JPH03108556A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JPH03108556A JPH03108556A JP24494889A JP24494889A JPH03108556A JP H03108556 A JPH03108556 A JP H03108556A JP 24494889 A JP24494889 A JP 24494889A JP 24494889 A JP24494889 A JP 24494889A JP H03108556 A JPH03108556 A JP H03108556A
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Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、インクジェット記録装置に関し、特にその記
録ヘッドに対する目詰りの防止や、その回復のためにキ
ャップ手段を具えたインクジェット記録装置に関する。
録ヘッドに対する目詰りの防止や、その回復のためにキ
ャップ手段を具えたインクジェット記録装置に関する。
[従来の技術]
従来、インクジェット方式の記録ヘッドを用いて記録が
行われる記録装置においては、インクの増粘や固着によ
るインク吐出口の目詰りやインク吐出口に通じる液路内
に発生した気泡やごみ等による目詰りを回復するために
、インク供給系を加圧したり、あるいはインク吐出口か
らインクの吸引を行う等、液路に所定の圧力を作用させ
てインクを吐出口から強制的に排出させるようにしてい
る。
行われる記録装置においては、インクの増粘や固着によ
るインク吐出口の目詰りやインク吐出口に通じる液路内
に発生した気泡やごみ等による目詰りを回復するために
、インク供給系を加圧したり、あるいはインク吐出口か
らインクの吸引を行う等、液路に所定の圧力を作用させ
てインクを吐出口から強制的に排出させるようにしてい
る。
第3A図は上述したような回復装置として記録ヘッドの
インク吐出口が形成される面(以下でインク吐出面とい
う)にキャップを装着し、吸引手段により吸引を行って
インク吐出口からインクを吸引させるようにした従来例
を示す。ここで、1はインクを吐出させて飛翔的液滴と
なし、不図示の被記録材上に記録を行うインクジェット
記録ヘッド、2は記録ヘッド1を搭載し、主走査レール
3に沿って、矢印Aで示す主走査方向に移動するキャリ
ッジであり、キャリッジ2による主走査方向の移動中に
記録ヘッド1のインク吐出面IAに設けられたインク吐
出口IBからインクが吐出されて記録が行われる。
インク吐出口が形成される面(以下でインク吐出面とい
う)にキャップを装着し、吸引手段により吸引を行って
インク吐出口からインクを吸引させるようにした従来例
を示す。ここで、1はインクを吐出させて飛翔的液滴と
なし、不図示の被記録材上に記録を行うインクジェット
記録ヘッド、2は記録ヘッド1を搭載し、主走査レール
3に沿って、矢印Aで示す主走査方向に移動するキャリ
ッジであり、キャリッジ2による主走査方向の移動中に
記録ヘッド1のインク吐出面IAに設けられたインク吐
出口IBからインクが吐出されて記録が行われる。
また、4は記録領域外に設けられる回復装置であり、5
はゴム等の弾性材料で形成されたキャップ部材、6はキ
ャップ部材5を保持し、矢印B方向およびC方向に移動
自在なキャップホルダ、7はキャップ部材5の内腔部5
Aと吸引ポンプ8との間を接続し、内腔部5Aを介して
インクを吸引するためのチューブ、9は吸引ポンプ8に
より吸引され、吐出されたインクをインク処理部材lO
に排出するためのチューブであり、キャップ部材5の内
腔部5Aにはインクを吸収し易いように例えば海綿状に
形成されたインク吸収体(以下で吸収体という)11が
記録ヘッドインク吐出面IAとの間に若干のすぎ間を保
って装填されている。
はゴム等の弾性材料で形成されたキャップ部材、6はキ
ャップ部材5を保持し、矢印B方向およびC方向に移動
自在なキャップホルダ、7はキャップ部材5の内腔部5
Aと吸引ポンプ8との間を接続し、内腔部5Aを介して
インクを吸引するためのチューブ、9は吸引ポンプ8に
より吸引され、吐出されたインクをインク処理部材lO
に排出するためのチューブであり、キャップ部材5の内
腔部5Aにはインクを吸収し易いように例えば海綿状に
形成されたインク吸収体(以下で吸収体という)11が
記録ヘッドインク吐出面IAとの間に若干のすぎ間を保
って装填されている。
そこで、このように構成された回復装置4では、記録ヘ
