JPH089041B2 - 平行フランジ形鋼のウエブ高さ縮小圧延方法 - Google Patents

平行フランジ形鋼のウエブ高さ縮小圧延方法

Info

Publication number
JPH089041B2
JPH089041B2 JP19032090A JP19032090A JPH089041B2 JP H089041 B2 JPH089041 B2 JP H089041B2 JP 19032090 A JP19032090 A JP 19032090A JP 19032090 A JP19032090 A JP 19032090A JP H089041 B2 JPH089041 B2 JP H089041B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
rolling
section steel
flange
mill
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP19032090A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0475701A (ja
Inventor
芳昭 草場
千博 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP19032090A priority Critical patent/JPH089041B2/ja
Publication of JPH0475701A publication Critical patent/JPH0475701A/ja
Publication of JPH089041B2 publication Critical patent/JPH089041B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B1/00Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
    • B21B1/08Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling structural sections, i.e. work of special cross-section, e.g. angle steel
    • B21B1/088H- or I-sections
    • B21B1/0886H- or I-sections using variable-width rolls
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B1/00Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
    • B21B1/08Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling structural sections, i.e. work of special cross-section, e.g. angle steel
    • B21B1/095U-or channel sections

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、建築、土木の分野で用いられるH形鋼や溝
形鋼、特に角管の素材となる大型溝形鋼等の平行フラン
ジ部を備えた形鋼の圧延方法に関するものである。
(従来の技術) H形鋼や平行フランジ溝形鋼などの平行フランジ部を
備えた形鋼(以下、「平行フランジ形鋼」と総称す
る」)は、従来、ほとんどが圧延法によって製造されて
いる。
これらの平行フランジ形鋼の各部の名称は、第1図
(a)および(b)にその代表例であるH形鋼および平
行フランジ溝形鋼を例にとって説明する。図示のよう
に、互いに平行なフランジ部10、10はその間を結合部12
によって接続され一体化している。第1図(a)のH形
鋼の場合は結合部12はフランジ部10の中心に、第1図
(b)の溝形鋼の場合はフランジ部10の一端にくる。こ
の結合部12はH形鋼およびフランジ溝形鋼のときはウエ
ブ(web)14とも称する。しかし、本明細書にあっては
平行フランジ形鋼一般についてこの結合部をウエブと云
うものとする。各フランジ部10の長さをフランジ幅(fl
angelength、B)といい、平行フランジ部の距離をウエ
ブ高さ(web height、H)、そして図中のようにフラン
ジ内法(S)、ウエブ内幅(L)を定義する。JIS規格
によれば、H形鋼の場合、ウエブ高さ(H)が25〜100m
m間隔で100〜900mmの範囲で約33種のサイズが規定され
ている。
しかしながら、例えば、H形鋼の場合、従来の圧延法
には次のような問題があった。
すなわち、従来のH形鋼の圧延法は、溝形鋼の場合も
同様であるが、第2図に示すように、ブレークダウンミ
ル20による粗圧延、ユニバーサル粗ミル22と2Hiのエッ
ジャーミル24から成るユニバーサル粗ミル群26による中
間圧延、そしてユニバーサル仕上げミル28による仕上げ
圧延により行われてきた。
粗圧延では加熱された鋼塊、連続鋳造鋳片等の圧延素
材を2重可逆式粗圧延機であるブレークダウンミル20の
