JPH0295632A - 板材分離方法およびその装置 - Google Patents

板材分離方法およびその装置

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JPH0295632A
JPH0295632A JP24638488A JP24638488A JPH0295632A JP H0295632 A JPH0295632 A JP H0295632A JP 24638488 A JP24638488 A JP 24638488A JP 24638488 A JP24638488 A JP 24638488A JP H0295632 A JPH0295632 A JP H0295632A
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JP
Japan
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workpiece
workpieces
gripper
gap
slider
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Application number
JP24638488A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Muraoka
村岡 芳和
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0295632A publication Critical patent/JPH0295632A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、鉄板、ステンレス板あるいはアルミ板のご
ときワークの板材分離方法およびその装置に関する。
(従来の技術) 一般に、積載された板材であるワークを板材加工機へ搬
送する場合、ワークを1枚ずつ分離して搬送するわけで
あるが、積載されたワークは、ワーク自身の重さあるい
はワークに塗られている防錆油などのため、互いに密着
しており、その密着したワークを分離する必要がある。
従来、板材分離装置としては、密着ワークの上面又は下
面あるいはその両方より吸引力を与えて分離させる方法
や、振動を与えて分離させる方法、あるいは磁気力によ
って分離させる方法などが知られている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、前述した従来の板材分離装置では、比較的強
く密着しているワークに対しては充分な分離する方向へ
の力が与えられず確実に分離させることができないとい
う問題があった。
また、ワークがアルミ材やステンレス材などに対しては
磁気力が充分機能しないという問題があった。さらに、
油分などを間にはさんで密着しているワークに対しては
、単純な反りなどを発生させても密着したワーク全体が
同時に反るのみでワーク間の分離に直接機能しないとい
う問題も兼ね備えていた。
この発明の目的は、上記問題点を改善するため、密着し
たワーク間に確実に隙間を生じさせて確実にワークを分
離できるようにした板材分離方法およびその装置を提供
することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この発明は、積載ワークか
ら上方に設けられた吸着装置によりワークを取出し板材
加工機へ搬送する際に、前記吸着装置で取出されたワー
クが少なくとも2枚取り検出装置により2枚であると検
出されたとき、前記載置台の近傍に設けられたグリッパ
を前進させて密着ワークをグリッパのグリップ部でグリ
ップすると共に、前記密着した上下のワークに機械的変
形を与えて密着したワークの上下間に隙間を生じせしめ
、次いでこの隙間にセパレータ部材を差し込んで密着し
たワークを上下に分離せしめる板材分離方法である。
また、この発明は、積載ワークから上方に設けられた吸
着装置によりワークを取出し板材加工機へ搬送する際に
、前記吸着装置で取出されたワークが2枚取り検出装置
により少なくとも2枚であると検出されたとき、前記載
置台の近傍に設けられたグリッパを前進させて密着ワー
