JPH0481201A - フランジを有する形材の熱間圧延方法 - Google Patents

フランジを有する形材の熱間圧延方法

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JPH0481201A
JPH0481201A JP19257190A JP19257190A JPH0481201A JP H0481201 A JPH0481201 A JP H0481201A JP 19257190 A JP19257190 A JP 19257190A JP 19257190 A JP19257190 A JP 19257190A JP H0481201 A JPH0481201 A JP H0481201A
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B1/00Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
    • B21B1/08Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling structural sections, i.e. work of special cross-section, e.g. angle steel
    • B21B1/088H- or I-sections
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B2265/00Forming parameters
    • B21B2265/02Tension
    • B21B2265/06Interstand tension

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、建設、土木などの分野で用いられるH形鋼や
溝形鋼に代表されるフランジを有する形材の熱間圧延方
法に関する。
(従来の技術) フランジを有する形材、特にH形鋼や平行フランジ溝形
鋼などの平行フランジ部を備えた形鋼は、従来よりほと
んどが圧延によって製造されている。
これらの平行フランジ形鋼の各部の名称は、第22図(
a)および(ハ)にその代表例であるH形鋼および平行
フランジ溝形鋼を例にとって説明する。
すなわち、互いに平行なフランジ部1o、10はその間
を結合部12によって接続され一体化している。
第22図(a)のH形鋼の場合は結合部12はフランジ
部10の中心に、第22図(b)の溝形鋼の場合はフラ
ンジ部10の一端にくる。この結合部12はH形鋼およ
びフランジ溝形鋼のときはウェブ(web) 14とも
称する。しかし、本明細書にあっては平行フランジ形鋼
一般についてこの結合部をウェブと云うものとする。各
フランジ部10の長さをフランジ幅(flangele
ngth、 L、)といい、平行フランジ部の間の距離
をウェブ高さ(web height、 +10)、そ
して図示のようにフランジ内法(SO)、フランジ内幅
 (wo)を定義する。JIS規定によれば、H形鋼の
場合、ウェブ高さ(He)が25〜100 mm間隔で
100〜900 mmの範囲で約33種のサイズが規定
されている。
しかしながら、例えば、H形鋼の場合、従来の圧延法に
は次のような問題があった。
すなわち、従来のH形調圧延法は、溝形鋼の場合も同様
であるが、第23図に示すように、ブレークダウンミル
20による粗圧延、ユニバーサル粗ミル22と2旧のエ
ツジヤ−ミル24から成るユニバーサル粗ミル群26に
よる中間圧延、そしてユニバーサル仕」二げミル28に
よる仕上げ圧延により行われてきた。
粗圧延では加熱された鋼塊、連続鋳造鋳片等の圧延素材
を2重可逆式粗ミルであるブレークダウンミル20の2
111の孔型により圧延成形しビームブランクを造形し
、造形素材とする。
次いで行う中間圧延ではまずユニバーザル粗ミル22と
2重式のエツジヤ−ミル24からなるミル群26におい
て前記造形素材の圧延を行い、中間圧延H形鋼とする。
すなわち、まず第24図の略式側面図に示すようにユニ
バーサル粗ミル22でその水平ロール30により中間圧
延H形鋼31のウェブ厚さを滅しるとともに、この水平
ロール30の側面と垂直ロール32とによりフランジ厚
さを減し、複数パスで前述の造形素材の中間圧延IJ形
鋼への延伸圧延を行う。
次いで、第25図に略式側面図で示すように、この中間
圧延の段階での各パスにおいて中間圧延H形[31のフ
ランジ先端をエツジヤ−ミル24の孔型ロール42で圧
下し、フランジ幅(LO)を所定の値とする。
