JPH0288363A - 自動車に使用されるパワー・ステアリング - Google Patents

自動車に使用されるパワー・ステアリング

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JPH0288363A
JPH0288363A JP24125988A JP24125988A JPH0288363A JP H0288363 A JPH0288363 A JP H0288363A JP 24125988 A JP24125988 A JP 24125988A JP 24125988 A JP24125988 A JP 24125988A JP H0288363 A JPH0288363 A JP H0288363A
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JP
Japan
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valve
spool
steering
control valve
control
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Application number
JP24125988A
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English (en)
Inventor
Fujio Momiyama
冨士男 籾山
Kenichi Omori
謙一 大森
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、自動車に使用されるパワー・ステアリング
、殊に、ステアリング・ホイールに替えてかじ取り棒を
使用するところの自動車のパワー・ステアリングに関す
る。
背景技術 今日の自動車に使用されるパワー・ステアリングでは、
ステアリング・ホイールが、パワー・シリンダに流れる
圧油を方向制御するところのコントロール・バルブにリ
ンク結合され、また、そのパワー・シリンダが、前輪を
回転可能に支持するところの前輪軸にリンク結合される
ので、自動車が、悪路を走行する際、振動が、そのステ
アリング・ホイールに伝播される場合があった。
そこで、従来は、コントロール・ケーブルを介して、そ
のステアリング・ホイールの動きをそのコントロール・
バルブに伝達するか、若しくは、そのステアリング・ホ
イールに替えてかじ取り棒を使用するパワー・ステアリ
ングが提案されてきているが、連結箇所にガタを生じる
と、不感帯が生じ、動作遅れが生じる虞れがあった。
発明の目的・課題 この発明の目的・課題は、ステアリング・ホイールを省
き、乗降性、メータ視認性、および運転操作性を向上し
、ステアリングのレイアウト上、フレキシビリティを向
上させ、また、連結箇所のガタによる動作遅れを回避し
、直進安定性、および制動安定性を向上するところの自
動車に使用されるパワー・ステアリングの提供にある。
目的・課題に係る構成上の発明の概要:請求する発明の
内容 上述の目的・課題に関連して、この発明の自動車に使用
されるパワー・ステアリングは、前輪を操舵するパワー
・シリンダと、一対のスプール端室を備え、そして、そ
のパワー・シリンダに流入され、同時に、そのパワー・
シリンダから流出される圧油を方向制御するコントロー
ル・バルブと、一端ヲそのコントロール・バルブに接続
するコントロール・ケーブルと、そのコントロール・ケ
ーブルの他端側に接続されるかじ取り棒と、そのコント
ロール・ケーブルおよびかじ取り棒間に継がれ、そして
、そのかじ取り棒でバルブ切り換えされると、その一対
のスプール端室において、バルブ切換え方向に対応され
るスプール端室に圧油を供給させ、同時に、その一対の
スプール端室において、バルブ切換え方向に逆方向に対
応されるスプール端室から圧油を排出され、さらに、同
時的に、そのかじ取り棒の動きをそのコントロール・ケ
ーブルに伝達する応答補正弁とを含んで構成され、その
かじ取り棒が操作されると、そのかじ取り棒の動きが、
そのコントロール・ケーブルを介してそのコントロール
・バルブに伝達されるに先立って、その応答補正弁で、
そのコントロール・バルブのスプールにそのコントロー
ル・ケーブルの移動方向に油圧をかけ、そのコントロー
ル・バルブにバルブ切換え動作させるところにある。
具体例の説明 以下、この発明に係る自動車に使用されるパワー・ステ
アリングの望ましい具体例について、図面を参照して説
明する。
第1ないし3図は、バス70に適用されたこの発明の自
動車に使用されるパワー・ステアリングの具体例10を
示している。
そのパワー・ステアリング10は、パワー・シリンダ1
1とそのパワー・シリンダ11に組み込まれたコントロ
ール・バルブ12と、一端をそのコントロール・バルブ
12に接続して他端を運転席(図示せず)側に位置させ
たコントロール・ケー7’ル13と、そのコントロール
・ケーブル13の他端側に接続されたかじ取り棒14と
、そのコントロール・ケーブル13の他端およびかじ取
り棒14間に継がれた応答補正弁15とを含んで構成さ
れ、そのバス70の前車軸72の両端に揺動可能に連結
された一対の前輪軸73.74を操舵し、その前輪軸7
3.74に回転可能に支持された一対の前輪75.76
を動力操舵可能にしている。勿論、その一対の前輪軸7
3.74はタイ・ロッド77および−・対のタイ・ロッ
ド・アーム78゜79を介して互いに連結されである。
そのパワー・シリンダ11は、第3図に示されるように
、内部にシリンダ・ボア21を形成したシリンダ・ボデ
ィ20と、そのシリンダ・ボア21内に往復摺動可能に
嵌め合わせられてそのシリンダ・ボア21内に一対のシ
リンダ室24.25を区画するピストン22と、そのピ
ストン22に一端を固定し、そして、そのシリンダ・ボ
ディ20のロッド・カバーにおいて、他端側を出し入れ
可能にして外側に伸長させたピストン・ロッド23とよ
り組み立てられ、そのシリンダ・ボディ20のヘッド・
カバーをそのタイ・ロッド・アーム78にピボット連結
し、そして、そのピストン・ロッド23の他端をその前
車軸72のブラケット80にピボット連結しである。
そのシリンダ・ボディ20には、そのシリンダ室24.