2Hiの孔型により圧延成形しビームブランクを造形し、
造形素材とする。
次いで行う中間圧延ではまずユニバーサル粗ミル22と
2重式のエッジャーミル24からなるミル群26において前
記造形素材の圧延を行い、中間圧延H形鋼とする。すな
わち、まず第3図の略式側面図に示すようにユニバーサ
ル粗ミル22でその水平ロール30により中間圧延H形鋼31
のウエブ厚さを減じるとともに、この水平ロール30の側
面と竪ロール32によりフランジ厚さを減じ、複数パスで
前述の造形素材の中間圧延H形鋼への延伸圧延を行う。
そしてこの中間圧延の段階での各パスにおいて中間圧延
H形鋼31のフランジ先端をエッジャーミル24の孔型ロー
ル42で圧下し、フランジ幅(L)を所定の値とする。こ
のきの様子を第4図に略式断面図で示す。
仕上げ圧延では、第5図に示すように、ユニバーサル
仕上げミル28の水平ロール52と竪ロール54とにより1パ
スあるいは複数パスでユニバーサル粗ミル22の場合と同
様にウエブ56およびフランジ58の厚さをそれぞれ減じ、
かつフランジ外面を平坦にし、さらにフランジ58とウエ
ブ56との角度を直角とするのである。
このように、従来の圧延方法にあっては、仕上げ圧延
にあっても中間圧延のユニバーサル粗ミルと同様にフラ
ンジ58の内面を水平ロール52の側面で、フランジ58の外
面を竪ロール54でそれぞれ圧下するのである。もちろ
ん、水平ロール52によるウエブ圧下も同様に行われる。
したがって、圧延されるH形鋼のウエブ内幅(L)は、
ユニバーサル仕上げミルの水平ロール52の幅で決定され
る。
したがって、このことから、従来のH形鋼の圧延方法
にあっては次のような問題が生じる。
(1)第6図には、フランジ幅(B)が同一であるH形
鋼の1つのシリーズ(例えば600×200)における断面形
状の変化を説明する。現在の規格では同一シリーズでは
ウエブ内幅(L)が一定であるが、各サイズにおいてウ
エブ高さの外寸法(第6図のH0、H1、H2)がそれぞれ異
なった値となるためフランジ厚さ(tf0、tf1、tf2)が
それぞれ異なることになる。すなわち、tf0<tf1<t
f2、H0<H1<H2となる。
このような関係は同じく第7図に示す溝形鋼であって
も同様である。
(2)ウエブ内幅(L)のサイズが異なった形鋼を圧延
する場合は、当然にユニバーサル仕上げミルの水平ロー
ルを交換しなければならない。例えばJIS規格では33シ
リーズ、ASTM規格では14シリーズのH形鋼があり、これ
らすべてのH形鋼を製造する場合、47種類の水平ロール
を少なくとも2組以上保有する必要がある。これに要す
るロール費用は現在の規格でも数億円にも達し、これを
常時保有するためには圧延用の建屋に匹敵する広くスペ
ースを必要とするためロールショップ棟にも大きな投資
を必要とする。
一方、ユーザにとっては、同一シリーズにおいて外法
寸法が異なることは、施工上、工数が大幅に増大する。
それ故、H形鋼に対して外法一定の要求は、従来より強
かったが、上述のような理由により実現が困難であっ
た。
そこで、特開昭61−262404号などで公知であるように
ユニバーサルミルを構成する水平ロールを分割し、ウエ
ブ高さを拡大あるいは、縮小することにより、H形鋼の
ウエブ高さをオンラインで変更する技術が開発されてい
る。特にウエブ縮小圧延においてウエブ高さの大幅な圧
下を行うと、第8図(a)およびそのA−A断面である
第8図(b)に示されているように、まず竪ロール60の
圧下によりウエブ62が座屈し、ウエブ中央において大き
な“変形”を生じる。次いで水平ロール64でウエブ62が
圧下され、ウエブの形状修正を行い平坦とする。しか
し、この分割された水平ロールの中央間隙部の幅がある
値より大きいと、水平ロール入側で座屈を生じている変
形ウエブを平坦とすることが困難となる。第8図(b)
に示されるように、水平分割ロール空隙部において座屈
によって生じた“変形”が残存する。
(発明が解決しようとする課題) このようにウエブ中央に変形が残存すると、これは製
品の寸法公差外れとなり、歩留を大幅に低下させるのみ
ならず、製造不可になる可能性も大きい。
一方、従来にあってもこの欠点を改善するため、ユニ
バーサル仕上げミルによるウエブ高さ縮小圧延に際し
て、ウエブ高さを縮小するとともにフランジ厚を強圧下
し、フランジ部のみを圧延方向に延伸させることによ
り、ウエブを圧延直角方向に引張ってウエブ中央の変形
の残存を改善する方法が行われている。
しかし、フランジ部を圧延の最終圧延工程で強圧下す
ることは、フランジの大幅な幅拡がりを招く。一般に
は、熱間圧延でフランジ幅を制御するエッジャーミル
は、ユニバーサル仕上げミル以降には設置されないた
め、製品のフランジ幅のコントロールがきわめて困難と
なる。さらに上下対称でフランジ幅拡がりを発生させる
ことは困難であり、ウエブの中心偏りも大幅に悪化する
可能性がある。H形鋼の場合、外法寸法を一定とする製
品の特徴は、溶接によるH形鋼と同様寸法精度が従来の
圧延によるH形鋼より大幅に良いことであり、この点か
らも上記の圧延法は、本来の製品必要特性を満足し難い
圧延法である。
ここに、本発明の目的は、ウエブの高さ縮小工程にお
いてフランジを圧下しないかまたは軽圧下することによ
り、フランジ幅の幅拡がりの発生を押さえ、高寸法精度
を維持しながら、ウエブ中央に変形を残存させないため
