JPH0347194Y2 - - Google Patents
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- JPH0347194Y2 JPH0347194Y2 JP6930187U JP6930187U JPH0347194Y2 JP H0347194 Y2 JPH0347194 Y2 JP H0347194Y2 JP 6930187 U JP6930187 U JP 6930187U JP 6930187 U JP6930187 U JP 6930187U JP H0347194 Y2 JPH0347194 Y2 JP H0347194Y2
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Landscapes
- Refrigerator Housings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の目的〕
産業上の利用分野
本考案は内外両箱間に発泡断熱材を充填する断
熱箱体に係わり、詳述すれば内箱側に接触若しく
は近接して配設される冷媒管の機械室から導びか
れる部分が発泡材の注入時に発泡材注入方向にず
れることを防止したものである。
熱箱体に係わり、詳述すれば内箱側に接触若しく
は近接して配設される冷媒管の機械室から導びか
れる部分が発泡材の注入時に発泡材注入方向にず
れることを防止したものである。
従来の技術
外箱に注入口を形成し、この注入口に注入管を
挿入して、発泡原液を内外両箱間に注入させて、
発泡固化により内外両箱間に断熱材層を形成させ
る技術として、実公昭55−7812号公報や実公昭56
−17354号公報等がある(これを前者という)。そ
して、これら公報にあつては、注入口部分の構造
を改良したものである。一方、実公昭55−29433
号公報(これを後者という)にあつては、使用に
伴なう劣化や損傷によりキヤピラリーチユーブ単
品を交換することが不可能であることから、これ
を可能にすべく、キヤピラリーチユーブを断熱材
層中に埋設させた案内パイプ内を挿通するように
して貯蔵室へ導びいた技術を開示している。
挿入して、発泡原液を内外両箱間に注入させて、
発泡固化により内外両箱間に断熱材層を形成させ
る技術として、実公昭55−7812号公報や実公昭56
−17354号公報等がある(これを前者という)。そ
して、これら公報にあつては、注入口部分の構造
を改良したものである。一方、実公昭55−29433
号公報(これを後者という)にあつては、使用に
伴なう劣化や損傷によりキヤピラリーチユーブ単
品を交換することが不可能であることから、これ
を可能にすべく、キヤピラリーチユーブを断熱材
層中に埋設させた案内パイプ内を挿通するように
して貯蔵室へ導びいた技術を開示している。
考案が解決しようとする問題点
前記従来の技術における前者にあつては、外箱
に設けた注入口より注入された発泡原液の発泡固
化に伴なう漏出を防止するための注入口の構造を
示すものであり、発泡固化による漏出が防げる。
しかし、内箱と外箱とで形成される空間には冷媒
循環経路となる冷却管やキヤピラリーチユーブ、
アキユームレータ等の冷媒管が配設されるのが通
常であり、これら冷媒管が発泡原液の注入管より
勢いよく噴出される原液にて動かないようにする
ため、内箱或いは外箱に何らかの固定部材を設け
(例えば実公昭58−75号公報参照)冷媒管を固定
しなければならず、大変煩わしい作業であり、か
つ原液の噴出力は強大であることから、この噴出
力に耐える固定部材としては強固な固定力が要求
され前述の空間内が煩雑化してしまうという問題
があつた。一方、後者にあつては、案内パイプを
断熱材層中にて内箱及び外箱と間隔を存して保持
させるため、やはり何らかの保持固定部材が必要
であり、この保持固定部材は断熱材の充填後は何
ら機能を果さないため部品として無駄があつた。
に設けた注入口より注入された発泡原液の発泡固
化に伴なう漏出を防止するための注入口の構造を
示すものであり、発泡固化による漏出が防げる。
しかし、内箱と外箱とで形成される空間には冷媒
循環経路となる冷却管やキヤピラリーチユーブ、
アキユームレータ等の冷媒管が配設されるのが通
常であり、これら冷媒管が発泡原液の注入管より