ッド1に対して回復動作を行う必要が生じたときに、第
3A図に示すようにホルダ6を矢印B方向に移動させて
、キャップ部材5の周囲当接面5Bを記録ヘッド1のイ
ンク吐出面IAに当接させ、インク吐出口IBの周りに
密閉系を形成して吸引動作を行う。
ッド1に対して回復動作を行う必要が生じたときに、第
3A図に示すようにホルダ6を矢印B方向に移動させて
、キャップ部材5の周囲当接面5Bを記録ヘッド1のイ
ンク吐出面IAに当接させ、インク吐出口IBの周りに
密閉系を形成して吸引動作を行う。
第3A図はこのようにして吸引ポンプ8による吸引動作
が行われた状態を示しており、吸引動作のあとではこの
図で斜線を施して示したように、内腔部5Aおよびチュ
ーブ7.9にかけて排出されたインク12が充満した状
態にある。なお、この状態で吸収体11の表面とインク
吐出面IAとの間には僅かなすき間が保たれており、こ
のすき間にもインク12が充満しているが、キャップ部
材5を矢印C方向に後退させて、インク吐出面1八から
その当接面5Bを引離す際に、吸収体11の吸水効果に
よりインク吐出面IA上のインクをすき間に保持されて
いるインクと共に吸収体11に移行させ、インク吐出面
IAにインクが残留するのを防止している。
が行われた状態を示しており、吸引動作のあとではこの
図で斜線を施して示したように、内腔部5Aおよびチュ
ーブ7.9にかけて排出されたインク12が充満した状
態にある。なお、この状態で吸収体11の表面とインク
吐出面IAとの間には僅かなすき間が保たれており、こ
のすき間にもインク12が充満しているが、キャップ部
材5を矢印C方向に後退させて、インク吐出面1八から
その当接面5Bを引離す際に、吸収体11の吸水効果に
よりインク吐出面IA上のインクをすき間に保持されて
いるインクと共に吸収体11に移行させ、インク吐出面
IAにインクが残留するのを防止している。
ただし、従来でもインク吐出口IBの周辺は、インク吐
出の際に付着するインク滴の一部によって゛濡れ″と称
する現象が生じ易く、インク吐出機能に影響を及ぼすの
で、これを防止するために、撥水効果が得られるように
処置したものが多いが、−船釣にこのような処置は主と
してインク吐出口IBの周辺部に限られていた。
出の際に付着するインク滴の一部によって゛濡れ″と称
する現象が生じ易く、インク吐出機能に影響を及ぼすの
で、これを防止するために、撥水効果が得られるように
処置したものが多いが、−船釣にこのような処置は主と
してインク吐出口IBの周辺部に限られていた。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、上述したような従来のインクジェット記
録装置では、その記録ヘッド1に対する回復動作後、回
復装置4をインク吐出面IAから退避させたときに、第
3B図に示すようにキャップ部材5側の当接面5Bと、
この当接面5Bが当接していたインク吐出面IA側との
対向部分とに、インクが付着して残留するという欠点が
あった(以下でこのようなインクを残留インク13とよ
ぶ)。
録装置では、その記録ヘッド1に対する回復動作後、回
復装置4をインク吐出面IAから退避させたときに、第
3B図に示すようにキャップ部材5側の当接面5Bと、
この当接面5Bが当接していたインク吐出面IA側との
対向部分とに、インクが付着して残留するという欠点が
あった(以下でこのようなインクを残留インク13とよ
ぶ)。
このような付着インク13が残留する原因を第4A図お
よび第4Bによって説明すると、第3A図に対応する第
4A図および第4B図によって説明すると、第3A図に
対応する第4A図の状態から第4B図に示すようにキャ
ップ部材5が退避しようとする瞬間、インク吐出面IA
とキャップ部材当接面5Bとの間に僅かなすき間14が
発生する。なお、この状態となる以前に内腔部5A内の
インクは吸収体11の吸水効果およびインク吐出口IB
の周辺に澄水処理が施されている場合は、その効果によ
り矢印りで示すように吸収体11に移行するが、インク
吐出面IAと接触を保つ接触部5Bとその近傍ではすき
間14による毛細管現象によってインクが矢印E方向に
移動するためにインク13Aが残留する。
よび第4Bによって説明すると、第3A図に対応する第
4A図および第4B図によって説明すると、第3A図に
対応する第4A図の状態から第4B図に示すようにキャ
ップ部材5が退避しようとする瞬間、インク吐出面IA
とキャップ部材当接面5Bとの間に僅かなすき間14が
発生する。なお、この状態となる以前に内腔部5A内の
インクは吸収体11の吸水効果およびインク吐出口IB
の周辺に澄水処理が施されている場合は、その効果によ
