JPS6224713B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6224713B2 JPS6224713B2 JP15317186A JP15317186A JPS6224713B2 JP S6224713 B2 JPS6224713 B2 JP S6224713B2 JP 15317186 A JP15317186 A JP 15317186A JP 15317186 A JP15317186 A JP 15317186A JP S6224713 B2 JPS6224713 B2 JP S6224713B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- urethane foam
- inner box
- gas
- hard urethane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Refrigerator Housings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は硬質ウレタンフオーム等の発泡断熱材
を内箱と外箱間に一体発泡した冷蔵庫等に利用す
る断熱箱体の製造方法に関するものである。
を内箱と外箱間に一体発泡した冷蔵庫等に利用す
る断熱箱体の製造方法に関するものである。
従来、内箱と外箱間に注入した硬質ウレタンフ
オーム原料は泡代・重合反応によつて発泡し、両
箱間へ充填して断熱箱体を形成していた。この硬
質ウレタンの注入は開始後時間経過にともない重
合反応が進行し、とくに両箱間の充填最終部近傍
では高粘度の流動フオーム体となる。その結果、
内箱及び外箱との流動抵抗が大となり、流動フオ
ーム体の先端は乱流を起こしてガス溜まりを両箱
内面に発生せしめていた。このガス溜まりは、硬
質ウレタンフオーム中に含まれるフロンガスと置
換するため、低温時にガスの液化によつて圧力が
下がり、内箱および外箱を変形させるといつた非
常に大きな問題があつた。従来この問題の解決策
としては、硬質ウレタンフオーム等の断熱材の充
填最終部近傍の内箱および外箱の内面に軟質ウレ
タンフオーム等の通気層を有するシートを接着剤
等により貼り付けしていた。しかしこの様な方法
であれば、部品点数が多くなり材料費が高価にな
るばかりか、作業が困難であつた。
オーム原料は泡代・重合反応によつて発泡し、両
箱間へ充填して断熱箱体を形成していた。この硬
質ウレタンの注入は開始後時間経過にともない重
合反応が進行し、とくに両箱間の充填最終部近傍
では高粘度の流動フオーム体となる。その結果、
内箱及び外箱との流動抵抗が大となり、流動フオ
ーム体の先端は乱流を起こしてガス溜まりを両箱
内面に発生せしめていた。このガス溜まりは、硬
質ウレタンフオーム中に含まれるフロンガスと置
換するため、低温時にガスの液化によつて圧力が
下がり、内箱および外箱を変形させるといつた非
常に大きな問題があつた。従来この問題の解決策
としては、硬質ウレタンフオーム等の断熱材の充
填最終部近傍の内箱および外箱の内面に軟質ウレ
タンフオーム等の通気層を有するシートを接着剤
等により貼り付けしていた。しかしこの様な方法
であれば、部品点数が多くなり材料費が高価にな
るばかりか、作業が困難であつた。
本発明は特にABS等の熱可塑性樹脂で真空成
形にて加工された断熱箱体の内箱において、部品
点数を増やすことなく、容易にかつ上記のガス溜
まりによる冷却時に変形をなくする断熱箱を提供
することを目的とするものである。
形にて加工された断熱箱体の内箱において、部品
点数を増やすことなく、容易にかつ上記のガス溜
まりによる冷却時に変形をなくする断熱箱を提供
することを目的とするものである。
以下、図面により本発明の一実施例を説明す
る。
る。
図において、1は熱可塑性樹脂で真空成形され
た内箱2と、鉄板よりなる外箱3、及び両箱2,
3間に充填された硬質ウレタンフオームよりなる
断熱材4とから形成される断熱箱体である。5は
外箱3の背面に配設した左右対象の2つの注入口
で、発泡機ヘツド6より硬質ウレタンフオーム原
料が注入される。前記外箱3の背壁には空気抜用
の孔9が形成されている。そして外箱3の背壁と
対向する内箱2の背面の硬質ウレタンフオーム原
料の充填最終部近傍には30mm以下の間隔で前記ウ
