JPH0747422B2 - リードフレーム用搬送装置およびリードフレームの搬送方法 - Google Patents

リードフレーム用搬送装置およびリードフレームの搬送方法

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JPH0747422B2
JPH0747422B2 JP10229793A JP10229793A JPH0747422B2 JP H0747422 B2 JPH0747422 B2 JP H0747422B2 JP 10229793 A JP10229793 A JP 10229793A JP 10229793 A JP10229793 A JP 10229793A JP H0747422 B2 JPH0747422 B2 JP H0747422B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リードフレームのアイ
ランドにシリコンウェハから切り出されたダイをボンデ
ィングするダイボンディング装置などに設けられるリー
ドフレーム用搬送装置およびリードフレームの搬送方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダイボンディング装置などにおいて、リ
ードフレームをピッチ送りするためのリードフレーム用
搬送装置として、特開昭60−67308号公報に記載
されたものが知られている。
【0003】このものはガイドレール13A、13B
(符号は同公報援用、以下同)に支持されたリードフレ
ーム12の側辺を、上爪75A、75Bと下爪76A、
76Bにより上下から把持し、この把持状態で上爪75
A、75Bと下爪76A、76Bをガイドレール13A
に沿うように移動させることにより、リードフレーム1
2をピッチ送りするようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、上爪75A、75Bと下爪76A、76B
によりリードフレーム12の側辺を把持してリードフレ
ーム12をガイドレール13A、13B上を搬送すると
きに、リードフレーム12の下面がガイドレール13
A、13Bの上面に摺接し、その摺接摩擦によりリード
フレーム12の下面が傷つきやすいという問題点があっ
た。
【0005】そこで本発明は、上記のような従来の問題
点を解消し、リードフレームの下面を傷つけることなく
ピッチ送りできるリードフレーム用搬送装置およびリー
ドフレームの搬送方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このために本発明のリー
ドフレーム用搬送装置は、上爪と下爪でガイドレール上
のリードフレームの側辺を上下から把持して、リードフ
レームをガイドレールに沿ってピッチ送りするようにし
たリードフレーム用搬送装置において、リードフレーム
の側辺を上爪と下爪により把持してピッチ送りする際
に、リードフレームの側辺をガイドレールから浮上させ
るための突部を下爪に突設したものである。
【0007】また本発明のリードフレームの搬送方法
は、上爪と下爪によりリードフレームの側辺を把持して
リードフレームを前記1ピッチ分移動させるときには、
リードフレームを前記ガイドレールから浮上させ、また
把持状態を解除してピッチ送りを停止させたときには、
リードフレームを前記ガイドレール上に着地させるよう
にしたものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、上爪と下爪でリードフレー
ムの側辺を上下から把持してリードフレームをピッチ送
りするときは、リードフレームはガイドレールからわず
かに浮上し、その下面がガイドレールの上面に摺接する
ことはないので、ピッチ送り時にリードフレームの下面
が傷つくのを解消できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0010】図8は本発明の一実施例に係るリードフレ
ーム用搬送装置を用いたダイボンディング装置の全体斜
視図である。図中、1はリードフレームであり、ダイボ
ンディング装置上の正面より見て左側に積み重ねてセッ
トされる。2は吸着ヘッド3によりリードフレーム1を
1枚づつ吸着してピックアップし、ガイドレール4、5
上に載せるためのリードフレーム供給装置である。一方
のガイドレール4には、図1に示されるようなリードフ
レーム用搬送装置が設けられている。
【0011】6は図10に示されるリードフレーム1の
アイランド1aにダイ接着用の接着剤を塗布する接着剤
供給装置である。図10において、1bはリードフレー
ム1の側部に形成された移送用穴である。図8におい
て、7はガイドレール4、5上の所定の位置に位置決め
