JP2730985B2 - 断熱板 - Google Patents

断熱板

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JP2730985B2
JP2730985B2 JP1187800A JP18780089A JP2730985B2 JP 2730985 B2 JP2730985 B2 JP 2730985B2 JP 1187800 A JP1187800 A JP 1187800A JP 18780089 A JP18780089 A JP 18780089A JP 2730985 B2 JP2730985 B2 JP 2730985B2
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徳太郎 間瀬
明 腰高
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 産業上の利用分野 本発明は上下関係に空間を存して配置された内外両板
間の空間に発泡断熱材の原液を注入して固化させるよう
にした断熱板に関する。
従来の技術 従来冷蔵庫等の断熱箱体に発泡性断熱材を充填するも
のとして、実公昭59−34869号公報がある。この公報に
おいては、発泡原液の注入口に対向する充填空隙部内に
流路阻止部材を設け、注入口から遠い充填空隙に向かっ
て発泡原液が多く流れるように流れ方向を変えて充填空
隙に原液を注入、発泡させるようにしたものである。特
に第2実施例として1点注入方式のものを記載してあ
り、注入口から原液を注入するにあたり、注入口と対向
する壁(天壁)へ向けて注入するが、この注入口と天壁
との間の空隙に流路阻止部材を配設している。
発明が解決しようとする課題 前記技術における第2実施例では、注入口と注入口に
対向する壁との間に流路阻止部材を配設しており、この
流路阻止部材に原液を当て、この阻止部材を乗り越えて
注入口に対向する側壁へ向けて流入するものと、この阻
止部材に当たって逆方向すなわち注入口を形成した壁側
へ向けて流れてゆくものとに分け、しかも後者の量が多
くなるようにしていることから、注入された原液の発泡
開始点はあくまでも流路阻止部材の位置する部分という
ことになる。このため、この流路阻止部材としてはその
形状及び大きさの選定が非常に難しく、流路阻止部材を
乗り越えようとする原液が阻止部材上方の内箱との間隔
をなくしてしまい、所望の量の原液を乗り越えさせるこ
とができなくなる問題があった。また、発泡開始点を複
数地点にすることができず、空隙内における発泡密度に
バラツキを生じ易いものであった。
そこで本発明は、注入口から注入される原液を複数の
方向に分流させる原液分流部材を配設した断熱板を提供
するものである。
〔発明の構成〕
課題を解決するための手段 本発明は、上下関係に空間を存して配置された内外両
板間の空間に発泡断熱材の原液を注入して発泡固化させ
るものにおいて、空間の中央部と相対する側治具のいず
れか一つの中央部分に形成された注入孔に対向して空間
の中央より後ろ寄りに位置されて少なくとも注入孔側の
面に前下がりに傾斜させた中央の傾斜面と、この中央の
傾斜面の両端から側方へ延び前下がり及び側方に向け次
第に低くなるように傾斜させた側部の傾斜面とを備えた
原液分流部材を配設し、注入孔から注入する原液を原液
分流部材に当てて注入孔が形成された治具と相対する治
具に向け少なくとも三方向に分流させ空間内に発泡固化
させるようにしたものである。
作用 原液分流部材は注入口と、注入口に対向する治具との
間に位置し、少なくとも注入孔側の面に前下がりに傾斜
させた中央の傾斜面と、この中央の傾斜面の両端から側
方へ延び前下がり及び側方に向け次第に低くなるように
傾斜させた側部の傾斜面とを備えているので、注入機か
ら注入された原液は、中央の傾斜面をスムーズに乗り越
え、且つ分流されつつ側部の傾斜面をスムーズに乗り越
え、分流された後の原液の流速の低下を極力回避し、分
流された原液は複数の発泡立ち上がり点まで到達する。
実施例 以下本発明の実施例を図面に基づき説明する。
1,2はそれぞれ相互に間隔を存して配設される金属板
或いは樹脂板等の適材よりなる内板及び外板で、この内
外両板1,2の外周縁には、接続時矩形をなす複数の側治
具としての発泡用治具3を接離自在に当接配置して、内
外両板1,2の外周縁間を閉塞している。発泡用治具の長
辺側となる一辺3Aには、内外両板間に形成される空間に
充填する硬質ポリウレタンフォーム等の発泡性断熱材4
