JP2831443B2 - 研磨材混入高圧流体噴流によるハニカムコアの切断方法 - Google Patents

研磨材混入高圧流体噴流によるハニカムコアの切断方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、研磨材混入高圧流体噴流を利用してハニカ
ムコアを切断加工するための切断方法に関する。
〔従来の技術〕
研磨材を混入してある高圧の流体を被加工物に向けて
噴射し、この被加工材を所定の形状に切断する加工技術
は、例えば、特公昭60−13800号公報によって知られて
いる。この切断方法では、まず、被加工材の余肉部の任
意の位置においてノズルから高圧流体の噴流の吐出を開
始し、高圧流体噴流が被加工材を貫通するまでこの高圧
流体噴流を切断予定線上へ相対移動させてから、切断加
工を実施していくものである。
このような切断方法は、加工時の発熱がないなどの利
点があり、金属材料を初めとして各種材料の切断加工に
適用されている。これをハニカムコアの切断に応用した
従来技術としては、例えば、特開昭64−87196号公報、
特開昭64−87198号公報に記載されている切断方法があ
る。
この切断方法は、第7図に示されるように、移動する
ノズル1を傾け高圧流体噴流2をハニカムコア3に対し
て所定角度傾斜させながら切断加工を行ない、ハニカム
コアの切断速度を上げ効率良く切断加工を行なおうとす
るものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来技術では、ハニカムコア3の
セル面4を貫通した高圧流体噴流2の一部が飛散して切
断が完了した側のセル面4aを損傷し、製品の品質が損な
われる欠点がある。
そこで、本発明は、上記従来技術の有する欠点を解消
し、飛散する噴流によるハニカムコアのセル面の損傷を
防止して加工品位を向上させ得る研磨材混入高圧流体噴
流による切断方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明は、低温で溶融
可能な固形充填材料を切断予定線に沿ったハニカムコア
のセル内部に充填し、高圧流体を噴射しつつノズルを移
動しハニカムコアを切断した後、上記固形充填材料を除
去することを特徴とするものである。
また、本発明は、切断方向に直交する平面内において
ノズルをハニカムコアの高さ方向に対して製品側へ対し
て所定角度傾け、高圧流体噴流の拡散流によってハニカ
ムコアを垂直に切断することを特徴とするものである。
〔作 用〕
本発明によれば、セル内部には固形充填材料が詰まっ
ているので、高圧流体噴流が拡散せずセル面が損傷する
ことがない。そして、切断後は加熱することで固形充填
材料は溶融するので容易に除去でき、また、その再利用
を図ることができる。
また、本発明によれば、高圧流体噴流の拡散流が製品
側のセル面と平行になるので、このセル面に損傷がない
ように切断できる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例について添付の図面を参照し
て説明する。なお、以下のおいて、第7図と同一の構成
要素には同一の参照符号が付されている。
第1図において、切断加工に供されるハニカムコア3
は、セル面4,4,…によって多数の六角形セル5が連続的
に区画されている。
この実施例では、ハニカムコア3は軽合金あるいは、
繊維強化複合材料を材質に形成されているが、これに限
定されるものではない。
第2図および第3図において、ノズル1は、研磨材が
混入されている高圧流体噴流2をハニカムコア3の厚さ
方向に噴射しつつ、ハニカムコア3との間で相対的に平
行に移動できるようになっている。
そこで、本発明の切断方向によれば、予めハニカムコ
ア3の六角形セル5,5,…に低温で溶融可能な固形充填材
6としてのポリエチレングリコールを詰めてから、第2
図に示されるように、高圧流体噴流2を噴出させなが
ら、ノズル1を所定の切断予定線7に沿ってハニカムコ
ア3に対して相対移動させる。この場合、ハニカムコア
3の六角形セル5,5,…に詰める固形充填材料6として
は、上述したポリエチレングリコールの他、ろう、氷、
などを充填することができる。また、このような固形充
填材料6を、ハニカムコア3の全体の六角形セル5,5,…
に充填する必要はなく、第2図に示されるように、切断
予定線7を中心として所定の幅Aの範囲にある6角形セ
ル5,5,…に充填すれば充分である。この幅Aは、高圧流
体噴流2の太さに存在するが、高圧流体噴流2の太さの
20倍程度が好適である。