仕上げ圧延では、第26図に示すように、ユニバーサル
仕上げミル28の水平ロール52と垂直ロール54とに
より1パスあるいは複数パスでユニバーサル粗ミル22
の場“合と同様にウェブ56およびフランジ58の厚さ
をそれぞれ減じ、かつフランジ外面を平坦にし、さらに
フランジ58とウェブ56との角度を直角とするのであ
る。
このように、従来の圧延法にあっては、仕上げ圧延にあ
っても中間圧延のユニバーサル粗ミルと同様にフランジ
58の内面を水平ロール52の側面で、フランジ58の
外面を垂直ロール54でそれぞれ圧下するのである。も
ちろん、水平ロール52によるウェブ圧下も同様に行わ
れる。したがって、圧延されるH形鋼のウェブ内幅(讐
。)′は、ユニバーサル仕上げミルの水平ロール52の
幅で決定される。
したがって、このことから、従来のH形鋼の圧延方法に
あっては次のような問題が生じる。
(1)第27図は、フランジ幅(LO)が同一であるH
型鋼6001つのシリーズ(例えばH60ox200)
における断面形状の変化を説明する。現在の規格では同
一シリーズではフランジ内幅(弱。)が一定であるが、
各サイズにおいてウェブ高さ(HO)の外寸法(第27
図のn、、 It、、11□)もそれぞれ異った値とな
るためフランジ厚さ(tfo、 tf+ 、tfz)が
それぞれ異なることになる。ずなわち、It o < 
It + < It 2、tfo <tf。
〈tf2 となる。
このような関係は同じく第28図に示す溝形鋼70であ
っても同様である。
(2)ウェブ内幅作。)のサイズが異った形鋼を圧延す
る場合は、当然にユニバーサル仕上げミルの水平ロール
を交換しなければならない。例えばJIS規格では33
シリーズ、A37M規格では14シリーズのH形鋼があ
り、これらすべてのH形鋼を製造する場合、47種類の
水平ロールを少なくとも2組以上保有する必要がある。
これに要するロール費用は現在の価格でも数億円にも達
し、これを常時保有するためには圧延用の建屋に匹敵す
る広いスペースを必要とするためロールショップ棟にも
大きな投資を必要とする。
(3) 同一のユニバーサル仕上げミルの水平ロールで
は一つのシリーズのH形鋼を2000トン/圧延チャン
ス×3回−6000トンしか圧延できない。これは10
00 )ン当り水平ロールの幅が約1 mm摩耗するた
めであり、ロールの使用幅は公差を有効に利用しても6
IIII11である。そのため1つのあるシリーズで使
用できなくなった水平ロールは、幅を数十mm切削しウ
ェブ高さの小さい次のシリーズ用に改削される。そのた
め鋼板用のロールの場合に比べ、ロール1本当りの製品
圧延量は著しく少ない。つまり製品トン当りのロール費
用が高くなっている。
(4)ウェブ高さ(HO)が規格外の場合、当然専用の
ユニバーサル仕上げミルの水平ロールを準備し、ロール
替えを行う必要があるため、小ロフトのオーダについて
は経済的に採算がとれず、受注を辞退することが多い。
特に、近年ではフランジ形材を組み合わせてボンクス材
とすることが多く、ウェブ高さ(HO)一定でウェブ内
幅(WO)を変更自在とした仕様が多く見られるように
なり、それらに対しては従来法では容易には対応できな
い。
そこで、以上述べた従来のフランジを有する形材の圧延
方法に関する数々の問題を解決する手段として、特願昭
63−235388号で開示した技術を本出願人は開発
した。これは第23図に示すようなブレークダウン圧延
、中間圧延、および仕上げ圧延を経て行うフランジを有
する形材の圧延方法であって、その特徴は、まず圧延素
材をブレークダウン圧延によって粗圧延し、次いで中間
圧延(粗ユニバーサル圧延)によってフランジ部および
両フランジ部の結合部の圧延を完了し、そして仕上げ圧
延において、第1図に示すような仕上げユニバーサルミ
ル86を使用し、被圧延材80のフランジ部内面を仕上
げユニバーザルミルの水平ロール82側面に接すること
なく、竪ロール(垂直ロール)84によりフランジ部外
面を圧下することによって両フランジ部の間の結合部の
幅寸法を仕上げる点にある。
さらにまた、本出願人は、第2図に示すような幅可変2
分割水平ロールを有するユニバーサルミルを第3図(a
)、(b)に示すような圧延ラインに適用し、該仕上げ
ユニバーサルミルにおいて1パスまたは複数パスのリバ
ース圧延を行うことでウェブ高さの縮小を行う方法を特
願平1−149851号で提案した。
同じく特願平1−149851号において、第4図(a
)、(b)に示すように固定幅水平ロールからなる仕上
げユニバーサルミル(UPI)と幅可変水平ロールから
