JPH0280102A - H形鋼の圧延方法 - Google Patents
H形鋼の圧延方法Info
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- JPH0280102A JPH0280102A JP1142170A JP14217089A JPH0280102A JP H0280102 A JPH0280102 A JP H0280102A JP 1142170 A JP1142170 A JP 1142170A JP 14217089 A JP14217089 A JP 14217089A JP H0280102 A JPH0280102 A JP H0280102A
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- Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明はH形鋼の圧延方法に関し、とくにウェブ高さ
が一定でしかも断面寸法の良好なH形鋼を安定して製造
しようとするものである。
が一定でしかも断面寸法の良好なH形鋼を安定して製造
しようとするものである。
(従来の技術)
一般に、H形鋼は、第6図(a)(b)に示すようにブ
レークダウン圧延機6の下流に粗ユニバーサル圧延機7
、エツジヤ−圧延機8および仕上げユニバーサル圧延機
9を配設したラインにおいて、第7図(a)(b)及び
(C)に示すような種々の断面形状を有する素材1.2
又は3を熱間圧延することによって製造されている。
レークダウン圧延機6の下流に粗ユニバーサル圧延機7
、エツジヤ−圧延機8および仕上げユニバーサル圧延機
9を配設したラインにおいて、第7図(a)(b)及び
(C)に示すような種々の断面形状を有する素材1.2
又は3を熱間圧延することによって製造されている。
上掲第7図(a)(b)及び(C)に示す各素材(つま
り、符号lはスラブ、符号2は矩形鋼片、符号3はH形
鋼用鋼片)はまずブレークダウン圧延機6にて所定形状
にまで粗造型されるが、このような圧延に適した圧延機
6としては、通常第8図(a)(b)に示すような開孔
形4あるいは閉孔形5を刻設した上下ロールを有する2
重式ブレークダウン圧延機が用いられていた。
り、符号lはスラブ、符号2は矩形鋼片、符号3はH形
鋼用鋼片)はまずブレークダウン圧延機6にて所定形状
にまで粗造型されるが、このような圧延に適した圧延機
6としては、通常第8図(a)(b)に示すような開孔
形4あるいは閉孔形5を刻設した上下ロールを有する2
重式ブレークダウン圧延機が用いられていた。
ブレークダウン圧延機6による圧延は、具体的に複数個
の花形を使用して順次各複数パスによる圧延にて素材を
以後の中間圧延に適合した形状にまで加工する工程であ
る。
の花形を使用して順次各複数パスによる圧延にて素材を
以後の中間圧延に適合した形状にまで加工する工程であ
る。
上記の圧延にて粗造形された素材はつぎに第9図(a)
に示す如き形状になるロールを備えた1基以上の粗ユニ
バーサル圧延[7と第9図(b)に示す如き形状になる
ロールを備えた1基以上のエンジャー圧延機8とによっ
て、1パスあるいは複数パスにて中間圧延され、次いで
第9図(C)に示す如き形状になるロールを備えた仕上
げユニバーサル圧延機9にて通常は1パスでH形鋼製品
に圧延される。
に示す如き形状になるロールを備えた1基以上の粗ユニ
バーサル圧延[7と第9図(b)に示す如き形状になる
ロールを備えた1基以上のエンジャー圧延機8とによっ
て、1パスあるいは複数パスにて中間圧延され、次いで
第9図(C)に示す如き形状になるロールを備えた仕上
げユニバーサル圧延機9にて通常は1パスでH形鋼製品
に圧延される。
従って、製品寸法が決まれば、仕上げユニバーサル圧延
Ja9のロール寸法とそれ以前の圧延機のロール寸法が
決まる。
Ja9のロール寸法とそれ以前の圧延機のロール寸法が
決まる。
つまり、第8図(a)における寸法(イ)、第9図(a
)〜(C)における寸法(ロ)〜(ニ)はほぼ等しくな
る如く設計されているのである。
)〜(C)における寸法(ロ)〜(ニ)はほぼ等しくな
る如く設計されているのである。
このようにH形鋼の圧延においては特にブレークダウン
圧延後の素材の形状変化は限定されたものであるが、特
定のシリーズ(例えばH600X300等)のH形鋼を
圧延する場合にはそれに適合した特定幅の水平ロールが
使用される。
圧延後の素材の形状変化は限定されたものであるが、特
定のシリーズ(例えばH600X300等)のH形鋼を
圧延する場合にはそれに適合した特定幅の水平ロールが
使用される。
このような特定幅になる水平ロールによって圧延された
H形鋼はウェブ内幅が一定になるが、例えば1つのシリ
ーズにおいて、厚さの異なる多種サイズの形鋼を製造す
るには通常、水平ロールと垂直ロールのロール間隔を変
えて圧延することにより製造され、この場合形鋼製品の
フランジ厚の最大のものと最小のものとの厚み差は一例
を示せば片側で16mm前後、両側ではその2倍、つま
り、32胴程度ウェブ高さが変化することになる。
H形鋼はウェブ内幅が一定になるが、例えば1つのシリ