の圧延方法を提供することである。
(課題を解決するための手段) ところで、例えばブレークダウン圧延、粗ユニバーサ
ルミル圧延、エッジャー圧延、そしてユニバーサル仕上
げ圧延を経て行うH形鋼の圧延方法において、ユニバー
サル仕上げミルでH形鋼のウエブ高さを縮小する場合、
その縮小量が10mm以上となるとウエブの座屈は避け難
い。
つまり、ユニバーサル仕上げミルの水平ロールは、圧
延材が竪ロールに接した時点において、圧延材のウエブ
には接しない。そのため竪ロールによる圧下が増大して
もウエブには座屈を防止する水平ロールによる支持がな
いため、ウエブは容易に座屈し、ウエブ中央に大きな変
形を生じる。このときの変形量は、ウエブ縮小量に比例
して大きくなる。これを中央に間隙を持つ水平ロールで
圧下し、平坦とする必要がある。
本発明者らは、これらの量的関係に着目して、アルミ
材を用いた実験により種々検討を重ねたところ、次のよ
うな知見を得た。
(1)ウエブ中央における変形量と水平分割ロールの間
隙部の幅を調整することによって、ウエブに残存する変
形量を公差内に入れることが可能である。
(2)上記ウエブ中央の変形に対して、間隙部の幅が小
さければ、圧下が完了する圧延ミルの出側において、残
存する変形量は、きわめて小さいものとすることが可能
であり、この場合、従来のようなフランジ厚の強圧下は
必要としない。
(3)このときの臨界的圧延条件は、第12図に示すよう
に、幅可変水平ロールの中央部の間隙W、圧延材のウエ
ブ高さH0、ウエブ縮小量ΔHとすると下記式(1)、好
ましくはさらに式(2)と(3)で表すことができる。
よって、本発明の要旨とするところは、外法基準の平
行フランジ形鋼のウエブ高さをユニバーサルミルによっ
て縮小圧延する際に、該ユニバーサルミルを構成する水
平ロールを幅可変の2分割ロールとし、この幅可変水平
ロールの中央部の間隙W、圧延材のウエブ高さH0、ウエ
ブ縮小量ΔHの関係を上記式(1)、好ましくはさらに
(2)と(3)の条件を満足するように設定して圧延す
ることを特徴とする外法基準の平行フランジ形鋼のウエ
ブ高さ縮小圧延方法である。
本発明は一般にはブレークダウン圧延、粗ユニバーサ
ル圧延、エッジャー圧延、そしてユニバーサル仕上げ圧
延を経て行うH形鋼の圧延方法における仕上げユニバー
サルミルの圧延に適用されるが、特にそれにのみ制限さ
れるものではなく、ユニバーサルミルによりウエブ厚の
圧下を実質上伴うことなく、あるいは強圧下することな
くウエブ高さの縮小を行う必要のある場合にはいずれも
適用されるのである。
(作用) 次に、本発明において規定する圧延条件について、実
験結果に基づいてより具体的にその限定理由を説明す
る。
ウエブ厚9mmのアルミ材によるH形鋼を用いて実験
し、ウエブ高さの縮小量:ΔH、水平ロールの間隙部
幅:W、ウエブ残存変形量:dの関係を調べた。
結果は第9図にグラフにまとめて示す。
ウエブ変形の公差をウエブ厚の5%とし、それを超え
ない条件は、第9図の結果より次式で表わせる。
H0:圧延材入側ウエブ高さ また、ウエブ高さが大きくなると、ウエブ高さ(H0
と水平分割ロールの分割空隙部の幅(W)およびウエブ
高さ減少量(ΔH)との比自体も問題となる。そのため
さらに以下の条件をも満足することが好ましい。
この場合、基本的にはフランジ厚の圧下を行わない。
つまりウエブ部、フランジ部ともロールと圧延材が接す
る程度とするのが好ましい。なお、フィレット部につい
ては、フランジ側より圧下が開始され、次いでウエブ側
も圧下が行われる。
このとき、ウエブの圧下量をゼロとし、フランジ厚の
圧下量を0%、5%、10%、15%とした場合の、フラン
ジ幅の拡がり量を調べると第10図のようになった。但
し、入側フランジ幅は、200mmであった。
第10図に示すグラフからも明らかなように、フランジ
厚の圧下量が5%以上になると、フランジの幅拡がり量
が2mm以上となる。外法一定H形鋼のウエブ中心偏り公
差は、2mm以下であるので、ユニバーサル仕上げミルに
おいてウエブ高さを縮小する場合、フランジ厚の圧下率
は、以下のように5%以下とすることが望ましい。
tf0:入側フランジ厚、tf1:出側フランジ厚 したがって、本発明の好適態様によれば、ウエブ厚の
圧下率は、5%以下の軽圧下またはゼロとする。もし、
ウエブ厚を5%近くまで圧下すると、仮にウエブが平坦
となっても、場合によっては、ウエブの圧下された部分
と中央の圧下されない部分とでは、当然厚みが異なり、
その境界において明瞭な断差を生じ、商品価値を著しく
低下させる場合がある。
次に、実施例によって本発明をさらに具体的に説明す
る。
実施例1 第2図のようなミルレイアウトをもった圧延ラインに
おいて本発明にかかる条件下でウエブ高さ縮小圧延を行
った場合の実施例を説明する。
本例で圧延するH形鋼のサイズはH600×200(mm)で
あり、フランジの厚みは、最大28mm、最小12mmであっ
た。中間のユニバーサル粗ミル22は、従来の水平ロール
(1体式)を用いており、そのロール幅は、フランジ厚
12mmのとき、外法寸法が600mmとなるように576mmにセッ
トされていた。一方、ユニバーサル仕上げミル28は、第
12図に示すように、水平ロールが幅方向に2分割され、
中央の間隙部幅(W)がゼロのとき、ロール幅は最終ウ