25に対応されてそのシリンダ・ボア21に開口された
一対のオイル・ボー)26.27が、穴明けされてあり
、そのオイル・ボート26.27は、そのシリンダ・ボ
ディ20に組み込んだそのコントロール・バルブ12に
シリンダ連通路60゜61で接続されである。勿論、そ
のシリンダ連通路60.61は、そのシリンダ・ボディ
20に形成されである。
そのコントロール・バルブ12は、一対のスプール端室
31,32を備えたスプール・バルブに製作され、その
パワー・シリンダ11のシリンダ・ボディ20に組み付
けられてそのパワー・シリンダ11に一体的に組み立て
られである。
このコントロール・バルブ12は、内部にバルブ・ボア
29を形成し、そして、そのパワー・シリンダ11のシ
リンダ・ボディ20に組み付けられたバルブ・ボディ2
8と、そのバルブ・ボア29内に往復摺動可能に嵌め込
まれ、そして、そのバルブ・ボア29の両端部分をその
スプール端室31゜32に区画するスプール30と、そ
のスプール端室31,32に配置された一対のセンタリ
ング・スプリング33.34と、そのスプール3oに一
端を固定し、そして、そのバルブ・ボディ28のロッド
・カバーにおいて、他端側を出し入れ可能にして外側に
伸長させたスプール・ロフト35とを含み、そのスプー
ル30が、そのバルブ・ボア29内に往復摺動され、そ
のパワー・シリンダ11に流入され、同時に、そのパワ
ー・シリンダ11から流出される圧油を方向制御すると
ころのバルブ切換え動作が行なわれる構造に製作された
そのバルブ・ボディ28は、所定の位置において、その
バルブ・ボア29に開口されたポンプ・ボート36、タ
ンク・ボート37、および一対のシリンダ・ボー)38
.39を備え、また、そのスプール端室31.32に対
応されてそのバルブ・ボア29の両端に連絡された一対
の圧油注入ボート40.41を形成しである。
そのポンプ・ボート36は、供給側油圧配管56でオイ
ル・ポンプ16およびオイル・リザーバ17に、そのタ
ンク・ボート37は、戻り側油圧配管57でそのオイル
・リザーバ17にそれぞれ接続されである。勿論、その
オイル・ポンプ16は、そのバス70に搭載されたディ
ーゼル・エンジン(図示せず)で駆動され、そのオイル
・リザーバ17から油を汲み上げ、加圧して、そのディ
ーゼル・エンジンの回転数にほぼ比例した圧油の吐出し
量が得られるように製作された。
また、そのシリンダ・ボート38.39は、そのパワー
・シリンダ11のシリンダ室24.25に対応されてそ
のシリンダ連通路60.61に接続されである。
さらに、その圧油注入ボート40.41は、その応答補
正弁15にバルブ達通路62.63で接続されである。
そのスプール・ロッド35は、その他端をそのコントロ
ール・ケーブル13の他端に継いで、その応答補正弁1
5およびコントロール・ケーブル13を介して伝達され
るそのかじ取り棒14の動きをそのスプール30に伝達
可能にしである。
そのコントロール・ケーブル13は、アウタ・ケーブル
42およびインナ・ケーブル43がらなり、そのアウタ
・ケーブル42は、一端をその前車軸72に固定し、ま
た、他端を運転席のインストルメント・パネル(図示せ
ず)の裏側に伸長させ、そして、クリップ44.45で
途中をそのインストルメント・パネルおよびシャシ・フ
レーム(図示せず)に固定して、そのバス70のシャシ
