JPH028848A - 湿し水不要平版印刷版材料 - Google Patents

湿し水不要平版印刷版材料

Info

Publication number
JPH028848A
JPH028848A JP15991688A JP15991688A JPH028848A JP H028848 A JPH028848 A JP H028848A JP 15991688 A JP15991688 A JP 15991688A JP 15991688 A JP15991688 A JP 15991688A JP H028848 A JPH028848 A JP H028848A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicone rubber
rubber layer
copolymer
printing
silicone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15991688A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihisa Nakajima
彰久 中島
Norihito Suzuki
鈴木 則人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP15991688A priority Critical patent/JPH028848A/ja
Priority to EP19890306039 priority patent/EP0349157A3/en
Publication of JPH028848A publication Critical patent/JPH028848A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/075Silicon-containing compounds
    • G03F7/0752Silicon-containing compounds in non photosensitive layers or as additives, e.g. for dry lithography

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、湿し水不要平版印刷版材料に関し、詳しくは
非画線部に傷の付きにくい湿し水不要平版印刷版材料に
関する。
[従来の技術] 従来、湿し水不要平版印刷版材料(以下必要に応じ「版
材」という)としては、支持体上に感光層及びシリコー
ンゴム層を順に塗設したものが知られている。この版材
に露光・現像して得られる湿し水不要平版印刷版(以下
必要に応じ「刷版」という)を用いれば、感光層の着肉
性とシリコーンゴム層のインキ反撥性により、印刷物を
得ることかできるのである。
しかしながら、かがる刷版は感光層とシリコーンゴム層
との接着力か十分には得にくく、非画線部に傷か付き易
く、小点画像書現性か悪いなとの問題点を生していた。
これを改良せんとして、特開昭62−288849号に
はシリコーンゴム層にある種のシラン化合物を添加する
技術か提案されている。しかしなから、特開昭52−2
88849号によれは、確かに非画線部の傷付き易さに
ついては改良されるものの、シリコーンゴム層か木来備
えていなければならないインキ反1g性に悪影響を及ぼ
し、結局耐刷力に問題かあった。
本発明者はかかる問題を解決するために、先に昭和63
年6月28日付特許願(1、発明の名称「湿し水不要平
版印刷版材料」)において、シリコーンゴム層に特有の
シリコーンクラフトポリマーを用いる技術を提案した。
[発明が解決しようとする課題] しかし、かかる先提案技術について、更に研究を継続し
た所、版面が低温の場合には良好な画像再現性を示した
が、夏場の高温度(28〜35°C)の環境下では、地
汚れを生じるという課題があることが判った。
[発明の目的] そこで本発明の目的は、シリコーンゴム層のインキ反撥
性に悪影響を及ぼさずに非画線部の傷付き防止効果を有
し、且つ耐刷性を向上させることができ、高温環境下で
地汚れが生じない湿し水不要平版印刷版材料を提供する
ことにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意検討の結果1本
