JPH03104961A - ジェットルームの緯入れ制御装置 - Google Patents

ジェットルームの緯入れ制御装置

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JPH03104961A
JPH03104961A JP23464489A JP23464489A JPH03104961A JP H03104961 A JPH03104961 A JP H03104961A JP 23464489 A JP23464489 A JP 23464489A JP 23464489 A JP23464489 A JP 23464489A JP H03104961 A JPH03104961 A JP H03104961A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エアジェットルーム、ウォータージェットル
ーム等の緯入れを制御する装置に関し、特に、緯入れを
制御するアクチュエータを備えたジェットルームの糾入
れ制御装置に関する。
(従来の技術) ジェットルームでは、緯糸の飛走条件、特に、主軸の回
転角度に対する所定箇所への韓糸の到達時すなわち到達
タイミングを一定に維持することが望まれている。この
ような到達タイミングを変える要因としては、一般に、
緯糸の太さ、糾糸の張力、緯糸の袖類、緯糸の撚り数、
韓糸を構成するフィラメントの数、糾糸の表面状態、緯
糸が巻かれた給糸体の径の大きさ、緯糸製作時における
加熱温度、緯糸製作時の巻取り速度等がある。
前記要因は、それらが相互に関連することにより、 1:緯糸の到達タイミングが給糸体の径の減少にともな
って速くなるまたは遅くなる 2:緯糸の平均到達タイミングが給糸体毎に大きく異な
る 3:緯糸の到達タイミングが給糸体のある部分で突然変
化する 専、緯糸毎のいわゆる緯入れ特性の違いとして表われる
したがって、緯糸の到達タイミングを一定に維持するに
は、緯入れ特性を正確に把握した後、緯入れ開始時、糾
入れ用流体の圧力、緯入れ用流体の噴出期間等の制御パ
ラメータを適宜な値に修正することが好ましい。
しかし、綿糸の緯入れ特性と前記各要因との相対的な関
係が未だ解明されていないから、緯入れ特性はこれを前
記各要因と関係付けて数値的C把抛することはできない
このため、実際の製縄工場では、前記緯入れ特性を計測
して数値的に把握することなく、作業者が経験に基づい
て、緯入れ開始時、綿入れ用流体の圧力、緯入れ用流体
の噴出期間等の制御パラメータを適宜な値に修正してい
る。しかし、この公知の修正方法は、制御パラメータの
最適な値を決定するまでに長時間を要し、機替時間の短
縮等、生産性の向上に大きな妨げになっている。
糾入れを自動的に制御する方法の一つとして、たとえば
、特開昭60−162839号公報に記載された方法が
ある。この公知の制御方法は、緯糸の太さのように緯糸
の物理的性質を表わす緯糸物性値、緯糸の張力のように
緯糸の状態を表わす緯糸状態値、糾入れ用流体の圧力の
ように韓糸の飛走条件を表わす緯糸飛走条件値、糾糸の
到達タィミング等を検出し、これらの検出値を予め設定
された目標値と比較し、その結果に応じて前記制御パラ
メータを自動的に修正する。
(解決しようとする課題) しかし、前記したように、緯入れ特性と各要因との相対
的関係が不明であるから、公知の制御方法のように、糾
糸物性値、緯糸状態値および緯糸飛走条件値を基に制御
パラメータを修正しても、緯入れ特性を考慮したことに
ならず、したがって到達タイミングのばらつきが大きか
った。
本発明は、緯入れ特性を考慮して綺糸の到達タイミング
を修正することができる、ジェケトルームの緯入れ制御
装置を提供することを目的とする。
(課題を解決する手段、発明の作用、効果)本発明の、
緯入れのためのアクチュエータを備えるジェットルーム
の緯入れ制御装置は、緯糸が所定の箇所へ到達する到達
タイミングに関する傾向を設定する設定手段と、前記緯
糸が所定の箇所に到達したことを検知してその旨を意味
する電気信号を発生する検出手段と、前記設定手段に設
定された傾向および前記検出手段の出力信号を基に、緯
入れの制御に用いる制御パラメータの修正値をファジィ
推論により推論し、推論した前記修正値を基に前記アク
チュエータを制御する制御手段とを含む。
緯糸の到達タイミングに関する傾向としては、たとえば
、過去の経験から得た大体の傾向、予め数給糸体につい
て緯入れをした結果から得た傾向等を用いることができ
る。前記傾向は、たとえば、大きい、小さいのように、
緯入れ特性を作業者のFt4.ft的な値として可変抵
抗器のような設定手段に設定することができる。
織機が稼動していると、緯糸が所定の箇所に到達したと
きの主軸の角度のような到達タイミングに対応する電気
信号が検出手段からーまたは数ビック毎に制御手段に供
給される。これにより、制御手段は、設定手段に設定さ
れた傾向と検出手段からの入力信号とを基に、緯入れ制
御用@御パラメータの修正値をファジィ推論により推論
し、推論した前記修正値を基にアクチュエータを駆動さ
せる。
本発明によれば、緯糸の到達タイミングに関する傾向を
基に修正値をファジィ推論により推論するから、緯入れ
特性を考慮した制御をすることができ、また、糾入れ特
性を感覚的な値として設定することができる。したがっ
