JPH02185934A - 光輝ある茶褐色に着色した金合金製品及びその製造方法 - Google Patents

光輝ある茶褐色に着色した金合金製品及びその製造方法

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JPH02185934A
JPH02185934A JP548889A JP548889A JPH02185934A JP H02185934 A JPH02185934 A JP H02185934A JP 548889 A JP548889 A JP 548889A JP 548889 A JP548889 A JP 548889A JP H02185934 A JPH02185934 A JP H02185934A
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gold alloy
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Takeshi Takayanagi
高柳 猛
Noboru Morita
昇 森田
Nakamasa Seki
関 中正
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SEKI KK
YOSHIDA KIYASUTO KOGYO KK
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
SEKI KK
YOSHIDA KIYASUTO KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野) 本発明は、貴金属装飾品製造に関連する光輝ある茶褐色
に着色する金合金及びその製造法した分野において利用
されるものである。
〈従来の技術〉 従来、純金は、極めて柔らかいので、各種の使用条件に
有った硬さと色調変化を与えるために、合金の状態で使
用される場合が多く、金(Au)合金は、金−銀(Au
−Ag)合金、金−銅(Au−Cu)合金、金−ニッケ
ル(^u−Ni)合金、金−鉄(Au−Fe)合金等と
して種々の用途に用いられてきた。特に、Au−Ag系
、Au−Cu系、Au −Cu −Ag系、Au−Ni
−Cu系の合金が装飾品としての用途に対応して多く使
用され、Ag、 Ni、 Cuの配合量により発色の度
合いを調整することができ、色も白、黄、赤の各色を呈
することができた。
また、近年、Au−Al系、Au−Cd系の合金の開発
により色も紫、黄緑色が加わった。
〈発明が解決しようとする課題) しかし、上記のように白、黄、赤、紫、黄緑の三色では
、装飾品としての多色デザイン化を図る上で限界があり
、上記以外の有色Au合金の開発が要望されていた。
く課題を解決するための手段〉 本発明は上記に鑑み提案されたもので、(イ)純金(A
ul、もしくはtm (Agl含有ffi 30’J−
m%以下のAu−Ag合金、もしくはニッケル(Ni)
含有量30重量%以下のAu−Nt金合金 マンガン(Mn)とからなり、 上記(イ)の割合が95〜60重量%であり、Mnの割
合が5〜40重量%である金合金の加工品に、各々の合
金の融点以下の温度において、大気中もしくは大気の酸
素分圧より高いかまたは低い酸化雰囲気中で加熱処理を
施した後、空冷、水冷もしくは油冷を行って、金合金の
加工品の表層部全体を均一に光輝ある茶褐色に着色する
金合金とその着色法に関するものである。
上記した(イ)とMnとからなる金合金に加え、Feも
しくはGoを加えてもよい。
上記した(イ)とMnとFeもしくはcoとからなる金
合金は、(イ)の割合が95〜60重量%であり、Mn
とFeもしくはCoの割合が5〜40重量%である組成
物を真空または水冷式の銅ルツボを備えたアーク溶解炉
、高周波溶解炉等により溶製することにより得られる。
上記した(イ)とMnとFeもしくはGoとからなる金
合金は、具体的には Au−Mn合金、 Au −Mn −Fe合金、 Au−Mn−Co合金、 Au−Ag−Mn合金、 Au−3g −Mn −Fe合金、 Au−八g −Mn −Co合金、 Au −Ni −Mn合金、 Au −Ni −Mn −Fe合金、 Au −Ni −Mr+ −Co合金である。
また、通常、−回の溶解■は、50〜100g程度が適
