JPH07256622A - 未乾燥粘土質物の切断装置及び切断方法 - Google Patents

未乾燥粘土質物の切断装置及び切断方法

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JPH07256622A
JPH07256622A JP28838194A JP28838194A JPH07256622A JP H07256622 A JPH07256622 A JP H07256622A JP 28838194 A JP28838194 A JP 28838194A JP 28838194 A JP28838194 A JP 28838194A JP H07256622 A JPH07256622 A JP H07256622A
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JP
Japan
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pressure water
undried
clayey
cutting
honeycomb
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JP28838194A
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English (en)
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Yasunao Miura
康直 三浦
Mamoru Nishimura
養 西村
Kojiro Tokuda
浩次郎 徳田
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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    • B28B17/00Details of, or accessories for, apparatus for shaping the material; Auxiliary measures taken in connection with such shaping
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ハニカム形状セラミック成形体の
未乾燥粘土質物を切断するにあたり、不良品の発生を低
減できる未乾燥粘土質物の切断装置、及び切断方法を提
供できるようにすることを目的とするものである。 【構成】 セラミック原料をハニカム成形体未乾燥粘土
質物3に成形するための成形機1と、該成形機によって
成形された前記未乾燥粘土質物を保持するための保持台
7と、前記成形機によって成形された前記未乾燥粘土質
物を搬送するためのコンベア9と、前記未乾燥粘土質物
を切断してハニカム成形体6とするための高圧水噴射手
段4(4a,4b,4c,4d)と、前記高圧水噴射手
段の一部を備えたフィーダ5と、噴射された水を循環で
きる集水装置10と、前記ハニカム成形体を保持するた
めの保持台7と、前記ハニカム成形体搬送するためのコ
ンベア9とから構成されたことを特徴とする未乾燥粘土
質物の切断装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、触媒担体、ディーゼル
パティキュレートフィルタ、及び熱交換器等として用い
られているハニカム形状セラミック成形体の未乾燥粘土
質物を、微小ノズルから吐出された高圧水によって切断
するハニカム切断方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ハニカム切断方法に関しては、特
公平4−60402号公報に開示されているように、ピ
アノ線等の金属製の細線を用いて触媒担体、ディーゼル
パティキュレートフィルタ、及び熱交換器等として用い
