JPH0310428Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0310428Y2 JPH0310428Y2 JP1603286U JP1603286U JPH0310428Y2 JP H0310428 Y2 JPH0310428 Y2 JP H0310428Y2 JP 1603286 U JP1603286 U JP 1603286U JP 1603286 U JP1603286 U JP 1603286U JP H0310428 Y2 JPH0310428 Y2 JP H0310428Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- drive plate
- flywheel
- damping
- torque
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000013016 damping Methods 0.000 claims description 12
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の目的〕
(産業上の利用分野)
本考案は、エンジンのトルク変動吸収装置に関
する。
する。
(従来の技術)
自動車や船舶等のエンジンには、そのトルク変
動を吸収するために、動力伝達装置にトルク変動
吸収装置が設けられる。
動を吸収するために、動力伝達装置にトルク変動
吸収装置が設けられる。
従来のこの種のトルク変動吸収装置には、たと
えば特開昭55−20930号公報および特開昭55−
20964号公報に示されたものや、第4図に示され
るような装置がある。
えば特開昭55−20930号公報および特開昭55−
20964号公報に示されたものや、第4図に示され
るような装置がある。
従来装置を第4図を用いて予め説明する。この
トルク変動吸収装置は、エンジンのクランク軸に
連結されて回転するドライブプレート101と、
ドライブプレート101に対して同心的に並立し
かつ相対回転可能に従動側部材に連結されて回転
するフライホイール102とから慣性体が構成さ
れ、ドライブプレート101とフライホイール1
02との間にわたつて、ばね機構103と減衰・
トルクリミツト機構104が配設された装置から
成つており、クランク軸の回転がドライブプレー
ト101、ばね機構103、減衰・トルクリミツ
ト機構104を介してフライホイール102に伝
えられ、トルク変動が吸収されるようになつてい
る。
トルク変動吸収装置は、エンジンのクランク軸に
連結されて回転するドライブプレート101と、
ドライブプレート101に対して同心的に並立し
かつ相対回転可能に従動側部材に連結されて回転
するフライホイール102とから慣性体が構成さ
れ、ドライブプレート101とフライホイール1
02との間にわたつて、ばね機構103と減衰・
トルクリミツト機構104が配設された装置から
成つており、クランク軸の回転がドライブプレー
ト101、ばね機構103、減衰・トルクリミツ
ト機構104を介してフライホイール102に伝
えられ、トルク変動が吸収されるようになつてい
る。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、上記の従来のトルク変動吸収装
置においては、減衰・トルクリミツト機構104
とばね機構103とを連結するドリブンデイスク
105を2枚使用し、ばね機構103のばね部材
106の端面受けとコーンスプリング107の受
けを行なつている。そのためばね部材106の端
面中心とドライブプレート101の側部との距離
は、コーンスプリング107の配置スペース厚S
の2分の1を考慮しなければならなく、C+t+
S/2となり、装置全体の厚みが増すこととな
る。
置においては、減衰・トルクリミツト機構104
とばね機構103とを連結するドリブンデイスク
105を2枚使用し、ばね機構103のばね部材
106の端面受けとコーンスプリング107の受
けを行なつている。そのためばね部材106の端
面中心とドライブプレート101の側部との距離
は、コーンスプリング107の配置スペース厚S
の2分の1を考慮しなければならなく、C+t+
S/2となり、装置全体の厚みが増すこととな
る。
本考案は、上記装置の厚みを増すことなく、ば
ね部材の端面を確実に受けるようにすることを、
技術的課題とする。
ね部材の端面を確実に受けるようにすることを、
技術的課題とする。
(問題点を解決するための手段)
上記技術的課題を達成するために講じた技術的
手段は、ばね機構と減衰・トルクリミツト機構と
を構成・直結するドリブンデイスクをばね機構の
ばね部材の端面中心点を通るよう位置させること
である。
手段は、ばね機構と減衰・トルクリミツト機構と
を構成・直結するドリブンデイスクをばね機構の
ばね部材の端面中心点を通るよう位置させること
である。
(作用)
上記手段により、ばね部材の端面中心はドライ
ブプレート側部との距離は、コーンスプリングの
スペース分を考慮することなく、C+T/2(た
だしTは2tに相当する)でよい。
ブプレート側部との距離は、コーンスプリングの
スペース分を考慮することなく、C+T/2(た
だしTは2tに相当する)でよい。
(実施例)
以下に、本考案のトルク変動吸収装置の望まし
い実施例を図面を参照して説明する。
い実施例を図面を参照して説明する。
第1図および第2図において、駆動軸としての
図示しないエンジンクランクシヤフトには、ドラ
