JPS5834920Y2 - 建築用パネル - Google Patents
建築用パネルInfo
- Publication number
- JPS5834920Y2 JPS5834920Y2 JP1979127721U JP12772179U JPS5834920Y2 JP S5834920 Y2 JPS5834920 Y2 JP S5834920Y2 JP 1979127721 U JP1979127721 U JP 1979127721U JP 12772179 U JP12772179 U JP 12772179U JP S5834920 Y2 JPS5834920 Y2 JP S5834920Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating material
- heat insulating
- panel body
- panel
- uneven pattern
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Building Environments (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は金属板製のパネル本体の裏面に断熱材を貼着し
てなる建築用パネルに関する。
てなる建築用パネルに関する。
この種パネルとして、例えば、−側縁に雌形折曲部を設
けるとともに他側縁に雄形接曲部を設けてなる金属板製
のパネル本体の裏面に断熱材を貼着したものが知られて
おり、その接曲部に隣接するパネルの接曲部を次々に嵌
合させて接合することにより適宜面積の壁面を形威させ
ることができるようになっている。
けるとともに他側縁に雄形接曲部を設けてなる金属板製
のパネル本体の裏面に断熱材を貼着したものが知られて
おり、その接曲部に隣接するパネルの接曲部を次々に嵌
合させて接合することにより適宜面積の壁面を形威させ
ることができるようになっている。
ところで、近時この種建築用パネルでは、パネル本体の
表面に裏面にまで及ぶエンボス加工を施して凹凸模様を
形成し、見栄を良くして商品価値等を向上させることが
行なわれているが、この種凹凸模様はパネル本体の裏面
にまでその影響が及ぶので不都合が生じる。
表面に裏面にまで及ぶエンボス加工を施して凹凸模様を
形成し、見栄を良くして商品価値等を向上させることが
行なわれているが、この種凹凸模様はパネル本体の裏面
にまでその影響が及ぶので不都合が生じる。
すなわち、前記断熱材はパネル本体の歪を矯正するに足
る保形力が要求されるため従来硬質の材料により作られ
ていた。
る保形力が要求されるため従来硬質の材料により作られ
ていた。
そのためパネル本体に凹凸模様を形成すると、該パネル
本体と断熱材との間に多くの隙間ができることとなり、
密着度が十分でなく接着強度が激減して長年の使用に、
つまり歪の矯正に耐え得ないという不都合が生じる。
本体と断熱材との間に多くの隙間ができることとなり、
密着度が十分でなく接着強度が激減して長年の使用に、
つまり歪の矯正に耐え得ないという不都合が生じる。
このような不都合を解消する手段として、例えば岩綿ボ
ードのように一定の保形力を有し、しかもその表面が柔
軟で前記凹凸模様を喰込ませ得るような材料を前記断熱
材として使用することが考えられる。
ードのように一定の保形力を有し、しかもその表面が柔
軟で前記凹凸模様を喰込ませ得るような材料を前記断熱
材として使用することが考えられる。
しかしながら、この種材料は一般に吸湿性に富み、しか
も水分を吸収すると強度が低下して保形力が損なわれて
しまうという性質を有している。
も水分を吸収すると強度が低下して保形力が損なわれて
しまうという性質を有している。
したがって、表面平滑なパネル本体に比べてより大きな
歪を有するのを一般とする凹凸模様付きパネル本体にこ
の種材料製の断熱材を単純に適正することには問題があ
る。
歪を有するのを一般とする凹凸模様付きパネル本体にこ
の種材料製の断熱材を単純に適正することには問題があ
る。
本考案はこのような事情に着目してなされたもので、凹
凸模様付きパネル本体の裏面に岩綿ボード等の断熱材を
、その表面に前記凹凸模様を喰込ませた状態で前記パネ
ルの長手方向両端部に余白を残して形威し、この断熱材
の裏面に防水シートを貼着することによって、パネル本
体と断熱材との剥離が生じに＜＜、シかも、断熱材が水
分を吸収して保形力を無くシ、パネル本体の歪が顕在化
してしまうというような不都合の生じ難い建築用パネル
を提供しようとするものである。
凸模様付きパネル本体の裏面に岩綿ボード等の断熱材を
、その表面に前記凹凸模様を喰込ませた状態で前記パネ
ルの長手方向両端部に余白を残して形威し、この断熱材
の裏面に防水シートを貼着することによって、パネル本
体と断熱材との剥離が生じに＜＜、シかも、断熱材が水
分を吸収して保形力を無くシ、パネル本体の歪が顕在化
してしまうというような不都合の生じ難い建築用パネル
を提供しようとするものである。