り矢印りで示すように吸収体11に移行するが、インク
吐出面IAと接触を保つ接触部5Bとその近傍ではすき
間14による毛細管現象によってインクが矢印E方向に
移動するためにインク13Aが残留する。
そこで、第4B図の状態から更にキャップ部材5を矢印
C方向に退避させていくと、上述のようにして残留した
インク13Aがインク吐出面IA側とキャップ部材5の
当接面5Bとに分かれて第3B図のように残留インク1
3が付着したまま残留し、第5八図、および第5B図に
示す状態となる。このように従来例では、吸引回復後に
インク吐出面LAおよびキャップ部材5の当接面5Bに
インクが残るために、インク吐出面IA側の残留インク
13をそのままにしておくと記録動作中に不図示の記録
シートに残留インク13が接触してこれをインクで汚し
たり、この残留インク13をゴムブレード等で清掃する
ワイピング動作を行なった場合、吐出面IAの残留イン
ク13が多量であることから、記録シート側にインクが
飛び散り、画像品位を落とす。更にまた、キャップ部材
5の側の残留インク13をそのまま放置しておくとイン
クが乾燥固着することから、インク吐出面IAとキャッ
プ部材当接面5Bとの密着不良が発生し、リークによる
吸引不良を発生させる。また、インク吐出面1八側の残
留インク13をたとえワイピングで除去してもキャップ
部材5の側の残留インク13がそのままだとキャッピン
グを行なう際に、この残留インク13がインク吐出面1
への側に移動し、折角ワイピングによってクリーニング
されたインク吐出面IAが再度インクによって汚される
という欠点があった。
C方向に退避させていくと、上述のようにして残留した
インク13Aがインク吐出面IA側とキャップ部材5の
当接面5Bとに分かれて第3B図のように残留インク1
3が付着したまま残留し、第5八図、および第5B図に
示す状態となる。このように従来例では、吸引回復後に
インク吐出面LAおよびキャップ部材5の当接面5Bに
インクが残るために、インク吐出面IA側の残留インク
13をそのままにしておくと記録動作中に不図示の記録
シートに残留インク13が接触してこれをインクで汚し
たり、この残留インク13をゴムブレード等で清掃する
ワイピング動作を行なった場合、吐出面IAの残留イン
ク13が多量であることから、記録シート側にインクが
飛び散り、画像品位を落とす。更にまた、キャップ部材
5の側の残留インク13をそのまま放置しておくとイン
クが乾燥固着することから、インク吐出面IAとキャッ
プ部材当接面5Bとの密着不良が発生し、リークによる
吸引不良を発生させる。また、インク吐出面1八側の残
留インク13をたとえワイピングで除去してもキャップ
部材5の側の残留インク13がそのままだとキャッピン
グを行なう際に、この残留インク13がインク吐出面1
への側に移動し、折角ワイピングによってクリーニング
されたインク吐出面IAが再度インクによって汚される
という欠点があった。
本発明の目的は、上述した従来の欠点を除去すべく、目
詰り防止用のキャップ部材を記録ヘッドのインク吐出面
から引離した際に、キャップ部材のインク吐出面に接触
していた当接面やインク吐出面の当接面と対向する部分
にインクが残留するようなことがなく、残留インクによ
って被記録材や周辺を汚したりそのインクの固着によっ
てヘッドとの間の密着不良が生じることのない信頼性の
高い目詰り防止動作が可能なインクジェット記録装置を
提供することにある。
詰り防止用のキャップ部材を記録ヘッドのインク吐出面
から引離した際に、キャップ部材のインク吐出面に接触
していた当接面やインク吐出面の当接面と対向する部分
にインクが残留するようなことがなく、残留インクによ
って被記録材や周辺を汚したりそのインクの固着によっ
てヘッドとの間の密着不良が生じることのない信頼性の
高い目詰り防止動作が可能なインクジェット記録装置を
提供することにある。
[課題を解決するための手段]
かかる目的を達成するために、本発明は、インク吐出口
が形成される記録ヘッドのインク吐出面にキャップ部材
の内腔の周りの当接面を当接させ、前記インク吐出口か
らインクを吸引排出させて回復動作が行われるインクジ
ェット記録装置において、前記キャップ部材の当接面と
これに隣接する前記内腔の壁面、および/または、前記
記録ヘッドのインク吐出面における前記当接面の当接す
る部分と該当接面によって限定される部分に溌水性を持
たせるようにしたことを特徴とするものである。
が形成される記録ヘッドのインク吐出面にキャップ部材
の内腔の周りの当接面を当接させ、前記インク吐出口か
らインクを吸引排出させて回復動作が行われるインクジ