71に配置された。
一方、そのインナ・ケーブル43は、一端をそのアウタ
・ケーブル42の一端の外側に伸長させて、そのコント
ロール・バルブ12のスプール・ロッド35に連結し、
また、他端をそのアウタ・ケーブル42の他端の外側に
伸長させて、その応答補正弁15に連結され、そのアウ
タ・ケーブル42に往復摺動可能に支持されである。
そのようにそのアウタ・ケーブル42が支持され、そし
て、そのコントロール・バルブ12とその応答補正弁1
5との間に継がれたこのコントロール・ケーブル13で
は、そのインナ・ケーブル43が、その応答補正弁15
を介して伝達されるそのかじ取り棒14の動きをそのコ
ントロール・バルブ12のスプール30に伝達可能にす
る。
従って、このコントロール・ケーブル13では、そのア
ウタ・ケーブル42が、その前車軸72に固定される取
付は構造を採るので、リンク干渉が皆無になり(無視で
きる程度に小さくなり)、制動時の移行が、発生されな
くなり、路面のでこぼこによる舵の乱れが回避される。
また、そのコントロール・ケーブル13は、その応答補
正弁15を介して、そのかじ取り棒14の動き、所謂、
そのかじ取り捧14による操舵入力をそのコントロール
・バルブ12に伝達するのみであるので、そのコントロ
ール・バルブ12には、高いケーブル剛性は、要求され
ず、通常のコントロール・ケーブルでケーブル耐久性が
充分に保証される。
そのかじ取り棒14は、そのインストルメント・パネル
の裏面にねじ止めされたブラケット(図示せず)に揺動
可能に支持され、上端にノブ46を備え、また、下端を
その応答補正弁15にヒンジ連結させである。
そのように、操舵が、ステアリング・ホイールに替えて
、そのかじ取り棒14で行なわれるので、そのかじ取り
棒14のイナーシャがそのステアリング・ホイールのそ
れよりも非常に小さくなり、操向の乱れが、感知し易く
なり、修正操舵が極めて容易になり、その上、そのかじ
取り棒14を左右に動かすストロークが非常に小さくな
り、運転者の肉体的疲労が軽減され、特に、片手操作に
より操舵が非常に容易になる。
その応答補正弁15は、スプール・バルブに製作され、
そのコントロール・ケーブル13とそのかじ取り棒14
とに関連してそのインストルメント・パネルの裏面にブ
ラケット(図示せず)を介して取り付けられた。
この応答補正弁15は、内部にバルブ・ボア48を形成
したバルブ・ボディ47と、そのバルブ・ボア48内に
往復摺動可能に嵌め込まれたスプール49と、そのスプ
ール49に一端を固定し、そして、そのバルブ・ボディ
47の一方の端壁において、他端側を出し入れ可能にし
て外側に伸長させたケーブル側スプール・ロッド50と
、そのスプール49に一端を固定し、そして、そのバル
ブ・ボディ47の他方の端壁において、他端側を出し入
れ可能にして外側に伸長させたかじ取り棒側スプール・
ロッド51とを含んだ構造に製作された。
そして、この応答補正弁15は、そのケーブル側スプー
ル・ロッド50が、そのコントロール・ケーブル13に
おけるそのインナ・ケーブル43の他端に連結され、ま
た、そのかじ取り棒側スプール・ロッド51が、そのか
じ取り棒14の下端にヒンジ連結されである。
そのバルブ・ボディ47は、所定の位置において、その
バルブ・ボア48に開口された圧力ボート52、排出ボ
ート53、および、一対の出カポ−)54.55を備え
