JPH0310705B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0310705B2 JPH0310705B2 JP62262519A JP26251987A JPH0310705B2 JP H0310705 B2 JPH0310705 B2 JP H0310705B2 JP 62262519 A JP62262519 A JP 62262519A JP 26251987 A JP26251987 A JP 26251987A JP H0310705 B2 JPH0310705 B2 JP H0310705B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum foil
- elongation
- yield strength
- weight
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 34
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims description 34
- 239000011888 foil Substances 0.000 claims description 33
- 238000000137 annealing Methods 0.000 claims description 6
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は特殊な機械的性質を有する特定純度の
アルミニウム箔の製造方法に関し、詳しくは、伸
びが小さく、耐力の大きい特定純度の軟質アルミ
ニウム箔の製造方法に関する。
アルミニウム箔の製造方法に関し、詳しくは、伸
びが小さく、耐力の大きい特定純度の軟質アルミ
ニウム箔の製造方法に関する。
従来から包装材料として、アルミニウム箔や、
これとプラスチツクフイルム等の他の材料との複
合材が使用されているが、アルミニウム箔として
は、残存圧延油の問題や後工程の加工容易性や消
費者の手指の損傷といつた取扱いの便等から完全
焼鈍された軟質箔を用いるのが普通である。
これとプラスチツクフイルム等の他の材料との複
合材が使用されているが、アルミニウム箔として
は、残存圧延油の問題や後工程の加工容易性や消
費者の手指の損傷といつた取扱いの便等から完全
焼鈍された軟質箔を用いるのが普通である。
完全焼鈍された軟質アルミニウム箔は通常焼鈍
炉等により、種々の雰囲気、条件下で加熱処理し
て得られるが、これは伸びが大きく、耐力が小さ
いこと等により使用が制限される場合があつた。
例えば高精度でピツチ管理を行う印刷用には不向
きとされていた。
炉等により、種々の雰囲気、条件下で加熱処理し
て得られるが、これは伸びが大きく、耐力が小さ
いこと等により使用が制限される場合があつた。
例えば高精度でピツチ管理を行う印刷用には不向
きとされていた。
伸びが小さく耐力が大きい軟質アルミニウム箔
を得るために、焼鈍条件を工夫してある程度のも
のを得ることができるが、伸び、耐力等において
充分とはいえず又安定した品質を維持することが
難かしい。更に、残存圧延油の問題が解決せず、
後工程の接着、塗工、印刷等に際し接着性に悪影
響を与える。
を得るために、焼鈍条件を工夫してある程度のも
のを得ることができるが、伸び、耐力等において
充分とはいえず又安定した品質を維持することが
難かしい。更に、残存圧延油の問題が解決せず、
後工程の接着、塗工、印刷等に際し接着性に悪影
響を与える。
そのほか、合金を使用することにより満足を得
ようとする試みもあるが、合金箔の製造は、合金
の鋳造から始めなければならず、又他の用途への
転用も困難であり高価なものとなる。
ようとする試みもあるが、合金箔の製造は、合金
の鋳造から始めなければならず、又他の用途への
転用も困難であり高価なものとなる。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであつ
て、いわゆる普通純度の純アルミニウムよりな
り、かつ残存圧延油の影響がなく、取扱いの便の
よい、伸びが小さく、耐力の大きく特殊な軟質ア
ルミニウム箔の製造方法を提供せんとするもので
ある。
て、いわゆる普通純度の純アルミニウムよりな
り、かつ残存圧延油の影響がなく、取扱いの便の
よい、伸びが小さく、耐力の大きく特殊な軟質ア
ルミニウム箔の製造方法を提供せんとするもので
ある。
即ち、本発明によれば、特定純度のアルミニウ
ム箔を完全焼鈍し、後工程での充分な接着性を付
与できる表面状況を至らしめ、しかる後、中間的
焼鈍やそれに匹敵する強度を付与せしめて目的を
達せんとするものである。
ム箔を完全焼鈍し、後工程での充分な接着性を付
与できる表面状況を至らしめ、しかる後、中間的
焼鈍やそれに匹敵する強度を付与せしめて目的を
達せんとするものである。
上記の問題点を解決するための手段はつぎのと
おりである。
おりである。
即ち、鈍度99.9重量%以上99.9重量%未満であ
つて、不純物を各々単独で0.8重量%以下合計で
1.0重量%以下含むアルミニウム箔を完全焼鈍し、
これに張力を付加して、1〜10%伸ばすことによ
り、伸び3.0〜5.0%未満、耐力3.5〜8.5Kg/mm2の
性質を有する特殊なアルミニウム箔が得られる。
つて、不純物を各々単独で0.8重量%以下合計で
1.0重量%以下含むアルミニウム箔を完全焼鈍し、
これに張力を付加して、1〜10%伸ばすことによ