勢いよく噴出される原液にて動かないようにする
ため、内箱或いは外箱に何らかの固定部材を設け
(例えば実公昭58−75号公報参照)冷媒管を固定
しなければならず、大変煩わしい作業であり、か
つ原液の噴出力は強大であることから、この噴出
力に耐える固定部材としては強固な固定力が要求
され前述の空間内が煩雑化してしまうという問題
があつた。一方、後者にあつては、案内パイプを
断熱材層中にて内箱及び外箱と間隔を存して保持
させるため、やはり何らかの保持固定部材が必要
であり、この保持固定部材は断熱材の充填後は何
ら機能を果さないため部品として無駄があつた。
このため本考案は、発泡断熱材の充填時に冷媒
管の移動を阻止し、充填後の機能性を有した固定
部材を備えた断熱箱体を提供するものである。
管の移動を阻止し、充填後の機能性を有した固定
部材を備えた断熱箱体を提供するものである。
問題点を解決するための手段
本考案の断熱箱体は、周側面各コーナーに湾曲
面が形成された外箱と、外箱と間隔を存して内側
に設けられ外面に冷却管を当接した内箱と、内箱
の底壁の下に間隔を存して設けられ外箱の下部と
ともに機械室を画成する天板と、外箱・内箱及び
天板により形成される空間に充填される発泡断熱
材とを備え、更に、内箱と天板との間の部分に対
応する外箱適所に設けられ、発泡原液の注入管を
挿通する注入口と、一端を冷却管に接続し他端を
天板を貫通して機械室へ導出する連結管に接続す
るアキユームレータと、連結管を挿通する挿通口
を有し天板・注入口と相対する外箱の内面・内箱
の底壁に各々当接するとともに注入口に対向して
配設される補強部材とを備えたものである。
面が形成された外箱と、外箱と間隔を存して内側
に設けられ外面に冷却管を当接した内箱と、内箱
の底壁の下に間隔を存して設けられ外箱の下部と
ともに機械室を画成する天板と、外箱・内箱及び
天板により形成される空間に充填される発泡断熱
材とを備え、更に、内箱と天板との間の部分に対
応する外箱適所に設けられ、発泡原液の注入管を
挿通する注入口と、一端を冷却管に接続し他端を
天板を貫通して機械室へ導出する連結管に接続す
るアキユームレータと、連結管を挿通する挿通口
を有し天板・注入口と相対する外箱の内面・内箱
の底壁に各々当接するとともに注入口に対向して
配設される補強部材とを備えたものである。
作 用
発泡原液を空間C内に注入するとき、注入ノズ
ル21より噴出されて最初に当たるのは補強部材
17であり、この補強部材17は、当接面が外箱
3内面に当接しているため、この原液の衝撃によ
る噴出方向への移動は完全に外箱3にて規制され
て動くことはない。このため補強部材17の挿通
口18に挿通された連結管16も強固に固定され
ることとなり、外箱3側へ移動することはなく、
アキユームレータ15を所望の位置に保持固定さ
せる作用をなす。また、補強部材17は内箱4の
底壁並びに天板6の上面に当接することから、天
板6と内箱4底壁との間隔を所定間隔に維持する
間隔子としての作用もなす。
ル21より噴出されて最初に当たるのは補強部材
17であり、この補強部材17は、当接面が外箱
3内面に当接しているため、この原液の衝撃によ
る噴出方向への移動は完全に外箱3にて規制され
て動くことはない。このため補強部材17の挿通
口18に挿通された連結管16も強固に固定され
ることとなり、外箱3側へ移動することはなく、
アキユームレータ15を所望の位置に保持固定さ
せる作用をなす。また、補強部材17は内箱4の
底壁並びに天板6の上面に当接することから、天
板6と内箱4底壁との間隔を所定間隔に維持する
間隔子としての作用もなす。
実施例
以下本考案の実施例を第1図〜第5図を参照し
て説明する。
て説明する。
1は上面に開口を有した低温庫であり、スポツ
ト型の冷凍シヨーケースを例にとり説明する。2
は低温庫1の本体としての断熱箱体であつて、周
側面各コーナーに湾曲面が形成され耐食性の良好
な材料例えば電気亜鉛メツキ鋼板製の外箱3と、
この外箱3と間隔を存して設けられ底壁並びに上
面開口を有し熱伝導性の良好な材料例えばアルミ
ニウム製の内箱4と、この内箱4の底壁の下に間
隔を存して設けられ外箱3の下部とともに機械室
5を画成する天板6と、内箱4と外箱3との間及
び内箱4と天板6との間に形成される空間Cに充
