JPS6227836Y2 - - Google Patents

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JPS6227836Y2
JPS6227836Y2 JP16615581U JP16615581U JPS6227836Y2 JP S6227836 Y2 JPS6227836 Y2 JP S6227836Y2 JP 16615581 U JP16615581 U JP 16615581U JP 16615581 U JP16615581 U JP 16615581U JP S6227836 Y2 JPS6227836 Y2 JP S6227836Y2
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JP
Japan
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box
flange
inner box
outer box
double
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JP16615581U
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JPS5871689U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内箱と外箱の間に断熱材を充填した
冷蔵庫等の断熱箱に関するものである。
従来の断熱箱を第4図〜第6図を参考に説明す
ると、1は外箱2と内箱3及び両箱2,3間に設
けられた硬質発泡ポリウレタンフオームよりなる
断熱材4とより形成された断熱箱である。前記外
箱2は前面開口縁に2重フランジ5,6が形成さ
れている。また、前記内箱3はその前面開口縁の
外側に延びたフランジ7が前記2重フランジ5,
6間に挿入されるものである。そして、前記フラ
ンジ7が挿入される前に、2重フランジ5,6間
に断熱材4の洩れを防止するためシール材8が設
けられている。このシール材8は一般に、独立発
泡ポリエチレンフオームを用いるものであつた。
このシール材8は表面にスキン層を有さないた
め、空気の透過率は縦方向及び横方向が同じであ
るため、断熱材4を発泡形成するとき空気がシー
ル材8を通つて第5図矢印Cの如く2重フランジ
5,6より外部へ逃げてゆくものである。そし
て、このとき、内箱3とシール材8との接触面に
おいては乱流が起る。この結果、断熱材4と内箱
3との接触界面は抵抗が大きくなつて、第6図の
如く界面付近にエアーボイド9が発生する原因と
なつていた。
そして、シール材8中に断熱材4が浸透して硬
化する。そのため、このような断熱箱を冷蔵庫と
して利用すると、温度差により内箱にへこみが生
じるものである。また、冷蔵庫として使用しない
までも、断熱材と内箱との密着が部分的になくな
るため強度的に弱くなるものである。
本考案は上記欠点を解消するため、シール材に
スキン層部を形成して空気の通過方向を決め、内
箱の強度低下を防ぐものである。
以下第1図〜第3図を参考に本考案の一実施例
を説明するが、従来と同一のものについては同一
番号を付けて説明する。
10は独立発泡ポリエチレンフオーム等の空気
透過率を有するシール材である。このシール材1
0は帯状で方形状に形成され、その相対向する2
面にはスキン層11が形成されている。このスキ
ン層11はシール材10を作るときにできる壁面
でフオーム材が圧縮されて形成されるものであ
る。そして、このスキン層11は空気透過率を有
しているが、他の2面に比べて著しく透過率が悪
いものである。
そして、このようなシール材10は、スキン層
11が外箱2の2重フランジ5,6に沿うように
挿入されている。この時の挿入状態は2重フラン
ジ5,6の端部よりシール材10が若干出ている
ものである。そして、前記内箱3のフランジ7は
2重フランジ5,6の外側のフランジ5に沿つ
て、断熱材4の発泡圧により抜け出すことのない
所定の寸法を挿入し、その後、外箱2と内箱3の
間に断熱材4を発泡するものである。
このようにして形成される断熱箱は、シール材
10の空気透過率が異なり、空気透過率のきわめ
てよいスキン層を有しない面が内箱のフランジ近
接面に接触する如く配設されると共に、第2図矢
印Aで示すようにスキン層11の方向の空気を他
の面よりも通さないので、発泡時、空気は第3図
矢印Bの方向へ流れようとし、従来よりも更に空
気が内箱3の表面に沿つて流れ、かつ外箱の2重
フランジ前面内側と内箱のフランジとの当接面よ
り外へ抜け出ることとなる。そのため、空気は内
箱3とシール材11との接触部で乱流が起らない
ので内箱3と断熱材4との間にエアーボイドが生
ずることがなく、内箱の強度低下を防止するもの
である。また、スキン層11よりも若干の空気の
通過が行なわれることにより発泡圧に対する空気
の逃げを均一にしているが、完全に空気の流れを
止めたのでは、外箱2、内箱3間の空気の逃げる
量が発泡圧に対して少なくなりすぎて乱流がかえ
つて発生しやすくなるといつた欠点を防止するた
めである。また、断熱材4の発泡が完了すると、
シール材10に断熱材4が浸入して硬化するもの
である。このような状態になると2重フランジ5
と内箱のフランジ7との間に若干の空間があつて
も空気の移動がなくなり断熱性能をそこなわない
ものである。
以上の説明から明らかな様に、本考案の断熱箱
は開口縁に2重フランジを形成した外箱と、この
外箱の2重フランジにフランジを挿入して収容す
る内箱3とより成り、前記外箱の2重フランジ
に、断面が四辺形で、相対する2面に他の2面よ
りも空気透過率の悪いスキン層を設けた帯状の独
立発泡ポリエチレンフオーム等のシール材を、前
記の相対するスキン層を有しない面の一方を前記
外箱の2重フランジの奥部に向け、他方を前記内
箱と接する様に挿入した上で、前記外箱と内箱の
間に断熱材を形成したものであるから、前記外箱
と内箱の間に断熱材を注入し発泡させると、断熱
箱内部の空気が、前記シール材の空気透過率の良
いスキン層のない面から逃げようとするため、内
箱に沿つた空気の流れを生じ、内箱に近接する断
熱層にエアーボイドを生じることがなくなり、断
熱箱の断熱性能の向上と、エアーボイドによる内
箱のへこみの防止が出来るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断熱箱の要部
断面図、第2図は本考案の断熱箱に使用するシー
ル材の断面図、第3図は断熱材の発泡途中を示す
第1図相当の断面図、第4図は従来の断熱箱を示
す斜視図、第5図は第3図相当の従来の断面図、
第6図は第1図相当の従来の断面図である。 2……外箱、3……内箱、4……断熱材、5,
6……2重フランジ、7……フランジ、10……
シール材、11……スキン層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前面開口縁に2重フランジを形成した外箱と、
    この外箱の2重フランジに挿入するフランジを備
    えた内箱とより成り、前記外箱の2重フランジ内
    に断面が四辺形で、相対する2面に他の2面より
    も空気透過率の悪いスキン層を設けた帯状の独立
    発泡ポリエチレンフオーム等のシール材を、前記
    の相対するスキン層を有しない面の一方を前記外
    箱の2重フランジの奥部に向け、他方を前記内箱
    のフランジ近接面と接する側として挿入し、前記
    内箱のフランジを前記外箱の2重フランジの前面
    側と当接して所定寸法挿入し、かつ、前記外箱と
    内箱の間に発泡断熱材を設けた断熱箱。
JP16615581U 1981-11-06 1981-11-06 断熱箱 Granted JPS5871689U (ja)

Priority Applications (1)

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JP16615581U JPS5871689U (ja) 1981-11-06 1981-11-06 断熱箱

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JP16615581U JPS5871689U (ja) 1981-11-06 1981-11-06 断熱箱

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Publication Number Publication Date
JPS5871689U JPS5871689U (ja) 1983-05-14
JPS6227836Y2 true JPS6227836Y2 (ja) 1987-07-16

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ID=29958321

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JP16615581U Granted JPS5871689U (ja) 1981-11-06 1981-11-06 断熱箱

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JPS5871689U (ja) 1983-05-14

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