クをグリッパのグリップ部でグリップすると共に、前記
密着した上下のワークに機械的変形を与えて密着したワ
ークの上下間に隙間を生じせしめ、次いでこの隙間にエ
アを吹き込みエア層を拡大させて密着したワークを上下
に分離せしめる板材分離方法である。
さらに、この発明は、積載したワークを載置する載置台
と、この載置台に積載されたワークを吸着して上方へ持
ち上げる上下動自在な吸着装置と、この吸着装置でワー
クを吸着して上方へ持ち上げた状態でワークが2枚以上
であるかを検出する2枚取り検出装置と、前記載置台の
近傍に設けられていると共に2枚取り検出装置で検出さ
れた密着ワークを前進してグリップ部でグリップするグ
リッパと、このグリッパでグリップされた密着した上下
のワークに機械的変形を与えて隙間を生じせしめて上下
へ分離させる分離手段と、を備えて板材分離装置を構成
した。
前記板材分離装置において、密着した上下のワーク間に
分離手段で生じせしめた隙間に差し込んで上下に分離を
確実にするセパレータ部材を備えると、さらに好ましい
ものとなる。
(作用) この発明の板材分離方法およびその装置を採用すること
により、載置台上に積載ワークが載置され、この載置台
の上方に設けられた吸着装置が下降して積載ワークの上
面からワークを吸着しその状態で吸着装置を上昇させる
。その上昇された位置で吸着装置に吸着されたワークを
2枚取り検出装置で検出する。
2枚取り検出装置で検出されたワークが一枚であれば、
そのま\板材加工機へ搬送される。検出されたワークが
2枚以上である密着したワークである場合には、グリッ
パが前進してグリッパのグリップ部で密着したワークを
グリップする。次いで、密着したワークをグリップした
状態で、密着した上下のワークに機械的変形を与えて密
着したワークの上下間に隙間を生じせしめる。この隙間
にセパレータ部材を差し込んで密着したワークを上下に
分離せしめたり、あるいはエアを吹き込んでエア層を拡
大させて密着したワークを上下に分離せしめて、下側の
ワークは積載ワーク上に落ちると共に上側のワークは吸
着装置で吸着された状態で板材加工機へ搬送される。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図および第2図を参照するに、フレーム1は断面が
L字形状で形成されていて、下部フレームIAと、下部
フレームIAの例えば右側に下部フレームIAの高さよ
り高く上方へ延伸したサイイドフレームIBとで一体的
に構成されている。
下部フレームIAの両側にはサイドボスト3R。
3Fが立設されており、このサイドボスト3Rと3Lと
の間の下部フレームIA上には載置台としての上下動自
在なりフタ5が設けられている。このリフタ5上には積
載ワークWsが載置されている。
積載ワークWsが載置されたりフタ5の上方には上下動
自在な吸着装置7が設けられており、この吸着装置7に
はワークWを吸着する複数の吸着パッド9が設けられて
いる。この吸着装置7を上下動させる駆動装置は公知の
ものであるから詳細な説明を省略する。この吸着バッド
9は例えばエアの吸引力によりワークWを吸着するもの
でも、あるいは磁力によりワークWを吸着するものであ
っても構わない。
第1図に示した吸着パッド9の位置が上昇端位置とし、
吸着装置7を上下動せしめることによって吸着パッド9
が積載ワークWsの上面から上昇端位置までの高さH間
で上下動されるようになっている。しかも、吸引バッド
9が下降したときに積載ワークWsの上面に常に到達で
きるよう(常に高さHとなるよう)に積載ワークWsの
上面位置はりフタ5の上昇で維持される。
上昇端位置の一部には吸着パッド9で吸着されたワーク
Wが上昇されたときに、ワークWが2枚取りされている
かどうかを検出する2枚取り検出装置11が設けられて
いる。
上記構成により、吸着装置7を下降させると、吸着パッ
ド9で積載ワークWsの上面からワークWを吸着し、そ
の状態で上昇端位置まで上昇させる。次いで、吸着パッ
ド9に吸着されているワークWが2枚取り検出装置11
でチエツクされて、ワークWが一枚であると検出された
場合には、そのま\板材加工機へ搬送される。ワークW
が2枚以上であると検出された場合には、サイドフレー
ムIB上に設けられている板材分離装置13で分離され
る。