されたリードフレーム1のアイランド1a上に、ダイを
ボンディングするためのボンディングアームである。8
はダイのボンディングが完了したリードフレーム1を積
層して回収するマガジンである。
【0012】9はシリコンウェハ10が収納されるウェ
ハ用パレットで、左側に積み重ねられている。シリコン
ウェハ10はウェハ用パレット9に載せられており、こ
れから切り出されたダイがボンディングアーム7に供給
される。ダイのボンディングを終えた後のウェハ用パレ
ット9は、残った不良ダイを載せたまま正面より見て右
側の空パレット回収装置11に回収される。
【0013】次に図1を参照しながらリードフレーム用
搬送装置について説明する。12は一方のガイドレール
4の外側部にビス13、14により取り付けられた支持
部材である。この支持部材12にはガイドレール4と平
行な移動軸16が滑動自在に支持されており、この移動
軸16に把持装置15が固定されている。支持部材12
は図1に示されるものの他に、移動軸16を確実に支持
するため、ガイドレール4のリードフレーム搬送方向側
にも設けられる。
【0014】支持部材12には把持装置15の移動原点
位置である初期位置を検出するためのフォトインタラプ
タ67が設けられており、また移動軸16の左側端部に
はフォトインタラプタ67の光を遮断する遮断片68が
それぞれ設けられている。装置の起動時には、フォトイ
ンタラプタ67の光が遮断片68により遮断される位置
に把持装置15が来るようプログラムされている。把持
装置15には、軸17に回転自在に支持されるリードフ
レーム把持用の上爪18と、軸19に回転自在に支持さ
れるリードフレーム把持用の下爪20がそれぞれ設けら
れており、上爪18と下爪20はエアーシリンダ21に
より駆動されて上下方向に回転し、リードフレーム12
の側辺を上下から把持するようになっている(図6参
照)。勿論、上爪18に対して下爪20のみを上下方向
に回転されることによっても、リードフレーム1の側辺
を把持することができる。
【0015】図2は把持装置15の分解図である。22
は各部を支持する支持体であり、支持体22の前面には
上爪18と下爪20を支持するガイド部23、24が設
けられており、また下部には移動軸16を挟む挾持部2
5、26がそれぞれ設けられている。27は、移動軸1
6を挟むためのビス28が挿入されるねじ穴である。2
9及び30は、ガイド部23、24の上部に設けられ、
軸17が嵌る軸穴である。31及び32は、ガイド部2
3、24の下部に設けられ、軸19が嵌る軸穴である。
【0016】33は上爪18に設けられ、軸17が嵌る
ための軸穴である。34は下爪20に設けられ、軸19
が嵌るための軸穴である。下爪20の根元には突出部3
5が設けられ、突出部35の裏側には、スプリング36
の一端が嵌る凹部37が設けられている。上爪18及び
下爪20の先端部には超鋼により形成された突部18
a、20aが突設され、且つ上爪18の突部18aの両
端部にはリードフレーム12の上面にスポット的に当接
するリブ18b、18cが突設されている。また軸17
の一端部にはギヤ37が固定され、一方、軸19の一端
部にはギヤ37と噛み合うギヤ38が固定されている。
【0017】図2において、下爪20をガイド部材2
3、24の間に軸穴34が軸穴31、32と一致するよ
うに挿入し、軸19を軸穴31、32に貫入することに
より保持される。そして下爪20に設けられたねじ穴3
9にビス40を嵌め込んで締めつけることにより、下爪
20は軸19に固定される。スプリング36は図4に示
されるように、突出部35の凹部37と支持体22に設
けられた凹部41の間に嵌め込まれる。
【0018】一方、上爪18は、これをガイド部材2
3、24の間に同様に挿入し、軸17を貫入することに
より保持される。そしてねじ穴42にビス43を嵌め込
んで締めつけることにより、上爪18は軸17に固定さ
れる。このように上爪18及び下爪20を取り付ける
と、図3に示されるようにギヤ37とギヤ38が噛み合
い、軸17と軸19は互いに相反する方向、すなわち上
爪18と下爪20が上下方向に開閉する方向E、Fに回
転する。
【0019】図2において、挾持部25、26で移動軸
16を挾持し、ビス28を締め付けることにより把持装
置15を移動軸16に固定する(図4参照)。またビス
28を緩めて支持体22を図4に示す矢印H方向に回動
させることにより、上爪18と下爪2の先端部の高さを
調整して、上爪18と下爪2の先端部がリードフレーム
1を把持する高さを調節することが出来る。この場合、
図5に示されるように、リードフレーム1を把持した時
にリードフレーム1の下面がガイドレール4の突出部4
aの上面や突出部4bの下面に当たらないように、下爪
20の突部20aの高さを調節する。