発明に至った。
即ち、本発明に係る湿し水不要平版印刷版材料は、支持
体上に、感光層及びシリコーンゴム層を順に有する湿し
水不要平版印刷版材料において、上記シリコーンゴム層
が、シリコーンマクロマーとフッ素系モノマーの共重合
体を含有することを特徴とする。
[作用] 本発明のシリコーンマクロマーは、単独で用いられると
版面温度が低い場合には地汚れを生じることなく良好な
画像再現性を示すが、夏場の高温環境下において特に地
汚れがひどくなる。この原因は定かでないが、フッ素系
モノマーと共重合させることによって得られる共重合体
をシリコーンゴム層に用いた場合に高温環境下でも地汚
れが生じなくなり、シリコーンマクロマーの優れた特性
を発揮できるようになった。
し発明の具体的構成] 本発明の支持体としては、通常の平版印刷機にセットで
きるたわみ性と印刷時に加わる荷重に耐えうるものであ
ることが好ましく1例えばアルミニウム、亜鉛、銅、鋼
等の金属板、及びクロム、亜鉛、銅、ニッケル、アルミ
ニウム及び鉄等がメツキ又は蒸着された金属板、紙、プ
ラスチックフィルム及びガラス板、樹脂コート紙、アル
ミニウム等の金属箔が張られた紙等が挙げられる。これ
らのうち好ましいのはアルミニウム板である。
上記接着性向上のための支持体自体に対する処理は特に
限定されるものではなく、各種粗面化処理等が含まれる
支持体上にはプライマー層を有していてもよく、該プラ
イマー層には樹脂やシランカップリング材が好ましく、
樹脂としては1例えばポリエステル樹脂、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、
ポリアミド樹脂。
ポリビニルブチラール樹脂、エポキシ樹脂、アクリレー
ト系共重合体、酢酸ビニル系共重合体、フェノキシ樹脂
、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアク
リロニトリルブタジェン、ポリ酢酸ビニル等が挙げられ
る。中でもエポキシ樹脂が好ましい。
また上記プライマー層を構成するアンカー剤としては、
例えば前記のシリコーンゴム層に用いられるシランカッ
プリング剤、シリコーンブライマーなどを用いることが
でき、また有機チタネートなども有効である。
本発明の感光層に用いられる感光性物質は、特に限定さ
れず、先ず、従来公知の0−ナフトキノンシアシト化合
物の如きキノンジアジド型のポジ型感光性物質が挙げら
れる。好適な0−ナフトキノンジアジド化合物としては
、米国特許3,04[i、120号明細書中に記載され
ているナフトキノン−(1,2)−ジアジド−(2)−
スルホン酸クロライドとフェノールまたはクレゾール−
ホルムアルデヒド樹脂とのエステルがある。その他有用
な0−ナフトキノンジアジド化合物としては、例えば米
国特許3.835,709号に記載されているピロガロ
ール−アセトン樹脂と0−ナフトキノンジアジドスルホ
ン酸クロライドのエステル、特開昭55−763413
号、同5B−1044号及び同5B−1045号に記載
されているポリヒドロキシフェニル樹脂と0−ナフトキ
ノンジアジドスルホン酸クロライドのエステル、特開昭
50−113305号に記載されているようなp−ヒド
ロキシスチレンのホモポリマーまたはこれと他の共重合
し得るモノマーとの共重合体に0−ナフトキノンジアジ
ドスルホン酸クロライドをエステル反応させだもの、特
公昭49−17481号記載のスチレンモノマーとフェ
ノール誘導体との重合体生成物と0−キノンジアジドス
ルホン酸との反応生成物、またポリヒドロキシベンゾフ
ェノンと0−ナフトキノンジアジドスルホン酸クロライ
ドのエステル等が挙げられる。
かかるキノンジアジド型のポジ型感光性物質を含有する
感光性組成物は必要に応じて結合剤を添加することがで
きる0例えば好適なものとしてアルカリ水溶液可溶性の
7ポラツク樹脂が挙げられる。このようなノポラフク樹
脂の例としてはフェノール−ホルムアルデヒド樹脂、ク
レゾール−ホルムアルデヒド樹脂、p−tert−ブチ
ルフェノール−ホルムアルデヒド樹脂、フェノール変性
キシレン樹脂などを代表例として挙げることができる。
感光層中のキノンジアジド化合物の量は10〜50重量
%であり、より好ましくは20〜40重量%である。ま
