JPH029944Y2 - - Google Patents

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JPH029944Y2
JPH029944Y2 JP6315881U JP6315881U JPH029944Y2 JP H029944 Y2 JPH029944 Y2 JP H029944Y2 JP 6315881 U JP6315881 U JP 6315881U JP 6315881 U JP6315881 U JP 6315881U JP H029944 Y2 JPH029944 Y2 JP H029944Y2
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runner
insert
terminal
reinforcing
protrusions
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JP6315881U
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JPS57175729U (ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は並列複数個取りインサートモールド成
形におけるランナ構造に関する。
フープ材をプレス加工することにより多数個の
インサート部品を連結桟で並列に連結形成し、該
インサート部品の所定部をインサートして多数個
のプラスチツクモールド成形品を連結形成したの
ち、インサート部品の所定部を切断して所望のモ
ールド製品を得る手法は、極めて量産性に優れる
ため各種電子部品の作成等に利用されている。例
えば、第1図は小型メカニカルスイツチの概略構
成を示す側断面図であり、スイツチ1は絶縁端子
板2と皿形ばね3とダンパ4及び箱形キートツプ
5にて構成されている。そして絶縁性を有するプ
ラスチツク(例えばPBT;ポリブチレンテレフ
タレート)をモールド成形してなる端子板2は、
接点6を有する導体端子7と複数の接点8を有す
る導体端子9とをそれぞれ所定にインサートして
なる。従つて、キートツプ5を手指等で押下する
と、ダンパ4を介して中央頂部を押圧された皿形
ばね3は、その凹凸が反転し、接点6と8の相方
に接触するようになる。次いで、前記押下する力
を除去すると、皿形ばね3はそれ自体が有する弾
性復帰力により元の姿態(図示姿態)に復元し、
接点6と開離して接点8のみと接触するようにな
る。
かかる構成にてなるスイツチ1の端子板2は、
第2図に示す如くフープ材をプレス加工し、接点
6を有する1つの導体端子7と複数(図では3
個)の接点8を有する1つの導体端子9とからな
るインサート部品は、各端子7及び9の延長部が
1対の連結桟10に接続するとともに、その弱体
部を補強桟11で支持するように形成されてい
る。このようにして、多数のインサート部品を連
結したフープ状のインサート部品連結体12は、
モールド装置の金型内を間欠駆動させ、各インサ
ート部品の所定部に端子板2を形成したのち、導
体端子7及び9を連結桟10から切離すことにな
る。
しかし、従来の端子板2のモールド成形方法
は、第2図に一点鎖線で示す如く、1つのランナ
13に接続する2つのゲート14を介して、それ
ぞれ隣接する2個ずつが形成されていた。従つて
ゲート14を形成する領域幅だけフープ材が無駄
になるのみならず、該モールド工程の非能率性が
指摘されていた。
そこで、複数個のインサート部品に並行する棒
状ランナを設け、複数個ずつ同時に端子板2をモ
ールド成形する方法が試みられた。しかし、該ラ
ンナを各インサート部品の連結桟又は補強桟に固
着形成すると、比較的大きい成形材の熱収縮率
(例えば約0.6%)により、1対の連結桟10は不
均衡に湾曲して端子切断などの後工程に不都合を
生じるのみならず、端子板2が変形されるように
なる。その反面、前記棒状ランナと各インサート
部品の連結桟又は補強桟とを固着しないときに
は、成形金型から該ランナを別途取出さなければ
ならない頻しさがある。
本考案の目的は上記問題点を除去することであ
り、この目的はランナに1対の対向突起を設け、
この突起はインサート部品の補強及び連結等のた
め設けた桟をその幅方向に挾持し、該挾持のみに
より前記ランナがゲートを切断したモールド成形
品とともに保持されるように構成してなることを
特徴とした並列複数個取りインサートモールド成
形のランナ構造を提供して達成される。
以下、前記小型メカニカルスイツチの端子板2
をモールド形成するのに本考案を適用した一実施
例を示す第3図〜第5図を用いて本考案を説明す
る。
第3図は並列6個取り端子板のモールド形成下
面図、第4図は第3図の−′断面A矢視図、
第5図は第3図のB矢視図であり、前出図と同等
部分には同一符号を用いている。
第3図〜第5図において、接点6と8とが露呈
するように導体端子7及び9を所定にインサート
してなる6個の端子板2は、棒状モールドランナ
15及びランナ15に接続された6個のゲート1
6を介して同時形成される。ただし、フープ材を
プレス加工してなるインサート部品連結材17
は、多数の導体端子7と9とがそれぞれ直接又は
補強材18を介して1対の連結桟19に連結され
ている。そして、半円形断面を有する棒状ランナ