られているハニカム形状セラミック成形体の未乾燥粘土
質物を切断する方法が、広く知られてきている。前記切
断技術は、ピアノ線等の金属製の細線の線径を大きくす
れば、切断時の抵抗により成形体の変形を招き、線径を
小さくすれば線が切れやすく、不良品が多発するという
問題がある。
【0003】一方、特に、圧力損失低減のために、セラ
ミック壁厚を薄肉化した触媒担体、ディーゼルパティキ
ュレートフィルタ、及び熱交換器等として用いられてい
るハニカム形状セラミック成形体の未乾燥粘土質物に、
上記のごとき開示技術を適用すれば、上記の問題はより
顕著である。即ち、ハニカム形状セラミック成形体の変
形、特には断面形状、例えば四角形の単位セルが歪むば
かりでなく、潰れ、更にセルの潰れが伝播するというこ
とが、より頻発するようになるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のごと
き状況を鑑みて、ハニカム形状セラミック成形体の未乾
燥粘土質物を切断するにあたり、不良品の発生を低減で
きる未乾燥粘土質物の切断装置、及び切断方法を提供で
きるようにすることを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1は、セラミック原料をハニカム成形体未乾
燥粘土質物に成形するためのハニカム成形型を備えた成
形機と、該成形機によって成形された前記未乾燥粘土質
物を保持するための第1保持手段と、前記成形機によっ
て押し出されてくる成形された前記未乾燥粘土質物を搬
送するための第1搬送手段と、前記未乾燥粘土質物を切
断してハニカム成形体とするための高圧水噴射手段と、
少なくとも前記高圧水噴射手段の一部を備えた可動自在
な可動手段と、前記高圧水噴射手段から噴射された水を
集配、濾過、循環及び排出できる集水装置と、前記ハニ
カム成形体を保持するための第2保持手段と、前記ハニ
カム成形体搬送するための第2搬送手段とから少なくと
も構成され、しかも、前記高圧水噴射手段に備えられた
高圧水噴射ノズルの速度ベクトルA(前記未乾燥粘土質
物が前記成形機に押し出し成形される押し出し方向の速
度ベクトルBと、該速度ベクトルBに垂直な前記未乾燥
粘土質物を切断するのに必要な速度ベクトルCとの合成
であり、また前記高圧水噴射ノズルを付設したフィーダ
が速度ベクトルDを持てば、該ベクトルも合成されたベ
クトルとして表される)を制御するための制御装置によ
って、前記高圧水噴射ノズルが制御されることを特徴と
する未乾燥粘土質物の切断装置を採用するものである。
【0006】また、請求項2は、前記高圧水噴射手段に
よって前記未乾燥粘土質物を切断して前記ハニカム成形
体とする際に、前記高圧水噴射手段から噴射される高圧
水の方向が、前記未乾燥粘土質物のセルを構成するセル
格子の延長面内に含まれないように、前記未乾燥粘土質
物を、前記高圧水噴射手段に対して配置されることを特
徴とする請求項1記載の未乾燥粘土質物の切断装置を採
用するものである。
【0007】さらに、請求項3は、前記高圧水噴射手段
によって前記未乾燥粘土質物を切断して前記ハニカム成
形体とする際に、前記高圧水噴射手段から噴射される高
圧水の方向が、前記未乾燥粘土質物のセルを構成するセ
ル格子の延長面内に含まれないように、前記未乾燥粘土
質物を、前記高圧水噴射手段に対して配置されることを
特徴とする未乾燥粘土質物の切断方法を採用するもので
ある。
【0008】
【作用】上記手段を採用したことにより、即ち、特に請
求項1により、従来の、例えば特公平4−60402号
公報に開示されているようなピアノ線等の金属製の細線
を用いてハニカム形状セラミック成形体の未乾燥粘土質
物を切断する方法で発生した問題(ピアノ線等の金属製
の細線の線径を大きくすれば、切断時の抵抗により成形
体の変形を招き、線径を小さくすれば線が切れやすく、
不良品が多発する。特に、圧力損失低減のために、セラ
ミック壁厚を薄肉化した触媒担体、ディーゼルパティキ