填される発泡ポリウレタン等の発泡断熱材7とで
構成されている。尚、内箱4の外面には冷媒流路
の一部を構成する冷却管8を当接させて配設して
ある。また、外箱3の周側面下部には空気吸い込
み用及び排出用のスリツト9が夫々形成されてい
る。更に外箱3の4コーナー下部には設置床面に
当接する脚材としてのキヤスター10が固定され
ている。
ト型の冷凍シヨーケースを例にとり説明する。2
は低温庫1の本体としての断熱箱体であつて、周
側面各コーナーに湾曲面が形成され耐食性の良好
な材料例えば電気亜鉛メツキ鋼板製の外箱3と、
この外箱3と間隔を存して設けられ底壁並びに上
面開口を有し熱伝導性の良好な材料例えばアルミ
ニウム製の内箱4と、この内箱4の底壁の下に間
隔を存して設けられ外箱3の下部とともに機械室
5を画成する天板6と、内箱4と外箱3との間及
び内箱4と天板6との間に形成される空間Cに充
填される発泡ポリウレタン等の発泡断熱材7とで
構成されている。尚、内箱4の外面には冷媒流路
の一部を構成する冷却管8を当接させて配設して
ある。また、外箱3の周側面下部には空気吸い込
み用及び排出用のスリツト9が夫々形成されてい
る。更に外箱3の4コーナー下部には設置床面に
当接する脚材としてのキヤスター10が固定され
ている。
一方、内箱4と外箱3とで形成される上面開口
縁には、開口縁の4コーナーを被うコーナーブレ
ーカ11と、開口縁の相対向する短辺を被う第1
ブレーカ12と、開口縁の相対向する長辺を被う
第2ブレーカ13とを備えている。そして、各ブ
レーカ11,12,13は例えば合成樹脂にて形
成されている。またこれらブレーカ11,12,
13上には、開口からの外気侵入を阻止すべく上
面開口を開閉自在に閉塞する扉体を設けることが
好ましく、この扉体は視認性の良好な部材例えば
ガラスにより収納室14内を視認できる窓を備え
ることが望ましい。
縁には、開口縁の4コーナーを被うコーナーブレ
ーカ11と、開口縁の相対向する短辺を被う第1
ブレーカ12と、開口縁の相対向する長辺を被う
第2ブレーカ13とを備えている。そして、各ブ
レーカ11,12,13は例えば合成樹脂にて形
成されている。またこれらブレーカ11,12,
13上には、開口からの外気侵入を阻止すべく上
面開口を開閉自在に閉塞する扉体を設けることが
好ましく、この扉体は視認性の良好な部材例えば
ガラスにより収納室14内を視認できる窓を備え
ることが望ましい。
他方、内箱4外面に当接して配設した冷却管8
の終端部はアキユームレータ15と連結管16を
介して圧縮機に接続されるが、冷却管8にしろア
キユームレータ15にしろ流れる冷媒が低温(−
20℃以下)であることから、断熱材にて囲繞する
必要がある。冷却管8については内箱4に当接し
ている関係上問題ないが、アキユームレータ15
は機械室5に配設させると、その断熱部材が他の
機械部品に比べ巨大化し機械室5の収納スペース
を狭めてしまうため、小型化のうえで支障があり
最近では発泡断熱材7中に埋没させるのが通常で
ある。このアキユームレータ15を発泡断熱材7
中に埋没させるにあたり、内箱4と外箱3との間
隔を考慮したうえで、最も間隔の大きなコーナー
部に垂直方向でかつ内箱4側に近接させて位置さ
せるのが好ましい。
の終端部はアキユームレータ15と連結管16を
介して圧縮機に接続されるが、冷却管8にしろア
キユームレータ15にしろ流れる冷媒が低温(−
20℃以下)であることから、断熱材にて囲繞する
必要がある。冷却管8については内箱4に当接し
ている関係上問題ないが、アキユームレータ15
は機械室5に配設させると、その断熱部材が他の
機械部品に比べ巨大化し機械室5の収納スペース
を狭めてしまうため、小型化のうえで支障があり
最近では発泡断熱材7中に埋没させるのが通常で
ある。このアキユームレータ15を発泡断熱材7
中に埋没させるにあたり、内箱4と外箱3との間
隔を考慮したうえで、最も間隔の大きなコーナー
部に垂直方向でかつ内箱4側に近接させて位置さ
せるのが好ましい。
ただし、アキユームレータ15をコーナー部に
配設させるにあたり、後述する注入管としての注
入ノズル21より噴き出される発泡原液にて、ア
キユームレータ15が外箱3側へ押しつけられな
いようにすべく、連結管16を固定する補強部材
17を内箱4の下面コーナー部に設けておく。こ