ーズにおいて、厚さの異なる多種サイズの形鋼を製造す
るには通常、水平ロールと垂直ロールのロール間隔を変
えて圧延することにより製造され、この場合形鋼製品の
フランジ厚の最大のものと最小のものとの厚み差は一例
を示せば片側で16mm前後、両側ではその2倍、つま
り、32胴程度ウェブ高さが変化することになる。
同一シリーズ内でのウェブ高さの変化はこのように従来
の圧延法では避けられないものであり、これを例えば、
建築材として用いる場合に大きな問題となることがあっ
た。
の圧延法では避けられないものであり、これを例えば、
建築材として用いる場合に大きな問題となることがあっ
た。
すなわち、梁を同一シリーズ内の数サイズのH形鋼を複
数接合して造る場合、上述したように同一シリーズ内の
H形鋼であってもウェブ高さにばらつきがあるから、そ
れらの一方のフランジ外面を合わせると他方に大きな(
フランジ厚み差の2倍)ずれを生じ、施工上問題となる
。
数接合して造る場合、上述したように同一シリーズ内の
H形鋼であってもウェブ高さにばらつきがあるから、そ
れらの一方のフランジ外面を合わせると他方に大きな(
フランジ厚み差の2倍)ずれを生じ、施工上問題となる
。
また、通常、建築物の構造を設計する場合は、外側から
内側へと寸法が順次決定されていく。これに対し、圧延
H形鋼はウェブ内幅寸法が一定で、フランジ厚の分だけ
外幅寸法(ウェブ高さ寸法)が変わる場合があるので施
工個所での他との寸法のとり合いに厳密さを要求される
場合には非常に問題となる。
内側へと寸法が順次決定されていく。これに対し、圧延
H形鋼はウェブ内幅寸法が一定で、フランジ厚の分だけ
外幅寸法(ウェブ高さ寸法)が変わる場合があるので施
工個所での他との寸法のとり合いに厳密さを要求される
場合には非常に問題となる。
さらに圧延H形鋼には寸法精度上の問題もある。
すなわち、H形鋼の圧延においては、第10図に示すよ
うに粗ユニバーサル圧延機7の水平ロール10の側面部
11が圧延本数の増加とともに摩耗して水平ロール10
の内幅寸法が減少する傾向がある。ここに垂直ロール1
2は、水平ロール10とともに摩耗するが、垂直ロール
12の摩耗についてはその開度を摩耗分だけ調整すれば
よく、水平ロールはどの問題は生じない。
うに粗ユニバーサル圧延機7の水平ロール10の側面部
11が圧延本数の増加とともに摩耗して水平ロール10
の内幅寸法が減少する傾向がある。ここに垂直ロール1
2は、水平ロール10とともに摩耗するが、垂直ロール
12の摩耗についてはその開度を摩耗分だけ調整すれば
よく、水平ロールはどの問題は生じない。
しかしながら、水平ロールの摩耗に対しては、第11図
で示す如く、フランジ厚み(ホ)を一定にして圧延する
場合にウェブ内幅(へ)だけでなくウェブ高さ(ト)が
水平ロール10の側面部IIの摩耗分だけ低くなるので
、通常は、寸法公差の許す範囲でフランジ厚み(ホ)を
厚くしてウェブ高さ(ト)を確保していた。
で示す如く、フランジ厚み(ホ)を一定にして圧延する
場合にウェブ内幅(へ)だけでなくウェブ高さ(ト)が
水平ロール10の側面部IIの摩耗分だけ低くなるので
、通常は、寸法公差の許す範囲でフランジ厚み(ホ)を
厚くしてウェブ高さ(ト)を確保していた。
ところが、製品のウェブ高さの許容差はウェブ高さ40
0 +n+n未満のものについては±3.0mm、同4
00髄以上600印未満のものについては±4.0mm
、同600 mm以上のものについては±5.0価とJ
IS G 3192に規定されている。材料のウェブ高
さ(ト)は水平ロール10の幅の大小に影響されるので
、通常、ウェブ高さ(ト)の寸法許容差の範囲内で使用
する有効ロール幅が制限される。
0 +n+n未満のものについては±3.0mm、同4
00髄以上600印未満のものについては±4.0mm
、同600 mm以上のものについては±5.0価とJ
IS G 3192に規定されている。材料のウェブ高
さ(ト)は水平ロール10の幅の大小に影響されるので
、通常、ウェブ高さ(ト)の寸法許容差の範囲内で使用
する有効ロール幅が制限される。
従って、使用する水平ロールlOの幅によってフランジ
厚みが異なり、特に、摩耗して幅が減少した水平ロール
10で圧延すると同一圧延チャンス内でも製品のフラン
ジ厚は厚くなる。当然、圧延チャンス毎に所定のロール
幅になるロールに取替えたとしても、摩耗の進行に伴な
いロール幅が変わることになるからチャンス毎の製品寸
法にもばらつきが生し、これらは寸法精度上好ましくな
い。
厚みが異なり、特に、摩耗して幅が減少した水平ロール
10で圧延すると同一圧延チャンス内でも製品のフラン
ジ厚は厚くなる。当然、圧延チャンス毎に所定のロール
幅になるロールに取替えたとしても、摩耗の進行に伴な
いロール幅が変わることになるからチャンス毎の製品寸
法にもばらつきが生し、これらは寸法精度上好ましくな
い。
圧延H形鋼には以上のような問題があるため、とくに建
築用には、フランジ厚が変化してもウェブ高さが一定に
なるようにプレートを溶接して製造したH形鋼が用いら
れるが、当然、この場合圧延H形鋼より製造コストが高
くなるという不利があった。
築用には、フランジ厚が変化してもウェブ高さが一定に