、その圧力ボート52が、そのコントロール・バルブ1
2とそのオイル・ポンプ16との間のその供給側油圧配
管56から分岐された供給側分岐配管58に、その排出
ボート53が、その戻り側油圧配管57から分岐された
戻り側分岐配管59にそれぞれ接続され、一方、その一
対の出力ボート54.55が、そのコントロール・バル
ブ12のスプール端室31 、 32に対応されてその
バルブ連通路62.63に接続されである。勿論、その
供給側分岐配管58には、減圧弁18が継がれである。
そして、そのように、その圧力ボート52、排出ボート
53、および出力ボート54.55をそのバルブ・ボデ
ィ47に穴明けしたこの応答補正弁15では、そのスプ
ール49が、そのスプール・ロッド51を介してそのか
じ取り棒14でそのバルブ・ボア48内に摺動されて、
その圧力ボート52および排出ボート53が、その出力
ポート54.55に切り換え接続され、そのかじ取り棒
14の動きが、そのコントロール・ケーブル13を介し
てそのコントロール・バルブ12に伝達すれるに先立っ
て、そのオイル・ポンプ16がら吐き出された圧油をそ
のコントロール・バルブ12のスプール端室31,32
に選択的に供給し、すなわち、その圧油をそのコントロ
ール・バルブ12のスプール30にそのコントロール・
ケーブル13の移動方向にかけ、そのコントロール・バ
ルブ12にバルブ切換え動作されると、同時に、そのス
プール49が、そのスプール・ロッド51を介してその
かじ取り棒14の動きをそのコントロール・ケーブル1
3に伝達し、そのコントロール・バルブ12にバルブ切
換え動作させる。
次に、上述されたパワー・ステアリング10の動作をそ
のバス70の走行状態に関連して述べる。
今、そのディーゼル・エンジンが運転されているので、
そのオイル・ポンプ16が駆動され、そのオイル・ポン
プ16から吐き出された圧油は、その供給側油圧配管5
6に流れ、そのコントロール・バルブ12のポンプ・ボ
ート36に送られ、また、同時に、その供給側分岐配管
58に流れ、そして、その減圧弁18で減圧されてその
応答補正弁15の圧力ボート52にも送られる。
そして、そのポンプ・ボート36および圧力ポート52
に送られた圧油は、第3図に示されたように、そのスプ
ール30.49が、ニュートラル位置に置かれるならば
、その戻り側油圧配管57を経てそのタンク・ボート3
7からそのオイル・リザーバ17に、同時に、その戻り
側分岐配管59および戻り側油圧配管57を経てその排
出ボート53からそのオイル・リザーバ17に戻される
そのように、そのスプール30.49が、ニュートラル
位置に置かれる場合、そのコントロール・バルブ12に
おいては、そのポンプ・ボート36およびタンク・ボー
ト37は、そのスプール30で互いに接続され、そして
そのシリンダ・ボート38.39は、そのスプール30
で遮断され、−方、その応答補正弁15においては、そ
の圧力ボート52および排出ボート53が、そのスプー
ル49でその出力ポート54.55に相互に接続される
ので、そのパワー・シリンダ11においては、そのピス
トン22は、摺動された位置でそのシリンダ・ボア21
内に保持され、一方、そのコントロール・バルブ12に
おいては、そのスプール端室31.32が1.そのオイ
ル・リザーバ17に接続され、そのスプール端室31.