た上記結合剤の配合量は感光層組成物中の45〜80重
量%であり、好ましくは50〜70重量%である。
また本発明においては、以下の感光性物質を用いること
ができる0例えば、芳香族ジアゾニウム塩とホルムアル
デヒドとの縮合物で代表されるジアゾ樹脂である。特に
好ましくは、p−ジアゾジフェニルアミンとホルムアル
デヒドまたはアセトアルデヒドとの縮合物の塩、例えば
ヘキサフルオロ燐酸塩、テトラフルオロホウ酸塩、過塩
素酸塩または過ヨウg酸塩と前記縮合物との反応生成物
であるジアゾ樹脂無機塩や、米国特許3,300,30
9号に記載されているような、前記縮合物とスルホン酸
類の反応生成物であるジアゾ樹脂布a塩等が挙げられる
。さらにジアゾ樹脂は、好ましくは結合剤と共に使用さ
れる。かかる結合剤としては種々の高分子化合物が使用
され得るが、好ましくは特開昭54−98Eila号に
記載されているような芳香族性水酸基を有する単量体、
例えばN−(4−ヒドロキシフェニル)アクリルアミド
、 N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド
、o−、m−1またはp−ヒドロキシスチレン、o−、
m−、またはp−ヒドロキシフェニルメタクリレート等
と他の単量体との共重合体、米国特許4.I23,27
G号に記載されているようなヒドロキシエチルアクリレ
ート単位またはヒドロキシエチルメタクリレート単位を
主なる繰り返し単位として含むポリマー、シェラツク、
ロジン等の天然樹脂、ポリビニルアルコール、米国特許
3,751,257号に記載されているポリアミド樹脂
、米国特許3,680,097号に記載されている線状
ポリウレタン樹脂、ポリビニルアルコールのフタレート
化樹脂、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンから縮
合されたエポキシ樹脂、酢酸セルロース、セルロースア
セテ−1・フタレート等のセルロース類が包含される。
また重合体主鎖または側鎖に感光基とじてC)I=GH
−C−を含むポリエステル類、ポリアミド類、ポリカー
ボネート類のような感光性重合体を主成分とするものも
挙げられる0例えば、特開昭55−40415号に記載
されているような、フェニレンジエチルアクリレートと
水素添加したビスフェノールAおよびトリエチレングリ
コールとの縮合て得られる感光性ポリエステル、米国#
′f、、’F 2,955,878号に記載されている
ような、シンナミリデンマロン酸等の(2−プロベリデ
ン)マロン酸化合物及び二官能性クリコール類から誘導
される感光性ポリエステル類等か挙げられる。
さらにアジド基か直接またはカルボニル基又はスルホニ
ル基を介して芳香環に結合している芳香族アシド化合物
も挙げられる。例えば、米国特許:l、096,311
号に記載されているようなボソアシトスチレン、ポリビ
ニル−p−アシドベンゾアート、ポリ上ニル−p−アシ
ドベンザール、特公昭45−9613号に記載のアジト
アリールスルファニルクロリ1−と不飽和炭化水素系ポ
リマーとの反応生成物、また特公昭43−21067号
、同44−229号、同44−22954号及び同45
−24915号に記載されているような、スルホニルア
シドやカルボニルアシドを持つポリマー等が挙げられる
さらにまた、付加重合性不飽和化合物からなる光重合性
組成物も挙げられる。
この組成物に用いられる光重合性モノマーとしては、エ
チレンクリコールモノ(ジ)(メタ)アクリレート、ポ
リエチレンクリコールモノ(シ)(メタ)アクリレート
、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)ア
クリレート、ヒドロキシフェニルアミノ(メタ)アクリ
レート、l−クロロ−2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト等の一連の親木性を有する一アクリル酸エステル、メ
タクリル酸エステルエチレンビスアクリルアミド、N−
メチロールアクリルアミドメトキシメチルアクリルアミ
ドなどのアクリルアミド誘導体、トリアクリルシアヌレ
ート、トリアクリルフォスフェート、ジアリルフタレー
ト、シアリルシマレートなどのアリルアルコールのエス
テル、その他のスチレン誘導体、ケイ皮酸誘導体、など