板材分離装置13として、サイドフレームIB上には、
第2図に示されているように、上下方向へ適宜な間隔で
左右方向へ延伸したペーススライダガイド15A、15
Bが設けられており、このペーススライダガイド15A
、15Bで案内されて前後方向(第1図、第2図におい
て左右方向)へ移動するペーススライダ17が設けられ
ている。
ペーススライダ17の右側におけるサイドフレームIB
上にはペーススライダシリンダ19A、19Bが設けら
れており、このペーススライダシリンダ19A、19B
に装着されたピストンロッド21A、21Bの先端が前
記ペーススライダ17の後部に連結されている。
前記ペーススライダ17の左右両側(第2図において上
下両側)の前部側にはペーススライダストッパ23A、
23Bが設けられており、このべ−ススライダストッパ
23A、23Bに対応した前記サイドフレームIBの前
部には緩衝器25A。
25Bが設けられている。
上記構成により、ペーススライダシリンダ19A、19
Bを作動させると、ピストンロッド21A、21Bを介
してベーススライダ17がペーススライダガイド15A
、15Bに案内されて前後動すると共に、ベーススライ
ダストッパ23A。
23Bが緩衝器25A、25Bに当接して位置決めされ
ることとなる。
前記ペーススライダ17上にはグリッパスライダ27A
、27Bが第2図において上下方向へ離隔して設けられ
ている。このグリッパスライダ27A、27Bを案内す
る複数のグリッパスライダガイド29A、29Bが第2
図において上下方向へ延伸して前記ペーススライダ17
上に設けられている。
前記グリッパスライダ27A、27B上にはそれぞれグ
リッパボディ31A、31Bが設けられている。このグ
リッパボディ31A、31Bの上部における前部には密
着したワークWをグリップするためのグリップ部として
のグリッパ類33A。
33Bが設けられている。而して、ベーススライダ17
の前進によって、グリッパボディ31A。
31Bも前進し、密着したワークWがグリッパ顎33A
、33B内に差し入れられてグリップされることとなる
前記グリッパスライダ27A、27B上にはグリッパ回
転シリンダ35A、35Bが設けられており、このグリ
ッパ回転シリンダ35A、35Bを作動させると、グリ
ッパボディ31A、31Bが回転され、密着したワーク
Wに対して機械的な変形なすわち反りを生じさせる。ま
た、グリッパスライダ27A、27Bの後部側における
ペーススライダ17上にはグリッパスライダブツシャ3
7A、37B、37C,37Dが設けられており、グリ
ッパスライダガイド29A、29Bに案内されるグリッ
パスライダ27A、27Bが、グリッパボディ31A、
31Bが回転したときに少し左右方向に動くのを吸収し
、ワークWをグリップしていないときには一定位置に拘
束するためのものである。
前記グリッパスライダ27Aと27Bとの間のペースス
ライダ17上にはセパレータスライダ39が設けられて
おり、このセパレータスライダ39はベーススライダ1
7の前後方向に延伸して設けられた複数のセパレータス
ライダガイド41A。
41Bによって前後方向へ案内される。前記ペーススラ
イダ17上にはセパレータボディ43が設けられている
と共に、ベーススライダ17の後方へ一体的に突出した
支持プレート45上にはセパレータスライダシリンダ4
7が設けられている。
このセパレータスライダ47に装着されたピストンロッ
ド49の先端部はセパレータスライダ39の後部に連結
されている。
上記構成により、セパレータスライダシリンダ47を作
動させると、ピストンロッド49を介してセパレータス
ライダ39がセパレータスライダガイド41A、41B
に案内されて前後動されることとなる。
第3図にはグリッパの詳細図が示されている。
第3図において、グリッパはグリッパボディ31A、3
1Bとグリッパ類33A、33Bとで構成されており、
互いにヒンジピン51で枢支されれている。前記グリッ
パボディ31A、31Bとグリッパu33A、33Bで
密着したワークWをグリップする部分にはワークWの表
面に疵を付けるのを防止する目的でウレタンゴムなどの
疵防止材53A、53Bが設けられている。また、グリ
ッパボディ31A、31Bとグリッパ類33A、33B
