JPS6343065Y2 - - Google Patents

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JPS6343065Y2
JPS6343065Y2 JP5350984U JP5350984U JPS6343065Y2 JP S6343065 Y2 JPS6343065 Y2 JP S6343065Y2 JP 5350984 U JP5350984 U JP 5350984U JP 5350984 U JP5350984 U JP 5350984U JP S6343065 Y2 JPS6343065 Y2 JP S6343065Y2
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magnetic
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Protection Of Static Devices (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、磁場射出成形機の磁場異常検知装置
に関するものである。
(ロ) 従来の技術 磁場射出成形機は、金型内に所定の磁場を発生
させ、磁性材料を配向させた成形品を得る装置で
ある。金型内で磁場配向された成形品は、取り出
しを容易にするために減磁される。このため、成
形品の外観から磁場配向が所望どおり行なわれて
いるかどうかを見分けることは困難である。従つ
て、従来は金型内に所定の磁場が発生したかどう
かを検知するために、磁場発生用励磁コイルに流
れる電流を検出し、この電流値が所定の範囲内に
あるかどうかにより、所定の磁場が発生している
かどうかを判断していた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 従来は上記のように励磁コイルに流れる電流か
ら間接的に磁場の発生を確認するようにしてあつ
たため、所定の電流が励磁コイルに供給されてい
るにもかかわらず磁場が発生していない場合(例
えばコイルが焼損して短絡した場合等)には、磁
場発生の異常を検知することができなかつた。本
考案は、上記のような問題点を解消するために、
磁場を直接検出して磁場の異常発生を確実に検知
することができる磁場射出成形機の磁場異常検知
装置を得ることを目的としている。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案による磁場異常検知装置は、タイバーを
通過する磁束流を測定することによつて所定どお
りの磁場が発生しているかどうかを確認する。す
なわち、本考案による磁場異常検知装置は、型締
状態の固定盤と可動盤との間のタイバーの外周に
設けられる磁場検出用コイルと、磁束流の変化に
よつて磁場検出用コイルに発生する電圧を積分す
る計測装置と、計測装置によつて得られる積分値
があらかじめ設定した範囲内にない場合に発生磁
場の異常を報知する報知装置と、を有している。
(ホ) 作用 磁場射出成形機に形成される磁束流の一部はタ
イバーを通過する。このため、タイバーの外周に
設けられた磁場検出用コイルには金型内に発生す
る磁場の変化に応じた起電力が発生する。磁場検
出用コイルに発生した電圧を計測装置によつて積
分すると、その積分値はタイバーを流れる磁束の
大きさに比例したものとなる。従つて、この積分
値があらかじめ定めた範囲内にあれば金型には所
定どおりの磁場が発生しており、逆に積分値が所
定範囲外となつた場合には所定どおりの磁場が発
生していないことになる。積分値があらかじめ設
定した範囲内にない場合には、報知装置によつて
発生磁場の異常が報知される。
(ヘ) 実施例 以下、本考案の実施例を添付図面の第1及び2
図に基づいて説明する。
第1図に本考案による磁場異常検知装置が設け
られた磁場射出成形機を示す。ベツド10上に固
定盤12が固定されており、固定盤12には4本
のタイバー14が固着されている。タイバー14
に対して軸方向に移動可能に可動盤16が支持さ
れている。可動盤16は図示してない型締機構に
よつて移動される。固定盤12には固定型18が
取り付けられ、可動盤16には可動盤20が取り
付けられる。型締時には固定型18と可動型20
との間にキヤビイテイ21が形成される。固定型
18及び可動型20の外周にはそれぞれ磁場発生
用励磁コイル22及び24が設けられる。固定盤
12側には、固定型18に接触して磁性材料を含
むプラスチツク材料を射出可能な射出シリンダ2
6が配置されている。1本のタイバー14の外周
に絶縁された導線が所定回数巻き付けられてお
り、これによつて磁場検出用コイル28が形成さ
れている。磁場検出用コイル28は、型締状態の
固定盤12と可動盤16との間に位置するタイバ
ー14の外周に設けられている。磁場検出用コイ
ル28は計測装置30と接続されている。計測装
置30は磁場検出用コイル28に発生する電圧を
積分する。計測装置30によつて得られる積分値
は後述のようにタイバー14を通過する磁束の大
きさを示すことになる。計測装置30によつて得
られた積分値を示す信号は報知装置32に入力さ
れる。報知装置32は信号に基づいて後述のよう
にして発生磁場の異常を報知することができる。
次にこの実施例の作用について説明する。磁場
発生用励磁コイル22及び24に電流を流すと、
第1図に示すような閉ループの磁束流が形成され
る。すなわち、固定型18及び可動型20を通つ
た磁束流は、強磁性鋼で作られた可動盤16、タ
イバー14(一部の磁束はベツド10を通る)及
び固定盤12を通る閉ループを形成する。この場
合、タイバー14(及びベツド10)は、リター
ンヨークの働きをしている。タイバー14及びベ
ツド10をそれぞれ流れる磁束流の割合は、これ
らの磁気抵抗によつて異なるが、通常の磁場射出
