JPH029712Y2 - - Google Patents

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JPH029712Y2
JPH029712Y2 JP2328786U JP2328786U JPH029712Y2 JP H029712 Y2 JPH029712 Y2 JP H029712Y2 JP 2328786 U JP2328786 U JP 2328786U JP 2328786 U JP2328786 U JP 2328786U JP H029712 Y2 JPH029712 Y2 JP H029712Y2
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JP
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decorative material
wall
engaging
fitting part
elastic pieces
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、台所キヤビネツトの背面側の上端
縁より上方を化粧する化粧装置に関する。
(従来の技術) 実公昭48−29620号公報に見られるような台所
キヤビネツトを設置した場合、例えば、第6図に
示すように、台所キヤビネツト10の背面側の上
縁13aと表装材24の下縁との間で、壁20の
下地材22が露出する。この下地材22を被覆す
るため、および台所キヤビネツト10の背面側の
上縁13aと上壁20との間の空間15を被覆す
るために、化粧装置30′が用いられている。こ
の化粧装置30′は、長尺の化粧材40′を有して
おり、この化粧材40′は上記下地材22にビス
48(固定具)で固定されている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記構成では、化粧材40′で化粧しているも
のの、水平方向に等間隔で配置されたビス48が
露出しているため、高級な美観を呈するに至つて
いない。
(問題点を解決するための手段) この考案は上記問題点を解消するためになされ
たもので、その要旨は、長尺の第1化粧材および
第2化粧材を備え、第1化粧材はその長手方向に
延びるはめ込み部を有し、このはめ込み部が上壁
部と下壁部と略垂直な底壁部とで断面略コ字形に
形成され、上壁部と下壁部の互いに対向する面に
は係合部が形成され、上記はめ込み部の底壁部を
貫通する固定具により、第1化粧材が家屋の壁面
に固定されるとともに台所キヤビネツトの背面側
の上縁より上方の化粧をなし、第2化粧材は、被
覆部とこの被覆部からほぼ水平に延びる2つの弾
性片とこの弾性片に形成された係合部を有し、こ
の2つの弾性片が上記第1化粧材のはめ込み部に
挿入されるとともに弾性片の係合部が上記はめ込
み部の係合部に係合されることにより、第2化粧
材がはめ込み部に固定され、その被覆部で上記固
定具が被覆されることを特徴とする台所キヤビネ
ツト用化粧装置にある。
(作用) 第1化粧材のはめ込み部の底壁部を貫通する固
定具で第1化粧材が家屋の壁面に固定される。こ
の第1化粧材は台所キヤビネツトの背面側の上縁
より上方の化粧をなす。第2化粧材の2つの弾性
片が上記第1化粧材のはめ込み部に挿入されると
ともに弾性片の係合部が上記はめ込み部の係合部
に係合されることにより、第2化粧材がはめ込み
部に固定され、その被覆部で上記固定具が被覆さ
れる。これにより、高級感のある化粧を実現でき
る。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図から第5図
までの図面に基づいて説明する。第5図に示すよ
うに、平面L字形の台所キヤビネツト10が家屋
コーナー部の壁20に沿つて設置されている。
台所キヤビネツト10にはシンク部11やガス
台12が形成されている。また、第1図〜第3図
に示すように、台所キヤビネツト10の背面側す
なわち壁20側には、立ち上がり部13が形成さ
れている。シンク部11側に形成された立ち上が
り部13は、第1図に示すように壁20から離れ
ており、この間に配管(図示しない)を設置する
ための空間15が形成されている。また、ガス台
12側の立ち上がり部13は、第2図、第3図に
示すように壁20に接近している。
壁20の室内側では、横桟21と、横桟21に
固定された石膏ボード等からなる下地材22と、
下地材22の下部の室外側の面に固定された合板
等からなる補強材23と、下地材22の上部の室
内側の面に固定された石綿セメント板等の表装材
24とを備えている。なお、壁20の室外側の構
成については説明を省略する。
第5図に示すように、ガス台12側の壁には窓
25が形成されている。窓25で、下地材22が
くり抜かれており、その開口周縁には、窓枠26
(第3図)が取り付けられている。
係台所キヤビネツト10の立ち上がり部13と
壁20との間には、この考案に係わる化粧装置3
0A,30Bが設けられている。
まず、シンク部11側に設けられる化粧装置3
0Aについて説明する。この化粧装置30Aは、
第1図に示すように、アルミ等の金属や樹脂の型
材からなる長尺の第1化粧材40Aおよび第2化
粧材50Aを有している。第1化粧材40Aは、
緩やかに傾斜し上記立ち上がり部13の前方まで
水切り部41と、この水切り部41の後端に設け
られた断面コ字形をなすはめ込み部42と、はめ
込み部42の下端から垂直に下方に延びる当て部
43と、水切り部41の前端に連なりL字形をな
す折り返し部44と、折り返し部44の後端から
下方に垂直に延びる支持部45とを有している。
上記はめ込み部42は、上壁部42aと下壁部
42bと垂直の底壁部42cとを有している。第
4図に示すように、底壁部42cには水平方向に
所定間隔をおいて孔46が形成されている。ま
た、上壁部2aの下面および下壁部42bの上面
には、突出した係合部47が形成されている。
上記はめ込み部42の底壁部42cと当て部4
3とを壁20の下地材22に当てた状態で、ビス
48(固定具)を底壁部42cの孔46から下地
材22および横桟21にねじ込むことにより、第
1化粧材40Aが壁20に固定される。この固定
