JPH0310270Y2 - - Google Patents

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JPH0310270Y2
JPH0310270Y2 JP1983180591U JP18059183U JPH0310270Y2 JP H0310270 Y2 JPH0310270 Y2 JP H0310270Y2 JP 1983180591 U JP1983180591 U JP 1983180591U JP 18059183 U JP18059183 U JP 18059183U JP H0310270 Y2 JPH0310270 Y2 JP H0310270Y2
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decorative surface
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foam
back surface
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JP1983180591U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は防火構造、準不燃材などの建築基準法
に規定された防火性能を満足する防火パネルに関
する。
最近、有機高分子発泡体を芯材とした複合板に
対し、種々の防火規制が強化されてきている。そ
れに伴つて、石膏ボードを芯材とする複合板にお
いても、従前のように市販のボードを単に表面材
で挟持した構成では準不燃材、防火構造に合格で
きなくなる状態となつてきた。換言すると、金属
板を表面材とし、芯材として市販の石膏ボードを
用いた複合構造のパネルは、高熱下で表面材が大
きく変形したり、石膏ボードの裏面の炭化による
着色面積が20%以上となり、かつ、裏面に達する
亀裂が生ずることであつた。さらに、芯材の裏面
温度は不燃下地防火構造における加熱で350℃を
越えることが多かつた。
本考案はこのような欠点を除去するため、金属
板からなる表面材の少なくとも化粧面に凹凸模様
を施し、化粧面に現れるオイルキヤンを抑制し、
かつ、凸模様面の空隙に発泡材を充填し、また、
裏打材のうち化粧面と対面する面に高熱下で発泡
膨脹して無機質発泡層を形成する発泡性無機材を
含浸、コーテイング、固着のいずれかにより存在
せしめた裏打材を表面材で挟持し、高熱下におい
て前記化粧面の凸模様裏面と裏打材間の空隙、お
よび凹模様裏面間の間隙に不燃性にして断熱性に
富む無機質発泡層を確実に、かつ、大規模に形成
することにより防火構造(不燃下地)、準不燃材
料に合格しうる防火パネルを提案するものであ
る。
以下に、図面を用いて、本考案に係る防火パネ
ルの一実施例について詳細に説明する。第1図は
本考案に係る防火パネルの縦断面略図であり、
は表面材、18は裏打材、19は発泡性無機材で
あり、表面材を断面凹状に形成すると共に、裏
打材18をその両側縁を内方に屈曲して挟持し、
かつ、表面材の裏面と裏打材18の表面との間
に形成される空隙に発泡性無機材19を固着した
防火パネルである。さらに説明すると、表面材
は金属板、例えば表面処理鋼板、アルミニウム
板、銅板、ステンレス板、亜鉛アルミ合金メツキ
鋼板を第2図に示すように成形したものである。
すなわち、表面材は、少なくとも凹模様2、凸
模様3を任意に分布した長方形状の化粧面4と、
その長手方向の両側縁を内方に屈曲した側壁5,
6とから形成した凹状の主体7と、側壁5の先端
を内方にコ字状に屈曲して突起8を設けると共
に、その端縁を外側方へ突出して差込縁9を形成
し、かつ、その先端を必要により屈曲して舌片1
0を形成した雄型連結部11と、他側壁6の先端
を内方へコ字状に屈曲して差込溝12を設けると
共に、その下縁13を外側方へ突出して延長部1
4を形成し、その途中に必要により側壁6と平行
に突条15を設け、延長部14の先端を屈曲した
舌片16を有する雌型連結部17とから構成した
ものである。さらに説明すると、凹模様2、凸模
様3は少なくとも化粧面4に形成するものであ
り、その形状は任意であり、化粧面4における凹
凸模様2,3の分布割合は1:1、あるいは任意
とし、その深さΔhは0.2〜3mmとしたものであ
る。前記、主体7は裏打材18を収納するもので
あり、突起8と差込溝12は裏打材18を離脱な
く挟持するのに役立つものである。さらに、差込
溝12は差込縁9を嵌挿し、防火パネルを連結す
るのに役立ち、突条15は防水、および係合力の
強化部として機能するものである。また、裏打材
18は芯材、防火材、被覆材、および補強材とし
て機能するものであり、例えば石膏ボード、ラス
ボード、珪酸カルシウム板、炭酸カルシウム板、
パーライト板、発泡石膏、ロツクウール、石膏ス
ラグを主成分とするような板体、セラミツクフオ
ームの1種からなるものである。なお、石膏ボー
ド以外は面材のない場合が多く、その際は発泡性
無機材19をコーテイング等するものである。さ
らに、発泡性無機材19(以下、単に発泡材とい
う)は化粧面4の凸模様3の裏面に固着すると共
に、裏打材18、例えば第3図a〜cに示すよう
な石膏ボードの片面、特に化粧面4と対面する面
に含浸、コーテング、付着、充填のいずれかによ
り一体に存在させ、表面材が高熱に曝された際
に、発泡膨脹して無機質発泡層を化粧面4の裏面
と裏打材18間の間隙全面に亘つて形成し、表面
の熱による変形を抑制すると共に、裏打材1
8の亀裂、炭化による着色面積の低減、裏面温度
の降下を図るものである。その具体的物質として
は、硼砂、メタ硼酸ソーダ、水ガラス系、リン酸