を使用することができる。
又、この組成物に用いられる光増感剤としては、ベンゾ
フェノン誘導体、ベンゾイン誘導体。
アントラキノン誘導体、アルデヒド、ケトン、イ才つ化
合物、ハロゲン化合物あるいはメチレンブルー、リボフ
ラビンなどの染料か挙けられる。
また電子写真方式の印刷版に用いられる感光性組成物も
本発明を適用できる。例えば、特開昭55−16125
0号に記載の電子写真を利用した印刷用原版に用いられ
る電子供与化合物、フタロシアニン系顔料及びフェノー
ル樹脂からなる感光性組成物等か挙げられる。
感光層には、上記以外に露光後或いは現像後に像を可視
化させるための色素(例えば、ビクトリアピュアフルー
BOH(保土谷化学社製)、オイルブルー@60:l 
(オリエント化学工業社製)等のトリフェニルメタン系
、ジフェニルメタン系色素等)、塗布性を改良するため
のアルキルエーテル類(例えば、エチルセルロース、メ
チルセルロース)、フッ素系界面活性剤、ノニオン系界
面活性剤(例えば、プルロニックL64(旭電化社製)
、塗膜の柔軟性を付与するだめの可塑剤(例えば、ポリ
エチレンクリコール、リン酸トリクレジル、アクリル酸
又はメタクリル酸ポリマー)、安定剤(例えばリン酸、
シュウ酸、酒石酸等)を含有することかてきる。
本発明のシリコーンゴム層は、シリコーンマクロマーと
フッ素系モノマーの共重合体(以下、本発明の共重合体
という)を含有する。
本発明の共重合体としては、一般のラジカル共重合によ
り得られたものが用いられる。
本発明においてフッ素系モノマーは、下記一般式[I]
で示される化合物か用いられる。
CII+ C1l□=C 式中、mは6〜14の整数、好ましくは8〜10の整数
であり、nはOll又は2である。
本発明に用いられるフッ素系モノマーの例示モノマーを
以下に挙げるか、これらに限定される訳ではない。
例示上ツマ− (])    CI+。
C112工C C20 0−(CF2)6F (2)    Oll・ ell□=C C20 0−(CF2)、F (3)    Oll3 C1l□=C C20 0−(CF2) l0F (4)    (:ll。
el+2=C C20 0−(CF2)12F (5)    (:11゜ 112−C 1“0 O−(CF2)+<F 1h CI+2=C C20 0−C11□−(CF2)6F C112=C 0−C112−(CF2)8F C112=C C=0 0−Cl12−(CF2) toF CH2−C: C=0 0−C112−(CFz)r□F L CI+2=C C=0 0− CH□−(CF2)、4F C1l:1 C112=C 0−(C11□)2−(CF2)、F Cl(3 C112=C C=0 0−((:I+□)2−(CF2)J (13)     c++−r CI+2=C 0−(C112)2−(CF2)+oF(14)   
  Cl−1:l 112−C C=0 0−(CI+□)2−((:F2)、 2F(15) 
    C1h C1l□−C Cl(CH2)2−(CF2)+4F 本発明のシリコーンゴム層は、ポリオルガノシロキサン
を枝にもつクラブトポリマ−(以下、本発明のクラフト
ポリマーという)を含有する。
本発明のグラフトポリマーとしては1例えば以下の合成
法によって得られたものか用いられる。
(1)特公昭32−6896号、同47−18199号
、及び特開昭48−28389号等の各公報に見られる
ように、シリコーンのケイ素原子に結合した低級アルキ
ル基からの水素引き抜きにより活性基を形成し、そこへ
有機ポリマーをクラフトし、シリコーン系グラフトポリ
マーを得る方法 (2)特公昭45−9355号公報に見られるように活
性基を有するシリコーンとアニオン重合により得られる
リビンクボリマーとを反応させて、シリコーン系クラフ
トポリマーを得る方法 (3)特公昭52−1:15391号公報に見られるよ
うな、主鎖にマレイン酸を含むポリシロキサンポリエス
テルを合成し、これにマレイン酸と電荷移動錯体を生成
し易い電子供与性子ツマ−を混合してクラブ1−ffI
合し、シリコーン系クラブトポリマーを得る方法 (4)α、ω−ジヒトロキシシメチルボリシロキサン1
モル当りγ−メタクリルオキシプロピルメチルジクロロ
シラン0.25〜1モルから縮合反応て得られるアクリ
ル変性シリコーンとラジカル重合するモノマーとのラジ