ュレートフィルタ、及び熱交換器等として用いられてい
るハニカム形状セラミック成形体の未乾燥粘土質物に、
上記のごとき開示技術を適用すれば、上記の問題はより
顕著で、ハニカム形状セラミック成形体の変形、特には
断面形状、例えば四角形の単位セルが歪むばかりでな
く、潰れ、更にセルの潰れが伝播するということが、よ
り頻発するようになる。)は解消できる。
【0009】この理由は、以下のような本発明の作用に
よるものである。即ち、ピアノ線等の金属製の細線を用
いて切断すれば、細線が、未乾燥粘土質物に接触し、そ
してその接触部が細線によって変形させはじめられる
と、未乾燥粘土質物の変形は、細線が直接に当たる部分
以外に、その周囲をも変形させながら切断することにな
る。しかしながら、本発明の如く高圧水のジェット噴流
を採用すれば、未乾燥粘土質物の高圧水のジェット噴流
が吹きつけられた部分だけが、吹きつけられた部分及び
その周囲は変形されること無く削り取るばかりでなく、
削り取った粘土を瞬時に除去できる。そのため、ハニカ
ム形状セラミック成形体の変形、特には断面形状、例え
ば四角形の単位セルが歪むばかりでなく、潰れ、更にセ
ルの潰れが伝播するということ無くして切断可能とな
る。
【0010】従って、圧力損失低減のために、セラミッ
ク壁厚を薄肉化した触媒担体、ディーゼルパティキュレ
ートフィルタ、及び熱交換器等として用いられているハ
ニカム形状セラミック成形体の未乾燥粘土質物に、本発
明を適用しても、不良品の発生の少ない、生産性の高い
優れた切断装置となるのであるが、未乾燥粘土質物が成
形機に押し出し成形される押し出し方向の速度ベクトル
Bの大きさの微小変化を制御装置によって感知して、微
小変化感知に基づく信号を発する制御装置によって高圧
水噴射ノズルの速度ベクトルAを制御しながら切断する
ので、さらに精度良く切断できる。
【0011】さらに、請求項2、3を採用したことによ
り、未乾燥粘土質物が、セルを構成するセル格子と、セ
ル格子によって形成される空間部からなるために、未乾
燥粘土質物は、密度均質体ではない。そこで、高圧水噴
射手段から噴射される高圧水の方向が、未乾燥粘土質物
のセルを構成するセル格子の面内に含まれないように、
未乾燥粘土質物を、高圧水噴射手段に対して配置したこ
とで、さらに一層効率よく、平滑な切断面を得ることが
できるようになる。
【0012】
【実施例】
(実施例1)従来、触媒担体、ディーゼルパティキュレ
ートフィルタ、及び熱交換器等として用いられているハ
ニカム形状セラミック成形体の未乾燥粘土質物を、微小
ノズルから吐出された高圧水によって切断するハニカム
切断方法に関する技術の開示は見られない。この理由
は、ハニカム形状セラミック成形体の未乾燥粘土質物を
切断後、切断部近傍のセル内に残留した付着水が、粘土
の溶解を招き、形状を保持することが困難であると、既
成的に考えられてきていることに基づくものである。し
かしながら、上記問題点を課題解決するために、本発明
者等は既成概念にまどわされること無く鋭意検討してき
た。その結果について以下に詳細を記す。
【0013】説明に当たり、図に記した一実施例を参照
しながら説明する。図1は、本発明の実施例であるハニ
カム成形体の切断装置、及び切断方法を説明するための
正面図及び平面図で有る。図において、1は、触媒担
体、ディーゼルパティキュレートフィルタ、及び熱交換
器等として用いられているハニカム形状セラミック成形
体のセラミック原料をハニカム成形体未乾燥粘土質物に
成形するための成形機であり、2は、該成形機1に付設
されたハニカム成形型であり、3は、該ハニカム成形型
により成形された切断前のハニカム形状セラミック成形
体の未乾燥粘土質物であり、4は、高圧水噴射手段であ
る高圧水噴射切断機であり、該切断機4は、高圧水を噴
射するための高圧水噴射ノズル4aと高圧水圧を発生す
るための高圧水発生ポンプ4bと高圧水を前記高圧水発
生ポンプ4bから前記高圧水噴射ノズル4aへ送るため