なる仕上げユニバーサルミル(UF2)の2基の仕上げ
ユニバーサルミルを用いて、ウェブ高さの縮小圧延を行
う方法についても提案した。
これらの発明によれば、1種類のロールで同一シリーズ
の平行フランジ形鋼等フランジを有する形材のウェブ高
さ外寸法を一定化することが可能となり、また、粗ユニ
バーサルミルの水平ロール幅に制約されることなく、自
由なウェブ高さの11形鋼や溝形鋼などが同一圧延チャ
ンスで同一ロールで製造でき、ロール保有数の大幅削減
、ロール原単位の大幅向上が実現できる。
(発明が解決しようとする課題) このように本出願人が提示したフランジを有する形材の
圧延方法に関し、本発明者は膨大なモデルミル実験を繰
り返して行い、次に示す問題点を明らかにした。
■本出願人が提示したフランジを有する形材の圧延方法
によりH形鋼の製造を行う際に、ウェブ高さの縮小量に
よっては、第5図に示すような製品のウェブ中心偏りが
問題になる。ここに、中心偏り量S −(a−b)/2
で表わされる。
すなわち、ウェブ高さの縮小量がある範囲を越えると、
急激にウェブの中心偏りが増大し、所定の公差を満足し
ない製品になる。なお、JIS G 3192では中心
偏りの許容範囲を、ウェブ高さ300 mm以下のもの
では±3.0 mm、ウェブ高さ300 mmを越える
ものでは±4.5 mmと規定している。
■さらに、第2図に示すような2分割幅可変水平ロール
を有するユニバーサルミルで、■パスまたは複数パスの
リバース圧延を行い、ウェブ高さの縮小を行った後の形
材のウェブ中央部には第6図に示すような座屈残りが見
られ、不良として製品にならない場合があった。
ここに、本発明の目的とするところは、■ウェブ内幅寸
法を変更自在として、H形鋼および平行フランジ溝形鋼
等に代表されるフランジを有する形材の複数シリーズを
同じユニバーサル仕上げミルで製造する場合において、
また■同一のユニバーサル仕上げミルの水平ロールを用
いて、フランジ厚みの異なるサイズについてもウェブ高
さの外寸法一定のフランジを有する形材を製造する場合
において、製品のウェブ中心偏りが所定の公差を外れる
ことがないように小さなレベルに抑えるとともに、製品
のウェブに座屈残りのような形状不整部が生じないよう
にするフランジを有する形材の熱間圧延方法を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) かくして、本発明者はかかる技術的課題を解決すること
を目指し、種々検討を重ね、かつ膨大な圧延実験を通じ
て以下の知見を得た。
(1)第1図に示すような仕上げユニバーサルミル86
を用いて、フランジ部内面をユニバーサル水平ロール8
2の側面に接することなく、垂直ロール84によりフラ
ンジ部外面を圧下することにより、ウェブ高さの縮小圧
延を行う場合、第7図(a)に示ず状態からウェブ高さ
の縮小量を次第に大きくしていくと、第7図(b)ない
し第7図(C)にその略式断面図を示すように、水平ロ
ール側面と垂直ロールの間でウェブ部が座屈し始め、や
がてウェブ部が大きく座屈してくびれが発生ずる(第7
図(C)参照)。
(2)第1図に示す特願昭63−235388号で開示
した仕上げユニバーサルミル86によってウェブ高さの
縮小圧延を行った後第2図に示すような幅可変ユニバー
サル整形ミル90で整形圧延を行う場合、あるいは特願
平1−149851号で開示した第2図に示すような幅
可変ユニバーサルミル90で1パスもしくは複数パスで
ウェブ高さをさらに縮小し製品に仕上げる場合に、第7
図(a)および第7図(b)に示す状態で圧延過程を経
たものについては、幅可変ユニバーサルミル(または整
形ミル)の最終バスでの圧延状況は第8図(a)に示す
ようにウェブ中心偏りの小さな良好な寸法形状の製品に
仕上がる。
ところが、第7図(C)に示すような前述のくびれがウ
ェブ部に生じたものについては、その後の圧延過程がウ
ェブ高さの縮小を行わず、フランジの角度修正とウェブ
平坦化を目的とする整形圧延過程であっても、第8図(
b)に示すようにウェブの中心偏りが大きな製品に仕上
かってしまう。
すなわち、ウェブ高さの縮小圧延過程でウェブ面の未圧
延部に第7図(ハ)に示すような軽度の座屈によるウェ
ブ中心偏りが生じたとしても、その後の整形圧延もしく
はウェブ高さの縮小圧延過程(但し軽度の圧下)におい
て、材料のフィレット部を上下の水平ロール側面外周端
で挟持し、圧延することで矯正される。一方、ウェブ高
さの縮小圧延過程でウェブ面の未圧延部に第7図(C)
に示すようなくびれが生じたものについては、その後の