【0020】すなわち、図5の部分拡大図である図9に
示すように、上爪18と下爪20でリードフレーム1の
側辺を上下から把持した状態で、下爪20の突部20a
によりリードフレーム1の下面は突出部4aの上面から
わずかに(間隔t1)浮上し、またリードフレーム1の
上面は突出部4bの下面よりもわずかに(間隔t2)離
れている。このように上爪18と下爪20による把持状
態において、リードフレーム1をガイドレール4からわ
ずかに浮上させて、その側辺がガイドレール4の突出部
4a,4bに接触しないようにすることにより、上爪1
8と下爪20によりリードフレーム1の側辺を把持して
前方へピッチ送りする際に、リードフレーム1の下面と
上面が突出部4a,4bに摺接して傷つかないようにし
ている。なお図5および図9において、上爪18と下爪
20が開いて把持状態が解除されると、リードフレーム
1はガイドレール4の突出部4a上に着地する。図2に
おいて、44は支持体22の中央部に設けられたねじ穴
で、図4に示すよう内部にエアーシリンダ21を収容し
て固定する。
【0021】図4において、エアーシリンダ21のロッ
ド45の先端は下爪20の突出部35の上面に位置して
おり、エアーシリンダ21に空気圧が加えられると、ロ
ッド45は突出して突出部35を上方より押圧し、下爪
20は軸19を支点として図4における矢印E方向にわ
ずかに回転する。軸19の回転に伴ってギヤ38、37
の作用により軸17が軸19と逆方向に回転し、軸17
に固定された上爪18は矢印F方向にわずかに回転す
る。すなわち、上爪18と下爪20は互いに逆方向に回
転し、その先端部は互いに当たり合うように接近してリ
ードフレーム1の側辺を上下から把持する。またエアー
シリンダ21内の空気圧が下げられると、ロッド45は
後退し、スプリング36の反発力により上爪18と下爪
20が逆方向へ回転し、上記把持状態を解除する。すな
わち、エアーシリンダ21は上爪18と下爪20の回転
手段となっている。以上のように構成された把持装置1
5は、図1には一つしか示されていないが、本実施例で
はガイドレール4に沿って合わせて三つ設けられてお
り、それぞれ一本の移動軸16に固定される。
【0022】図1において、ガイドレール4のリードフ
レーム1が載せられる突出部4aの上爪18及び下爪2
0が移動する範囲には、上爪18と下爪20のそれぞれ
の先端部を避けるように欠除部4cが設けられている。
またガイドレール4、5には搬送中のリードフレーム1
が外れてしまうのを防止するための突出部4bが設けら
れている(図5も参照)。46は一方が移動軸16に固
定され、他方がガイドレール4に沿うように設けられた
タイミングベルト47を挾持し、タイミングベルト47
の移動に伴って把持装置15をガイドレール4に沿って
移動させるためのブラケットである。
【0023】次に把持装置15をガイドレール4に沿っ
て矢印G方向(図1)に繰り返し往復移動させるための
駆動装置について説明する。図1において、48はガイ
ドレール4の外側部にビス49、50により取り付けら
れたモータ取付板である。モータ51はビス52により
モータ取付板48の前面部に取り付けられ、その駆動軸
は裏面側へ突出している。モータ51の駆動軸にはタイ
ミングベルト用プーリ53が取り付けられ、タイミング
ベルト54を介して裏面側に回転自在に取り付けられた
プーリ55に回転を伝える。
【0024】プーリ55には同軸的にプーリ56が固定
されており、このプーリ56に前記タイミングベルト4
7が掛けられている。なお、タイミングベルト47の他
方はガイドレール4の他端部側に固定して設けられたプ
ーリ57に掛けられている。58はプーリ55及びプー
リ56を支持する軸のモータ取付板48に取り付けられ
る根元部である。なお、モータ51の動作はダイボンデ
ィング装置内に設けられたコンピュータにより数値制御
される。
【0025】59は下部が基台に固定され、ガイドレー
ル45を支持するための支持部材である。60はガイド
レール4の外側部裏側にビスにより取り付けられたガイ
ドブロック、61はガイドレール5の外側部裏側にビス
により取り付けられたガイドブロックであって、これら
は前記支持部材59の最上部に固定された案内棒62に
滑動可能なよう支持される。
【0026】次に、リードフレーム1の横巾に応じて、
ガイドレール4とガイドレール5の間隔を調整するため
の機構を説明する。63は支持部材59に設けられ、ベ
アリング64により回転自在に支持されるスクリューシ
ャフトであって、両端部はそれぞれガイドブロック6
0、61に設けられた穴に貫入している。スクリューシ
ャフト63の一方の端部に刻まれたねじと他方の端部に
刻まれたねじは逆ピッチとなっている。65はガイドブ
ロック61に取り付け固定され、スクリューシャフト6