状態で、水切り部41は台所キヤビネツト10の
立ち上がり部13より前方に突出し、支持部45
は立ち上がり部13の上縁13aの背面に近接し
ている。支持部45と立ち上がり部13との間に
はシール材49が介在されている。
上記のようにして、第1化粧材40Aは台所キ
ヤビネツト10の立ち上がり部13の上縁13a
より上方の化粧をなしており、表装材24より下
方の下地材22の大部分を被覆している。また、
この第1化粧材40は立ち上がり部13と壁20
との間の空間15を閉塞している。
第2化粧材50Aは、垂直の被覆部51と、被
覆部51の下部かから略直交する方向に突出する
2つの弾性片52,53とを有している。第4図
に示すように弾性片52,53の先端部は曲げら
れていて、これにより上部弾性片52の上面およ
び下部弾性片53の下面には、凹んだ係合部54
が形成されている。
上記第2化粧材50Aの弾性片52,53を、
第1化粧材40Aのはめ込み部42に挿入する
と、このはめ込み部42の突出した係合部47に
より、弾性片52,53が弾性変形する。さらに
第2化粧材50Aを押し込むと、弾性片52,5
3の先端が係合部47を乗り越え、弾性片52,
53は略元の形状に復帰する。この時、弾性片5
2,53の係合部54に、はめ込み部42の係合
部47が入り込み、係合が完了する。このように
して、第2化粧材50Aが簡単な作業で第1化粧
材40Aに固定され、その被覆部51がはめ込み
部42およびはめ込み部42に配置されたビス4
8の頭部を被覆できるので、高級感を呈した化粧
をなすことができる。
また、第2化粧材50Aの被覆部51の上部
が、表装材24の下縁およびその近傍の下地材2
2を被覆する。したがつて、上記第1化粧材40
Aによつて表装材24の下縁を覆わなくて済むの
で、表装材24の貼り付け作業を第1化粧材40
Aの固定作業後に行なうこともでき、作業手順の
選択の幅が広がる。
上記立ち上がり部13と壁20との間の空間1
5に設置された配管の修理等の際には、まず第2
化粧材50Aの端部を強く引つ張つてこの端部に
おける係合部47,54の係合状態を解除し、さ
らに長手方向に沿つて係合状態を解除していく。
この後で、ビス48を抜いて第1化粧材40Aを
取り外す。
次に、ガス台12側の立ち上がり部13と壁2
0との間に設けられた他の化粧装置30Bについ
て説明する。第2図、第3図に示すように、この
化粧装置30Bの第1化粧材40Bは、上記第1
化粧材40Aと似ているが、水切り部41の代わ
りに幅の狭い水平張り出し部41Bを有し、ま
た、前記のような当て部43を有しない。第1化
粧材40Bの他の構成は殆ど同じであるから、図
中各構成部に前記第1化粧材40Bの各構成部と
同番号を付して詳細な説明を省略する。この第1
化粧材40Bでは、支持部45が下地材22に当
たつている。また、第2化粧材50Bは前記第2
化粧材50Aと同じ形状であるから、各構成部に
同番号を付する。なお、第3図に示すように窓枠
26に対応する部位では、第2化粧材50Bの被
覆部51の上部が切り欠かれている。
この考案は上記実施例に制約されず種々の態様
が可能である。例えば、第2化粧材の被覆部の幅
を変えることにより、台所キヤビネツトの背面側
の上縁と表装材の下縁との間の高さの変化に対応
して、下地材の被覆を行なうことができる。
(考案の効果) 以上説明したようにこの考案では、第2化粧材
で、第1化粧材のはめ込み部に配置された固定具
を被覆することができるので、高級感のある化粧
を行なうことができる。また、第2化粧材は弾性
片によつて上記はめ込み部に係合されているの
で、第2化粧材の取付作業が簡単であり、また必
要に応じて簡単に取り外すこともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図までの図面はこの考案の一実
施例を示すものであり、第1図は第5図中−
線に沿う断面図、第2図は第5図中−線に沿
う断面図、第3図は第5図中−に沿う断面
図、第4図は第1図中要部の拡大断面図、第5図
は台所キヤビネツトおよび壁の平面図である。第
6図は従来例を示す断面図である。 10……台所キヤビネツト、13……背面側の
上縁、20……壁、30A,30B……化粧装
置、40A,40B……第1化粧材、42……は
め込み部、42a……上壁部、42b……下壁
部、42c……底壁部、47……係合部、48…
…ビス(固定具)、50A,50B……第2化粧
材、51……被覆部、52,53……弾性片、5
4……係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長尺の第1化粧材および第2化粧材を備え、第
    1化粧材はその長手方向に延びるはめ込み部を有
    し、このはめ込み部が上壁部と下壁部と略垂直な
    底壁部とで断面略コ字形に形成され、上壁部と下
    壁部の互いに対向する面には係合部が形成され、
    上記はめ込み部の底壁部を貫通する固定具によ
    り、第1化粧材が家屋の壁面に固定されるととも
    に台所キヤビネツトの背面側の上縁より上方の化
    粧をなし、第2化粧材は、被覆部とこの被覆部か
    らほぼ水平に延びる2つの弾性片とこの弾性片に
    形成された係合部を有し、この2つの弾性片が上
    記第1化粧材のはめ込み部に挿入されるとともに
    弾性片の係合部が上記はめ込み部の係合部に係合
    されることにより、第2化粧材がはめ込み部に固
    定され、その被覆部で上記固定具が被覆されるこ
    とを特徴とする台所キヤビネツト用化粧装置。
JP2328786U 1986-02-19 1986-02-19 Expired JPH029712Y2 (ja)

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JP2328786U JPH029712Y2 (ja) 1986-02-19 1986-02-19

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JPS62134438U JPS62134438U (ja) 1987-08-24
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