なるようにプレートを溶接して製造したH形鋼が用いら
れるが、当然、この場合圧延H形鋼より製造コストが高
くなるという不利があった。
この点に関する先行文献としては、例えば特開昭59−
133902号公報、特開昭60−82201号公報、
特開昭61−262404号公報などが参照される。
133902号公報、特開昭60−82201号公報、
特開昭61−262404号公報などが参照される。
(発明が解決しようとする課題)
特開昭59−133902号公報に開示の方法は軸方向
の位置を変更できる分割ロールを第6図(a)の粗ユニ
バーサル圧延機7、エツジヤ−圧延機8ならびに仕上げ
ユニバーサル圧延機9に組込み、これによってウェブの
部分圧延、フランジ端部圧延を行ない同一ロールで異な
ったウェブ高さサイズの圧延を可能とする圧延方法であ
る。
の位置を変更できる分割ロールを第6図(a)の粗ユニ
バーサル圧延機7、エツジヤ−圧延機8ならびに仕上げ
ユニバーサル圧延機9に組込み、これによってウェブの
部分圧延、フランジ端部圧延を行ない同一ロールで異な
ったウェブ高さサイズの圧延を可能とする圧延方法であ
る。
また、特開昭60−82201号公報に開示の方法は軸
方向の位置を変更できる分割ロールを第6図(b)の1
次粗ユニバーサル圧延機7a、エンジャー圧延機8.2
次粗ユニバーサル圧延機7bならびに仕上げユニバーサ
ル圧延機9に組込んで同一ロールで異なったウェブ高さ
サイズ、フランジ幅サイズの圧延を可能にする圧延方法
あるいは軸方向の位置を変更できる分割ロールを第6図
(b)の1次粗ユニバーサル圧延機7a、2次粗ユニバ
ーサル圧延機7bならびに仕上げユニバーサル圧延機9
に組込んで同一ロールで異なったウェブ高さサイズの圧
延を可能とする圧延方法である。
方向の位置を変更できる分割ロールを第6図(b)の1
次粗ユニバーサル圧延機7a、エンジャー圧延機8.2
次粗ユニバーサル圧延機7bならびに仕上げユニバーサ
ル圧延機9に組込んで同一ロールで異なったウェブ高さ
サイズ、フランジ幅サイズの圧延を可能にする圧延方法
あるいは軸方向の位置を変更できる分割ロールを第6図
(b)の1次粗ユニバーサル圧延機7a、2次粗ユニバ
ーサル圧延機7bならびに仕上げユニバーサル圧延機9
に組込んで同一ロールで異なったウェブ高さサイズの圧
延を可能とする圧延方法である。
これらの先行技術はウェブ高さを大きな範囲にわたって
変更でき、数シリーズを連続して圧延できるので、従来
の圧延に比してロール交換頻度の減少等多くの効果を有
する。
変更でき、数シリーズを連続して圧延できるので、従来
の圧延に比してロール交換頻度の減少等多くの効果を有
する。
しかしながら、同一シリーズ内の全サイズのウェブ高さ
を一定にすることに関しては、分割ロール間隔の調整量
が30鴫程度でよいのにも拘らず、粗ユニバーサルミル
、エツジヤ−ミルならびに仕上げユニバーサルミルの全
てに水平ロールとして軸方向に移動可能な2つの分割ロ
ールを用いるため、その設備費が非常に大きくなるとい
う不利があった。
を一定にすることに関しては、分割ロール間隔の調整量
が30鴫程度でよいのにも拘らず、粗ユニバーサルミル
、エツジヤ−ミルならびに仕上げユニバーサルミルの全
てに水平ロールとして軸方向に移動可能な2つの分割ロ
ールを用いるため、その設備費が非常に大きくなるとい
う不利があった。
一方特開昭61−262404号公報に開示の方法は、
ブレークダウン圧延後の素材を粗圧延ならびにその後、
仕上げ圧延等の過程を経てH形鋼を熱間圧延するに際し
、粗圧延時においては、ウェブの両端部に突起を形成す
るように粗圧延し、その後ロール軸方向の位置をパス毎
に変化できる少なくとも2つの分割ロールを有する水平
ロールにより、これら分割ロールの位置を適宜変化させ
て仕上圧延しようとするものであるが、この方法は、厚
みが薄くしかも温度の低下した前記ウェブ突起部を仕上
げ圧延工程において部分圧延することからロール面圧の
増大によって、分割ロールに過負荷が加わるという問題
点があった。
ブレークダウン圧延後の素材を粗圧延ならびにその後、
仕上げ圧延等の過程を経てH形鋼を熱間圧延するに際し
、粗圧延時においては、ウェブの両端部に突起を形成す
るように粗圧延し、その後ロール軸方向の位置をパス毎
に変化できる少なくとも2つの分割ロールを有する水平
ロールにより、これら分割ロールの位置を適宜変化させ
て仕上圧延しようとするものであるが、この方法は、厚
みが薄くしかも温度の低下した前記ウェブ突起部を仕上
げ圧延工程において部分圧延することからロール面圧の
増大によって、分割ロールに過負荷が加わるという問題
点があった。
同一シリーズ内において異なるフランジ厚みであっても
ウェブ高さがほぼ一定になるH形鋼を製造コストの増大
を伴なったり圧延機に過大な負荷を加えることなく効率
よく製造できる圧延方法を提案することがこの発明の目
的である。
ウェブ高さがほぼ一定になるH形鋼を製造コストの増大
を伴なったり圧延機に過大な負荷を加えることなく効率
よく製造できる圧延方法を提案することがこの発明の目
的である。
(課題を解決するための手段)
この発明はブレイクダウン圧延を経た素材に粗圧延次い