の補強部材17は例えば発泡スチロール等の発泡
樹脂にて形成され、アキユームレータ15の他端
に接続し天板6に設けた連絡口6Aを貫通して圧
縮機へ連絡する連結管16を挿通する挿通口18
と、この挿通口18を含み連結管16の折曲部を
当接保持させる凹部19とを有し、外箱3のコー
ナー部及びコーナー部周辺内側と天板6の上面角
部とに当接する当接面20を形成した角材のよう
な形状となしたものである。またこの補強部材1
7の高さ方向の大きさは、内箱4の底壁と天板6
の上面との距離と略等しくし、更に上面の一部が
内箱4底壁に接するような大きさに選定してお
く。
配設させるにあたり、後述する注入管としての注
入ノズル21より噴き出される発泡原液にて、ア
キユームレータ15が外箱3側へ押しつけられな
いようにすべく、連結管16を固定する補強部材
17を内箱4の下面コーナー部に設けておく。こ
の補強部材17は例えば発泡スチロール等の発泡
樹脂にて形成され、アキユームレータ15の他端
に接続し天板6に設けた連絡口6Aを貫通して圧
縮機へ連絡する連結管16を挿通する挿通口18
と、この挿通口18を含み連結管16の折曲部を
当接保持させる凹部19とを有し、外箱3のコー
ナー部及びコーナー部周辺内側と天板6の上面角
部とに当接する当接面20を形成した角材のよう
な形状となしたものである。またこの補強部材1
7の高さ方向の大きさは、内箱4の底壁と天板6
の上面との距離と略等しくし、更に上面の一部が
内箱4底壁に接するような大きさに選定してお
く。
尚、内箱4下面と天板6上面との間の部分に対
応する外箱3適所、例えば本例では第4図に示す
如く、アキユームレータ15を配設するコーナー
部の隣り合う長辺の他側に位置するコーナー部に
注入管としての注入ノズル21を貫通する注入口
22を設けている。
応する外箱3適所、例えば本例では第4図に示す
如く、アキユームレータ15を配設するコーナー
部の隣り合う長辺の他側に位置するコーナー部に
注入管としての注入ノズル21を貫通する注入口
22を設けている。
ただし、これは注入口22を設ける位置とアキ
ユームレータ15を配設する位置とが噴出方向に
直線状になるように配設されればよいものであつ
て、コーナー部に限定するものではない。
ユームレータ15を配設する位置とが噴出方向に
直線状になるように配設されればよいものであつ
て、コーナー部に限定するものではない。
以上のような構成にて発泡断熱材7の充填をす
るが、発泡治具31,32,33,34にて夫々
内箱4、外箱3、天板6の支持を行なう。そして
外箱3の注入口22に対向して設けた発泡治具3
2の貫通口35から注入ノズル21をその先端が
注入口22より内方に臨むまで挿通する。この状
態で内箱4と外箱3及び内箱4と天板4とで画成
する空間C内に発泡原液を注入する(第3図点線
矢印参照)。注入される原液は注入ノズル21よ
り勢いよく噴出され、噴出方向と相対する外箱内
面に到達するが、この噴出方向手前に補強部材1
7を位置させたことから、この補強部材17に最
初に到達することとなりその当たつたところから
発泡が開始される(第3図一点鎖線参照)。この
とき、補強部材17は外箱3のコーナー部及び外
箱3内面更に天板6上面に当接している関係上、
発泡原液の当たる衝撃により位置ずれすることが
なく、このため連結管16並びにアキユームレー
タ15の固定は確実であり、連絡口6Aから断熱
材洩れは防止できる。以後、空間C内への発泡原
液の注入が続けられ、空間C内に満遍無く発泡充
填される。
るが、発泡治具31,32,33,34にて夫々
内箱4、外箱3、天板6の支持を行なう。そして
外箱3の注入口22に対向して設けた発泡治具3
2の貫通口35から注入ノズル21をその先端が
注入口22より内方に臨むまで挿通する。この状
態で内箱4と外箱3及び内箱4と天板4とで画成
する空間C内に発泡原液を注入する(第3図点線
矢印参照)。注入される原液は注入ノズル21よ
り勢いよく噴出され、噴出方向と相対する外箱内
面に到達するが、この噴出方向手前に補強部材1
7を位置させたことから、この補強部材17に最
初に到達することとなりその当たつたところから
発泡が開始される(第3図一点鎖線参照)。この
とき、補強部材17は外箱3のコーナー部及び外
箱3内面更に天板6上面に当接している関係上、