て、未経験者であっても糾糸の到達タイミングのばらつ
きを小さくすることができる。
前記傾向として、前記緯糸が巻かれた給糸体の径の変化
に起因する到達タイミングの変化の大小、給糸体毎の到
達タイミングの変化の大小、または、給糸体の一部にお
ける到達タイミングの突然の変化の大小を用いることが
できる。
前記制御パラメータとして、前記韓糸の打出し開始時、
糾入れ用流体の噴出期間、または、緯入れ用流体の圧力
を用いることができる。
前記制御手段は、前記検出手段の出力信号を基にして前
記到達タイミングの目標値と実際値との差を算出する算
出器と、算出した値と前記設定手段に設定された値とを
基に前記修正値を推論して新たな制御パラメータを求め
るファジィ推論回路と・該ファジィ推論回路から出力さ
れる前記新たな制御パラメータを基に前記アクチュエー
タを制御するコントローラとを含むことができる。
前記ファジィ推論に用いるメンバーシップ関数および制
御規則をメモリーカードに記憶しておき、該メモリーカ
ードに記憶された情報を読取り機構で読み取り、読み取
った情報を前記推論回路に与えることが好ましい。これ
により、前記メモリーカ一ドに書き込まれているメンバ
ーシップ関数および制御規則を新たなメンバーシップ関
数および新たな制御規則に修正するか、または、前記メ
モリーカードを新たなメンバーシップ関数および新たな
制御規則が記憶されたメモリーカードに交換することに
より、ファジィ推論に用いるメンバーシップ関数および
制御規則を容易に変更することができる。
さらに、緯糸の継目を検出する継目検出手段を設け、前
記継目検出手段の検出信号により、前記制御手段におい
て前記制御パラメータを初期設定値に戻すことが好まし
い。
(実施例) 第1図を参照するに、織機10は、エアジェットルーム
であり、また、糾糸12のための回転式の測長貯留装置
14を含む。緯糸12は、複数の給糸体16に分割して
巻き付けられている。
糾糸1zは、また、給糸体16から測長貯留装置l4を
経て既知の緯入れ装置18に供給されて、該緯入れ装置
により経糸20の開口22に緯入れされる。給糸体16
に巻かれた糾糸は、一本の緯糸として作用するように、
すなわち、一つの給糸体に巻かれた緯糸から測長貯留装
置l4により順次連続して引き出されるように、互いに
結ばれている。
測長時、緯糸12は、これの先端部が電磁ソレノイド2
4により作動されるビン26により測長兼貯留用ドラム
28の外周面に押し付けられた状態で、ヤーンガイド3
0の回転により測長兼貯留用ドラム28の外周而に所定
長さ巻き付けられて貯留される。
これに対し、緯入れ時、緯糸12は、ビン26から解舒
され、また、緯入れ装置18のメインノズル32から流
体とともに噴射されて経糸20の開口22へ入れられた
後、切断される。緯入れ装置18は、緯入れ時に糾糸1
2を所定の方向へ進める流体を噴射する複数のサブノズ
ル34を含む。
メインノズル32には、圧力源36の作動流体が圧力調
整器38および開閉弁40を介して供給される。これに
対し、各サブノズル34には、圧力源36の作動流体が
圧力調整器42および対応された開閉弁44を介して供
給される。
織機10は、また、筬を駆動させる主軸46用のモータ
48を含む。モータ48の回転は、連結機構50により
主軸46に伝達される。主軸46には、該主袖の回転角
度に対応した回転角度信号を発生するエンコーダ52と
、主軸46のためのTI.磁ブレーキ54とが連結され
ている。測長貯留装置l4および緯入れ装置18は、綜
絖、筬等とともに主@46の回転に同期して駆動される
織機10のための緯入れ制御装置は、緯糸の到達タイミ
ングに関する1以上の傾向、緯糸の実際の到達タイミン
グに関する1以上の情報、複数のメンバーシップ関数、
および、複数のファジィ制御規則とを用いて、制御パラ
メータの最適値をファジィ推論により推論するファジィ
推論回路56を含む。
ファジィ推論のための、緯糸12の到達タイミングに関
する傾向としては、たとえば、給糸体の径の変化による
到達タイミングの変化は大きいか(T) 給糸体毎の到達タイミングの変化は大きいか(D) 給糸体の一部分における到達タイミングの突然の変化は
大きいか(M) のうちの少なくとも一つを用いることができる。
ファジィ推論のための、緯糸の実際の到達タイミングに
対応する情報としては、たとえば、実際の到達タイミン
グの平均値とその目的値との差すなわち平均値誤差μ 実際の到達タイミングのばらつきとその目的値との差す
なわちばらつき誤差σ 失際の到達タイミングの最大値または最小値とその目的
値との差 失際の到達タイミングの最大値または最小値の゛ト均値
とその目的値との差 のうちの少なくともー・つを用いることができる。
以下の説明では、平均値誤差μまたはばらつき誤差0を
用いるものとする。
糾糸12の到達タイミングを目的の値に調整する制御パ
ラメータとしては、たとえば、緯入れ開始時すなわち緯
糸12の打出し開始時S 糾入れ用流体の圧力P サブノズル34からの緯入れ用流体の唄出期lfl d のうちの少なくとも一つを用いることができる。
糾入れ制御装置は、また、ファジィ推論回路56におけ
るファジィ推論に用いる複数のメンバーシップ関数およ
び複数のファジィ制御規則を記憶している記憶器58と
、糾糸12の到達タイミングに関する複数の傾向および
他の複数の情報を設定する複数の設定器60a〜60f