カル共重合によりシリコーン系クラフトポリマーを得る
方法(以下、アクリル変性シリコーンとモノマーのラジ
カル共重合による方法という) 上記のうちアクリル変性シリコーンとモノマーのラジカ
ル共重合による方法により得られたシリコーン系クラフ
トポリマーは、有機溶媒に対する優れた溶解性をもって
いる。
本発明の共重合体中におけるシリコーン含有量は共重合
体中10〜95重着%か好ましく、より好ましくは60
〜95重量%である(ここに共重合体中におけるシリコ
ーン含有量は、共重合体を焼成しシリコーンをSiO□
として求めた分析値である)。
シリコーン含有量か10重量%未満であると得られる塗
膜の表面の改質効果は充分に発揮できず、又シリコーン
含有量か95重量%を越えると有機溶媒への溶解性が悪
くなる。
一方、本発明の共重合体中におけるフッ素系千ツマ−の
含有量は、共重合体中0.1〜50重着%か好ましく、
より好ましくは061〜20重量%である。
本発明の共重合体は、ラジカル重合性単量体から得られ
る共重合体を幹とし、シリコーン及びフ・ン素系モノマ
ーを枝とするグラフト共重合体である。クラブ1へ共重
合体は、その分岐点の数は使用するアクリル変性シリコ
ーンの分子量、ラジカル重量性単量体の分子量、グラフ
ト共重合体の分子量及びクラフト共重合体中のシリコー
ン及びフッ素系千ツマー含有量により知ることかできる
なおグラフトポリマーの場合、幹に共重合し得るモノマ
ー又はオルガノポリシロキサン以外の他のポリマー等を
有していてもよい。
本発明のシリコーンゴム層において使用される共重合体
の添加量は、(1,01〜10重量%であり、好ましく
は0.05〜5重量%で極めて有効である。
共重合体の添加方法は有機溶媒へ直接添加する方法、或
いは適当な溶媒に溶解し得られた溶液を有機溶媒へ添加
する方法等のいずれの方法でもよい、ここに用いられる
有機溶媒としては後述の現像液に用いられるものが挙げ
られる。
本発明においては、上記の成分の他に、シリコーンゴム
層中に光増感剤を少量含有せしめることかできる。
本発明の版材を構成する各層の厚さは、以下の通りであ
る。即ち支持体は50〜4004會、好ましくは100
〜:100gff1.感光層は0.05〜10pm 、
好!シ<C;tO,5〜5gm、シリコーンゴム層は0
.5〜100B、好ましくは1〜40gmである。
本発明において、シリコーンゴム層の上面には必要に応
じて保護層を有していてもよい。
本発明の湿し水不要版材は、例えば次のようにして製造
される。
支持体上に、リバースロールコータ、エアーナイフコー
タ、メーヤバーコータなどの通常のコータあるいはホエ
ラーのような回転塗布装置を用い、感光層を構成すべき
組成物溶液を塗布乾燥および必要に応じて熱キユアする
。なお必要に応じ支持体と感光層の間に該感光層と同様
の方法でフライマー層を設けてもよい。次いで上記感光
層上にシリコーンゴム溶液を同様の方法で塗布し1通常
100〜120°Cの温度で数分間熱処理して、十分に
硬化せしめてシリコーンゴム層を形成する。必要に応し
該シリコーンゴム層上にラミネーター等を用いて保護フ
ィルムを設けることがてきる。
次に本発明の湿し水不要版材を用いて湿し水不要印刷版
を製造する方法を説明する。
原稿であるポジフィルムをポジ型版材表面に真空密着さ
せ、露光する。この露光用の光源は、紫外線を豊富に発
生する水銀灯、カーボンアーク灯、キセノンランプ、メ
タルハライドランプ、蛍光灯などが用いられる。
次いでポジフィルムを剥がし、現像液を用いて現像する
。現像液としては湿し水不要版材の現像液として公知の
ものが使用できる0例えば脂肪族炭化水素類(ヘキサン
、ヘプタン、゛アイソパーE、H,G”(エッソ化学製
脂肪族炭化水素類の商品名)或はガソリン、灯油等)、
芳香族炭化水素類(トルエン、キシレン等)、或はハロ
ゲン化炭化水素類(トリクレン等)に下記の極性溶媒を
添加したものが好適である。
アルコール類(メタノール、エタノール、水等)、エー
テル類(メチルセロソルツ、エチルセロソルブ、プチル
セロソルフ、メチルカルピトール、エチルカルピトール
、ブチルカルピトール、ジオキサン等)、ケトン類(ア
セ)−ン、メチルエチルケトン?)、エステル類(酢酸
エチル、メチルセロソルソアセテート、セロソルフアセ