の発泡原液Gを注入する注入孔5と、前記治具3の一辺
3Aの注入孔より離間した位置に1個或いは実施例に示す
如く複数個の排気孔としての通孔6とを設けている。
7は前記治具の幅より長い寸法を有する硬質或いは可
撓性のゴム又は合成樹脂等の適材よりなる中空の排気管
で、該管は通孔6を貫通して設けられ、治具3の内面よ
り内側に突出する端部7a周囲にはモルトプレン等よりな
る可撓性シール部材8を仮止めした抜け止め加工が施さ
れている。この抜け止め加工は治具3の当接配置時に通
孔6より排気管7が抜けないようにするとともに、断熱
材の発泡時通孔6と排気管7との間に断熱材4が侵入し
ないようにするために施したものである。
9,10は前記内外両板1,2の外表面に当接して、断熱材
4の発泡圧により内外両板1,2が外方に膨出変形するの
を防止するそれぞれ基板及び加圧板である。尚、発泡用
治具3の内面、注入孔5及び通孔6の表面には断熱材と
の接着を防止するパラフィン系等の離型剤(図示しな
い)が塗布されている。
20は注入孔5に対応して前記空間の平面視中央より後
ろ寄りに位置させる発泡ポリウレタン等の断熱材料にて
成形した原液分流部材であって、第5図〜第7図に示す
ように底面が最も広く頂部へ向けて傾斜させた10面体と
しており、この原液分流部材20は、注入孔5側に位置さ
せる面には互いに異なる方向に向けて前下がりに傾斜さ
せた少なくとも3つの傾斜面21,22,23、すなわち、少な
くとも注入孔5側の面に前下がりに傾斜させた中央の傾
斜面21と、この中央の傾斜面21の両端から側方へ延び前
下がり及び前方に向け次第に低くなるように傾斜させた
側部の傾斜面22,23とを設け、反対側の面Pは先の傾斜
面21〜23よりも傾斜を急にしている。また、この原液分
流部材20は内板1或いは外板2のうち発泡時に下側とな
る板の内面に接着剤等で固定されるもので、この固定面
から原液分流部材の頂部までの高さhは、内外両板1,2
間の間隔Hよりも小さくしている(本例ではH:h=10:7
とした)。
尚、原液分流部材20を本例では10面体にて形成した
が、別段この10面体に限定されるものではなく、原液分
流部材に当たる原液が少なくとも三方向以上に分流され
ればよいものである。
そして原液分流部材20の幅は内板1の長辺側の幅より
も小さくしておく。また、傾斜面21が注入孔5に対向す
るように位置させている。
次に本発明における断熱板Dの製造方法について説明
する。
まず、間隔Hを存して上下関係に配設された内外両板
のいずれか一方の板(本例では外板2)の内面に注入孔
5と対向するように原液分流部材20を配設し、内外両板
1,2の外周縁を発泡用治具3、表面を基板9及び加圧板1
0にてそれぞれ被覆固定し、注入孔5を貫通しその先端
が内外両板1,2間に臨むように発泡機の注入銃(図示せ
ず)を注入孔5に挿入する。そしこの注入銃から原液分
流部材20に向けて水平方向に発泡断熱材4の原液Gを高
速度(例えば10m/sec)で注入した後、注入銃を注入孔
5から抜き去り、注入孔5を適当な蓋体(図示しない)
にて閉塞する。
水平方向に注入された原液Gは、原液分流部材20の傾
斜面21〜23に沿って流れ、原液分流部材20の中央では傾
斜面21をスムーズに乗り越え、左右両部では傾斜面22,2
3により向きを変えつつ両傾斜面をスムーズに乗り越
え、この結果、少なくとも三方向に分流されつつ原液分
流部材20を乗り越えてゆく(第1図白抜きの矢印参
照)。この原液分流部材20を乗り越えた原液Gは、それ
ぞれ治具3に当たった部分より放射状に発泡成長を開始
する(第1図一点鎖線参照)。
尚、発泡原液Gは液状から泡状に変わるクリーナタイ
ム、泡状ではあるが成長速度の遅くなるゲルタイム、接
着力の弱くなるタックフリータイム、成長が止まり固化
するフォークタイムを経て発泡断熱材4となる。
一方、原液Gの成長に伴ない空間W内の空気及び発泡
ガスは、発泡圧力により押圧されて、排気孔6方向に向
い、排気管7より外部に排出される(第3図参照)。
断熱材の発泡成長が進み、内外両板1,2間の空気及び
ガスが排気管7を通り全て排出されると、断熱材4の一
部4aが排気管7内に侵入して外気と接触して冷却され排
気管7内壁に接着固化され、排気管7からの断熱材4の
漏出を防止する。内外両板1,2間の断熱材4が発泡固化
し発泡作業完了後、発泡用治具3、基板9及び加圧板10
を除去するとともに、排気管7内の断熱材4aとともに排
気管7を除去すれば断熱板Dは完成する。
以上のように注入孔5に対向して内外両板1,2間の空