を備える人力ユニット60と、ファジィ推論回路56か
ら供給される信号を基に圧力調整器38.42を制御す
る圧力コントローラ62と、ファジィ推論回路56から
供給される13号を基に開閉弁40,44および電磁ソ
レノイド24を動作させるタイミングコントローラ64
とを含む。
祁2図に示すように、記憶器58に記憶されているメン
バーシップ関数は、前記した傾向T,D,M、平均値誤
差μ、ばらつき誤差σ、緯糸の打出し開始時s,H入れ
用流体の圧力P、サブノズル34からの流体の噴出期間
d毎に記憶されている。
i2図(A),(B).(C)に示すメンバーシップ関
数PB,PSおよびZEは、それぞれ、対応する傾向T
,D,Mが、「大きい」、「やや大きい」および「ほと
んどない」という言話に対応し、対応する傾向T,D,
Mが言語の集合に属する確からしさを表現している。メ
ンバーシップ関fiPB,PSおよびZEは、設定され
た傾向T,D,Mが後述するファジィ制御規則の前件部
にどの程度合致するかすなわち適合度の推論に用いられ
る。メンバーシップ関数PB,PSおよびZEは、各傾
向で共通に用いてもよい。
第2図(D),(E)に示すメンバーシップ関数PB,
PS,ZE,NSおよびNBは、それぞれ、対応する誤
差μ,σが、「プラスの側に非常に大きい」、「プラス
の側に少し大きい」、「ほとんどない(大きくも小さく
もない)」、「マイナスの側に少し大きい』および「マ
イナスの側に非常に大きい」という言語に対応し、対応
する誤差μ,σが言語の集合に属する確からしさを表現
している。メンバーシップ関数PB,PS,ZE,NS
およびNBも、対応する誤差μ,σの、後述するファジ
ィ制御規則の前件部への適合度の推論に用いられる。メ
ンバーシップ関数PB,PS,ZE,NSおよびNBも
、両誤差で共通に用いてもよい。
上記の誤差μのメンバーシップ関数PB.PS,ZE,
NSおよびNBにおいて、誤差μがプラスの側に大きい
ということは、到達タイミングが遅いことを意味し、誤
差μがマイナスの側に大きいということは、到達タイミ
ングが早いことを意味する。
第2図(F).(G).(H)に示すメンバーシップ関
数PB,PS.ZE.NSおよびNBは、それぞれ、た
とえば制御パラメータが打出し開始時Sであれば、打出
し開始時Sを「大きく遅くする」、「少し遅くする」、
「ほとんど変えない」、「少し早くする」および「大き
く早くする」という言請に対応し、緯入れ用流体の圧力
Pであれば,圧力Pを「大きく上げる」、「少し上げる
」、「ほとんど変えない」、「少し下げる」および「大
きく下げる」という言語に対応し、噴出期間dであれば
噴出期間dを「大きく長くする」、「少し長くする」、
「ほとんど変えない」、「少し短くする」および「大き
く短くする」という言語に対応する。これらは、増減す
べき制御パラメータが言語の集合に属する確からしさを
表現しており、また、前記適合度を基に後述するファジ
ィ制御規則の後件部を推論するときに川いられる。
記+!!器58として、ICメモリのような記憶回路を
用いることができる。しかし、情報の書き込みおよび読
み出しが可能のカード式ICメモリーすなわちメモリー
58aと、該メモリーカードに対する情報のδ込みおよ
び読出しを行う書込み読取り機構58bを用いることが
好ましい。このようなメモリーカード58aおよび書込
み読取り機構58bを用いれば、ファジィ推論に用いる
メンバーシップ関数およびファジィ制御規則を容易に修
正または変更することができる。
傾向T,DおよびMは、それぞれ、設定器60a,60
bおよび60cに、作業者の感覚的な値として設定され
る。傾向T,D,Mは、それぞれ、たとえば、対応する
到達タイミングに変化がないときを”0” 変化がある
ともないとも言えないときを″′5″′、変化が大きい
ときを″10″として、  0″′〜 10″の任意な
値で設定することができる。このような設定藩6 0 
a〜60cとしては、可変抵抗器、デジタルスイッチ等
を用いることができる。
設定器60dおよび60eには、それぞれ、到達タイミ
ングの目標値Aおよび到達タイくングのばらつきの目標
値Bが設定される。また、設定360fには、到達タイ
ミングの平均値およびばらつきを算出するときに用いる
緯入れ回数kが設定される。これらの設定器としては、
デジタルスイッチを用いることができる。
図示されてはいないが,入力ユニット60は、打出し開
始時S、圧力Pおよび噴出期間dの初期設定値を予め設
定する設定器を含む。
圧力コントローラ62は、メインノズル32およびサブ
ノズル34から噴出される流体の圧力がファジィ推論回
路56から供給される値Pとなるように、圧力調整PJ
38.42を制御する。これに対し、タイミングコント
ローラ64は、流体の噴出開始時および電磁ソレノイド
24の動作開始時がファジィ推論回路56から供給され
る値となり、かつ、サブノズル34からの噴出期間がフ
ァジィ推論回路56から供給される値となるように、開
閉弁40.44および電磁ソレノイド24を動作させる
織機10のための制御装置は、さらに、緯糸12が所定
の位置まで緯入れされたことを検出する第1の検出器6
6と、隣り合う給糸体に巻かれた緯糸の連結部すなわち
結び目の移動を検出する第2の検出器68とを含む。第
1の検出器66は、経糸20に関してメインノズル32
と反対の側に配置されている。第1および第2の検出!