イブプレート2がボルトにより連結されて一体回
転する。ドライブプレート2はリング状のドライ
ブプレート本体2a,2bを鋼板の側板2c,2
dで両側から挟み、これらをリベツト3、ねじ4
で、一体に結合したものから成る。ドライブプレ
ート本体2aの外周にはスタータ用のリングギヤ
が構成されている。
図示しないエンジンクランクシヤフトには、ドラ
イブプレート2がボルトにより連結されて一体回
転する。ドライブプレート2はリング状のドライ
ブプレート本体2a,2bを鋼板の側板2c,2
dで両側から挟み、これらをリベツト3、ねじ4
で、一体に結合したものから成る。ドライブプレ
ート本体2aの外周にはスタータ用のリングギヤ
が構成されている。
ドライブプレート2に並立させて、かつドライ
ブプレート2に同軸上に、ドライブプレート2と
相対回動可能にフライホイール6が配設されてお
り、ベアリング7を介してドライブプレート2に
回転可能に支持されている。フライホイール6は
後述する減衰・トルクリミツト機構15を収納す
るためにフライホイール本体6aとドリブンプレ
ート6bの2分割構成となつており、フライホイ
ール本体6aとドリブンプレート6bはボルト1
0によつて互に一体的に結合されている。
ブプレート2に同軸上に、ドライブプレート2と
相対回動可能にフライホイール6が配設されてお
り、ベアリング7を介してドライブプレート2に
回転可能に支持されている。フライホイール6は
後述する減衰・トルクリミツト機構15を収納す
るためにフライホイール本体6aとドリブンプレ
ート6bの2分割構成となつており、フライホイ
ール本体6aとドリブンプレート6bはボルト1
0によつて互に一体的に結合されている。
ドライブプレート2とフライホイール6との間
には、ばね機構12が設けられている。ばね機構
12は、ばね部材であるコイルスプリング13、
該コイルスプリング13の両端に設けられた、ス
プリング13よりつよいばね定数をもつて変形し
得るスプリングシート14から成る。コイルスプ
リング13の両端に設けられたスプリングシート
14は互に同形状のものが用いられるが、一方の
スプリングシート14はドライブプレート2の本
体2aの半径方向突出部の一側に当接し、他方の
スプリングシート14は、後述する減衰・トルク
リミツト機構15のドリブンデイスク16の半径
方向外方延設部に当接し得る構造となつている。
には、ばね機構12が設けられている。ばね機構
12は、ばね部材であるコイルスプリング13、
該コイルスプリング13の両端に設けられた、ス
プリング13よりつよいばね定数をもつて変形し
得るスプリングシート14から成る。コイルスプ
リング13の両端に設けられたスプリングシート
14は互に同形状のものが用いられるが、一方の
スプリングシート14はドライブプレート2の本
体2aの半径方向突出部の一側に当接し、他方の
スプリングシート14は、後述する減衰・トルク
リミツト機構15のドリブンデイスク16の半径
方向外方延設部に当接し得る構造となつている。
減衰・トルクリミツト機構15は、フライホイ
ール6に保持されており、ドリブンデイスク16
と、そのフライホイール本体6a側に配されるコ
ーンスプリング17及びスラストプレート20
と、スラストプレート20とフライホイール本体
6aとの間及びドリブンデイスク16とドリブン
プレート6bとの間にそれぞれ配されるライニン
グ16aとから成る。コーンスプリング17はラ
イニング16aをフライホイール6側に押しつけ
その摺動摩擦損失によりトルク変動の振動に減衰
作用を与える。コーンスプリング17によつてド
リブンデイスク16のフライホイール6への押し
つけ力がきまるが、トルクがこの押しつけ力によ
つて定まる摩擦力以内のときはドリブンデイスク
16とフライホイールは一体になつて回転し、ト
ルクが摩擦力をこえるとドリブンデイスク16と
フライホイール6は相対滑りを生じ、摩擦力をこ
えるトルクの伝達をカツトする。
ール6に保持されており、ドリブンデイスク16
と、そのフライホイール本体6a側に配されるコ
ーンスプリング17及びスラストプレート20
と、スラストプレート20とフライホイール本体
6aとの間及びドリブンデイスク16とドリブン
プレート6bとの間にそれぞれ配されるライニン
グ16aとから成る。コーンスプリング17はラ
イニング16aをフライホイール6側に押しつけ
その摺動摩擦損失によりトルク変動の振動に減衰
作用を与える。コーンスプリング17によつてド
リブンデイスク16のフライホイール6への押し
つけ力がきまるが、トルクがこの押しつけ力によ
つて定まる摩擦力以内のときはドリブンデイスク
16とフライホイールは一体になつて回転し、ト
ルクが摩擦力をこえるとドリブンデイスク16と
フライホイール6は相対滑りを生じ、摩擦力をこ
えるトルクの伝達をカツトする。
スラストプレート20の外周部には爪20aが
形成されドリブンデイスク16の窓部に係止さ
れ、ドリブンデイスク16と一体回動可能になつ
ている。
形成されドリブンデイスク16の窓部に係止さ
れ、ドリブンデイスク16と一体回動可能になつ
ている。
ドリブンデイスク16はコイルスプリング13
の端面中心を通るよう配されており、従来の2枚
式のものと同等の強度を保つため厚さTは2倍
(T=2t)になつている。これによりコイルスプ
リング13の端面中心とドライブプレート側板2
cとの距離はC+T/2となり、コーンスプリン
グ17の厚さに関係なく設定できる。
の端面中心を通るよう配されており、従来の2枚
式のものと同等の強度を保つため厚さTは2倍
(T=2t)になつている。これによりコイルスプ