エブ高さHに相当し、これは544mm、つまりフランジ厚2
8mmのとき外寸法600mmとなるようにセットされていた。
このようにすればウエブ高さ縮小量(ΔH)が最大の36
mmの場合、中央の間隙部幅がゼロ、一方縮小量が最小の
0mmの場合、中央の間隙部幅が36mmとなる。つまり となり式の範囲内となる。
このような条件下でH形鋼の連続熱間圧延を行ったと
ころ、ウエブ座屈は見られず、フランジ圧下率は1%、
ウエブ圧下率は0%であり、フランジの幅拡がりはほと
んど発生しなかった。
実施例2 次に、第11図のようなブレークダウンミル(BD)70、
第1ユニバーサル粗ミル(U1)72、エッジャーミル
(E)74、第2のユニバーサルミル(U2)76、そしてユ
ニバーサル仕上げミル(UF)78から構成されるミルレイ
アウトにおける実施例を説明する。
本例では、第1ユニバーサル粗ミル(U1)72の水平ロ
ールは固定幅の一体式でH650×200用つまりロール幅626
mmにセットされており、第2ユニバーサル粗ミル(U2)
76の水平ロールは、固定幅一体式または分割可変式どち
らでも可能であるが、どちらの場合も576mm前後にセッ
トされる。このとき水平ロールは分割式または一体式の
場合とも図のようなフランジ先端圧下用の孔型とするの
は、中心偏り改善に対し有効である。一方、ユニバーサ
ル仕上げミル(UF)78の水平ロールは2分割可変方式で
ありH600×200×12/28を圧延するときは、間隙部幅ゼ
ロ、またH600×200×9/12を圧延するときは、36mm、H65
0×200×9/12を圧延するときは、86mmとする。各場合の
W/H0、ΔH/H0の値は次のようになる。
となり、いずれも式を満足する。
このような条件下でH形鋼の連続熱間圧延を行ったと
ころ、ウエブ座屈は見られず、この場合もフランジ圧下
率は、1%、ウエブ圧下率0.5%であり、フランジ幅拡
がりは、ほとんど見られなかった。
なお、これらはH形鋼についての実施例であるが、溝
形鋼に適用しても同等の作用効果が得られることはこれ
までの説明から当業者には明らかであろう。
(発明の効果) 以上詳述してきたように、本発明にかかる2分割され
た幅可変のユニバーサル水平ロールを用いた平行フラン
ジ形鋼のウエブ高さ縮小圧延において、圧延後に形状不
良を発生させない圧延条件が明確になり、それを利用す
ることにより1組のユニバーサルミルで外法一定の多サ
イズ圧延が可能となり、従来の溶接によるH形鋼と同等
の高精度の外法一定H形鋼の圧延が可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は、それぞれ、H形鋼および溝形
鋼の各部名称の説明図; 第2図は、形鋼圧延のミルレイアウトの概略説明図; 第3図は、ユニバーサル粗ミル圧延状況の説明図; 第4図は、エッジャーミルの圧延状況の説明図; 第5図は、従来の仕上げユニバーサル圧延状況の説明
図; 第6図および第7図は、それぞれH形鋼および溝形鋼の
従来の製品寸法体系の説明図; 第8図(a)、(b)は、それぞれ、ウエブの変形状況
のテスト状況の説明図およびそのA−A断面図; 第9図および第10図は、本発明にかかる圧延方法のモデ
ルテスト結果を示すグラフ; 第11図は、実施例におけるH形鋼圧延のミルレイアウト
の概略説明図;および 第12図は、幅可変水平ロールでのウエブの高さ縮小圧延
状況の概略説明図である。 20:ブレークダウンミル 22:ユニバーサル粗ミル 24:エッジャーミル 28:ユニバサル仕上げミル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外法基準の平行フランジ形鋼のウエブ高さ
    をユニバーサルミルによって縮小圧延する際に、該ユニ
    バーサルミルを構成する水平ロールを幅可変の2分割ロ
    ールとし、この幅可変水平ロールの中央部の間隙W、圧
    延材のウエブ高さH0、ウエブ縮小量ΔHの関係を下記式
    の条件を満足するように設定して圧延することを特徴と
    する外法基準の平行フランジ形鋼のウエブ高さ縮小圧延
    方法。
  2. 【請求項2】下記式の条件をさらに満足するように設定
    して圧延することを特徴とする請求項1記載の外法基準
    の平行フランジ形鋼の縮小圧延方法。
JP19032090A 1990-07-18 1990-07-18 平行フランジ形鋼のウエブ高さ縮小圧延方法 Expired - Lifetime JPH089041B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19032090A JPH089041B2 (ja) 1990-07-18 1990-07-18 平行フランジ形鋼のウエブ高さ縮小圧延方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19032090A JPH089041B2 (ja) 1990-07-18 1990-07-18 平行フランジ形鋼のウエブ高さ縮小圧延方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0475701A JPH0475701A (ja) 1992-03-10
JPH089041B2 true JPH089041B2 (ja) 1996-01-31

