JPH03102180A - 断熱箱体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、冷蔵庫等の断熱箱体に関するものである。

従来の技術 近年、冷蔵庫等の断熱箱体は、箱体の開口部を上へ向け
、底面から発泡性断熱材を注入する発泡方式、つｔ．ｂ
オープンサイドアップボトムー点注入方式により作られ
ている。

以下、図面を参照しながら、上述した従来の断熱箱体に
ついて説明する。

第４図〜第６図は、従来の断熱箱体を示すものである。

１は、鉄板、プラスチック板製の外箱であり、開口部２
側の四辺に、コの字に折り曲げたフランジ３を有する。

前記コの字フランジ３の中には、連通気泡フォーム４が
入れられて釦り、さらにプラスチック製で周囲四辺にフ
ランジ辺６を有する内箱６が、そのフランジ辺６を前記
コの字フランジ３に挿入され、かつコの字フランジ３の
開口部２側フランジ辺７に接する様に嵌合部８を形成し
ている。

以上の様に外箱１と内箱６からできた内外箱９に、外箱
１の底面１０に設けた注入口１１よシ、発泡性断熱材１
２を内外箱空間１３に注入し、その発泡性断熱材１２が
体積膨張し、内外箱空間１３を完全充填し、断熱箱体１
４ができる。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構戒では、内外箱空間１３に
注入された発泡性断熱材１２が、体積膨張してゆき内外
箱空間１３の中の空気を押し出そうとし、その後連通気
泡フォーム４に入って通過した空気が、外箱１の開口部
２側フランジ辺７と、前記フランジ辺６の接触面を通り
内外箱空間１３の外へ出ようとするが、連通気泡フォー
ム４の抵抗と接触面の密着度が良いため、完全に空気が
出きれず、発泡性断熱材１２の未充填部分１５を発生し
やすいという課題があった。

なか、接触面の密着度が悪いと内箱６と外箱１がすいて
いる様に見え外観の見栄えが悪いため、密着度を良くし
てある。

また、空気の逃げを十分良くするために連通気泡フォー
ム４を省くと、発泡性断熱材１２が直接前記接触面に到
達し、発泡圧が強い為発泡性断熱材１２の洩れを防ぐだ
けに充分な密着度がなく、発泡性断熱材１２が洩れると
いう課題を有していた。

本発明は上記課題に鑑み、オープンサイドアップポトム
ー点注入方式において、内外箱の嵌合部８からの、空気
の逃げを十分良くし、発泡性断熱材１２の未充填部分１
６を発生させず、かつ発泡性断熱材１２の洩れの出ない
断熱箱体１４を提供するものである。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の断熱箱体は、連通気
泡フォームを入れたコの字フランジを開口部に有する外
箱と、前記コの字フランジ内に挿入されかつ、開口部側
フランジ片に接する孔あきのフランジ辺を有する内箱と
、内外箱間に充填された発泡性断熱材とで構或されるも
のである。

作　　用 本発明は上記した構成により、発泡性断熱材の体積膨張
によって、わずかに圧縮された内外箱の空気が、連通気
泡フォームを通シ、内箱のフランジ辺上の孔を通り内外
箱外に出ることで、発泡性断熱材の未充填部分の発生を
防ぎ、かつ、連通気泡フォームがあるため、発泡性断熱
材が樹脂状に連通気泡フォームを浸透し固化して、発泡
性断熱材の洩れを防ぐことができる。

実施例 以下本発明の一実施例の断熱箱体について、図面を参照
しながら説明する。

第１図は、本発明の一実施例に卦ける断熱箱体の断面図
を示すものである。図に訃いて、従来例と同一のものに
ついては、同一番号を符し説明を省略する。１６は、内
箱６のフランジ辺６に開けられた孔であｂ、直径２〜３
ｆｉの円形やだ円形状であシ、前記フランジ５の一部ま
たは全周に設けられている。孔１６の大きさは、注入す
る発泡性断熱材１２の発泡圧で決まり、発泡圧が高いつ
１シ発泡剤含量が多かったり、注入量が多い場合は、小
さな穴で良い。１た孔１６の位置は、発泡性断熱材１２
の未充填部分１６が生或しやすい個所に設ける。例えば
、注入口１１から一番遠い個所で必要な場合が多い。

