JPH03108901A - 誘電体共振器の製造方法 - Google Patents

誘電体共振器の製造方法

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JPH03108901A
JPH03108901A JP1246819A JP24681989A JPH03108901A JP H03108901 A JPH03108901 A JP H03108901A JP 1246819 A JP1246819 A JP 1246819A JP 24681989 A JP24681989 A JP 24681989A JP H03108901 A JPH03108901 A JP H03108901A
Authority
JP
Japan
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copper
sintered body
ceramic sintered
dielectric resonator
electroless copper
Prior art date
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Pending
Application number
JP1246819A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Nakamura
中村 恒
Kenji Uenishi
上西 謙次
Yoshiyuki Makino
牧野 義之
Noboru Hisada
久田 昇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to PCT/JP1989/001140 priority patent/WO1990005389A1/ja
Priority to EP89912133A priority patent/EP0399049B1/en
Priority to US07/555,415 priority patent/US5234562A/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車電話等の高周波機器に1■]いられる誘
電体共振器の製造方法に関するものである。
従来の技術 近年、高周波関連機器の急速な進展に伴い、誘電体共振
器の需要は著しく増加している。
このような中にあって昨今、誘電体共振器の低価格化に
対する要求が増加しており、低コスト化を指向した誘電
体共振器のさまざまな製造方法が実施されている。
従来段も広く使われている誘電体共振器は円筒状に成形
加工して焼結した例えばチタン酸バリウム等の強誘電性
セラミック焼結体の全面または一部分に銀のグレーズペ
ーストを塗布し、このペーストを例えば860°C位の
高温中で焼成することにより、銀とガラスの焼結体から
成る電極層を形成したものである。
また一方、より低コスト化を指向した誘電体共振器の製
造方法として最近無電解銅めっき技術を利用した電極形
成方法が一部で実施されており、その代表的な方法とし
ては例えば特開昭54−108554号公報や特開昭6
4−77840号公報に示す方法がある。
これらの方法はいずれもチタン酸バリウム等の強誘電性
セラミック焼結体に直接無電解銅めっきを行って銅から
成る電極層を形成した誘電体共振器の製造方法である。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上述した従来例による誘電体共振器におい
ては、前者の方法は電極材料に銀という高価な貴金属を
使用し、またこの銀電極を形成する方法においても銀ペ
ーストを塗布する方法が煩雑を極め、経済性に欠けると
云う問題点があった。
また後者の無電解銅めっき法による方法では、通常の無
電解銅めっき液を使用した場合には、めっき浴が銅イオ
ンとロッシェル塩(錯塩)、ホルマリンから成る浴成分
のものであり、浴温度は25〜40’Cで通常はめっき
を行うものであるのである。
ところが、このような無電解銅めっき液で析出した銅の
電極層は一般にその色調は表面が黒ずみ、結晶状態は極
めて粗で、素体との密着性に乏しく、また析出銅皮膜は
一価の銅酸化物や水素ガスを多量に含み、従って銅の純
度が低いために誘電体共振器の高周波電気特性として特
にQ特性が悪いという問題点があった。
本発明はこのような無電解銅めっき法による従来例の問
題点を解決してQ特性に優れた誘電体共振器の製造方法
を提供することを目的としたものである。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、強誘電性セラミッ
ク焼結体の表面に無電解銅めっき法を行う方法として、
めっき浴に銅イオン、EDTA錯塩、還元剤にホルマリ
ンを使用した基本浴に添加剤として2.2゛ビピリジー
ルを微量添加したものを使用し、浴温度60〜80°C
で無電解銅めっきを行って電極層を形成したものである
作用 この無電解銅めっき法により、強誘電性セラミック焼結
体の表面に高純度で緻密且つ密着性に優れた高物性の銅
の皮膜が形成されるので、Q特性に優れた誘電体共振器
が実現されることとなる。
実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。
第1図は本発明の一実施例に於ける誘電体共振器の斜視
図、第2図は同断面図である。
図において、1は強誘電性セラミック焼結体、2は貫通
孔、3は無電解銅めっき金属層よりなる電極層である。
以上のように構成された誘電体共振器について以下その
製造方法の詳細について説明する。