レタンフオーム原料の充填方向に対し横切る方向
に深さ1.5mm〜3.0mm程度の凹凸7を真空成形時に
形成されてある。
た内箱2と、鉄板よりなる外箱3、及び両箱2,
3間に充填された硬質ウレタンフオームよりなる
断熱材4とから形成される断熱箱体である。5は
外箱3の背面に配設した左右対象の2つの注入口
で、発泡機ヘツド6より硬質ウレタンフオーム原
料が注入される。前記外箱3の背壁には空気抜用
の孔9が形成されている。そして外箱3の背壁と
対向する内箱2の背面の硬質ウレタンフオーム原
料の充填最終部近傍には30mm以下の間隔で前記ウ
レタンフオーム原料の充填方向に対し横切る方向
に深さ1.5mm〜3.0mm程度の凹凸7を真空成形時に
形成されてある。
このようなものにおいて、断熱材4の硬質ウレ
タンフオーム原料を発泡機ヘツド6より外箱3に
設けた注入口5を介して内箱2と外箱3間に注入
すると、硬質ウレタンフオーム原料は、フオーム
流動体となり泡化・重合反応を内外箱の接合部で
ある開口側(第2図で下側)より進行しながら充
填を開始する。さらに時間経過にともない泡化・
重合反応が進行すると硬質ウレタンフオーム流動
体は粘度の高いものとなる結果、内箱2の内面と
の流動抵抗が大きくなり、流動体の先端は、乱流
を起こし、ガス溜まり8を形成しはじめる。この
様な過程で形成されたガス溜まり8は、30mm以上
の大きなものとなる。そして、このガス溜まり8
を硬質ウレタンフオーム中に含まれるフロンガス
と置換され、フロンガスの沸点以下に冷却される
とフロンガスは液化し、ガス溜まり8内部は真空
状態となる。その結果、熱可塑性樹脂等で真空成
形された内箱2の薄い部分では剛性が無く、ガス
溜まり8の形状に沿つて変形をきたすわけであ
る。しかし、上記の如く本発明は硬質ウレタンフ
オーム等の断熱材の充填最終部近傍に30mm以下の
間隔で前記ウレタンフオーム原料の充填方向に対
し横切つて凹凸7を形成しているので、前記の硬
質ウレタンフオームの流動体の先端は凹凸7を乗
り越えていく際にガス溜まり8は小さく細分化さ
れる。そしてガス溜まり8の大きさは凹凸7に沿
つて細長い形状となり、凹凸7の間隔が30mm以下
であれば、ガス溜まり8の大きさも30mm以下に規
制できる。すなわち、第4図の如くガス溜まり8
の大きさが小さくなるために、内箱2が薄くとも
変形量は少なくてすみ、また凹凸7の段差による
補強効果もあり、さらに多少の変形が起つたとし
ても、凹凸7の存在によつて目立ちにくくなつて
おり、外観上の問題は解決できる。なお、凹凸7
の長さは途中で切れて連続しておらなくてもよ
く、また深さ1.5mmにする点は内箱2の補強効果
の限界から、そして3.0mm点は断熱材の発泡抵抗
にならないようにする限度でもある。
タンフオーム原料を発泡機ヘツド6より外箱3に
設けた注入口5を介して内箱2と外箱3間に注入
すると、硬質ウレタンフオーム原料は、フオーム
流動体となり泡化・重合反応を内外箱の接合部で
ある開口側(第2図で下側)より進行しながら充
填を開始する。さらに時間経過にともない泡化・
重合反応が進行すると硬質ウレタンフオーム流動
体は粘度の高いものとなる結果、内箱2の内面と
の流動抵抗が大きくなり、流動体の先端は、乱流
を起こし、ガス溜まり8を形成しはじめる。この
様な過程で形成されたガス溜まり8は、30mm以上
の大きなものとなる。そして、このガス溜まり8
を硬質ウレタンフオーム中に含まれるフロンガス
と置換され、フロンガスの沸点以下に冷却される
とフロンガスは液化し、ガス溜まり8内部は真空
状態となる。その結果、熱可塑性樹脂等で真空成
形された内箱2の薄い部分では剛性が無く、ガス
溜まり8の形状に沿つて変形をきたすわけであ
る。しかし、上記の如く本発明は硬質ウレタンフ
オーム等の断熱材の充填最終部近傍に30mm以下の
間隔で前記ウレタンフオーム原料の充填方向に対
し横切つて凹凸7を形成しているので、前記の硬
質ウレタンフオームの流動体の先端は凹凸7を乗
り越えていく際にガス溜まり8は小さく細分化さ
れる。そしてガス溜まり8の大きさは凹凸7に沿
つて細長い形状となり、凹凸7の間隔が30mm以下
であれば、ガス溜まり8の大きさも30mm以下に規
制できる。すなわち、第4図の如くガス溜まり8
の大きさが小さくなるために、内箱2が薄くとも
変形量は少なくてすみ、また凹凸7の段差による