り、伸び3.0〜5.0%未満、耐力3.5〜8.5Kg/mm2の
性質を有する特殊なアルミニウム箔が得られる。
アルミニウム鈍度を99.0重量%以上99.9重量%
未満とし、不純物量を限定したのは、不純物元素
による耐力の向上等の影響の出ない範囲であり、
又99.9重量%以上のいわゆる高純度アルミニウム
箔では、やわらかすぎて本発明の趣旨にそぐわな
いからである。
未満とし、不純物量を限定したのは、不純物元素
による耐力の向上等の影響の出ない範囲であり、
又99.9重量%以上のいわゆる高純度アルミニウム
箔では、やわらかすぎて本発明の趣旨にそぐわな
いからである。
伸び、耐力は各々単独に決まるものではなく相
互に深い関連のあるものであるが、伸び3.0〜5.0
%未満、耐力3.5〜8.5Kg/mm2は取扱いの便に支障
のない適度なやわらかさを保ち、実用的な支障の
ない強さを示す範囲である。
互に深い関連のあるものであるが、伸び3.0〜5.0
%未満、耐力3.5〜8.5Kg/mm2は取扱いの便に支障
のない適度なやわらかさを保ち、実用的な支障の
ない強さを示す範囲である。
アルミニウム箔の完全焼鈍手段としては従来の
焼鈍炉による加熱処理や連続焼鈍手段等を適用で
きる。
焼鈍炉による加熱処理や連続焼鈍手段等を適用で
きる。
完全焼鈍された軟質アルミニウム箔を伸長する
には、例えば、少なくとも二組のニツプロールを
用い、先行するニツプロールの周速を大きくする
方法やテンシヨンレベラーを用いる方法がとられ
る。例えば、添付図面に示すように、アルミニウ
ム箔の巻戻しロール3と巻取りロール4との間
に、第一のニツプロール1と第二のニツプロール
2を設け、この間に好ましくはドラム5を配置し
その外周にそわせてアルミニウム箔Aを走行させ
る。これらは単独に設備してもよいが、着色機、
印刷機、貼合機、切断機等の加工機に組み込むと
より能率的である。
には、例えば、少なくとも二組のニツプロールを
用い、先行するニツプロールの周速を大きくする
方法やテンシヨンレベラーを用いる方法がとられ
る。例えば、添付図面に示すように、アルミニウ
ム箔の巻戻しロール3と巻取りロール4との間
に、第一のニツプロール1と第二のニツプロール
2を設け、この間に好ましくはドラム5を配置し
その外周にそわせてアルミニウム箔Aを走行させ
る。これらは単独に設備してもよいが、着色機、
印刷機、貼合機、切断機等の加工機に組み込むと
より能率的である。
又、前記のドラム5に代えて、エキスパンダー
ロールを使用すればタテ方向、ヨコ方向に伸長さ
せることができる。
ロールを使用すればタテ方向、ヨコ方向に伸長さ
せることができる。
なお、薄いアルミニウム箔例えば20μ程度以下
の場合は伸長させるのが困難であるが、プラスチ
ツクフイルムや紙等の他の材料と貼り合せ全体で
伸長させれば目的を達することができる。
の場合は伸長させるのが困難であるが、プラスチ
ツクフイルムや紙等の他の材料と貼り合せ全体で
伸長させれば目的を達することができる。
この伸長工程は、アルミニウム箔に着色、コー
テイング等施した後に行つてもよい。
テイング等施した後に行つてもよい。
以下、本発明の実施例を説明する。
実施例 1
アルミニウム純度99.85%、厚さ40μ、幅520mm
のアルミニウム箔を完全焼鈍し、引張り強さ7.5
Kg/mm2、耐力(0.2%)1.8Kg/mm2、伸び9.4%とし
た軟質アルミニウム箔を周速60m/分の第一のニ
ツプロールと周速62.5m/分の第二のニツプロー
ルとの間で4%の伸びを生じさせたところ、厚さ
37.5μ、幅517.0mm、引張り強さ7.6Kg/mm2、耐力
(0.2%)5.7Kg/mm2、伸び4.4%の改良された軟質
アルミニウム箔を得た。
のアルミニウム箔を完全焼鈍し、引張り強さ7.5
Kg/mm2、耐力(0.2%)1.8Kg/mm2、伸び9.4%とし
た軟質アルミニウム箔を周速60m/分の第一のニ
ツプロールと周速62.5m/分の第二のニツプロー
ルとの間で4%の伸びを生じさせたところ、厚さ
37.5μ、幅517.0mm、引張り強さ7.6Kg/mm2、耐力
(0.2%)5.7Kg/mm2、伸び4.4%の改良された軟質
アルミニウム箔を得た。
この引張り処理前のアルミニウム箔に二色印刷
を施したところ、印刷精度は160mm−0〜+0.30
mmであり、たるみがあつたが、本発明に従つて改
良されたアルミニウム箔の場合は、同一の印刷条
件下で印刷精度は160mm−0〜+0.99mm以内でた
るみなかつた。
を施したところ、印刷精度は160mm−0〜+0.30
mmであり、たるみがあつたが、本発明に従つて改
良されたアルミニウム箔の場合は、同一の印刷条
件下で印刷精度は160mm−0〜+0.99mm以内でた
るみなかつた。
実施例 2
完全焼鈍したアルミニウム純度99.3%、厚さ
38μ、幅370mm、引張り強さ7.3Kg/mm2、耐力(0.2
%)3.0Kg/mm2、伸び8.3%の軟質アルミニウム箔
を周速57m/分の第一のニツプロールと周速62
m/分の第二ニツプロールとの間で伸びを生じさ
せたところ、厚さ35.5μ、幅366mm、引張り強さ
7.8Kg/mm2、耐力(0.2%)6.3Kg/mm2、伸び3.0%
の改良アルミニウム箔を得た。
38μ、幅370mm、引張り強さ7.3Kg/mm2、耐力(0.2
%)3.0Kg/mm2、伸び8.3%の軟質アルミニウム箔
を周速57m/分の第一のニツプロールと周速62
m/分の第二ニツプロールとの間で伸びを生じさ
せたところ、厚さ35.5μ、幅366mm、引張り強さ