3の一端部が嵌るねじ穴を有するめねじ部材である。
【0027】ガイドブロック60側には、図には示され
ていないが、めねじ部材65と逆ピッチのねじ穴を有す
るめねじ部材が取り付けられており、このめねじ部材に
スクリューシャフト63の他端部が嵌っている。66は
スクリューシャフト63の端部に設けられるスクリュー
シャフト回転操作用のハンドルである。ハンドル66を
回転操作してスクリューシャフト63を回転させると、
一方のガイドレール4と他方のガイドレール5は互いに
接近する方向と離れる方向に移動し、リードフレーム1
の横巾の大きさに応じてガイドレール4とガイドレール
5の間隔が調整される。
【0028】以上に説明した支持部材59、ガイドブロ
ック60、61、案内棒62、スクリューシャフト6
3、ベアリング64、めねじ部材65、ハンドル66な
どから成るガイドレール4、5の間隔調整手段は、図で
は1ヶ所のみ示しているが、ガイドレール4、5の長さ
方向に沿って2ヶ所に設けられ、ガイドレール4、5を
保持している。
【0029】以上のように構成されたリードフレーム用
搬送装置について、次に動作を説明する。
【0030】まず装置の起動時には、リードフレーム供
給装置2によってガイドレール4、5上に載せられるリ
ードフレーム1と上爪18とが交錯しないように、把持
装置15を図1に示される位置より右側に退避させてお
く。
【0031】次にダイボンディング時の動作について説
明する。リードフレーム1は、図8に示されるリードフ
レーム供給装置2によりガイドレール4、5上に載せら
れる。把持装置15は、上爪18と下爪20が開いた状
態でリードフレーム載置部の方へ移動し、上爪18と下
爪20の先端部がリードフレーム1の所定の位置に到着
した時点で停止する。次に、エアーシリンダ21に空気
圧が加えられ、図5及び図6に示されるように上爪18
と下爪20が上下方向に回転してリードフレーム1の側
辺を把持する。するとリードフレーム1の側辺の下面
は、図9に示すようにガイドレール4の突出部4aの上
面よりわずかに(間隔t1)浮き上って離れる。
【0032】このようにリードフレーム1の側辺を上爪
18と下爪20により上下から把持してリードフレーム
1の側辺をガイドレール4からわずかに浮上させた状態
で、把持装置15は、図1において右側に移動し、リー
ドフレーム1を所定の位置まで搬送するが、その際、リ
ードフレーム1はガイドレール4の突出部4aからわす
かに浮き上っているので、リードフレーム1の下面が突
出部4aの上面に摺接して傷つくことはない。リードフ
レーム1のアイランド1aが所定の位置に到達すると、
把持装置15は停止し、エアーシリンダ21の空気圧は
下がり、ばね36のばね力によって上爪18と下爪20
が開き、把持状態は解除されてリードフレーム1の側辺
はガイドレール4の突出部4a上に着地して静止する。
そこでボンディングアーム7によってアイランド1aに
ダイがボンディングされる。
【0033】このようにしてダイのボンディングが終了
したならば、把持装置15はもとの初期位置に戻り、再
びリードフレーム1を把持して、リードフレーム1の次
のアイランド1aがダイのボンディング位置に到達する
ように、アイランド1aの1ピッチ分だけリードフレー
ム1を移動させる。以上のような動作を繰り返すことに
より、リードフレーム1はアイランド1aの1ピッチ分
ずつピッチ送りされながら、そのアイランド1aに次々
にダイがボンディングされるが、上述のように把持装置
15の上爪18と下爪20でリードフレーム1を把持し
てリードフレーム1を1ピッチ分移動させるときには、
リードフレーム1はガイドレール4からわずかに浮上す
るので、リードフレーム1の下面がガイドレール4に摺
接して傷つくことはない。なお把持装置15の初期位置
への復帰は、フォトインタラプタ67の光が遮断片68
により遮断されることにより検知される。また把持装置
15の移動及びエアーシリンダ21への空気圧の制御
は、すべてコンピュータにあらかじめ記憶されているプ
ログラムに従って行われる。
【0034】以上のようなリードフレーム搬送装置にお
いて、上爪18と下爪20はリードフレーム1のどの位
置においてもリードフレーム1を把持することが出来る
ため、寸法の異る多種類のリードフレーム1に容易に対
応することが出来る。また、リードフレームの横巾に対
応するために、図1に示されるハンドル66を回転操作
してガイドレール4とガイドレール5の間隔を調整する
が、把持装置15はガイドレール4に固定されているた
め、リードフレーム1の品種変更によりその横巾の大き
さが変っても、上爪18と下爪20が把持するリードフ
レーム1の位置が変わることはない。
【0035】またリードフレーム1の種類によっては、
上爪18と下爪20はリードフレーム1の端部において