以上の様に構成された断熱箱体１４について、その動作
を説明する。

第２図にのいて、底面１０の注入口１１よシ注入された
発泡性断熱材１２は、内外箱空間１３の中で、体積膨張
してゆくが、それに従い内外箱空間１３内の空気が外へ
出ようとする。そして、内外箱の嵌合部８の連通気泡フ
ォーム４の中を通過し、さらに内箱６のフランジ辺５上
の孔１６を通り、フランジ辺７とフランジ辺５の接触面
に到るが、連通気泡フォーム４による抵抗が少ないため
、簡単に内外箱空間１３の外へ流出する。

発泡性断熱材１２の体積膨張が続き、嵌合部８迄到達し
完全に未充填部分１５がなくなる迄、空気の流出も続き
、次に発泡性断熱材１２が、連通気泡フォーム４に浸透
しながら樹脂状に固化してゆき、洩れることなく発泡が
完了し断熱箱体１４ができる（第３図の状態）。

以上の様に連通気泡フォーム４を入れたコの字フランジ
３を開口部２に有する外箱１と前記コの字フランジ３内
に挿入され、かつ開口部２側フランジ辺７に接する、孔
１６あきのフランジ辺６を有する内箱６とからなる内外
箱９と、内外箱空間１３に充填された発泡性断熱材１２
で構或された断熱箱体１４は、オープンサイドアップボ
トムー点注入で、発泡性断熱材１２を注入した場合、そ
の体積膨張によって押出された内外箱空間１３の空気が
、筐ず連通気泡フォーム４を通シ、内箱６のフランジ辺
６上の孔１６を通って内外箱空間１３の外へ出ることで
、内外箱空間１３の空気が、発泡性断熱材１２の体積膨
張に従って完全に追い出されるので、発泡性断熱材１２
の未充填部分１５の発生を防ぎ、かつ連通気泡フォーム
４により発泡性断熱材１２が樹脂状に連通気泡フォーム
４中に浸透し固化して、嵌合部８からの発泡性断熱材１
２の洩れも防ぐことができる。

発明の効果 以上の様に本発明は、連通気泡フォームを入れたコの字
フランジを開口部に有する外箱と、前記コの字フランジ
内に挿入され、かつ開口部側フランジ辺に接する、孔あ
きのフランジ辺を有する内箱と、内外箱空間に充填され
た発泡性断熱材と構戒され、オープンサイドアノプボト
ムー点注入で、発泡性断熱材を注入した場合、その体積
膨張によって押出された内外箱空間の空気が、１ず連通
気泡フォームを通り、内箱のフランジ辺上の孔を通って
内外箱空間の外へ出ることで、内外箱空間の空気が、発
泡性断熱材の体積膨張に従って完全に追い出されるので
、発泡性断熱材の未充填部分の発生を防ぎ、かつ連通気
泡フォームによｂ、発泡性断熱材が樹脂状に連通気泡フ
ォーム中に浸透し固化して、嵌合部からの発泡性断熱材
の洩れも防ぐことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における断熱箱体のフランジ
部拡大断面図、第２図は本発明の一実施例の断熱箱体の
発泡性断熱材体積膨張時の断面図、第３図は本発明の一
実施例にち・ける断熱箱体の断面図、第４図は従来例に
ネ・ける断熱箱体の発泡性断熱材体積膨張時の断面図、
第６図は従来例における断熱箱体のフランジ部拡大断面
図、第６図は従来例にふ・ける断熱箱体の断面図、第７
図は従来例にネ・ける発泡性断熱材の未充填部の生或し
た断であう 熱箱体の断ｄ♂γ １・・・・・・外箱、２・・・・・・開口部、３・・・
・・・コの字フランジ、４・・・・・・連通気泡フォー
ム、５・・・・・・フランジ片、６・・・・・・内箱、
９・・・・・・内外箱、１２・−・・・・発泡性断熱材
、１３・・・・・・内外箱空間、１４・・・・・・断熱
箱体、１６・・・・・・孔。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 連通気泡フォームを入れたコの字フランジを開口部に有
   する外相と、前記コの字フランジ内に挿入され、かつ開
   口部側フランジ辺に接する孔あきのフランジ辺を有する
   内箱と、内外箱による空間に充填された発泡性断熱材と
   で構成された断熱箱体。