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
図中１はパネル本体である。
パネル本体１は長方形の面板１ａの一側縁に雌形折曲部
１ｂを形成するとともに他側縁に雌形折曲部１Ｃを形成
してなる断面偏平コ字形のもので、アルミニウム板、メ
ッキ鋼板、塗装鋼板等薄金属板に折曲加工を加えること
により一体に成形されている。
１ｂを形成するとともに他側縁に雌形折曲部１Ｃを形成
してなる断面偏平コ字形のもので、アルミニウム板、メ
ッキ鋼板、塗装鋼板等薄金属板に折曲加工を加えること
により一体に成形されている。
雌形折曲部１ｂは面板１ａの裏面側へ突出する側片１ｄ
の先端縁から一側方へ延出する取付片１ｅを２重壁状の
折返し部１ｆを介して突設したものである。
の先端縁から一側方へ延出する取付片１ｅを２重壁状の
折返し部１ｆを介して突設したものである。
一方雌形折曲部１Ｃは面板１ａの裏面側へ突出する側片
１ｄの先端縁から他側方へ延出する取付片１ｅを断面Ｕ
字状の折返し部１ｇを介して突設したもので、該折返し
部１ｇに隣接するパネルの雌形折曲部１ｂ先端が嵌入す
るようになっている。
１ｄの先端縁から他側方へ延出する取付片１ｅを断面Ｕ
字状の折返し部１ｇを介して突設したもので、該折返し
部１ｇに隣接するパネルの雌形折曲部１ｂ先端が嵌入す
るようになっている。
また前記面板１ａの表面にはエンボス加工を施すことに
よって裏面にまで及ぶ凹凸模様１ｈを形成している。
よって裏面にまで及ぶ凹凸模様１ｈを形成している。
２は断熱材である。断熱材２は少なくとも表面が柔軟性
を有し、かつ全体としては保形性を有する無機材料を板
状に成形してなるもの、例えば岩綿ボードであり、その
表面に前記凹凸模様１ｈを喰込ませた状態で前記パネル
本体１の裏面に形成している。
を有し、かつ全体としては保形性を有する無機材料を板
状に成形してなるもの、例えば岩綿ボードであり、その
表面に前記凹凸模様１ｈを喰込ませた状態で前記パネル
本体１の裏面に形成している。
不図示ではあるが接着剤を介して貼着している。
なお、この断熱材２の長手寸法は前記パネル本体１の長
手寸法よりも短寸に設定されており、該断熱材２を前記
パネル本体１の裏面に形成した場合に前記パネル本体１
の長手方向両端部に余白３，３が残るようにしである。
手寸法よりも短寸に設定されており、該断熱材２を前記
パネル本体１の裏面に形成した場合に前記パネル本体１
の長手方向両端部に余白３，３が残るようにしである。
４は防水シートである。
防水シート４はアルミクラフト紙、アルミ箔等その低吸
湿性がないものからなり、前記断熱材２の裏面全体（た
だし図面では折返し部１ｆ、１ｇにより被われる部分を
除く）に貼着しているが、また断熱材の両側面２′全体
に及んで貼着してもよい。
湿性がないものからなり、前記断熱材２の裏面全体（た
だし図面では折返し部１ｆ、１ｇにより被われる部分を
除く）に貼着しているが、また断熱材の両側面２′全体
に及んで貼着してもよい。
以上の説明からも分かるように本考案では特に、断熱材
２の表面が柔軟性を有しているので、パネル本体１の表
面に、裏面にまで及ぶ凹凸模様１ｈを形成しても、該凹
凸模様１ｈを断熱材２の表面に喰込ませることによって
該断熱材２とパネル本体１とを密着させることが可能で
あす、シたがつて、該断熱材２をパネル本体１に剥離し
ないように強力に密着しておくことができるものである
。
２の表面が柔軟性を有しているので、パネル本体１の表
面に、裏面にまで及ぶ凹凸模様１ｈを形成しても、該凹
凸模様１ｈを断熱材２の表面に喰込ませることによって
該断熱材２とパネル本体１とを密着させることが可能で
あす、シたがつて、該断熱材２をパネル本体１に剥離し
ないように強力に密着しておくことができるものである
。
しかも断熱材２の表面および裏面をパネル本体１及び防
水シート４により被うようにしているので、該断熱材２
がそれらの面から水分を吸収すよということがなく、そ
の上、断熱材２をパネル本体１よりも短寸なものにして
、該パネル本体１の長手方向両端部に余白３，３を残す
ようにしているので、該断熱材２がその両端面から水分
を吸収するということもない。
水シート４により被うようにしているので、該断熱材２
がそれらの面から水分を吸収すよということがなく、そ
の上、断熱材２をパネル本体１よりも短寸なものにして
、該パネル本体１の長手方向両端部に余白３，３を残す
ようにしているので、該断熱材２がその両端面から水分
を吸収するということもない。
すなわち、この種建築用パネルは縦継ぎした場合、例え
ば第３図に示すような水切部材５を介してその端部間を
接続するようにしており、また、かかる水切部材５に準
じた形状の水切部材を介してその端部を窓枠や天井部に
接続するようにしているのでパネル本体１の端面と断熱
材２の端面とを一致させた場合には、断熱材２の端面が
水切部材に接触することとなり、水切部材の表面をった
って侵入した雨水等が前記断熱材２の端面に容易に接触
し吸収されるのに対し、この部分に余白３を設けておけ
ば、そのような不都合が生じにくいのである。
ば第３図に示すような水切部材５を介してその端部間を