補強効果もあり、さらに多少の変形が起つたとし
ても、凹凸7の存在によつて目立ちにくくなつて
おり、外観上の問題は解決できる。なお、凹凸7
の長さは途中で切れて連続しておらなくてもよ
く、また深さ1.5mmにする点は内箱2の補強効果
の限界から、そして3.0mm点は断熱材の発泡抵抗
にならないようにする限度でもある。
このように本発明は外箱と、熱可塑性樹脂より
なる内箱間に硬質ウレタンフオーム等の発泡断熱
材を一体発泡させる際、前記硬質ウレタンフオー
ム等の発泡断熱材の充填最終部近傍の内箱に発泡
断熱材の充填方向に対し横切るように凹凸を形成
したもので、部品点数を増やすことなく、容易に
かつ発泡断熱材の充填最終部に発生するガス溜ま
りの大きさを小さくし、また内箱の補強効果によ
り変形をなくした断熱箱体を提供するものであ
る。
なる内箱間に硬質ウレタンフオーム等の発泡断熱
材を一体発泡させる際、前記硬質ウレタンフオー
ム等の発泡断熱材の充填最終部近傍の内箱に発泡
断熱材の充填方向に対し横切るように凹凸を形成
したもので、部品点数を増やすことなく、容易に
かつ発泡断熱材の充填最終部に発生するガス溜ま
りの大きさを小さくし、また内箱の補強効果によ
り変形をなくした断熱箱体を提供するものであ
る。
第1図は本発明の一実施例における断熱箱体の
一部切欠した斜視図、第2図は断熱材の充填状態
を示す横断面図、第3図はウレタン充填最終部の
内箱形状の外観図、第4図は第3図−′の横
断面図である。 2……内箱、3……外箱、4……断熱材、7…
…凹凸。
一部切欠した斜視図、第2図は断熱材の充填状態
を示す横断面図、第3図はウレタン充填最終部の
内箱形状の外観図、第4図は第3図−′の横
断面図である。 2……内箱、3……外箱、4……断熱材、7…
…凹凸。
Claims (1)
- 1 熱可塑性樹脂よりなる内箱の発泡断熱材の充
填最終部近傍に断熱材の充填方向に対し横切る方
向に複数の凹凸を形成し、この内箱と外箱との間
に発泡断熱材を一体発泡せしめた断熱箱体の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15317186A JPS6213978A (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 | 断熱箱体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15317186A JPS6213978A (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 | 断熱箱体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6213978A JPS6213978A (ja) | 1987-01-22 |
JPS6224713B2 true JPS6224713B2 (ja) | 1987-05-29 |
Family
ID=15556604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15317186A Granted JPS6213978A (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 | 断熱箱体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6213978A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015048984A (ja) * | 2013-09-02 | 2015-03-16 | パナソニック株式会社 | 冷蔵庫 |
WO2018216235A1 (ja) * | 2017-05-24 | 2018-11-29 | シャープ株式会社 | 冷蔵庫 |
-
1986
- 1986-06-30 JP JP15317186A patent/JPS6213978A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6213978A (ja) | 1987-01-22 |
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