JPH0310014Y2 - - Google Patents

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JPH0310014Y2
JPH0310014Y2 JP7470386U JP7470386U JPH0310014Y2 JP H0310014 Y2 JPH0310014 Y2 JP H0310014Y2 JP 7470386 U JP7470386 U JP 7470386U JP 7470386 U JP7470386 U JP 7470386U JP H0310014 Y2 JPH0310014 Y2 JP H0310014Y2
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JP
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tie bar
magnetic field
mold
mold clamping
bar cover
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JP7470386U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、磁場射出成形機の型締装置に関する
ものである。
(ロ) 従来の技術 従来の磁場射出成形機の型締装置としては、例
えば特開昭59−143312号公報に示されるものがあ
る。この磁場射出成形機の型締装置は、タイバー
を磁気回路の一部としている。磁気回路は、固定
盤→タイバー→可動盤→可動盤側強磁性鋼製ブロ
ツク→金型の強磁性鋼部→固定盤側強磁性鋼製ブ
ロツク→固定盤という構成となる。これにより金
型キヤビテイに磁場を発生させることができる。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、従来の磁場射出成形機の型締装置に
は、タイバーが最初に磁気的に飽和してしまい、
磁場抵抗が増大し、金型キヤビテイに所定以上の
磁場を発生させることができない場合があるとい
う問題点がある。これは、タイバーの合計断面積
が金型のパーテイング面の強磁性鋼対面部の面積
と比較して十分な大きさを有していないからであ
る。これを解決するためにはタイバーの径を大き
くすればよいのであるが、この場合には金型の構
造が制限されたり、型締装置全体が大型化した
り、また型締装置を新たに作り直したりする必要
がある。本考案は、このような問題点を解決する
ことを目的としている。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、タイバーの外周にタイバーカバーを
設け、これによつてタイバーによつて構成される
磁路を補助することにより、上記問題点を解決す
る。すなわち、本考案による磁場射出成形機の型
締装置は、タイバーの外周の全部又は一部を包む
強磁性材料製のタイバーカバーが固定盤及び可動
盤にそれぞれ一体に取付けられており、両タイバ
ーカバーは型締状態においては互いに軸方向に重
なり合う部分があるように構成されている。
(ホ) 作用 少なくとも型締状態(型締状態において磁場発
生を必要とする)においては、可動盤側のタイバ
ーカバーと固定盤側のタイバーカバーとが部分的
に軸方向に重なり合う。従つて、磁束はタイバー
に加えてタイバーに並列に設けられたタイバーカ
バーを通るため、磁路の断面積が増大し十分な磁
束を通過させることが可能となり、磁気的に飽和
することを防止することができる。これにより、
金型キヤビテイに十分な磁場を発生させることが
できる。
(ヘ) 実施例 (第1実施例) 第1及び2図に本考案の第1実施例を示す。強
磁性鋼製の固定盤10に強磁性鋼製のタイバー1
2が連結されており、このタイバー12に強磁性
鋼製の可動盤14が案内されている。可動盤14
には円筒形のブツシユ16が装着されており、こ
のブツシユ16により可動盤14はタイバー12
上を滑動する。可動盤14には円筒状のタイバー
カバー41がボルト51により取り付けられてい
る。タイバーカバー41の内径はタイバー12と
すきまばめ状態となるように設定されている。固
定盤10に円筒状のタイバーカバー42がボルト
52により取り付けられている。タイバーカバー
42の内径はタイバーカバー41の外径とはまり
合い可能な大きさとしてある。タイバーカバー4
1及びタイバーカバー42の軸方向長さは第1図
に示す型締状態で両者の先端部が互いに重なり合
い、また第2図に示す型開き状態では互いに離れ
るような関係としてある(なお、型開き状態でも
タイバーカバー41とタイバーカバー42とが重
なり合うようにしても差し支えない)。なお、タ
イバーカバー41及びタイバーカバー42は共に
強磁性鋼製のものである。固定盤10には強磁性
鋼製の固定盤側ブロツク22が取り付けられ、ま
