塗油を施されているのが通常であり、鋼帯表面の清
浄化ならびに活性化により塗料の付着を強固なものとす
るため、塗装に先立って脱脂処理を行う脱脂設備を有す
るのが普通である。図3にこのような連続塗装ラインの
全体配置の一例を示す。1は亜鉛めっき鋼帯、2は入側
払出しリール、3はコイル接続手段、4は脱脂設備、5
は入側ルーパ、6は1次コータ、7は1次乾燥炉、8は
2次コータ、9は2次乾燥炉、10は出側ルーパ、11はコ
イル分割手段、12は出側巻取りリールである。
【0003】入側払出しリール2にコイル状の亜鉛めっ
き鋼帯1を装入し、巻き戻してライン内へ送り込む。ラ
イン内を鋼帯を連続的に通過させるため、コイル接続手
段3により先行コイルの後端と後続コイルの先端を接続
する。この作業を行っている間、入側セクションの鋼帯
は停止しているが、1次コータ以降2次乾燥炉9を出る
までの塗装セクションでは常に鋼帯がほぼ一定速度で移
動している必要があるため、入側セクションと塗装セク
ションとの中間に入側ルーパ5を設けて、入側セクショ
ンの停止中、このルーパに蓄えられた鋼帯をライン内に
送り出すようになっている。同様にラインの出側におい
ては連続している鋼帯をコイル単位に分割するためコイ
ル分割手段11が設けられており、分割したコイルを巻取
りリール12でラインから取り出す作業を行っている間、
出側セクションは停止しているので、塗装セクションか
ら連続的に送られて来る鋼帯を一時蓄えるため出側ルー
パ10が設けられている。いま脱脂設備4は入側ルーパ5
よりも上流に設けられているから、入側セクションの停
止時には鋼帯が脱脂設備内で滞留し、『良性金属であ
る』亜鉛が脱脂液により溶解されて、表面粗度が大とな
り、塗装後も黒ずんだ外観を呈する「脱脂焼け」と称さ
れる現象が発生する。このような部分はライン出側にお
いて切断除去せねばならず、歩留りの低下とともに作業
量の増加を招く結果となっていた。
き鋼帯1を装入し、巻き戻してライン内へ送り込む。ラ
イン内を鋼帯を連続的に通過させるため、コイル接続手
段3により先行コイルの後端と後続コイルの先端を接続
する。この作業を行っている間、入側セクションの鋼帯
は停止しているが、1次コータ以降2次乾燥炉9を出る
までの塗装セクションでは常に鋼帯がほぼ一定速度で移
動している必要があるため、入側セクションと塗装セク
ションとの中間に入側ルーパ5を設けて、入側セクショ
ンの停止中、このルーパに蓄えられた鋼帯をライン内に
送り出すようになっている。同様にラインの出側におい
ては連続している鋼帯をコイル単位に分割するためコイ
ル分割手段11が設けられており、分割したコイルを巻取
りリール12でラインから取り出す作業を行っている間、
出側セクションは停止しているので、塗装セクションか
ら連続的に送られて来る鋼帯を一時蓄えるため出側ルー
パ10が設けられている。いま脱脂設備4は入側ルーパ5
よりも上流に設けられているから、入側セクションの停
止時には鋼帯が脱脂設備内で滞留し、『良性金属であ
る』亜鉛が脱脂液により溶解されて、表面粗度が大とな
り、塗装後も黒ずんだ外観を呈する「脱脂焼け」と称さ
れる現象が発生する。このような部分はライン出側にお
いて切断除去せねばならず、歩留りの低下とともに作業
量の増加を招く結果となっていた。
【0004】脱脂設備内での鋼帯の一時停止を回避する
方法として、脱脂設備4を入側ルーパ5の下流、塗装セ
クションとの中間に設置することも考えられるが、次の
理由により現実的でない。すなわち、素材コイルとして
通常の亜鉛めっき後に塗油を施されているコイルではな
く、無塗油で、脱脂処理を行わないコイルの塗装を行う
場合があるが、その際は脱脂設備4以前のライン内のロ
ールに付着した油を洗浄する必要があり、入側ルーパ5
がこの洗浄対象範囲に含まれると作業量は膨大なものと
なってしまうのである。
方法として、脱脂設備4を入側ルーパ5の下流、塗装セ
クションとの中間に設置することも考えられるが、次の
理由により現実的でない。すなわち、素材コイルとして
通常の亜鉛めっき後に塗油を施されているコイルではな
く、無塗油で、脱脂処理を行わないコイルの塗装を行う
場合があるが、その際は脱脂設備4以前のライン内のロ
ールに付着した油を洗浄する必要があり、入側ルーパ5
がこの洗浄対象範囲に含まれると作業量は膨大なものと
なってしまうのである。
【0005】一方、脱脂装置内の脱脂液の配管に湯洗水
配管を連絡して切替え弁を設け、ラインの運転状況に応
じて脱脂液に代えて湯洗水をスプレーすることが実開平
2-53970 号公報に開示されている。この公報に記載され
た脱脂装置を図4に示す。この脱脂装置では鋼帯1が脱
脂槽41を通過する間に脱脂液スプレー46により脱脂液を
表面に塗布され、ついでリンガーロール45で絞りとった