整形圧延において、材料のフィレット部付近を上下の水
平ロール側面の外周端で挟持して圧延しても、くびれ部
は矯正されずにウェブの中心偏りが残存する。また、場
合によってはくびれ部が折れ込み疵となって製品に残る
ことが判った。
(3)以上(1)および(2)の事実は、特願昭63−
235388号で開示した第1回のユニバーサルミル8
6の水平ロール82を2分割して幅可変ロールとし、フ
ランジ内面を水平ロール側面に接触させないように垂直
ロール84でウェブ高さを縮小する圧延方法を用いた場
合にも成り立つことが判った。
(4)さらに(1)および(2)の事実は、特願平1−
149851号で開示したように幅可変ユニバーサルミ
ルで1パスまたは複数パスのリバース圧延によりウェブ
高さの縮小圧延を行う場合についても、同様にあてはま
ることが判った。すなわち、この場合、フランジ部内面
をユニバーサル水平ロール側面に接するようにしながら
、垂直ロールによりフランジ部外面を圧下することによ
り、ウェブ高さの縮小圧延を行うのが特徴であるが、圧
延素材のフィレット形状(例えばR寸法)あるいは、水
平ロール側面外周端の形状(例えば1寸法)によっては
、ウェブ高さ縮小量を大きくした場合に、圧下途中でフ
ィレット部近傍に生じたくびれを上下の水平ロールで挟
持して圧延しても矯正しきれずにウェブ中心偏りが生じ
たまま仕上がってしまう場合があることが判明した。
(5)また、(3)、(4)で述べたようなユニバーサ
ルミルの水平ロールを2分割して幅可変ロールとし、垂
直ロールによりフランジ部外面を圧下することによりウ
ェブ高さの縮小圧延を行った場合、第9図に示すように
圧延材の寸法によっても異なるが、ウェブ高さ縮小量を
増加させていくと、ある特定の縮小量を上回ると分割さ
れた水平ロール間のウェブ部の座屈残りが圧延後の材料
に顕著に見られるようになり、このウェブセンター突起
高さが大きくなると形状不良材として製品にならなくな
る。
以上の知見に基づき、本発明者は、ウェブ高さの縮小圧
延において、ウェブ中心偏りおよびウェブ中央部のウェ
ブ座屈残りを抑制することを目的として膨大な実験を繰
り返し、以下の事実を見いだした。
すなわち、本発明者は第4図[有])に示すような2基
の仕上げユニバーサルミルを用いたH形鋼のつニブ高さ
の縮小を行う圧延実験を行ったが、その際、該2基のユ
ニバーサルミルのタンデム圧延時にスタンド間の圧延材
に張力または圧縮力が発生するように各々の仕上げユニ
バーサルミルの水平ロールの回転数を調整し、ウェブ高
さの縮小圧延後の形材のウェブ中心偏りおよびウェブ中
央部の座屈残り発生状況について調査した。この場合の
■]形鋼の素材寸法はl12oo x 100 x 6
/12とし、第4図(b)において幅固定水平ロールを
有する仕上げユニバーサルミル(tlFl)ではウェブ
厚の圧下(圧下量0.5 mm)のみでウェブ高さの縮
小は行わず、幅可変水平ロールを有する仕上げユニバー
サルミル(UF4)でウェブ高さの縮小圧延を実施した
この実験の結果をグラフに整理したのが第10図および
第11図である。
第10図では、横軸に連続圧延時に検出されたスタンド
間張力、すなわち1.lF2の入側で被圧延材に作用す
る張力をとり、縦軸にウェブ高さ縮小圧延後の被圧延材
のウェブ中心偏り測定値をとって、各種ウェブ高さ縮小
量をパラメータにして図示した。
第11図では、横軸にUF2の入側で被圧延材に作用す
る張力をとり、縦軸にウェブ高さ縮小圧延後の被圧延材
のウェブ中央部に観察された突起高さをウェブ厚で除し
た値をとって各種ウェブ高さ縮小量をパラメータにして
図示した。
両図から、ウェブ高さ縮小圧延時にミルの入側で被圧延
材のウェブ部に張力が作用すると、無張力時に比べてウ
ェブ中心偏りが減少し、またウェブ中央部の座屈残りに
よる突起高さも低く抑えられることが判った。
よって、本発明の要旨とするところは、ブレークダウン
圧延、粗ユニバーサル圧延、エツジヤ−圧延および仕上
げ圧延を経て行うフランジを有する形材の熱間圧延方法
であって、仕上げユニバーサルミルの水平ロールを固定
幅とし、フランジ部内面を該仕上げユニバーサルミルの
水平ロール側に接することなく、垂直ロールによりフラ
ンジ部外面を圧下することにより、あるいは該仕上げユ
ニバーサルミルの水平ロール幅を2分割し、オンライン
で幅調整可能な構造とし、1パスもしくは複数パスでウ
ェブ高さの縮小圧延を行うに際して、前記仕上げユニバ
ーサルミルの入側で被圧延材のウェブ部に引張力が作用
するようにしてウェブ高さの縮小圧延を行うことを特徴
とするフランジを有する形材の熱間圧延方法である。
