JPS6112884A - 鋼帯の酸洗処理ライン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、トラブル発生に伴う格下品や不良品の発生
を防止する鋼帯の酸洗処理ラインに関する。

〈従来技術〉 熱間圧延鋼帯は、勲延後引き続き冷間加工を施すときは
、その冷間加工に先立ち、鋼帯表面上の酸化ヌケールを
除去するために酸洗処理が行われる。

第１図はそのような酸洗処理ラインを概念的に示したも
のである。すなわち、熱間圧延後コイル状に巻き取られ
た鋼帯（１）は、ペイオフリール（２３で巻き戻され、
まずその先端がクロップシャー（３）で直線状に切断整
形され溶接機（４）において先行鋼帯の後端と接続され
る。次いでルーピングビットαρを経て酸洗槽（５）に
送られる。酸洗槽（５）は直列状に多数あシ、鋼帯（１
）は、順次との酸洗槽（５）内に浸漬でれつつ通過し、
表面の酸化スケールが溶解、除去される。その後鋼帯（
１）は、冷水或いは温水による水洗槽（６）で残留酸洗
液を洗浄てれ、次いでドライヤー（７）に至って熱風乾
燥を受ける。乾燥後はルーピングピット（２）を経、必
要に応じトリマー（８）で左右側エツジ部を切断されて
から、シャー（９）において先行鋼帯との間の溶接部を
切断除去され、再びテンションリー／Ｉ／（ｕ）に巻き
取られる。

ところで、このような酸洗処理ラインにおいては、酸洗
４’！　（５）の入側または出側での処理トラブル、或
いはシャー（９）における切断所要時間の延長等のトヲ
ブρによって、ライン上に鋼帯が一時停止することがあ
フ、このような場合、酸洗槽（５）出側よυ下流側にあ
る鋼帯が、その表面に残留した酸洗液によシネ均一な反
応を起こし、表面が変色して品質が低下する。

この対策として従来よシ、酸洗槽（５）出側よシ下流側
に適当にノズルを配しておき、トラブルによるライン停
止時に、そのノズルから鋼帯面に対し水を吹付ける方法
が突施されているが、ノズルからの水が鋼帯面に均一的
に分布せず、さほど効果が上がっていないのが突状であ
る。

〈発明の目的〉 上記突状に鑑み本発明は、トラブル発生によるライン停
止に伴う酸洗鋼帯の品質低下の防止に効果的に寄与する
酸洗処理ラインを提供しようとするものである。

〈発明の構成〉 すなわち本発明に係る酸洗処理ラインは、前記酸洗槽（
５）の出側とドライヤ（７）の入側との間の所要箇所に
、鋼帯表面へ水とエアの混合流体を吹き付ける噴霧ノズ
ルを配設した点に特徴がある。

第２図は、上記噴霧ノズルの配置の一具体例を示したも
のでらる。同図は酸洗槽（５）出側からドライヤ（７）
に至る間を拡大図示したものであるが、図示ラインにお
いて鋼帯（１）は、酸洗槽（５）から出側リンガロール
α葎を経て引き出され、ホールドダウンロールα弔から
プヲシロー／ｌ／（１５１）Ｃ１５コ〕に至シ、ここで
鋼帯両面にブラシ研摩を受ける。次いで入側リンガロー
ルαＧから水洗槽（６）に入シ、同槽内のホールドダウ
ンローＩｖ（１７／Ｘ１７コ〕を経由して出側リンガロ
ー／Ｌ’（至）よりドライヤ（７）に至る。

噴霧ノズルαりは、このような処理ラインに対し次のよ
うに配置しである。すなわち、酸洗槽小細のリンガロー
ルα葎とホールドダウンローρα尋との間、該ホールド
ダウンロールαΦトブヲシロー／Ｌ／（１Ｇとの間、該
プツシロー３０時と水洗槽入側のリンガロールαＱとの
間、該リンガロール０・と水洗槽内のホールドダウンロ
ー／Ｉ／（１７／）との間、ホールドダウンロー／Ｉ／
（１７２）と水洗糟出倶１のりンガローμ（ト）との間
、以上の各位置において、鋼帯（１，）パスラインを挾
んで上下に相対向するように設けである。