第一の実施例では、先ず、強誘電性セラミック焼結体1
を作る。これは先ず中央に貫通孔2を有する任意の寸法
の円筒状に押し出し成形し、次にこの成形体を高温中(
1000°C以上)の高温中で焼結して第1図に示す円
筒状の強誘電性セラミック焼結体1を作った。
この場合、強誘電性セラミック焼結体1としてはBaO
−TiO2系、ZrO2−3nO□−Ti02系、Ba
O−Nd203−Ti02系、CaO−TiO2−3i
02系等の色々な材料系があるが、本実施例では主に、
BaO−TiO2系の材料を使用して検討を行った。
次いで・これらのセラミック焼結体1をバレル研摩して
コーナ部にアールを付け、これをフッ酸や燐酸系のエツ
チング液に浸漬してセラミック焼結体1の表面を微細に
粗面化した。
そして、この強誘電性セラミック焼結体1を例えば塩化
第一ヌーズ(0,05g/L3.塩化パラジウム(o、
1i/L  )の溶液にそれぞれ順次浸漬して活性化処
理を行い、強誘電性セラミック焼結体1の全表面に金属
パラジウムの微粒子核から成る触媒層を付着させた後で
必要により素体の端部の一面電極層を形成させないよう
にするために耐めっき性に優れたレジストを被覆した。
次いで、この活性化処理を行った強誘電性セラミック焼
結体1を無電解銅めっき液に浸漬して触媒層が露出した
表面に金属銅を析出させ、6〜10μの厚さの電極層3
を形成した。
この場合、無電解銅めっき液としては下記する組成のめ
つき浴を使用し、浴温度を60〜80°Cでめっきを行
った。
く本実施例に用いた無電解銅めっき液〉・硫酸銅   
  ; 0,03αズL060M/L−EDTA   
 ;0.036〜o、10oM/L・ホルマリン   
 ;5〜10肩//L・ 2.2′ビピリジール:10
q/L−P H; 12,0〜13.0 このようにして電極層3を形成した誘電体共振器は従来
例のロノ7エル錯塩を使用して低温中(40’C1で無
電解銅めっきを行ったものに比べてBaO−TiOz系
の誘電体セラミックのものでQ値が約30チ向上するこ
とがわかった。
その理由としては、従来のロッセル錯塩を使用して低温
で無電解銅めっきを行ったものでは、銅の析出速度が速
いだめ、析出銅中に水素ガヌや一価の銅酸化物が多量に
共析して銅の純度が低下することはもとより、析出銅の
表面が黒化してその結晶状態も極めて粗く、また強誘電
性セラミック焼結体との密着性が十分に得られないため
に満足すべきQ特性が得られなかったのに対して、本実
施例による無電解銅めっきは鋼イオンの錯化剤としてE
DTAを使用し、浴の安定化と析出高温中でめっき浴の
安定化をはかるために添加剤として2.2゛ ビピリジ
ールを加えたものであり、この無電解銅めっき液を60
〜80’Cの高温でめっきすることにより析出銅皮膜中
への一価の銅の共析や水素ガスの吸蔵が防止され、析出
銅の高純度化とともに結晶が緻密化され、しかもセラミ
ック誘電体層との密着性が改善されて、その結果として
誘電体共振器のQ特性が向上するものと考えられた。
尚、本実施例による無電解銅めっき浴では、第3図に示
すようにめっき浴温度が60〜80°Cの範囲ムで良好
なQ特性が得られたが、めっき浴温度60’C以下では
銅の析出が不均一でセラミック誘電体層へのつき回り性
が悪く、80°C以上ではめつき浴が分解して析出銅の
結晶が粗くなるためにQ特性の向上が得られなかりた。
また一方、他の実施例では無電解銅めっきによって電極
形成を行って良好なQ特性が得られた誘電体共振器につ
いて、さらに真空中で熱処理を行うことによって第4図
に示すようにQ特性が一段と向上することがわかった。
その理由は、無電解鋼めっき皮膜を真空中で熱処理を行
うことによって結晶状態がより一層緻密化され、強誘電
性セラミック焼結体1との密着性が飛躍的に向上しただ
めであろうと考えられる。
しかしながらこの真空熱処理の温度は実験の結果による
と第4図に示すように300〜600°Cの範囲Bが最
適で熱処理温度が600°C以上になると強誘電性セラ
ミツク焼結体1自体が変質して逆にQ値が低下し、また
熱処理温度が300°C以下では無電解鋼めっき皮膜の
緻密化が起こらずQ特性の向上がえられなかったものと
思われる。
発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明による誘電体共振
器は、強誘電性セラミック焼結体に無電解銅めっき法に
よって電極層を形成する方法において、無電解鋼めっき
液に銅イオン、EDTA錯化剤、還元剤にホlレマリン
を使用した基本浴に、析出鋼の物性を改善するために添
加剤として2.2゛ビピリジールを少量加えためつき浴
を使用して金属銅から成る電極層を形成したものである
従って、本発明による誘電体共振器は無電解銅めっきに
よって析出した銅金層皮膜中への一価の銅酸化物の共析
や水素ガスの吸蔵が著しく減少し、銅皮膜の高純度化と
結晶の緻密化、さらにはセラミック焼結素体との密着に
優れた電極層を形成できるので従来法に比べて誘電体共
振器のQ特性が向上する効果が得られた。さらに、本発
明では無電解めっきにより析出した無電解銅めっき皮膜
を真空中で熱処理を行うことによりQ特性が著しく向上
する効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による誘電体共振器の斜視図、第2図は
同断面図である。また第3図は本発明の一実施例におけ
る無電解銅めっき温度とQ特性の関係を示すグラフ、第
4図は本発明の一実施例に於ける真空熱処理温度とQ特
性の関係を示すグラフである。 1・・・・・・強誘電性セラミック焼結体、2 ・・・・・貫通 孔・ ・・・・・無電解銅めっき金属層よりなる電極層。 !−゛衰1我覧市Lゼラミフク洗糺U収2−・貫1人

