JPH03100223A - 継ぎ目なしの連続的な円形の構造用壁を制作する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、継ぎ目なしの一直線のまたは円形の構造用壁
を制作する方法およびこの方法を実現するための装置に
関する。

〔従来技術および解決しようとする課題〕構造用壁のた
めの溝を掘り、通常はベントナイトを有する混合物を導
入することにより溝の壁を支え、それから長方形断面を
有する隣接する角柱の要素で作られたダイアフラムを挿
入することにある方法がすでに知られている。

そのような技術の主な欠点は、ダイアフラムの要素が簡
単に互いに近くに置かれているので、安全な液圧密閉を
保証しないし、また地下の応力が生じたときにその結果
としての沈下と共に種々の要素の平坦性も保証しないこ
とである。

さらに、溝の壁がベントナイト混合物により閉じ込めら
れるときに、通常非常に嵩高である数ヤードの装置が、
ベントナイト混合物を作って貯蔵するために要求される
。

掘削された土がベントナイトで汚染されるときにさらに
別の問題が起こり、そこで水密なダンプ箱を備えた輸送
手段と共に適当なごみ捨て場が必要である。

この技術は一直線のコンクリート構造用壁を制作するた
めに用いられるだけではなく、井筒、従って円形の構造
用壁を実現するためにも用いられる。この第二の場合に
、その方法は、壁の円周に沿って一連の補強コンクリー
トダイアフラムを制作することにある。そのようなダイ
アフラムは、ベントナイト混合物により支えられる溝の
中へ打設される。

ダイアフラムは、開いているダイアフラムと閉じている
ダイアフラムを交互に取りつけた状態で主に次々に制作
される。

この掘削技術の主な欠点は、ダイアフラムが決して完全
には垂直でないので、単一のダイアフラムの間の構造的
接合点を制作することができないことである。そこで、
別の問題は、井筒を、ダイアフラムが完全に井筒の円周
に沿って位置しているレベルまでしか下方に機能的であ
ることを保証しないことである。

いっそう深いレベルでは、垂直線と整合しないことによ
り、ダイアフラムは地中で絶縁要素として働き、曲げ応
力と剪断応力を受ける。

本発明の目的は、種々の厚さを有しかつどんな種類の地
面での接合もなくダイアフラムを実現できる方法と装置
を提案することにより上記の欠陥を克服することである
。そのようなダイアフラムは一直線であるかまたは円形
であることができ、この第二の場合に、ダイアフラムは
大きな直径の井筒を制作するために作られ、これまで知
られた技術が見出した問題を克服する。

これを実現するには、いっそう大きな深さのために垂直
に保ち、構造体が井筒として働くことを保証する連続的
な円形のコンクリート壁を制作すればよい。

［課題を解決するための手段］ 上記の目的を達成するには、本発明により、垂直および
水平軸線に関して配向可能なビームを支えるための手段
が設けられたモータ駆動の車両と、前記ビームの一方の
側にあるスライドと、このスライドの上に取りつけられ
ていてかつ作業位置でほぼ垂直であるチェンを有する掘
削機と、振動機が設けられていてかつ前記掘削機の後に
続いて前記スライドにより担持される型枠手段と、掘削
機の後に続いて掘削穴内ヘコンクリートを搬送するよう
に意図されたホースとからなることを特徴とする、一直
線のまたは円形の連続的な継ぎ目なしの構造用壁を制作
するための装置を用いて大径の井筒掘削のための円形の
構造用壁を実現すればよい。

〔実施例〕

以下、本発明を図面に示す実施例により詳細に説明する
。

まず第１図を参照すると、全体として参照数字１で示さ
れたモータ駆動の無限軌道の装置が、本発明による方法
を実現するために用いられる。

この装置１は、無限軌道および作業者のワークステーシ
ョン３が設けられたモータ駆動のトラック２を有する。

装置１はまた、張り出して取りつけられたブーム５を備
えたコラム４を有し、ブーム５には、回転可能なブラケ
ット６が、垂直軸線への周りを回転するスラスト軸受７
により連結されている。