当であるが、さらに多くても支障はない。
上記のように溶製した各合金のインゴットを真空もしく
は不活性ガス、例λばアルゴンガス雰囲気中において溶
解し、マグネシア、ジルコン、アルミナ、ムライト、シ
リカ等で作られた鋳型へ鋳造する。この場合、鋳造時に
不活性ガスによる加圧もしくは遠心力を利用して鋳型内
の空洞(キャビティ)への充填性を良好にすることが望
ましい。
上記のように鋳造した後に得られた製品には、ヤスリか
け、キサゲ、砥石研磨、パフ研磨を施した後、大気中も
しくは大気の酸素分圧より高いがまたは低い酸化雰囲気
中で、通常はSOO〜900”Cで5〜10分加熱した
後、空冷、水冷もしくは油冷を行って、本発明の光輝あ
る茶褐色に着色する金合金が得られる。
上記した加熱工程は、大気中において行うものでよく、
また、加熱温度は各合金の融点以下の温度ならば任意に
、加熱時間についても任意に変えても構わない。
また、上記した冷却工程は、各種の塩水溶液または稀酸
、稀アルカリ水溶液中での冷却でもよい。
上記した発色処理が済んだ時点で形成された茶褐色の光
沢度が不充分であれば、再度軽(パフ研磨を行った後、
都市ガス、プロパンガス等によるガスバーナーの炎を製
品の表面に短時間あてて、つや出しするとよい。
ところで、本発明の加熱による発色処理は、加工品の大
きさにより異なるが、かなり広い範囲にとることが可能
であり、加熱温度は大気雰囲気下では300〜1000
℃で、加熱時間は長くするほど茶褐色層が厚(なるので
、より茶褐色の度合は増す。
従って、本発明の茶褐色に着色した金合金の作成者は、
所望の茶褐色の度合に応じて加熱条件な調整すればよい
さらに、本発明の構成の範囲内において、Mn、Co、
 Feの量を調整することによって、例えば茶褐色に黒
色系を付加した色の調整を行うことも可能である。
通常の加熱時間は1−10分はどであり、指輪、ブロー
チ等の小さな物では1〜2分、少し大きな物でも3〜5
分で充分のようである。
〈実施例〉 最も一般的なAu品位の18カラツト(Au= 75重
量%)のAu合金について実施した例を以下に示した。
実施例I Au合金の配合 純Au     30g(75重量%)電解Mn   
  5g  (12,5重量%)電解Fe     5
g  (12,5重量%)上記配合のものをアルゴンガ
ス雰囲気中において、アーク溶解炉で溶製し、Au −
Mn −Fe合金を得た。上記Au −Mn −Fe合
金を真空中で遠心鋳造を行って得られた鋳造品(指輪)
にヤスリ掛け、パフ研磨をして表面を仕上げた後、大気
中で850℃で2分間均熱して発色処理した後、水冷し
た。茶褐色層を形成するAuを含有するMnとFeの複
合酸化物の層の厚さは2μmであった。
この層にパフ研磨を施し、つや出しを行ったところ、よ
り美しい光沢を有する茶褐色のAu合金製品が得られた
実施例2 Au合金の配合 純Au      30g(75重量%)電解Mn  
  Log(25重M%)実施例1と同様の溶製方法に
よりAu−Mn合金を得た。その後、遠心鋳造を行って
得られた鋳造品(指輪)にヤスリ掛け、パフ研磨をして
表面を仕上げた後、大気中で900℃で2分間均熱して
発色処理した後、水冷した。茶褐色層の厚さは1〜2μ
mであり、茶褐色層は、Mnの酸化物にAuが含まれた
組成物であった。
この層にパフ研磨を施し、つや出しを行ったところ、よ
り美しい光沢を有する茶褐色に着色したAu合金の製品
が得られた。
実施例3 Au合金の配合 純Au          30g(75重ffi%)
電解Mn         8g(20重量%)電解F
e         2g(5重量%)上記と同一の方
法で溶製し、鋳造して得られた鋳造品(指輪)を900
°Cで2分間均熱して発色処理した後、空冷した。茶褐
色層の厚さは2.5μmであり、茶褐色層は、MnとF
eの複合酸化物にAuが含まれた組成物であった。
この層にパフ研磨を施し、つや出しを行ったところ、よ
り美しい光沢を有する茶褐色に着色したAu合金の製品
が得られた。
実施例4 Au合金の配合 純Au          30g(75重ffi%)
電解Mn          6g(15重量%ン純G
o           4g(10重量%)上記と同
一の方法で溶製、鋳造、加熱による発色処理を行った。