本発明の好適態様によれば、前記仕上げユニバーサルミ
ルの入側において、前記ウェブ部への引張力の付与は前
記仕上げユニパー勺ルミルの水平ロールの回転数または
該仕上げユニバーサルミルに隣接したユニバーサルミル
の水平ロールの回転数を調整することで行うことができ
る。
その他用張力付加手段としては該仕上げユニバーサルミ
ルの上流側にウェブを圧延する2重式水平ロールを配置
し、当該水平ロールの回転数を調整することによりウェ
ブに張力を発生させる方法等が考えられる。
(作用) 次に、添付図面を参照して本発明をさらに具体的に説明
する。
第4図(a)には、本発明にかかる圧延方法を実現する
ための圧延ラインの1例を示す。
まず、本発明にかかる圧延方法によれば、ブレークダウ
ン圧延は従来法と同様に行えばよく、これにより圧延素
材をビームブランクにまで圧延する。その後の粗ユニバ
ーサルミル(LIR)およびエツジングミル(E)を用
いた中間圧延で、圧延素材は最終寸法に近いフランジ幅
、フランジ厚、ウェブ厚にまで仕上げられる。
このようにして得られた中間圧延形鋼は水平ロールおよ
び垂直ロールからなる第1の仕上げユニバーサルミルに
より入側における引張力の作用下でウェブ高さが調整さ
れる。つまり第1図の仕上げユニバーサルミルにおいて
垂直ロール84の開度を変更することにより、数10m
mの範囲内でH形鋼のウェブ高さの外寸法を自由に変更
できる。
なお、この場合、第2の仕上げユニバーサルミルは整形
ミルとして用いられ、ウェブ厚、フランジ厚の均一化と
フランジとウェブの面角度の矯正がなされる。
第12図および第14図は、第1図の仕上げユニバーサ
ルミルによるウェブ高さ縮小圧延過程を側面から見た状
態を示しており、各図の(a)〜(C)の各断面図を第
13図(a)〜(C)、第15図(a)〜(c)にそれ
ぞれ示す。
第12図、第13図(a)〜(C)は、本発明の方法に
基づき、仕上げユニバーサルミル(IJFI)の入側で
被圧延材のウェブ部に張力を作用させなからウェブ高さ
縮小圧延を行った状態を示しており、第13図(a)お
よび(b)に断面で示すようにウェブ高さ縮小圧延過程
でのウェブ面の波状の座屈が全く生じないか、もしくは
生じても極く僅かの座屈に抑制されるため、ウェブ面が
フランジに対して上下に付は替えられる、いわゆるウェ
ブ中心偏りの発生が防止できる。すなわち、第4図(a
)の圧延ラインにおいて、第1の仕上げユニバーサルミ
ル(UPI)でのウェブ高さ縮小圧延時に、該仕上げユ
ニバーサルミルの上流側(入側)に位置する粗ユニバー
ザルミル(OR)の水平ロールで被圧延材のウェブ面を
圧下し、同時にUPIまたはURの水平ロール回転数を
調整して、両ミル間に介在する圧延材のウェブ部に圧延
方向の引張力が作用するようにする。これにより、UF
lでウェブ高さ縮小を行う際に垂直ロール間のウェブに
生じるウェブ高さ方向の圧縮力が上記圧延方向の引張り
力によって緩和され、結果としてウェブ面の座屈が防止
できる。
引張力の付加はUPIの上流側にウェブを圧延する2重
式水平ロールを配置し、当該水平ロールの回転数を調整
する方法によって行っても同様の結果が得られる。
一方、第14図、第15図(a)〜(C)に示すのは、
本発明の方法によらず、つまり引張力をかけずにウェブ
高さの縮小圧延を行った場合の1例で、この場合、UP
IまたはIllの水平ロール回転数の調整が不適切であ
ったために、第15図(a)の状態でウェブ面に波状の
座屈が生じ始め、同(b)、(C)に示すように水平ロ
ールの上下面でウェブを挟持し圧延する際に、ウェブ面
がフランジ面に対して付は替えられ、ウェブ中心偏りが
発生し易くなる。すなわち、tlFlでウェブ高さ縮小
を行う際に垂直ロール間のウェブにウェブ高さ方向の圧
縮力が発生し、これがウェブ高さ方向の座屈限界応力を
上回ることで、結果的にウェブ面に座屈が生じてしまう
ことになる。
以上は、フランジ内面を仕上げユニバーザルミルの水平
ロール側面に接触させずに垂直ロールでフランジ外面を
圧下し、ウェブ高さの縮小を行った場合について例示し
たが、フランジ内面が仕上げユニバーサルミルの水平ロ
ール側面に接触するまでウェブ高さの縮小を行う場合に
ついても同様であり、いずれの場合も本発明の方法によ
りミル入側でウェブに引張力を作用させることで、製品
のウェブ中心偏りの抑制が可能となる。
次に、第4図(b)に示す圧延ミルラインに本発明にか
かる圧延方法を適用した場合につき以下に説明する。
この場合、まずブレークダウン圧延は従来法と同様に行
えばよく、これにより圧延素材をビームブランクにまで