テート、カルピトールアセテート等) またクリスタルバイオレット、アストラゾンレフト等の
染料を現像液に加えて現像と回持に画像部の染色化を行
うこともできる。
現像は、例えば上記のような現像液を含む現像用パット
てこすったり、現像液を版面に注いだ後に現像ブラシて
こする等、公知の方法て行うことかてきる。
上記現像により、未露光部のシリコーンゴムか除去され
て感光層か露出し、露光部はシリコーンゴム層が残って
いる印刷版が得られる。
なおネガ型版材に原稿であるネガフィルムを露光して印
刷版を得ることもできる。
[発明の効果] 本発明によれば、シリコーンゴム層のインキ反撥性に悪
影響を及ぼさずに非画線部の傷付き防止効果を有し、且
つ耐刷性な向上させることができ、高温環境下て地汚れ
か生じない湿し水不要平版印刷版材料を提供することが
できる。
[実施例コ 以下に実施例を挙げて本発明を更に詳説する。
なお以下の記載で、「部」とあるのは特に断らない限り
「重量部」を意味する。
合成例1 攪拌機、還流冷却管、温度計、滴下ロートを備えた50
0ccの4つロフラスコに15%の塩酸溶液250gを
入れ、攪拌しなから、 129g(liofL)のジク
ロロジメチルシランな反応温度15℃で冷却しながら、
30分かけてゆっくりと滴下した。
反応後、nヘキサンで内容物を洗い出し分液ロートに入
れ下層水層か中性になるまで飽和食塩水で水洗したのち
、Na25O,で脱水した。これを蒸留装置へろ過して
入れ、常圧でヘキサンを全て飛ばしたのち、50mdg
/120°Cまで減圧蒸留を行うと57%の収量の留出
物か得られた。
これをガスクロマドクラフィーで分析すると攪拌機、還
流冷却管、温度計、滴下ロートを備えた500ccの窒
素置換した4つ目フラスコに十分に乾燥させたテトラヒ
ドロフラン150a+ffiを入れ、メタクロイルクロ
リドを15.7g(150mmou )入れた。滴下ロ
ートに先程合成したポリオルガノシロキサンオリゴマー
64.5g(ご125m文)を入れ、氷で冷した。4つ
ロフラスコに、ゆっくりと滴下した。
氷温で12時間攪拌したのち、温度が10°以上に上か
らないようにして減圧で大部分のテトラヒドロフランを
蒸留したのち、炭酸ナトリウム水溶液て数回、さらに飽
和食塩水で数回水洗した。約89%の収率であった。こ
れをNa25O,で乾燥し、ろ過をしたところ無色透明
のアクリル変性シリコーンか得られた。
次に得られたアクリル変性シリコーンとフッ素系モノマ
ー(17FM大阪有機社製)を共重合した。
共重合はアクリル変性シリコーン80部、17FM20
部、アゾビスイソツチロニトリル5部、トルエン/メチ
ルエチルケトン=271を300部、冷却管をつけたメ
スフラスコに入れ、窒素雰囲気下、80°Cて12詩間
反応させた。
反応後、多量のヘキサン/2−プロパツール=271に
反応物を落とし、未反応物を除去しろ過すると、白色粘
体か得られた。
収量85% このポリマーはフッ素系溶剤(フロン113等)に可溶
であった。
参考合成例1 α、ω−シヒトロキシシメヂルボリシロキサンC11l
:+ [110(S i O) 、111  のnか平均3o
のシリコーンC1)3 220g(0,1モル)とピリジン9.49g(0,1
2モル)をジエチルエーテル400mMに溶解した溶液
に、γ−メタクリルオキシフ゛ロピルメチルジクロロシ
ラン12.06g (0,05モル)の10%ジエチル
エーテル溶液を室温で1時間かけて徐々に滴下した。
反応は直ちに進行しビワジン塩酸塩の白色結晶か沈殿し
た。滴下、終了後、室温にて更に1時間攪拌し、ピリジ
ン塩酸塩の結晶を濾過により除去した。次にこの濾液を
分液ロートに入れ、更に水500mMを入れてよく振と
うし、水洗を行った。水洗後分液ロートを静置し、上層
のエーテル層と下層の水層を分離し、得られたエーテル
層に無水芒硝を入れ、室温て一晩放111シ脱水した。
その後濾過により無水芒硝を除去し、得られた濾液な減
圧7A′留してエーテルを除くと無色透明のアクリル変
性シリコーン225gか得られた。
実施例1 通常の方法で脱脂したスムーズアルミ板上に住友デュレ
ス社製フェノールホルムアルデヒドレゾール樹脂(スミ
ライトレジンPC−1)を乾燥重量で1.0牌Iになる
ように塗布し2200℃3分間て加熱硬化させた。
上記プライマー層上に、下記感光性組成物を乾燥fr!