次いで、パフ研磨によるつや出しを行ったところ、美し
い光沢を有する茶褐色に着色したAu合金の製品が得ら
れた。
実施例5 Au合金の配合 純Au         30g(75重量%)純Ag
           4.g(10重量%)電解Mn
         4g(10重量%)電解Fe   
      2g(5重量%)上記と同一の方法で溶製
、鋳造、加熱による発色処理を行った。次いで、パフ研
磨によるつや出しを行ったところ、美しい光沢を有する
茶褐色に着色したAu合金の製品が得られた。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明の金合金は、従来、赤、黄
、黄緑、白、紫の5色であったAu合金に、茶褐色を加
えることになり、貴金属装飾品としてより多彩なデザイ
ンが可能になるとともに、装飾品の高付加価値化につな
がる。
また、本発明の光輝ある茶褐色に着色する金合金の製造
法は、特殊な原材料及び処理装置を必要としないので、
適用性は極めて高い。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(イ)純金(Au)、もしくは銀(Ag)含有量
    30重量%以下のAu−Ag合金、もしくはニッケル(
    Ni)含有量30重量%以下のAu−Ni合金とマンガ
    ン(Mn)とからなり、 上記(イ)の割合が95〜60重量%であり、Mnの割
    合が5〜40重量%である金合金の加工品の表層部全体
    を均一に光輝ある茶褐色に着色する金合金。
  2. (2)(イ)純金(Au)、もしくは銀(Ag)含有量
    30重量%以下のAu−Ag合金、もしくはニッケル(
    Ni)含有量30重量%以下のAu−Ni合金とマンガ
    ン(Mn)とからなり、 上記(イ)の割合が95〜60重量%であり、Mnの割
    合が5〜40重量%である金合金の加工品に、各々の合
    金の融点以下の温度において、大気中もしくは大気の酸
    素分圧より高いかまたは低い酸化雰囲気中で加熱処理を
    施した後、空冷、水冷もしくは油冷を行って、金合金の
    加工品の表層部全体を均一に光輝ある茶褐色に着色する
    金合金の着色法。
  3. (3)(イ)純金(Au)、もしくは銀(Ag)含有量
    30重量%以下のAu−Ag合金、もしくはニッケル(
    Ni)含有量30重量%以下のAu−Ni合金とマンガ
    ン(Mn)と、 鉄(Fe)もしくはコバルト(Co)と からなり、上記(イ)の割合が95〜60重量%であり
    、MnとFeもしくはCoの割合が5〜40重量%であ
    る金合金の加工品の表層部全体を均一に光輝ある茶褐色
    に着色する金合金。
  4. (4)(イ)純金(Au)、もしくは銀(Ag)含有量
    30重量%以下のAu−Ag合金、もしくはニッケル(
    Ni)含有量30重量%以下のAu−Ni合金とマンガ
    ン(Mn)と、 鉄(Fe)もしくはコバルト(Co)と からなり、上記(イ)の割合が95〜60重量%であり
    、MnとFeもしくはCoの割合が5〜40重量%であ
    る金合金の加工品に、各々の合金の融点以下の温度にお
    いて、大気中もしくは大気の酸素分圧より高いかまたは
    低い酸化雰囲気中で加熱処理を施した後、空冷、水冷も
    しくは油冷を行って、金合金の加工品の表層部全体を均
    一に光輝ある茶褐色に着色する金合金の着色法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04183836A (ja) * 1990-11-19 1992-06-30 Seiko Instr Inc 表面硬化カラー金合金
JP2001335860A (ja) * 2000-05-26 2001-12-04 Tokuriki Honten Co Ltd 装飾品用金合金
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CN105132856A (zh) * 2015-08-24 2015-12-09 浙江格兰德机械有限公司 转子表面的处理工艺

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