ソーダ、発泡性防火塗料の1種、もしくは2種以
上からなるものである。さらに、発泡材19の裏
打材18における存在状態を説明すると、第3図
aは石膏ボード用原紙18a(以下、単に原紙と
いう)に第4図a〜cに抽出、拡大して示すうち
のbのように発泡材19を存在させるものであ
り、b,c図はラス石膏ボード18に発泡材19
を存在せしめたものである。さらに説明すると、
第4図aは原紙18aに発泡材19を含浸した裏
打材18、b図は原紙18aに発泡材19をコー
テングした裏打材18、c図は原紙18aに発泡
材19を滴状、粉末状で分布、固着した裏打材1
8である。また、第5図は窪部18bに発泡材1
9を充填すると共に、原紙18aにも発泡材19
を存在させた裏打材18、第6図aは窪部18b
に発泡材19を充填した裏打材、b図は窪部18
bに発泡材19を充填した後に、その表面を塗料
で被覆し、防水性、耐久性を強化した裏打材18
である。
次ぎに製造法につき説明する。
まず、表面材を主体7のようにロール成形
し、次ぎに化粧面4にエンボスロール(図示せ
ず)により凹凸模様2,3を施すと共に凸模様3
の裏面に発泡材19を固着し、裏面材18(ここ
では石膏ボード)を主体7に嵌挿し、次ぎに側壁
5,6を成形機(図示せず)により内方に順次屈
曲し、裏打材18を突起8と差込溝12で挟持す
ると共に、雄型連結部11、雌型連結部17を形
成するものである。
以上説明したのは本考案に係る防火パネルの一
実施例にすぎず、第7図a〜c、第8図および第
9図に示すように形成することもできる。すなわ
ち、第7図a〜cにおける凹凸模様2,3の一例
を示す斜視図であり、a図は直線の凹凸模様2,
3を形成した表面材、b図は菱形の凹凸模様2,
3を交互に分布した表面材、c図は側壁5を傾斜
させ、かつ、全面にエンボス加工した表面材、第
8図は凹凸模様2,3を表面材全体に形成し、
発泡材19を図示の位置に固着した表面材、第9
図は裏面材18を図のように切り欠いて差込縁9
と面一に形成した防火パネルである。また、図示
しないが表面材にエンボス加工された板材を成形
したり、原紙18a面に撥水剤を発泡材含浸等し
た後に被覆することもできる。
上述したように、本考案に係る防火パネルによ
れば、金属板からなる表面材で不燃性の裏面材を
挟持すると共に、表面材における化粧面の凸模様
裏面に発泡材を固着し、かつ、化粧面の裏面と裏
打材に存在した発泡材とで、両部材の間隙に発泡
材からなる無機質発泡層を全面に形成でき、しか
も凸模様の裏面空間にも発泡層をより厚く形成
し、表面材が高熱に曝されても、上記無機質発泡
層の断熱性により、防火構造、準不燃材に合格し
うる特徴がある。発泡材を凸模様、裏打材に固着
した構造としたため、表面材が盛夏において90℃
位になつても防火性能に何等の劣化も生じない特
徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る防火パネルの一実施例を
示す縦断面図、第2図は表面材の一部を示す斜視
図、第3図a〜c、第4図a〜c、第5図、第6
図a,b、第7図a〜c、第8図、および第9図
はその他の実施例を示す説明図である。 ……表面材、2……凹模様、3……凸模様、
4……化粧面、18……裏打材、19……発泡性
無機材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長尺状の金属板の長手方向の両側縁を屈曲して
    断面を凹状に形成すると共に、その少なくとも長
    方形状の化粧面に凹凸模様を形成し、かつ、左右
    側縁に雄型連結部、雌型連結部を設けた表面材の
    裏面に不燃性で、かつ、前記化粧面と対面する表
    面に発泡性無機材を含有した裏打材を挟持したパ
    ネルにおいて、上記化粧面の凸模様裏面と裏打材
    とで形成された空隙に高熱下で発泡膨脹して無機
    質発泡層を形成する発泡性無機材を固着したこと
    を特徴とする防火パネル。
JP18059183U 1983-11-22 1983-11-22 防火パネル Granted JPS6087946U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18059183U JPS6087946U (ja) 1983-11-22 1983-11-22 防火パネル

Applications Claiming Priority (1)

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JP18059183U JPS6087946U (ja) 1983-11-22 1983-11-22 防火パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6087946U JPS6087946U (ja) 1985-06-17
JPH0310270Y2 true JPH0310270Y2 (ja) 1991-03-14

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ID=30391534

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JP18059183U Granted JPS6087946U (ja) 1983-11-22 1983-11-22 防火パネル

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JPS6087946U (ja) 1985-06-17

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