のチューブ4cで少なくとも構成されている。また、5
は、可動手段である前記高圧水噴射ノズル4aを付設し
た送り装置であるフィーダで、前記未乾燥粘土質物3が
前記成形機1に押し出し成形される押し出し方向に適当
な方向に、前記未乾燥粘土質物3が前記高圧水噴射ノズ
ル4aから高圧噴射されるジェット水流によって切断さ
れるように、前記高圧水噴射ノズル4aは、自由自在に
移動可能である。6は、切断されたハニカム成形体であ
る。7は、前記ハニカム成形体6を搬送する際に用いる
受け台で第2保持手段である。また、8は、切断された
前記ハニカム成形体6を搬送するための第2搬送手段で
あるコンベアである。この後、前記ハニカム成形体6
は、前記コンベア8で例えば乾燥機へと搬送される。
【0014】ここで、前記高圧水噴射ノズル4aの動き
について説明する。前記高圧水噴射ノズル4aの速度ベ
クトルAは、前記未乾燥粘土質物3が前記成形機1に押
し出し成形される押し出し方向の速度ベクトルBと、前
記未乾燥粘土質物3を、前記未乾燥粘土質物3が前記成
形機1に押し出し成形される押し出し方向の速度ベクト
ルに垂直な速度ベクトルCとによって合成されたベクト
ルとして表される(図2:前記高圧水噴射ノズル4aの
速度ベクトルを説明するための図を参照のこと)。ま
た、前記フィーダ5は、前記未乾燥粘土質物3が前記成
形機1に押し出し成形される押し出し方向の速度ベクト
ルBの方向に対して適当な角度を持って付設されてお
り、前記高圧水噴射ノズル4aもまた前記フィーダ5に
沿って図中に記した矢印のノズル4aの可動方向4dに
移動できる(但し、前記フィーダ5の移動速度がBであ
れば、A=C、即ち前記フィーダ5の速度ベクトルがD
ならばA=B+C+D)。尚、前記未乾燥粘土質物3が
前記成形機1に押し出し成形される押し出し方向の速度
ベクトルBの大きさの微小変化を図に記してない成形速
度検知センサにて感知して、微小変化感知に基づく信号
を発する制御装置(図に記してない)によって前記高圧
水噴射ノズル4aの速度ベクトルAを制御しながら切断
すれば、さらに精度良く切断できる。また、前記高圧水
噴射ノズル4aの前記未乾燥粘土質物3からの距離を一
定に保つように制御装置を付設することで、さらに一層
精度良く切断できる。
【0015】さて、前記高圧水噴射ノズル4aから吐出
される高圧水による切断加工の良否は、前記高圧水噴射
ノズル4aのノズル径、吐出圧力、前記速度ベクトルA
の大きさ、及び前記未乾燥粘土質物3の前記高圧水噴射
ノズル4aに対する配置によって決定される。前記高圧
水噴射ノズル4aの径及び吐出圧力の影響:前記高圧水
噴射ノズル4aの径及び吐出圧力により、吐出流量が定
められるが、吐出流量が多いほど切断力が大きくなり、
切断面の平滑性は良好となる。しかし、吐出流量が必要
以上に大きくなると、前記未乾燥粘土質物3の切断面の
セルの潰れ、またセル内での水の残留による前記未乾燥
粘土質物3の溶解、乾燥時間の遅延が見られる。また、
逆に吐出流量が少ない場合には、切断力が小さくなり、
切断途中での力の減衰が激しく、良好な加工面が得られ
ない。
【0016】前記速度ベクトルAの大きさの影響:前記
速度ベクトルAの大きさは、吐出流量との絡みで切断面
の良否に大きな影響を与える。前記速度ベクトルAの大
きさを小さくすれば、前記未乾燥粘土質物3の切断面に
平滑性を得ることができる。しかし、セル内での水の残
留による前記未乾燥粘土質物3の溶解を引き起こす。ま
た、逆に前記速度ベクトルAの大きさが大きい場合に
は、生産性を向上するが、適正以上になると、前記高圧
水噴射ノズル4aの送りが早すぎるために切断不良を発
生する。
【0017】そこで、前記高圧水噴射ノズル4aの径及
び吐出圧力の影響を、前記速度ベクトルAの大きさの影
響を考慮して種々検討した結果、前記高圧水噴射ノズル
4aの径は、0.1 〜0.3 mm、かつ吐出圧力1000〜3000Kg
/cm2、前記速度ベクトルAの大きさ1 〜10m/min の範囲
