JPS5985021A - 地下連続壁工法及びその工法に使用する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は地下連続壁工法及びその工法に使用する装置
ｌこ関するものである。

従来、地下連続壁を構築するに際して地盤に溝を掘削し
、該溝にＰＣパネルを吊り降して建込む工法が採用され
ている。このような工法において問題となるのは溝の掘
削中およびＰＣパネル建込み中に溝壁が崩壊することが
あり、建設公害となっていることである。また工程数が
多く施工に日数を要することである。

この発明は以上のような問題点を改善するためになされ
たもので溝壁の崩壊を生ぜず、また施工も簡易に行える
地下連続壁工法及びその工法に使用する装置を提供する
ことを目的とする。

次に図に示す実施例に基づき発明の詳細な説明する。ま
ずこの発明にかかる掘削装置につき説明する。

この発明にかかる掘削装置は地中に建て込むＰＣパネル
１を掘削装置に使用することを特徴とする。ＰＣパネル
１はプレキャストコンクリートにより長方形に形成した
板状体であって地中に建て込んだ後、連続地下壁の壁体
として使用するものである。ＰＣパネル１は建て込むと
き下部に位置するふたつの隅角部に円柱状のローラ１１
が複数個位置せしめられている。またｐｃパネル１内部
には上下方向に中空部１２が形成され、全体として軽量
化が図られている。

このｐｃパネル１の上端面に駆動部２が取り付けられて
いる。駆動部２は内部にモーター等の原動機２１を有し
、ＰＣパネル１の上部隅角部の直上に位置するところに
各々原動機によって回転するスプロケット２２が複数枚
並列して配設されている。

ｐｃパネル１の両側端には断面コ字状のガイドプレート
３が上下方向に取り付けられている。

ガイドプレート３の幅はＰＣパネル１の厚さと略同−で
あり、溝部５１の背面に断面り字状の係止片３２が二条
形成されている。この係止片３２・３２に対応してｐｃ
パネル側端面には二条の断面り字形の係止溝３３・３３
が形成されている。

この係止溝３３・３３内に係止片３２・３２を挿入して
ＰＣパネル１の両側端の上下方向略全長にガイドプレー
ト３・３が位置せしめられている。このガイドプレート
３・３には更に鋼板等により形成した断面コ字状のガイ
ドカバー３４・３４が取り付けられている。（第１９図
） ＰＣハネル１の下部には適宜箇所にサイドストッパー４
が添接されている。サイドストッパー４は長方形の板状
体であり、これをＰＣパネル１の両表面下部に添接し、
ＰＣパネル１の下方から幾らか突出させる。

以上のように構成したＰＣパネル１及び駆動部２の上下
左右四周端面に無端カッター５が並列に複数本掛けられ
ている。各無端カッター５は駆動部２の外周に掛けられ
ており、回転駆動可能に構成されている。無端カッター
５は全てが同一方向に回転するのではなく、うち幾本か
が他の無端カッター５とは反対方向へ回転するよう構成
されている。

無端カッター５はガイドプレート３の溝部３１内に嵌合
され、サイドストッパー４・４間に位置せしめられ、四
周端面から外れるのを防止されている。

次に以上のように構成した掘削装置を使用して行う地下
連続壁工法につき説明する。

〈１〉ガイドホール掘削（第６図） 地盤に二個のガイドホール６・６を一定間隔離して掘削
する。離す間隔は掘削装置の横幅の間隔と略同−である
。またガイドホール６・６の深さは連続地下壁を構築す
る高さと略同−である。

〈２〉サクションパイプ設置（第７図）地盤に掘削した
ガイドホール６・６内にサクションパイプ７・７を設置
する。実施例ではサクションパイプ７・７として鋼管パ
イプを使用する。

サクションパイプ７・７を設置するのはガイドホール６
・６の各々相対向側とは反対側に寄せた位置である。

〈３〉掘削装置による溝の掘削（第８図、第９図）地盤
に掘削したガイドホール６・６間に架は渡すように掘削
装置を地上に設置し、原動機２１を駆動せしめスプロケ
ット２２を回転せしめ、無端カッター５を回転走行せし
める。

無端カッター５によってＰＣパネル１下の地盤を溝状に
掘削する。掘削装置は自重によって該溝内に沈下する。

無端カッター５のうち数本は他の無端カッター５とは反
対方向に回転するため、ＰＣパネル１が反力によって一
方へ進行しようとする力を相殺して、掘削装置は直下へ
沈下することになる。

＜４〉土砂の排出（第９図） 掘削によって生じた土砂はガイドホール６・６内に落下
せしめられる。このガイドホール６・６内に泥水を送り
、サクションパイプ７・７から土砂を混入した泥水を吸
引して排出する。

＜５〉無端カッター、駆動部等の取外しｐｃパネル１の
所定の沈下が完了した後、無端カッター５、駆動部２．
ガイドプレート３をＰＣパネル１から取外して、次の掘
削作業に使用する。

＜６＞　ＰＣパネルの連続設置（第２０図）既に地中に
埋設したＰＣパネル１に連続してＰＣパネル１を設置す
る場合、既に形成したガイドホール６に一定間隔離して
ガイドホール６を掘削し、両ガイドホール６・６間にｐ
ｃパネル１に無端カッター５等を取り付けた掘削装置を
載置し既述した順序によって該掘削装置を沈下せしめ。

無端カッター５等を取外してＰＣパネル１を埋設する。

隣接するＰＣバネルト１間は例えば係止溝３３・３３間
に鋼板プレート８等を挿入してガイドホール６内には硬
化剤を混入した泥水を注入して硬化せしめる。

第１０図のようにＰＣパネル１を長さの長いものに形成
し、地下壁−面に全面ジヨイントなしで形成することも
可能である。

〈７〉コーナ一部の施工 連続地下壁のコーナ一部を施工する場合第１１図〜第１
４図に示すように、既に形成したガイドホール６内に硬
化剤を混入した泥水を注入して硬化させ（第１１図）、
該ガイドホール６に隣接して、埋設しようとするｐｃパ
ネル１１の埋設位置と反対側にガイドホール６′を掘削
する（第１２図）。

次に既述した要領でｐｃパネル１に無端カッター５等を
取り付けた掘削装置を載置して掘削しＰＣパネル１を埋
設する（第１３図）。その後ガイドホール６′内に硬化
剤を混入した泥水を注入して硬化させる（第１４図）。

コーナ一部のジヨイントは例えば第１５図及び第１６図
に示すようにＰＣパネルト１′に各々鋼板デを固定し、
両鋼板９・９にＬ字状のアングル材１０を溶接によって
固定する。

或いはＰＣパネルト１′に各々縦筋１３を配設し両縦筋
１３・１３間に接合筋１４の両端を巻きつけてジヨイン
トするなどが考えられる（第１７図、第１８図）。

この発明は以上のような構成を有し、ＰＣパネルを使用
した掘削装置によって掘削し、ＰＣパネルを地中に埋設
するため溝壁の崩壊が発生せず、建設公害とならない。

また溝を掘削した後ｐｃパネルを吊り下すなどの作業を
要せず工程が省略でき、施工日数を少なくすることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明にかかる掘削装置の一実施例の斜視図
、第２図は正面図、第３図は側面図、第４図は底面図、
第５図は掘削装置の一部斜視図、第６図〜第８図は施工
順序の平面図、第９図は施工状態の縦断面図、第１０図
は他の実施例の斜視図、第１１図〜第１４図はコーナ一
部の施工順序横断面図、第１５図はコーナ一部のジヨイ
ント状態の横断面図、第１６図はＡ　−Ａ線断面図、第
１７図はコーナ一部のジヨイント状態の他の実施例の横
断面図、第１８図はＢ　−Ｂ線断面図、第１９図はＰＣ
パネル側部にカ°°イドプレートを取り付ける状態の平
面図、第２０図はＰＣパネル間の連結状態の平面図であ
る。 １・ず・−ＰＣパネル　２・９駆動部　３・・ガイドプ
レート　４・・サイドストッパー　５ψ・無端カッター
　６・・ガイドホール　７・・サクションパイプ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）地盤に一定隔離して二個のガイドポールを掘削し
   、 該両ガイドホール間に、原動機を有する駆動部によって
   回転駆動する無端カッターを周端面に取付けたＰＣパネ
   ルを載置して、該無端カッターによって地盤を掘削し、
   ＰＣパネルの自重によって沈下せしめ、 無端カッター及び駆動部を取外して壁体を形成する地下
   連続壁工法。
2. （２）　　ＰＣパネルの上部に原動機を有する駆動部を
   取り付け、該ＰＣパネルと駆動部の四周端に無端カッタ
   ー、複数本を駆動部によって回転駆動可能に取り付け、
   該無端カッターのうち数本を他の無端カッターと反対方
   向に回動するよう構成した掘削装置。