の先端部分はワークWを差し入れ易い様な形状となって
いる。
グリッパボディ31A、31Bの下部における内部には
、グリッパシリンダ55が設けられており、グリッパシ
リンダ55に装着されたピストンロッド57の先端部は
外部に突出して前記グリッパIJi33A、33Bの下
部における後部に当接されている。グリッパシリンダ5
5内にはピストン戻りばね59が介在されている。また
、グリッパボディ31A、31Bの下部における前部と
グリツバ類33A、33Bの下部との間には、顎戻りば
ね61が取付けられている。さらに前記グリッパシリン
ダ55にはエア通路63を介してエアホース65が連通
されている。
上記構成により、エアホース65からエアが供給される
と、エア通路63を通ってグリッパシリンダ55内に送
られる。エアがグリッパシリンダ55に送られると、グ
リッパピストン57がピストン戻りばね59.顎戻りば
ね61の付勢力に抗してグリッパ顎33A、33Bの下
部を押圧する。
その結果、ヒンジピン51を支点としてグリッパ顎33
A、33Bが第3図において時計方向回りに回動して密
着したワークWが疵防止材53A。
53Bでグリップされる。このワークWをグリップする
際には、強弱2通りのエア力によって行なわれる。
なお、ワークWをアングリップする場合には、グリップ
シリンダ55からエアを抜くことにより、ピストン戻り
ばね59の付勢力でピストンロッド57が元に戻ると共
に、顎戻りばね61の付勢力でグリッパ顎33A、33
Bが元に戻されることになる。なお、エアホース65か
らエア通路63を介してグリッパシリンダ55内に強弱
のエア圧を供給する手段としては強いグリップ力設定弁
と弱いグリップ力設定弁を設けてそれぞれ選択すること
によって強いエア力と弱いエア力とを供給することがで
きるようになっている。
第4図にはグリッパボディ31A、31Bとグリッパ顎
33A、33Bをグリッパ回転′シリンダ35A、35
Bで回転させる回転装置の斜視図が示されている。第4
図において、グリッパ回転シリンダ35A、35Bの後
端部はグリッパスライダ27A、27B上に設けられた
支持ブラケット67にピン69で取付けられている。グ
リッパ回転シリンダ35A、35Bに装着されたピスト
ンロッド71の先端部には断面がU字形状の取付部材7
3が取付けられている。この取付部材73にはグリッパ
回転アーム75の一端がピン77で取付けられており、
グリッパ回転アーム75の他端はグリッパボディ31A
、31Bを回転させるためグリッパボディ31A、31
Bの上部に回転自在に支承された回転軸79に嵌着され
ている。
上記構成により、グリッパ回転シリンダ35A。
35Bを作動させると、ピストンロッド71が伸びて、
取付部材73を介してグリッパ回転アーム75が矢印の
ごとく回動することによって回転軸79を介してグリッ
パボディ31A、31Bとグリッパ顎33A、33Bが
回転されることになる。
ピストンロッド71を縮めることにより、上述した動作
と逆動作が行なわれて、グリッパボディ31A、31B
とグリッパ顎33A、33Bが元の状態に戻ることにな
る。
第5図にはグリッパボディ31A、31Bとグリッパ顎
33A、33Bが密着ワークWをグリップしたま一回転
するときのグリッパスライダブツシャ37A、37C,
37B、37Dの働きを説明する説明図である。第5図
において、グリッパスライダ27A、27Bの後部には
突出部材81が突出されている。前記ペーススライダ1
7にはグリッパスライダブツシャ37A、37C,37
B、33Dが設けられており、グリッパスライダブツシ
ャ37A、37C,37B、37D内にはブツシャ83
A、83Bの一端が装着されており、しかもスプリング
85A、85Bが介在されている。ブツシャ83A、8
3Bの他端は前記突出部材81に当接されている。
上記構成により、第5図において、グリッパボディ31
A、31Bとグリッパ顎33A、33Bが密着したワー
クWをクランプしたま1回転するときのグリッパスライ
ダ27A、27Bの左右方向の動きを吸収すると共に、
グリッパボディ31A、31Bとグリッパ顎33A、3
3Bで密着したワークWをアングリップのときにグリッ
パスライダ27A、27Bを一定位置に拘束するもので
ある。
第6図(A)、(B)および(C)には、密着したワー