発泡原液の当たる衝撃により位置ずれすることが
なく、このため連結管16並びにアキユームレー
タ15の固定は確実であり、連絡口6Aから断熱
材洩れは防止できる。以後、空間C内への発泡原
液の注入が続けられ、空間C内に満遍無く発泡充
填される。
尚、発泡断熱材の充填前に板厚と大きさとの関
係でたわみが生じて内箱4が天板6に対して水平
に維持できないことがあることを考慮し、通常内
箱4と天板6との間に数個の間隔維持部材が置か
れるが、補強部材17の高さを内箱4と天板6と
の間隔に等しく設定すれば、間隔子としての機能
をもたせることができ、間隔維持部材の個数を削
減できる。
係でたわみが生じて内箱4が天板6に対して水平
に維持できないことがあることを考慮し、通常内
箱4と天板6との間に数個の間隔維持部材が置か
れるが、補強部材17の高さを内箱4と天板6と
の間隔に等しく設定すれば、間隔子としての機能
をもたせることができ、間隔維持部材の個数を削
減できる。
一方、補強部材17の介在によりアキユームレ
ータ15を所望の位置即ち空間C中の内箱4側に
位置させることができるため、低温冷媒の通過に
よる外箱3外面への結露は確実に防止できる。ま
た、内箱4及び天板6に接するように補強部材1
7を配設したためコーナー部及びコーナー部近傍
更に連絡口6Aから機械室5側への断熱材洩れを
防止できる。更に内箱4或いは外箱3にアキユー
ムレータ15及び連結管16を固定させるための
固定部材を一体形成したり後付けしたりする必要
がなく、両箱3,4の構成は簡略化できる。そし
て、注入口22と対向する外箱3内面と注入口2
2との間に補強部材17を位置させたことで、発
泡原液の噴出後の最初の到達点までの距離を短く
することができるため、空間C中に充填される断
熱材7の空間Cにおける密度をより均一化でき、
断熱能力の庫内全域にわたる均一化が促進され
る。
ータ15を所望の位置即ち空間C中の内箱4側に
位置させることができるため、低温冷媒の通過に
よる外箱3外面への結露は確実に防止できる。ま
た、内箱4及び天板6に接するように補強部材1
7を配設したためコーナー部及びコーナー部近傍
更に連絡口6Aから機械室5側への断熱材洩れを
防止できる。更に内箱4或いは外箱3にアキユー
ムレータ15及び連結管16を固定させるための
固定部材を一体形成したり後付けしたりする必要
がなく、両箱3,4の構成は簡略化できる。そし
て、注入口22と対向する外箱3内面と注入口2
2との間に補強部材17を位置させたことで、発
泡原液の噴出後の最初の到達点までの距離を短く
することができるため、空間C中に充填される断
熱材7の空間Cにおける密度をより均一化でき、
断熱能力の庫内全域にわたる均一化が促進され
る。
以上詳述したように本考案によれば、注入口に
対向する位置に補強部材を配設したことで、注入
管より噴出される発泡原液が最初に到達して発泡
を開始する部分までの距離を短くすることができ
るため、断熱材の充填空間における密度の均一化
を促進できる。またアキユームレータと接続する
連結管を挿通するとともに、注入口と相対する外
箱の内面に当接するように補強部材を配設させた
ことで、注入管より噴出された発泡原液が当たつ
ても補強部材は噴出方向へ移動することはなく、
連結管ひいてはアキユームレータを所望の位置に
保持固定することが可能となり、更には補強部材
の当接面が天板及び内箱の底壁とに当接するため
内箱底壁と天板とを所定間隔に維持する間隔子と
して作用し、間隔維持部材の削減が行なえる。
対向する位置に補強部材を配設したことで、注入
管より噴出される発泡原液が最初に到達して発泡
を開始する部分までの距離を短くすることができ
るため、断熱材の充填空間における密度の均一化
を促進できる。またアキユームレータと接続する
連結管を挿通するとともに、注入口と相対する外
箱の内面に当接するように補強部材を配設させた
ことで、注入管より噴出された発泡原液が当たつ
ても補強部材は噴出方向へ移動することはなく、
連結管ひいてはアキユームレータを所望の位置に
保持固定することが可能となり、更には補強部材
の当接面が天板及び内箱の底壁とに当接するため
内箱底壁と天板とを所定間隔に維持する間隔子と
して作用し、間隔維持部材の削減が行なえる。
各図は本考案の一実施例を示し、第1図は内箱