32内の圧油は、そのスプール30の動きに抵抗を実質
的に示すことなく、そのスプール30に円滑な動きを保
証する。
そこで、そのかじ取り棒14が、右に揺動されるならば
、第3図に示されたその応答補正弁15において、その
スプール49は、そのスプール・ロッド51を介して、
そのかじ取り棒14によって、そのバルブ・ボア48内
に左方向に摺動され、そして、その圧力ボート52は、
その出力ポート55に、その排出ボート53は、その出
力ポート54にそれぞれ接続される。
そのように、その応答補正弁15において、ボート接続
が行なわれると、そのオイル・ポンプ16から吐き出さ
れた圧油は、その供給側油圧配管56および供給側分岐
配管58を流れ、その圧油は、その供給側分岐配管58
を流れる際に、その減圧弁18で減圧され、そして、そ
の減圧された圧油は、そのバルブ連通路63に流れ、そ
のコントロール・バルブ12において、その圧油注入ボ
ート41からそのスプール端室32に注入され、そのス
プール30をそのバルブ・ボア29内に右方向に摺動さ
せ、それに伴って、同時的に、そのスプール端室31の
圧油は、その圧油注入ボート40からそのバルブ連通路
62、戻り側分岐配管59、および戻り側油圧配管57
を順次に流れてそのオイル・リザーバ17に戻される。
そのようにして、そのスプール30が、第3図において
、そのバルブ・ボア29内に右方向に摺動されると、そ
のコントロール・バルブ12では、そのポンプ・ボート
36が、そのシリンダ・ボート39に、そのタンク・ボ
ート37が、そのシリンダ・ボート38にそれぞれ接続
されるので、そのオイル・ポンプから吐き出された圧油
は、その供給側油圧配管56およびシリンダ連通路61
に流れ、そのパワー・シリンダ11において、そのオイ
ル・ボート27からそのシリンダ室25に供給され、第
3図において、そのピストン22をそのシリンダ・ボア
21内に右方向に摺動させ、それに伴って、同時的に、
そのシリンダ室24の圧油は、そのオイル・ボート26
からそのシリンダ連通路60および戻り側油圧配管57
に流れてそのオイル・リザーバ17に戻され、その結果
、そのパワー・シリンダ11は、全体的に縮み始める。
勿論、この際のパワー・シリンダ11の縮み動作は、そ
のコントロール・バルブ12にフィード・バックされる
そのように、そのパワー・シリンダ11が、縮み始める
と、第1図に示されるように、そのタイ・ロッド77お
よび一対のタイ・ロッド・アーム78.79で互いに連
結されたその前輪軸73゜74は、その前車軸72の両
端において、時計方向に回転され始めるので、その前輪
75.76は、右方向に操舵され始める。
また、そのコントロール・バルブ12が、その応答補正
弁15によって注入されるその減圧された圧油でバルブ
切り換え動作される際にも、そのかじ取り棒14の動き
は、その応答補正弁15のスプール49およびスプール
・ロッド50,5Iを介してそのコントロール・ケーブ
ル13に伝達され、そのコントロール・ケーブル13で
は、そのインナ・ケーブル43が、そのアウタ・ケーブ
ル42に対して押され、そのインナ・ケーブル43は、
第3図に示されたそのコントロール・バルブ12におい
て、そのスプール・ロッド35を介してそのスプール3
0をそのバルブ・ボア29内に右方向に摺動させる。
そのスプール30が、そのかじ取り棒14の動きに対応
されてそのバルブ・ボア29内に摺動され、そのスプー
ル30が摺動されている間、そのポンプ・ボート36が
、そのシリンダ・ボート39に、そのタンク・ボート3
7が、そのシリンダ・ボート38にそれぞれ接続される
ので、そのオイル・ポンプ16から吐き出された圧油は
、その供給側油圧配管56およびシリンダ連通路61に
流れ、そのパワー・シリンダ11において、そのオイル
・ボート27からそのシリンダ室25に供給され、第3
図において、そのピストン22をそのシリンダ・ボア2
1内にさらに右方向に摺動させ、それに伴って、同時的
に、そのシリンダ室24の圧油は、そのオイル・ボート
26からそのシリンダ連通路60および戻り側油圧配管
57に流れてそのオイル・リザーバ17に戻され、その
結果、そのパワー・シリンダ11は、全体的にさらに縮
み、その前輪軸73.74に回転可能に支持されたその
前輪75.76は、前述のように、そのタイ・ロッド7
7および一対のタイ・ロッド・アーム78.79に協働
されながら、その縮み動作するそのパワー・シリンダ1
1によって右方向に操舵される。
そして、そのパワー・シリンダ11の縮みが、そのコン
トロール・バルブ12にフィード・バンクされるので、
そのコントロール・バルブ12には、第3図に示された
ニュートラル位置がとられ、そのパワー・シリンダ11
においては、そのピストン22がその縮んだ位置におい
て、そのシリンダ・ボア21内に保持される。
従って、その前輪75.76は、そのかじ取り棒14の
動きに対応された舵角において、その前車軸72の両端
のまわりに時計方向に回転される。