クW間に隙間を生じせしめる工程が示されている。第6
図(A)は密着ワークW(上側のワークW a 、下側
のワークwb)を第3図に示したグリッパシリンダ55
を作動させて弱いエアカによりそれぞれのグリッパボデ
ィ31A、31Bとグリッパ顎33A、33Bでグリッ
プした状態を示している。このように、弱いエア力でグ
リップした状態で第4図に示したグリッパ回転シリンダ
35A、35Bを作動させると、第6図(A)に示した
ごとく反りを生じる。すなわち、充分弱い力でグリップ
されているため、上側のワークWaと下側のワークwb
との接触面を中立面として上側のワークWaと下側のワ
ークwbとの間に若干の滑べりが生じて反りが生ずるこ
ととなる。
この状態で第6図(B)に示したことく、充分な強いエ
ア力でグリップすることにより上側のワークWaと下側
のワークwbとの接触面では滑りが生ずることが禁止さ
れる。さらに、グリッパ回転シリンダ35A、35Bを
逆に作動させて第6図(C)に示したごとく元の位置に
戻すと、上側のワークWaと下側のワークwbとの間に
隙間Sが生ずることとなる。
このように上側のワークWaと下側のワークWbとの間
に生じた隙間Sに第7図に示したごとく、セパレータス
ライダ39におけるセパレータボディ43の先端部が差
し込まれる状態となる。
第8図にはグリッパボディ31A、31Bとグリッパ顎
33A、33Bの間に密着したワークWが差し込まれた
ことを確認するためのグリッパ内ワーク入/出検出器の
取付位置が示されている。
第8図において、グリッパボディ31A、31Bにおけ
る疵防止材53Aと53Bが取付けられた後方の一部に
は近接センサなどのグリッパ内ワーク入/W検出器87
が設けられている。而して、密着したワークWが疵防止
材53Aと53Bとの間に挿入されると、グリッパ内ワ
ーク入/W検出器87がONし、密着したワークWが存
在していることを確認することができる。
第9図にはセパレータボディ43の断面図が示されてい
る。第9図において、セパレータボディ43の後部内に
はブツシャシリンダ89が設けられており、このブツシ
ャシリンダ89にはブツシャピストン91を備えたピス
トンロッド93が装着されている。また、セパレータボ
ディ43の後部内における前記ブツシャシリンダ89の
両側には、ガイドボスト95が上下方向へ延伸して設け
られており、しかも、両ガイドボスト95の上部は、上
部プレート97に一体化されている。上部プレート97
には前記ピストンロッド93の先端部が一体化されてい
る。
前記セパレータボディ43の前部における下方には、前
後方向(第9図において左右方向)へ延伸したワークブ
ツシャ99が設けられており、このワークブツシャ99
の後部には前記ガイドボスト95の下部が一体化されて
いる。
前記ブツシャシリンダ89の上部シリンダ室1101、
下部シリンダ室103には、エア通路105.107の
一端が連通されており、エア通路105.107の他端
はエアホース109,111に連結されている。
前記セパレータボディ43内には前後方向へ延伸したエ
ア通路113が設けられている。このエア通路113の
一端はセパレータボディ43の先端部43Sにエア吹出
口115として開放されており、エア通路113の他端
はエアホース117に連結されている。
セパレータボディ43の前部およびワークブツシャ99
におけるそれぞれ対向した上下部には、近接センサなど
の上部分離検出器119.下部分離検出器121が設け
られており、この上部分離検出器119.下部分離検出
器121によって密着したワークWにおける上側のワー
クW a 、下側のワークwbが分離したことを検出す
るものである。
第9図においてセパレータボディ43が前進して密着し
たワークWに形成された隙間Sに差し込まれて密着した
ワークWにおける上側のワークWaと下側のワークwb
とが分離される状態が第10図(A)に、かつワークブ
ツシャ99が下降して下側のワークwbが上側のワーク
Waに対してさらに分離した状態が第10図(B)に示
されている。
また、第11図にはセパレータボディ43の先端部43
Sが前進したときの状態が示されている。
第11図において、セパレータスライダ39の側部例え
ば上部左側部にはセパレータスライダドグ123が設け