しかして、このような切断方法によれば、切断予定線
7に沿った六角形セル5,5,…には、固形充填材料6が充
填されており、セル面4、4、…が露出しないので、高
圧流体噴流2の一部が拡散流として飛散しセル面4に損
傷が生ずるのが防止される。
切断終了後は、加熱することによって、ポリエチレン
グリコールなどの固形充填材6は溶融する。従って、製
品からの除去が容易であるとともに、溶融したものを回
収して、再利用を図ることができる。
次に、本発明の切断方法の他の実施例について、第4
図乃至第6図を参照して説明する。この場合、上記第1
実施例と同一の構成要素には同一の参照符号を付してそ
の詳細な説明は省略する。
この実施例では、ノズル1を傾けながら移動させ高圧
流体噴流2がハニカムコア3に対して次のような角度を
有するようにして切断加工を行なっている。すなわち、
ハニカムコア3の切断方向8と直交する平面上におい
て、ノズル1を、ハニカムコア3の厚さ方向9に対して
製品側へ所定角度αだけ傾けている。そして、このノズ
ル1の傾斜角度を維持しつつ高圧流体噴流2を噴出し
て、当該ノズル1を切断方向8へ相対的に移動させてい
る。
第5図に示されるように、高圧流体噴流2は、ハニカ
ムコア3の厚さ方向9と角度αをなして余肉側へ貫通す
る。この場合、高圧流体噴流2の流線とハニカムコア3
の厚さ方向9とのなす角はαであるが、高圧流体噴流2
がハニカムコア3のセル端縁に接触したことによって生
ずる拡散流10が当該ハニカムコア3のセル面4と平行に
なるよう上記角度αを設定している。このため、この拡
散流10によって、ハニカムコア3は垂直に切断されると
ともに、拡散流10が製品側のセル面4を損傷することが
ない。
なお、上記角度αは、ハニカムコア3の厚さd等をパ
ラメータに決定されるものであるが、第1表に示したよ
うに、ハニカムコアの各厚さに対しては傾斜角度は以下
の値が好適であった。
〔発明の効果〕 以上のように、本発明によれば、低温で溶融可能な固
形充填材料を切断予定線に沿ったハニカムコアのセル内
部に充填し、高圧流体を噴射しつつノズルを移動しハニ
カムコアを切断した後、上記固形充填材料を除去するよ
うにしているので、高圧流体の飛散によるセル面の損傷
なく加工品位良好にハニカムコアの切断を行なえ、ま
た、本発明は、切断方向に直交する平面内においてノズ
ルをハニカムコアの高さ方向に対して製品側へ対して所
定角度傾け、高圧流体噴流の拡散流によってハニカムコ
アを垂直に切断しているので、同様に損傷を防止でき、
研磨材高圧流体噴流による切断加工の応用領域を拡大し
ハニカムコアの切断技術の向上に資するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるハニカムコアの切断方法が適用
されるハニカムコアの斜視図、 第2図は、本発明によるハニカムコアの切断方法を説明
するハニカムコアの平面図、 第3図は、ハニカムコアの切断中の断面図、 第4図は、他の実施例による切断方法を説明するハニカ
ムコアの平面図、 第5図は、ハニカムコアの切断中の断面図、 第6図は、切断されたハニカムコアの断面図、 第7図は、従来技術による研磨材高圧流体噴流を応用し
たハニカムコアの切断方法を示した説明図である。 1……ノズル、2……高圧流体噴流、3……ハニカムコ
ア、4……セル面、5……六角形セル、6……固形充填
材、7……切断予定線、8……切断方向、9……厚さ方
向、10……拡散流。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハニカムコアに対して相対移動するノズル
    から研磨材が混入された高圧流体を噴射してハニカムコ
    アを切断する方法において、低温で溶融可能な固形充填
    材料を切断予定線に沿ったハニカムコアのセル内部に充
    填し、高圧流体を噴射しつつノズルを移動しハニカムコ
    アを切断した後、上記固形充填材料を除去することを特
    徴とする高圧流体噴流によるハニカムコアの切断方法。
  2. 【請求項2】ハニカムコアに対して相対移動するノズル
    から研磨材が混入された高圧流体を噴射してハニカムコ
    アを切断する方法において、切断方向に直交する平面内
    においてノズルをハニカムコアの高さ方向に対して製品
    側へ対して所定角度傾け、高圧流体噴流の拡散流によっ
    てハニカムコアを垂直に切断することを特徴とする高圧
    流体噴流によるハニカムコアの切断方法。
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