が、適正であることが明らかとなった。前記未乾燥粘土
質物3の前記高圧水噴射ノズル4aに対する配置の影
響:前記未乾燥粘土質物3が、セルを構成するセル格子
と、セル格子によって形成される空間部からなるため
に、前記未乾燥粘土質物3は、密度均質体ではない。そ
のため、前記高圧水噴射ノズル4aの径及び吐出圧力及
び前記速度ベクトルAの大きさで定められた条件下での
ある一定の力で、平滑な切断面を得るためには、前記高
圧水噴射ノズル4aから噴射される高圧水の方向が、前
記未乾燥粘土質物3のセルを構成するセル格子の面内に
含まれないように、前記未乾燥粘土質物3を、前記高圧
水噴射ノズル4aに対して配置すれば、さらに一層効率
よく、平滑な切断面を得ることができる(図3:前記高
圧水噴射ノズル4aの前記未乾燥粘土質物3のセルを構
成するセル格子に対する配置を記した図である。尚、4
eは、高圧水である。)。
【0018】以上、高圧水によって切断するハニカム切
断方法に付いて詳細したが、次に前記未乾燥粘土質物3
の搬送機構について詳細する。前記ハニカム形状セラミ
ック成形体6の前記未乾燥粘土質物3を前記ハニカム成
形体6に成形するための成形機1に付設された前記ハニ
カム成形型2より成形された切断前の前記セラミック成
形体6の前記未乾燥粘土質物3は、上下可動機構のつい
た第2搬送手段であるコンベア9にて、前記コンベア9
が下状態にある時に供給された第1保持手段である前記
受け台7が上状態になることによって保持され、また前
記高圧水噴射ノズル4aから噴射される高圧水によって
切断が進行している間も保持されつづけ、所定寸法に切
断されたのちに、前記コンベア8にて、前記ハニカム成
形体6は、前記受け台8と共に次装置にまで搬送され
る。
【0019】尚、前記高圧水噴射ノズル4aから噴射さ
れる高圧水によって切断が進行している際に排出される
水は、図1に記載の集水装置10にて集められ、粘土分
の除去、或いは濾過を行ったのちに循環または排出され
る。また、上記例では、第1、2保持手段を受け台と
し、第1、2搬送手段をコンベアとしたが、第1、2保
持手段及び第1、2搬送手段を、高圧ガス噴射流による
エアフローティングでおこなってもよい。
【0020】以上に記したように本発明を構成すること
で、ハニカム切断方法に関する従来の、例えば特公平4
−60402号公報に開示されているようなピアノ線等
の金属製の細線を用いてハニカム形状セラミック成形体
の未乾燥粘土質物を切断する方法で発生した問題(ピア
ノ線等の金属製の細線の線径を大きくすれば、切断時の
抵抗により成形体の変形を招き、線径を小さくすれば線
が切れやすく、不良品が多発する。特に、圧力損失低減
のために、セラミック壁厚を薄肉化した触媒担体、ディ
ーゼルパティキュレートフィルタ、及び熱交換器等とし
て用いられているハニカム形状セラミック成形体の未乾
燥粘土質物に、上記のごとき開示技術を適用すれば、上
記の問題はより顕著で、ハニカム形状セラミック成形体
の変形、特には断面形状、例えば四角形の単位セルが歪
むばかりでなく、潰れ、更にセルの潰れが伝播するとい
うことが、より頻発するようになる。)は解消できる。
【0021】この理由は、ピアノ線等の金属製の細線を
用いて切断すれば、細線が、未乾燥粘土質物に接触し、
そしてその接触部が細線によって変形させはじめられる
と、未乾燥粘土質物の変形は、細線が直接に当たる部分
以外に、その周囲をも変形させながら切断することにな
る。しかしながら、本発明の如く高圧水のジェット噴流
を採用すれば、未乾燥粘土質物の高圧水のジェット噴流
が吹きつけられた部分だけが、吹きつけられた部分及び
その周囲は変形されること無く削り取るばかりでなく、
削り取った粘土を瞬時に除去できる。そのため、ハニカ
ム形状セラミック成形体の変形、特には断面形状、例え
ば四角形の単位セルが歪むばかりでなく、潰れ、更にセ
ルの潰れが伝播するということ無くして切断可能とな
る。
【0022】従って、圧力損失低減のために、セラミッ