ブラケット６は、垂直平面内で点Ｂの周りを揺動できる
ビーム８を支持している。

ビーム８の配向は油圧ジヤツキ９により実現され、この
油圧ジヤツキのシリンダがブラケット６に固定され、か
つそのピストンロンドがビーム８の下端に枢着されてい
る。

スライド１０が、枢着された継手を有する側と対向する
ビーム８の側に取りつけられている。

前記スライド１０は掘削機１２のためのワークヘッドユ
ニット１１を保持している。掘削機１２は、パケットま
たはビック１４を担持するチェン１３を有し、このチェ
ンは頂部の駆動プーリーと被駆動索車１５の間を延びて
いる。チェン１３の上昇部分は、長方形の深い溝を掘る
ために下降部分に平行である。

一対の平行な板１６が掘削機１２の各側に一つづつ取り
つけられている。板１６は、さかさまになった直角梯形
の形状を有し、長い方の底辺１７と短い方の底辺１８が
斜辺１９によりおよび両底辺に垂直な辺２０により結合
されている。

型枠２１が板１６と掘削機１２の間に区画されている。

前記型枠には、ホース１２が挿入され、チェン１３に沿
って下がっており、そしてこのホースよりコンクリート
が型枠内に打設される。

投入されたコンクリートを締め固めるために計画された
一つまたは複数の振動機２３が、板１６の長い方の底辺
１７の上、に取りつけられている。

コンクリートは、壁を打設しなければならない場所の近
くで、可撓性ホース２５によりホース２２に連結される
トラックミキサ−２４により準備されて移送される。

ポンプ２６が、トラックミキサ−２４からホース２２へ
のコンクリートの搬送をいっそう良くするために設けら
れる。

第２図に示したように実質的に一直線の連続的な継ぎ目
なしの構造用壁を実現するための方法は、次のように実
施される。掘削機１２を、建造すべき構造用壁の末端の
上に位置させ、そして掘削機をビーム８に沿って下方へ
摺動させて地面の中へ垂直に侵入させ、壁と同じ位の深
さの穴を掘る。掘削機を少し前進させた後、型枠２１を
溝の中へすべりこませ、そして短い方の底辺１８が索車
１５と同じ高さであるように型枠を掘削機に固定する。

管２２を頂部から型枠２１の中へ挿入する。

管２２を、トラックミキサ２４により供給される可撓性
ホース２５によりセメントポンプ２６の出口と連結する
。

装置１は、方向Ｃに連続的におよび絶えず移動すること
により、壁が型枠２１により支えられる連続的な溝を実
現し、そしてその溝にコンクリートが運ばれ、かついっ
そう良い凝結および硬化のために好都合には振動機２３
の作用により締め固められる。このようにして、構造用
壁の全長が実現されるまでその過程が続けられる。

第３図の構造用壁のように、大きな直径の井筒を実現す
るための円形構造用壁を制作する過程は、次のようにす
る。

掘削機１２を、掘ろうとしている井筒の仮想円周に対す
る接線方向位置に位置させる。それから、掘削機ビーム
８に沿って下方へ摺動させ、そして掘削機を地面の中へ
垂直に侵入させて井筒と同じ位の深さの穴を掘る。

それから、掘削機を少し水平に移動させ、それからホー
ス２２をチェ７１３に続いてかっそれに平行に穴に挿入
する。

円形の溝を達成するには、装置を方向Ｃ′に駆動し、か
つ好都合には掘削機１２を垂直な軸線Ａの周りに回転さ
せればよい。コンクリートをホース２２を通じて溝の中
へ搬送し、そのような作業を、全円形構造用壁が完成さ
れるまで続ける。