で仕上げ圧延を施してH形鋼を製造するに当り、粗圧延
を経たウェブおよびフランジを有する粗形鋼片に、該鋼
片のパスラインを左右に挟む一対の垂直ロールと粗圧延
段階よりもロール幅を小さく設定したロール幅の変更可
能な上下一対の水平ロールとを備えたユニバーサル圧延
機にて、該鋼片のフランジ部の角度起こしとウェブ高さ
圧下およびフランジ部の厚み圧下を行なう仕上げ圧延を
施してウェブ内幅寸法を縮小調整することを特徴とする
H形鋼の圧延方法である。
で仕上げ圧延を施してH形鋼を製造するに当り、粗圧延
を経たウェブおよびフランジを有する粗形鋼片に、該鋼
片のパスラインを左右に挟む一対の垂直ロールと粗圧延
段階よりもロール幅を小さく設定したロール幅の変更可
能な上下一対の水平ロールとを備えたユニバーサル圧延
機にて、該鋼片のフランジ部の角度起こしとウェブ高さ
圧下およびフランジ部の厚み圧下を行なう仕上げ圧延を
施してウェブ内幅寸法を縮小調整することを特徴とする
H形鋼の圧延方法である。
上述したような従来の部分圧延法における問題点を解消
するためこの発明では、粗ユニバーサル圧延段階までは
通常の圧延を行なうが、これに引続く仕上げユニバーサ
ル圧延段階では、ロール幅の変更可能な水平ロール対の
外幅寸法(チ)を第12図に示すように目標とするH形
鋼のウェブ内幅寸法(いに調整した圧延機にて、上記の
如く粗形鋼片のフランジ部の角度起こし、ウェブ部の高
さ圧下さらにフランジ部の厚み圧下を行ないウェブ高さ
一定のH形鋼を製造しようとするものである。
するためこの発明では、粗ユニバーサル圧延段階までは
通常の圧延を行なうが、これに引続く仕上げユニバーサ
ル圧延段階では、ロール幅の変更可能な水平ロール対の
外幅寸法(チ)を第12図に示すように目標とするH形
鋼のウェブ内幅寸法(いに調整した圧延機にて、上記の
如く粗形鋼片のフランジ部の角度起こし、ウェブ部の高
さ圧下さらにフランジ部の厚み圧下を行ないウェブ高さ
一定のH形鋼を製造しようとするものである。
なおこの発明においては、ウェブの中心偏りなどの発生
による形状劣化を防止するために仕上げ圧延における1
パス当たりのウェブ内幅寸法の縮小調整量は、ウェブ厚
みをTW、ウェブ内幅寸法をBWとしたとき、 80 ・Tw2/ BW を越えない範囲に設定することが肝要である。
による形状劣化を防止するために仕上げ圧延における1
パス当たりのウェブ内幅寸法の縮小調整量は、ウェブ厚
みをTW、ウェブ内幅寸法をBWとしたとき、 80 ・Tw2/ BW を越えない範囲に設定することが肝要である。
(作 用)
この発明においてはH形鋼断面各部における圧下率の均
一化が可能であるため、部分圧延法で問題となる局部的
強圧下によるロール面圧の著しい増加を生じないという
利点がある。
一化が可能であるため、部分圧延法で問題となる局部的
強圧下によるロール面圧の著しい増加を生じないという
利点がある。
すなわちH形鋼の圧延において例えば第1図(a)に示
すような粗ユニバーサル圧延後の粗形綱片(ウェブ高さ
:H8゜)を仕上ユニバーサル圧延にて第1図(b)に
示すようなウェブ高さHWIになるH形鋼に仕上げる場
合ウェブ高さ方向の圧下率T)Iwは0式で示される。
すような粗ユニバーサル圧延後の粗形綱片(ウェブ高さ
:H8゜)を仕上ユニバーサル圧延にて第1図(b)に
示すようなウェブ高さHWIになるH形鋼に仕上げる場
合ウェブ高さ方向の圧下率T)Iwは0式で示される。
また、これと同じ圧下率でフランジ厚を圧下する仕上ユ
ニバーサル圧延における水平ロールの外幅B。1は0式
で示される。
ニバーサル圧延における水平ロールの外幅B。1は0式
で示される。
ここに、
H,、:ウェブ高さ 〔柵〕
Bo:ウェブ内幅 〔柵〕
T、:フランジ厚み〔侑〕
T8:ウェブ厚み (+m++)
添字O:仕上圧延前
l:仕上圧延後
目標のウェブ高さlIw+、フランジ厚Tf+が与えら
れ粗ユニバーサル圧延後のフランジ厚TfOが求まれば
0式において仕上ユニバーサル圧延機の水平ロール間隔
を設定することにより全断面がほぼ均一の圧下率で圧延
される。このため従来の圧延において問題となる局部的
な面圧の増大なしに安定した圧延が可能となる。
れ粗ユニバーサル圧延後のフランジ厚TfOが求まれば
0式において仕上ユニバーサル圧延機の水平ロール間隔
を設定することにより全断面がほぼ均一の圧下率で圧延
される。このため従来の圧延において問題となる局部的
な面圧の増大なしに安定した圧延が可能となる。
ここで粗ユニバーサル圧延機と仕上ユニバーサル圧延機
では通常の圧延においても、両者の水平ロール幅にある
程度の許容差があり2〜31M1程度のウェブ内幅縮小
を行なう場合がある。しかしながらこの発明は前述のよ
うにウェブ高さの圧下をロールの組替なしに積極的に行
なうものであり、ウェブ高さを、5値以上圧下する場合
がこの発明により有利に適合する。
では通常の圧延においても、両者の水平ロール幅にある
程度の許容差があり2〜31M1程度のウェブ内幅縮小
を行なう場合がある。しかしながらこの発明は前述のよ
うにウェブ高さの圧下をロールの組替なしに積極的に行
なうものであり、ウェブ高さを、5値以上圧下する場合