15は6個の導体端子9のリード部上面に接し、
その中央部に下方へ突出する1対の突起20及び
21が、補強桟18′の一部を幅方向に挾持させ
て形成されている。
従つて、6個の端子板2及びランナ15をモー
ルド金型から取出した際、各端子板2のエジエク
トピンとランナ15のエジエクトピンとの駆動差
により、ゲート16の細首部が切断されたランナ
15は突起20及び21を介して補強桟18′、
即ちインサート部品連結材17に付着される。た
だし、突起20は補強桟18′の厚さとほぼ同じ
突出量であるのに対し、突起21は補強桟18′
より下方へ突出しているため、各端子板2と分離
されたランナ15は適当な係着力により補強桟1
8′に保持される。とともに、ランナ15の図示
右端部をインサート部品連結材17から持上げる
か、又は連結材17の図示右端部をランナ15の
下方へ引下げるようにすると、まず突起20が補
強桟18′から離されたのち突起21が補強桟1
8′から離されるため、ランナ15は連結材17
から容易に除去することができる。
第6図は前記突起21の変形例を示す断面図で
あり、ランナ15′の下面に形成した1対の対向
突起は、補強桟18′の厚さと同じ突出量の突起
20と、補強桟18′の一部を抱えるようなL字
形断面突起22とでなる。従つて、図示しない各
端子板と分離されたランナ15′は、第4図に示
したランナ15より強い力で補強桟18′に係着
するが、ランナ15′の右端部を持上げる等する
ことにより、1対の突起20及び22と補強桟1
8′との分離が可能である。
以上説明した如く本考案によれば、棒状ランナ
の熱収縮がインサート部品連結材及び複数個の各
モールド成形品(端子板)に何んら影響すること
なく形成され、かつ、所望により該ランナを容易
に除去できるため、製品品位及び後工程を損うこ
となく生産性が著しく高められた。特に、多数の
成形品が取着されたインサート部品連結材をドラ
ム等に巻回し、保管又は輸送するときには前記巻
回時に、ゲートが自然除去に近い形で除去可能と
なり、その実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の適用例となつた小型メカニカ
ルスイツチの概略構成を示す側断面図、第2図は
前記スイツチの構成部品である端子板を作成する
際の従来のランナ構成説明図、第3図は本考案の
一実施例に係わる並列6個取り端子板及びそのラ
ンナモールド形成下面図、第4図は第3図の−
′断面A矢視図、第5図は第3図のB矢視図、
第6図は他の一実施例に係わるランナとインサー
ト部品連結材との係着構造説明図である。 なお、図中において2は小型メカニカルスイツ
チ用端子板、7,9は一部分がインサートされる
導体端子、10,19は連結桟、11,18は補
強桟、12,17はインサート部品連結材、1
3,15はモールドランナ、14,16はゲー
ト、20,21,22はランナ係着用突起であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フープ材をプレス加工し多数個のインサート部
    品が並列に連結形成され、複数個のモールド成形
    品が1つのランナ及び該ランナに接続した複数個
    のゲートを介してそれぞれ前記インサート部品を
    所定にインサート形成されるのに際し、ランナに
    は1対の対向突起を設け、該突起はインサート部
    品の補強及び連結等のため設けたフープ材の桟を
    その幅方向に挾持し、該挾持のみにより前記ラン
    ナがゲートを切断したモールド成形品とともに保
    持されるように構成してなることを特徴とした並
    列複数個取りインサートモールド成形のランナ構
    造。
JP6315881U 1981-04-30 1981-04-30 Expired JPH029944Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6315881U JPH029944Y2 (ja) 1981-04-30 1981-04-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6315881U JPH029944Y2 (ja) 1981-04-30 1981-04-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57175729U JPS57175729U (ja) 1982-11-06
JPH029944Y2 true JPH029944Y2 (ja) 1990-03-13

Family

ID=29859287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6315881U Expired JPH029944Y2 (ja) 1981-04-30 1981-04-30

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JP (1) JPH029944Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS57175729U (ja) 1982-11-06

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