JPS6328398Y2 - - Google Patents

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JPS6328398Y2
JPS6328398Y2 JP1983082482U JP8248283U JPS6328398Y2 JP S6328398 Y2 JPS6328398 Y2 JP S6328398Y2 JP 1983082482 U JP1983082482 U JP 1983082482U JP 8248283 U JP8248283 U JP 8248283U JP S6328398 Y2 JPS6328398 Y2 JP S6328398Y2
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JP
Japan
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box
inner box
opening
outer box
insulating material
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JP1983082482U
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JPS59186788U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は側壁に棚受等のリブを一体形成した合
成樹脂製内箱を備えた断熱箱体に関する。
(ロ) 従来技術 前面開口の短形状の断熱箱体であつて、左右一
対の側壁に棚受等のリブを一体に形成した合成樹
脂製の内箱と、この内箱を組込んだ外箱との間隔
に断熱材を現場発泡にて充填する場合、内箱と外
箱とを組合わせたものを前面開口を下にして外箱
の背壁2個所に設けた注入口から発泡性断熱材の
原液を内箱の側面と外箱の側面間に吐出せしめて
いる。
この場合、原液は下部から内箱と外箱の間にて
発泡しつつ立ち上るが、発泡断熱材はこの立ち上
り抵抗の少ない内箱と外箱の両側壁間を速く立ち
上るため断熱材層は密になり他の部分例えばコー
ナ付近等は遅くなり発泡性断熱材が疎になり断熱
材層の不均一を生じる。殊に内箱の側壁には棚受
等のリブが存在するために外箱との間隔がこの部
分で広くなるのでこの部分の断熱材層の発泡の立
ち上りが速くなり、コーナ部寄りはより疎となり
または空胴が生じ断熱効果が悪くなつたり、内箱
若しくは外箱の変形を生じたりする。
(ハ) 目的 本考案は内箱の側壁にリブを一体形成した断熱
箱体に現場発泡にて断熱材を充填した場合にも略
均一した断熱層が形成され断熱効果に優れ、また
変形の生じない断熱箱体を提供するものである。
(ニ) 実施例 1は前面開口の縦長直方体状である短形状の断
熱箱体で、第2図の冷蔵庫などの本体として用い
られ、長手方向の相対向した一対の側壁、即ち左
右側壁2A,2Aに棚受等のリブ6を内方に突出
形成した前面開口の合成樹脂製内箱2と、内箱2
を組込んだ前面開口の金属製外箱3と、内箱2と
外箱3との間隔内に現場発泡にて充填した断熱材
4とより構成している。内箱2は真空成形等で成
形されるが、断熱材4中に含まれるフロンガスに
侵蝕される材質の場合には外側に耐フロン性のポ
リエチレン袋5が被せられて断熱材4が充填され
る。外箱3の背壁の左右端部寄りで上下の中央部
付近には内箱2と外箱3とのそれぞれの左右側壁
間の間隔に対応して注入口7,7が形成されてお
り、内箱2と外箱3とを組合わせたものを開口を
下にした状態でこの注入口7,7に発泡機の注入
ノズル8,8が挿通されてこのノズルから前記左
右両側壁間の間隔に発泡性断熱材の原液が吐出さ
れる。9は発泡工程時にそれぞれ内箱2と外箱3
に当接する発泡治具である。10は内箱2の左右
側壁2A,2Aの前面開口近くでこの前面開口に
沿つて長くのびこの前面開口側が内箱2にビス等
にて固定されこの前面開口から遠い側が内箱2と
外箱3との中間に位置して内箱2との間に断熱材
4の充填間隔を保ち、且つ外箱3との間の間隔を
狭める辺10Aを有した抵抗板体である。この板
体10はリブ6よりも内箱2の前面開口側に位置
しており、発泡工程においてノズル8,8から吐
出した発泡断熱材の原液は内箱2と外箱3との間
において下部11から発泡しつつ立ち上るが、抵
抗板体10の辺10Aによつて外箱3との間隔が
狭められた部分を通るためこの板体10を通過す
る抵抗が増大し横方向の流れを増加して疎密を補
正する。このため板体10が無い場合に生じた断
熱材の疎になる現象や、空胴ができる現象は防止
される。
なお内箱2に袋5を被せている場合には板体1
0にて袋5の端部を押えることができ袋5の支持
としても有効である。
(ホ) 効果 本考案では内箱の左右側壁に棚受等のリブを設
けて縦長に大きい断熱箱体であつても抵抗板体の
存在によつて左右側壁部分における断熱材の立ち
上がりを遅くできる一方、コーナー寄りの部分に
おける断熱材の立ち上がりを速くすることができ
る関係上、コーナー寄りの部分での断熱材の充填
を密にして断熱効果を良くすることができ、ま
た、この部分に空胴が生じて箱体が変形したりす
ることもない。また前記板体は断熱材中に埋設さ
れる部分を有するので、内箱の周囲にポリエチレ
ン袋を被せたものでは、板体自身が袋の端を内箱
に押さえる押さえ板の作用をなす外、断熱材中に
埋設されるために、袋の取り付けが簡単に行なえ
ると共に、内箱と断熱材との接着強度が増し、断
熱材からの内箱の剥がれを防止できる。
【図面の簡単な説明】
各図は本考案の実施例を示し、第1図は倒伏し
た断熱箱体の斜視図、第2図は冷蔵庫の縦断側面
図、第3図は発泡状態の断面図、第4図は板体部
分の拡大図、第5図は内箱の倒伏斜視図である。 1……断熱箱体、2……内箱、3……外箱、4
……断熱材、6……リブ、10……板体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長手方向の相対向した一対の側壁に棚受等のリ
    ブを一体に形成した前面開口の合成樹脂製内箱
    と、前記内箱を組込んだ前面開口の外箱と、前記
    内箱及び外箱間の間隔内に現場発泡にて充填した
    断熱材とよりなる前面開口の断熱箱体において、
    前記内箱の長手方向の相対向した一対の側壁の前
    面開口近くには該開口に沿つて長くのび、該開口
    側が前記内箱にこの内箱を被う袋の端を押さえる
    よう固定され、該開口から遠い側に前記内箱と前
    記外箱との中間に位置して前記内箱との間に前記
    断熱材の充填間隔を保ち、且つ外箱との間の間隔
    を狭める辺を有する板体を設けてなる断熱箱体。
JP8248283U 1983-05-30 1983-05-30 断熱箱体 Granted JPS59186788U (ja)

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JP8248283U JPS59186788U (ja) 1983-05-30 1983-05-30 断熱箱体

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JPS59186788U JPS59186788U (ja) 1984-12-11
JPS6328398Y2 true JPS6328398Y2 (ja) 1988-08-01

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ID=30212433

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JP8248283U Granted JPS59186788U (ja) 1983-05-30 1983-05-30 断熱箱体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2518524Y2 (ja) * 1990-06-22 1996-11-27 シャープ株式会社 断熱箱体
JP6784713B2 (ja) * 2018-02-07 2020-11-11 東芝ライフスタイル株式会社 断熱箱体
JP2019207102A (ja) * 2019-09-04 2019-12-05 東芝ライフスタイル株式会社 断熱箱体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5998292U (ja) * 1982-12-22 1984-07-03 松下冷機株式会社 断熱箱体

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JPS59186788U (ja) 1984-12-11

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