Family

ID=16256213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19032090A Expired - Lifetime JPH089041B2 (ja) 1990-07-18 1990-07-18 平行フランジ形鋼のウエブ高さ縮小圧延方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH089041B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112893455B (zh) * 2021-01-25 2022-10-14 新疆八一钢铁股份有限公司 一种槽钢和工字钢共用孔型的低成本生产方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0475701A (ja) 1992-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11347601A (ja) 粗形鋼片の圧延方法
JPH08215702A (ja) フランジおよびウェブを有する形鋼の圧延方法および圧延装置列
JPH089041B2 (ja) 平行フランジ形鋼のウエブ高さ縮小圧延方法
JP3064870B2 (ja) 形鋼の圧延装置およびその装置を用いた形鋼の圧延方法
JP3065877B2 (ja) H形鋼用粗形鋼片の粗圧延法
JP3310427B2 (ja) H形鋼の圧延方法
JP3211331B2 (ja) H形鋼の熱間圧延方法
JP3339466B2 (ja) H形鋼とその圧延方法
JP3496554B2 (ja) 溝形鋼の製造方法、粗ユニバーサル圧延機および仕上ユニバーサル圧延機
JP3272856B2 (ja) フランジを有する形鋼の圧延方法
JPH0813362B2 (ja) フランジを有する形材の熱間圧延方法
JP2861831B2 (ja) 外法一定平行フランジ溝形鋼の圧延方法
JP2000158002A (ja) 形鋼の熱間圧延方法
JP3627703B2 (ja) フランジを有する形材の圧延方法
JPH0531501A (ja) フランジを有する形鋼の圧延方法
JPH06210302A (ja) フランジを有する形鋼の圧延方法
JP3272879B2 (ja) フランジを有する形鋼の圧延方法
JP3098886B2 (ja) フランジを有する形材の自在圧延方法
EP3650132A1 (en) Method for manufacturing steel h-beam
JP3056627B2 (ja) フランジを有する形鋼の自在圧延方法
JP2851512B2 (ja) フランジを有する形材の圧延装置列および圧延方法
JPH0813364B2 (ja) フランジを有する形材の熱間圧延方法
JP2000033406A (ja) H形鋼のユニバーサル圧延機による圧延方法
JPH11216501A (ja) 異形断面条の製造方法および装置
JP2508873B2 (ja) フランジを有する形材の熱間圧延方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080131

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090131

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100131

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 15

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110131

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110131

Year of fee payment: 15