66.68としては、充電変換器を用いた光センサを用
いることができる。
第1の検出器66の出力信号は、緯糸の到達タイミング
を検出する検出回路70に供給される。
検出回路70は、エンコーダ52から供給される回転角
度信号と第1の検出器66の出力信号とを基に、綽糸1
2の先端が第1の検出器66の位置へ到達したときの主
軸の角度すなわち到達角度を到達タイミングを表わす値
として緯入れ毎に検出し、検出した到達タイミングを二
つの算出172.74へ出力する。到達タイミングは、
たとえば、第1の検出器66の出力信号が検出回路70
に供給されたときの主軸の回転角度とすることができる
算出器72は,設定器60fに設定された緯入れ回数k
の間の到達タイミングの平均値を算出する平均値算出器
であり、算出した平均値を比較2!!76へ出力する。
これに対し、算出器74は、設定器60fに設定された
緯入れ回数kの間の到達タイミングのばらつきを算出す
るばらつき算出器であり、算出したばらつきを比較器7
8へ出力する。ばらつきの大きさは、統計学において既
知の分散、標準偏差、範囲等により数量的に表わされる
比較器76は、平均値算出器72で算出された到達タイ
ミングの平均値と設定部60dに設定された目標値Aと
の差を算出し、該差を平均値誤差μとしてファジィ推論
回路56へ供給する。比較苓78は、ばらつき算出器7
4で算出された到達タイミングのばらつきと設定部60
eに設定された目標値Bとの差を算出し、該差をばらつ
き誤差σとしてファジィ推論回路56へ供給する。
第2の検出器68の出力信号は、給糸体l6毎の緯入れ
回数を計数する計数回路80に供給される。計数回路8
0は、たとえば、エンコーダ52から供給される回転角
度信号を基に主軸46の回転数を計数し、計数値をファ
ジィ推論回路56に供給する。計数回路80の計数値は
、第2の検出器68の出力イ3号によりクリアされる。
第2の検出器68の出力信号は、また、糾入れすべき韓
糸12が一つの給糸体l6の緯糸から他の給糸体16の
糾糸に切り変えられたことを意味する信号として、ファ
ジィ推論回路56へ供給される。
図示してはいないが、情報をデジタル的に処理するデジ
タル回路と、情報をアナログ的に処理するアナログ回路
との接続部には、デジタルーアナログ変換醪またはアナ
ログーデジタル変換器が配置されている。
次に、第3図を参照して、給糸体の径の変化による到達
タイミングの変化Tと、平均値誤差μとを川いて緯糸の
打出し開始時Sを制御する実施例ついて説明する。
この場合、たとえば、次のファジィ制御規則R1〜R+
5が記+fi358に記憶されている。
R1:給糸体の径の変化による到達タイミングの変化T
が大さ<(PB).かつ、平均値誤差μがプラスの側に
非常に大きい(PB)ならば、打出し開始時Sを大きく
早くする(N B)R2:給糸休の径の変化による到達
タイミングの変化Tが太き<(PB).かつ、平均値誤
差μがプラスの側に少し大きい(ps)ならば、打出し
開始時Sを少し早くする(NS) R3:給糸体の径の変化による到達タイミングの変化T
が太き< (PB).かつ、平均値誤差μがほとんどな
い(ZE)ならば、打出し開始時Sをほとんど変えない
(ZE) R4:給糸体の径の変化による到達タイミングの変化T
が太き<(PB).かつ、平均値誤差μかマイナスの側
に少し大きい(NS)ならば、打出し開始時Sを少し遅
くする(ps) R5:給糸体の径の変化による到達タイミングの変化T
が太き< (PB).かつ、平均値誤差μがマイナスの
側に非常に大きい(NB)ならば、打出し開始時Sを大
きく遅くする(PB)R6:給糸体の径の変化による到
達タイミングの変化Tがやや太き< (PS).かつ、
平均値誤差μがプラスの側に非常に大きい(PB)なら
ば、打出し開始峙Sを少し早くする(NS)R7:給糸
体の径の変化による到達タイミングの変化Tがやや太き
< (PS).かつ、平均値誤差μがプラスの側に少し
大きい(ps)ならば、打出し開始時Sをほとんど変え
ない(ZE)R8;給糸体の径の変化による到達タイミ
ングの変化Tがやや太き< (PS).かつ、平均値誤
差μがほとんどない(ZE)ならば、打出し開始時Sを
ほとんど変えない(ZE) R9:給糸体の径の変化による到達タイミングの変化T
がやや太き< (PS),かつ、平均値誤差μがマイナ
スの側に少し大きい(NS)ならば、打出し開始時Sを
ほとんど変えない(ZE)RIO:給糸体の径の変化に
よる到達タイミングの変化Tがやや太き< (PS)、
かつ、平均値誤差μがマイナスの側に非常に大きい(N
B)ならば、打出し開始時Sを少し遅くする(ps)R
11:給糸体の径の変化による到達タイミングの変化T
がほとんどな< (ZE).かつ、平均値誤差μがプラ
スの側に非常に大きい(PB)ならば、打出し開始時S
を少し早くする(NS)R12:給糸体の径の変化によ
る到達タイミングの変化Tがほとんどな< (ZE)、
かつ、平均値誤差μがプラスの側に少し大きい(ps)
ならば、打出し開始時Sをほとんど変えない(2E) R13:給糸体の径の変化による到達タイミングの変化
Tがほとんどな< (ZE)、かつ、平均値誤差μがほ