及び内箱の周囲に設けられる冷媒管と補強部材の
外観斜視図、第2図は断熱箱体の外観斜視図、第
3図は第2図のA−A断面をもとにした発泡状態
説明図、第4図は第2図における発泡断熱材を充
填していない状態のB−B断面図、第5図は補強
部材の平面図である。 2……断熱箱体、3……外箱、4……内箱、5
……機械室、6……天板、6A……連絡口、7…
…発泡断熱材、8……冷却管、15……アキユー
ムレータ、16……連結管、17……補強部材、
18……挿通口、19……凹部、20……当接
面、21……注入管、22……注入口、C……空
間。
及び内箱の周囲に設けられる冷媒管と補強部材の
外観斜視図、第2図は断熱箱体の外観斜視図、第
3図は第2図のA−A断面をもとにした発泡状態
説明図、第4図は第2図における発泡断熱材を充
填していない状態のB−B断面図、第5図は補強
部材の平面図である。 2……断熱箱体、3……外箱、4……内箱、5
……機械室、6……天板、6A……連絡口、7…
…発泡断熱材、8……冷却管、15……アキユー
ムレータ、16……連結管、17……補強部材、
18……挿通口、19……凹部、20……当接
面、21……注入管、22……注入口、C……空
間。
Claims (1)
- 周側面各コーナーに湾曲面が形成された外箱
と、該外箱と間隔を存して内側に設けられ外面に
冷却管を当接した内箱と、該内箱の底壁の下に間
隔を存して設けられ前記外箱の下部とともに機械
室を画成する天板と、前記外箱・内箱及び天板に
より形成される空間に充填される発泡断熱材とを
備えた断熱箱体において、前記内箱と天板との間
の部分に対応する外箱適所に設けられ、発泡原液
の注入管を挿通する注入口と、一端を前記冷却管
に接続し他端を前記天板を貫通して機械室へ導出
する連結管に接続するアキユームレータと、天
板・前記注入口と相対する外箱の内面・前記内箱
の底壁に各々当接するとともに前記連通管を挿通
する挿通口を有し前記注入口に対向して配設され
る補強部材とを備えたことを特徴とする断熱箱
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6930187U JPH0347194Y2 (ja) | 1987-05-08 | 1987-05-08 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6930187U JPH0347194Y2 (ja) | 1987-05-08 | 1987-05-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63178787U JPS63178787U (ja) | 1988-11-18 |
JPH0347194Y2 true JPH0347194Y2 (ja) | 1991-10-07 |
Family
ID=30909910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6930187U Expired JPH0347194Y2 (ja) | 1987-05-08 | 1987-05-08 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0347194Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6913212B2 (ja) * | 2019-04-01 | 2021-08-04 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 冷蔵庫 |
JP6721750B2 (ja) * | 2019-04-01 | 2020-07-15 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 冷蔵庫 |
-
1987
- 1987-05-08 JP JP6930187U patent/JPH0347194Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63178787U (ja) | 1988-11-18 |
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