あと水スプレー49で水洗され最後にまたリンガーロール
45で残存した水分を絞りとって送り出される。この装置
では、脱脂液と湯洗水の噴射を同一スプレーノズルを切
替えて行うため、電磁弁14や逆流防止弁52、53等の装置
を必要とし、切替えの時間遅れがある上、リンガーロー
ル部分に付着した脱脂液を完全に洗浄できず、特に液保
持量の大きい形式のリンガーロールを使用する場合に
は、単に湯洗水のスプレーのみではリンガーロール内部
の脱脂液を水に置換することは困難であり、塗装後の鋼
帯表面に縞状の模様が残る等の問題点がある。
配管を連絡して切替え弁を設け、ラインの運転状況に応
じて脱脂液に代えて湯洗水をスプレーすることが実開平
2-53970 号公報に開示されている。この公報に記載され
た脱脂装置を図4に示す。この脱脂装置では鋼帯1が脱
脂槽41を通過する間に脱脂液スプレー46により脱脂液を
表面に塗布され、ついでリンガーロール45で絞りとった
あと水スプレー49で水洗され最後にまたリンガーロール
45で残存した水分を絞りとって送り出される。この装置
では、脱脂液と湯洗水の噴射を同一スプレーノズルを切
替えて行うため、電磁弁14や逆流防止弁52、53等の装置
を必要とし、切替えの時間遅れがある上、リンガーロー
ル部分に付着した脱脂液を完全に洗浄できず、特に液保
持量の大きい形式のリンガーロールを使用する場合に
は、単に湯洗水のスプレーのみではリンガーロール内部
の脱脂液を水に置換することは困難であり、塗装後の鋼
帯表面に縞状の模様が残る等の問題点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記諸問題
を解決し、脱脂設備4の設置位置はあくまで入側ルーパ
5の上流としたままで脱脂焼けを生じない脱脂設備の操
業方法を提供することを目的とする。
を解決し、脱脂設備4の設置位置はあくまで入側ルーパ
5の上流としたままで脱脂焼けを生じない脱脂設備の操
業方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、亜鉛めっき鋼
帯に連続的に塗装を行う連続塗装ラインにおいて、該連
続塗装ラインの脱脂設備内で鋼帯が停止した場合に、鋼
帯への脱脂液の供給を停止するとともに鋼帯へ水を噴射
しながら微小距離だけ鋼帯を移動させることを特徴とす
る連続塗装ラインにおける脱脂設備の操業方法である。
帯に連続的に塗装を行う連続塗装ラインにおいて、該連
続塗装ラインの脱脂設備内で鋼帯が停止した場合に、鋼
帯への脱脂液の供給を停止するとともに鋼帯へ水を噴射
しながら微小距離だけ鋼帯を移動させることを特徴とす
る連続塗装ラインにおける脱脂設備の操業方法である。
【0008】
【作 用】本発明によれば、脱脂設備内で鋼帯が停止し
た場合、鋼帯への脱脂液の供給を停止するとともに水を
噴射して洗浄しながらさらに微小距離だけ鋼帯を移動さ
せることによって鋼帯と支持ロールとの隙間に保持され
ていた脱脂液も洗い流すことで脱脂液による脱脂焼け現
象を完全に防止することができる。特に液保持量の大き
い形式のリンガーロールを使用する場合に、リンガーロ
ール内に脱脂液が残留していても鋼帯とリンガーロール
との間に常に水が供給されるので、変色が生じにくい。
た場合、鋼帯への脱脂液の供給を停止するとともに水を
噴射して洗浄しながらさらに微小距離だけ鋼帯を移動さ
せることによって鋼帯と支持ロールとの隙間に保持され
ていた脱脂液も洗い流すことで脱脂液による脱脂焼け現
象を完全に防止することができる。特に液保持量の大き
い形式のリンガーロールを使用する場合に、リンガーロ
ール内に脱脂液が残留していても鋼帯とリンガーロール
との間に常に水が供給されるので、変色が生じにくい。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例にかかわる脱脂設備の構成
を図1に示す。ライン上入側より脱脂槽41、脱脂槽42、
水洗槽43、水洗槽44の4つのスプレータンクが配置さ
れ、脱脂槽41には脱脂液スプレーノズル46および水スプ
レーノズル47が、脱脂槽42には脱脂液スプレーノズル46
および水スプレーノズル47のほかブラシロール48が、水
洗槽43、水洗槽44には水スプレーノズル49がそれぞれ鋼
帯1の上下両面に向けて設置されており、また各槽出入
口にはリンガーロールと呼ぶ上下1対のゴム製の絞りロ
ール45が適宜設置されている。ブラシロール48はブラシ
を表面に備え、高速回転で鋼帯1の表面をこするブラシ
ロール本体と、鋼帯1を隔てて対向するバックアップロ
ールの1対よりなる。各脱脂液および水のスプレーノズ
ルのオンオフ、上リンガーロールの圧下・開放、ブラシ
ロールの圧下・開放ならびに回転等はいずれも図示しな
い制御系統により制御されている。ライン外には脱脂液