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)強誘電性セラミック焼結体に無電解銅めつき法に
    よって銅による電極層を形成する製造方法において、無
    電解銅めつき液として銅イオン、EDTA錯塩、ホルマ
    リンを主成分とした基本浴に添加剤として2、2′ビピ
    リジールを添加しためっき液を使用し、めつき浴温度を
    60〜80℃として強誘電性セラミック焼結体に銅を析
    出させることを特徴とする誘電体共振器の製造方法。
  2. (2)強誘電性セラミック焼結体に析出させた無電解銅
    めつき皮膜を真空中で300〜500℃で熱処理を行う
    請求項(1)記載の誘電体共振器の製造方法。
JP1246819A 1988-11-07 1989-09-22 誘電体共振器の製造方法 Pending JPH03108901A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1246819A JPH03108901A (ja) 1989-09-22 1989-09-22 誘電体共振器の製造方法
KR1019900701458A KR930011385B1 (ko) 1988-11-07 1989-11-07 유전체 공진기의 제조에 사용하는 도금장치
DE68920994T DE68920994T2 (de) 1988-11-07 1989-11-07 Plattierungsanordnung für dielektrische Resonatoren.
PCT/JP1989/001140 WO1990005389A1 (en) 1988-11-07 1989-11-07 Dielectric resonator, method of producing the same, and plating device therefor
EP89912133A EP0399049B1 (en) 1988-11-07 1989-11-07 Plating device for dielectric resonators
US07/555,415 US5234562A (en) 1988-11-07 1989-11-07 Electroplating apparatus for coating a dielectric resonator

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JP1246819A JPH03108901A (ja) 1989-09-22 1989-09-22 誘電体共振器の製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06268412A (ja) * 1993-03-12 1994-09-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘電体フィルタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06268412A (ja) * 1993-03-12 1994-09-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘電体フィルタ

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