とんどない(ZE)ならば、打出し開始時Sをほとんど
変えない(ZE) R14;給糸体の径の変化による到達タイミングの変化
Tがほとんどな< (ZE)、かつ、平灼値誤差μがマ
イナスの側に少し大きい(NS)ならば、打出し開始時
Sをほとんど変えない(2E) R15二給糸体の径の変化による到達タイミングの変化
Tがほとんどな< (ZE).かつ、平均埴誤差μがマ
イナスの側に非常に大きい(NB)ならば、打出し開始
時Sを少し遅くする(ps)祁3図に示すように、ファ
ジィ推論回路56は、設定3 6 0 aに設定された
値下と、比較器76から出力される平均値誤差μと、記
憶器58に記惧されている第2図(A),(D),(F
)に示すメンバーシップ関数と、記+!!器58に記憶
されているファジィ制御規則R1〜R15とを取り込む
次いで、ファジィ推論回路56は、値Tと、平均値誤差
μと、第2図(A)および(D)に示すメンバーシップ
関数とを基に、ファジィ制御規?ll R 1〜R15
の前件部に対する値Tおよび平均値誤差μの合致度すな
わち適合度wl”wl5をファジィ制御規則R1〜R1
5毎に求める。
次いで、ファジィ推論回路56は、求めた通合度wl〜
wl5と、第2図(F)に示すメンバーシップ関数とを
基に、ファジィ制御規則R1〜R15の後件部すなわち
関数ul”ul5をファジィ制御規則毎に求める。
各適合度wl−wl5および各閣数ul−■ul5は、
第4図(1)〜第4図(3〉に示すようにして求められ
る。たとえば、ファジィ制御規則R1については、第4
図(1)の(R1)に示すように、値Tおよび平均値誤
差μと、値Tおよび平均値誤差μに対応して前件部に設
定されたメンバーシップ関数PBおよびPBとの適合度
をそれぞれ求め、各適合度の共通部分、すなわち最も小
さい適合度をこのファジィ制御規則の前件部に対応する
適合度wlとする。その後、ファジィ制御規+1+1 
R 1の後件部のメンバーシップ関IaNBを求めた適
合度でカット(頭切り)し、求めた適合度とメンバーシ
ップ関数NBとの最小値(共通部分のことであり、図中
に斜線で示す。)を求める。こうして、ファジィ制御規
則R1における閏数u1が推論される。以下、同様にし
て、ファジジ制御規則R2〜Rl5における関数u2〜
uL5がそれぞれ推論される。なお、適合度Wがゼロの
場合は、対応する関数Uもゼロになる。
次に、ファジィ推論回路56は、求めた関数ulNul
5を第4図(0)に示lすように瓜ね合わされて合成す
ることにより合成メンバーシップ関数すなわちファジィ
集合S(u)を求めた後、ファジィ集合の重心の値S0
を求める。この重心の値とは、合成メンバーシップ関数
の面積を半分にする横軸上の値であり、ファジィ推論回
路56は、この値をファジィ制御規則R1〜R15全体
の推論結果の確定値、すなわち打出し開始時を増減すべ
き修正値S0とする。
次いで、ファジィ推論回路56は、現在の打出し開始時
に修正値Soを加算することにより、新たな打出し開始
時Sを算出する。新たな打出し開始+15 3は、修正
値S0が正であれば、現在の打出し開始侍より遅くなり
、負であれば早くなる。
次いで、ファジィ推論回路56は、新たな打出し開始時
Sを次回の打出し開始時としてタイミングコントローラ
64へ供給し、同時に、予め設定された流体の圧力Pお
よび噴出期間dをコントローラ62およびタイミングコ
ントローラ64へ供給する。これにより、圧力コントロ
ーラ62はファジィ推論回路56から供給された圧力と
なるように圧力:A整器38,42を制御し、また、タ
イミングコントローラ64はファジィ推論回路56から
供給された打出し開始時Sおよび噴出期間dとなるよう
に開閉弁40.44および電磁ソレノイド24を制御ず
る。ピン26による緯糸12の解舒時、メインノズル3
2からの流体の噴出開始時、および、サブノズル34か
らの流体の噴出開始時は、連動して制御される。
ファジィ推論回路56から圧力コントローラ62および
タイミングコントローラ64へ供給される圧力Pおよび
噴出期間dは、入力ユニット60に予め設定された初期
設定値とすることができる。しかし、上記の同様の手法
により新たな圧力Pおよび噴出期間dを求め、該新たな
圧力Pおよび噴出期間dをファジィ推論回路56から圧
力コントローラ62およびタイミングコントローラ64
へ供給するようにしてもよい。
ファジィ推論回路56において新たな打出し開始時Sを
算出する代りに、修正値Soをファジィ推論回路56か
らタイミングコントローラ64へ供給し、タイミングコ
ントローラ64で新たな打出し開始時Sを算出するよう
にしてもよい。
上記の打出し開始時の修正は、n回(nは、1以上の整
数)の緯入れ毎に行われる。これにより、打出し開始時
は、一つの給糸体の緯糸の緯入れが終了するまで漸次修
正される。
第2の検出器68の検出信号(ビッグテール信号)がフ
ァジィ推論回路56に供給されると、すなわち、緯入れ
に用いられる給糸体が切り替えられると、打出し開始時
は、織機毎に予め設定された初期設定値に戻された後、
再び上記の手法により修正される。
上記と同様のファジィ推論の手法により、次のit+{