循環ポンプならびにタンク、脱脂液廃液タンク、水タン
ク等がある。
を図1に示す。ライン上入側より脱脂槽41、脱脂槽42、
水洗槽43、水洗槽44の4つのスプレータンクが配置さ
れ、脱脂槽41には脱脂液スプレーノズル46および水スプ
レーノズル47が、脱脂槽42には脱脂液スプレーノズル46
および水スプレーノズル47のほかブラシロール48が、水
洗槽43、水洗槽44には水スプレーノズル49がそれぞれ鋼
帯1の上下両面に向けて設置されており、また各槽出入
口にはリンガーロールと呼ぶ上下1対のゴム製の絞りロ
ール45が適宜設置されている。ブラシロール48はブラシ
を表面に備え、高速回転で鋼帯1の表面をこするブラシ
ロール本体と、鋼帯1を隔てて対向するバックアップロ
ールの1対よりなる。各脱脂液および水のスプレーノズ
ルのオンオフ、上リンガーロールの圧下・開放、ブラシ
ロールの圧下・開放ならびに回転等はいずれも図示しな
い制御系統により制御されている。ライン外には脱脂液
循環ポンプならびにタンク、脱脂液廃液タンク、水タン
ク等がある。
【0010】つぎに本発明による実施手順の例を図2に
示す。すなわち、セクション停止を検知したら、ただち
に脱脂液スプレー46を停止する。つづいてリンガーロー
ル45およびブラシロール48を開放する。ただし各リンガ
ーロールの下ロールと、ブラシロールのバックアップロ
ールは開放できないのでいずれも鋼帯1に接触したまま
でこれを支持している。したがってこれらの支持ロール
と鋼帯1との接触点において生ずる隙間には、脱脂液が
侵入したまま残存している。つぎに水スプレーを開始
し、鋼帯1表面を水洗する。この状態のまま鋼帯1を微
小距離前進または後退させる。この移動距離は前記した
各ロールと鋼帯1との接触点に残存していた脱脂液を洗
い流すためであるから必要最小限でよく 500〜1000mm程
度で充分である。セクション停止時は、入側においてコ
イル接続作業を行っている場合が多いから、この移動距
離が過大であると入側の作業に支障となる。また、鋼帯
1を前進させるか後退させるかについても、入側の作業
に支障のないよう、選択する。鋼帯1移動後も所定時
間、例えば30秒〜1分間水スプレーを続けたのち、水ス
プレーを停止する。この水スプレー時間や流量は、ライ
ン毎に、亜鉛めっき後に塗布する油や脱脂液の種類等に
より適宜決定する。
示す。すなわち、セクション停止を検知したら、ただち
に脱脂液スプレー46を停止する。つづいてリンガーロー
ル45およびブラシロール48を開放する。ただし各リンガ
ーロールの下ロールと、ブラシロールのバックアップロ
ールは開放できないのでいずれも鋼帯1に接触したまま
でこれを支持している。したがってこれらの支持ロール
と鋼帯1との接触点において生ずる隙間には、脱脂液が
侵入したまま残存している。つぎに水スプレーを開始
し、鋼帯1表面を水洗する。この状態のまま鋼帯1を微
小距離前進または後退させる。この移動距離は前記した
各ロールと鋼帯1との接触点に残存していた脱脂液を洗
い流すためであるから必要最小限でよく 500〜1000mm程
度で充分である。セクション停止時は、入側においてコ
イル接続作業を行っている場合が多いから、この移動距
離が過大であると入側の作業に支障となる。また、鋼帯
1を前進させるか後退させるかについても、入側の作業
に支障のないよう、選択する。鋼帯1移動後も所定時
間、例えば30秒〜1分間水スプレーを続けたのち、水ス
プレーを停止する。この水スプレー時間や流量は、ライ
ン毎に、亜鉛めっき後に塗布する油や脱脂液の種類等に
より適宜決定する。
【0011】つぎにライン再スタートの信号が入った
ら、先ず脱脂液スプレー46をスタートさせ、ついでリン
ガーロール45、ブラシロール48を圧下して運転状態に復
帰する。なお、以上の手順で水洗槽43、水洗槽44につい
ては、元来脱脂処理後の水洗処理であり、脱脂焼けの要
因となるものではないので、特別の操作を行わなくとも
よい。
ら、先ず脱脂液スプレー46をスタートさせ、ついでリン
ガーロール45、ブラシロール48を圧下して運転状態に復
帰する。なお、以上の手順で水洗槽43、水洗槽44につい
ては、元来脱脂処理後の水洗処理であり、脱脂焼けの要
因となるものではないので、特別の操作を行わなくとも
よい。
【0012】なお、上記の実施例はいわゆるスプレータ
ンクタイプの脱脂設備で説明したが、タンク内に脱脂液
を満たし、この中へ局部的に鋼帯を押しさげて浸漬させ
るダンクタンクと呼ばれるタイプの脱脂槽もあるが、こ
の場合は脱脂液スプレーを停止する代わりに押し下げロ
ールを上昇させて鋼帯を液面から上に露出させる等の手
段をとればよい。
ンクタイプの脱脂設備で説明したが、タンク内に脱脂液
を満たし、この中へ局部的に鋼帯を押しさげて浸漬させ