た可動盤14には強磁性鋼製の可動盤側ブロツク
24が取り付けられる。固定盤側ブロツク22及
び可動盤側ブロツク24の外周にはそれぞれ磁場
発生コイル26及び28が設けられる。固定盤側
ブロツク22及び可動盤側ブロツク24にそれぞ
れ固定型30及び可動型32が取り付けられ、型
締状態で両者間にキヤビテイ34が形成される。
なお、可動型32は非磁性鋼部32aを有してい
る。
次にこの実施例の作用について説明する。磁場
発生コイル26及び28に所定の電流を流すこと
により固定盤10→タイバー12(及びタイバー
カバー42→タイバーカバー41)→可動盤14
→可動盤側ブロツク24→可動型32→キヤビテ
イ34→固定型30→固定盤側ブロツク22→固
定盤10という磁束流が形成される。すなわち、
タイバー12に加えてこれと並列に設けられるタ
イバーカバー42及び41を通して磁束流が形成
される。従つて、磁束流が通過する断面積が増大
し、タイバーの径を増大したのと同様な状態とな
り、この部分の磁気抵抗が減少し、また容易に磁
気的に飽和しない状態となる。このため、十分な
磁束流を流すことができ、キヤビテイ34の磁場
を所望どおり大きくすることができる。この第1
実施例は従来の磁場射出成形機にタイバーカバー
41及び42を追加するだけで実施することがで
き、大改造としないので設備費用の点でも非常に
有利である。
(第2実施例) 第3及び4図に本考案の第2実施例を示す。こ
の第2実施例のタイバーカバー41′は円弧状の
断面を有しており、タイバー12全周の約半分を
包む形状としてある。図示してない固定盤側のタ
イバーもこれに対応した円弧状の断面のものとし
てある。タイバーカバー41′の断面積を第1実
施例のタイバーカバー41の断面積と同様にすれ
ば、第1実施例と同様な効果を得ることができ
る。しかも、この第2実施例ではタイバー12の
内側部分(金型側部分)にはタイバーカバー4
1′が張り出さないため、金型取付用のスペース
を減少させることがない。
(ト) 考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、タ
イバーの外周にこれと並列に磁路を形成するタイ
バーカバーを設けたので、タイバーの径を増大さ
せることなく磁気抵抗を減少させることができ、
金型キヤビテイに所望の磁場を発生させることが
できるようになる。また、従来の磁場射出成形機
の簡単な改造で実施することができる。しかも、
第2の実施例では金型取付面のスペースを減少さ
せることなく実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の磁場射出成形機
の型締装置の型締状態を示す図、第2図は第1図
の磁場射出成形機の型締装置の型開き状態を示す
図、第3図は本考案の第2実施例の斜視図、第4
図は第3図の矢印方向に見た図である。 10……固定盤、12……タイバー、14……
可動盤、41……タイバーカバー、42……タイ
バーカバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 タイバーが磁路の一部となつている磁場射出成
    形機の型締装置において、 タイバーの外周の全部又は一部を包む強磁性材
    料製のタイバーカバーが固定盤及び可動盤にそれ
    ぞれ一体に取付けられており、両タイバーカバー
    は型締状態においては互いに軸方向に重なり合う
    部分があるように構成されていることを特徴とす
    る磁場射出成形機の型締装置。
JP7470386U 1986-05-20 1986-05-20 Expired JPH0310014Y2 (ja)

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JP7470386U JPH0310014Y2 (ja) 1986-05-20 1986-05-20

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JP7470386U JPH0310014Y2 (ja) 1986-05-20 1986-05-20

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JPS62187720U JPS62187720U (ja) 1987-11-30
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JP2001191377A (ja) * 1999-10-25 2001-07-17 Meiki Co Ltd 型締装置

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JPS62187720U (ja) 1987-11-30

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