ク壁厚を薄肉化した触媒担体、ディーゼルパティキュレ
ートフィルタ、及び熱交換器等として用いられているハ
ニカム形状セラミック成形体の未乾燥粘土質物に、本発
明を適用しても、不良品の発生の少ない、生産性の高い
優れた切断装置、及び切断方法となる。
【0023】
【発明の効果】上記作用が奏功し、即ち、ハニカム形状
セラミック成形体の未乾燥粘土質物を切断するにあた
り、不良品の発生を低減できる未乾燥粘土質物の切断装
置、及び切断方法を提供できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(ア)は、本発明の実施例である切断装置を説
明するために、前記装置を横方向から見た図である。
(イ)は、本発明の実施例である切断装置を説明するた
めの、前記装置を上方向から見た図である。
【図2】本発明の実施例である切断装置に設けられた高
圧水噴射ノズルの速度ベクトルを説明するための図であ
る。
【図3】未乾燥粘土質物のセルを構成するセル格子に対
する高圧水噴射ノズルの配置を記した図である。
【符号の説明】
1 成形機 2 ハニカム成形型 3 未乾燥粘土質物質 4 高圧水噴射切断機 4a 高圧水噴射ノズル 4b 高圧水発生ポンプ 4c チューブ 4d 高圧水噴射ノズルの可動方向 4e 高圧水 5 フィーダ 6 ハニカム成形体 7 受け台 8 コンベア 9 コンベア 10 集水装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック原料をハニカム成形体未乾燥
    粘土質物に成形するためのハニカム成形型を備えた成形
    機と、該成形機によって成形された前記未乾燥粘土質物
    を保持するための第1保持手段と、前記成形機によって
    押し出されてくる成形された前記未乾燥粘土質物を搬送
    するための第1搬送手段と、前記未乾燥粘土質物を切断
    してハニカム成形体とするための高圧水噴射手段と、少
    なくとも前記高圧水噴射手段の一部を備えた可動自在な
    可動手段と、前記高圧水噴射手段から噴射された水を集
    配、濾過、循環及び排出できる集水装置と、前記ハニカ
    ム成形体を保持するための第2保持手段と、前記ハニカ
    ム成形体搬送するための第2搬送手段とから少なくとも
    構成され、しかも、前記高圧水噴射手段に備えられた高
    圧水噴射ノズルの速度ベクトルA(前記未乾燥粘土質物
    が前記成形機に押し出し成形される押し出し方向の速度
    ベクトルBと、該速度ベクトルBに垂直な前記未乾燥粘
    土質物を切断するのに必要な速度ベクトルCとの合成で
    あり、また前記高圧水噴射ノズルを付設したフィーダが
    速度ベクトルDを持てば、該ベクトルも合成されたベク
    トルとして表される)を制御するための制御装置によっ
    て、前記高圧水噴射ノズルが制御されることを特徴とす
    る未乾燥粘土質物の切断装置。
  2. 【請求項2】 前記高圧水噴射手段によって前記未乾燥
    粘土質物を切断して前記ハニカム成形体とする際に、前
    記高圧水噴射手段から噴射される高圧水の方向が、前記
    未乾燥粘土質物のセルを構成するセル格子の延長面内に
    含まれないように、前記未乾燥粘土質物を、前記高圧水
    噴射手段に対して配置されることを特徴とする請求項1
    記載の未乾燥粘土質物の切断装置。
  3. 【請求項3】 前記高圧水噴射手段によって前記未乾燥
    粘土質物を切断して前記ハニカム成形体とする際に、前
    記高圧水噴射手段から噴射される高圧水の方向が、前記
    未乾燥粘土質物のセルを構成するセル格子の延長面内に
    含まれないように、前記未乾燥粘土質物を、前記高圧水
    噴射手段に対して配置されることを特徴とする未乾燥粘
    土質物の切断方法。
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