I御をすることができる。
a:給糸体の径の変化による到達タイミングの変化Tと
、平均値誤差μ(または、ばらつき誤差σ)とを用いる
、緯入れ用流体の圧力Pまたはn(1出期間dの制御 b:給糸体毎の到達タイミングの変化Dと、平均値誤差
μ(または、ばらつき誤差σ)とを川いる、緯糸の打出
し開始時S,!入れ用流体の『力Pまたは噴出期間dの
制御 また、上記の制御を組合わせて緯糸の実際の到達タイミ
ングを制御してもよい。
給糸体の径の変化による到達タイミングの変化Tと、ば
らつき誤差σとを用いて、緯入れ用流体の圧力Pを制御
するときのファジィ;tl11御規則のり(ファジィ制
御規則R1に対応する)を例示すると、次のとおりであ
る。
aR1 :給糸体の径の変化による到達タイミングの変
化Tが太き< (PB).かつ、ばらつき誤差σがプラ
スの側に非常に大きい(PB)ならば、圧力Pを大きく
上げる(PB) 給糸体の径の変化による到達タイミングの変化Tと、平
均値誤差μとを用いて、緯入れ用流体の圧力Pまたは噴
出期間dを制御するときのファジィjν1御規則の一つ
(ファジィ制御規則R1に対応する)を例示すると、次
のとおりである。
bR1 :給糸体の径の変化による到達タイミングの変
化Tが太き< (PB)、かつ、平均値誤差μがプラス
の側に非常に大きい(PB)ならば、圧力Pを大きく上
げる(PB),または、噴出期間dを大きく長くする(
PB) 給糸体毎の到達タイミングの変化Dと、平均値誤差μ(
または、ばらつき誤差0)とを用いて、打出し開始時S
.緯入れ用流体の圧力P、または、噴出期間dをitI
II御するときのファジィ制御規則の一つ(ファジィ制
御規則R1に対応する)を例示すると、次のとおりであ
る。
cR1 :給糸体毎の到達タイミングの変化Dが太き<
 (PB).かつ、平均値誤差μ(または、ばらつき誤
差0)がプラスの側に非常に大きい(PB)ならば、打
出し開始時Sを少し早くする(NS),圧力Pを少し」
二げる(ps),または、噴出期間dを少し長くする(
ps)上記のファジィ制御規則のほかに、新たに算出さ
れた制御パラメータの値が許容範囲を越えたとき、他の
制御パラメータを制御する制御規則を付加して、二重制
御とすることが好ましい。このような制御規則の一例を
次に示す。
Ra:新たな打出し開始時がプラスの側の許容限界値よ
り大きい(遅すぎる)または同じならば、打出し開始時
を修正する代りに流体の圧力Pを低くする Rb:新たな打出し開始時がマイナスの側の許容限界値
より小さい(早すぎる)または同じならば、打出し開始
時を修正する代りに流体の圧力Pを高くする(または、
流体の噴出期間を長くする) 制御規則RaおよびRbは、打出し開始時Sを制御する
場合の例であるが、流体の圧力Pまたは琉体の噴出期間
dを制御する場合も同様の制御規則とすることができる
流体の圧力Pおよび噴出期間d、特に、サブノズル34
からの流体の圧力Pおよび噴出期間dの変化は、緯糸の
到達タイミングに大きく影響する。このことから、上記
のファジィ制御規則を用いる代りに、次のファジィ制御
規則を用いて圧力Pおよび噴出期間dを制御することが
できる。
★:ばらつき誤差σがプラスの側に非常に大きければ(
PB),噴出期間dを大きく長くし(PB),流体の圧
力Pを少し上げる(ps)★:ばらつき誤差σがプラス
の側に少し大きければ(ps),噴出期間dを少し長く
する(ps) ★・ばらつき誤差σがほとんどなければ(2E)、哨出
期間dをほとんど変えない(ZE)★:ばらつき誤差σ
がマイナスの側に少し小さければ(NS),噴出期間d
を少し短くする(NS) ★:ばらつき誤差σがマイナスの側に非常に小さければ
(NB),噴出期間dを大きく短くし(NB),圧力P
を少し下げる(NS)緯入れすべき給糸体が切り替えら
れたとき、緯糸の打出し開始時S、流体の圧力P、およ
び、噴出期間dとして初期設定値を用いると、到達タイ
ミングが大きく変化することがある。このような場合は
、第2の検出器68からファジィ推論回路56にビッグ
テール信号が供給されたときから、所定の複数回の緯入
れの間、平均値誤差μまたはばらつき誤差σの大小によ
り、緯糸の打出し開始1155,IQ入れ用流体の圧力
P、または、噴出期間dを修正することが好ましい。こ
のような制御に用いるファジィ制御規則の一例を以下に
示す。
★1:給糸体毎の到達タイミングの変化Dが太き< (
PB),平均値誤差μがプラスの側に非常に大きい(P
B)ならば、打出し開始時Sを大きく早<L,(NB)
,圧力Pを大きく上げる(PB) ★2:給糸体毎の到達タイミングの変化Dが太き< (
PB)、平均値誤差μがプラスの側に少し大きい(ps
)ならば、打出し開始時Sを少し早<L,(NS),圧
力Pを少し上げる(ps)★3:給糸体毎の到達タイミ
ングの変化Dが太き< (PB)、平均値誤差μがほと
んどない(ZE)ならば、打出し開始時Sおよび圧力P
をほとんど変えない(ZE) ★4:給糸体毎の到達タイミングの変化Dが太き< (
PB).平均値誤差μがマイナスの側に少し大きい(N
S)ならば、打出し開始時Sを少し遅<t,(PS).