リング13の端面中心とドライブプレート側板2
cとの距離はC+T/2となり、コーンスプリン
グ17の厚さに関係なく設定できる。
第3図においては、スラストプレート20′の
爪20a′を内周側に設け、ドリブンデイスク16
に係止したものである。
爪20a′を内周側に設け、ドリブンデイスク16
に係止したものである。
ばね部材の端面中心とドライブプレート側部と
の距離は、コーンスプリングのスペース分を考慮
することなく、C+T/2(ただしTは2tに相当
する)でよく、装置を薄型化できる。
の距離は、コーンスプリングのスペース分を考慮
することなく、C+T/2(ただしTは2tに相当
する)でよく、装置を薄型化できる。
第1図は本考案の一実施例に係るトルク変動吸
収装置の断面図であり第2図の−線に沿う断
面図、第2図は第1図の装置の一部を破断して内
部構造を示した正面図、第3図は本考案の別の実
施例の断面図及び第4図は従来のトルク変動吸収
装置の断面図である。 1……駆動軸(クランク軸)、2……ドライブ
プレート、2c,2d……側板、6……フライホ
イール、6a……フライホイール本体、6b……
ドリブンプレート、12……ばね機構、13……
コイルスプリング(ばね部材)、15……減衰・
トルクリミツト機構、16……ドリブンデイス
ク、20,20′……スラストプレート。
収装置の断面図であり第2図の−線に沿う断
面図、第2図は第1図の装置の一部を破断して内
部構造を示した正面図、第3図は本考案の別の実
施例の断面図及び第4図は従来のトルク変動吸収
装置の断面図である。 1……駆動軸(クランク軸)、2……ドライブ
プレート、2c,2d……側板、6……フライホ
イール、6a……フライホイール本体、6b……
ドリブンプレート、12……ばね機構、13……
コイルスプリング(ばね部材)、15……減衰・
トルクリミツト機構、16……ドリブンデイス
ク、20,20′……スラストプレート。
Claims (1)
- 駆動軸に連結されるドライブプレートと該ドラ
イブプレートと同軸上に配され相対回転可能にド
ライブプレート上に支持されるフライホイールと
で慣性体を構成し、前記ドライブプレートと前記
フライホイールとの間に、ばね機構、減衰・トル
クリミツト機構およびヒステリシス機構を介在さ
せ、前記駆動軸の回転を前記ドライブプレートお
よびばね機構、減衰・トルクリミツト機構、ヒス
テリシス機構を介して前記フライホイールに伝達
させるトルク変動吸収装置において、前記ばね機
構と前記減衰・トルクリミツト機構を構成・連結
するドリブンデイスクを前記ばね機構のばね部材
の端面中心点を通るよう位置させてなるトルク変
動吸収装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1603286U JPH0310428Y2 (ja) | 1986-02-06 | 1986-02-06 | |
GB8700822A GB2186344B (en) | 1986-02-06 | 1987-01-15 | Torque variation absorbing devices |
DE19873701444 DE3701444A1 (de) | 1986-02-06 | 1987-01-20 | Vorrichtung zur absorption einer drehmomentaenderung |
FR8701267A FR2593870B1 (fr) | 1986-02-06 | 1987-02-03 | Dispositif d'absorption des variations d'un couple |
US07/232,561 US4932921A (en) | 1986-02-06 | 1988-08-12 | Torque variation absorbing device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1603286U JPH0310428Y2 (ja) | 1986-02-06 | 1986-02-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62128250U JPS62128250U (ja) | 1987-08-14 |
JPH0310428Y2 true JPH0310428Y2 (ja) | 1991-03-14 |
Family
ID=30807520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1603286U Expired JPH0310428Y2 (ja) | 1986-02-06 | 1986-02-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0310428Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0723640Y2 (ja) * | 1988-03-31 | 1995-05-31 | 三菱自動車工業株式会社 | トルク変動吸収装置 |
-
1986
- 1986-02-06 JP JP1603286U patent/JPH0310428Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62128250U (ja) | 1987-08-14 |
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