がこの発明により有利に適合する。
なおこのようにウェブ高さ圧下を行なう場合においてウ
ェブ内幅の縮小調整量が大きくなるとR部の折れこみや
ウェブの座屈あるいはウェブの中心偏りの発生などが懸
念される。
ェブ内幅の縮小調整量が大きくなるとR部の折れこみや
ウェブの座屈あるいはウェブの中心偏りの発生などが懸
念される。
このような問題は仕上げユニバーサル圧延機の入側にウ
ェブガイドを配設したり粗形鋼片の案内精度を向上させ
ることによりある程度は防止できるが、1パス当たりの
縮小調整量を上記の条件に従って設定する必要がある。
ェブガイドを配設したり粗形鋼片の案内精度を向上させ
ることによりある程度は防止できるが、1パス当たりの
縮小調整量を上記の条件に従って設定する必要がある。
以下その理由について述べる。
仕上げユニバーサル圧延機の水平ロールのロー1ル幅を
粗圧延を経た粗形鋼片のウェブ内幅よりも小さく設定し
てウェブ内幅の縮小調整を行う場合にはロールと粗形鋼
片の接触状態は第2図に示すようになる。
粗圧延を経た粗形鋼片のウェブ内幅よりも小さく設定し
てウェブ内幅の縮小調整を行う場合にはロールと粗形鋼
片の接触状態は第2図に示すようになる。
ここでウェブ内幅BW。の縮小は垂直ロール■によって
行われることになるから、通常のロール径、圧下率のも
とでは垂直ロール■が水平ロールに先行して粗形鋼片り
と接触し次いで水平ロールのロール側面が接触してウェ
ブ厚の圧下が行われる。
行われることになるから、通常のロール径、圧下率のも
とでは垂直ロール■が水平ロールに先行して粗形鋼片り
と接触し次いで水平ロールのロール側面が接触してウェ
ブ厚の圧下が行われる。
このようにウェブ内幅の縮小は主として圧延機の水平ロ
ールと粗形鋼片りのウェブとの接触部によりやや入り側
の領域で行われるが、ウェブの圧下が始まる前の領域で
は水平ロールのすき間が第3図(a)に示すようにウェ
ブ厚より大きいことから、場合によっては第3図(b)
(C)に示すようにウェブ部の座屈やねじれが発生する
。
ールと粗形鋼片りのウェブとの接触部によりやや入り側
の領域で行われるが、ウェブの圧下が始まる前の領域で
は水平ロールのすき間が第3図(a)に示すようにウェ
ブ厚より大きいことから、場合によっては第3図(b)
(C)に示すようにウェブ部の座屈やねじれが発生する
。
粗形鋼片りのウェブ部haは水平ロールHによって圧下
されるから、たとえ圧延機の入り側で座屈等が発生して
も圧延後はほぼロールのすき間通りの形状となるので比
較的問題は少ない。
されるから、たとえ圧延機の入り側で座屈等が発生して
も圧延後はほぼロールのすき間通りの形状となるので比
較的問題は少ない。
しかしながら圧延機の入り側におけるウェブのねじれは
、フランジhbO幅方向の中心が水平ロールHのすき間
から外れた状態で圧延機を通過することになるから第4
図(a)(b)に示すようなウェブ中心の偏りやウェブ
の付は替え現象などの不具合が発生する。この現象は圧
延前における粗形鋼片のウェブ厚みが薄いほど、またウ
ェブの幅が大きいほど顕著であり、また縮小調整量が大
きいほど発生し易い。
、フランジhbO幅方向の中心が水平ロールHのすき間
から外れた状態で圧延機を通過することになるから第4
図(a)(b)に示すようなウェブ中心の偏りやウェブ
の付は替え現象などの不具合が発生する。この現象は圧
延前における粗形鋼片のウェブ厚みが薄いほど、またウ
ェブの幅が大きいほど顕著であり、また縮小調整量が大
きいほど発生し易い。
なお、仕上げ圧延前の粗形鋼片のウェブ厚みはユニバー
サル圧延での適性圧下量から決定され、また圧延前のウ
ェブ内幅は同一圧延チャンス内で最もフランジ厚みの薄
いサイズになる粗形鋼片のウェブ内幅とほぼ同等の値と
なる。このことから仕上げ圧延における上述のような形
状不良を防止するためには、ウェブの厚みとその内幅寸
法に応じて、1パス当たりの縮小量に限界を設けて必要
縮小量がこの限界値を越える場合は2パス以上に分割す
ることが必要である。
サル圧延での適性圧下量から決定され、また圧延前のウ
ェブ内幅は同一圧延チャンス内で最もフランジ厚みの薄
いサイズになる粗形鋼片のウェブ内幅とほぼ同等の値と
なる。このことから仕上げ圧延における上述のような形
状不良を防止するためには、ウェブの厚みとその内幅寸
法に応じて、1パス当たりの縮小量に限界を設けて必要
縮小量がこの限界値を越える場合は2パス以上に分割す
ることが必要である。
第5図は製品呼称寸法がH750X200 、H600
×200およびH450X200になる各H形鋼におい
てウェブ厚みが6〜b 延を行い、圧延後のウェブ中心の偏りの変化について調
査した結果を示すものである。
×200およびH450X200になる各H形鋼におい
てウェブ厚みが6〜b 延を行い、圧延後のウェブ中心の偏りの変化について調
査した結果を示すものである。
仕上げ圧延前のウェブ厚をTW、ウェブ内幅をBW。
ウェブ内幅の縮小量をΔBW、ウェブ中心の偏りの増加
量をΔCとした場合、第5図の横軸におけるΔB−・B
W/(Tw)”が大きくなる程、すなわちあるウェブ厚
みの値に対しウェブの内幅縮小量が大きくかつウェブの
内幅が大きいほどウェブ中心の偏りの値が指数的に増加