られており、一方、ベーススライダ17の上部にはセパ
レータ先端人位置検出器125が設けられている。
上記構成により、セパレータスライダ39が前進し、セ
パレータスライダドグ123がセパレータ人位置検出器
125に到達して作動すると、セパレータボディ43の
先端部43Sが密着したワークWの隙間S内に入ったこ
とを検出している。
第12図(A)〜(D)には、密着したワークWにおけ
る上側のワークWaと下側のワークwbが分離される工
程が示されている。すなわち、第12図(A)は、密着
したワークWにおける上側のワークWaと下側のワーク
wbとの間に隙間Sが生じ、しかもセパレータボディ4
3の先端部43Sが後退端にいる状態を示している。
そして、第12図(A)の状態でセパレータスライダシ
リンダ47を作動させると、セパレータスライダ17が
セパレータスライダガイド41A。
41Bに案内されて前進する。セパレータスライダドグ
123がセパレータ先端人位置検出器125に当接する
と、セパレータボディ43の先端部43Sが密着したワ
ークW内に入ったことを検出して停止して第12図(B
)に示したごとき状態となる。さらに、セパレータスラ
イダ39を前進させてセパレータボディ43の先端部4
3Sが前進端位置までくると、第12図(C)に示した
ごとき状態となる。(第10図(A・)の状態に相当す
る。) 第12図(C)の状態において、エアホース109から
エアを供給すると、エア通路105を経てブツシャシリ
ンダ89の上部シリンダ室101に送られて、ブツシャ
ピストン91が押圧される。
ブツシャピストン91が押圧されることにより、ワーク
ブツシャ99が下降し、第12図(D)に示したごとき
状態となる。第12図(D)の状態で、エアホース11
7からエアを供給すると、エア通路113を経てエア吹
出口115からエアが吹き出されて密着したワークWに
おける上側のワークWaと下側のワークwbとが上下に
分離されることとなる。なお、エア吹出口115からの
エア吹出しは上部分離検出器119.下部分離検出器1
21で上側のワークWaと下側のワークwbとが分離し
たことを確認してから行なわれる。
而して、下側ワークwbはワークブツシャ99により積
載ワークWsの上面に落下する。このとき、落下する下
側のワークwbはザイドボスト3R,3Lにより案内さ
れ、積載ワークWsの上面に正しい姿勢で戻される。
なお、ワークブツシャ99を上昇させて元の位置に戻す
には、エアホース1113からエアを供給しエア通路1
07を経て下部シリンダ室103に送られることによっ
てブツシャピストン91が上昇することによってワーク
ブツシャ99が元の位置に戻されることになる。
次に、この実施例における動作を第13図に示したフロ
ーチャートを基にして説明する。
第13図において、まず最初にステップS1で吸着装置
7の吸着バッド9を下降し積載ワークWSの上面よりワ
ークWを吸着して上昇端位置まで上昇させる。ステップ
S2では2枚取り検出装置11でチエツクし、ステップ
S3でワークWが1枚であるかの判断がなされる。ワー
クWが1枚であると判断されると、ステップS19でワ
ークWを板材加工機へ搬送して終了する。
ステップS3でワークWが1枚でなく例えば2枚である
と判断されると、ステップS4に進み、ステップS4で
グリッパボディ31A、31Bを前進させ、ステップS
5でワークWをグリップボディ31A、31Bとグリッ
パ顎33A、33Bとにより、弱い力でグリップする。
ステップS6でグリッパボディ31A、31Bをグリッ
パ回転シリンダ35A、35Bにより回転させる。さら
にステップS7でワークWをグリッパボディ31A、3
1Bとグリッパ顎33A、33Bとにより強い力でグリ
ップする。ステップS8でグリッパボディ31A、31
Bを元の位置に戻すことにより、密着したワークWにお
ける上側のワークWaと下側のワークwbとの間に隙間
Sが生じる。
次いで、ステップS9でセパレータスライダ39はセパ
レータスライダシリンダ47を作動させることにより前
進し、セパレータボディ43の先端部43Sがセパレー
タ先端人位置に到達して停止する。ステップS10でグ
リッパ顎33A、33Bをグリッパボディ31A、31
Bからアングリップ状態にすると共に、グリッパボディ