圧力Pを少し下げる(NS)★5:給糸体毎の到達タイ
ミングの変化Dが太き< (PB),平均値誤差μがマ
イナスの側に非常に大きい(NB)ならば、打出し開始
時Sを大きく遅<L/(PB),圧力Pを大きく下げる
(NB) ★6:給糸体毎の到達タイミングの変化Dがやや太き<
 (PS)、平均値誤差μがプラスの側に非常に大きい
(PB)ならば、打出し開始時Sを少し早<L(NS)
,圧力Pを少し上げる(ps) ★7:給糸体bjの到達タイミングの変化Dがやや太き
<(PS).平均値誤差μがプラスの側に少し大きい(
ps)ならば、打出し開始時Sを少し甲<L/(NS)
,圧力Pを少し上げる(ps)★8:給糸体毎の到達タ
イミングの変化Dがやや太き< (PS).平均値誤差
μがほとんどない(ZE)ならば、打出し開始時Sおよ
び圧力Pをほとんど変えない(ZE) ★9:給糸体毎の到達タイミングの変化Dがやや大さ<
(PS).平均値誤差μがマイナスの側に少し大きい(
NS)ならば、打出し開始時Sを少し遅< し(ps)
,圧力Pを少し下げる(NS) ★10:給糸体毎の到達タイミングの変化Dがやや太き
< (PS),平均値誤差μがマイナスの側に非常に大
きい(NB)ならば、打出し開始時Sを少し遅<L(P
B),圧力Pを少し下げる(NS) ★11:給糸体毎の到達タイミングの変化Dがほとんど
な< (ZE),平均値誤差μがプラスの側に非常に大
きい(PB)ならば、打出し開始時Sを少し早< L 
(NS),圧力Pを少し上げる(ps) ★12:給糸体毎の到達タイミングの変化Dがほとんど
な< (ZE),平均値誤差μがプラスの側に少し大き
い(ps)ならば、打出し開始時Sを少し早<し(NS
),圧力Pを少し上げる(ps) ★13:給糸体毎の到達タイミングの変化Dがほとんど
な< (ZE),平均値誤差μがほとんどない(ZE)
ならば、打出し開始時Sおよび圧力Pをほとんど変えな
い(ZE) ★14:給糸体毎の到達タイミングの変化Dがほとんど
な< (ZE)、平均値誤差μがマイナスの側に少し大
きい(NS)ならば、打出し開始時Sを少し遅<し(P
S),圧力Pを少し下げる(NS) ★15;給糸体毎の到達タイミングの変化Dがほとんど
な<(ZE),平均値誤差μがマイナスの側に非常に大
きい(NB)ならば、打出し開始時Sを少し遅<L(P
B).圧力Pを少し下げる(NS) 上記制御において、平均値誤差μに代えて、ばらつき誤
差σを用いるファジィ制御規則の一例を以下に示す。
*:給糸体毎の到達タイミングの変化Dが太き< (P
B)、ばらつき誤差σがプラスの側に非常に大きい(P
B)ならば、圧力を大きく上げる(PB) *:給糸体毎の到達タイミングの変化Dが太き< (P
B),ばらつき誤差σがプラスの側に少し大きい(ps
)ならば、圧力を少し上げる(ps) *;給糸体毎の到達タイミングの変化Dが太き< (P
B),ばらつき誤差σがプラスの側にほとんどない(Z
E)ならば、圧力をほとんど変えない(ZE) *:給糸体毎の到達タイミングの変化Dが太き<(PB
).ばらつき誤差σがマイナスの側に少し大きい(NS
)ならば、圧力を少し下げる(ZE) *:給糸体毎の到達タイミングの変化Dが太き< (P
B).ばらつき誤差σがマイナスの側に非常に大きい(
NB)ならば、圧力を大きく下げる(NB) 給糸体の一部分における到達タイミングの突然の変化M
は、平均値誤差μ(または、ばらつき誤差σ)とともに
、緯糸の打出し開始時S、緯入れ用流体の圧力P、また
は、噴出期間dの制御に用いることができる。このよう
なファジィ制御規則の一つ(ファジィ制御規則R1に対
応する)を例示すると、次のとおりである。
★:給糸体の一部分における到達タイミングの突然の変
化Mが太き< (PB)、かつ、平均値誤差μ(または
、ばらつき誤差σ)がプラスの側に非常に大きい(PB
)ならば、打出し開始時Sを大きく早くする(NB)、
圧力Pを大きく上げる(PB),または、噴出期間dを
大きく長くする(PB) しかし、給糸体の一部分における到達タイミングの突然
の変化Mの大小は、平均値誤差μまたはばらつき誤差σ
の算出のための期間すなわち糾入れ回数kの修正に用い
ることが好ましい。このための制御規則の例を以下に示
す。
★:給糸体の一部分における到達タイミングの突然の変
化Mが大きい(PB)ならば、緯入れ回数kを大きく小
さくする(NB) ★:給糸体の一部分における到達タイミングの突然の変
化Mがやや大きい(ps)ならば、緯入れ回数kを少し
小さくする(NS) ★:給糸体の一部分における到達タイミングの突然の変
化Mがほとんどない(ZE)ならば、緯入れ回数kをほ