圧延する。その後の粗ユニバーサルミル(uR)および
エツジヤ−ミル(Iりを用いた中間圧延で、圧延素材は
最終寸法に近いフランジ幅、フランジ厚、ウェブ厚にま
で仕上げられる。このようにして得られた中間圧延形鋼
は、固定幅の水平ロールを有する第1の仕上げユニバー
サルミル(UPI)と、2分割されオンラインで幅調整
可能な構造の水平ロールを有する第2の仕上げユニバー
サルミル(UF4)の2基のミルを用いて、1パスもし
くは複数パスでウェブ高さを数10闘の範囲内で調整す
るとともに整形圧延されて製品に仕上げられる。
第16図、第18図は、第2図に示す仕上げユニバーサ
ルミル(UF4)におけるウェブ高さ縮小圧延過程を側
面から見た状態を示しており、各図の(a)〜(C)の
各断面図を第17図(a)〜(C)、第19図(a)〜
(C)にそれぞれ示す。
第16図、第17図(a)〜(C)は、本発明の方法に
基づき、仕上げユニバーサルミル(UF2)の入側で圧
延材のウェブ部に引張力を作用させながら、ウェブ高さ
縮小圧延を行った状態を示しており、第17回(a)お
よび(b)に断面で示すように、ウェブ高さ縮小過程で
のウェブ面の波状の座屈が全く生じないか、もしくは生
じても極く僅かの座屈に抑制されるため、ウェブ中心偏
りの発生が防止でき、また圧延後の材料のウェブ中央部
の座屈残りも防止できる。
すなわち、第4図(b)の圧延ミルラインにおいて、第
2の仕上げユニバーザルミル(tlF2)でのウェブ高
さ縮小圧延時に、該ミルの上流側(入側)に位置する第
1の仕上げユニバーサルミル(UPI)の水平ロールで
圧延材のウェブ面を圧下し、同時にUPIまたはUF4
の水平ロール回転数を調整して、両ミル間に介在する圧
延材のウェブ部に圧延方向の弓張力が作用するようにす
る。これにより、UPIでウェブ高さ縮小を行う際に垂
直ロール間のウェブに生しるウェブ高さ方向の圧縮力が
上記圧延方向の引張り力によって緩和され、結果として
ウェブ面の座屈が防止できる。
一方、第18図、第19図(al〜(C)に示すのは、
本発明の方法によらず、つまり引張力をかけずウェブ高
さの縮小圧延を行った場合の1例で、この場合、叶1ま
たはtlF2の水平ロール回転数の調整が不適切であっ
たために、第19図(a)の状態でウェブ面に波状の座
屈が生じ始め、同(b)、(C)に示すように水平ロー
ルの上下面でウェブを挟持し圧延する際に、ウェブ中心
偏りが発生し易くなると同時に分割水平ロールの中抜き
部に相当する部分のウェブ座屈が圧延終了後も矯正され
ずに残存し易くなる。
以上は、2分割水平ロールからなる仕上げユニバーサル
ミル(UF4)において、フランジ内面を仕上げユニバ
ーサルミルの水平ロール側面に接触させずに垂直ロール
でフランジ外面を圧下し、ウェブ高さの縮小を行った場
合について例示したが、フランジ内面が仕上げユニバー
サルミルの水平ロール側面に接触するまでウェブ高さの
縮小を行う場合についても同様であり、いずれの場合に
も本発明の方法によりミル入側でウェブに引張力を作用
させることで製品のウェブ中心偏りおよびウェブ中央部
の座屈残りの抑制が可能となる。
また、上記説明においては、特にH形鋼について述べた
が、平行フランジ溝形鋼に代表される他のフランジを有
する形材のウェブ高さを縮小し、任意のウェブ高さをも
つ製品を製造するプロセスにも本発明は適用可能であり
、本発明により大幅なウェブ高さの縮小圧延を行う場合
の製品の形状、寸法精度の向上が実現できる。
次に、本発明を実施例によってさらに具体的に説明する
実施例1 第4図(a)に示す圧延ラインで11400 X 20
0シリーズのウェブ高さ外寸法一定のH形鋼の熱間圧延
を行う際に、本発明の方法を適用した例につき以下に記
す。
まず、連続鋳造ブルームを加熱後、ロール孔型をもつブ
レークダウンミルでレバース圧延を行い、ビームブラン
クを造形した。さらに粗ユニバーザルミル(tlR)と
エツジヤ−ミルとでレバース圧延を行い、製品のフラン
ジ厚、ウェブ厚、フランジ幅に近い形状、寸法にまで仕
上げた。
ここでLIRの水平ロール幅は、目標ウェブ高さ外寸法
(−400mm)からシリーズ内の最小フランジ厚(=
 9 mm)の2倍を差し引いたイ直、すなわち400
2X 9 =382mmに等しくしておけばよい。但し
、本実施例では、水平ロール側面の摩耗を考慮して4m
m上乗せし、該水平ロール幅を386 mmとした。
次に、UR圧延後の被圧延材料は、第1の仕上げユニバ
ーサル圧延(UPI)でフランジ内面を水平ロール側面
に接しないようにして1バスでウェブ高さを垂直ロール
で縮小し、次いで第2の仕上げユニバーサルミル(II