接続するようにしており、また、かかる水切部材５に準
じた形状の水切部材を介してその端部を窓枠や天井部に
接続するようにしているのでパネル本体１の端面と断熱
材２の端面とを一致させた場合には、断熱材２の端面が
水切部材に接触することとなり、水切部材の表面をった
って侵入した雨水等が前記断熱材２の端面に容易に接触
し吸収されるのに対し、この部分に余白３を設けておけ
ば、そのような不都合が生じにくいのである。
したがって、本考案によれば断熱材２が水分を吸収して
保形力を無くし、パネル本体１の歪が顕在化するという
不都合をも有効に防止することができる。
保形力を無くし、パネル本体１の歪が顕在化するという
不都合をも有効に防止することができる。
なお、断熱材は岩綿ボードに限られないのは勿論であり
、例えばグラスウールボード等であってもよい。
、例えばグラスウールボード等であってもよい。
また単一材質のものに限らず、例えば石こうボード等の
硬質材料の表面に岩綿ボード、あるいはグラスウールボ
ード等前記したパネル本体の凹凸模様が喰込む柔軟質の
ものを貼着してなるようなものであってもよい。
硬質材料の表面に岩綿ボード、あるいはグラスウールボ
ード等前記したパネル本体の凹凸模様が喰込む柔軟質の
ものを貼着してなるようなものであってもよい。
図面は本考案の一実施例を示し、第１図は横断面図、第
２図は背面図、第３図は部分縦断面図である。 １・・・・・・パネル本体、ｌｂ、ＩＣ・・・・・・折
曲部、２・・・・・・断熱材、３・・・・・・余白、４
・・・・・・防水シート。
２図は背面図、第３図は部分縦断面図である。 １・・・・・・パネル本体、ｌｂ、ＩＣ・・・・・・折
曲部、２・・・・・・断熱材、３・・・・・・余白、４
・・・・・・防水シート。
Claims (1)
- 両縁部に接合用折曲部を有し、かつ表面に裏面にまで及
ぶ凹凸模様を施してなる金属板製のパネル本体の裏面に
、少なくとも表面が柔軟性を有するとともに全体として
は保形性を有し、かつ前記パネル本体よりも短寸な断熱
材を、その表面に前記凹凸模様を喰込ませた状態で前記
パネル本体の長手方向両端部に余白を残して形成し、こ
の断熱材の裏面に防水シートを貼着していることを特徴
とする建築用パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979127721U JPS5834920Y2 (ja) | 1979-09-14 | 1979-09-14 | 建築用パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979127721U JPS5834920Y2 (ja) | 1979-09-14 | 1979-09-14 | 建築用パネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5647045U JPS5647045U (ja) | 1981-04-27 |
| JPS5834920Y2 true JPS5834920Y2 (ja) | 1983-08-05 |
Family
ID=29359576
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1979127721U Expired JPS5834920Y2 (ja) | 1979-09-14 | 1979-09-14 | 建築用パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5834920Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6087946U (ja) * | 1983-11-22 | 1985-06-17 | 株式会社アイジー技術研究所 | 防火パネル |
| JPH0629077B2 (ja) * | 1988-05-06 | 1994-04-20 | 株式会社山形グラビア | 袋体のシール装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5223861U (ja) * | 1975-08-07 | 1977-02-19 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54113232U (ja) * | 1978-01-28 | 1979-08-09 |
-
1979
- 1979-09-14 JP JP1979127721U patent/JPS5834920Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5223861U (ja) * | 1975-08-07 | 1977-02-19 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5647045U (ja) | 1981-04-27 |
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