成形機では約80%の磁束流が4本のタイバー14
を通つて流れ、残りがベツド10を流れる。上記
のような磁束流によつて固定型18及び可動型2
0間のキヤビイテイ21内に磁場が発生し、成形
品に混合された磁性材料を配向させることができ
る。固定型18及び可動型20を通る磁束流の一
部は上述のように必ず一定の比率で磁場検出用コ
イル28が設けられたタイバー14を流れる。こ
のため磁束流が変化すると磁場検出用コイル28
には起電力が発生し、その電圧は計測装置30に
入力される。すなわち、磁束流を発生させるため
に磁場発生用励磁コイル22及び24には、例え
ば第2図aに示すような電流が供給され(着磁中
所定時間の間、正方向の電流が供給され、その
後、減磁のために負方向の電流が供給され、)こ
の電流の変化によつて磁場検出用コイル28には
変圧器と同様の原理によつて第2図bに示すよう
な電圧が発生し、この電圧が計測装置30に入力
される。計測装置30は積分器を有しており、磁
場検出用コイル28によつて得られるこの電圧を
積分する。こうして得られる積分値は第2図cに
示されるようなものとなる。報知装置32にはこ
の積分値の適正な値の範囲があらかじめ設定して
ある。すなわち、積分値と固定型18及び可動型
20を流れる磁束の大きさとは対応しているた
め、成形品に所定の配向を行なわせるために必要
な磁束の大きさをあらかじめ実験的に確認し、そ
のときの積分値の値を報知装置32に設定してお
けばよい。報知装置32は計測装置30からの積
分値があらかじめ設定した所定の範囲内にある場
合には作動しない。しかし、計測装置30からの
積分値が所定の範囲外となつた場合には異常の発
生を報知する信号を出力し、警報を発生させる。
警報は例えば音、ランプ等の手段により発せられ
る。報知装置32からの異常を報知する信号によ
つて同時に磁場射出成形機を停止させるようにし
てもよい。
(ト) 考案の効果 以上説明してきたように、本考案による磁場射
出成形機の磁場異常検知装置は、型締状態の固定
盤と可動盤との間のタイバーの外周に設けられる
磁場検出用コイルと、磁束流の変化によつて磁場
検出用コイルに発生する電圧を積分する計測装置
と、計測装置によつて得られる積分値があらかじ
め設定した範囲内にない場合に発生磁場の異常を
報知する報知装置と、を有しているので、金型内
を流れる磁束流の分流を実際に測定して金型内に
所定の磁束流が生じているかどうかを確認するこ
とができ、金型内の磁場の異常の発生を確実に検
知することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による磁場射出成形機の磁場異
常検知装置を示す図、第2図は励磁コイル電流、
磁場検出用コイルの電圧、及び電圧の積分値の関
係を示す線図である。 10……ベツド、12……固定盤、14……タ
イバー、16……可動盤、18……固定型、20
……可動型、22……磁場発生用励磁コイル、2
4……磁場発生用励磁コイル、26……射出シリ
ンダ、28……磁場検出用コイル、30……計測
装置、32……報知装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 磁束流の一部がタイバーを通過する磁場射出成
    形機の磁場異常検知装置において、 型締状態の固定盤と可動盤との間のタイバーの
    外周に設けられる磁場検出用コイルと、磁束流の
    変化によつて磁場検出用コイルに発生する電圧を
    積分する計測装置と、計測装置によつて得られる
    積分値があらかじめ設定した範囲内にない場合に
    発生磁場の異常を報知する報知装置と、を有する
    ことを特徴とする磁場射出成形機の磁場異常検知
    装置。
JP5350984U 1984-04-13 1984-04-13 磁場射出成形機の磁場異常検知装置 Granted JPS60166525U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5350984U JPS60166525U (ja) 1984-04-13 1984-04-13 磁場射出成形機の磁場異常検知装置

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JP5350984U JPS60166525U (ja) 1984-04-13 1984-04-13 磁場射出成形機の磁場異常検知装置

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Publication Number Publication Date
JPS60166525U JPS60166525U (ja) 1985-11-05
JPS6343065Y2 true JPS6343065Y2 (ja) 1988-11-10

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ID=30574439

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JP5350984U Granted JPS60166525U (ja) 1984-04-13 1984-04-13 磁場射出成形機の磁場異常検知装置

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JP7338874B2 (ja) * 2018-04-18 2023-09-05 株式会社コスメック 磁気クランプ装置

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JPS60166525U (ja) 1985-11-05

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