ェット記録装置において、前記キャップ部材の当接面と
これに隣接する前記内腔の壁面、および/または、前記
記録ヘッドのインク吐出面における前記当接面の当接す
る部分と該当接面によって限定される部分に溌水性を持
たせるようにしたことを特徴とするものである。
[作 用]
本発明によれば、目詰り防止用キャップ部材の記録ヘッ
ドとの当接面からキャップ部材の内腔壁面にかけておよ
び/または記録ヘッドインク吐出面のキャップ部材との
当接部からインク吐出口周囲部にかけての部分に溌水性
を持たせるようにしたので、回復装置による吸引および
加圧回復後にヘッドのインク吐出面および/またはキャ
ップ部材の当接面にインクが残留するのを防止し、記録
ヘッドによる記録動作中に記録シートを残留インクで汚
したり、ワイピングによって残留インクが飛び散り周囲
を汚したりするのを回避できると共に、キャップ部材の
当接面に残留インクが乾燥固着して記録ヘッドとの間の
密着不良が生じるのを防止でき安定したキャッピング動
作を保障することができる。
ドとの当接面からキャップ部材の内腔壁面にかけておよ
び/または記録ヘッドインク吐出面のキャップ部材との
当接部からインク吐出口周囲部にかけての部分に溌水性
を持たせるようにしたので、回復装置による吸引および
加圧回復後にヘッドのインク吐出面および/またはキャ
ップ部材の当接面にインクが残留するのを防止し、記録
ヘッドによる記録動作中に記録シートを残留インクで汚
したり、ワイピングによって残留インクが飛び散り周囲
を汚したりするのを回避できると共に、キャップ部材の
当接面に残留インクが乾燥固着して記録ヘッドとの間の
密着不良が生じるのを防止でき安定したキャッピング動
作を保障することができる。
[実施例]
以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳細かつ具体
的に説明する。
的に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示し、ここではインクジェ
ット記録ヘッド1のインク吐出面IAに回復装置4が装
着され、回復動作が行われた直後の状態が示されている
。第1図において、連続のばつ印を付して示したのは本
発明にかかり溌水性を持たせるようにした面を表わして
いる。すなわち、キャップ部材5の当接面5Bと、この
当接面5Bに連続し、内腔部5八を形成している周囲の
内腔壁面5Cと、更に記録ヘッド1のインク吐出面屍に
おける上述当接面5Bが当接する部分から内側に、澄水
剤Xを塗布し、これによって溌水性を持たせるようにす
る。
ット記録ヘッド1のインク吐出面IAに回復装置4が装
着され、回復動作が行われた直後の状態が示されている
。第1図において、連続のばつ印を付して示したのは本
発明にかかり溌水性を持たせるようにした面を表わして
いる。すなわち、キャップ部材5の当接面5Bと、この
当接面5Bに連続し、内腔部5八を形成している周囲の
内腔壁面5Cと、更に記録ヘッド1のインク吐出面屍に
おける上述当接面5Bが当接する部分から内側に、澄水
剤Xを塗布し、これによって溌水性を持たせるようにす
る。
なお、澄水剤Xとしては、インクとの接液性を考慮し、
例えば、テフロン(商品名、デュポン社)等フッ素系の
ものあるいはシリコン系の澄水剤を使用するのが好適で
あり、インク滴との接触角で90度以上保たれるものが
望ましい。
例えば、テフロン(商品名、デュポン社)等フッ素系の
ものあるいはシリコン系の澄水剤を使用するのが好適で
あり、インク滴との接触角で90度以上保たれるものが
望ましい。
さて、このように澄水処理がなされた記録ヘッド1およ
びその回復装置4の回復動作時におけるインク12の挙
動を、第2A図および第2B図によって説明する。吸引
回復動作の直後においては、キャップ部材5の内腔部5
Aにインク12が充満しているが、記録ヘッド1のイン
ク吐出面IAとキャップ部材5の当接面5Bおよび内腔
壁面5Cには第2A図に示すように澄水剤Xが塗布され
ているために、その澄水効果とインクの表面張力との関
係からインク12の回り込まない空間20が内腔部5B
の四隅にできる。
びその回復装置4の回復動作時におけるインク12の挙
動を、第2A図および第2B図によって説明する。吸引
回復動作の直後においては、キャップ部材5の内腔部5
Aにインク12が充満しているが、記録ヘッド1のイン
ク吐出面IAとキャップ部材5の当接面5Bおよび内腔
壁面5Cには第2A図に示すように澄水剤Xが塗布され
ているために、その澄水効果とインクの表面張力との関
係からインク12の回り込まない空間20が内腔部5B