そのような状態で、そのかじ取り棒14が、第3図にお
いて、左に揺動されるならば、このパワー・ステアリン
グエ0では、前述された動作に逆になる動作が行なわれ
、その前輪75.76は、直進状態に戻され、またさら
に、そのかじ取り棒14の動きに対応された舵角におい
て、その前車軸72の両端のまわりに反時計方向に回転
される。
発明の利便・利益 上述から理解されるように、既に提案され、使用されて
きたステアリング・ホイールを備えた自動車のパワー・
ステアリングやコントロール・ケーブルを使用する自動
車のパワー・ステアリングに比較していえば、この発明
の自動車に使用されるパワー・ステアリングは、パワー
・シリンダが、前輪を操舵し、コントロール・バルブが
、一対のスプール端室を備え、そして、そのパワー・シ
リンダに流入され、同時に、そのパワー・シリンダから
流出される圧油を方向制御し、コントロール・ケーブル
が、一端をそのコントロール・バルブに接続し、かじ取
り棒が、そのコントロール・ケーブルの他端側に接続さ
れ、そして、応答補正弁が、そのコントロール・ケーブ
ルおよびかじ取り棒間に継がれ、そして、そのかじ取り
棒でバルブ切り換えされると、その一対のスプール端室
において、バルブ切換え方向に対応されるスプール端室
に圧油を供給させ、同時に、その一対のスプール端室に
おいて、バルブ切換え方向に逆方向に対応されるスプー
ル端室から圧油を排出させ、さらに同時的に、そのかじ
取り棒の動きをそのコントロール・ケーブルに伝達する
ところに構成されるので、この発明の自動車に使用され
るパワー・ステアリングでは、そのかじ取り棒が操作さ
れる際、そのかじ取り棒の動きが、そのコントロール・
ケーブルを介してそのコントロール・バルブに伝達され
るに先立って、油圧が、その応答補正弁でそのコントロ
ール・バルブのスプールにそのコントロール・ケーブル
の移動方向にかけられ、連結箇所のガタによる不感帯の
発生が回避されて動作遅れが改善され、また、ステアリ
ング・ホイールが省かれ、乗降性、メータ視認性、およ
び運転操作性が向上され、特に、そのかじ取り棒のイナ
ーシャがそのステアリング・ホイールのそれよりも非常
に小さくなり、修正操舵が非常に容易になり、また、そ
のかじ取り棒を左右に動かすストロークが非常に小さく
なり、操舵による運転者の肉体的疲労が軽減され、操舵
が片手操作で行われ、非常に容易になり、さらには、悪
路走行における振動がそのコントロール・ケーブルに吸
収され、それに伴って、ステアリングのレイアウト上、
フレキシビリティが向上され、直進安定性および制動安
定性が向上され、それらから、大型自動車、例えば、ト
ラック、バス、ダンプ車などに適し、そして、有用であ
る。
発明と具体例との関係 先のように、図面を参照しながら説明されたこの発明の
具体例からして、この発明の属する技術の分野における
通常の知識を有する者にとって、種々の設計的修正や変
更は容易に行われることであり、さらには、この発明の
内容が、その発明の課題を遂行ならしめる発明の成立に
必須であり、その発明の性質であるその発明の技術的本
質に由来し、そして、それを内在させると客観的に認め
られる態様に容易に置き換えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、バスに適用されたこの発明の自動車に使用さ
れるパワー・ステアリングの概略平面図、第2図は、第
1図に示されたパワー・ステアリングの概略正面図、お
よび、第3図は、第1図に示されたパワー・ステアリン
グの拡大概説図である。 11・・・パワー・シリンダ、12・・・コントロール
・バルブ、13・・・コントロール・ケーブル、14・
・・かじ取り棒、15・・・応答補正弁。 本1 図 本2図 L3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)前輪を操舵するパワー・シリンダと、一対のスプ
    ール端室を備え、そして、そのパワー・シリンダに流入
    され、同時に、そのパワー・シリンダから流出される圧
    油を方向制御するコントロール・バルブと、 一端をそのコントロール・バルブに接続するコントロー
    ル・ケーブルと、 そのコントロール・ケーブルの他端側に接続されるかじ
    取り棒と、 そのコントロール・ケーブルおよびかじ取り棒間に継が
    れ、そして、そのかじ取り棒でバルブ切り換えされると
    、その一対のスプール端室において、バルブ切換え方向
    に対応されるスプール端室に圧油を供給させ、同時に、
    その一対のスプール端室において、バルブ切換え方向に
    逆方向に対応されるスプール端室から圧油を排出され、
    さらに、同時的に、そのかじ取り棒の動きをそのコント
    ロール・ケーブルに伝達する応答補正弁 とを含む自動車に使用されるパワー・ステアリング。
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