7.8Kg/mm2、耐力(0.2%)6.3Kg/mm2、伸び3.0%
の改良アルミニウム箔を得た。
引張り処理前のアルミニウム箔の印刷精度は、
右246mm−0.3〜+0.3mm、左246mm−0.15〜+0.3mm
でたるみがあつたが、改良されたアルミニウム箔
の場合は、右246mm−0〜+0.13mm、左246mm−0
〜+0.13mm以内であり、たるみもなかつた。
右246mm−0.3〜+0.3mm、左246mm−0.15〜+0.3mm
でたるみがあつたが、改良されたアルミニウム箔
の場合は、右246mm−0〜+0.13mm、左246mm−0
〜+0.13mm以内であり、たるみもなかつた。
本発明の製造方法によつて得られる特殊軟質ア
ルミニウム箔は、完全焼鈍してあるので、残存圧
延油の問題もなく、又取扱いの便もよい。更に伸
びが小さく、耐力が高いので例えば後工程の印刷
工程後での伸び代が少なくなり、又、引張りによ
りたるみがなくなることと相まつて高精度のピツ
チ管理が容易になる等の効果がある。
ルミニウム箔は、完全焼鈍してあるので、残存圧
延油の問題もなく、又取扱いの便もよい。更に伸
びが小さく、耐力が高いので例えば後工程の印刷
工程後での伸び代が少なくなり、又、引張りによ
りたるみがなくなることと相まつて高精度のピツ
チ管理が容易になる等の効果がある。
図面は本発明の方法を実施するのに適した装置
の一例を示す。 1……第一のニツプロール、2……第二のニツ
プロール、3……巻戻しロール、4……巻取りロ
ール。
の一例を示す。 1……第一のニツプロール、2……第二のニツ
プロール、3……巻戻しロール、4……巻取りロ
ール。
Claims (1)
- 1 不純物を各々単独で0.8重量%以下且つ合計
で1.0重量%以下含む、純度99.0重量%以上99.9重
量%未満のアルミニウム箔を完全焼鈍した後、該
アルミニウム箔を1〜10%伸長せしめ、伸び3.0
〜5.0%未満、耐力3.5〜8.5Kg/mm2(0.2%)なる
性質を付与せしめることを特徴とする軟質アルミ
ニウム箔の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26251987A JPS63145757A (ja) | 1987-10-15 | 1987-10-15 | 軟質アルミニウム箔の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26251987A JPS63145757A (ja) | 1987-10-15 | 1987-10-15 | 軟質アルミニウム箔の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15717579A Division JPS5681653A (en) | 1979-12-04 | 1979-12-04 | Soft aluminum foil and its manufacture |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63145757A JPS63145757A (ja) | 1988-06-17 |
JPH0310705B2 true JPH0310705B2 (ja) | 1991-02-14 |
Family
ID=17376933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26251987A Granted JPS63145757A (ja) | 1987-10-15 | 1987-10-15 | 軟質アルミニウム箔の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63145757A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5498750B2 (ja) * | 2009-09-30 | 2014-05-21 | 東洋アルミニウム株式会社 | アルミニウム貫通箔及びその製造方法 |
JP5663184B2 (ja) * | 2010-03-30 | 2015-02-04 | 東洋アルミニウム株式会社 | アルミニウム貫通箔及びその製造方法 |
KR101736042B1 (ko) * | 2009-09-30 | 2017-05-16 | 도요 알루미늄 가부시키가이샤 | 알루미늄 관통박 및 그 제조방법 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS625991A (ja) * | 1985-07-03 | 1987-01-12 | Advance Res & Dev Co Ltd | コレステロ−ル乃至トリグリセリド低下活性rna画分 |
-
1987
- 1987-10-15 JP JP26251987A patent/JPS63145757A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS625991A (ja) * | 1985-07-03 | 1987-01-12 | Advance Res & Dev Co Ltd | コレステロ−ル乃至トリグリセリド低下活性rna画分 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63145757A (ja) | 1988-06-17 |
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