F2)で、ウェブ厚の均一化とフランジとウェブの直角
度の矯正を目的とした整形圧延がなされ製品とした。
ここで、UR1の水平ロール幅は、目標ウェブ高さ外寸
法(=400mm)からシリーズ内の最大フランジ厚(
−22mm)の2倍を差し引いた値、すなわち400 
 2 X22−356 mmにしておいた。
第1表に、旧00 X 200シリーズの3サイズにつ
いて、本発明を適用した場合に得られた製品のウェブ中
心偏り測定値および品質判定結果を示す。
第 表 同表には、各サイズについてウェブ高さ外寸法一定(−
400mm)にするのに必要なUPIでのウェブ高さ縮
小量ΔH(mm)と、この際にUR−Ul’1間に作用
させたスタンド間張力(σ/kf:σは引張り応力を士
、圧縮応力を一表示した張力、kfは材料の変形抵抗)
を併記しである。同表から判るように、いずれのサイズ
についてもウェブ中心偏りは判定基準(≦±2.0mm
)内であり、品質良好であった。
また第20図(a)、(b)、(C)には、tw=6m
m、tt−16mmの場合につき、本発明の方法に基づ
(OR−UR2までの圧延工程(エツジヤ−圧延工程を
略す)を模式的に示している。
比較のため、IIFIの入側張力をO〜−0,05に設
定して、11400 x 200シリーズの3サイズに
ついて同様に第4図(a)に示す圧延ラインでウェブ高
さ縮小圧延を行った場合に得られた製品の品質状況を第
2表に示す。
この表から、本発明を適用した場合に比べて、本発明を
適用しなかった場合、ウェブ中心偏りが悪化しており、
特にウェブ高さ縮小量ΔHの大きなtw= 6 mm、
 tr−16mmおよびtw = 12mm、tr=2
2mmの製品については、寸法公差外れを発生させてい
ることが判る。
実施例2 第29図1に示す圧延ラインでH400x 200 シ
リーズのウェブ高さ外寸法一定のH形鋼の熱間圧延を行
う際に、本発明の方法を適用した例につき以下に記す。
本実施例の場合、ブレークダウン圧延から粗ユニバーサ
ル圧延およびエツジヤ−圧延までの工程は前述の実施例
1の場合と同様であり、ORの水平ロール幅=386 
n+n+とする。[111圧延後の材料は、隣接する幅
可変2分割水平ロールからなる仕上げユニバーサルミル
において、フランジ内面が該水平ロール側面に接するよ
うに1バスでウェブ高さの縮小圧延を行い、かつ同時に
ウェブ厚の均一化とフランジとウェブの直角度の矯正を
主目的とした整形圧延を行ない製品とした。
ここで、該仕上げユニバーサルミルの幅可変水平ロール
幅(胴長)は、各フランジ厚に応じて356〜382 
mmまでの変更を行った。
第3表に、旧00 X 200シリーズの3サイズにつ
いて、本発明を適用した場合に得られた製品のウェブ中
心偏り測定値および品質判定結果を示す。
第 表 同表には、各サイズについてウェブ高さ外寸法−・定(
= 400mm)にするのに必要なウェブ高さ縮小量Δ
H(mm)と、この際に仕上げユニバーサルミル入側で
圧延材のウェブ部に作用させた張力(σ/kf;σは引
張りを士、圧縮を一表示した応力、kfは材料の変形抵
抗)を併記しである。なお、この入側張力の設定におい
ては、粗ユニバーザルミルと仕上げユニバーサルミルの
各水平ロールの回転数を調整する方法をとった。同表か
ら判るように、いずれのサイズについてもウェブ中心偏
りは判定基準(≦±2.0mm)を満足しており、また
製品のウェブ中央部に座屈残りのような形状不良は見ら
れなかった。
第21図(a)、(b)には、tw= 6mm、 tr
−16mmの場合につき、本発明の方法に基づ<LIR
−肝までの圧延工程(エツジヤ−圧延工程を略す)を模
式的に示している。
比較のため、仕上げユニバーサルミル(III’)の入
側張力を0〜−0.05に設定して、H400X 20
0シリーズの3サイズについて同様に第3図(a)に示
す圧延ラインでウェブ高さ縮小圧延を行った場合に得ら
れた製品の品質状況を第4表に示す。
この表から、本発明を適用した場合に比べて、本発明を
適用しなかった場合のウェブ中心偏りが悪化しており、
またウェブ中央部に座屈残りによる突起状の形状不整部
が見られた。特にウェブ高さ縮小量ΔHの大きなt、、
−611Im、t、=16m++1およびtw=12m
m、、tr=22mmの製品について品質の悪化が著し
いことが判る。
(発明の効果) 以上、詳述したように、本発明によれば複数シリーズの
H形鋼および平行フランジ溝形鋼等に代表されるフラン
ジを有する形材を同じユニバーサル仕上げミルで製造す
る場合や、同一のユニバーサル仕上げミルの水平ロール