していて1パスでの縮小には限界があることがわかる。
量をΔCとした場合、第5図の横軸におけるΔB−・B
W/(Tw)”が大きくなる程、すなわちあるウェブ厚
みの値に対しウェブの内幅縮小量が大きくかつウェブの
内幅が大きいほどウェブ中心の偏りの値が指数的に増加
していて1パスでの縮小には限界があることがわかる。
なお、ウェブの中心偏りは建築向けH形鋼の場合でJI
S G3192より厳しい±2 mmを目標とし、フラ
ンジの作業側と操作側とを別個に扱うこととした。
S G3192より厳しい±2 mmを目標とし、フラ
ンジの作業側と操作側とを別個に扱うこととした。
上記の結果からウェブ厚みに関しては、現行のH形鋼の
圧延では最も厚みの薄い6 mmサイズになる形鋼製品
を考慮すると縦軸おけるΔC/T−では0.33の値が
限界である。
圧延では最も厚みの薄い6 mmサイズになる形鋼製品
を考慮すると縦軸おけるΔC/T−では0.33の値が
限界である。
この際の横軸におけるΔB−・B w/ (T w)
”は80であり、これがウェブ縮小量の限界値を示す指
標となる。
”は80であり、これがウェブ縮小量の限界値を示す指
標となる。
この発明においては上記の結果から、1パスあたりの縮
小量ΔB−が下記式 %式% から計算されるΔB Hoaxの値を越えるときには2
パス以上に分割することとして1パスでの縮小量に制約
を設けたので仕上げ圧延時に懸念されろウェブ中心の偏
りやウェブの付は替え現象などの形状不良の発生は効果
的に回避される。
小量ΔB−が下記式 %式% から計算されるΔB Hoaxの値を越えるときには2
パス以上に分割することとして1パスでの縮小量に制約
を設けたので仕上げ圧延時に懸念されろウェブ中心の偏
りやウェブの付は替え現象などの形状不良の発生は効果
的に回避される。
(実施例)
代表的な製品呼称寸法であるH 450X200になる
H形鋼の製造を対象とした場合の実施例について説明す
る。
H形鋼の製造を対象とした場合の実施例について説明す
る。
ウェブ厚およびフランジ厚がそれぞれ(8MX14mm
) 、 (9MX16mm) 、 (10mmX1
9++m+) 、 (11mm X 22mm )
、 (14mm x 28mm )の素材を粗ユニバ
ーサル圧延で所定の厚さまで圧延した後、これらの中で
最もフランジ厚みの小さいH450X200 X 8×
14のH形鋼のウェブ高さにそろうように仕上ユニバー
サル圧延機の垂直ロールの間隔を各々について設定し、
またこのときのウェブ高さ方向の圧下率に相当するフラ
ンジ厚圧下率となるように水平ロールの外幅間隔を表1
に示すような寸法に調整した。なおユニバーサル圧延機
の垂直ロールは通常無駆動なのでウェブ高さ方向の圧下
量の大きいH450X200 X14X28ではとくに
先端の噛みこみ不良が生じるため、入側の補助的な押し
こみ装置を用い噛みこむまでは材料を押し込んだ。
) 、 (9MX16mm) 、 (10mmX1
9++m+) 、 (11mm X 22mm )
、 (14mm x 28mm )の素材を粗ユニバ
ーサル圧延で所定の厚さまで圧延した後、これらの中で
最もフランジ厚みの小さいH450X200 X 8×
14のH形鋼のウェブ高さにそろうように仕上ユニバー
サル圧延機の垂直ロールの間隔を各々について設定し、
またこのときのウェブ高さ方向の圧下率に相当するフラ
ンジ厚圧下率となるように水平ロールの外幅間隔を表1
に示すような寸法に調整した。なおユニバーサル圧延機
の垂直ロールは通常無駆動なのでウェブ高さ方向の圧下
量の大きいH450X200 X14X28ではとくに
先端の噛みこみ不良が生じるため、入側の補助的な押し
こみ装置を用い噛みこむまでは材料を押し込んだ。
また粗ユニバーサル圧延機の水平ロールは通常使用して
いるものである。仕上げ圧延後のH形鋼のウェブ高さを
測定した結果を表−1に併せて示す。
いるものである。仕上げ圧延後のH形鋼のウェブ高さを
測定した結果を表−1に併せて示す。
つぎに代表的な製品呼称寸法であるH3O0X200の
H形鋼を製造すべく、目標のウェブ厚、フランジ厚がそ
れぞれ(6mm X 9mm)、(9mm X 12m
m) 、(9mmX16mm) 、(12mm X16
mm)、(12mm X22mm)になる素材を、ロー
ル幅が482問になる水平ロールを備えた粗ユニバーサ
ル圧延機にて所定の厚みになるまで圧延した後、これら
の中で最もフランジ厚みの小さいH3O0X200 X
6 X9のH1鋼にウェブ高さが揃うように仕上げユニ
バーサル圧延機の垂直ロールのロール間隔を設定し、各
素材のフランジの厚みに応じて該圧延機の水平ロールの
ロール幅の調整を行った。このときのウェブ内幅の縮小
パス回数と1回当たりの縮小量及び製品形鋼の長手方向
中央部での中心偏り量の測定結果を表−2に示す。
H形鋼を製造すべく、目標のウェブ厚、フランジ厚がそ
れぞれ(6mm X 9mm)、(9mm X 12m
m) 、(9mmX16mm) 、(12mm X16
mm)、(12mm X22mm)になる素材を、ロー
ル幅が482問になる水平ロールを備えた粗ユニバーサ
ル圧延機にて所定の厚みになるまで圧延した後、これら