31A。
31Bを後退させる。ステップSllでセパレータボデ
ィ43の先端部43Sをさらに前進させてセパレータ前
進端の位置で停止させる。
次いで、ステップS12で上部分離検出器119、下部
分離検出器121により、上側のワークWaと下側のワ
ークwbとが分離したかどうかの確認が行なわれて、上
側のワークWaと下側のワークwbとが分離されていな
いと確認されると、ステップ313でセパレータボディ
43を後退端まで後退させて、ステップS2の手前に戻
り、再度やり直しされる。この場合には何らかの理由で
ワークが分離できなかったか、ステップ84〜S11の
間でワークを1枚残して、下側のワークWbが落下して
しまったのである。ワークWが分離できなかった場合に
は再度やり直しされる。
ステップS12で上側のワークWaと下側のワークwb
とが分離していると確認され\ば、ステップS14に進
み、エア吹出し口115からエアを吹出すと共に、ステ
ップS15でワークブツシャ99を下降させる。さらに
ステップ316でワークブツシャ99を上昇させ、ステ
ップS17でエア吹出し口115からのエア吹出しを停
止し、ステップS18でセパレータボディ39を後退端
まで後退させてから、ステップS2の手前に戻る。
このように、密着したワークWにおける上側のワークW
aと下側のワークwbとは機械的な変形例えば上側のワ
ークWaと下側のワークwbとの接触面で滑りを起こさ
せて隙間Sを生じさせる。
この隙間Sにセパレータボディ43の先端部43Sを差
し込んで上側のワークWaと下側のワークwbとを上下
に確実にワークを分離させることができる。しかも一般
には4辺を有するワークのうち、−辺のみを利用して分
離させているため、板材分離装置をコンパクト化するこ
とができる。また、分離のためのワーク表面の疵を広範
囲に発生させてしまうことがなく、積載ワークWsの搬
入。
搬出のときに障害とならない位置に板材分離装置を設置
することができる。
次に、板材分離方法における他の実施例を説明すると、
例えば第12図(A)の状態から、セパレータボディ4
3の先端端43Sを第12図(B)に示したごとき状態
に差し込まずに、ワークWの隙間Sの位置まで近づけた
状態にして、エア吹出し口115からエアを隙間S内へ
吹き出させることによって、エアが隙間Sに入って隙間
S内にエア層を形成させる。しかも、このエア層が拡大
されて上側のワークWaと下側のワークwbとの間の接
触面全域に広がることによって、上側のワークWaと下
側のワークwbとが確実にしかも容易に分離させること
ができる。
なお、この発明は前述した実施例に限定されることなく
、適宜の変更を行なうことにより、その他の態様で実施
し得るものである。
〔発明の効果〕
以上のごとき実施例の説明より理解されるように、この
発明の板材分離方法およびその装置によれば、積載ワー
クから吸着装置により引上げられて2枚取り検出装置で
2枚以上であると検出されたときには、密着したワーク
における上側のワークと下側のワークとの間に機械的な
変形例えば滑りにより隙間を確実に生じさせる。そして
この隙間にセパレータ部材を差し込んだり、あるいはエ
アを供給してエア層を形成せしめることによって上側の
ワークと下側のワークとを上下に確実に分離することが
できる。したがって、従来の板材分離方法や装置のもの
と比べて数段と優れたもので、確実に分離させることが
できる。
この板材分離装置は、密着したワークの一辺のみ利用し
て分離しているので、装置そのものをコンパクトにする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る板材分離装置の正面図、第2図
は第1図における右側部分のみの平面図、第3図はグリ
ッパボディとグリッパ顎との関係における一部断面をし
た拡大図、第4図はグリッパボディを回転させる回転装
置の斜視図、第5図はグリッパスライダブツシャを拡大
した詳細図、第6図(A)、(B)および(C)は密着
したワークにおける上側のワークと下側のワークとの間
を隙間を生じさせるための工程図、第7図は密着したワ
ークにおける上側のワークと下側のワークとの間に生じ
た隙間にセパレータボディを差し込む状態の斜視図、第
8図はグリッパボディ内に組み込まれたグリップ内ワー