の四隅にできる。
そこで、吸引による回復動作後、キャップ部材5を第2
B図に示すようにして矢印C方向に退避させた場合、イ
ンク吐出面IA上に接触して存在したインクはインク吸
収体11に吸着されると共に、当接面5Bおよびこれと
連なる内腔壁面5Cの有する溌水性によって、これらの
部分にインクが残留するのを阻止することができる。
B図に示すようにして矢印C方向に退避させた場合、イ
ンク吐出面IA上に接触して存在したインクはインク吸
収体11に吸着されると共に、当接面5Bおよびこれと
連なる内腔壁面5Cの有する溌水性によって、これらの
部分にインクが残留するのを阻止することができる。
なお、上述の実施例では、インク吐出面とキャップ部材
の当接面側との双方に澄水剤を塗布する構成について述
べたが、そのいずれか一方の側に塗布した場合でもそれ
ぞれに対応する効果はあり、インク吐出面側に塗布した
場合はインク吐出面にインクが残留するのを防止でき、
また、キャップ部材の側に塗布した場合には、キャップ
部材の当接面にインクが残留するのを防ぐことができる
のはいうまでもない。
の当接面側との双方に澄水剤を塗布する構成について述
べたが、そのいずれか一方の側に塗布した場合でもそれ
ぞれに対応する効果はあり、インク吐出面側に塗布した
場合はインク吐出面にインクが残留するのを防止でき、
また、キャップ部材の側に塗布した場合には、キャップ
部材の当接面にインクが残留するのを防ぐことができる
のはいうまでもない。
また、以上の説明では、記録ヘッド及びキャップ部材側
に澄水剤を塗布する構成について説明したが、記録ヘッ
ドインク吐出面のキャップ部材と接触する当接部および
キャラ部材そのものを溌水性の高い材料によって形成す
るようにしても同様の効果が得られる。従って、例えば
キャップ部材の側を例にとると、ゴムの材質そのもので
溌水性の高いものとしてシリコンゴムをあげることがで
きる。また、普通のシリコンでは、本実施例に示したよ
うな効果は難しいので、溌水性の高いテフロンや、PT
FE等のフッ素系のものやシリコン系の撥水剤微粉末を
、ベースのゴム材料に内転して成形したり、あるいは、
オイルやワックス等を同様に内転して成形することによ
り、成形後に、上述したような溌水性の高い内転物が表
面にでてくる効果を利用して溌水性を高めるようにして
もよい。
に澄水剤を塗布する構成について説明したが、記録ヘッ
ドインク吐出面のキャップ部材と接触する当接部および
キャラ部材そのものを溌水性の高い材料によって形成す
るようにしても同様の効果が得られる。従って、例えば
キャップ部材の側を例にとると、ゴムの材質そのもので
溌水性の高いものとしてシリコンゴムをあげることがで
きる。また、普通のシリコンでは、本実施例に示したよ
うな効果は難しいので、溌水性の高いテフロンや、PT
FE等のフッ素系のものやシリコン系の撥水剤微粉末を
、ベースのゴム材料に内転して成形したり、あるいは、
オイルやワックス等を同様に内転して成形することによ
り、成形後に、上述したような溌水性の高い内転物が表
面にでてくる効果を利用して溌水性を高めるようにして
もよい。
[発明の効果]
以上説明してきたように、本発明によれば、キャップ部
材のインク吐出面に当接する当接面とこれに隣接する内
腔壁面および/または、記録ヘッドインク吐出面のキャ
ップ部材当接面に対向する部分と当接面によって限定さ
れる部分に溌水性を持たせるようにしたので、回復動作
後に記録ヘッドのインク吐出面側やキャップ部材の当接
面にインクが残留するのを防止することができ、インク
吐出面側のインク残留が防止されることによって記録動
作中に被記録材を汚したり、ワイピング動作中に周辺部
を汚したりすることをなくし、またキャップ部材当接面
側のインク残留が防止されることによって、記録ヘッド
との密着不良や記録ヘッド側に残留インクが転移されて
被記録材を汚すなどの不都合をなくすことができ、回復
動作後の処理に対して信頼性を高めることができる。
材のインク吐出面に当接する当接面とこれに隣接する内
腔壁面および/または、記録ヘッドインク吐出面のキャ
ップ部材当接面に対向する部分と当接面によって限定さ
れる部分に溌水性を持たせるようにしたので、回復動作
後に記録ヘッドのインク吐出面側やキャップ部材の当接
面にインクが残留するのを防止することができ、インク
吐出面側のインク残留が防止されることによって記録動
作中に被記録材を汚したり、ワイピング動作中に周辺部
を汚したりすることをなくし、またキャップ部材当接面
側のインク残留が防止されることによって、記録ヘッド
との密着不良や記録ヘッド側に残留インクが転移されて