、量で277、taになるように塗布し120℃て35
秒間乾燥して感光層を形成した。
(3)シフチルスズジアセテート 0.2重量部次に、
上記感光層上に下記シリコーンゴム層組成物を乾燥重量
で2.0終mになるように塗布し、1206Cで4分間
乾燥し、シリコーンゴム層を得た。
シリコーンゴム層組成物 10重量部 =85/15重量比)100重量部 (3)シフチルスズジアセテート 0.01重量部上記
のようにして得られたシリコーンゴム層の表面に厚さ1
0pmのポリプロピレンフィルムをラミネートし、湿し
水不要平版印刷版材料を得た。
この版材にネガフィルムをあてかい、真空密着させ、岩
崎電気社製アイドルフィン200Dにより100秒間露
光した。
次にラミネートフィルムを剥離し、アイソパーH(エッ
ソ化学社製)90重量部、シエチレングリコールモノツ
チルエーテル7重量部、ジエチレンクリコールモノエチ
ルエーテル3重量部及びコハク酸ジエチル5重量部より
なる現像液を現像バットに含ませて、版面な軽くこすっ
たところ、露光部分のシリコーンゴム層か除去され感光
層が露出した。
このようにして、印刷版全面にわたって、ネガフィルム
の画像を忠実に再現した。
この刷版について以下の試験方法て傷付き防止性能を評
価した。
[引っ掻き試験方法] 連続加重式引っ掻き強度試験機(TYPE−HE I 
DON−18)を用い、R=0.5111111のサフ
ァイア針を60cm/分の速度で走査し、刷版の非画線
部をエッソ社製有機溶媒アイソパーEに浸漬した状態で
、連続加重しながら傷を付ける。傷を付けた刷版を湿し
水を使わない平台校正機で印刷してインキ着肉性となる
部分の加重を測定するものである。傷によりインキ着肉
性となるところの加重か大きい刷版はど、引っ擾き防止
性能か優れていることを意味する。
その結果を表1に示す。
次いて上記の刷版を湿し水供給装置をはずしたハイデル
ベルク GTO印刷機に取り付け、版面温度を15℃と
し、東洋インキ社製TOYOKING ULTRATU
KアクワレスG紅インキにより印刷して印刷物を得た。
また版面温度を30°Cに代えた場合についても同様に
して印刷物を得た。
この印刷物の地汚れの有無を評価した。結果を表1に示
す。
表中、◎:10万枚印刷しても地汚れなし0.5万枚印
刷で地汚れ発生 △:2万枚万態印刷汚れ発生 ×:5千枚印刷で地汚れ発生 実施例2 実施例1において、感光生組成物を下記に代えた以外は
同様にしてポジ型版材を得た。
P M M A                10
0部クリりジルメタクリレート      25部ミヒ
ラーケトン            5部得られたポジ
型版材にポジフィルムを用い露光し、実施例1と同様に
して得られた刷版について引っ掻き防止性能及び地汚れ
を評価した。その結果を表1に示す。
比較例 1 実施例1において、シリコーンゴム層組成物を下記の組
成物(特開昭52−288849号)のように代えた以
外は同様にして版材及び刷版を得、かつ引っ掻き防止性
能及び耐刷力を評価した。その結果を表1に示す。
シリコーンゴム層組成物 (1)α、ω−シヒトキシボリジメチルシロキサン(数
平均重合度20,000)  100重量部(2)ビニ
ルトリス(メチルエチルケトオキシム)シラン    
    10重量部(3)シブヂルスズジアセテー)−
0,01重量部参考例 実施例1において、シリコーンゴム層で用いた共重合体
を参考合成例1て得られた化合物に代えた以外は同様に
して版材及び刷版を得、かつ引っ掻き防止性能及び地汚
れを評価した。その結果を表1に示す。
表 ■ 表1から明らかなように本発明は比較例と比べ引っ掻き
防止性能にそれほど差異は見られないか地汚れの発生に
おいて、また特に高温下において地汚れの防止効果か優
れていることか判る。
なお本発明のクラフトポリマーを本明細書に開示の他の
化合物に代えても本発明の効果か確認された。
特許出願人  コ ニ カ 株 式 会 杜氏  理 人

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 支持体上に、感光層及びシリコーンゴム層を順に有する
    湿し水不要平版印刷版材料において、上記シリコーンゴ
    ム層が、シリコーンマクロマーとフッ素系モノマーの共
    重合体を含有することを特徴とする湿し水不要平版印刷
    版材料。
JP15991688A 1988-06-28 1988-06-28 湿し水不要平版印刷版材料 Pending JPH028848A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15991688A JPH028848A (ja) 1988-06-28 1988-06-28 湿し水不要平版印刷版材料
EP19890306039 EP0349157A3 (en) 1988-06-28 1989-06-14 A waterless presensitized lithographic printing plate