隣り合うリードフレーム1の端部を共に把持する場合が
ある。ここで、リードフレーム1の端部が図7に示され
るように変形している場合、上爪18と下爪20の先端
面がフラットであると、リードフレーム1を確実に把持
することが困難となる。そこで本実施例ではこの点を考
慮し、上爪18にリブ18b、18cを設けた。これに
より、リードフレーム1の端部が少々変形していても、
その変形分をリブ18b、18c間の空間が吸収し、リ
ードフレーム1を確実に把持することが出来る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明のリードフレ
ーム用搬送装置およびリードフレームの搬送方法は、上
爪と下爪でガイドレール上のリードフレームの側辺を把
持し、リードフレームの側辺をガイドレールから浮上さ
せてリードフレームをピッチ送りするようにしているの
で、ピッチ送り時にリードフレームの下面がガイドレー
ルの上面に摺接することはなく、したがってピッチ送り
時にリードフレームの下面が傷つくのを解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるリードフレーム用搬
送装置の斜視図
【図2】本発明の一実施例におけるリードフレームの把
持装置の分解図
【図3】本発明の一実施例におけるリードフレームの把
持装置の側面図
【図4】本発明の一実施例におけるリードフレームの把
持装置の断面図
【図5】本発明の一実施例におけるリードフレームの把
持装置の断面図
【図6】本発明の一実施例におけるリードフレーム搬送
状態の部分斜視図
【図7】本発明の−実施例におけるリードフレーム搬送
状態の部分断面図
【図8】本発明の一実施例におけるダイボンディング装
置の斜視図
【図9】本発明の一実施例における上爪と下爪の部分拡
大断面図
【図10】本発明の一実施例におけるリードフレームの
部分平面図
【符号の説明】
1 リードフレーム 4 ガイドレール 5 ガイドレール 15 把持装置 18 上爪 20 下爪 20a 突部 21 エアーシリンダ(回転手段) 47 タイミングベルト(移動手段) 51 モータ(移動手段) 56 プーリ(移動手段) 57 プーリ(移動手段) 60 ガイドブロック(間隔調整手段) 61 ガイドブロック(間隔調整手段) 63 スクリューシャフト(間隔調整手段) 66 ハンドル(間隔調整手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リードフレームの一方の側辺を支持する一
    方のガイドレールと、リードフレームの他方の側辺を支
    持する他方のガイドレールと、リードフレームの横巾の
    大きさに応じて一方のガイドレールと他方のガイドレー
    ルの間隔を調整する間隔調整手段と、一方のガイドレー
    ルに沿って移動可能に設けられて上爪と下爪とによりリ
    ードフレームの側辺を上下から把持する把持装置と、リ
    ードフレームを前記ガイドレールに沿ってアイランドの
    1ピッチ分ずつピッチ送りするためにこの把持装置を前
    記ガイドレールに沿って往復移動させる移動手段と、前
    記上爪と下爪を開閉させる開閉手段とを備え、前記上爪
    と下爪とによりリードフレームの側辺を上下から把持し
    てピッチ送りする状態において、リードフレームの側辺
    を前記ガイドレールから浮上させるための突部を前記下
    爪に突設したことを特徴とするリードフレーム用搬送装
    置。
  2. 【請求項2】ガイドレール上に載せられたリードフレー
    ムの側辺を把持装置の上爪と下爪により上下から把持
    し、この把持状態でこの把持装置を移動手段によって前
    記ガイドレールに沿ってリードフレームのアイランドの
    1ピッチ分だけ移動させることによりリードフレームを
    ピッチ送りし、1ピッチ分だけ移動させたならば、前記
    上爪と下爪による把持状態を解除して、リードフレーム
    を前記ガイドレール上に着地させるようにしたリードフ
    レームの搬送方法であって、 前記上爪と下爪によりリードフレームの側辺を把持して
    リードフレームを前記1ピッチ分移動させるときにはリ
    ードフレームを前記ガイドレールから浮上させ、また把
    持状態を解除してピッチ送りを停止させたときには、リ
    ードフレームを前記ガイドレール上に着地させるように
    したことを特徴とするリードフレームの搬送方法。
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Cited By (1)

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