被記録材を汚すなどの不都合をなくすことができ、回復
動作後の処理に対して信頼性を高めることができる。
第1図は本発明の一実施例を部分的に破断して示す構成
図、 第2A図および第2B図は本発明による回復動作後のキ
ャップ部材移動状態を示すそれぞれ断面図、第3A図お
よび第3B図は従来例による回復動作後のキャップ部材
移動状態を部分的に破断して示すそれぞれ構成図、 第4A図および第4B図は従来例によるキャップ部材移
動状態を更に詳細説明するためのそれぞれ断面図、 第5A図および第5B図は従来例によるキャップ部材移
動後の記録ヘッド側およびキャップ部材側の残留インク
の状態をそれぞれ示す説明図である。 1・・・記録ヘッド、 1八・・・インク吐出面、 IB・・・インク吐出口、 2・・・キャリッジ、 4・・・回復装置、 5・・・キャップ部材、 5A・・・内腔部、 5B・・・当接面、 5C・・・内腔壁面、 6・・・キャップホルダ、 8・・・吸引ポンプ、 11・・・吸収体、 X・・・澄水剤、 12・・・インク、 13.13A・・・残留インク。 を来fll+こよるキVツブ音阻オ徨1友のネ人煎]し
も電設日1図第3B図 従束仔1−回視動作の説朗図 第3A図 シミ 従来イア11+こよ3亡録へ・ソドイ則のタ4櫂インク
ε示す説明図第5AI
図、 第2A図および第2B図は本発明による回復動作後のキ
ャップ部材移動状態を示すそれぞれ断面図、第3A図お
よび第3B図は従来例による回復動作後のキャップ部材
移動状態を部分的に破断して示すそれぞれ構成図、 第4A図および第4B図は従来例によるキャップ部材移
動状態を更に詳細説明するためのそれぞれ断面図、 第5A図および第5B図は従来例によるキャップ部材移
動後の記録ヘッド側およびキャップ部材側の残留インク
の状態をそれぞれ示す説明図である。 1・・・記録ヘッド、 1八・・・インク吐出面、 IB・・・インク吐出口、 2・・・キャリッジ、 4・・・回復装置、 5・・・キャップ部材、 5A・・・内腔部、 5B・・・当接面、 5C・・・内腔壁面、 6・・・キャップホルダ、 8・・・吸引ポンプ、 11・・・吸収体、 X・・・澄水剤、 12・・・インク、 13.13A・・・残留インク。 を来fll+こよるキVツブ音阻オ徨1友のネ人煎]し
も電設日1図第3B図 従束仔1−回視動作の説朗図 第3A図 シミ 従来イア11+こよ3亡録へ・ソドイ則のタ4櫂インク
ε示す説明図第5AI
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)インク吐出口が形成される記録ヘッドのインク吐出
面にキャップ部材の内腔の周りの当接面を当接させ、前
記インク吐出口からインクを吸引排出させて回復動作が
行われるインクジェット記録装置において、 前記キャップ部材の当接面とこれに隣接する前記内腔の
壁面、および/または、前記記録ヘッドのインク吐出面
における前記当接面の当接する部分と該当接面によって
限定される部分に溌水性を持たせるようにしたことを特
徴とするインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24494889A JP2688258B2 (ja) | 1989-09-22 | 1989-09-22 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24494889A JP2688258B2 (ja) | 1989-09-22 | 1989-09-22 | インクジェット記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03108556A true JPH03108556A (ja) | 1991-05-08 |
JP2688258B2 JP2688258B2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=17126346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24494889A Expired - Fee Related JP2688258B2 (ja) | 1989-09-22 | 1989-09-22 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2688258B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100517102B1 (ko) * | 2001-02-23 | 2005-09-27 | 캐논 가부시끼가이샤 | 잉크 제트 헤드 보관 구조 및 액체 충전 방법 |