を用いて、厚みの異なるサイズについてもウェブ高さの
外寸法が一定のフランジを有する形材を製造する場合に
おいて、ウェブ高さの縮小に伴う製品のウェブ中心偏り
が発生したり、またウェブ中央部の形状不整が発生した
りして、所定の寸法公差を外れることを抑制しつつ、フ
ランジを有する形材を熱間圧延する方法を提供すること
ができた。したがって、本発明によれば、大幅なウェブ
高さの変更ができ、産業上の利用価値が極めて高いもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明において使用する仕上げユニバーサル
ミルの圧延の様子を示す説明図;第2図は、本発明にが
かる幅可変仕上げユニバーサルミルの圧延の様子を示す
説明図;第3図(a)および第3図(b)ならびに第4
図(a)および第4図(b)は、それぞれ本発明を実施
する際の圧延ミルレイアウトの一例を示す説明図;第5
図は、H形鋼のウェブ中心偏りの説明図;第6図は、H
形鋼のウェブ中央部形状不良の説明図; 第7図(a)ないし第7図(C)は、ユニバーサル仕上
げ圧延において発生するウェブ座屈の様子を示す説明図
− 第8図(a)および第8図(b)は、本発明にかかるユ
ニバーサル仕上げ圧延において発生するウェブ中心偏り
の様子を示す説明図; 第9図は、H形鋼のウェブ高さ縮小圧延において、ウェ
ブ中央部突起高さとウェブ高さ縮小量との関係示すグラ
フ: 第10図は、H形鋼のウェブ高さ縮小圧延におけるウェ
ブ中心偏りとスタンド間張力との関係を示すグラフ: 第11図は、H形鋼のウェブ高さ縮小圧延におけるウェ
ブセンター突起高さとスタンド間張力との関係を示すグ
ラフ: 第12図、第13図、第16図、および第17図は、H
形鋼のウェブ高さ縮小圧延において本発明を実施した時
の圧延状況を示す説明図: 第14図、第15図、第18図、および第19図は、I
J形鋼のウェブ高さ縮小圧延におけるウェブ中心偏りお
よびウェブ中央部形状不良の発生状況を示す説明図; 第20図(a)〜(C)、および第21図(a)、(b
)は、本発明の実施例における圧延工程の説明図; 第22図(a)、(b)は、それぞれH形鋼および平行
フランジ溝形鋼の各部の名称の説明図; 第23図は、従来の平行フランジ形鋼の圧延ミルレイア
ウト; 第24図は、従来の粗ユニバーサルミルの圧延の様子の
説明図; 第25図は、従来のエツジヤ−ミルの圧延の様子の説明
図; 第26図は、同じく仕上げユニバーザルミルの圧延の様
子の説明図; 第27図および第28図は、それぞれH形鋼および平行
フランジ溝形鋼の現状の製品寸法体系の説明図:および 第29図は、本発明の実施例における平行フランジ形鋼
の圧延ミルレイアウトの説明図である。 20: ブレークダウンミル 22:粗ユニバーザルミル 24: エツジヤ−ミル 26:粗ユニバーザルミル群 80:被圧延材 82:水平ロール 84:垂直ロール 86:仕上げユニバーザルミル 90:仕上げユニバーザルミル 92:幅可変水平ロール 94:垂直ロール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ブレークダウン圧延、粗ユニバーサル圧延、エッ
    ジャー圧延および仕上げ圧延を経て行うフランジを有す
    る形材の熱間圧延方法であって、仕上げユニバーサルミ
    ルの水平ロールを固定幅とし、フランジ部内面を該仕上
    げユニバーサルミルの水平ロール側に接することなく、
    垂直ロールによりフランジ部外面を圧下することにより
    、1パスもしくは複数パスでウェブ高さの縮小圧延を行
    うに際して、前記仕上げユニバーサルミルの入側で被圧
    延材のウェブ部に引張力が作用するようにしてウェブ高
    さの縮小圧延を行うことを特徴とするフランジを有する
    形材の熱間圧延方法。
  2. (2)ブレークダウン圧延、粗ユニバーサル圧延、エッ
    ジャー圧延および仕上げ圧延を経て行うフランジを有す
    る形材の熱間圧延方法であって、仕上げユニバーサルミ
    ルの水平ロール幅を2分割し、オンラインで幅調整可能
    な構造とし、該仕上げユニバーサルミルにおける1パス
    または複数パスのリバース圧延によってウェブ高さの縮
    小圧延を行うに際して、前記仕上げユニバーサルミルの
    入側で被圧延材のウェブ部に引張力が作用するようにし
    てウェブ高さの縮小圧延を行うことを特徴とするフラン
    ジを有する形材の熱間圧延方法。
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