の中で最もフランジ厚みの小さいH3O0X200 X
6 X9のH1鋼にウェブ高さが揃うように仕上げユニ
バーサル圧延機の垂直ロールのロール間隔を設定し、各
素材のフランジの厚みに応じて該圧延機の水平ロールの
ロール幅の調整を行った。このときのウェブ内幅の縮小
パス回数と1回当たりの縮小量及び製品形鋼の長手方向
中央部での中心偏り量の測定結果を表−2に示す。
なお(9nnnX16n+r++) 、 (12mmX
22mm)の素材は1パスの縮小量がこの発明に従う縮
小限界を超えるため2パスの圧延としている。
22mm)の素材は1パスの縮小量がこの発明に従う縮
小限界を超えるため2パスの圧延としている。
またこの実施例では比較のため(9mm X 16mm
)、(12mm X 22n+a+)の素材については
縮小限界を超える圧下量の条件ではあるが1パスでウェ
ブの内幅縮小を行なう圧延を行った。その結果について
も表−2に併せて示す。
)、(12mm X 22n+a+)の素材については
縮小限界を超える圧下量の条件ではあるが1パスでウェ
ブの内幅縮小を行なう圧延を行った。その結果について
も表−2に併せて示す。
表−2から明らかなように1パス当たりの内幅縮小量に
制約を設けた場合にはとくに形状不良の発生防止効果が
顕著に表れウェブの中心偏りは橿めて小さいことが確か
められた。
制約を設けた場合にはとくに形状不良の発生防止効果が
顕著に表れウェブの中心偏りは橿めて小さいことが確か
められた。
(発明の効果)
この発明によれば、粗ユニバーサル圧延段階では通常の
圧延を行ない、仕上ユニバーサル圧延段階では水平ロー
ルのロール外幅寸法を調整してウェブ高さの積極的な圧
下を行ない、フランジの厚さに応じてウェブ内幅を縮小
するので同一シリーズにおいてフランジ厚みが異なる場
合であってもウェブ高さがほぼ同一のH形鋼をロールの
組替を要することなしに効率的に製造することができる
。
圧延を行ない、仕上ユニバーサル圧延段階では水平ロー
ルのロール外幅寸法を調整してウェブ高さの積極的な圧
下を行ない、フランジの厚さに応じてウェブ内幅を縮小
するので同一シリーズにおいてフランジ厚みが異なる場
合であってもウェブ高さがほぼ同一のH形鋼をロールの
組替を要することなしに効率的に製造することができる
。
またこの発明によればウェブ内幅の縮小圧延を行うに際
して、1パス当たりの縮小調整量を規制しているので過
大な縮小調整によるところのウェブ中心の偏りやウェブ
の付は替え現象などの形状不良を未然に防止できる。
して、1パス当たりの縮小調整量を規制しているので過
大な縮小調整によるところのウェブ中心の偏りやウェブ
の付は替え現象などの形状不良を未然に防止できる。
第1図(a)(b)はこの発明に従う仕上ユニバーサル
圧延の前後におけるH形鋼の断面模式図、第2図はH形
鋼の圧延状況の説明図、 第3図(a)(b)(C)はH形調圧延用素材の断面を
示す図、 第4図(a)(b)は形状不良の発生したH形鋼の断面
を示す図、 第5図はH形゛鋼の圧延過程で生じる形状不良の発生限
界を調査したグラフ、 第6図(a)ら)はH形鋼の圧延要領の説明図、第7図
(a)(b) (C)はH形調圧延用素材の断面を示し
た図、 第8図(a)(b)はブレークダウン圧延における圧延
ロールのカリバー形状を示した図、 第9図(a) (b) (C)は粗ユニバーサル圧延、
エツジヤ圧延および仕上げユニバーサル圧延の各圧延状
況を示した図、 第10図は水平ロールの摩耗状況を示した図、第11図
はH形鋼の主要寸法を示した図、第12図はロール幅の
変更可能な圧延ロールを模式的に示した図である。 1・・・スラブ 2・・・矩形鋼片3・・・
H形鋼用鋼片 4・・・オープンカリバー5・・・
クローズドカリバー 6・・・ブレークダウン圧延機 7・・・粗ユニバーサル圧延機 8・・・エツジヤ−圧延機 9・・・仕上ユニバーサル圧延機 第2図 第1図 BWo>BWブ 第3図 第6図 (b) 第7図 第8図 ミ 第10図
圧延の前後におけるH形鋼の断面模式図、第2図はH形
鋼の圧延状況の説明図、 第3図(a)(b)(C)はH形調圧延用素材の断面を
示す図、 第4図(a)(b)は形状不良の発生したH形鋼の断面
を示す図、 第5図はH形゛鋼の圧延過程で生じる形状不良の発生限
界を調査したグラフ、 第6図(a)ら)はH形鋼の圧延要領の説明図、第7図
(a)(b) (C)はH形調圧延用素材の断面を示し
た図、 第8図(a)(b)はブレークダウン圧延における圧延
ロールのカリバー形状を示した図、 第9図(a) (b) (C)は粗ユニバーサル圧延、
エツジヤ圧延および仕上げユニバーサル圧延の各圧延状
況を示した図、 第10図は水平ロールの摩耗状況を示した図、第11図
はH形鋼の主要寸法を示した図、第12図はロール幅の
変更可能な圧延ロールを模式的に示した図である。 1・・・スラブ 2・・・矩形鋼片3・・・
H形鋼用鋼片 4・・・オープンカリバー5・・・
クローズドカリバー 6・・・ブレークダウン圧延機 7・・・粗ユニバーサル圧延機 8・・・エツジヤ−圧延機 9・・・仕上ユニバーサル圧延機 第2図 第1図 BWo>BWブ 第3図 第6図 (b) 第7図 第8図 ミ 第10図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ブレイクダウン圧延を経た素材に粗圧延次いで仕上