とんど変えない(ZE)なお、第l図に示すように、糾
糸12の拘束切れを検出する第3の検出器82を設け、
該第3の検出器の出力イ3号を裁に、緯糸12が拘束切
れとなるときに緯入れ開始時S、圧力Pまたは噴出期間
dを制御してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の制御装置を備えた織機の−実施例を示
す図、第2図はメンバーシップ関数の一実施例を示す図
、第3図はファジィ制御回路のフローチャートを示す図
、第4図(1),(2).(3)はファジィ推論を説明
するための図である。 10:織機、     12:iQ糸、16:給糸体、
    20:経糸、 22:開口、     24:電磁ソレノイド、32:
メインノズル、34:サブノズル、36:圧力源、  
 38.42+圧力調整器、40,44:開閉弁、46
:主軸、 52:エンコーダ、  56:ファジィ推論回路、58
:記憶器、    58a:メモリーカード、58b:
書込み読取り機構、60:入力ユニット62:圧力コン
トローラ、 64:タイミングコントローラ、 66.68:検出器、 70:到達タイミング検出回路、 72:平均値算出番、 74:ばらつき算出番、 76:平均値誤差算出川の比較器、 78、ばらつき誤差算出川の比較益。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)緯入れのためのアクチュエータを備えるジェット
    ルームの緯入れ制御装置であって、緯糸が所定の箇所へ
    到達する到達タイミングに関する傾向を設定する設定手
    段と、前記緯糸が所定の箇所に到達したことを検知して
    その旨を意味する電気信号を発生する検出手段と、前記
    設定手段に設定された傾向および前記検出手段の出力信
    号を基に、緯入れの制御に用いる制御パラメータの修正
    値をファジィ推論により推論し、推論した前記修正値を
    基に前記アクチュエータを制御する制御手段とを含む、
    ジェットルームの緯入れ制御装置。
  2. (2)前記設定手段は、前記緯糸が巻かれた給糸体の径
    の変化に起因する到達タイミングの変化の大小、給糸体
    毎の到達タイミングの変化の大小、および、給糸体の一
    部における到達タイミングの突然の変化の大小のうちの
    少なくとも一つを前記傾向として設定する手段である、
    請求項(1)に記載のジェットルームの緯入れ制御装置
  3. (3)前記制御パラメータは、前記緯糸の打出し開始時
    、緯入れ用流体の噴出期間、および、緯入れ用流体の圧
    力のうちの少なくとも一つである、請求項(1)に記載
    のジェットルームの緯入れ制御装置。
  4. (4)前記制御手段は、前記検出手段の出力信号を基に
    して前記到達タイミングの目標値と実際値との差を算出
    する算出器と、算出した値と前記設定手段に設定された
    傾向とを基に前記修正値を推論して新たな制御パラメー
    タを求めるファジィ推論回路と、該ファジィ推論回路か
    ら出力される前記新たな制御パラメータを基に前記アク
    チュエータを制御するコントローラとを含む、請求項(
    1)に記載のジェットルームの緯入れ制御装置。
  5. (5)前記制御手段は、さらに、前記ファジィ推論に用
    いるメンバーシップ関数および制御規則が記憶されたメ
    モリーカードと、該メモリーカードから情報を読み取る
    読取り機構を含む、請求項(4)に記載のジェットルー
    ムの緯入れ制御装置。
  6. (6)さらに、緯糸の継目を検出する継目検出手段を含
    み、前記制御手段は、前記継目検出手段の検出信号を受
    け、該検出信号を受けたことにより、前記制御パラメー
    タを初期設定値に戻す、請求項(1)に記載のジェット
    ルームの緯入れ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5322089A (en) * 1991-11-12 1994-06-21 Tsudakoma Kogy Kabushiki Kaisha Fuzzy inference circuit apparatus for controlling weaving nozzle fluid pressure

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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