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15991688A JPH028848A (ja) 1988-06-28 1988-06-28 湿し水不要平版印刷版材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH028848A true JPH028848A (ja) 1990-01-12

Family

ID=15703955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15991688A Pending JPH028848A (ja) 1988-06-28 1988-06-28 湿し水不要平版印刷版材料

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP0349157A3 (ja)
JP (1) JPH028848A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02282257A (ja) * 1989-04-24 1990-11-19 Mitsubishi Kasei Corp 湿し水不要感光性平版印刷版
DE19515804A1 (de) * 1995-05-04 1996-11-07 Hoechst Ag Mit Wasser entschichtbares Aufzeichnungsmaterial zur Herstellung von Wasserlos-Offsetdruckplatten
GB9606182D0 (en) * 1996-03-23 1996-05-29 Horsell Graphic Ind Ltd Production of water-less lithographic plates
US5956737A (en) 1996-09-09 1999-09-21 Design Intelligence, Inc. Design engine for fitting content to a medium

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1146618A (en) * 1965-10-11 1969-03-26 Harry Frank Gipe Method for preparing photo-lithographic plates
US3859090A (en) * 1973-05-17 1975-01-07 Eastman Kodak Co Repellent compositions and elements containing the same

Also Published As

Publication number Publication date
EP0349157A2 (en) 1990-01-03
EP0349157A3 (en) 1990-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4861698A (en) Photosensitive lithographic plate using no dampening water
JPS6154222B2 (ja)
US5922505A (en) Lithographic printing plate requiring no fountain solution
JPH028848A (ja) 湿し水不要平版印刷版材料
US5629136A (en) Photosensitive lithographic printing plate requiring no fountain solution
JPS62177559A (ja) 湿し水不要感光性平版印刷版
US5571658A (en) Photosensitive plate having a photopolymerizable photosensitive layer and a silicone rubber layer for preparing a lithographic printing plate requiring no fountain solution
JPH028847A (ja) 湿し水不要平版印刷版材料
JPS6154223B2 (ja)
JPH07101304B2 (ja) 水なし平版印刷用原版
JPS62194255A (ja) 湿し水不要感光性平版印刷版
JP2507395B2 (ja) 水なし平版印刷用原版
JP3601727B2 (ja) 湿し水不要感光性平版印刷版の製造方法
JPS60153048A (ja) 湿し水不要平版印刷版
JP3978695B2 (ja) 感光性組成物
JPH0594007A (ja) 湿し水不要感光性平版印刷版
JP2516053B2 (ja) 湿し水不要感光性平版印刷版
JPH03287272A (ja) 湿し水不要平版印刷版材料
JPH0285855A (ja) 湿し水不要の平版印刷版材料
JPS63253949A (ja) 湿し水不要感光性平版印刷原板
JPS6346465A (ja) 水なし平版印刷用原版
JPH036562A (ja) 湿し水不要の平版印刷版材料
JPH0153450B2 (ja)
JPH0444262B2 (ja)
JPH027049A (ja) 湿し水不要平版印刷版材料