間Wの中央より後ろ寄りに原液分流部材20を配設したこ
とで、注入孔5から注入された原液Gは原液分流部材20
に当たってこの原液分流部材20の各傾斜面21,22,23をス
ムーズに乗り越え、このときに原液Gの流速を極力維持
しつつ多方向に分流され、注入孔5と対向する治具3に
対し複数の箇所に衝突させることができる。そして原液
Gは、治具3に衝突した複数の箇所からそれぞれ独立し
て発泡成長させることができ、一点注入においても多点
同時注入と同じような発泡成長を行なうことができる。
このため、内外両板1,2の左右方向の幅に対して広い範
囲で発泡成長を同時進行させることができるようにな
り、注入孔5を形成した一辺側の隅部に空気残りを生じ
にくくでき、さらに、発泡開始点を複数にできることか
ら原液Gの成長が促進され、空間内への断熱材4のまわ
り具合いが迅速かつ良好になる。
〔発明の効果〕
以上詳述したように本発明によれば、注入孔に対向し
て内外両板間の空間の中央より後ろ寄りに原液分流部材
を配設したことで、注入孔から注入された原液が原液分
流部材に当たって少なくとも三方向に分流され、注入孔
の形成された治具と相対する治具に対して一箇所だけで
なく少なくとも三箇所で衝突させることができ、この衝
突した箇所からそれぞれ独立して原液を発泡成長させる
ことができる。このため、両板の幅方向に対して広い範
囲にわたり原液を注入することができ、注入孔を形成し
た一辺側の治具の隅部に空気残りを生じにくくできる。
また発泡成長開始点を複数にできることから、幅方向に
万遍なく発泡成長させやすく、しかも断熱材のまわりを
速くできる。
また、原液分流部材に当たった原液は、原液分流部材
の注入孔側の面に前下がりに傾斜させた中央の傾斜面
と、この中央の傾斜面の両端から側方へ延び前下がり及
び側方に向け次第に低くなるように傾斜させた側部の傾
斜面とに沿ってスムーズに流れ、各傾斜面をスムーズに
乗り越えるので、原液をその流速を極力維持しつつ多方
向に分流することができ、この結果、注入孔が形成され
た治具と相対する治具に原液を確実に衝突させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
各図は本発明の一実施例を示し、第1図は内外両板間の
空間への発泡原液の注入状態を表わす一部切欠の斜視
図、第2図は注入された原液の発泡成長の状態を表わす
一部切欠の斜視図、第3図は第2図のA−A断面図、第
4図は内外両板を固定した状態の斜視図、第5図及び第
6図はそれぞれ原液分流部材の斜視図及び平面図、第7
図は原液分流部材の設置状態の側面図、第8図は発泡終
了状態における要部拡大断面図である。 1……内板、2……外板、3,3A……側治具、4……断熱
材、5……注入孔、D……断熱板、G……原液、W……
空間、20……原液分流部材、21〜23……傾斜面。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−200179(JP,A) 実開 昭60−82192(JP,U) 実開 昭59−178588(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下関係に空間を存して配置された内外両
    板間の前記空間に発泡断熱材の原液を注入して発泡固化
    させるものにおいて、前記空間の中央部と相対する側の
    治具のいずれか一つの中央部分に形成された注入孔に対
    向して前記空間の中央より後ろ寄りに位置されて少なく
    とも前記注入孔側の面に前下がりに傾斜させた中央の傾
    斜面と、この中央の傾斜面の両端から側方へ延び前下が
    り及び側方に向け次第に低くなるように傾斜させた側部
    の傾斜面とを備えた原液分流部材を配設し、前記注入孔
    から注入する原液を前記原液分流部材に当てて注入孔が
    形成された治具に対向した治具に向け少なくとも三方向
    に分流させ前記空間内に発泡固化させるようにしたこと
    を特徴とする断熱板。
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JPS6082192U (ja) * 1983-11-11 1985-06-07 株式会社富士通ゼネラル 冷蔵庫
JPS62200179A (ja) * 1986-02-28 1987-09-03 株式会社日立製作所 断熱箱体

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