るダンクタンクと呼ばれるタイプの脱脂槽もあるが、こ
の場合は脱脂液スプレーを停止する代わりに押し下げロ
ールを上昇させて鋼帯を液面から上に露出させる等の手
段をとればよい。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、脱脂設備4の設置位置
はあくまで入側ルーパ5の上流としたままで脱脂焼けを
防止することができ、従来不良部分として切断し除去し
ていた部分がなくなったので製品歩留りを大きく向上さ
せることができ、例えば、月産15000トンの塗装ライン
で2%の歩留り向上が認められた。
はあくまで入側ルーパ5の上流としたままで脱脂焼けを
防止することができ、従来不良部分として切断し除去し
ていた部分がなくなったので製品歩留りを大きく向上さ
せることができ、例えば、月産15000トンの塗装ライン
で2%の歩留り向上が認められた。
【図1】本発明の一実施例にかかわる脱脂設備の側面図
である。
である。
【図2】本発明の操業方法の手順を示すフロー図であ
る。
る。
【図3】本発明にかかわる塗装ラインの全体構成図であ
る。
る。
【図4】従来の技術にかかわる脱脂設備の側面図であ
る。
る。
1 鋼帯 4 脱脂設備 41、42 脱脂槽 43、44 水洗槽 45 リンガーロール 46 脱脂液スプレー 47、49 水スプレー 48 ブラシロール
Claims (1)
- 【請求項1】 亜鉛めっき鋼帯に連続的に塗装を行う連
続塗装ラインにおいて、該連続塗装ラインの脱脂設備内
で鋼帯が停止した場合に、鋼帯への脱脂液の供給を停止
するとともに鋼帯へ水を噴射しながら微小距離だけ鋼帯
を移動させることを特徴とする連続塗装ラインにおける
脱脂設備の操業方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3231273A JP3016920B2 (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 連続塗装ラインにおける脱脂設備の操業方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3231273A JP3016920B2 (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 連続塗装ラインにおける脱脂設備の操業方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0570979A JPH0570979A (ja) | 1993-03-23 |
JP3016920B2 true JP3016920B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=16921021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3231273A Expired - Fee Related JP3016920B2 (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 連続塗装ラインにおける脱脂設備の操業方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3016920B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT408453B (de) * | 1999-09-03 | 2001-12-27 | Andritz Ag Maschf | Verfahren zur nachbehandlung, insbesondere spülung, eines metallbandes |
JP7363760B2 (ja) * | 2020-12-24 | 2023-10-18 | Jfeスチール株式会社 | 溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
-
1991
- 1991-09-11 JP JP3231273A patent/JP3016920B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0570979A (ja) | 1993-03-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071224 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224 Year of fee payment: 9 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |