JPH03100158A - 光輝ある黒色に着色した金合金とその着色法 - Google Patents

光輝ある黒色に着色した金合金とその着色法

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JPH03100158A
JPH03100158A JP23608889A JP23608889A JPH03100158A JP H03100158 A JPH03100158 A JP H03100158A JP 23608889 A JP23608889 A JP 23608889A JP 23608889 A JP23608889 A JP 23608889A JP H03100158 A JPH03100158 A JP H03100158A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、貴金属装飾品製造に関連する光輝ある黒色に
着色する金合金とその着色法に関するものである。
〈従来の技術〉 貴金属装飾品分野においては、金製品はカラブト法によ
り定められ、我が国では金含有量が75重量%の18カ
ラツト金の加工品が流通している商品の90%以上を占
めている。これは、18カラツト金が機械的、物理的、
化学的性質が最も安定して加工性がよく、さらに色相の
変化等への応が長(固定化していたが、近年になって消
費者の金合金による貴金属装飾品のニーズが多様化し、
多色化してデザインを生かす工夫がされるようになって
きた。
現在、金合金の製品に用いられている色相は、へU−へ
g合金の淡緑黄色、Au −Ag −Cu合金の黄色、
^u−Cu合金の赤色、Au−Cu−Ni合金の淡黄白
色があり、これらの色を組み合せることによってカラフ
ルな加工品としていた。なお、ti<最近になって、^
U−^1合金の紫、Au−Cd合金の黄緑色が加わって
色彩に変化をもたらせることが可能となった。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、上記のように白、黄、赤、紫、黄緑の三色では
、装飾品としての多色デザイン化を図る上で限界があり
、上記以外の有色^U金合金特に消費量の多い黄金色に
対してコントラストが極めて良い黒色化した金合金の開
発が要望されているの本発明は、上記に鑑み提案された
もので、純金(Au) 、金の含有量が38重量%以上
の金−銀(Ag)合金、金の含有量が38重量%以上の
金−ニッケル(Ni)合金もしくは金の含有量が38重
量%以上の金−銀−ニッケル合金に、白金(Pt)、パ
ラジウム(Pd)、ロジウム(Rh) 、イリジウム(
Ir) 。
ルテニウム(Ru)もしくはオスミウム(Os)のうち
1種もしくは2種以上が含まれる金合金に、3〜20重
量%の、に4 (Cu)、 3〜20重量%の鉄(Fe
)。
3〜20重量%のコバルト(Co)もしくは1〜10重
量%のチタン(Ti)のうち1種もしくは2種以上を添
加して金以外の元素の総量が5〜65重量%の金合金、 純金(Au)、金の含有量が38重量%以上の金−銀(
Ag)合金、金の含有量が38重量%以上の金−ニッケ
ル(Ni)合金もしくは金の含有量が38重量%以上の
金−銀−ニッケル合金に、白金(Ptl 、パラジウム
(Pd) 、ロジウム(Rh) 、イリジウム(Ir)
 。
ルテニウム(Ru)もしくはオスミウム(Os)のうち
1種もしくは2種以上が含まれる金合金に、3〜20重
屋%の銅(Cu)、 3〜20重量%の鉄(Fe) 。
3〜20重量%のコバルト(Go)もしくは1〜lO重
量%のチタン(Ti)のうち1種もしくは2種以上を添
加し、0.5〜5重量%の亜鉛(Zn)を添加して金以
外の元素の総量が5〜65重量%の金合金、 純金(Au)に、ロジウム(Rh)もしくはルテニウム
(Ru)のうち1種もしくは2種を3〜15重量%添加
した金合金、 純金(Au)に、銀(Ag)、ニッケル(Nil、銅(
Cu) 。
白金(Pt) 、パラジウム(Pd) 、イリジウム(
Ir)もしくはオスミウム(Os)のうち1種もしくは
2種以上を添加して金の含有量が38重量%以上である
金合金に、ロジウム(Rh)もしくはルテニウム(Ru
)のうち1種もしくは2種を3〜15重量%添加した金
合金を、 金以外の元素の総量が20重量%以下の金合金の融点以
下の温度において大気中もしくは大気のて金合金の加工
品の表層部の全体もしくは一部を光輝ある黒色に着色す
る金合金とその着色法に関するものである。
上記した各種の元素から構成される金合金は、上記した
各々の組成物を真空または、不活性ガス雰囲気中におい
て水冷銅ルツボを備えたアーク溶解炉或いは高周波溶解
炉等により溶製することにより得られる。
また、通常、−回の溶解量は50〜100gはどである
上記のように溶製した各合金のインゴットを真空もしく
は不活性ガス、例えばアルゴンガス雰囲気中において溶
解し、マグネシア、ジルコン、アルミナ、ムライト、シ
リカ等で作られた鋳型へ鋳造する。この場合、鋳造時に
不活性ガスによる加圧もしくは遠心力を利用して鋳型内
の空洞(キャビティ)への充填性を良好にすることが望
ましい。
上記のように鋳造して得られた金合金の製品には、ヤス
リかけ、キサゲ、砥石研磨、パフ研磨を施した後、大気
中もしくは大気の酸素分圧より高いかまたは低い酸化雰
囲気中で、通常は850〜950℃で20〜30分はど
加熱した後、空冷、油冷もしくは水冷する。
上記した金合金の加熱工程は、大気中において行うもの
でもよく、また、加熱温度は各合金の融点以下の温度な
らば任意に、加熱時間についても任意に変えることがで
きる。
尚、上記した黒色化処理が終了した時点で、表面に形成
された黒色の光沢が不十分であれば。
再度、軽くパフ研磨を行った後、都市ガス、プロパンガ
ス等によるガスバーナーの炎を製品の表面に短時間あて
て、パフ研磨によりつや出しすると十分な光沢を発生す
ることができる。
ところで、本発明の加熱による黒色の発色処理は、加工
品の大きさにより異なるが、かなり広い範囲にとること
が可能であり、加熱温度は大気雰囲気下では800〜1
000℃くらいで、加熱時間を長(するほど黒色化層が
厚くなるので、より黒色化度は増すが、指輪、ブローチ
等の小物では15〜20分、少し大物でも30〜40分
で十分のようである。
〈実施例〉 以下に実施例を示す。
(A)、金(Au)にPt、 Pd、 Rh、 Ir、
 Ru、 Osのうち1種もしくは2種以上を添加し、
さらにCu、Fe、 Go、Tiのうち1種もしくは2
種以上を添加した合金系の場合。
実施例I Au合金の配合 純Au       75 g 純Pd       l Og 電解Fe      15 g 上記配合のものをアルゴンガス雰囲気中において、アー
ク溶解により溶製した0本合金を真空下でロストワック
ス法により作製した鋳型を用い、遠心鋳造を行って得ら
れた鋳造品(指輪)にヤスリかけ、研磨をして表面を仕
上げた後、大気中で900℃で15分間均熱して発色処
理した後、水冷した。その後、製品に再度パフ研磨を施
したところ、美麗で、光輝ある黒色製品が得られた。
発色処理により形成された黒色化層の厚さは、3〜4μ
mはどで、黒色化層を形成する組成物はAu、 Pdを
含むFe5Oaの酸化物であった。
実施例2 Au合金の配合 純Au       75 g 純Pd       10 g 電解Co      15 g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で850℃で20分間均熱した後、
空冷して、製品の表層郡全体を黒色化させた。黒色層は
2〜3μmはどで、黒色化層の組成物の多くはAu、 
Pdを含むCooであった。
実施例3 Au合金の配合 純Au       75 g 純Pd       17 g 純Ti8g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で850℃で20分間均熱した後、
空冷−して、製品の表層郡全体を黒色化させた。黒色層
は2〜3μmはどで、黒色層の組成物はAu、 Pdを
含むTie、の低次酸化物であった。
実施例4 Au合金の配合 純Au       75 g 純pt       5g 無酸素Cu     20 g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で800’Cで20分間均熱した後
、空冷して、製品の表層郡全体を黒色化させた。黒色層
は3〜41Amはどで、黒色層の組成物はAu、 Pt
を含むCuOであった。
実施例5 Au合金の配合 純Au       75 g 純Rh        5 g 電解Fe      20よ 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で850℃で20分間均熱した後、
空冷して、製品の表層郡全体を黒色化させた。黒色層は
3〜4μmはどで、黒色層の組成物の多くはAu、 R
hを含むFe5Chであった。
実施例6 Au合金の配合 純Au      75 g 純Pd       10 g 電解Co      l Og 電解Fe       5g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で900℃で15分間均熱した後、
空冷して、製品の表層郡全体を黒色化させた。黒色層は
3〜4μmはどで、黒色層の組成物はAu、 Pdを含
むPe5osとCooの複合酸化物であった。
実施例7 Au合金の配合 純Au       75 g 純Pt        5g 電解Co      15 g 純Ti        5g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で900℃で15分間均熱した後、
空冷して、製品の浅層部全体を黒色化させた。黒色層は
2〜3μmはどで、黒色層の組成物はAu、 Ptを含
むCooとT10.の低次酸化物との複合酸化物であっ
た。
実施例8 Au合金の配合 純Au       75 g 純Pd       ”ag 電解Go      10 g 無酸素Cu      5g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で800℃で20分間均熱した後、
空冷して、製品の浅層部全体を黒色化させた。黒色層は
3〜4μmはどで、黒色層の組成物はAu、 Pdを含
むCooとCuOの複合酸化物であった。
実施例9 Au合金の配合 純Au       75 g 純Pt        5g 電解Fe      10 g 無酸素Cu     l Og 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で850℃で20分間均熱した後、
空冷して、製品の浅層部全体を黒色化させた。黒色層は
3〜4μmはどで、黒色層の組成物はAu、 Ptを含
むFex04とCuOの複合酸化物であった。
実施例1O Au合金の配合 純Au       75 g 純Pt        5g 純Pd       10 g 電解Co      10 g 実施例1と同様の溶製方法によりAu−Pt−Pd−C
o合金を得た。その後、この合金を用いて遠心鋳造を行
って得られた鋳造品(指輪)に大気中で900℃で15
分の加熱処理を行なって黒色に発色させ、水冷した。黒
色化層の厚さは3〜4μmはどで、美麗であった。
実施例11 Au合金の配合 純Au       75g 純Pd       10 g 純Rh        1 g 電解Go       5g 電解Fe       9g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った。黒色化層の厚さは3〜4μmはどで、黒色化層は
、Au、 Pd、 Rhを含むAg、 Go、 Fe。
Tiの複合酸化物であった。
実施例12 Au合金の配合 純Au       75 g 純Pd       10 g 無酸素Cu      5g 電解Go      10 g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例13 Au合金の配合 純Au       75 g 純Pd       10 g 純Ir       l g 無酸素Cu      5g 電解Fe       9g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例14 Au合金の配合 純へu             75g純Pt   
     5g 純Pd       ’具。
無酸素Cu     10 g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例15 Au合金の配合 純Au       75 g 純Pd       10 g 無酸素Cu      5g 電解Co       5 g 電解Fe       5g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例16 Au合金の配合 純Au       75 g 純Pd       10 g 無酸素Cu      5g 電解Co       8g 純Ti        2g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4umであり、美麗であった。
実施例17 Au合金の配合 純Au       75 g 純Pt        8g 純Pd       10 g 無酸素Cu      5g 純Ti        2g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例18 Au合金の配合 純Au       75 g 純Pd        5 g 無酸素Cu      5g 電解Go      10 g 電解Fe       5g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4 II Illであり、美麗で
あった。
実施例19 Au合金の配合 純Au       75g 純pt        t g 無酸素Cu      3g 電解Go      20 g 純Ti        1 g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例20 Au合金の配合 純Au       75 g 純Pd        5g 無酸素Cu      2 g 電解Go      10 g 電解Fe       7g 純Ti        1 g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例21 Au合金の配合 純Au       75 g 純Pd        5g 電解Co      l Og 純Zn        1 g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
(B)、金(Au)に、Ag、 Niのうち1種もしく
は2種以上を添加した金合金に、Pt、 Pd、 Rh
、Ir、 Ru、O8のうち1種もしくは2種以上を添
加し、さらにCu、 Fe%C01Tiのうち1種もし
くは2種以上を添加した合金系の場合。
実施例22 Au合金の配合 純Au       75 g 純Ag        5g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例23 Au合金の配合 純Au       75 g 電解Ni      IQg 純Pd        5g 電解Fe       9g 純Ti        1 g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例24 Au合金の配合 純Au       75 g 純Ag       10 g 電解Ni       5g 純Pd       5 g 純Ti        5g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例25 Au合金の配合 純^u       75g 純Ag        6g 純Pt        1 g 純Pd        6 g 電解Go       6g 電解Fe       6g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例26 Au合金の配合 純Au       75 g 純Ag        5g 純Pt        2g 純Pd       5 g 電解Ni       3g 電解Go      10 g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例27 Au合金の配合 純Au       75 g 純Ag        5g 電解Ni       3g 純Pd        6g 電解Fe       5g 電解Go       5g 純Ti        1 g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
実施例28 Au合金の配合 純Au       75 g 純Ag        5g 純Pd       5g 電解Co      10 g 無酸素Cu      4g 純Zn        1 g 実施例1と同様の溶製、鋳造、加熱による発色処理を行
った、黒色化層は3〜4μmであり、美麗であった。
(C)、金(Au)、もしくはAuにAg、 Ni、C
u、 Pt。
Pd、 Ir、O8のうち1種もしくは2種以上を添加
した金合金に、Rh、 Ruのうち1種もしくは2種を
添加した合金系の場合。
実施例29 Au合金の配合 純Au       75 g 純Ru       25 g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で850℃で30分間均熱した後、
空冷して、製品の表層郡全体を黒色化させた。黒色化層
の厚さは3〜4μmはどで、美麗であった。
実施例30 Au合金の配合 純Au       75 g 純Pd       20 g 純Rh        5g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で850℃で30分間均熱した後、
空冷して、製品の表層郡全体を黒色化させた。黒色化層
の厚さは3〜4μmはどで、美麗であった。
実施例31 Au合金の配合 純Au       75 g 純Pd       10 g 純Ag       10 g 純Ru        5g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で850℃で30分間均熱した後、
空冷して、製品の表層郡全体を黒色化させた。黒色化層
の厚さは3〜4μmはどで、美麗であった。
実施例32 Au合金の配合 純Au       75 g 純Pd       l Og 純Pt        5g 純Ru       Jog 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で850℃で30分間均熱した後、
空冷して、製品の表層郡全体を黒色化させた。黒色化層
の厚さは3〜4μmはどで、美麗であった。
実施例33 Au合金の配合 純Au       75 g 純Pd       10 g 電解Ni       5g 無酸素Cu      5g 純Ru        5g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で850℃で30分間均熱した後、
空冷して、製品の表層郡全体を黒色化させた。黒色化層
の厚さは3〜4μmはどで、美麗であった。
実施例34 Au合金の配合 純Au       75 g 純Pd       l Og 純Ag        8g 純Rh        2g 純Ru        5 g 実施例1と同一の方法で溶製し、鋳造して得られた鋳造
品(指輪)を大気中で850℃で30分間均熱した後、
空冷して、製品の表層郡全体を黒色化させた。黒色化層
の厚さは3〜4μmはどで、美麗であった。
以上、IgK (カラット)のAu合金についての実施
例を記したが、IIIK以上の例えば20K、22に等
及び18に以下のAu合金においても、前記した本発明
の構成に示した範囲において添加元素と添加量の調整を
したAu合金の貴金属製品に対し、加熱処理を施すこと
により黒色化した製品とすることができる。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明の金合金は、従来、赤、黄
、黄緑、白、紫の5色であったAu合金に、黒色を加え
ることになり、貴金属装飾品としてより多彩なデザイン
が可能になるとともに、装飾品の高付加価値化につなが
る。
また、本発明の光輝ある黒色に着色する金合金の製造法
は、特殊な原材料及び処理装置を必要としないので、実
用性は極めて高い。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 純金(Au)、金の含有量が38重量%以上の
    金−銀(Ag)合金、金の含有量が38重量%以上の金
    −ニッケル(Ni)合金もしくは金の含有量が38重量
    %以上の金−銀−ニッケル合金に、白金族元素(Pt、
    Pd、Rh、Ir、Ru、Os)が1種もしくは2種以
    上含まれる金合金に、銅(Cu)、鉄(Fe)、コバル
    ト(Co)もしくはチタン(Ti)のうち1種もしくは
    2種以上を3〜35重量%添加して金以外の元素の総量
    が65重量%を越えない金合金を、金合金の融点以下の
    温度において大気中もしくは大気の酸素分圧より高いか
    もしくは低い酸化雰囲気中で加熱処理を施した後、空冷
    、水冷もしくは油冷し、金合金の加工品の表層部の全体
    もしくは一部を光輝ある黒色に着色する金合金。
  2. (2) 純金(Au)、金の含有量が38重量%以上の
    金−銀(Ag)合金、金の含有量が38重量%以上の金
    −ニッケル(Ni)合金もしくは金の含有量が38重量
    %以上の金−銀−ニッケル合金に、白金族元素(Pt、
    Pd、Rh、Ir、Ru、Os)が1種もしくは2種以
    上含まれる金合金に、銅(Cu)、鉄(Fe)、コバル
    ト(Co)もしくはチタン(Ti)のうち1種もしくは
    2種以上を3〜35重量%添加して金以外の元素の総量
    が65重量%を越えない金合金を、金合金の融点以下の
    温度において大気中もしくは大気の酸素分圧より高いか
    もしくは低い酸化雰囲気中で加熱処理を施した後、空冷
    、水冷もしくは油冷して金合金の加工品の表層部の全体
    もしくは一部を光輝ある黒色に着色する金合金の着色法
  3. (3) 純金(Au)、金の含有量が38重量%以上の
    金−銀(Ag)合金、金の含有量が38重量%以上の金
    −ニッケル(Ni)合金もしくは金の含有量が38重量
    %以上の金−銀−ニッケル合金に、白金族元素(Pt、
    Pd、Rh、Ir、Ru、Os)が1種もしくは2種以
    上含まれる金合金に、銅(Cu)、鉄(Fe)、コバル
    ト(Co)もしくはチタン(Ti)のうち1種もしくは
    2種以上を3〜35重%添加し、0.5〜5重量%の亜
    鉛(Zn)を添加して金以外の元素の総量が65重量%
    を越えない金合金を、金合金の融点以下の温度において
    大気中もしくは大気の酸素分圧より高いかもしくは低い
    酸化雰囲気中で加熱処理を施した後、空冷、水冷もしく
    は油冷し、金合金の加工品の表層部の全体もしくは一部
    を光輝ある黒色に着色する金合金。
  4. (4) 純金(Au)、金の含有量が38重量%以上の
    金−銀(Ag)合金、金の含有量が38重量%以上の金
    −ニッケル(Ni)合金もしくは金の含有量が38重量
    %以上の金−銀−ニッケル合金に、白金族元素(Pt、
    Pd、Rh、Ir、Ru、Os)が1種もしくは2種以
    上含まれる金合金に、銅(Cu)、鉄(Fe)、コバル
    ト(Co)もしくはチタン(Ti)のうち1種もしくは
    2種以上を3〜35重量%添加し、0.5〜5重量%の
    亜鉛(Zn)を添加して金以外の元素の総量が65重量
    %を越えない金合金を、金合金の融点以下の温度におい
    て大気中もしくは大気の酸素分圧より高いかもしくは低
    い酸化雰囲気中で加熱処理を施した後、空冷、水冷もし
    くは油冷して金合金の加工品の表層部の全体もしくは一
    部を光輝ある黒色に着色する金合金の着色法。
  5. (5) 純金(Au)、又は金に銀(Ag)、ニッケル
    (Ni)、銅(Cu)、白金(Pt)、パラジウム(P
    d)、イリジウム(Ir)もしくはオスミウム(Os)
    のうち1種もしくは2種以上を添加して金の含有量が3
    8重量%以上である金合金に、ロジウム(Rh)もしく
    はルテニウム(Ru)のうち1種もしくは2種を3〜1
    5重量%添加した金合金を、金合金の融点以下の温度に
    おいて大気中もしくは大気の酸素分圧より高いかもしく
    は低い酸化雰囲気中で加熱処理を施した後、空冷、水冷
    もしくは油冷し、金合金の加工品の表層部の全体もしく
    は一部を光輝ある黒色に着色する金合金。
  6. (6) 純金(Au)、又は金に銀(Ag)、ニッケル
    (Ni)、銅(Cu)、白金(Pt)、パラジウム(P
    d)、イリジウム(Ir)もしくはオスミウム(Os)
    のうち1種もしくは2種以上を添加して金の含有量が3
    8重量%以上である金合金に、ロジウム(Rh)もしく
    はルテニウム(Ru)のうち1種もしくは2種を3〜1
    5重量%添加した金合金を、金合金の融点以下の温度に
    おいて大気中もしくは大気の酸素分圧より高いかもしく
    は低い酸化雰囲気中で加熱処理を施した後、空冷、水冷
    もしくは油冷して金合金の加工品の表層部の全体もしく
    は一部を光輝ある黒色に着色する金合金の着色法。
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