一度構造用壁が完成すると、壁の内側の土を壁の深さま
で下方に掘ることができる。

ここまで述べた過程により、補強されないコンクリート
で約４０　ｃｍの厚さと１０　ｙａの深さの円形の壁を
実現することができる。

第３図と第４図に認められるように、その壁は直径り、
掘削深さＨおよび壁の厚さＳを有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による方法を実現するために用いられる
装置の側面図、第２図と第３図は二つの異なる作業条件
にある本発明による装置を示す側平面図、第４図は本発
明による方法で掘られた壁の長さ方向の直径断面図であ
る。 ２・・・モータ駆動の車両、８・・・ビーム、１０・・
・スライド、１２・・・掘削機、１３・・・チェ７．２
１・・・型枠手段、２２・・・ホース、２３・・・振動
機

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. （１）一直線のまたは円形の連続的な継ぎ目なしの構造
   用壁を制作する装置において、垂直および水平軸線に関
   して配向可能なビームを支えるための手段が設けられた
   モータ駆動の車両と、前記ビームの一方の側にあるスラ
   イドと、このスライドの上に取りつけられていてかつ作
   業位置でほぼ垂直であるチェンを有する掘削機と、振動
   機が設けられていてかつ前記掘削機の後に続いて前記ス
   ライドにより担持される型枠手段と、掘削機の後に続い
   て掘削穴内へコンクリートを搬送するように意図された
   ホースとからなることを特徴とする装置。
2. （２）型枠手段は、さかさまになった一対の直角梯形状
   の板を含み、この板の比較的短い方の底辺が掘削機の下
   端の深さに達することを特徴とする、請求項１に記載の
   装置。
3. （３）前記ホースは、可撓性ホースにより、トラックミ
   キサにより供給されるコンクリートポンプと連結される
   ことを特徴とする、請求項１に記載の装置。
4. （４）請求項１に記載の装置を用いて連続的な継ぎ目な
   しの構造用壁を制作する方法において、掘削機を、制作
   されるべき構造用壁の長手方向進展に沿って垂直位置に
   保ち、掘削機を必要な深さまで地面の中へ挿入し、掘削
   機により長手方向溝を制作するために装置が前進し、溝
   の壁を、掘削機と連結される型枠手段により支え、コン
   クリートを掘削機の後に続く型枠手段を通って溝の中へ
   ポンプ輸送し、型枠手段と一体的な振動手段によりコン
   クリートを安定させて継ぎ目なしの構造用壁を打設する
   ことを特徴とする方法。
5. （５）掘削機が、構造用壁の軸線と平行な、垂直軸線に
   関して配向可能なビームにスライドにより取りつけられ
   ることを特徴とする、請求項４に記載の方法。
6. （６）型枠手段は、さかさまになった二つの平行な直角
   梯形板により構成され、これらの直角梯形板は、それら
   の長い方の底辺が上にある状態で溝の内側で掘削機の後
   に続いていると共に、短い方の底辺が掘削機の下端と同
   じ高さにあることを特徴とする、請求項４に記載の方法
   。
7. （７）振動手段が板の頂部に取りつけられることを特徴
   とする、請求項４に記載の方法。
8. （８）型枠手段から挿入されていてかつ掘削機の底部に
   達するホースによりコンクリートが供給されることを特
   徴とする、請求項４に記載の方法。
9. （９）請求項１に記載の装置を用いて大径の井筒を掘る
   ために円形の構造用壁を制作する方法において、掘削機
   を、建造すべき井筒の円周に属する点に垂直に位置させ
   、掘削機を必要な深さだけ地面の中へ挿入し、掘削機を
   用いて円形の溝を掘るために装置が円周に沿って前進し
   、コンクリートを掘削機の後に続く溝の中へ打設するこ
   とを特徴とする方法。
10. （１０）円形の壁の軸線に平行な、垂直な軸線に関して
    、および壁に対し半径方向の軸線に関して配向可能なビ
    ームに掘削機をスライドにより取りつけることを特徴と
    する、請求項９に記載の方法。
11. （１１）掘削機に取りつけられていてかつ掘削中その後
    に続くホースにより溝がコンクリートで充填されること
    を特徴とする、請求項９に記載の方法。