げ圧延を施してH形鋼を製造するに当り、粗圧延を経た
ウェブおよびフランジを有する粗形鋼片に、該形鋼片の
パスラインを左右に挟む一対の垂直ロールと粗圧延段階
よりもロール幅を小さく設定したロール幅の変更可能な
上下一対の水平ロールとを備えたユニバーサル圧延機に
て、該形鋼片のフランジ部の角度起こしとウェブ高さ圧
下およびフランジ部の厚み圧下を行なう仕上げ圧延を施
してウェブ内幅寸法を縮小調整することを特徴とするH
形鋼の圧延方法。 2、仕上げ圧延における1パス当たりのウェブ内幅寸法
の縮小調整量を、ウェブ厚みをT_W、ウェブ内幅寸法
をB_Wとしたとき、 80・T_W^2/B_W を越えない範囲に設定する請求項1記載の圧延方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1142170A JP2548377B2 (ja) | 1988-06-29 | 1989-06-06 | H形鋼の圧延方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63-159518 | 1988-06-29 | ||
JP15951888 | 1988-06-29 | ||
JP1142170A JP2548377B2 (ja) | 1988-06-29 | 1989-06-06 | H形鋼の圧延方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0280102A true JPH0280102A (ja) | 1990-03-20 |
JP2548377B2 JP2548377B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=26474257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1142170A Expired - Lifetime JP2548377B2 (ja) | 1988-06-29 | 1989-06-06 | H形鋼の圧延方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548377B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0318401A (ja) * | 1989-06-13 | 1991-01-28 | Sumitomo Metal Ind Ltd | フランジを有する形材の熱間圧延方法 |
EP0484854A2 (en) * | 1990-11-05 | 1992-05-13 | Kawasaki Steel Corporation | Method of rolling H-beams |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58135705A (ja) * | 1982-02-06 | 1983-08-12 | Sumitomo Metal Ind Ltd | H形鋼の圧延方法 |
JPS61262404A (ja) * | 1985-05-17 | 1986-11-20 | Kawasaki Steel Corp | H形鋼の熱間圧延方法 |
-
1989
- 1989-06-06 JP JP1142170A patent/JP2548377B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58135705A (ja) * | 1982-02-06 | 1983-08-12 | Sumitomo Metal Ind Ltd | H形鋼の圧延方法 |
JPS61262404A (ja) * | 1985-05-17 | 1986-11-20 | Kawasaki Steel Corp | H形鋼の熱間圧延方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0318401A (ja) * | 1989-06-13 | 1991-01-28 | Sumitomo Metal Ind Ltd | フランジを有する形材の熱間圧延方法 |
EP0484854A2 (en) * | 1990-11-05 | 1992-05-13 | Kawasaki Steel Corporation | Method of rolling H-beams |
US5203193A (en) * | 1990-11-05 | 1993-04-20 | Kawasaki Steel Corporation | Method of rolling h-beams |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2548377B2 (ja) | 1996-10-30 |
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