ク入/W検出器の取付状態図、第9図はセパレータボデ
ィの拡大断面図、第10図(A)および(B)は密着し
たワークの隙間にセパレータボディの先端部を差し込ん
だ状態の拡大図、第11図はセパレータスライダ部分の
みを見た拡大平面図、第12図(A)〜(D)は密着し
たワークの隙間にセパレータボディを差し込んでから上
側のワークと下側のワークを上下に分離する工程図、第
13図はこの実施例における板材分離方法の動作を示し
たフローチャートである。 5・・・リフタ(載置台)  7・・・吸着装置9・・
・吸着バッド   11・・・2枚取り検出装置13・
・・板材分離装置  17・・・ペーススライダ27A
、27B・・・グリッパスライダ31A、31B・・・
グリッパボディ 33A、33B川グリツパ顎 35A、35B・・・グリッパ回転シリンダ39・・・
セパレータスライダ 43・・・セパレータボディ 99・・・ワークブツシャ 11つ・・・上部分離検出器 121・・・下部分離検出器 代理人  弁理士  三 好 保 男 第3図 第4 図 第7図 第8図 12] 第10図(A) 第10図(B) セハ゛レータ 第12図 (C) 第12図 (D)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)積載ワークから上方に設けられた吸着装置により
    ワークを取出し板材加工機へ搬送する際に、前記吸着装
    置で取出されたワークが2枚取り検出装置により少なく
    とも2枚であると検出されたとき、前記載置台の近傍に
    設けられたグリッパを前進させて密着ワークをグリッパ
    のグリップ部でグリップすると共に、前記密着した上下
    のワークに機械的変形を与えて密着したワークの上下間
    に隙間を生じせしめ、次いでこの隙間にセパレータ部材
    を差し込んで密着したワークを上下に分離せしめること
    を特徴とする板材分離方法。
  2. (2)積載ワークから上方に設けられた吸着装置により
    ワークを取出し板材加工機へ搬送する際に、前記吸着装
    置で取出されたワークが2枚取り検出装置により少なく
    とも2枚であると検出されたとき、前記載置台の近傍に
    設けられたグリッパを前進させて密着ワークをグリッパ
    のグリップ部でグリップすると共に、前記密着した上下
    のワークに機械的変形を与えて密着したワークの上下間
    に隙間を生じせしめ、次いでこの隙間にエアを吹き込み
    エア層を拡大させて密着したワークを上下に分離せしめ
    ることを特徴とする板材分離方法。
  3. (3)積載したワークを載置する載置台と、この載置台
    に積載されたワークを吸着して上方へ持ち上げる上下動
    自在な吸着装置と、この吸着装置でワークを吸着して上
    方へ持ち上げた状態でワークが2枚以上であるかを検出
    する2枚取り検出装置と、前記載置台の近傍に設けられ
    ていると共に2枚取り検出装置で検出された密着ワーク
    を前進してグリップ部でグリップするグリッパと、この
    グリッパでグリップされた密着した上下のワークに機械
    的変形を与えて隙間を生じせしめて上下へ分離させる分
    離手段と、を備えてなることを特徴とする板材分離装置
  4. (4)前記請求項3において、密着した上下のワーク間
    に分離手段で生じせした隙間に差し込んで上下に分離を
    確実にするセパレータ部材を備えてなることを特徴とす
    る板材分離装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020089959A (ja) * 2018-12-07 2020-06-11 ファナック株式会社 ハンド、ロボットシステム及びワーク取り出し方法

Cited By (2)

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JP2020089959A (ja) * 2018-12-07 2020-06-11 ファナック株式会社 ハンド、ロボットシステム及びワーク取り出し方法
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