EP1462259A3 (en) * | 2003-03-28 | 2005-12-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Inkjet printer and cap unit for maintenance unit of inkjet printer |
US7070255B2 (en) | 2002-12-13 | 2006-07-04 | Konica Minolta Holdings, Inc. | Capping member, cleaning member, piping member, ink tank member, and UV curable ink jet recording apparatus fitted with the above members |
JP2008221545A (ja) * | 2007-03-12 | 2008-09-25 | Sharp Corp | インクジェット記録装置のキャップ部材 |
JP2008230101A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-02 | Brother Ind Ltd | キャップ及びインクジェット記録装置 |
JP2010005876A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-01-14 | Mimaki Engineering Co Ltd | インクジェットヘッド用キャップ及びワイパー並びにメンテナンス機構 |
-
1989
- 1989-09-22 JP JP24494889A patent/JP2688258B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100517102B1 (ko) * | 2001-02-23 | 2005-09-27 | 캐논 가부시끼가이샤 | 잉크 제트 헤드 보관 구조 및 액체 충전 방법 |
US7070255B2 (en) | 2002-12-13 | 2006-07-04 | Konica Minolta Holdings, Inc. | Capping member, cleaning member, piping member, ink tank member, and UV curable ink jet recording apparatus fitted with the above members |
EP1462259A3 (en) * | 2003-03-28 | 2005-12-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Inkjet printer and cap unit for maintenance unit of inkjet printer |
CN100352655C (zh) * | 2003-03-28 | 2007-12-05 | 兄弟工业株式会社 | 喷墨打印机 |
US7399055B2 (en) | 2003-03-28 | 2008-07-15 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Inkjet printer and cap unit for maintenance unit of inkjet printer |
JP2008221545A (ja) * | 2007-03-12 | 2008-09-25 | Sharp Corp | インクジェット記録装置のキャップ部材 |
JP2008230101A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-02 | Brother Ind Ltd | キャップ及びインクジェット記録装置 |
JP2010005876A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-01-14 | Mimaki Engineering Co Ltd | インクジェットヘッド用キャップ及びワイパー並びにメンテナンス機構 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2688258B2 (ja) | 1997-12-08 |
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