鋼帯巾方向については、その全中に亘って複数が・並列
配置でれ、鋼帯（１）の全面を吹付は範囲としてくまな
くカバーできるようになっている。

ここに噴霧ノズルとは、第８図に示すようにノズル体（
イ）内に、それに接続する２本の供給ｇ■◇（イ）から
水とエアを別々に送フ込み、同体内で両者を混合してノ
ズル孔（至）よシ噴出させるというもので、これによれ
ば、鋼帯（１）面を均一に洗浄して同面上の酸洗液を効
果的に流し去ることができる。すなわち、噴霧ノズルは
、従来側われていた、水単体で噴出させるノズルに較べ
、よシ均−性の高い噴霧水が得られるとともに、高い噴
出圧が確保できるものであフ、したがってこれによれば
、鋼帯表面に対する噴霧水吹付けの均一性が改善され、
また同時に噴霧水の鋼帯面への衝突圧力として大きなも
のが確保されることとなシ、これによシ均一で効果的な
洗浄が行われるものと考えられる。

本発明者の調査結果によれば、上記噴霧ノズルＱｌｌｊ
−ｚ７圧８．５−５Ｚ、　水ＪＬ１０００〜１５０００
％１ｎ程度の条件で使用するのが望ましい。エア圧、水
量とも上記下限未満では効果上不十分であυ、またその
上限をこえると効果は飽和し水使用量のみ増大して経済
的不利を招き好ましくない〇なお、図示したような本発
明の処理ラインにおいては、多数の噴霧ノズルαりに電
磁自動切換弁を併設し、これをラインの状況に応じて自
動的に作動させ各噴霧ノズルを自動制御するよう構成す
ることも容易である。

以上説明した如く本発明の酸洗処理ラインでは、鋼帯の
酸洗処理ライン、何らかの原因でライン上に鋼帯が一時
停止したとき、上記噴霧ノズルαりにより、酸洗槽（５
）出側からドライヤ（７）に至る間の鋼帯に対し噴霧水
の吹付けを笑施してやれば、その鋼帯の残留酸洗液によ
る表面変色が避けられ、格下品や不良品の発生が可及的
に防がれる。

く突施例〉 本発明者の実績によれば、板厚１．０〜４．０％。

飯山１０００〜１３００％の熱延鋼帯について、第２図
に示した本発明の処理ライン（飯山方向には２個並列〕
で酸洗処理を行い、処理実施中ラインが一時停止した時
に噴霧ノズルＱ呻から噴霧水の吹付け（エア圧３．５〜
５１．水量１０００〜１５００Ｃ／ｍ１ｎ）を行って、
表面変色の発生率を調べたところ、約１２万ｔの処理で
０．０８％となった。この値は、通常の水ノズルを設け
た従来ラインでの同条件下での変色発生率０．２１％の
約晃に当シ、本発明の効果が顕著であることを示してい
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は一般の酸洗処理ラインを概念的に示す説明図、
第２図は本発明に係る酸洗処理ラインの要部拡大図、第
８図は本発明に用いる噴霧ノズルの一例を示す一部断面
側面図、である。 図中、ｌ：鋼帯、２：ペイオフリール、３：クロップシ
ャー、４：溶接機、５：酸洗槽、６：水洗槽、７：ドラ
イヤ、８：サイド１リマー、９：シャー、１０：テンシ
ョンリール、１１，１２：ｌｖ−ヒ。 ングピット、１Ｂ、１６．１８　ニリンガロール、１４
．１７／、１７コ：ホールドダウンロール、１５／　＊
　１５Ｊ　ニブフシロール、１９：噴霧ノズル、２０；
ノズル体、２１：エア供給管、２２：水供給管、２３：
ノズル孔第１図 第２図 １３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）鋼帯を、酸洗槽から水洗槽を経てドライヤに通す
   酸洗処理ラインにおいて、酸洗槽の出側とドライヤの入
   側との間の所要箇所に、鋼帯表面へ水とエアの混合流体
   を吹き付ける噴霧ノズルを配設したことを特徴とする鋼
   帯の酸洗処理ライン。